映画– category –
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社会情勢ボリウッドの話題作『RRR』に見るヒンドゥー・ナショナリズム
インド映画の話題作『RRR』を見に行った。昨年2022年、世界中で、大ヒットしたようだが、インド国民にとっては、大英帝国の帝国主義、植民地主義が、ヒンドゥー神話の2大叙事詩『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』をモチーフとした2大キャラクター、ラー... -
占星学ノマドランド - 4室をテーマとする希望の物語 -
『ノマドランド』(フランシス・マクドーマンド主演、クロエ・ジャオ監督)という映画が日本で公開されている。またそれにあわせて、原作である『ノマド-漂流する高齢労働者たち』ジェシカ・ブルーダー著、鈴木素子訳も書店で、平積みにして並べられてい... -
映画最近の映画からアメリカの現状を知る
最近、クエンティン・タランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を見たが、タランティーノがハリウッドの右翼で、この映画が現在のアメリカの思想状況を色濃く反映していることが分かった。ストーリーに言及するため、もし見てい... -
映画キム・フィルビー -元祖スパイの肖像-
キム・フィルビー最近、「副島隆彦の歴史再発掘」という本を書店で閲覧していると、キム・フィルビーのことについて書かれていた。著者の副島隆彦氏の学問道場というサイトでもキム・フィルビーについて詳しく記されている。この人物は、イギリス秘密情報... -
映画ハリウッド映画『グレイテストショーマン』について-アメリカ的水瓶座の時代解釈-
ヒュー・ジャックマン主演の『グレイテストショーマン』を見た。いつもながらハリウッドの教育啓蒙映画であることが見て直ぐに分かった。興行師P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画だが、ヒュージャックマンが小人症の男や大男、髭の濃い女、全身... -
自分のことスターウォーズ『最後のジェダイ』の感想 -延々と続くのか?光と闇の戦い-
スターウォーズ『最後のジェダイ』がツタヤでリリースされたので早速見てみた。前評判で、やや首をかしげる表現があるということだったので、期待外れの内容だったら嫌だなと思いつつ視聴した。まだ見ていない人がいるのであれば、あまり言うのは良くない... -
スポーツ選手映画『X-ミッション』について
最近、話題となっていた『X-ミッション』という映画を見た。オリンピックに出場するような一流アスリートたちがノーCGで、様々なジャンルのエクストリームスポーツを披露するのだが、以前、見たキャスリン・ビグロー監督の「ハートブルー」と世界観がそっ... -
映画人工知能について
先日、読者の方から米国でエクスマキナという、google社がモデルとなっている人工知能をテーマとする映画が公開されるので、人工知能について、ジョーティッシュの立場から検討してみて欲しいという要望があった。googleがandroidなどのOSの音声認識にディ... -
自分のことパラマハンサ・ヨガナンダ伝記『永遠のヨギー~ヨガをめぐる奇跡の旅』について
パラマハンサ・ヨガナンダの伝記映画『永遠のヨギー~ヨガをめぐる奇跡の旅』(原題『AWAKE:The Life of Yogananda』)の評判がいいので、最近、渋谷のユーロスペースという映画館に行って見て来た。昼間の上映であったが、映画館の待合室は込み入ってお... -
映画映画『メランコリア』について
最近、『メランコリア』という映画を見た。”メランコリア”とは抑鬱、鬱病という意味で、映画のストーリーとしては、太陽の後ろに隠れていた”メランコリア”という惑星が地球に衝突する直前の人間模様を描いた作品である。鬱病の妹ジャスティン(主演:キル... -
映画映画に見る水瓶座の時代
今度、公開される映画『アベンジャーズ』の広告が駅の構内に掲示されていた。「アイアンマン」、「キャプテンアメリカ」、「ハルク」といった本来、別々の作品で主人公となったキャラクターが一堂に集結して世界を救うというストーリーである。同じような... -
社会情勢ギリシャ債務問題再燃について、及び、映画『スライブ』の紹介
ギリシャの債務問題が再燃し、G7で緊急電話会談が開かれている。ギリシアに欧州各国が援助するのと引き換えに緊縮財政を迫っているのだが、ギリシア国民が納得しないのである。それでギリシア国民が緊縮財政を受け入れなければ、ユーロ離脱となって、借... -
芸能人ラジニカーントが主演する話題のインド映画『ロボット』
世界興収100億を超えた話題のインド映画『ロボット』を視た。『ムトゥ踊るマハラジャ』でおなじみのラジニカーントが主演しており、この映画でラジニカーントのファンになった私としては期待して見に行ったのだが、期待通りの作品で、アクションシーン... -
政治家映画『ゴーストライター』とトニーブレアについて
最近、ロマン・ポランスキー監督の最新作『ゴーストライター』を観たが、見ごたえのある作品だった。ユアン・マクレガー演じるゴーストライターが元大統領アダム・ランクの代筆で自伝をまとめ上げる仕事を請負い、その過程でランクの家庭の事情や前任者の不... -
自分のこと映画『ブラックスワン』について
ナタリーポートマンがアカデミー主演女優賞を受賞した『ブラックスワン』を見たが、視るものの予想を裏切る意外な展開で衝撃を受けた。以下は、まだ見てない人は読まない方がいいのかもしれないが、まず最初にこの映画はバレエのダンサー達がお互いにライ... -
映画ジェイソン・ステイサム主演の『トランスポーター3』について
最近、ジェイソン・ステイサム主演の『トランスポーター3』をDVDで見たが、彼の特徴は、武骨で不器用な男のダンディズムであり、疲れを知らないスタミナ、せわしなくハードな動き、無駄口をたたかない少ないセリフとか、ポーカーフェイスなどであるの... -
映画米ドラマ『セックスアンドザシティー』を見て歴史弁証法を考える
最近、有名な米国のテレビシリーズ『セックス アンド ザシティー』を勧められた。これが見てみると結構、面白いのである。この作品の登場人物たちはあまりにも奔放に交際をしたり、別れたりを繰り返すのだが、しかしそれでもそうした経験から学んで、同じ... -
映画映画『ベンジャミンバトン』について
最近、私はハリウッドの映画作品を見ていて、 視聴後に満足を得た作品の共通点というのに気づいた。いくつか挙げてみると以下のような作品である。『ベンジャミンバトン』 『オルランド』 『コッポラの胡蝶の夢』これらの作品に共通しているのは、男女の性... -
映画アニメ映画『鉄コン筋クリート』の世界観について
最近、『鉄コン筋クリート』という作品を見たが、 全く予備知識なしで見て、見ながら次第に作品の世界観に引き込まれた。極めて現代的なテーマについて扱っている作品である。我々日本人にとってはまさに我が身のことであり、 自分の住んでいる街の問題で... -
映画映画『ノーカントリー』について
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が監督、脚本、制作した『ノーカントリー』をビデオで見た。原題は"No Country for Old Men"である。 原作はコーマック・マッカーシー著『血と暴力の国』という小説のようである。この作品は見ていてストーリーの展開も登... -
映画映画『マッチポイント』について
ウッディ・アレン監督最新作の『マッチポイント』を見たが、 彼の無神論的な思想が今回も表されていた。 既に彼の作品の中には何回も登場してくる思想である。 まず元プロテニスプレイヤーの主人公が間借りした部屋の中で、ドストエフスキーの『罪と罰』と...
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