占星コラム


2008/7/27 田代まさしのサディサティを振り返る

田代まさしが、先月26日に刑期満了を迎えて、出所してきたようである。

7月17日付の日刊スポーツの記事が以下のように伝えている。

田代まさし出所会見「シャバ戸惑ってる」  

覚せい剤取締法違反などの罪で服役し、先月26日に刑期満了を迎えた元タレント田代まさし氏(51)が16日、東京・阿佐ケ谷ロフトAで出所報告会見を行った。

04年9月に逮捕されて以来、約3年10カ月ぶりの公の場。「シャバの生活に慣れず、体調もすぐれません。戸惑ってます」と頭を下げた。この日のために購入したというハンチング帽にアロハシャツ姿で登場。一部では激太りも伝えられたが、以前と変わらぬ体形で「拘置所にいた時は体重が80キロを超えていたけど」。獄中生活については「睡眠剤をもらわないと眠れない、つらい毎日。生きがいの家族と離れ、自殺も考えました」。薬物の禁断症状はないと断言したが、会見では、ろれつが回らず、指先を震わせていた。  

収監されていた栃木・黒羽刑務所を出て真っ先にしたことは「甘ぐりをむいたやつとか、甘いモノをコンビニで大人買いして、むさぼり食いました。映画『幸せの黄いハンカチ』で高倉健さんが、出所後にラーメンとビールを頼むシーンをまねしたかったけど、写真を撮られたら嫌なので断念しました」。現在は妹夫婦の家に身を寄せているといい「住所もない状態」。

貯金を切り崩して生活している状態で「収入はラッツ&スターの歌唱印税、年間3000円だけ」。
服役中に最も落ち込んだ瞬間を聞かれると「ラッツ&スターとゴスペラーズが特別ユニット『ゴスペラッツ』を組んで歌っているのを刑務所内のテレビで見た時。『何でオレはこんな所にいるんだろう』とへこみました」と振り返った。 獄中で離婚した。関係者によると、今年1月に離婚が成立。代理人を通して手続きし、田代氏は妻と会わずに別れたという。

公判中に、芸能界へのカムバックはあきらめた。この日も「全く考えてない。白紙です」と強調したが、一方で「ずっと芸能界で活動してきたので自分なりに自信はある。ただ周囲の人が決めること」と話し、条件付き復帰の可能性も示唆した。今後は矯正施設に入所せず、独力で薬物依存症と向き合っていくという。

日刊スポーツ 2008年7月17日(木)09:42


当コラムでも以前、2004/9/23付けの記事『田代まさし逮捕』にて、彼がサディサティに入り、過去生の否定的なカルマが噴出してきた結果として、あのような悲惨な状況に陥っていると分析したが、彼は、実刑判決を受け、あれ以来、ずっと刑務所の中で土星が与える罰によって監禁され、厳しい生活の制限を受けてきたのである。

そして、今、やっとその試練が終わり、第2の人生を迎えようとしている。

2000年9月24日に盗撮事件を起こしてから、2008年6月26日に満期出所するまで、実に7年と9ヶ月の年月を費やしているが、土星が牡牛座に入室した直後(3ヵ月後)に事件を起こし、そして、月が在住する双子座を通過して、蟹座を抜けた今、やっと一連の試練が終わる印象である。

やはり、サディサティというのは土星が月の12室目から2室目を抜けていく7年半であるということをこの彼が経験した試練の期間がよく物語っている。サディサティで始まった試練の時期が本当に完全に終わるのは、月からみて2番目のハウスから完全に土星が抜けた時なのである。



彼のこれまでの出来事と、ダシャーのバランスを検討した結果、彼は出生時間がPM12:34付近で、ラグナが蠍座7°36’付近ではないかと思われる。
実際には多少前後するかもしれないが、彼の芸能界での活躍の時期と、そして、事件を起こしたタイミング、そして、生い立ちと、幼くして、父親が女性と出て行ってしまい、母子家庭で育ったこと、また彼の基本的な性格などから、ラグナは蠍座ではないかと思われる。

