占星コラム


2009/7/12 東国原英夫・宮崎県知事について

先月、自民党の古賀誠選対委員長が東国原英夫宮崎県知事に次期衆議院選への出馬を要請したところ、
東国原英夫氏から「逆に自分を総裁候補として選挙を戦う気持ちはあるか」と、総裁のポストを要求され、それで自民党内で古賀誠氏に批判が相次いだという出来事があった。政権交代を目前にして、票の獲得のためなら、なりふり構わずに人気者を擁立しようとする自民党を手玉にとっているかのような発言で小気味よい感じはあったのである。

本気で総裁のポストを要求したと思われるが、 元お笑い芸人として活躍した認知と人気を生かして、芸・パフォーマンスの一部としても魅せることによって、大胆な発言をしても許される雰囲気を演出している。これは彼の経歴による得な面と言えるかもしれない。

自民、東国原氏に衆院選出馬要請 「総裁候補に」と逆提示

2009年6月23日(火)17:29 (共同通信)  

自民党の古賀誠選対委員長は23日、宮崎県庁に東国原英夫知事を訪ね、次期衆院選への自民党からの立候補を要請した。

ただ東国原氏は出馬の条件として「党総裁の候補にする」ことなどを提示したため、結論は得られなかった。会談後、両氏が記者団に明らかにした。

麻生内閣の支持率が急落する中、知名度が高い東国原氏を担ぎ出すことで、無党派層の支持を獲得したいとの自民党側の狙いがあるとみられる。

然し、その後、数回の交渉によって、東国原氏の自民党へ要求した出馬の条件もトーンダウンし、今はなんとか国政に転身したいので、自民と何とか妥協点を見出したいという駆け引きの状況を示している。

それで東国原氏が国政に転身したくてたまらない様子が、国民にも伝わってきたのではないかと思われる。

それで、東国原氏を批判する言論もネット上に出て来ていることが確認されるのである。

そりゃそうだよな 東国原に国民の8割が「ノー」 (ゲンダイネット)

 自民党も何やってんだか。

 いまだに東国原宮崎県知事を担ごうとしているのだ。5日、宮崎県を訪れた金子一義国交相は建設が凍結されている国道220号を視察した。これにくっついていたのが東国原知事。当初は国道の必要性などを訴えていたが、それが終わると、不穏な動きに。金子は報道陣に囲まれている東国原をわざわざ呼び出し、マスコミはもちろん、警備員も遠ざけて、東国原と数分間にわたって、ヒソヒソ話をやったのだ。

 終了後、東国原は「国道の話をした」とだけ答えると、足早に立ち去った。ますます、怪しい言動だ。

「金子といえば、東国原知事に出馬要請した古賀選挙対策委員長と同じ派閥で弟分ですからね。きのうは代理で出馬要請をしたのでしょう」(自民党事情通)

 それにしても、このセンスには驚いてしまう。勘違いし、舞い上がっている東国原には自民党内から厳しい批判が出ているだけでなく、共同通信が行った世論調査(4日)もボロボロだ。「衆院選に立候補しない方がいい」が81.6%に達し、「立候補した方がいい」はわずか14.5%だった。

「そんなことから、当初、盛り上がるとみられていた橋下・大阪府知事、中田・横浜市長らとの首長連合も一気にトーンダウンしている。みんな、東国原から一歩引き始めたのです」(政界関係者)

 当たり前だ。東国原の頭の中にあるのは、このタイミングで国政に転じる個人的な打算だけだ。あそこまで露骨な野望をむき出しにされれば、他の首長はついていけない。

 それでも東国原に秋波を送る自民党は奇特だ。両者共倒れになりそうだ。

(日刊ゲンダイ2009年7月6日掲載)
櫻井よし子、東国原こきおろし“淫行知事”理解不能 (夕刊フジ)

 ジャーナリストの櫻井よしこ氏が9日付産経新聞コラム「麻生首相に申す」で、自民党総裁候補を条件に同党から出馬する意向を表明している東国原英夫・宮崎県知事をこきおろすとともに、人気知事にすがる自民党の体質を痛烈に批判している。

 まず東国原知事について「タレント時代、東国原知事が16歳の少女への淫行で事情聴取を受けたのは周知のことだ」と過去の汚点を紹介。そんな東国原氏が自民党総裁となり、サミットなどで国際社会にデビューした場合、「諸国のメディアは各首脳の人物紹介で、少女淫行の一件に触れるだろう。国内ならまだしも、日本国の首相に関してこの種のことを国際社会で書かれたくないと思うのは、私ひとりだろうか」とバッサリ。

 切れ味鋭い批評は「東国原評」から、出馬を打診している自民党の体質にも飛び火する。

 「高い支持があるからといって東国原氏の出馬を再三再四『お願いする』自民党は一体どうなっているのかと」

 「自民党がなんとか折り合いをつけて受け入れようとする節操のない姿勢には違和感を抱かざるを得ない」

 櫻井氏はこうした体質を「自民党の負の質的転換」と位置づけたうえで、その歴史をさかのぼると、自民党がかつて日本社会党の村山富市氏を抱き込んで政権を奪還した過去にあると指摘する。

 さらに、「今、自民党がすべきことは、きちんと闘うことであり、人気票のおすそ分けにすがることではないはずだ」、「自民党はいま、いかにきちんと敗北するかを考えなければいけない。いったん野に下ると仮定しても、次の次の選挙で必ず立ち直るようなきちんとした闘いを展開せよということだ」と続け、「弥縫(びほう)策は有害無益である」と結んだ。

そして、7月9日の毎日新聞は、東国原氏が国政転身に弱気な姿勢を見せていることを伝えている。

<東国原知事>国政転身一転弱気に 「予想以上の逆風だ」 (毎日新聞)

 次期衆院選への出馬に前向きな姿勢を崩さなかった宮崎県の東国原英夫知事は9日、自民党内外や県民に国政転身へのさまざまな批判があることについて「快く応援していただけていない。予想以上の逆風だ」と述べた。これまでは「(自分が出馬すれば)自民党を負けさせない」など強気の発言が目立ったが、一転弱気な一面を見せた。

 知事はまた、「自分は(地方分権を求めて)国にけんかを売った。これが負け戦になって補助金の削減などで仕返しをされるかもしれない。県民サービスが低下すれば私の責任だ」と自らの責任論にも言及した。

 東国原知事は国政転身に強い意欲を示しながらも、自民党からの出馬要請に高いハードルを掲げている。こうした強気な姿勢が党内の反発を広げ、党が条件に100%応じるのは困難との見方もある。思い通りにならない状況が弱気な発言につながったとみられる。【石田宗久】

[毎日新聞7月9日]

ここ最近の東国原英夫氏を巡る一連の騒ぎを見ながら、最近、改めて彼のチャートを吟味検討してみたのである。



東国原氏のチャートについては、以前、2007/1/21付『そのまんま東氏・宮崎県知事当選について』 で取り上げたが、その時は、ラグナが射手座なのか蠍座なのかはっきりと分からないでいたのだが、今回の一連の騒ぎでやはり、東国原氏は蠍座ラグナで正しいように思うのである。

それはやはり、今のタイミングで、世間で騒がれて注目を浴び、万人から見られ注目されている状況を考えると、これは2009/5/1以降、木星が水瓶座に入室し、蠍座ラグナとしての10室に木星と土星がダブルトランジットしているからだとしか考えられないのである。

それが現在の彼を巡る出来事を見ていて思う、最も基本となる認識である。

そうすると、今はまだダブルトランジットが4室と10室に形成されているが、7/30で、木星が山羊座に逆行するため、そうすると、9/10までは土星が10室を運行することとなり、彼にとっては逆風である。10室に土星が単独でトランジットして、自室の太陽にトランジットして傷つけるということは、彼の立場が大衆(土星)の批判を受けて転落することを表している。

然し、9/10以降は土星が乙女座11室に入室し、木星は山羊座から11室にアスペクトするため、11室にダブルトランジットが形成されるのである。11室は高い地位や評価を表しており、彼はこの時期から非常に高い評価を受け始めると思われる。

