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座間9人殺害事件について

座間9人殺人事件の恐ろしい所は、白石隆浩容疑者は、性倒錯者でもなく、精神異常者でもなく、単にお金が欲しくてやった犯行なのだということである。


白石容疑者は動機について「楽して生活したいから殺した。金を奪うには殺すのが早いと思った」と供述しており、動機は通常の犯罪者と同じである。


犯行は凶悪で猟奇的で常軌を逸しており、異常な実行力を伴っているが、動機は普通の犯罪者のそれである。


金銭目的で、ここまでする必要があるのか、この異常な実行力はどこから来たのか、通常、こうした猟奇的殺人では性倒錯と絡んで殺人行為自体に固執している場合も多い。


但し、その辺りの動機の部分が曖昧であり、白石容疑者は動機として、金が目的であったと供述している。


死体に興味があった訳でもなく、ただお金が欲しくて9人の殺害を行い、その殺害した遺体と共に生活していたということである。


これが猟奇殺人事件とは一線が引かれるところである。


この白石隆浩容疑者は、犯行に及ぶ前に行なっていた仕事は、スカウトマンであり、街を歩いている女性をスカウトして、風俗店に斡旋するような仕事である。


この仕事自体は、非常にあくどい仕事であり、所謂、働き口に困っていて風俗店で働かざるを得ないような困っている女性を言葉巧みに誘い、心を許して依存が生じた相手を風俗店に沈めるのである。


そして、その女性が風俗店で売り上げた上がりからピンハネする仕事である。女性は就業中に風俗店との間に新たな借金などが生じて、その仕事から抜け出せなくなるというような仕組みである。


昔の貧しい農村などで、借金を返せなくなった家族の中から娘が売りに出されて女郎などで家族の借金を返済するといった昔からあった光景である。


基本的に人に働かせてそこから売り上げを上げるという資本主義の容赦のない仕組みが最も露骨で暴力的な形で現れているのがそうした業界である。


女性は合法的に奴隷になるのであり、一生抜け出せない性奴隷として働かなければならない。


白石容疑者は、こうしたスカウトマンとして常に餌食になるような女性たちを物色して街で声を掛けるような仕事をしていたのである。


従って、既にこの段階で、女性たちの支配者としての仕事を行い、支配者として女性たち(被支配者たち)と人間関係を築いていたことが分かる。


事件は、そうした支配と非支配の人間関係がエスカレートして、「死にたい」と口にする女性たちを殺害して、そこから金品を得るという行為に発展したのである。


ここで分かるのは、白石容疑者がやっていたことは本質的に同じことであり、弱者を食い物にする仕事であったということである。



インドなどに旅行に行く非常に多くの人が行方不明になってきたが、都心から離れた奥地には窃盗団のような人々がいて、単身で旅行をしているような人を襲って金品を奪い殺害してしまう。


そのようなことをあたかも仕事のように行なっている人々がいるのである。


詐欺などは当たり前で、騙される方が悪いといった感覚なのである。


特にインドがそうであるというのは、インドは個人主義の国であり、政府のコントロールが及ばない少数民族が自分たちの思うように生活している世界である。


そこには中央政府の法は及ばないのであり、完全に弱肉強食の世界である。



私自身は事件そのものについては、白石隆浩容疑者の犯行かもしれないが、例えば、周辺住民の目撃証言として、白石容疑者のアパート前で、クーラーボックスを抱えて階段を上がる2~3人の男性が目撃されている。


これらの人々は一体、何者なのかということである。


理解が出来ないのは、警察は何故、白石容疑者の単独犯行の線で、捜査を進めているのかということである。もし複数の犯人がいて組織的な暴力ということになれば、事件の解決は困難になり、もっと巨大な組織を相手にしなければならない。


従って、事件の解決が出来なくなるため、それで白石隆浩容疑者の単独犯行ということで、決着を付けようとしているのかもしれないといった考えが私の頭に浮かんだ。



白石容疑者がスカウトマン(風俗店に女性を斡旋する仕事)をするきっかけになったのは、パチンコ店でアルバイトをしていた時に半グレ集団を通じて、都内のスカウト業を紹介されたことがきっかけのようである。


そして、スカウト業をする中で、裏社会とのつながりが生じ、そうした人々に貸し借りが生じて、徐々にそうした裏社会の思想や文化に染まっていったのではないかと思うのである。


以下の記事がそれを物語っている。


「座間9遺体事件」鬼畜容疑者は闇社会から脅されていた
2017年11月10日 21時0分 Smart FLASH

 神奈川県座間市のアパートから9人もの遺体が発見された猟奇殺人事件。死体遺棄の疑いで10月31日に逮捕されたのは白石隆浩容疑者(27)。

 座間市で生まれた白石容疑者は、横浜市内の県立高校を卒業後、地元のスーパーに就職する。2年後には横浜市の電子機器販売会社に勤めを変えたが、半年で退社している。

 その後、座間市内のパチンコ店でアルバイトをしていたとき「半グレ集団を通じて、都内のスカウト業を紹介された」(社会部記者)という。
 白石容疑者を知るスカウトマンが語った。

「スカウトマンとしての腕は評価されていた。ただ気が小さいのか、一カ所にじっとしていられず場所をすぐ変える。それでもSNSで女のコを募集していたし、成績はよかった。マメに優しく返信していたのだろう。

 彼の悪いところは風俗嬢に払うべき金を中抜きしたり、会社を通さないで個人で店に女のコを紹介したりしていたこと。本来会社の取り分になる金が自分の懐ろに入るからね。

 会社や女のコたちの関係者に追い込みをかけられると平謝りになり、返済を繰り返していた」

 白石容疑者は2017年初め、茨城県神栖市の違法風俗店に女性を斡旋し、偽名で報酬を受け取った容疑で逮捕された。

「逮捕後、歌舞伎町に戻った白石は、スカウト会社の面倒を見ている新宿の暴力団関係者にボコボコにされた。本人は、逮捕されたうえに暴力団から制裁を受けたことで、新宿での仕事が怖くなったようです」(飲食店関係者)

 歌舞伎町のスカウト会社を辞めた後、地元で個人的にスカウト業を再開。神奈川県内の風俗店に、女性を斡旋するようになる。

「白石は地元の風俗店に『女のコを連れてくるから使ってくれ』と営業をしていました。ところが紹介した女性の欠勤が多く、責任を問われた。地元の有力ヤクザに『地元には地元のやり方があるから、偉そうにするな。上納金を払え』とシメられたそうです。

 以来そのヤクザは、白石を自分の手下のように連れて歩くようになりました。白石がそのヤクザや子分連中と一緒に会合についてきた、という話も聞いています」(地元経営者)

 11月3日現在、白石容疑者は単独の犯行だと供述しているが、未解明な部分が多い。殺害した女性たちとはツイッターのアカウント名で呼び合っていた。自分が手にかけた女性の本名すら答えられないという。

(週刊FLASH 2017年11月21日号)


白石容疑者は、暴力団に追われていたと記されているが、一度、暴力団に追われた人間は、何らかの因縁をつけられてその後も延々と追われ続けるのが通常である。


暴力団においては、自分たちに都合の悪い人間は、口封じに殺すようなことは、日常茶飯事に行われている。


暴力団は、リバータリアンであり、無政府主義者であり、政府が押し付ける法や社会規範や道徳観念に従わず、彼ら自身の論理、利益追求や、生存本能などで生きていて、必要とあれば人を殺しもする。


そのような人々と日常生活の中で関わっていただけに人を殺すことが何か普通のことになっていた可能性が高いと思うのである。


私は、白石容疑者のアパート前で、クーラーボックスを抱えて階段を上がる2~3人の目撃された男性とは、そうした筋の人間で、殺害事件に間接的に関わっていた可能性を疑っている。


つまり、白石容疑者は、そうした筋の人間から手段を選ばずに何が何でも金を返すように指示されていた可能性もあると考えられる。


然し、これはあくまでも推測であり、本当かどうかは分からない。


但し、白石容疑者が、こうした裏社会の習慣、文化に深く影響されていたことは間違いないと思うのである。




私はこうしたことを考えていて思い出したのは、今年の年初からビットコインが非常に流行り出した時、私はナサニエル・ホッパーの『デジタル・ゴールド』という本を読んだ。






今年の前半、ビットコインについて研究する為に様々な本を読みこんでいたのだが、その中の一冊である。


この本はビットコインの黎明期に関わった人々の行動の記録であり、ドキュメンタリーである。



この本を読むと、ビットコインの黎明期というのは、単なる経済活動というよりも政治運動に近かったのである。


初期のビットコインには、サイファーパンク(社会や政治を変化させる手段として強力な暗号技術の広範囲な利用を推進する活動)に携わる人々(例えばジュリアン・アサンジのような人々もそうである)が携わっており、政府の支配を嫌い、自由な社会を築きたいとするリバータリアン(自由至上主義者)や無政府主義者の反体制的な活動だったのである。


そうした人々の政治運動色が次第に薄れていって、今現在は、経済的な利便性などから社会的に認知されて来ているが、元々は、現在のマネーシステムに反対する人々の政治運動、市民運動だったのである。


そのようなことを言えば、パーソナルコンピューターやインターネットの黎明期そのものも権力の監視の目を潜って人々が連帯する為の道具として発明されたのである。


パーソナルコンピューターは、そのようなコンセプトで、シリコンバレーの天才たちによって生み出された。



この『デジタル・ゴールド』によれば、ビットコインの黎明期にビットコインの実需に一役買ったのが、『シルクロード』と呼ばれる違法取引サイトで、そこでは違法な薬物の取引などもされていたのである。