鈴木雅之と出会ってコーラスやダンスを開始した時期が、マハダシャー木星期への変わり目ではないかと思われる。
その観点でダシャーバランスを修正すると、彼はマハダシャー木星期の間は「ラッツ&スター」として音楽活動で活躍し、その後、志村けんにお笑いのセンスを買われ、「志村けんのバカ殿様」などに家老役として出演するようになり、 お笑いタレントとして芸能界にも進出するのであるが、この志村けんと出会った頃が、マハダシャー土星期への変わり目だと思われる。

そして、以後、16年間の間、司会業や様々なTV番組をこなしていくが、その間、決して歌うことはないので、音楽活動とは違う象意のようである。

そして、 土星が牡牛座に入室して、サディサティに突入した頃、彼は土星/ラーフ期に移行するのである。
土星/ラーフ期は一般に困難な時期であり、ラーフが土星と接合することで、土星の性質を帯びるのであるが、彼の場合、土星と火星が星座交換し、ラーフ/ケートゥ軸に土星が絡んでおり、土星は吉星のアスペクトや接合を一切受けていないのである。木星のアスペクトも受けておらず、全く凶星だけで固まっている。このようなチャートの場合、ダシャーによって極端に吉凶が分かれる人生となりえるのである。

アンタルダシャーが吉星のダシャーであれば、それなりにその時期はよい象意が期待できるが、マハダシャーが土星で、その土星に接合するラーフがアンタルダシャーの時期は土星もラーフも吉星と絡まず、火星やケートゥなどの凶星とのみ絡んでいるため、特に厳しくなる時期である。

そして、トランジットの土星が牡牛座から、マハダシャーロードの土星と、アンタルダシャーロードののラーフにアスペクトして、土星、ラーフの象意を強め、さらにトランジットの土星自体が、マハダシャーの支配星のため、そのトランジットやアスペクトの象意が特に強く出る時期であったと分かるのである。

ポール・マンレイ氏によれば、ダシャーロードに対する惑星のトランジットと、ダシャーロードのトランジットが重要であるとのことである。田代まさしの場合、ダシャーロードの土星とラーフにトランジットの土星がアスペクトしているが、トランジットの土星もダシャーロードであったのであり、土星の象意が強く出ることになったと理解できる。

そのトランジットの土星は、土星、ラーフ、ラグナロードの火星、ケートゥにトランジットし、全ての凶星を活性化し、さらにサディサティに入ることによって、月にも影響し始めていたのである。

サディサティに入り、土星/ラーフ期に入った2000年9月に彼が盗撮で捕まっているが、飽くなき欲望のラーフの影響ではないかと思われる。土星をラグナとすると、土星は3、4室の支配星であり、ラーフと接合して、ラーフは3室の影響を受けているが、3室は食欲、性欲、睡眠欲などの低次の欲求を表し、またメディアのハウスでもあるため、下着の盗撮行為につながったものと思われる。

また2001年12月に男性の風呂場を覗いて現行犯逮捕されているが、土星、ラーフともに水の星座に在住しているため、風呂場を覗くという水のある場所での出来事であったと理解出来るのである。いずれも欲求を抑えることができないラーフの象意ではないかと思われる。

月から見ると、土星、ラーフともに6室に在住しているため、6室は暴力に関係しており、相手の反発を受けるような行為や対人関係上のトラブルを表している。 あるいは相手を支配する立場を表している。彼は盗撮や覗きを通して、人を監視するという支配的な立場に立ち、盗撮された側の人や覗きされた側の人々から反発を受け、訴訟に発展したのである。

土星は月から見ると、8室支配で6室に在住し、6室と8室の絡みが生じている。

2000年9月の最初の盗撮事件で、正月恒例番組「新春かくし芸大会」の出演が取りやめになったり、ビデオ映画の主演作「極楽同盟―マネーギャング―」の発売が無期延期に生るなどしたため、元の事務所から8000万円の損害賠償を請求されていたようである。 従って、この土星/ラーフ期の間は、賠償金の支払いや家のローンが支払えないために持ち家の売却することになったようであり、借金に苦しんでいたことが分かる。月からみて8室支配で6室に在住する土星は負債で苦しむことを表している。(田代まさし波瀾万丈伝 http://marcy.nobody.jp/ より)