また11室というのはポストとか役職を表しており、これは例えば大臣のポストなども該当するのである。
従って、トランジットの面では彼の地位や称号、社会的評価が高まることを表している。

ただ、これはトランジットだけで、この時期のダシャーはおそらく土星/ケートゥ期、そして土星/金星期になると思われるため、ダシャーでは11室の象意を示してはいないようである。

従って、彼が衆議院選に出馬して閣僚ポストを得るというようには言えないのではないかと思われる。

ダシャーには11室の象意が約束されていないようである。


何故、彼が蠍座ラグナなのかということであるが、

例えば、1985年のフリーアナウンサー片平きみよ(現・片平夏貴)との結婚に関しては、アンタルダシャーの月はラグナから7室に在住しており、ナヴァムシャでもラグナと金星からみて7室に月が在住している。

1985年1月10日〜6月1日まで7室と7室に在住するアンタルダシャーの月に土星と木星がダブルトランジットしていることから、この時期の結婚が納得できる。

そして、その片平きみよ(現・片平夏貴)と離婚した時のダシャーが木星/土星期で、1989年7月2日〜1990年3月21日まで、土星と木星が東国原氏の2室と4室、8室にダブルトランジットしている。

この時期は、アンタルダシャーの土星がラグナに在住して、7室にアスペクトして、1−7室の軸に絡んでおり、木星から見ると土星は6室支配で3室に在住している。

パートナーの7室をラグナとすると、8室にダブルトランジットが形成されていることになり、両者にとって、8室にダブルトランジットが形成されていたことが分かるのである。

8室は支配者を表し、三角関係なども表すため、 この時期に既に離婚した直後に結婚した、かとうかずことの交際が始まって、関係が三角関係になっており、それで、慰謝料とか手切れ金などの話になっていた可能性があるのである。

そして、1990年3月にかとうかずこと再婚するが、1990年3月21日から6月20日まで、木星と土星が7室支配で12室に在住する金星にアスペクトしている。従って、7室の支配星に対するダブルトランジットが見られ、この時期の再婚も説明可能である。

因みにこの時、7室をラグナとすると、9、10室支配の土星が7室蠍座に在住しており、かとうかずこが仕事上の付き合いで、そのまんま東(当時)と出会ったということを表しているように思われるのである。

一方、ラーフ/月期に結婚したフリーアナウンサーの片平きみよ(現・片平夏貴)は、7室に在住する月の象意となるため、母性的な女性であることが分かる。

東国原氏が結婚した両女性はともに牡牛座的な落ち着いていて、ふくよかな美人と言えるため、蠍座ラグナのパートナーということで納得できるのである。

7室支配で12室に在住する天秤座の金星にダブルトランジットが生じていた時に結婚した、かとうかずこの方が気持ち天秤座ラグナの特徴も混じっているような感じがするのは、やはり、天秤座にダブルトランジットが生じている時に交際した相手だからである。

実際、かとうかずこの天秤座にはラーフと木星が在住している。

そして、かとうかずこと離婚したのが、2006年2月3日であるが、その前年の2005年9月28日から2006年10月28日まで、木星と土星が、東国原氏のラグナからみた6室にダブルトランジットしている。従って、この時期が離婚の時期だということが分かるのである。

因みにパートナーの7室をラグナとすると12室にダブルトランジットが形成されているが、12室は消耗、出費のハウスである。

この時期、東国原氏は宮崎県知事となる自分を妻であるかとうかずこに支えて欲しいと思っていたようだが、かとうかずこは、夫に振り回され、消耗していたと思われ、もうついて行けなくなり、離婚ということになったようである。

東国原氏に振り回され、消耗感が激しく、これ以上、ついていけませんと、東国原氏のもとから去っていったのである。

これは離婚におけるポイントであり、6室にダブルトランジットしている方は相手に対して、まだ未練があるが、相手の批判的な態度により、結婚の継続を断念して、離婚を受け入れるのである。しかし、12室にダブルトランジットしている方は、相手と共にいることが消耗感が激しく、振る舞わされるため、もうついていくことができないとして、離婚を切り出すのである。

従って、この離婚はかとうかずこの方から、東国原氏に離婚を申し出たのである。

因みに、かとうかずこと東国原氏の蠍座と牡牛座のパートナー関係は、ウォーレンビューティーとアネットベニングの関係に似ているようである。

アネットベニングは、映画『バグジー』でウォーレンビューティーと共演した時に熱烈なアプローチを受け、結婚に至ったのであるが、結婚してから、蠍座の執念深いパーソナリティーに苦労したのか急速に老けこんでしまったようである。

東国原氏とかとうかずこの関係も同じで、 かとうかずこは東国原氏と離婚する時はだいぶ憔悴して疲れ切っている状態で、もう夫には付いていけません、どうか一人で頑張ってくださいという印象であった。

そのかとうかずこと東国原氏がテレビに一緒に出演した際に、喧嘩をした時のエピソードを話していた。

それはかとうかずこが、東国原氏と喧嘩して、家を飛び出して、車に乗って高速を走っていくと、東国原氏が車を運転して、かとうかずこを追跡して、数時間追跡した後に、かとうかずこに追いつき、(仲直りして?)家に連れて帰ったというエピソードであった。

そのエピソードが今、東国原氏が蠍座ラグナであると考えた時に、非常に納得できるのである。

東国原氏は自分が自ら脚本した『ビートたけし殺人事件』がTBSでドラマ化され、それに共演して、かとうかずことの交際が始まったのであるから、ウォーレンビューティーとアネットベニングのケースに似ているのである。

そのようなことで、話が少し脱線したが、東国原氏の結婚と離婚を検討することでも、蠍座ラグナで正しいということが分かってくる。

因みに、実際に設定したラグナは蠍座のジェーシュタ第1パーダである。

ジェーシュタは二面性がある性質を持ち、内面(うちづら)と外面(そとづら)がはっきり分かれていたり、精神的な志向と物質的な志向の両方を合わせ持つようである。

従って、彼は芸能界にいた時は、最も物質的な世俗の生活に浸って、不祥事を起こしたりもしたが、宮崎県知事となってからは、宮崎県の財政を立て直し、地方分権も推進するという、非常に精神的な活動にも取り組むことになったのではないかと思われる。

非常に精神と物質の間を揺れ動くナクシャトラである。

また人生経験豊富で、老練、老獪な海千山千の経験によって鍛え上げられた知恵を持つようである。

この二面性というのが特徴になるのだが、これは外面、内面という性格面にもよく出てくるのである。


例えば、彼の特徴として、ある時、陰湿な顔つきをするかと思えば、次の瞬間にはにこやかな商売人の会心の微笑みを浮かべたりするのである。
この憮然とした時の表情は私生活を垣間見せた表情(内づら)であり、会心のほほえみは営業用の外向きの表情である。

この二面性がはっきりと分かれるのが、ジェーシュタの特徴ではないかと思われる。

以前、浅香光代から東国原氏に電話が掛かってきた時に、憮然とした態度で『どちらの浅香さん? 誰?』という対応をして、 浅香光代が怒ったエピソードがあったが、日頃、サービス精神旺盛な笑顔を浮かべていても、私的生活の領域で、全く正反対の態度を取るなど、態度が極端に変わるのである。このケースだと、おそらく、ごく普通の人に対する態度を取っていれば浅香光代も怒ることはなかったと思うのであるが、この時は、あまりにも日頃、メディア向けに示している態度とは異なる態度を示したということなのではないかと思われる。

さらにいくつか蠍座ラグナである根拠を挙げていくと、例えば、師匠である北野たけしとの関係である。

もし東国原氏が射手座ラグナであるとすると、師匠である北野たけしのチャートの中に彼の一番弟子であり、たけし軍団草創期の中心メンバーでたけし軍団の中でも重要な役割を果たし、また『ビートたけし殺人事件』などの推理小説を書いて、活動において群を抜いていた、そのまんま東(現:東国原英夫)の表示体が見当たらなくなるのである。