その『シルクロード』の運営者であったロス・ウルブリヒト被告は、「社会制度や政府」の介在なしに生きることを自らの信念として、その理論の実践として、このシルクロードという闇サイトを運営していた。



非常に思想犯に近い人物であるが、彼の生き方や思想は、リバータリアニズムに分類されると考えられる。



リバータリアンというのは、人に迷惑をかけさえしなければ人は何をしても良い、自殺をすることも自由なのである。


従って、リバータリアンの思想の中では、死にたい人と殺したい人の需要と供給が、一致すれば、そこで取引が成立し、その取引自体は、自由に行ってよいとする考えになる。



従って、リバータリアン、無政府主義者は、社会を不安定にする麻薬なども、使いたい人と売りたい人の需要と供給が一致すれば、それを売り買いするのは自由であり、政府の出る幕ではないという考え方である。



そうした考え方を元に『シルクロード』では、マリファナ、LSD、ヘロイン、コカインなども含めた薬物1万3000品目あまりが売買され、「ドラッグのeBay」とも呼ばれていたようである。



結局、FBIの捜査が入って、ロス・ウルブリヒト被告は、逮捕され、マネーロンダリングの共謀、コンピューターのハッキング、麻薬取引などの7訴因で有罪となり、終身刑になるとも言われている。




このロス・ウルブリヒト被告が、麻薬の販売人とトラブルになった際にその筋の人間(マフィアや殺し屋)を使って、そのトラブル相手の殺害を何度も企てていたことが分かっている。


結局、ロス・ウルブリヒト被告が雇った殺し屋は実際には、依頼された殺しを実行してはいなかったのだが、ロス・ウルブリヒト被告は殺人未遂を行っていたのである。



こうしたシルクロードの顛末を取材した『デジタル・ゴールド』の著者・ナサニエル・ホッパーによれば、結局、社会制度や政府に頼らないで、トラブルを解決しようとする場合、結局、法の力によってトラブルを解決できないため、何でも自力で解決しなければならず、その結果、相手から生命の危険が脅かされるようなトラブルが生じた場合、相手を殺害するなどして、そのトラブルを解決しなければならないような事態となるのである。



リバータリアンの目指す世界においては、政府による法の裁きが適用出来ないため、万人が万人との闘争状態となり、そこでは、お互いに相手を殺害することも必要な手段と化してしまう。




リバータリアンが信奉する市場原理を極限まで推進すると犯罪を裁く政府も無くなり、無法状態となり、何でも自力で解決しなければならないのである。


これについては、ダニエル・デイ・ルイスが主演した『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』という映画でもそうした世界観が描かれていた。


20世紀の初頭にアメリカ西部で石油の油田を探していた主人公は、結局、自分に危害を与えようとする人間を殺害し、穴に埋めるのである。


法による裁きというものが全く行き届かない世界においては、自分自身にとって利益か不利益か、自分の生存にとって安全か危険か、そうした観点から、時には相手を殺害する。






新自由主義的な何でも市場に任せて”万人が万人と闘争する”社会の中では、ファシズムの思想などもそうだが、「強いものだけが生き残るべきで弱いものは生きる資格がない」とする力の論理が支配する。



西洋社会の優生学や西洋の思想の根底にある思想である。




この論理を突きつめて行くと、座間9人殺害事件で、殺された人間は、一緒に死んでくれる人を探すほど、弱くて生きるに値しなかったのであり、殺して金品を奪った犯人は、強いから生き残ったのだという解釈となる。



道徳は失われ、全ては自分が利益になるかならないか、自分が生き残れるか生き残れないかという観点が全てとなるのである。




相模原の障害者施設で19人を刺殺し、26人に重軽傷を負わせた大量殺人事件(相模原障害者施設殺傷事件)においても犯人の植松聖は、完全な確信犯であり、世界平和の為に行ったと考えているのである。




障害者はその周りの家族に多大な苦労を強い、行政的にも多大なコストがかかる。



障害者が意味のない生を送るよりも殺してあげた方が、その本人にも周囲の人にとっても良いことなのだとする。




それは結局、西洋の優生学の思想、「強いものだけが生き残るべきで弱いものは生きる資格がない」とする論理が生み出した思想である。



この考え方が、プラトンの『国家編』の中にも出て来るのであるが、強い国家を作るには、健全な国民が必要である為、精神薄弱者や障害者はどこかに隠してしまうという考え方が出て来るのである。



プラトンと言えば、西洋合理主義、西洋哲学の基本に位置づけられるが、そのプラトン哲学の中にそうした考え方が出て来ることに私は当時、驚いたが、奴隷制度が当時、全く当たり前だった時代においての思想である。







最近は、振り込め詐欺などが当たり前のように行われ、下手をすると、詐欺に遭った方が、ボーとしていたから悪いのだとでも言われんばかりの勢いである。



詐欺の手口も大胆かつ、確信的である。


積水ハウス、63億円「地面師」被害か 警視庁に情報提供
2017.8.3 23:56 産経ニュース

大手住宅メーカー「積水ハウス」(大阪)がマンション建設用地として東京都内の土地を70億円で購入し、うち63億円を既に支払ったにもかかわらず、法務局から書類偽造を理由に所有権移転の登記を拒否されていたことが3日、分かった。同社が同日までに公表した。同社は、本人確認書類などを偽造して他人の土地を無断で売却する「地面師」による詐欺被害に遭った恐れが強いとして、警視庁に情報を提供した。

 関係者によると、問題となったのは、JR山手線五反田駅(品川区)近くの約2千平方メートルの土地。

 同社によると、この土地取引は、同社と契約する不動産業者が、所有者を名乗る人物側から土地を買い取り、直後に積水ハウスに転売する形式で行われた。4月24日に売買契約が成立し、積水ハウスは6月1日、63億円を不動産業者に支払い。法務局に所有権移転の登記を申請した。

 しかし法務局から、同社が所有者側から受け取って提出した書類に偽造があると指摘され、同月9日、登記申請が拒否された。その後、所有者側とは連絡が取れなくなった。

関係者によると、本来の土地所有者側も警視庁大崎署に相談しているという。

 地面師による詐欺被害はバブル期に続発。

 しかし東京五輪を控えた都心の不動産価格高騰を背景に、近年は再び被害が増え、警視庁は昨年以降、複数の地面師グループを摘発している。

 積水ハウスは、「捜査に全面協力する」としている。


最近、あまりにも詐欺が横行しており、あたかもそれは1つのビジネスであるかのようである。



もはやそれを取締ることも難しいので、詐欺に遭わないようにすることは自己責任になったのである。



つまり、詐欺に遭うのは、その人が不注意でボーっとしているから悪いのだ(弱者だから)といった解釈が優勢である。




元々法律でも詐欺に遭った場合、その詐欺に遭った加害者だけが悪いのではなく、詐欺に遭った本人にも落ち度があったとするのが法律上の解釈である。



民法96条で、「善意の第三者」について記載した箇所がある。



1項
詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。

2項
相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知っていたときに限り、その意思表示を取り消すことができる。

3項
前2項の規定による詐欺による意思表示の取消しは、善意の第三者に対抗することができない。


つまり、『Aが、Bに騙されて不当に奪われた場合、Bがその土地または車をまったく事情を知らないC(=第三者)に転売した時、いくら詐欺による土地売買契約とはいえ、本項により、Aは、Cに対し、その売買契約の取消しを主張できない』のである。



これは騙す方だけではなく、騙される方(弱者)にも落ち度があるとする考え方であり、「強いものだけが生き残るべきで弱いものは生きる資格がない」とする現実をある程度、反映したものではないかと思うのである。




であるから、例えば、今回の座間の事件でも一緒に死んでくれる人を探して、得体の知れない人間に近づいていった少女たちにも落ち度があったのであって、それは弱いからこそ、餌食になったのだと考える人も出て来るかもしれない。





振り込め詐欺が社会に横行したのは、小泉純一郎元首相が、規制緩和、市場原理を導入し、アメリカの市場原理の考え方に乗せられて、非正規雇用を大幅に増やし、労働力の流動性を増すなどと都合の良いことを言って、格差社会を推進したからである。



その背景にある思想は、「強いものだけが生き残るべきで弱いものは生きる資格がない」という思想であり、政府のトップがそのような思想を認めたからこそ、社会の末端までその思想が蔓延し、自分の利益や生存を維持するためにはどんな手段を使ってもいいという姿勢として現れているのである。




日産の不正検査問題も神戸製鋼データ改竄の不正も、生存するためにはなりふり構わないという考え方が現れたものである。





ドナルド・トランプはアメリカ第一主義を唱えて、アメリカの国益を第一に追求すると正直に表明している。



イギリスはEUから離脱し、EUへの財政負担を回避し、自国中心主義に回帰した。



中国は南沙諸島を埋め立てて、国際司法裁判所の判決を無視して、ひたすら国家の防衛、国益を追求している。



北朝鮮の金正恩は、ミサイルを発射して、国際社会を威嚇し、部下を高射砲で殺害する。





それらの振る舞いは、徹底したリアリズムであり、弱肉強食の世界にあって、自らの生存を確保しようとする試みである。




『ボウリング・フォー・コロンバイン』のマイケル・ムーア監督によれば、アメリカで銃の乱射事件が多いのは、銃規制をしていないからではないのだという。



例えば、カナダでは、銃の規制をしていないが、銃の乱射事件などは起こっていない。



マイケル・ムーアの結論によれば、アメリカは、極端に市場原理的で、競争社会で、弱肉強食の社会であるからこそ、それが起こったのである。



ラスベガスの銃乱射事件も、テキサスの教会での銃乱射事件もそうである。



アメリカ社会が、「強いものだけが生きるに値する」というファシズムの思想を全体として肯定しているのである。



力の論理であり、銃で殺された人間は弱いから殺されたのである。この力の論理によれば、そういうことであり、話は単純である。



ドナルド・トランプが、「悲劇と恐怖に見舞われたとき、米国は一つに結束する。これまでも常にそうだった」などと言っても、心の底では、「強いものだけが生き残るべきで弱いものは生きる資格がない」というこの冷酷な現実(原理)をどこかで崇奉しているのである。