また、支配者(8室)と被支配者(6室)の絡みによって、他者への迷惑行為(6室)や警察からの逮捕、起訴(8室)などを表していると考えられる。

土星/ラーフ期に入った頃に土星と木星が月から12室の牡牛座に入室して、12室と6室にダブルトランジットしていたのであるが、この事件をきっかけにして、芸能界から締め出されて謹慎的な環境(12室)に陥ると共に、迷惑行為(暴力=6室)をして、逮捕、起訴(6室)され、賠償金や家のローンで苦しんだ(6室)時期であることを表しており、まさに12室と6室の象意の真っ只中にいたことが分かる。

また【田代まさし波瀾万丈伝】を見ると、彼が最初に麻薬に手を出したのは、1998年にハワイに行った時であると書かれている。この時のダシャーが土星/月期であり、月は土星からみて9室の支配星で、8室に在住している。

9室は海外旅行を表すが、8室は幸運を損失するハウスであり、また法則、規範を失うことを表しており、不道徳な事柄を表している。 また8室というのは支配者を表し、支配されることを表している。9室の支配星が8室に在住することは不道徳なグルを表しており、彼がハワイ滞在中に何者か(9室のグルに当たる人物)が、彼におそらく麻薬をすすめたのである。9室の支配星が月で金星と接合していることから、それは女性かもしれない。

つまり、不道徳なグル、あるいは女性から、麻薬という不道徳な習慣を教えられた時期である。

土星/月期に海外で麻薬を体験することがきっかけとなり、その後、土星/ラーフ期には日本で麻薬の常習者になっていくのである。

そして、 土星/木星期には芸能界に復帰できそうにもなったのであるが、しかし、人身事故を起こして復帰が白紙となり、2004年9月20日には、再び覚醒剤及び刃渡り8cmのバタフライナイフを所持していたとして銃刀法違反と覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕され、実刑判決を受けるのである。 (因みに土星/木星期に移行した後で、何故、このような結果になったのか、不可解な所があり、そのため、まだ蠍座ラグナを確信はしていない)

この時の経緯は、最初は警察官の職務質問で、刃渡り8cmのバタフライナイフが見つかり、田代まさしが銃刀法違反の現行犯で逮捕されたが、一緒にいた女性(38)が持っていたリュックから覚せい剤約2gと大麻約4gが見つかり、女性がまず覚醒剤取締法違反の現行犯逮捕され、後に女性が「リュックは田代のもの」と供述したため、田代まさしも覚醒剤取締法違反容疑でも逮捕されたようである。

このまるで女性との心中のようにさえ思える車中の逮捕劇に、以前、分析した太宰治のチャートを思い出したのである。 私は以前、太宰治の最後の入水心中について以下のように書いている。

・・・(略)・・・

そして、最後は1948年に愛人の山崎富栄と玉川上水で入水心中を図ったのである。

『1948年(昭和23年) 『人間失格』を発表。山崎富栄と玉川上水で入水。ふたりの遺体は紐で固く結ばれていたが、太宰が激しく抵抗した形跡が歴然と残っていた。このため一部では「太宰は決行直前になって気が変わったが、山崎が強引に水の中へ引きずり込んだのだ」との説もささやかれた。・・・』 この最後の入水心中で、『・・・ふたりの遺体は紐で固く結ばれていたが、太宰が激しく抵抗した形跡が歴然と残っていた。このため一部では「太宰は決行直前になって気が変わったが、山崎が強引に水の中へ引きずり込んだのだ・・・』と書かれている箇所がもし本当だとすれば、ちょっと想像するだけで恐ろしくなるような悲しく壮絶な最後である。

お互いに相手を拘束し合い、強制的にお互いを道ずれにするような、そんな不幸な関係なのであり、非常におどろおどろしい風景である。 これこそが、7室と8室の星座交換なのであり、つまり、男女関係(7室)を通じた苦悩や不幸、悲劇(8室)なのだと言える。

この太宰治のケースは7室と8室の星座交換が何を意味するかを示唆する一つの典型例であると言える。

つまり、田代まさしの場合も、この時、一緒にいた女性が先に覚醒罪取締法違反の現行犯逮捕されて、沈んでいくところを、田代まさしの足を掴んで一緒に道ずれにしたような感じである。