然し、蠍座ラグナにすれば、北野たけしのチャートの子供を表す5室支配の金星、あるいは子供の表示体である木星が11室蠍座に在住しており、また蠍座に惑星集中していることから、そのまんま東(現:東国原英夫)との関係がチャートの中に読み取れるのである。

因みに子供というのは弟子に置き換えられるため、11室に在住する木星や5室支配の金星はたけし軍団のメンバーを表しているのである。

そのメンバーを連れて、例えば『お笑いウルトラクイズ』などでツアーを組んで、ロケ地にバスで移動したり、活動を共にしたりしたのはこの11室の社交の象意が現れていると思われる。北野たけしにとって、番組作りとは弟子たち(たけし軍団)と遊ぶ、社交活動なのである。

東国原氏と師匠の北野たけしとの関係は、密接で、深い関係であるため、表示体が全くチャートに存在しないということはあり得ないため、このような見方が可能である。

因みにラグナに在住している3室支配の土星は3室にアスペクトを返しており、さらに木星が3室にアスペクトして、ダブルトランジットを形成している。この土星は月からみて師匠を表す9室支配の土星であり、さらに10室を支配するラージャヨーガカラカであり、月から7室に在住しているが、この土星の表示体とは、北野たけしを表しており、北野たけしのチャートにおける蠍座の月、あるいは蠍座惑星集中が表している。

土星は芸能活動と、師匠である北野たけしを強調していることが分かる。

東国原氏が師匠である北野たけしが一目置かざるを得ず、たけし軍団の中でも特別な存在であったのは、北野たけしのラグナからみて東国原氏のラグナが11室に在住しているからである。3室と11室の関係だと、兄や姉を表す11室の方が強力なのであり、包容力を示すからである。

従って、東国原氏の師匠である北野たけしに対する態度もそのような包容的な態度であったと思われる。

この微妙な関係性についてこのラグナの位置関係から納得できるのである。

因みに東国原氏が宮崎県知事になってしまうと、たけし軍団を辞めてオフィス北野との契約を解消してしまうのだが、それは彼の土星/水星期におけるアンタルダシャーの水星が獅子座に在住し、北野たけしのラグナからみて8室に該当するからである。

この時、東国原氏は北野たけしよりも上の支配者の立場となってしまい、東国原氏とは関係が上手くいかなくなったとも言えるのである。

おそらく、彼が宮崎県知事として、獅子座の王様のように振る舞っている時には、北野たけしはあまり、かつての弟子、そのまんま東(現:東国原英夫)とは接触したくないだろうと思われる。8室は苦手な相手であり、勝てない相手であるからである。

宮崎県の県庁という一国一城の主となってしまった東国原氏は、北野たけしと会った時にどう振る舞えばいいのか困っているようであり、 北野たけしもかろうじて、以前の弟子であったそのまんま東(現:東国原英夫)に師匠としての威厳を保っている様子であるが、ぎこちない感じが伝わってくるのである。

東国原氏が何故、民主党から擁立してもらえず、自民党からの擁立となっているかというと、自民党は11室蠍座に惑星集中しており、自民党のエスタブリッシュメントは、蠍座の水の象意の人々であるからである。

東国原氏は蠍座ラグナで、月からみて9、10室支配の土星が7室蠍座に在住しているため、仕事において蠍座の重要人物と関わる縁があるのである。そして蠍座11室に惑星集中している自民党にも縁があるということになるのである。

従って、次期、衆議院選への出馬要請を自民党から受けたのである。
然し、本来、地方分権を唱えているのは民主党なのであり、自民党は中央で管理していく方針であり、自民党から出馬して、彼の人気票が比例代表で、自民党に流れ込んめば、自民党の政策を有利にしてしまうのであり、その辺りは矛盾しているのであるが、そのためか、東国原氏は、地方分権をマニフェストに盛り込むことを出馬の条件としているようである。

この蠍座との縁は、師匠の北野たけしにも言えることであり、蠍座11室に惑星集中しているということは、自民党や日本の支配者階級に縁があることを表わしており、実際、交友関係などを見ているとそのように思われる。

一方、民主党は牡羊座惑星集中であり、蠍座とは6−8の関係であるため、民主党は東国原氏を擁立しない方針である。民主党のチャートには蠍座に惑星が在住しておらず、東国原氏との縁と言えば獅子座のラーフぐらいである。

従って、縁がなく、コネクションがあまりないため、政策的に民主党を応援していても、民主党からの出馬とはならないようである。

東国原氏の水星は10室獅子座に在住して、太陽と接合しているが、彼の考え方(水星)は、民主党のチャートで惑星集中する牡羊座と5−9の関係で、調和しているのであるが、然し、ラグナや土星などそれ以外の重要な惑星が自民党との繋がりが強く民主党との縁がほとんど無いからである。

さらに蠍座ラグナであるためのこれ以外の証拠としては、以前、起こしている暴力事件について検証することで可能である。暴力とは通常、火星が表わすのであり、 その為、アンタルダシャーが火星だったり、アンタルダシャーの支配星に火星が絡んでいる時期に違いないと思われたのである。

実際、過去の事件を、ラーフ/火星、木星/火星期に当てはめてみると、他の全ての事象について全て整合的に説明が可能になるようである。

1986年 12月9日 フライデー襲撃事件。 ビートたけしに率いられ、たけし軍団と共に講談社を襲撃し、暴行罪で現行犯逮捕される。 ラーフ/火星
1999年 11月22日 オフィス北野の忘年会で、たけし軍団の後輩タレントの側頭部を蹴り、頭部打撲等のけがを負わせたとして、傷害容疑で書類送検された。東国原は暴行の事実を認め、略式起訴で罰金を払い、そのことで一時芸能活動を再度自粛した。東国原の公式ウェブサイトでの説明によると、先輩として規律を正す意味で蹴ったとしている。ただし、後輩タレントはブログで暴行事件について反論している。 木星/火星

例えば、東国原氏が『ビートたけし殺人事件』を書いて、それがTBSでドラマ化され、そして、かとうかずことの結婚に繋がるのであるが、この時はラグナが蠍座ジェーシュタであれば、木星/木星期に入った頃である。

1987年 不祥事で芸能活動を自粛していた1987年に書いた推理小説『ビートたけし殺人事件』がベストセラーになる。 木星/木星
1988年 TBSでドラマ化され、東国原自身もたけし軍団の面々と共に出演。後に結婚することになる、かとうかずこもヒロイン役で出演した。 木星/木星

仕事と私生活が充実し、社会的地位が向上して、印税収入も入ってきた時期であり、たけし軍団の一員としての立場から、文化人、クリエーターとして、また俳優として、活動の場を広げた時期である。

木星は2、5室支配で11室に在住して、3室と7室にアスペクトしており、それで、文筆をして(3室)、結婚(7室)もしたことが分かる。木星は5室支配で11室に在住して、ダナヨーガを形成しており、何か作品(5室)をクリエイトして、それで収入(11室)を得たことが理解できるのである。

この辺りの出来事のタイミングとダシャーの一致についても、納得できるため、おそらくラグナは蠍座ジェーシュタで間違いないものと思われる。



次に東国原氏のチャートを吟味していくと、

まず、ラグナロードの火星が2、5室支配の木星と11室で接合し、1−2、1−5、1−11、2−11、5−11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成し、11室から5室にアスペクトしている。

さらに月からみても7室支配の火星と、11室支配の木星が5室に在住して、5−7、5−11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成して、11室にアスペクトしている。

火星と木星は5室や11室と頻繁に絡み、富のヨーガを形成しているため、創造的な才能を発揮して、成功して、ステータスが向上し、社会的評価が高まる配置である。

これは上述したように木星/木星期に移行してから、謹慎中に書いた推理小説『ビートたけし殺人事件』が大ヒットして、才能あるクリエイターとして、彼の活動の質が明らかに変わってきたことに見られるのである。