ドナルド・トランプの台頭に見るように今は、万人の平等を訴えるリベラリズムは死に絶えて、万人が万人と市場原理の中で闘争するそのようなスタイルが優勢になっている。



社会的関係よりも自らの生存を優先し、綺麗ごとを言うよりも自らの尋常な努力で成り上がり、成功を掴み取る。全ては自分次第である。



政府も誰も助けてはくれない、社会保障は役に立たず、自分の自己努力で、自分の生存を維持しなければならない。



サバイバルである。毎日が生存との戦いである。




このような世界が、ハイエクや、ミルトン・フリードマンが考えていた世界なのである。



今、世界は新自由主義、市場原理(弱肉強食)によって、全てがプレーヤーたちの適者生存の論理によって営まれる社会へと移行したのである。



天王星が牡羊座に入室したことが関係していると思われるが、この傾向は暫く続くものと思われる。





私自身も最近、ビットコインの熱狂の渦の中に巻き込まれているのだが、そこはまだ新しい分野であり、法の及ばない規制の及ばない世界である。



値幅制限などもなく、一夜にして、巨万の富を築いたり、一夜にして損失したりする。



誰も助けてはくれず、マニュアルもない。全てが自己責任である。





そのような万人が万人と闘争するという風潮が、現在の社会風潮である。



そうした中で、ファシストのような人物が台頭して来ている。



安倍首相がまずそうした人物の一人である。




森友学園、加計学園など、自分の友達に便宜を与えて、自分の友人たちの経団連の企業の株を郵貯資金で購入して価格を吊り上げる。


個人主義であり、公的な活動ではない。



今や日本国は安倍晋三の国であり、安倍晋三は日本の国王である。


国王が、自分の国の中で、好き勝手に振る舞っている。


そういう状況が今の状況である。




法による統治ではなく、自分の実力、腕一本で、今の隆盛を築き、自民党は再び、大勝し、リベラル左翼は死に絶えた。




これが牡羊座に入室した天王星がもたらしている保守革命なのである。






座間9人殺害事件は、この現在の世相を反映した事件である。





そして、土星が蠍座と射手座の境界線付近のガンダーンタを通過していた時期に事件は起こったのである。



白石容疑者は、土星がガンダーンタを通過しているこのタイミングで、2ヶ月で9人を殺害したのである。




ガンダーンタは、火→土→風→水のサイクルの最後であり、土星はジェーシュタを通過していた。



このタイミングにアメリカでは、ラスベガスやテキサスで銃の乱射事件が起こったが、日本においてもそれに勝るとも劣らない不吉な出来事が起こったと言える。





最も不吉なのは、白石隆浩容疑者が、ただ金のために9人も殺害したという事実である。



彼は金に困っており、明らかに貧困の問題というものもあるのである。



座間の安アパートにやっとのことで入居し、貧困の中で、社会の底辺で起こった事件である。



裏社会とのつながりも認められた。



万人が万人との闘争の中で、弱者を食い物にし、あるいは弱者が強者に死に物狂いで喰らいついていく。(それが詐欺の現実である)



このような怪物的な人物が出現するのは、全体的な社会風潮を極端に象徴しているのではないかと思うのである。



例えば、中東で殺戮を繰り返しているイスラム国などもそれに該当する。



まずエネルギーの世界(人間界の想念や思想の世界)で起こっていることが様々な現象として現れているように思えるのである。





【白石容疑者の出生図】






出生時間は分からないが、一つ可能性のあるラグナとして射手座ラグナが考えられる。



もし射手座ラグナであると考えると、土星がラグナに入室する前に12室を通過していた最後のタイミングの2か月間の間に9人の殺人を犯したことになる。



そして、アパート室内で、遺体を解体するなどの異常な行為に及んでいた。



密室でこうした行為を行っていたのであり、これは12室に該当する。



土星がこの12室で水の星座と火の星座のちょうど境界線付近のガンダーンタ領域を通過していたタイミングで、こうした犯行に及んだのである。



ラグナに在住する2、3室支配の土星に火星がアスペクトしていることは暗質(タマス)なパーソナリティーを表しており、またラグナに土星と火星が絡んでいることは、支配的なパーソナリティーを意味している。



ラグナから見た6室には火星が在住しており、6室の火星はサディスティックな配置であり、支配的な配置である。



以前、北朝鮮の金正恩のチャートの検証時にも言及したが、6室の火星は高射砲で幹部を処刑するような徹底的な暴力を表している。



従って、この配置から考えると、白石容疑者の異常なまでの暴力性と実行力が理解できる。



通常、火星がこうした配置になければ、その異常な実行力が理解できないのである。




8室支配の月が6室に在住することは、自分が風俗店に斡旋した女性から安易に金銭を得ることを表しており、基本的に人から不労所得を得ようとする配置である。



またラグナロードの木星が8室で高揚している配置も基本的に人に依存して、不労所得を得ようとする配置を表している。



基本的に白石容疑者の事件とは、被害者との支配-服従関係など、偏った人間関係がもたらした事件である。



ある意味で、白石容疑者は、自分の生存や金銭の習得を人に頼っていく所があり、また自分を頼ってくる人物を奴隷化し、殺害して金銭を奪うことによって、その生存を維持していたことから6-8の人間関係が強調される。



従って、6室や8室に惑星集中しているという観点は妥当なのである。




6、11室支配の金星は10室で減衰しているが、6室の支配星が減衰している配置は、敵を粉砕する配置である。



この場合、6室の支配星は、風俗店に斡旋したり、殺害対象となった弱い立場の女性を表している。



この6室支配の金星が10室に在住している配置が風俗店に女性を斡旋するような仕事を表わしているのである。



6室支配の金星が減衰しているので、白石容疑者は女性に対して、圧倒的に強い立場として振る舞ったことを表している。




因みに白石容疑者がテレビドラマにエキストラとして出演したり、アダルトビデオに出演したりしたことは金星が月から見て5室に在住していたり、また木星やケートゥから見て3室に金星が在住していることから考えられる。



木星やケートゥのダシャーが来た時にそのダシャーをラグナとした場合の3室金星の象意が顕現したということである。




白石容疑者は、金を得ることに異常に執着をしていたが、2室にラーフが在住している配置がそれを物語っている。



2室のラーフは金銭を得たいという欲望が異常に強いことを表している。



ラグナロードの木星が8室で高揚して2室のラーフにアスペクトしているため、対人関係において相手の所持金に期待し、取得しようとする傾向を表しているのである。



この辺りは、保険金殺人などで、次々に相手を殺害して不労所得を得ようとする犯罪者のチャートと同じ構造をしていると考えられる。



更に非常に特徴的なのが、6室に在住する火星と月がナクシャトラレベルの星座交換をしていることである。



火星はローヒニー(月)に在住しており、月はムリガシラー(火星)に在住している。



従って、火星と月は、コンジャンクトすると共にナクシャトラレベルの星座交換によって緊密に結びついている。



火星は5、12室の支配星で月は8室の支配星である。



これらの惑星が星座交換することで、5-8、8-12の絡みが生じている。



5室支配の火星は6室に在住し、8室支配の月とナクシャトラレベルの星座交換をしているのである。



これは白石容疑者が暴力的な考えを持っており、悪意や狂信的な考えを持っていることを表している。



5室は過去世の功徳が現れるハウスであるため、過去世からのサンスカーラの結果、このような思考傾向が生じたと考えることが出来る。



この月と火星が6室でコンジャンクトして、ナクシャトラレベルでの星座交換をしているが、6室と8室の絡みが5室(判断力)に形成された為、犯罪者の思考を表しているのである。




ラグナが射手座であると考えると、現在のダシャーは木星/土星期である。



アンタルダシャーロードが土星である為、トランジットの土星が特にガンダーンタを通過中であることが重要な意味を持ってくるのである。



そして、蠍座に土星が通過していた間に犯行を犯し、特に土星は蠍座に逆行して、逆行した惑星というものは、やり残した仕事をしに前の星座に戻っていくような所があるのである。