田代まさしの7室支配の金星が8室に在住して、女性関係で不道徳で互いに拘束しあう不幸な関係に陥るような象意が見られる。その金星に9室支配の月が接合しており、これは海外での麻薬の体験を表していることから、やはり、麻薬に関係する女性との不幸な関わりを表している。

【田代まさし波瀾万丈伝】には以下のように綴られている。

(2004年11月)12日、覚せい剤取締法違反(所持、使用)などの罪に問われた元タレント、田代まさし被告の初公判が東京地裁で開かれ、同被告は起訴事実を全面的に認めた。逮捕当時一緒にいた女性(38)は元ホテトル嬢で、「薬物を使ってセックスした方が気持ちいい。断れば田代さんに嫌われると思った」と性的欲求のために薬物を使ったことを告白。 検察側は田代被告につき「自分の意志が弱く、芸能活動はもうできないと思ううちに今年春ごろから使用を再開した」とする供述調書の内容を明らかにした。女性は田代被告について「シャネルズなどで活躍する姿をテレビで見ていて、すごくあこがれていた」と話した。覚せい剤については「田代さんに勧められた。断ったら嫌われると思った。最初に断っていれば」と涙を流した。

このホテトル嬢は2004年9月20日に銃刀法違反と覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕された時に一緒にいた女性である。

この文章から女性と薬物を服用したり、性的関係を持ったり、不幸で束縛的な関係となっていることが分かる。

女性は田代まさしに麻薬を勧められて嫌われることを恐れるがために断るに断れず、またそうした女性の供述によって逮捕の時には田代まさしが道連れにされていくのであり、お互いに相手に支配され相手の足を掴みあって拘束しあう不幸な関係といえる。

因みに太宰治と田代まさし(蠍座ラグナの場合)は共に7室支配の金星が8室に在住して、9室支配の月と接合しており、また4室に在住する火星と10室に在住する木星の相互アスペクトがあり、多くの共通点がある。

太宰治が意思の弱さから、薬物に手を出して、何度も女性と心中を図ったことと、田代まさしのこの車中の逮捕劇は非常に共通するものがあり、まさに7室と8室が絡んだ場合のパートナーと拘束しあう関係を表している。

また太宰治は作家として有名になり多くの人々から注目されたのと同じように田代まさしも芸能人として多くの人から注目され、人生の浮き沈みが激しかったことや、女性関係のカルマなど、多くの共通点が見られるのである。

2005年2月7日に田代まさしは3年6ヵ月の実刑判決を受けるが、その時のダシャーが、もし時刻修正に間違いがなければ、水星/水星期である。水星は8室の支配星で11室で高揚している。

そして、彼は2008年6月26日に満期出所して来たのであるが、今現在のダシャーは水星/金星期である。

金星は水星からみて10室に在住しており、彼は8月16日の東京・阿佐ケ谷ロフトA出所会見で、再び、大衆から見られ知られ注目を浴びる大舞台(10室)に立ったと言える。

マハダシャーが変化したので彼の人生は根本的に変化したのであるが、水星は8室の支配星である。
8室は支配者を表しており、またパートナーのお金を表している。

彼は実刑判決を受けたため、今後はやはり、ある一定のレッテルを貼られることとなり、その過去の経歴によって、彼は今後も支配され続けることを表している。それはこの国の司法システムによって監督され保護されたという立場であり、前科ものというレッテルによって継続して支配されていく状態である。それが8室支配の水星の意味ではないかと思うのである。

11室は社交のハウスであり、友人との社交を表すが、彼は友人に恵まれるものの、彼の前科や過去の事件を引き合いに出して、彼を支配し、悩ませる人物からの嫌がらせがマハダシャー水星期の間、続くのではないかと思われる。
それが支配者を表す8室の象意なのである。