5室は投資的な意味があり、 自分の作品に投資したのである。5室と11室の軸で形成するダナヨーガは強力であり、特に11室で形成するダナヨーガは社会的評価や地位の向上も伴う強力なものである。

まず、これが成功できる惑星配置として、ひときわ目を引くのである。

あと、もう一つはマハダシャー土星期になってから、彼は政治の道を志すのであるが、その前の木星/火星期に後輩芸人に暴力を振るい、傷害容疑で書類送検されるのである。

木星をラグナとすると、火星は3、8室支配の機能的凶星で、1室に在住して、7室にアスペクトしている。
この火星は凶暴であり、暴力を振るって、警察に厄介になるという8室の苦悩、束縛を表わしている。

以前、乙女座ラグナで1室に火星が在住する全く別の案件でも、サディスティックで暴力的な性格があり、実際、火星期に暴力を振るっていた事実を確認している。

そして、この事件により、芸能活動を、自粛ということで、再度、活動休止に追い込まれている。
これは8室の中断、変化という象意が生じたことを表わしている。

さらにその前年の1998年に都内のイメージクラブ店が摘発された際に当時16歳だった少女がサービスした客として、そのまんま東(現:東国原英夫)の名前が浮上して、倫理問題としてマスコミが大騒ぎし、芸能界での活動が難しくなった時期である。

この時期は今回の蠍座ジェーシュタ第一パーダの設定では、木星/月/ラーフ期辺りであると思われる。
何故、木星からみて11室支配の月が9室に在住しているが、何故、この月期に倫理問題が生じたかが説明が難しい部分であるが、11室は6室から6室目で6室の象意も持ち、それが9室に在住して、道徳(9室)を傷つけたからと、解釈も出来るが、月からみてラーフは6室に在住して、金星と接合しており、6室とは、愛人、ペットなどを示す配置であり、また金星と接合していることから、この時期の象意として理解できるのである。


こうしたことがあって、東国原氏は、芸能活動が難しくなったため、 早稲田大学第二文学部入学して、勉強に打ち込むのである。
この時期のダシャーは木星/ラーフ期であるが、ラーフはラグナから12室に在住しており、いろいろ活動したい欲求はあっても、出来ないという悶々した感情を抱えながら、地団太を踏む時期である。

木星から2室にラーフが在住して、 ひたすら知識の獲得(2室)に努めた時期と言えるかもしれない。

そして、土星/土星期に移行したときに、彼は宮崎県知事への出馬を決意するのである。

土星はラグナから見ると、3、4室支配で1室に在住して、1−4のラージャヨーガを形成し、3室にアスペクトを返して、3室の象意を強めている。さらに土星は月から見ると、9、10室支配のラージャヨーガカラカであり、7室に在住して、ラージャヨーガを形成している。

この土星期に政治への転進を図ったという事例は、以前、天秤座ラグナの人で、土星期に突然、政治活動をしたケースを経験している。

何か責任の伴なう、実際的な仕事をしていく時期である。

そして、宮崎県知事に実際に当選したのは、土星/水星期である。

水星は月からみて2、5室支配で4室自室に在住する太陽と接合して、4−5のラージャヨーガを形成し、ラグナから見ると、8−11室支配で、10室自室に在住する太陽に接合している。

このアンタル水星期に入ってから、接合する強い太陽の影響を受けて、彼は宮崎県知事という一国一城の主の立場になったと理解できる。県知事というのは地方を治める君主というような印象である。

これは君臨して、統治するという典型的な獅子座の象意を示している。

この水星はナヴァムシャでは、ラグナがジェーシュタ第一パーダの設定では、ラグナ、月、太陽からみて、ケンドラで高揚して、パンチャマハープルシャ・バドラヨーガを形成しており、強力である。

従って、このアンタルダシャーの水星の強さによって、宮崎県知事に当選したものと思われる。

ナヴァムシャは惑星の本質的な強さを表わしており、アンタルダシャーの水星は、ナヴァムシャでラグナ、太陽からみて、10室で高揚し、月からみて4室で高揚しており、ケンドラの中でも強力な2つの座を占めている。

そして、これまで2年ほど、強い水星の恩恵で、メディアに出演し、宮崎県を大いにアピールして、高い評価を得て、支持率も非常に高く維持して来たのである。

然し、ラグナが蠍座ジェーシュタの第一パーダの設定では、既にアンタル水星期は終わり、2008年12月から土星/ケートゥ期に移行しているようである。

ケートゥはラシチャートではラグナから6室に在住し、月から12室に在住している。
ナヴァムシャでは高揚する水星と接合しているため、基本的には今までと同じ延長線上にいることを表わしている。

然し、ケートゥ期に入って、少し様子が変わってきたのは確かである。
それは東国原氏自身が、最近、国政への転身をあせっている様子が伺えるのである。

それは今までの水星期のような強さを感じることが出来なくなったからではないかと思われる。

実際、師匠である北野たけしが、心配して忠告するように、任期を満了せずに国政に転身しようとしている東国原氏への大衆の不支持は強いようである。

因みに今、師匠である北野たけしが東国原氏に接触を持ったのは、東国原氏が土星/ケートゥ期に移行して、アンタルダシャーのケートゥ期に移行したからである。

アンタルダシャーが水星期の時には、北野たけしの山羊座ラグナからみて8室の支配者の位置にある獅子座の水星のアンタルダシャーにいる東国原氏には近づきたくなかったと思われる。

たけし、東国原を一喝「あんたが思うほど甘くない」
7月11日16時56分配信 夕刊フジ

 宮崎県の東国原英夫知事が10日夜、都内のレストランでお笑いタレント時代の師匠である、ビートたけしと会食したことが分かった。この席で、自民党から要請された次期総選挙への出馬について、たけしは「逆風がすごい。メディアは甘くない」などと忠告したという。世論調査でも、国政転身には7、8割が「ノー」を突き付けているが、「自民党総裁」を狙っていたごう慢知事はどう判断するのか。

 これは、日本テレビ系「ズームイン!! サタデー」が11日朝、報じたもの。東国原知事は10日夕、東京・羽田空港に到着し、車で銀座の高級レストランに入ったという。

 その後、たけしが突然現れ、店の中に。東国原知事は2時間ほどして出てきて立ち去ったが、それから約1時間後にたけしが出てきて、会食内容を説明したという。

 たけしは同局の取材に「(自民党からの出馬は)ちょっと考えた方がいいと言った。一般の人はこう見ている。メディアはこう流れている。あんたが思っているほどメディアは甘くない。逆風が強すぎると伝えた。選ぶのは(東国原知事)本人だよ」などと語った。

 師匠の忠告に、東国原知事は「分かっています」と答えたという。

 これまで、東国原知事は「自分が出馬すれば自民党を負けさせない」などと、強気&ごう慢発言を繰り返していたが、9日、「予想以上に逆風だ。住民と接して快く応援して送り出していただくことはない。自民党内外でも逆風が多い」と、一転して弱気に。

 世間を騒がせた鳴り物入りの「東国原スペシャル」も、視聴率(支持率)低迷で、早々に打ち切りとなりそうだ。
たけし、辛口エール“東は謝って宮崎帰れ”
2009.7.12 12:02 産経ニュース

みのもんた(左)との対談形式で行った講演で“弱気”発言が飛び出した東国原英夫知事=愛知・春日井市 タレント、ビートたけし(62)が11日、都内で会見し、自民党から次期衆院選への出馬を要請されている宮崎県の東国原英夫知事(51)と10日に会食したことを認め、「東に『謝って宮崎に帰れ』って言った」と会談内容を告白した。“そのまんま知事”を支持した師匠の言葉がよほどこたえたのか、東国原知事は愛知県で行った講演で「県民の意思もあるので、重視しないと…」と“弱気”発言を漏らした。