そして、土星は星座を出ていくタイミングに最も結果を表わすのである。








土星が2017年10月26日に射手座に移動したが、土星は月から見ると10室支配で8室に在住し、行為の行き詰まりを表している。


その土星に対して、トランジットの土星がリターンしたことを意味している。



そして、射手座は、上昇と下降の星座であり、特に傷ついた射手座を持っている場合、それは転落を表している。



従って、白石容疑者は、犯罪者として社会的に転落したのである。



射手座は1室であり、1室に土星が通過するタイミングは新しい出発を表しており、これまでの人生の歩みが一変するタイミングでもある。



そうした意味では、土星が蠍座12室を通過するタイミングは、白石容疑者のこれまでの行為の集大成であり、クライマックスであったと考えられる。




土星がラグナに在住する2、3室支配の土星にトランジットしたタイミングで、白石容疑者は逮捕され、近所に住んでいた妹、母親、父親など家族は突然、姿を消した。



土星が2室は両親、家族のハウスであり、3室は妹のハウスである。



2、3室支配の土星にトランジットの土星がリターンすることにより、長い間、繋がりが断たれていた家族との間の関わりが再び、復活したのである。



それは家族にとっては迷惑なことであった。




家族の2室をラグナとすると1室は12室目に該当するため、そのため、家族は姿を消したのである。



少なくとも土星が射手座を通過する2年半はメディアやマスコミから姿を消して身を隠す生活を意味しているのである。





因みに10室に在住する金星、水星、太陽はハスタに在住しており、ハスタの支配星は月で、月は6室に在住している。



また8室に在住する木星とケートゥはプシュヤに在住しており、プシュヤの支配星は土星であるが、土星はプールヴァアシャダーに在住しており、支配星の金星は乙女座のハスタに在住している。



従って、ナクシャトラの支配星を辿っていくと、6室の月に行きつくことが分かる。



また2室のラーフはシュラヴァナに在住しており、シュラヴァナの支配星は月で、やはり、月は6室に在住している。



このように全ての惑星が在住するナクシャトラの支配星をディスポジター繋がりで辿っていくと、最終的に6室の月と火星に収束する。




この月と火星は6室に在住し、ナクシャトラレベルの星座交換をしている極めて、特徴のある配置である。




私は以前、8室支配の月が6室で高揚している人物のチャートを見たことがあるが、その人物は多くの人から出資を受けて、個人で投資ファンドのような仕事を営んでいる人物であった。



従って、8室支配の月が6室で高揚している配置は、他人の金銭から利益を得る配置である。



然し、この投資活動が、非常に危ういのであり、下手をすると出資者の資金を右から左へ回して自転車操業的に運営するような側面があり、下手をすると投資詐欺に近い状況と成り得る。



8室の支配星が6室に在住すると6-8の絡みが生じるのであり、6-8の絡みは犯罪の絡みであると言われている。



この月と暴力を表わす6室在住の火星がコンジャンクトし、更にナクシャトラレベルの星座交換をしているのである。



つまり、この配置は、相手から金銭を奪い取って、相手を殺害した配置であると考えられるのである。




白石容疑者は、被害者となった女性たちにtwitterで言葉巧みに接触を取り、ある意味、親切そうな装いで、接近していき、相手を思いやるかのように自殺の幇助を申し出て、その辺りは表面的には親切な素振りを示している。



これはラグナロードの木星が8室の蟹座プシュヤで高揚していたからではないかと考えられる。



ある意味で、女性たちに依存し、甘えていくような素振りも示したのである。




しかし、ディスポジターの月が6室で火星と絡んでいるため、そうした甘えの素振りを示しつつ、最終的には相手を殺害して、金品を奪い取る行為に帰結したのである。




このようにチャートを惑星のディスポジターの連鎖、ナクシャトラの支配星のディスポジターの連鎖で、ストーリーを組んでいくと、この白石容疑者の行動パターンが読めてくる。



決定的な役割を果たしたのは、やはり、牡牛座でナクシャトラレベルの星座交換をする月と火星なのである。



その月と火星がナクシャトラレベルの星座交換をし、6室と8室の絡みも生じていることが重要である。



そして、その月と火星は射手座ラグナで6室に在住する場合に最も凶暴で、暴力的な配置となる。それ以外では不可能である。



従って、このように検証して来て、射手座ラグナというのは、かなり有力な線ではないかと思われる。

























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ラスベガス銃乱射事件の実行犯スティーブンパドックの動機

ラスベガス銃乱射事件の実行犯・スティーブン・パドックの出生図がアストロデータバンクで、Rodden Rating AAで、提供されている。


この事件が起きてから私は出生時間が分からない段階で、ラグナを検討していたが、結局、分からないでいた。


途中、検討してラグナが乙女座ラグナではないかと考えていたが、実際には、アストロデータバンクの情報では、双子座ラグナである。




ポイントはいくつかあるが、まず、スティーブン・パドックが犯行に及んだ2017年10月1日夜10時08分は、水星/月/ラーフ/火星/太陽である。


ADLの月はマラカの2室を支配して8室に在住し、PADLのラーフも8室に在住している。


この8室でコンジャンクションするラーフと月は精神異常、発狂のコンビネーションであるが、ADLの月はダニシュターに在住している。


ダニシュターの支配星は火星で、火星はラグナから6、11室支配で暴力を表わす6室と11室(6室から見た6室)を支配している。


月から見ても火星は4、11室支配で4室に在住している。


ラグナから見ても月から見ても火星は11室を支配しており、暴力を表している。



火星は自室に在住して強いが、強い火星は実行力を表している。


この火星が今回の銃乱射の実行に関係していることは明らかである。


この火星はバラニーに在住しており、バラニーの支配星は金星であるが、金星の状態を見ると、金星は火星と土星によって激しく傷つけられている。


従って、アンタルダシャーであるマラカの月を見て、その月が在住しているのがダニシュターであるため、支配星の火星の状態を見ると、火星はラグナから6、11室支配で月から見ても11室支配の機能的凶星で、牡羊座のバラニーに在住している。


バラニーの支配星は金星であり、金星は火星と土星によって激しく傷つけられている。


おそらくラスベガスの屋外コンサートで楽しんでいた人々はラグナから見て5、12室支配で、月から見て5、10室支配でヨーガカラカの金星が表示体となっていたと考えられる。


この金星はラグナから見ても月から見ても音楽の5室を支配しており、また金星自体が音楽の表示体である。


この金星にラグナから見て6室支配の火星と8室支配の土星が絡んで激しく傷つけている。



従って、ラスベガスでの銃乱射とは、あたかもスティーブン・パドックの狂った音楽活動であったかのようである。


何故なら彼は、コンサート演奏中に銃の乱射を始めたからである。


観客は最初、演出の一部かと思い、また花火だと勘違いして逃げるのが遅れたという。






ダシャーは水星/月で、ADLの月がマラカで8室に在住し、ラーフと接合していた為、狂人化したのであるが、8室はチャネリングや霊媒現象を表わすハウスであり、何か心が悪魔的な想念によって支配された可能性も示唆している。


この狂人化したプロセスというのは8室、ラーフ、月で表されている。



何故、ADLの月期に暴力を行ったかという認識は、月が在住しているのが、ダニシュター(火星)だからだと考える以外にないのである。


従って、惑星が在住するナクシャトラの支配星の状態というのは重要である。



またもちろんADLの月、PADLのラーフ、そして、MDLの水星は土星の星座に在住しており、土星は8室支配で5室に在住し、6-11室支配の火星と相互アスペクトして火星と絡んでいる。


このMDL、ADL、PADLの惑星のディスポジターである土星の状態というのも重要であったと考えられる。



アンタルダシャーの月はマラカであった為、犯行を犯した後で、スティーブン・パドックは自殺したのである。



スティーブン・パドックは、1977−1979年(木星/木星 or 土星)と1985−1990年(木星/金星→太陽→月→火星→ラーフ)の2度の結婚記録があり、いずれもマハダシャー木星期の出来事である。


木星はラグナから見た7室の支配星であり、12室に在住している。





このような最悪な事件が起こる時、これは自然災害などでも同じであるが、火星と土星が重要な役割を果たしている。



火星と土星が星位が強くてパワーがあり、また火星と土星が6室と8室の支配星になるなど、その象意が最大限まで凶悪化しているのである。



この場合、極限的な暴力を表しているが、この暴力の表示体はラグナから6、11室、月から11室を支配する火星が表示体となっていることははっきりと分かるが、ダシャーの支配星が、火星と絡むのは、火星のナクシャトラに在住しているだけで十分である。


ダシャーの支配星が火星の星座に在住するか、あるいは、火星のナクシャトラに在住しただけで、そのダシャーの時期に火星が示す出来事を引き起こすのである。



実行犯スティーブン・パドックの動機がまだ解明されていないということだが、出生図には明らかに暴力が示されており、それが月のアンタルダシャーの時期に噴き出したことが理解できる。


月はラーフと共に8室に在住し、8室は支配されることを表しており、心が突然、凶悪な考えで満たされたのである。それは霊媒現象とか憑霊現象に近いものかもしれない。


月とラーフのコンビネーションは、躁うつ病に例えると、鬱状態ではなく、躁状態である。


鬱状態から躁状態に転換した時に突然に気持ちが高揚して、高い建物の窓から飛び降りて自殺してしまったり、そうした異常な行動を取ることがあると聞いている。



それと近いものがあったと考えられる。


躁状態

気分が著しく高揚した状態。陽気で開放的になり、興奮したり怒りっぽくなるなど、普段とは違う状態が続く。自信に満ちあふれ、いつもより多弁になるが、話題は次々と変わり、他人の意見に耳を貸さなくなる。睡眠時間が短くても平気で、自制がきかなくなり買い物やギャンブルに大金を使うなどして、社会生活に支障をきたすことがある。双極性障害(躁鬱病(そううつびょう))の主要な症状だが、他の疾患や薬物の影響などによっても起こる。

(コトバンク デジタル 大辞泉の解説より)