水星をラグナとすると、3室に5室支配の土星とラーフが在住し、3、8室支配の火星が6室に在住し、7室支配の木星と12室支配の太陽が12室に在住している。

彼は水星期に入って、実刑判決を受けてから、獄中で妻と離婚しており、それが7室(妻)支配の木星が12室(別離)に在住している象意ではないかと思われる。

時刻修正が正しければ、水星/金星期は、2011年3月辺りまで続くのである。
彼が水星からみて9室支配の金星が10室に在住し、11室支配の月と接合している。

彼は芸能界に復帰は出来ないかもしれないが、2011年3月まで暫くは定期的に注目を浴び続けるのではないかと思われる。

そして、その次に水星/太陽期がやってきて、太陽は水星からみて12室目に在住しているため、注目を浴びないで、暫く静かに隠遁的な環境で、それなりに慎ましく自己の誇りを失わずに生活を送っていくことと思われる。
12室で定座に在住する強い太陽は自己尊敬を持って目立たずに生活を送っていくことを表している。

そして、次に水星/月期を経て、水星/火星期、水星/ラーフ期、水星/木星期となるが、水星から見ると、ウパチャヤの3室と6室に土星、ラーフと火星が在住している。 そして、3室と6室で星座交換している。

これは欲望に打ち勝つことを表しており、彼がサディサティの長い試練を教訓として、自分の欲望をコントロールする忍耐力や集中力を得ていることを示している。水星/火星期や水星/ラーフ期に再び、困難な状況となる可能性が高いが、彼はそれらの困難に打ち勝つことが出来ると思われる。