 東京・六本木のテレビ朝日。たけしは、同局系「ビートたけしのTVタックル」の放送20周年会見に出席。10日夜に東京・銀座の高級レストランで東国原知事と会食したことを11日早朝、日本テレビ系「ズームイン!! サタデー」に報じられただけに、絶妙タイミングで報道陣の前に登場だ。

 番組の質問に限られていたが、会食について直撃され「強引に持ってきたね。申し訳ないんですけど、東と会った時は3軒目で、かなりワインを飲んで記憶にないんだよね」と苦笑い。「ただ、とにかく謝れって言ったような気がする。『早く謝って宮崎に帰れ』と言った気が」と、辛口エールを送ったことを告白。

 続けて「謝れ」を4回連発したことからも、師匠としては『国政の前にしっかり県政をしなさい』と諭したよう。東国原知事の返答については、「『考えさせていただきます』って言ってたよ」と明かした。

現在、東国原氏が、ケートゥ期であることを感じさせるものとして、民主党の岡田代表が東国原氏の政治姿勢を酷評して、批判したことにも表れている。

東国原知事は支離滅裂 民主・岡田幹事長が批判

 民主党の岡田克也幹事長は27日、テレビ東京の報道番組で、次期衆院選に立候補の意欲を示している宮崎県の東国原英夫知事に関し「政策で支持政党を決めると言いながら、他方で総裁選に出してくれるなら、自民党から出ると言っている。支離滅裂だ」と批判した。

 同時に「(メディアが)面白おかしく取り上げているだけだ」と述べ、政策論争が行われるべきだとの考えを示した。

 衆院解散・総選挙の時期については、7月2日解散が有力との見方を示した上で「(7月12日投開票の)都議選後になると首相が代わる可能性が高い。しかし、それに国民は反応しない」と述べ、自民党内の総裁選前倒し論をけん制した。

2009/06/27 11:25 【共同通信】

民主党は牡羊座に惑星集中しているため、東国原氏が出馬しようとしても、民主党が彼を擁立しないのは、6室に在住するケートゥの象意ではないかと思われる。

従って、 昨年末から今年の初めにかけて、彼が土星/ケートゥ期に入っていることを批判を受けがちな、最近の状況によく一致していると思われる。

6室は敵を粉砕するので、決して負けてはおらず、また自民党の古賀誠氏の擁立に対しても対等以上に関わったが、然し、ケートゥの象意として損失という象意は、出てくると思われ、また月から12室に在住するケートゥ期であることも考えると、今は獲得できないで、損失し、断念したり、諦めるといった象意を経験する時期である。

従って、東国原氏は、国政転身を断念する可能性が、土星/ケートゥ期の象意として濃厚になってきたようである。

然し、彼が最近、何故、注目を浴びていたかというと、今年の5月1日から木星が水瓶座に入室し、ダブルトランジットが4室と10室に形成していたからである。

国政転身(引越し=4室)や、大舞台、昇進(10室)がテーマになる時期である。

従って、全ての人から見られ知られる大舞台に立ち、国民が、自民党の擁立劇における最近の東国原氏の言動や一挙手一等足に注目しているのである。、

然し、それは7/30までしか続かずに木星は7/30から山羊座に逆行を始めて、4室、10室へのので、少し期間が短いのである。

もし東国原氏が、出馬すると、今後、選挙までの期間、長期的に注目されていくことが予想されるが、そのようなトランジットにはなっていないようである。

あと、18日程度で、この4室と10室へのダブルトランジットが解除されてしまい、世間の彼に対する注目は収束していくことを示している。

その次は、2010年1月から土星/金星期に移行するのである。

金星は、ラグナと土星からみると、7室支配で12室に在住し、月から見ると6室に在住している。

またナヴァムシャでは土星からみて金星は7室支配で2室に在住し、ラグナからみて6室支配で1室に在住している。


この金星は上述したように、7室支配の金星が12室に在住していることから、秘密裏にプライベートで交際する女性を表わしており、 また月から6室やナヴァムシャでラグナから6室支配といった6室の象意は自分より目下の愛人を表わしている。

これは2010年1月から東国原氏に愛人騒動が持ち上がる可能性を示唆している。

以前、愛人騒動があった際には、150万の手切れ金を渡して、関係を解消したといういきさつがあるが、そのような秘密の恋愛関係を7室支配で12室に在住する金星は現している。

従って、国政転身が適わなかった東国原氏は、6室や7室のカーマ(欲望)ハウスの象意としての愛人関係などに今後は没頭していく可能性が高いと言える。

このアンタル金星期は2010年1月から2013年3月まで続くと思われ、この期間に重なるように、木星が2012年5月17日から2013年5月31日までの間、木星が7室の牡牛座をトランジットしていく為、この期間に、愛人問題やあるいは、再婚の話が浮上するのではないかと思われる。

そして、その過程で、12室に在住するアンタル金星期は金銭やエネルギーを消耗する期間となることが考えられる。
カーマハウスと、損失の12室の絡みで、欲望によって、消耗していくことを表わしている。

この辺りから分かることは12室には1、5、9室などのダルマハウスが絡んでいないのである。

これは以下のような東国原氏の美談について考えさせる結果となる。

作業服で初登庁したり、「椅子をパイプ椅子に変える」「こんな立派な机もいらない」「退職金は出来高払い。議会がいらないと言えばいらない」などの言動が地元では好意的に受け止められている。知事専用の公用車について、当初は「廃止する」と述べていたが、燃費や他の手段を使った場合のコストなどの問題を考え、車種をトヨタの「センチュリー」から、ハイブリッドカーである「クラウンセダン」へ乗り換え、これにより年60万円の公費削減となった。似たような理由で知事公舎にも住んでいない(置き換えられたセンチュリーは競売に掛けられ、255万円で落札(譲渡)された。また副知事車両、出納長車両も同様に競売に掛けられ落札された)。

(ウィキペディアより引用抜粋)

以前、2007/3/29付『12室と寄付、献金について』でも触れているが、献金する人のチャートを見ると、12室にダルマハウスが在住していたり、アスペクトして絡んでいるのである。 ヤンキーズの松井選手にしてもしかりである。

然し、東国原氏のチャートには12室にダルマハウスが絡んでいない為、彼が作業服を着たり、贅沢を避けるといった宮崎県民から一定の評価を受けている行為は、無償の奉仕というよりも、そのことでさらに大きなリターンが得られることを計算したパフォーマンスであることが考えられるのである。

これは、プルシャルタ(人生の目的)の法則を適用して、推測できることである。

東国原氏が宮崎県知事になってからの2年間は、土星/水星期であり、ラグナと、土星からみて8、11室支配の水星のアンタルダシャーの時期である。

蠍座ラグナにとっての水星とは8室を支配するため、騙されやすいが、もう一つ、ずる賢く狡猾に働く傾向もあるのである。
それはおそらく8室は支配者であるため、狡猾な計算というような思考に支配されてしまうことを表わしている。

そして、そうした思考に支配されたことに本人も気がついていないかもいれない。
従って、東国原氏は自分はよい意図に基づいて、贅沢を避けて、無償の奉仕をしていると、自分自身でも信じ込んでいるかもしれない。

この8室支配の水星は思考が支配されてしまうため、自分自身でさえも騙すのである。
然し、実際には非常に頭がいいので、そうしたパフォーマンスをした方が、県民に訴え、県知事としての評価を高めるということを、無意識のうちに計算しているものと思われる。

この8、11室支配の水星は機能的凶星であるため、何故、この水星のアンタルダシャーの時期に宮崎県知事になれたのか疑問の面もあるが、それは月からみて、ラージャヨーガを形成していることと、ナヴァムシャで、パンチャハマープルシャヨーガを形成して、異常な強さを発揮しているからであると思われる。

本来、この8室支配の水星は機能的凶星で、識別力が不足しがちである。

従って、民主党の岡田克也氏が、「政策で支持政党を決めると言いながら、他方で総裁選に出してくれるなら、自民党から出ると言っている。支離滅裂だ」 と批判していることに表れているように、思想や主張が首尾一貫している(法則=ダルマ)ように見えながら、自分が国政に転身できるなら何でもありという姿勢に表れてくるようである。