上記のように双極性障害という躁うつ病の主要な症状の中に自制がきかなくなり、買い物やギャンブルに大金を使うという行動傾向が記されている。


スティーブン・パドックは、プロのギャンブラーと自称し、ギャンブルで、2000万勝ったり、派手で極端な行動傾向が見られる。


動機というものは特にないのである。


元々持っている暴力のカルマが、アンタル月期になって躁状態に心が支配された時に噴き出したということである。


内に抱えていた暴力性を躁状態に心が支配された時に抑制が効かなくなり、外に発散したのである。



スティーブン・パドックの動機とは、富裕な人々への復讐とか、そうした動機とは全く違っている。


彼は不動産投資で儲けて、裕福であった。


また会計士として、仕事も真面目にこなしてきたようである。


あえて言うならば、躁うつ病の双極性障害のような行動傾向から、精神病の一種だと診断した方が適格である。


何か無差別に銃を乱射したいという欲求が抑えられなくなったのであり、犯行時、彼は何でも出来るような高揚した気分だったに違いない。


そして、犯行を終えたあと、そのまま、その勢いで自殺したのである。


ラグナは双子座のプナルヴァスであり、プナルヴァスは野心のない温和で陽気なナクシャトラであり、日頃はそんな犯行を犯すようには全く見えなかったに違いないのである。


実際、写真を見ても悪人には、見えず、気さくな人物といった印象である。






見た目からは全く想像も出来ないような大量殺人衝動を内に秘めていたのである。





(参考資料)



ラスベガス震撼、史上最悪乱射殺人犯の正体
64歳のパドック容疑者はカジノ好きだった
ロイター 2017年10月03日

[10月2日 (ロイター) ]- スティーブン・パドック容疑者 (64)は、一見するとネバダ砂漠の退職者コミュニティーでの穏やかな暮らしの中に落ち着いたかに見えた。その場所は愛用のカジノに近く、2015年に新居を購入していた。

ラスベガスまでは、車で1時間。そこで容疑者は、近代アメリカ史上最悪の銃乱射事件を起こす事となる。

公的記録によると、容疑者はアメリカ西部を転々としていた。カリフォルニア州沿岸に2~3年、ネバダ州の別地域に2~3年。テキサス州では狩猟許可を所有しており、そこにも最低2~3年は居住していた。パイロット免許を取り、少なくとも1台の単発航空機が容疑者名で登録されている。

2015年初頭にこぢんまりした2階建ての家を購入

2015年初頭、パドック容疑者はメスキートはずれのほこりっぽい町に新しくできた退職者住宅地に、こぢんまりした2階建ての家を購入した。砂漠の小さな町で、ネバダ州とアリゾナ州境にまたがり、ゴルファーやギャンブラーに人気がある所だ。

「感じのいいきちんとした家で、異常な所は何も見当たりません」メスキート市警察のクイン・アベレット広報担当官は、10月2日月曜日、記者団を前にそう述べた。家の中から銃何丁かと弾薬が見つかったが、銃所有者の多いこの地域では、当たり前と見なされる程度であったという。

南西に車を1時間走らせるとラスベガスである。7月28日木曜日、パドック容疑者は、マンダレイベイリゾートアンドカジノの32階の部屋にチェックイン。少なくとも10丁の自動小銃を持ち、58人以上を殺害、500人以上にけがを負わせる乱射事件を起こす事となる。

パドック容疑者の兄弟のエリック・パドックさんは、「何が原因でこんな乱射事件を起こしたのか皆目見当がつかない、家族は戸惑うばかりです」と、電話インタビューで答えている。パドック容疑者の親族が住む、フロリダ州オーランドの保安官事務所を通じ、手短かな声明文を発表する予定だと述べた。

エリック・パドックさんは、容疑者がフロリダ州中央部の湿気を逃れ、ビデオポーカーをしやすいネバダ州に引っ越すのを2年前に手伝ったと、地元紙オーランドセンティネルのインタビューに答えて言っている。最後に連絡を取り合ったのは2~3週間前で、ハリケーンのイルマがフロリダ州を襲い、停電となった件でテキストを送ったとの事だ。

自称「プロのギャンブラー」

以前の隣人であったフロリダ州ビエラのシャロン・ジュディーさんは、パドック容疑者は気さくで、自分の事をプロのギャンブラーと呼んでいた、と同紙のインタビューに答えて言った。スロットマシーンジャックポットで2万ドルを当てた写真を見せてくれた事もある、とも述べている。

警察の発表によると、パドック容疑者には前科はなく、交通違反があったのみだという。

ネバダ州メスキートに引っ越す前、パドック容疑者は、テキサス州にある同じ地名のメスキートという町に住んでいたことがあった。セントラルパークという集合住宅の管理人であったという記録がある。住宅の電話番号に応えた女性は、電話を別の管理人に転送したが、メッセージに対する返答は得られなかった。

2015年時点の記録には、パドック容疑者は独身であったと記されている。警察や公的記録によると、ネバダ州の退職者コミュニティーでは、容疑者はマリルー・ダンレイさんと同居していたとの事。ダンレイさんは、ソーシャルメディアのサイトで、自分を「カジノ専門職」と呼び、子どもと孫がいると書き込みしている。

CNNの発表によると、ダンレイさんは国外旅行中で、警察は、事件には何の関与もないものと見なしているようだ。

(ジョナサン・アレン、および以下の記者によるリポート: バーニー・ウッダル、アンジェラ・ムーン、コリーン・ジェンキンス。バーナデット・バーム編集)

参照元:ラスベガス震撼、史上最悪乱射殺人犯の正体
64歳のパドック容疑者はカジノ好きだった
ロイター 2017年10月03日


動機解明、長期戦に=大量殺害に異様な執念-ラスベガス銃乱射から1週間
2017/10/08-14:26 時事ドットコム

 【ロサンゼルス時事】米ネバダ州ラスベガスで58人が死亡、500人近くが負傷した銃乱射事件は8日で発生から1週間。犯行後に自殺したスティーブン・パドック容疑者(64)の大量殺人への異様な執念が明らかに なってきた一方、犯行動機は依然として謎に包まれている。米史上最悪の乱射事件の真相解明は長期戦の様相を呈してきた。

 ◇被害最大化狙う

 捜査当局によると、容疑者が最初に発砲したのは1日午後10時5分。高級ホテル「マンダレイ・ベイ・リゾート・カジノ」の32階の部屋からカントリー音楽祭の野外会場に向けた乱射は同15分まで断続的に続いた。 警官らが部屋を突き止め、午後11時20分に突入すると容疑者は既に自殺していた。

 流出した事件直後の写真によると、室内に大量の銃器が散乱していた。野外会場までの距離などを書いたメモも見つかったという。近くのマッカラン国際空港の燃料タンクも2発の銃弾を浴び、1発は貫通していた。容疑 者がタンクを爆発させることを狙った可能性もある。

 また、犯行に使用されたとみられる銃は連射可能な形に改造されていた。容疑者の車には銃弾を受けると爆発する物質が大量に積まれており、被害を大きくするためにさまざまな準備をしていた様子がうかがえる。

◇野外音楽祭を物色

 容疑者は事件の約2カ月前に、シカゴで開かれた野外音楽祭の会場を見渡せるホテルの2室を予約していたことも判明した。ボストンではコンサート会場に近いホテルもインターネットで探していたという。  事件の約1週間前にはラスベガスで開かれていた別の音楽祭会場を見下ろす高層マンションの3室を借りていた。捜査関係者は「容疑者がシカゴやボストンを訪れていたことを示すものは何もない」と米メディアに語った が、多くの人が集まる野外コンサート会場に狙いを定め、犯行の機会をうかがっていたとみられる。

  ◇協力者の可能性も

 不可解なのは動機だ。地元警察幹部は「過去の大量殺人の多くは動機がはっきりしていたが、今回は何も発見できていない」と認める。

 カギを握るとみられていた交際相手のフィリピン出身の女性(62)は「彼が誰かに対して暴力を計画しているとは思いもよらなかった」と弁護士を通じてコメントした。過激思想に染まっていた形跡はなく、裕福な暮ら しを送っていた容疑者を犯行に駆り立てた動機は不明だ。

 捜査当局は「誰にも知られずに1人で犯行を計画・実行したとは考えにくい」(地元警察幹部)とし、背後に協力者がいた可能性を視野に入れている。「容疑者の生まれてから死ぬまでのあらゆる面」(同)を今後徹底的 に調べる方針だ。

参照元:動機解明、長期戦に=大量殺害に異様な執念-ラスベガス銃乱射から1週間
2017/10/08-14:26 時事ドットコム

【ラスベガス銃乱射】血まみれの観客、女性の悲鳴…! 実行犯の異常な生い立ちと、父親(FBI最重要指名手配犯)のヤバさも発覚!
2017.10.03 知的好奇心の扉 トカナ (TOCANA)

 カジノで有名な米・ネバダ州ラスベガスにある「マンダレイ・ベイ・ホテル」で1日夜(日本時間2日)、銃乱射事件が起き、少なくとも59人が死亡、400人以上が負傷した。犯人は同ホテルの32階から、地上に向けて自動小銃を無差別に乱射した。

 ホテル近くでは「ルート91ハーベスト・フェスティバル」なるカントリー音楽の祭典が開催されており、2万2千人以上が集まっていたという。まさか上空から銃弾の雨が降ってくるとは夢にも思わず、観衆は大パニックに。その様子はツイッターなどに投稿され、女性の悲鳴や、頭から噴水のように血を流して倒れる男性、鳴り止んだかと思った銃声が再び聞こえる恐怖の瞬間などが確認できる。