西暦 年月 出来事 ダシャー トランジット
出生〜1972年4月 母の故郷である佐賀県に生まれるが、出生後まもなくしてキャバレーのチェーン店を経営していた父がほかの女性のもとへ走ったため両親は離婚、中学時まで母との母子家庭だった。母は夜の仕事をしながら政を育て、母が留守の間は大家に預けられていた。ミッション系の幼稚園に入園、その後小学校入学直前に東京都新宿区へ転居。転居先の百人町でも母との二人暮らしをする。 政が13歳の時、母が再婚。その後間もなくして父や父の再婚相手である女性と一緒に住む事となったが、その生活になじめず素行不良が目立つようになり、酒・煙草・シンナーに手を染める。また、新宿の映画館によく通っていた。 ラーフ期
1972年 4月 杉並区の中学校への転校を経て、1972年4月に芝浦工業大学高等学校機械科に入学 木星/木星 土星:牡牛座
木星:射手座
1972年 11月 普通自動二輪運転免許を取得し、オートバイにも乗るようになる。高校入学直後、同校では田代以上の不良だった鈴木雅之と運命的な出会いを果たす。ソウルミュージック好きだった田代と鈴木はすぐに仲良くなり、相変わらず父との生活になじめなかった田代は、鈴木の家によく遊びに行き、鈴木の母からも家族同然にかわいがられていたという。高校生になってからも中学生時代からの素行不良は変わらず、ケンカ、暴走族、ディスコ、ナンパに明け暮れ、傷害事件で警察に留置されたこともあった。高校在学中、映画『レッツ・ザ・グッド・タイム・ロール』中に登場するドゥーワップに刺激された鈴木は、ドゥーワップグループ結成を決意。その後鈴木は高校を中退し、父の工場で働く傍ら、コーラスやダンスの練習を重ねており、田代もその輪の中に入っていく。当時はプロになるという考えは無かった。 木星/土星 土星:牡牛座
木星:射手座
1975年 3月 高校卒業。この時期から田代は車に凝りだし、サニー、グロリア、カマロ、フォード、プレリュード、ベンツなど、次々と車を乗り換えている。 木星/水星 土星:双子座
木星:魚座
6月 父と大喧嘩をして、家を飛び出してしまう。直後、シャネルズのメンバー久保木博之の誘いで同じガソリンスタンドに就職し、会社の寮で暮らす事となった。この頃に大型自動車免許を取得している。 木星/水星 土星:双子座
木星:魚座
1978年 トラックの運転手に転職する。シャネルズのデビュー後もしばらくは運転手を続けていた。 木星/水星〜木星/ケートゥ 土星:獅子座 木星:双子座
1980年 鈴木雅之や桑野信義らと共に、ドゥーワップグループの「シャネルズ」の一員としてメジャーデビュー。デビューシングル『ランナウェイ』が110万枚のミリオンセラーを達成する。 木星/金星 土星:獅子座 木星:獅子座
1980年 7月 シャネルズメンバー10人のうち5人が不祥事を起こし、書類送検をされた。田代は不祥事を起こした5人のうちには入っていなかったが、シャネルズは半年間謹慎する。その後フランスの高級ブランド、シャネルから物言いがついたことで(化粧品会社のCMソングを担当することになり、シャネルというグループ名を使うことが不適切になったためという説あり)、1983年に「ラッツ&スター」と改称する。 木星/太陽 土星:獅子座 木星:獅子座
1983年 同グループが「ラッツ&スター」と改称された後も多数のヒット曲に関わり、『ザ・ベストテン』などの歌謡番組を通じて日本のお茶の間のお馴染みの顔となる。また、ソロデビューとしてシングル『新島の伝説』をリリースし、作詞家としても小泉今日子の楽曲を手がけるなどの活動を行う。 木星/月〜木星/火星 土星:天秤座 木星:蠍座
1986年頃 ザ・ドリフターズの志村けんにそのお笑いセンスを見出され、1986年頃からお笑いタレントとして芸能界に進出。その独自のお笑いセンスから「ダジャレの帝王」、「ギャグの王様」、「小道具の天才」と呼ばれ、レギュラー番組を何本も持ち、大企業のテレビCMに何本も出演するなど人気を博した。さらには自伝やダジャレ語録などの著作本の出版や、自らの名を冠したファミコン用ゲームソフト『田代まさしのプリンセスがいっぱい』の発売、原宿竹下通りの「マーシーズ」や清里へのタレントショップの開店、また映画監督として映画の撮影を行うなど、多彩な活躍を見せていた。 土星/土星 土星:蠍座
木星:水瓶座
2000年 9月24日 東急東横線都立大学駅構内において帽子、サングラス、マスクという姿で女性の下着を盗撮しようとしている挙動不審な様子を通報者により不審人物として警察が任意同行を求め、事情聴取されタレントの田代まさしと判明する。東京都迷惑防止条例違反で書類送検。この時どのメディアもこの事件は全く取り上げておらず、そのことを疑問に思った通報者が各媒体に連絡を入れて徐々に公になる。 この事件や翌年の覗き事件により2ちゃんねるなどでは盗撮、覗き行為が「田代」「タシーロ」などと言われるようになり「画像ちゃんねる」のタイトルとして使われたり、Winnyにおける盗撮ジャンルのクラスタワードに使用されるなどの影響を及ぼす事となった。 土星/ラーフ 土星:牡牛座 木星:牡牛座
2000年 10月4日 この事実が発覚し、テレビリポーターに盗撮した理由を聞かれ、「『ミニにタコができる』というタイトルのギャグ映像を作ろうとしていた」と弁明した。その後、田代は一時芸能活動を休止した。同年12月14日に東京簡裁から罰金5万円の略式命令が下った。 土星/ラーフ 土星:牡牛座 木星:牡牛座
2001年 7月 その後志村けんらが田代の芸能活動復帰を働きかけ、2001年7月頃に『ダウンタウンDX』、『めちゃ?イケてるッ!』、『ぐるぐるナインティナイン』等のテレビ番組、志村けんのバカ殿様等に出演し芸能界復帰した。また、『HAMADA COMPANY 弾丸ヒーローズ』では番組レギュラーを目指して出発点の東京から沖縄まで目撃されずにゴールするという企画に挑戦した。結果的には滞在先の京都府にて写真100枚を撮られて失敗に終わったが、その後も連続してゴールデンタイムの番組にたびたび登場するようになった。 土星/ラーフ/金星?
土星/ラーフ/太陽?
土星:牡牛座 木星:双子座
2001年 12月9日 『HAMADA COMPANY』の最後の出演から間もない2001年12月9日、田代は男性の風呂場覗きで現行犯逮捕された。 土星/ラーフ 土星:牡牛座 木星:双子座
2001年 12月11日 これを受け、当時田代の所属していたエムティエムプロダクション(現・ジャパン・ミュージックエンターテインメント)は同年12月11日付で田代の契約解除(解雇)を発表した。さらには自宅から覚醒剤が発見され、覚醒剤所持・使用発覚で再逮捕された。 これに対し、芸能界復帰に協力した志村けんは「あいつは最低な事をしたのだから芸能界から消えてもらいたい」とコメントした。 加えて、2002年1月に放送された『新春かくし芸大会』や『志村けんのバカ殿様』の収録にも参加していたが、逮捕後の放送のため田代の収録分は全てカットされお蔵入りとなった。フジテレビ側も「今後の彼の出演は考えられない」と語った。その一方で、これらの不祥事が2ちゃんねるで話題となり、「田代祭」と呼ばれる騒動が起きた。 この契約解除以降、田代は「元タレント」とテレビなどで表記される様になり、シャネルズ・ラッツ&スター時代も含めた田代の過去のVTRや写真が地上波において放送・公開される事が極めて難しくなり、またテレビの報道番組で刑事被告人又は犯罪者としては触れるが、「タレント・田代まさし」について触れる事がほとんど無くなった。ただしCSの有料チャンネルなどでは、過去の出演作品がそのまま放送されている。 土星/ラーフ 土星:牡牛座 木星:双子座
2002年 3月 2002年3月、裁判で懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた。その後はVシネマ監督として復帰し『鯨道』シリーズなどを手がける。 土星/ラーフ 土星:牡牛座 木星:双子座
2002年 7月 著書「自爆―THE JUDGEMENT DAY」発売 土星/木星