この水星を考えるときに、2009/2/21付『中川財務大臣のG7後の泥酔会見と辞任について』で取り上げた中川昭一氏の8室支配の水星を思い出すのである。

この水星は太陽と接合して、彼の社会的地位や、あるいは父親の社会的地位に対して、凶意をもたらしたことをこの以前のコラムの中で示している。

東国原氏の水星もラグナ、土星からみて8、11室を支配している為、彼の周辺に狡猾で、彼を騙す人物がいたり、彼を悩ませる人物がいることを示唆しているのである。

そこで、ネット上で見つけたのが以下のような記事である。

公明党が次期衆院選のため作成した内部用宣伝DVDに出演していることが分かったと伝える記事である。
そして記事の中で、東国原氏は「自民党がちょっと脇道にそれる時、いい意味での抵抗勢力になって路線をうまく変更している」と一定の評価を与えている。

このDVDへの出演は「党の研修教材、研究資料にするので、与党の政策について感想、所感をいただきたい」と持ちかけられ、インタビューに応じたとされているが、その資料が実際には教材というよりも彼の人気を活用した内部宣伝用のDVDに活用されたようである。公明党から彼に働きかけがあり、東国原氏はそれに応じているという方向性がポイントである。 これは公明党に利用されていると解釈が可能であり、それは8室支配の水星が表わしていると考えられる。

こうした公明党とのコネクションを仲介しているのが、政務秘書の吉川敏夫氏であるとも考えられる。
ネット上で、『吉川敏夫 創価学会』で検索すると、創価学会との関係について書かれた言論が見られるのである。

このような言論から、公明党とのコネクションは彼の側近である政策秘書の吉川敏夫氏を通じてもたらされているとも考えられる。

以下の記事のように半分、冗談のようにも書かれているが、吉川敏夫氏に振り回されている様子が見られる。

東国原知事「暴露本」で秘書を提訴? 本気なのか「ネタ」なのか
2008/6/26 J-CASTニュース

「出版社と著者に対して、法的手段も視野に入れて対応を考えているところである」――東国原英夫宮崎県知事がブログでこんな「爆弾発言」をした。怒りの矛先は政務秘書の吉川敏夫氏が書いた暴露本『知事、まさか今夜もピザですか!?』(双葉社)。「最初から最後まで事実誤認の内容が続いている」と法的措置も辞さない内容になっているが、東国原知事のことだからなんだかネタのような、といった憶測も飛んでいる。もっとも知事は本当に怒っているという話もあり、事態は混沌としている。

女性スキャンダル報道の真相も暴露

政務秘書が書いた暴露本『知事、まさか今夜もピザですか!?』で波紋 東国原知事は2008年6月24日、自身のブログで「訴訟」と題した記事を掲載した。

「政務秘書の吉川君が今度出版する本『知事、まさか今夜もピザですか!?』の内容は、余りにも事実と乖離している。最初から最後まで事実誤認の内容が続いている。全段、嘘と言っても過言ではない」

吉川政務秘書に対してこんなことを述べ始めた。しかし、これだけではない。「かくなるうえは、名誉毀損、営業妨害、出版差し止め等、出版社と著者に対して、法的手段も視野に入れて対応を考えているところである」と、「訴訟」も検討しているというのである。東国原知事が「事実無根の一例」としてあげているのは、次のような内容だ。

吉川秘書が東国原知事に対し「あなたが逝ったら私たちはどうしたらいいのか?」と訪ねたところ「顔がきれいで、スタイルのいいお姉ちゃんを墓参りさせてくれるだけでいい」と答えた、というのだ。

一方、東国原知事は、

「僕は彼にいつも言っていることは、『死んだら、墓はいらない。生まれ故郷の都城市が一望出来る金御岳に散骨してくれ・・・・』ということである。なのに、本には全く違うことが書いてある。あんなこと言った覚えは無い。一事が万事。全てそんな調子である。断固、抗議したい」と反発している。

『知事、まさか今夜もピザですか!?』ではこのほかにこんな内容の記述もある。知事就任の1か月後に週刊誌で報じられた女性スキャンダルについては、女性をマンションに屈ませて招き入れたことについて「実は週刊誌に撮られることを想定して行っていた」と述べ、「週刊誌に東国原のスキャンダルが出れば、また話題作りになる。もちろん女性にはご迷惑をおかけしました」などとしている。

また、東国原知事が女性と別れるために手切れ金150万円を支払ったという週刊誌の報道については、「もしそれが真実ならば、なぜその150万円を振り込む役目の人間が私ではないのですか! ちょっと寂しく思ったし、失望もしました」と冗談交じりに書いている。ほかにも、知事の髪の毛について増えているように指摘されているが、実際には減っていることなど、なんだか知事が怒りそうな内容も数多くあるように思える。

26日に予定されていた出版会見が急きょ中止

吉川秘書をめぐって訴訟を検討しているというのは本当なのだろうか。宮崎県秘書広報課の報道担当者は、

「知事個人のことなのでわからない。しかし、知事は本気で訴訟をしたりしないのではと思っている」
と話す。吉川政務秘書は現在でも政務秘書という立場は変わっていないというが、「知事は怒っているのか」という問いに対しては、「それはあると思います。ブログに書いてあるとおりです」と述べており、どうやら東国原知事は怒っているというのは本当のようなのだ。

『知事、まさか今夜もピザですか!?』をめぐっては、2008年6月26日に予定されていた出版会見が急きょ中止になっている。出版元の双葉社はJ-CASTニュースに対し、

「会見の前日に、著者からスケジュールの調整がつかなくなったと連絡があり、中止とさせて頂きました」
とコメント。実際に東国原知事側から抗議があったのかについては、「今のところ全くないので(そういった話については)お答えできません」と話しており、それ以上のことは分からない。

ただ、東国原知事の冗談ネタといった見方もある。というのもブログでは、この書籍について印税の全額寄付を求めているほか、「鬼の洗濯板で実際に鬼になって洗濯をするとか、天孫降臨の高千穂で、天に届く逆バンジーとか、住吉海岸侵食対策・人間ヘッドランドとか、きちんとした誠意ある大人の対応、謝罪等を求める」と到底真面目に受けられないような「謝罪」を要求している場面もあるからだ。宮崎県庁の関係者も「最後の記述がありますからね。たぶん冗談だと思うのですが・・・」と漏らしている。しかし、冗談にしてはやり過ぎのような・・・

吉川敏夫氏は「クロマニヨン吉川」という芸名で、以前、たけし軍団に所属しており、東国原氏とは、その頃からの付き合いのようであるが、現在、側近として、 東国原の身辺の世話やマスコミ取材の対応などに当たっており、東国原氏を操ることのできる立場にいるようである。

中国の歴史でいえば、秦の始皇帝や歴代の皇帝を操った宦官のような立場である。
従って、この政務秘書の吉川敏夫氏は8室支配の水星が表示しているのではないかと思われる。

この吉川敏夫氏が出版した書籍『知事、まさか今夜もピザですか!?』の表紙の絵柄では、吉川敏夫氏の方が、東国原知事よりも、姿が大きく写って目立っており、東国原英夫氏を利用して、実は自分の方が大きいのだという、自己認識の表れであると思われる。これは、権力者を裏から操って、それで実際の実権を握るという、宦官的な発想である。

然し、この程度の冗談で済んでいるのは、8室支配の水星が凶星のアスペクトを受けていないためではないかと思われる。

中川昭一氏の場合は、水星はラーフ/ケートゥ軸とも絡んで傷ついており、より深刻である。

然し、東国原英夫氏の実の父親の経歴が困難な様子がウィキペディアに示されている。

自宅を放火されたと書かれているが、それは悪意のある人物の仕業と思われる為、やはり、東国原氏の太陽が父親の表示体とすると、父親に困難をもたらす絡みがあったと思われ、それは太陽と接合する8室支配の水星であるとも考えられる。また太陽の傷つきということで考えると、ナヴァムシャでも土星と火星から挟まれていることも関係していると考えられる。