 米国史上最悪の銃乱射事件を起こした実行犯はスティーブン・パドック容疑者(64)。ラスベガスから北東130キロのメスキート在住で、先月28日から客として同ホテルに宿泊していた。事件後、IS(「イスラム国」)の傘下組織が同容疑者を「ISの兵士だ」と主張したが、現時点で宗教的な問題が動機につながった証拠は確認されていない。地元関係者によると、スティーブン容疑者は筋金入りのギャンブル狂。高レートのポーカーを好み、ひと晩で2000万円以上儲けたこともあったという。一方で犯罪歴はなく、軽微な交通違反以外で警察の面倒になったことはない。

ごく普通のスティーブン容疑者が凶行に走った理由は何なのか――? 事件をヒモ解く鍵となりそうなのが、この男の生い立ちだ。弟のエリックさんによると、兄弟は崩壊した家庭で育った。父親のベンジャミン・ホスキンス・パドックは銀行強盗を繰り返し、20年の有罪判決を受け、1960年代前半に収監されている。そして68年に脱獄すると、FBIの10大最重要指名手配犯リストに「極めて危険」で「精神異常」を抱えた人物として名を連ねたこともあった。ベンジャミンは78年にオレゴン州で発見されたが、当局は「精神異常者」「自殺願望者」と鑑定している。

 その息子が起こした重大事件。スティーブン容疑者は警察が突入する前に自殺したが、室内には自動小銃のほか、ライフル銃など少なくとも10丁の銃があった。まずは自動小銃で広範囲を“掃除”し、そのあとで逃げ惑う人をライフル銃で狙撃して楽しんでいたのだろうか……。

 警視庁元刑事の男性は「並の精神状態ではない。あくまで憶測の話だが、父親のマイナス面を引きずって生活し、何かのきっかけで爆発してしまったのかもしれない。犯行に使われた銃は連続発射が可能なように改造されていたというし、大量殺人を目的とした計画性が感じられる。FBIの重要指名手配犯リストに載った父親を“超える”べく、犯行を起こした可能性もある」と話す。銃社会の米国で、安全な場所はどこにもない。

参照元:【ラスベガス銃乱射】血まみれの観客、女性の悲鳴…! 実行犯の異常な生い立ちと、父親(FBI最重要指名手配犯)のヤバさも発覚!
2017.10.03 知的好奇心の扉 トカナ (TOCANA)










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植松聖の出生図について

相模原の障害者殺傷事件を犯行した植松聖の出生図である。

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出生時間が何時であっても月は天秤座で確定である。

更に出生時間が何時であっても現在はマハダシャー土星期である。

以下のいくつかの理由からラグナは獅子座ラグナではないかと考えられる。

植松聖は、事件のあった津久井やまゆり園から直線距離で500m程しか離れていない実家に住んでいたが、

当初、両親も同居していたが、母親が野良猫の餌付けを巡り近所とトラブルになったことが原因で、両親共々出ていったという。

従って、植松聖は実家の一軒家に一人住んでいたことになる。
これは不動産運を表しており、4室に火星が在住して4室が強いことで示されている。

母親が出て行ったということであるが、母親の表示体である月は母親を損失するハウス(4室から見た12室)である3室に在住しており、月は損失を表す12室の支配星である。

5室には土星と水星が在住しているが、土星は6、7室支配の機能的凶星で、水星は2、11室支配の機能的凶星である。

従って、5室では土星と水星は全くラージャヨーガを形成しておらず、6室や11室の絡みが見られる。
5室に絡む6室の支配星は狂信的な思想や思い込みを表しており、自分の考えに固執する傾向を表している。

但し、射手座は火の星座であり、思い込みを抱いたが最後、行動に結びつく激しいモチベーションを喚起したと考えられる。
5、8室支配の木星が11室から5室にアスペクトしていたが、木星はアールドラーに在住しており、アールドラーの支配星はラーフである。

ラーフと木星の絡みはファナティックな宗教性を表す絡みであり、この木星から思想的なエッセンスを得た可能性が高い。

つまり、植松聖の5室には土星や水星が在住し、しかも機能的凶星であり、ラーフの影響を受けた9室支配の木星がアスペクトしている。

5室にエネルギーが集中しており、彼が思想犯であることを裏付けている。

彼は犯行に至る前に思想を練り上げており、しかも機能的凶星によって練り上げているので、ファナティックな狂信性がそれに影響をもたらしたと考えられる。

また5室には8室支配の木星が絡んでおり、この木星が絡むことによって、ある一つの考えに固執することを表している。

これは洗脳を表しており、また彼が「神からお告げがあった」ことで思想転向したことを表している。

これは明らかに8室支配の木星が表しており、木星がアールドラーに在住していることで、ファナティックな思想をもたらす何らかの霊が憑依した可能性を示唆するものである。

以下は犯行に至るまでの経緯であるが、植松聖が思想転向したのは2016年1月に入ってからのようである。
この時に地元の先輩に「障害者はいらない。障害者がいなくなれば世界が平和になる。そういうお告げがあった」などと話している。

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植松聖容疑者の経歴や事件の経緯(時系列)

詳細時期不明 帝京大学で小学校教諭免許を取得(しかし刺青を理由に教員の道は断念)
2012頃 両親が自宅を出る
2012/12/1 植松聖容疑者が津久井やまゆり園の非常勤職員になる
2013/4/1 仕事が認められ、常勤職員になる
2016/1頃 地元の先輩に「障害者はいらない。障害者がいなくなれば世界が平和になる。そういうお告げがあった」などと話す
2016/2/14 衆議院議長公邸に行き、手紙を渡そうとするも断られる
2016/2/15 再び衆議院議長公邸に行き、座り込みをするなどして無理やり手紙を渡す
2016/2/18 職場の人に「障害者を殺す」と話す
2016/2/19 津久井やまゆり園が警察署に通報
警察官と面談した後、病院での診察を受けて「躁病」と診断され、緊急措置入院となる
津久井やまゆり園を退職
2016/3/2 病院を退院
2016/6 髪の毛を金髪にする

2016/7/26 未明、施設に侵入して45人を殺傷

AM2:40頃、施設から「大変なことが起きた」と110番通報
AM2:50頃、植松聖容疑者がTwitterに自撮り写真を投稿
AM3:00頃、警察署に自ら出頭。その後殺人未遂容疑と建造物侵入の容疑で緊急逮捕

(ニュース速報Japanより引用抜粋)
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この2016年1月はトランジットのラーフが獅子座に入室したタイミングである。

UematsuSatoshi_chart
従って、彼のパーソナリティーに変化が生じたことを物語っている。

ラーフは幻想や過剰をもたらす惑星である。

2016年6月には髪の毛を金髪にしているが、これはラーフがラグナをトランジットしているからであり、

また6月付近からトランジットの木星が乙女座へ入室する効果が始まっている。

そうすると蠍座をトランジットする土星と共に6室にダブルトランジットしている。

6室にはラグナロードの太陽が在住し、ラーフと金星が接合している。

ラグナロードに対する金星とラーフの接合が、髪の毛を金髪にしたことを表している。

ラグナロードの太陽、金星、ラーフにダブルトランジットが生じたために頭を金髪に染めたのである。

身体に何か変化が生じる時は必ず、ラグナやラグナロードが関係しているというのは、ラオ先生がテキストの中で教えている重要事項である。

従って、身体に刺青を入れたり、髪を金髪にするからにはラグナやラグナロードに何らかの惑星の影響が見られることが予想される。

ニュース速報Japanの記事によれば、20代前半のいつからか不良仲間と交友関係を持つようになり、上半身に大きな和彫りの刺青を入れているほか、下半身にも刺青を入れるなど見た目がどんどん派手になっていったという。

これは同じようにラグナロードの太陽にラーフが接合しているためである。

身体に刺青を入れる人は、ラグナやラグナロードにラーフ/ケートゥ軸が絡んでいる場合がほとんどである。

そして、何故、今のタイミングで、犯行に及んだかと言えば、おそらく現在、植松聖は土星/ラーフ期なのである。

6室は暴力のハウスであり、太陽、ラーフ、金星が在住している。

例えば、スターリンとか、金正恩など、暴力を行う人間のチャートは必ずと言ってよいほど6室に惑星が集中しているのである。

マハダシャーの土星は6室の支配星で暴力を表し、アンタルダシャーのラーフは6室に在住している。

通常、6室の凶星は敵を粉砕するという象意であり、格闘家やスポーツ選手にとっては勝負に勝つための重要な配置であるが、犯罪者にとってはそれは徹底的な暴力を行う配置であると考えられる。