※5室支配で10室に在住するアンタル木星期に自己の過ちを著書にまとめ、同じ過ちを犯さないように人々に教える教育的な出版活動

土星:牡牛座 木星:双子座

↓ ↓ ↓

土星:双子座 木星:蟹座

2003年 正月 『サンデージャポン』にVTR出演し、久々に喋り出すようになった。2004年春頃にはテレビ界復帰も検討される様になる 土星/木星 土星:双子座 木星:蟹座
2004年 6月17日 執行猶予中の2004年6月17日に青梅街道の「Uターン禁止」の場所でUターンした後、オートバイに乗った少年に衝突する人身事故を起こし書類送検され、鈴木雅之が田代の代わりに謝罪をし、復帰の件が白紙となってしまった。 土星/木星/火星

※火星は6室支配で4室に在住し、月から見ても6室支配で4室にアスペクトしている?
土星:双子座 木星:獅子座
2004年 9月20日 さらに2004年9月20日夜に再び覚醒剤及び刃渡り8cmのバタフライナイフを所持していたとして銃刀法違反と覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕された。野方署の留置所に留置された田代は取り調べの時、何度も嘔吐や気絶を繰り返し、病院へ担架で運ばれ点滴を打つという事態にまで至る。本気で自殺を考えた田代だったが、夢枕に立った母親に止められたという。 土星/木星/ラーフ 土星:蟹座 木星:乙女座
2005年 2月7日 2005年2月7日、東京地裁で開かれた判決公判で執行猶予中の再犯のため等を主な理由とし懲役3年6月の実刑判決が下され、同年3月16日付で東京高裁への控訴を取り下げたため刑が確定し、事実上の芸能界引退となったが、上記の影響からか、服役中に睡眠薬、精神安定剤の服用をしていることが話題になった。美川憲一は「(刑務所から)出てきたら私のところに来てちょうだい。付き人でも何でもさせて一から叩き直してやるわよ。」と述べている。収監前から既に妻子とは別居状態にあったが、服役中に正式に離婚が成立した。 水星/水星 土星:双子座 木星:乙女座
2008年 6月26日 2008年6月26日午前8時半に満期出所した。仮釈放がつかなかったのは、身元引受人がいなかったためという。 水星/金星 土星:獅子座 木星:射手座
2008年 7月16日 阿佐ヶ谷ロフトAにて、雑誌『創』篠田博之編集長主催のトークイベントに出演し、記者会見を行った。 水星/金星 土星:獅子座 木星:射手座
wikipediaより引用抜粋、一部編集 及び、田代まさし波瀾万丈伝より一部引用


(参考資料)

田代まさし波瀾万丈伝 (http://marcy.nobody.jp/)

波瀾万丈伝 Part 1 (出生〜絶頂期)

波瀾万丈伝 Part 2 (絶頂期〜現在)