実父は手広く不動産業を営んでいたが、商売上のトラブルから、自宅を放火されたことがある。晩年は事業に失敗し、変死している。自殺かどうかははっきりとは語られてはいない。 (ウィキペディアより引用抜粋)

太陽に8室支配の水星が接合していることは、彼の父親に困難をもたらしたり、彼の威厳や権威を貶めようとする、狡猾な人物が彼の周辺にいることを表わしている。

このようにネット上から収集できる情報と、ラグナを蠍座のジェーシュタとして設定した場合の解釈は非常に整合しており、全く問題ないことから、東国原英夫氏は、蠍座ジェーシュタで、現在、おそらく、土星/ケートゥ期にいるのである。

そして、2010年の初めから土星/金星期に入って、愛人問題、再婚問題などの女性関係が浮上してくる可能性が高いというのが、彼の今後についての近未来予測である。

占星術的に解釈すると興味深い、事実が他にもあるが、それは参考資料欄に記載するものとする。


【2009/7/17追記】

東国原英夫宮崎県知事が、国政への転身を断念したようである。

以下の毎日新聞の記事からも、東国原氏への評価が低下した批判的な論調が見られるのである。

<東国原知事>転身断念 初々しさが「変貌」しらける県民
7月15日23時10分配信 毎日新聞

全国知事会議で天井を見つめる東国原宮崎県知事=三重県伊勢市の三重県営サンアリーナで2009年7月14日午後4時24分、竹内幹撮影  自民党の古賀誠選対委員長は14日、東国原英夫宮崎県知事の次期衆院選への擁立について「合意に達しなければ、東国原氏の方でご判断いただくことだ」と述べ、事実上断念する考えを示唆した。出馬を働きかけていた古賀氏が選対委員長の辞意を表明したことで、自民党内の東国原氏擁立論は立ち消えになる見通しだ。国政転身騒動は、支持率低下に悩む自民の救世主になるはずが、都議選敗北の「戦犯」にされてしまう予想外の展開をたどった。昨年秋に続く2度目の騒動は、支持者の間にも微妙な影を落としている。

 宮崎県延岡市内で情報誌を発行する男性(66)は2年半前、東国原氏が訪ねてきた日のことをよく覚えている。広い額に、よく動く大きな目。「初々しくて『応援してくれるところもないんだろうな』って、同情したね」

 東国原氏が出た県知事選は、官製談合事件で逮捕された前知事の辞職を受けて行われた。当初は泡沫(ほうまつ)に近いとみられていたが、「宮崎をどげんかせんといかん」「宮崎に骨を埋める覚悟で頑張る」という訴えは、事件で政治不信に陥った有権者の心をつかんだ。

  ◇    ◇

 マニフェストを読み「よく勉強している」と感じた延岡の男性は、知人に東国原氏を紹介し、草の根の選挙運動に加わった。だが、07年秋には、当初は純朴と感じた知事の「変貌(へんぼう)」を感じたという。

 市内であった知事の政治資金パーティー。選挙中は見なかった建設業者や地元企業幹部が顔をそろえていた。会費は1人1万円。「彼を応援したのは、ほとんどが庶民だったはず。会費も高すぎて普通の人は出られんよ」。知事の後援会が主催した政治資金パーティーは07〜08年に計11回。集めた金額は約6000万円に上る。

 男性は、今回の騒動を愛憎半ばする複雑な思いで見つめている。当選後は県産品のPRに飛び回り、宣伝効果は就任1週間で約165億円と試算された。「休みなく働いてくれた知事に、県民はみな感謝している。職責を全うすれば『国政へ送り出そう』という声が自然に出るのに、なぜ待てなかったのか」

  ◇    ◇

 東国原知事は昨年10月、失言問題から国政不出馬を表明した中山成彬・前国土交通相に後継を持ちかけられ、一時は前向きな姿勢をみせた。結局断念したが、ある自民党県議は「断念の翌11月ごろから、自民党と出馬に向けた交渉が始まった」と証言する。交渉は水面下で行われたが、「土産」(出馬条件)はずばり入閣だったという。そして、知事は次第に国政への秘めた思いを隠さなくなった。

 発言はエスカレートし、知事から飛び出した「『出るな』と言うなら(残りの任期は)ふらーっとさせてもらう」などの言葉は、知事を今まで支えてきた人たちをしらけさせている。知事が全国知事会から宮崎に戻った15日、ある県議は「『すべてを投げ捨てて』ならともかく、自分で『自分を総裁にしろ』では通らない。県民を踏み台にしたと言われても仕方ない」と、厳しく切り捨てた。【中尾祐児、石田宗久】

この記事の中で重要なのが、東国原知事が昨年10月に失言問題から国政不出馬を表明した中川成彬・前国土交通相に後継を持ちかけられ、一時は前向きな姿勢を見せて、結局、断念し、その翌月から自民党と出馬に向けた水面下の交渉が始まったという事実である。

この出来事で確認出来ることは、東国原氏が国政への転身が諦めきれないという欲望の側面と、またそれを一度は断念したという損失の象意である。
これがおそらく、土星/ケートゥ期の象意と思われ、明らかに土星/水星期からアンタルダシャーの水星の強さによって躍進し象意とは異なっているのである。

土星からみるとケートゥはトリシャダハウスの6室に在住しており、また月から12室に在住しており、明らかに損失の象意を表している。
そして、ケートゥは誤診とか、期待はずれなども表すのである。

従って、東国原氏が欲望に駆り立てられながらも、それが得られないという象意を表している。

6室のケートゥは敵を粉砕する配置であるため、自民党の古賀誠氏に首相のポストを要求するなどの強気の姿勢も見られ、対人交渉の場面で強さも見られたが、然し、結局、最終的に今回のように、次期、衆議院選挙への出馬も断念したように、やはり、損失の象意が確認できるのである。

従って、上記の記事に見られるように、メディアから批判を受けており、6室の象意が確認できると共に、東国原氏は、自分を取り囲む情勢判断も、読み違えてしまったように思われ、彼の中で誤診という、思い違いもあったと思われるのである。これらは全てケートゥの象意である。

この土星/ケートゥ期は、蠍座ジェーシュタ19°59’の設定では2008年12月3日から土星/ケートゥ期に入るのである。

ちょうど、彼が昨年10月に国政への転身を断念したのがこの頃で、自民党との出馬の交渉が始まったのが翌月であるから、ほぼ、土星/ケートゥ期への移行と重なっている。 誤差があったとしても、1ヵ月か2ヶ月である。

仮に土星/ケートゥ期の始まりを11月1日に設定してみると、ラグナが蠍座の22°50'になり、蠍座ジェーシュタ第2パーダに移動するため、ナヴァムシャのラグナは射手座ではなくて山羊座に移動する。この辺りで微調整が必要だとしても、ほぼ蠍座のジェーシュタで間違いなく、現在、東国原氏は、土星/ケートゥ期であることが分かるのである。