トランジットの木星が乙女座に入室し、このアンタルダシャーロードのラーフと6室にダブルトランジットが生じた時、植松聖は今回の犯行に及んだのである。

ナクシャトラレベルで見ていくと、4室に在住する火星はジェーシュタの29度44’に在住しており、ガンダーンタである。

10室支配の金星が6室で太陽と接合しているが、これは相模原市が運営する「津久井やまゆり園」で市から雇われた公務員として働いたことを示している。

植松聖は明るい性格であったということから、おそらくラグナは獅子座のプールヴァパールグニーではないかと考えられる。

チャートの特徴としては、金星、木星などの吉星が逆行していること、また惑星が在住しているナクシャトラにかなり癖があることである。

例えば、木星が月から見ると3、6室支配で9室でアールドラーに在住しているが、3、6室支配の木星というのはヒトラーと同じである。

ヒトラーのファナティック(狂信的)な思想は、この木星がもたらし、3、6室支配で3室の射手座に在住する木星の表示体であるゲッペルスによって、宣伝されたのである。

ゲッペルスのチャートでは月が射手座に在住しており、この木星はヒトラーの思想を表すと同時にゲッペルスの表示体にもなっている。

従って、植松聖の木星はかなり傷ついている。

月から見て3、6室支配で9室でラーフを支配星とするアールドラーに在住している。

ディスポジターの水星は9、12室支配で3室に在住し、4、5室支配の土星と3室に在住している。

この配置があるために衆議院議長あてに手紙を書いて送ったり、その手紙の中で崇高な自らの使命のようなものを語っているのである。

それは非常に射手座的である。しかも傷ついた射手座の象意を物語っている。

然し、それらの水星と土星は狂信的な木星からアスペクトされているためにバランスを欠いた、極限まで突き詰めた思想となっている。

通常、6室が絡む場合はそこに狂信性や盲目性、思い込み、他の誰の意見も聞き入れない視野の狭さなどが生じるのである。

思想における一点集中が行なわれる。

ある観念に対して極端に集中し、狂信化する訳である。

彼は犯罪者ではあるが、非常に間違った思想に凝り固まった思想家であり、政治犯としても考えることができる。

その思想がほっておけないほど危険な思想であるため、各国の首脳が一斉に声明を発表したのである。

木星と土星が10室と10室の支配星にダブルトランジットしているために植松聖は、日本中、また世界中にその名を知られる存在となった。















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相模原殺傷事件について

相模原で障害者施設の障害者が元職員から刺されて19人が死亡するという衝撃の事件が起こっている。

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相模原の障害者施設、刺され19人死亡 26歳の元職員逮捕 「障害者なんていなくなってしまえ」供述
2016.7.26 08:30 産経ニュース

26日午前2時45分ごろ、相模原市緑区千木良の障害者施設「津久井やまゆり園」に「刃物を持った男が侵入してきた」と110番通報があった。神奈川県警や相模原市消防局によると、男に刺されるなどして19人が死亡、26人が負傷した。うち13人が重傷とみられる。県警は殺人未遂と建造物侵入の疑いで、現場近くに住む元職員、植松聖容疑者(26)を逮捕した。

県警によると、植松容疑者は午前3時ごろ、津久井署に「私がやりました」と車で出頭した。所持していたカバンから複数の包丁やナイフが見つかり、血痕が付いたものもあった。「ナイフで刺したことは間違いない」などと認め、「障害者なんていなくなってしまえ」という趣旨の供述もしているという。

死亡した19人は19~70歳で男性9人、女性10人。負傷者は男性21人、女性5人。東京医大八王子医療センター(東京都八王子市)によると、重傷者のうち同センターに搬送された男女4人はいずれも意識不明。首に刺し傷があり、胸や腕などにも複数の傷があった。北里大病院(神奈川県相模原市南区)にも13人が運ばれ、首に傷があった。

県警によると、入所者がいた居住棟1階の窓ガラスが割られ、近くにハンマーが落ちていた。植松容疑者が出頭した際に乗ってきた車の後部座席には、血の付いた結束バンドのようなものが複数本あり、施設からの通報には「縛られている人がいる」との内容も含まれていたことから、植松容疑者が犯行時に被害者を縛っていた可能性もある。県警は、詳しい経緯や動機を調べ、事件の全容解明を進める。

神奈川県などによると、植松容疑者は平成24年から同施設に勤務し、今年2月に「自己都合」を理由に退職した。在職時は入所者の生活支援を担当していたという。

現場はJR中央線の相模湖駅から東へ約2キロ。山に囲まれた住宅地で、近くに市立小学校もある。
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「後悔していない」 職員緊縛して入所者襲撃 計画的犯行か 植松容疑者を送検
2016.7.27 09:47 産経ニュース

相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元職員、植松聖容疑者(26)が襲撃の際、少なくとも2人の職員を縛って身動きを取れなくした上で、入所者を相次いで刺していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。複数の刃物や結束バンドはあらかじめ準備しており、「後悔していない」とも供述。神奈川県警津久井署捜査本部は、強い殺意に基づく計画的な犯行とみて動機の解明を急ぐ。

捜査本部は同日午前7時半ごろ植松容疑者を送検。警察車両に乗り込む際はジャケットを頭からかぶり、表情はうかがえなかった。捜査本部は今後、遺体を司法解剖して死因を調べるほか、植松容疑者の自宅などを家宅捜索する。

捜査関係者によると、植松容疑者は施設東棟の東側窓ガラスをハンマーで割って侵入。鉢合わせとなった職員少なくとも2人を結束バンドで縛ったうえで、一カ所に集めて抵抗しないよう脅した一方、入所者を次々と刃物で襲ったとみられる。

施設では19人が死亡し、職員2人を含む26人が負傷。入所者の遺体の傷は首など急所に集中しており、被害者の多くは、複数の障害や重い障害があり、抵抗ができないまま、何度も刺されたとみられる。植松容疑者は出頭時、血が付いた包丁など刃物3本を所持。乗ってきた車には、血のようなものが着いた結束バンドが複数あった。

植松容疑者は事件前、障害者の大量殺害を予告する言動を繰り返していた。2月には衆議院議長公邸を訪問。持参した手紙では、人の少ない夜間を狙い、職員が抵抗しないよう結束バンドで緊縛したうえ、障害者を殺害する計画などが具体的に記されていた。
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この事件の恐ろしい所は、その犯人の思想性である。

犯行に及んだ青年は「障害者なんていなくなってしまえ」と供述し、「後悔していない」と供述しているという。

また青年は衆議院議長宛の手紙の中で、「私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です」とか「障害者は不幸を作ることしかできません」と主張し、自らの犯行を作戦と呼んでいる。

この事件に対して、各国首脳が声明を発表しているのは、この思想がナチスの思想と類似しており、犯人が迷いなく確信犯的に行っている点に衝撃を受けたからである。

ヒトラーは弱肉強食の思想を唱え、劣っているもの弱いものは生きるに値しないと考えていた。

第一次世界大戦での経験によって、そのような思想に帰結したようである。

ヒトラーは最も優れた民族のみが生き残るべきであると考えていた。そのため、優秀なゲルマン民族を生み出すために優生学の思想によって、ユダヤ人や障害者などの社会的弱者を抹殺しようとしたのである。

全体主義国家では全ては国家の繁栄が目的となり、国民はその部品にしか過ぎなくなる。

そして全体主義国家では、優生学の思想を元により優秀な国民を生み出そうとするのである。

国家を繁栄させるのに最も貢献する国民を生み出すという目的の元に合理性、生産性、効率性の観点から、最も優秀な国民を優生学的に作りだそうとしたのである。

力(意志)、そして合理性を極端にまで追求する社会というものは、全体主義体制に帰結するのである。
恐ろしいことにこの思想は、西洋思想の出発点であり、当時の最高の知性であったプラトンの『国家編』の中にも登場する。

当時のギリシャの諸ポリスは戦争で生き残るために常に強い軍隊を養成する必要があり、国民には強さが求められた。

国家を繁栄させるためには国民は優秀でなければならない。
そのため、以下のように障害者や病弱なものは生きるに値しないといった思想が示されている。

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「身体の面で不健全な人々は死んで行くにまかせる」

「生まれついての病気持ちで不摂生な者は,本人にとっても他の人々にとっても生きるに値しない人間であり,医療の技術とはそのような人々のためにあるべきでもないし,またそのような人々には,たとえミダスよりもっと金持であったとしても,治療を施すべきではない」

(『国家』藤沢令夫訳,岩波文庫)
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国家の繁栄と合理性というものが結びつくと、このような思想に辿り付くことになる。
ヒトラーの思想は、元々西洋にある合理主義を個人の幸福よりも国家の繁栄に重きを置く全体主義の中で、積極的に極限まで推進した結果なのである。
今回の犯人の思想は、こうした西洋世界にある合理性を突き詰めた結果であり、本人の中では首尾一貫性があり、それだけに恐ろしい事件なのである。

西洋の歴史の中では、精神病者たちを診断して、精神病であるとラべリングして刑務所のような精神病院に社会から隔離してきた歴史があり、それが現在の精神医療である。
障害者に対峙した人が一度は頭に思い浮かんだかもしれないその思想を実行したという点で、戦慄の事件なのである。

然し、それを考えることは恐ろしいことであるが、確かにその思想は徘徊しているのである。
各国の首脳が、声明を発表したのはこの思想と戦わなければならないため、単なる一事件として扱っていない訳である。
この犯人の犯行が人類に対する挑戦であると受け取った訳である。

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障害者施設殺傷事件 ドイツ首相が弔電
7月27日 4時39分 NEWS WEB

相模原市の知的障害者の施設に刃物を持った男が侵入して入所者などを次々に刺し、19人が死亡、26人が重軽傷を負った事件を受けて、ドイツのメルケル首相は安倍総理大臣に弔電を送りました。
この中で、メルケル首相は「大変な事件が起き、心を痛めています。亡くなった人の家族の皆さんに心からお悔やみを申し上げるとともに、けがをした人たちの一刻も早い回復を願っています」と述べています。
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遺族に哀悼の意=米国務長官
2016/07/26-17:54 JIJI.COM