彼は現在、断念や損失、批判を経験しなければならない、ラグナから6室、月から12室のアンタル・ケートゥ期にいるのである。


西暦 年月 出来事 V Dasha トランジット
1957年 9月16日 出生。後に宮崎県都城市に移転。出生。姉がいる。 月/土星  
1976年 3月 宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校全日制課程普通科を卒業。 ラーフ/土星  
  4月 専修大学経済学部経済学科入学。 ラーフ/土星  
1980年 3月 専修大学経済学部経済学科卒業 ラーフ/ケートゥ  
1980年 12月 フジテレビ のお昼のバラエティ番組『笑ってる場合ですよ!』の「お笑い君こそスターだ!」のコーナーで漫才コンビ「オスカル・メスカル」で出場し、チャンピオンになる。 ラーフ/金星  
1982年 3月 ビートたけし(ツービート)の最初のボーヤ(付き人)となる。 ラーフ/金星  
1983年 9月 『お笑いスター誕生!!』で「ツーツーレロレロ」として出場し、金賞を受賞。 ラーフ/金星  
1985年   フリーアナウンサー片平きみよ(現・片平夏貴)と結婚。 ラーフ/月 木星:1室
土星:3室
DT:7室、3室
1986年 12月9日 フライデー襲撃事件。 ビートたけしに率いられ、たけし軍団と共に講談社を襲撃し、暴行罪で現行犯逮捕される。 ラーフ/火星  
1987年   不祥事で芸能活動を自粛していた1987年に書いた推理小説『ビートたけし殺人事件』がベストセラーになる。 木星/木星  
1988年   TBSでドラマ化され、東国原自身もたけし軍団の面々と共に出演。後に結婚することになる、かとうかずこもヒロイン役で出演した。 木星/木星  
1989年   片平きみよと離婚。 木星/木星
⇒木星/土星
 
1990年 3月 女優のかとうかずこと再婚。 木星/土星  
1998年 10月13日 東京都内のイメージクラブ店が未成年の従業員を使っていたことで、児童福祉法違反並びに東京都の青少年健全育成条例 違反の容疑で経営者が逮捕された。その当時16歳であった少女が、性的なサービスをした客として東国原の名前を供述したことで、警察から任意の事情聴取を数回受けたが、「18歳未満とは知らなかった」と釈明した。 当時の妻のかとうもマスコミを通じ、謝罪の文書を発表した。以後芸能活動を5か月間自粛した。東国原自身は法的に罪を免れたが、倫理的な性質の問題からマスコミでは「淫行事件」として大々的に報道され、社会の激しい批判を浴びることとなった。 木星/月/ラーフ  
1999年 11月22日 オフィス北野の忘年会で、たけし軍団の後輩タレントの側頭部を蹴り、頭部打撲等のけがを負わせたとして、傷害容疑で書類送検された。東国原は暴行の事実を認め、略式起訴で罰金を払い、そのことで一時芸能活動を再度自粛した。東国原の公式ウェブサイトでの説明によると、先輩として規律を正す意味で蹴ったとしている。ただし、後輩タレントはブログで暴行事件について反論している。 木星/火星  
2000年 4月 早稲田大学第二文学部入学。 木星/火星  
2004年 3月 早稲田大学第二文学部卒業。 土星/土星  
  4月 社会人AO入試で早稲田大学政治経済学部政治学科入学。 土星/土星  
2006年 2月3日 かとうかずこと離婚。
前後して、本人を代表とする政治研究会「そのまんま会」を設立。
土星/土星  
  3月 早稲田大学政治経済学部政治学科中途退学 土星/水星  
2006年 12月4日 故郷宮崎県の県選挙管理委員会に政治団体としての届け出を行い、地元での事務所開きにおいて、支援者を前に自らの出馬にかける思いを語った際には過去の不祥事についても自ら切り出し語った。 土星/水星  
  12月13日 オフィス北野(所属事務所)との契約を解消(事実上の芸能界引退)。 土星/水星  
2007年 1月21日 第17回宮崎県知事選挙(無所属)当選。 土星/水星  
2009年 6月23日 自由民主党選挙対策委員長である古賀誠と会談し、次期衆議院議員選挙への出馬を要請された。しかし、全国知事会の改革案の受入れや自身を「自民党総裁候補」とすることを条件として提示し、自民党の改革を求めた。一方で、同日FNNスーパーニュースに出演し、「民主党で出馬する方が、早く改革できるのでは?」と問われたのに対し、「党としての経験が蓄積されていることを重視し、自民党が下野することになっても民主党で出馬することはない」と発言し、相対的に自民党を支持していることを示唆した。会談の仲介役となったのは、早大時代の友人である唯是一寿。 土星/ケートゥ  
2009年 7月1日 毎日新聞の朝刊において、地方分権担当大臣または無任所の大臣としての入閣との報道がされた。これを受けて、同日、宮崎県高千穂町で報道陣の問いかけに対し、「大臣であろうがなかろうが、自民党が変わるならお受けします」旨返答し、改めて次期衆議院議員選挙へ出馬する意向を示した。また、この受け答えの中で、「大臣というのは総裁候補じゃないんですか」と反語的に問い直したことから、自身を自民党の総裁候補として処遇するよう求めた条件について、大臣のポストでも容認することを示唆した。さらに、翌日付の朝日新聞において、民主党が自らを代表に選ぶことはないとの見込みを理由に、自民党から出馬することを改めて表明し、「自分が自民党から出馬すれば自民党は負けない、負けさせない」「(国会議員になった場合)次期県知事には自分の継承者を指名した上で口出しするから、事実上の県知事は自分であり、次期県知事は傀儡政権である」旨の発言をしたと報道された。 土星/ケートゥ  
wikipediaより引用抜粋、一部編集

 


(参考文献、資料)

wikipedia 東国原英夫

2008年アメリカ合衆国大統領選挙で勝利した民主党のバラク・オバマについて、「演説が上手というような評価ですが、私から言わせると、その技量は普通と評した。
私生活では2度の離婚歴がある。宮崎県知事就任後の2008年4月にも女性問題が広く報じられ、150万円の手切れ金を渡したことが報道された。
本人がナンバー2〜1番になれなかった天才達の物語〜出演時に語ったところによると、1999年度のNHK「紅白歌合戦」で、野猿を率いていたとんねるずを見て、お笑いの世界からの引退を決意した。なお石橋貴明とはプライベートでも長きに渡る交流がある。
実父は手広く不動産業を営んでいたが、商売上のトラブルから、自宅を放火されたことがある。晩年は事業に失敗し、変死している。自殺かどうかははっきりとは語られてはいない。
2008年10月、地元宮崎県選出の代議士・中山成彬(宮崎1区)が次期衆議院議員総選挙に出馬せず、引退を表明した際には宮崎県政界の中に東国原英夫を後継候補者として擁立する動きがあった。しかし、東国原は10月6日、「現時点で(衆議院の)総選挙に出る意思はない。知事の任期を全うしたい」と衆議院総選挙出馬をしないことを表明した。しかし、程なく変節し、11月20日夜に延岡市内で行われた講演で、「なるからには閣僚か、トップです。初当選、初入閣と述べた。
道路特定財源問題では「暫定税率維持」の方針を明確に打ち出し、「暫定税率撤廃」を主張する政党(主に民主党)や議員に対して、連日テレビで批判を繰り返した。この為、東国原は新「道路族」と呼ばれる事もある。
知事選で争った、自民党推薦の持永哲志を副知事に迎えるという人事構想を抱く。自民党会派が勢力を占める県議会とのパイプ役や中央省庁とのパイプ役を模索していると報道されるが、「脱・官僚」を期待して東国原に投票した県民の反発を招き、起用を断念した。副知事には総務省出身で宮崎県に出向中の河野俊嗣を起用した。
2003年に4億9600万円の公費を費やして建設された知事公舎を批判し、選挙前から住んでいるマンションに知事に当選後も住んでいたが、当選後は自宅マンションや近隣住民への悪戯が多く迷惑を掛けているとの理由で勤務先の県庁に歩いて行ける近場のマンションをローンで購入し、2007年3月29日から住んでいる。
作業服で初登庁したり、「椅子をパイプ椅子に変える」「こんな立派な机もいらない」「退職金は出来高払い。議会がいらないと言えばいらない」などの言動が地元では好意的に受け止められている。知事専用の公用車について、当初は「廃止する」と述べていたが、燃費や他の手段を使った場合のコストなどの問題を考え、車種をトヨタの「センチュリー」から、ハイブリッドカーである「クラウンセダン」へ乗り換え、これにより年60万円の公費削減となった。似たような理由で知事公舎にも住んでいない(置き換えられたセンチュリーは競売に掛けられ、255万円で落札(譲渡)された。また副知事車両、出納長車両も同様に競売に掛けられ落札された)。
wikipediaより引用抜粋、一部編集