【ビエンチャン時事】ケリー米国務長官は26日、相模原市の知的障害者施設で19人が刺殺された事件について、「遺族に深い哀悼の意を表明する」と述べた。ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議出席のため滞在中のラオス・ビエンチャンでの記者会見で語った。
ケリー氏は事件について「一種のテロだ」と述べた上で、「われわれの思いは日本の人たちとともにある」と日本との連帯を強調した。
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安倍首相に哀悼メッセージ=ロシア大統領
2016/07/26-17:49 JIJI.COM

【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は26日、相模原市の障害者施設での殺傷事件を受け、安倍晋三首相宛てに哀悼の意を表明するメッセージを出した。

大統領府によると、メッセージは「無防備な障害者を狙って実行された犯罪の残忍さに動揺している」と表明。犠牲者の家族に同情を示すとともに、負傷者の早期回復を願うと述べた。
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こうした思想に関連するエピソードが現在の安倍政権及び、その周辺で見られるのである。

例えば、以前、石原慎太郎は、障害者施設(府中療育センター)を視察した体験について「1999年9月18付 朝日新聞」と「1999年9月18付 東京新聞」の記事で以下のように発言しているようである。

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「ああいう人ってのは人格あるのかね」「ショックを受けた」「僕は結論を出していない」「みなさんどう思うかなと思って」 「絶対よくならない、自分がだれだか分からない、 人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状況になって…。 しかし、こういうことやっているのは日本だけでしょうな」「人から見たらすばらしいという人もいるし、 恐らく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う。 そこは宗教観の違いだと思う」「ああいう問題って 安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」(「安楽死」の意味を問われた知事は)「そういうことにつなげて考える人も いるだろうということ」「安楽死させろといっているんじゃない」 (と否定した。)「自分の文学の問題にふれてくる。非常に大きな問題を抱えて帰ってきた」
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「行政者というより物書きをする人間として考えさせられた」「こんにちわ」「環境庁長官として(熊本県の)水俣を 訪れたときを思い出す」「生まれた時から同じような 症状なのか」「どういう治療をしたのか」(知事)「これだけ手厚い手当をしながら入所者の症状に可逆性(回復可能性)がない。徒労感は?」(院長)「時々あります。でも、それを乗り越えなければ仕事はできません」「入所者は自分がだれだか分からない。(彼らに)人生がない、というくくり方を する人もいるが、それなりの人生があるんだという一つの確信を持って仕事をしているのは、 素晴らしいことだ」(「外国にはこういう施設がない」と説明を受けた こともあって、都庁に戻っての記者会見では)「ああいう人(入所者)は人格があるのだろうか。 僕は自分の結論を出してないのだが、おそらく西洋人なんか切り捨てるんじゃないか。 (西洋人は)すぐに安楽死などを考えるのでは…」「ほかの(都立)病院はひどいからね。大改革をやろうと 思ったけど、『それなら、採算度外視で崇高な仕事をしている医師や看護婦もいるのを 見たほうがいい』と側近に言われた」。
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上記のように非常に正直に自らの感情について語っている。

然し、石原慎太郎は1999年第3回定例本会議で、植木こうじ議員の代表質問に対して、以下のようにも語っているようである。

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次に、府中療育センターの視察の感想を述べた私の発言についてでありますが、私の発言の真意は、行政の長というよりも一人の人間として、みずからも思い悩むことを感じさせられ、そのことを自分自身にも、及び記者の皆さんにも問いかけたものであります。
ある新聞が、現場にも同行せずに、この発言を意識的に曲解し、あたかも私が障害を持つ方々の人格を傷つけた──多くの読者に印象づけたことは、報道の正確性にもとり、許せぬ行為でもあります。これは卑劣なセンセーショナリズムであり、アジテーションであり、社会的には非常に危険なことだと思います。
府中療育センターで、重度の障害を持つ入所者と触れ合い、懸命に介護する医師や看護婦と意見を交換して感じたことは、人間の生きることの意義と奥深さであり、また、これに携わる仕事の崇高さであります。
私は、この視察で感じたことを知事としてしっかり胸に受けとめ、福祉の問題に取り組んでまいりたいと思っております。
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こちらはあまりにも自分の感情を正直に吐露してしまったことを弁明した内容である。

因みに障害者について語った内容とは異なるが、自民党の麻生太郎が以下のような発言をしている。

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いつまで生きるつもりだ…高齢者について講演会で
毎日新聞2016年6月17日 23時54分(最終更新 6月18日 08時05分)

麻生太郎財務相(75)は17日、北海道小樽市で開かれた自民党支部大会で講演し、「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、『お前いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」と述べた。高齢者らの反発も予想される。

麻生氏は講演で国内の消費拡大などが必要と指摘したうえで、「お金を何に使うかをぜひ考えてほしい。金は使わなきゃ何の意味もない。さらにためてどうするんです?」と述べた後に発言した。【一條優太】
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こうした発言も国家の繁栄のために合理性、効率性を追求する結果であり、根っこを同じくする思想である。

因みに私は、今回の事件は安倍政権やその周辺に顕現している思想的エネルギーと同じエネルギーにこの青年が憑依された結果ではないかと考えている。

この青年が「神からお告げがあった」と語っていることからそれが伺える。

それで、以前は「人を助ける仕事をしたい」と語っていたのが180度、思想が変わったようである。

かつてナチスや日本の軍国主義の中で顕現したエネルギーが安倍政権やその周辺においても顕現し、更にこの青年に憑依して、それを決行させているように見えてくる。
因みに安倍政権は明らかに全体主義国家に向かっており、憲法改正において検討している緊急事態条項などはその一つである。

この条項は、ドイツのワイマール憲法の「国家緊急権」と酷似しており、これを悪用してヒトラーは独裁者になったようである。

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安倍首相が目指す目標、ヒトラーのナチスドイツとこんなにも酷似していた!
ビジネスジャーナル 7/26 6:50
株式会社サイゾー

先月、放送界の大きな賞のひとつで、優れたテレビ・ラジオ番組や放送文化に貢献した個人・団体を顕彰する、第53回「ギャラクシー賞」の発表があった。注目のテレビ部門大賞は、『報道ステーション』(テレビ朝日系)の2本の“特集”が受賞した。大賞を、ドキュメンタリーやドラマではなく、報道番組の特集が獲得するのは極めて珍しい。

1本目の特集は3月17日放送の『ノーベル賞経済学者が見た日本』だ。その“主役”は、経済学の世界的権威、米コロンビア大学のジョセフ・スティグリッツ教授。政府会合の場で安倍首相に消費増税延期を進言したことが報じられた直後に、番組では教授への単独インタビューを放送したのだ。

しかもその内容は、日本国内の格差問題、法人税減税の効果(トリクルダウン)への疑問、さらに新たな税制改革の検討など、安倍政権の経済政策が抱える問題点の指摘や提言となっていた。ともすれば増税先送りにばかり目が向く状況のなかで、有効な判断材料となる専門家の知見を伝えたことの意義は大きい。

●ワイマール憲法と憲法改正

2本目は、翌18日の『独ワイマール憲法の“教訓”』である。1919年に制定されたドイツのワイマール憲法は、国民主権、生存権の保障、所有権の義務性、男女平等の普通選挙などを盛り込み、当時、世界で最も民主的と讃えられていた。しかし、その民主主義憲法の下で、民主的に選出されたはずのヒトラーが、独裁政権をつくり上げていったこともまた事実である。

この特集では、古舘伊知郎キャスター(当時)が現地に赴き、ワイマール憲法とヒトラー政権の関係を探っていた。背景には、安倍首相が目指す憲法改正がある。特に、大規模災害などへの対応という名目で、「緊急事態条項」を新設しようという動きだ。

番組のなかで、ワイマール憲法の研究者が自民党の憲法改正草案について語る場面が圧巻だった。草案に書かれた「緊急事態条項」について、ワイマール憲法の「国家緊急権」と重なると証言したのだ。さらに、「内閣のひとりの人間に利用される危険性があり、とても問題です」と警告した。この「国家緊急権」を、いわば“悪用”することによってナチスが台頭していったことを踏まえると、こちらもまた、私たちにとって大いに参考となる専門家の知見だった。もちろん時代も状況も異なるが、痛恨の歴史から学べることは少なくない。

2本の特集はいずれも、そのテーマ設定、取材の密度、さらに問題点の整理と提示などにおいて高く評価できるものだった。4月にキャスターが交代した『報道ステーション』をはじめ、各局の報道番組にも、こうした積極的な“調査報道”が増えることを期待したい。

(文=碓井広義/上智大学文学部新聞学科教授)
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背後に控える日本会議の要請を受けて「男女共同参画」の代わりに「能力主義」を重視するなどの方策は、国家の繁栄のために有能な人物を登用するという全体主義的な発想である。

また有能な人間だけが生き残ればよいとする適者生存の考え方であり、優生学の思想にも辿り付く考え方である。
また経済分野における市場原理主義というものは、競争に勝ち残ることを奨励する思想である。

競争に負けたものは消えていくことが正しいとする発想である。
例えば、マイケル・ムーア監督の『ボウリング・フォー・コロンバイン』というコロンバイン高校銃乱射事件を扱った映画があるが、その映画では何故、それが起こったのかについてその深い原因について迫っている。

この映画が明らかにしたのは、「カナダはアメリカ以上に銃の普及率が高いのに、銃犯罪の発生率が低い」という事実である。

この映画の結論としては、アメリカの社会の激しい競争(市場原理主義)が、そうした事件を引き起こしているというものであった。

そのエネルギーに憑依された高校生が拳銃乱射事件を起こしたのである。

それはその高校生の責任ということで終わらせるのではなく、社会の問題として考察する必要がある。
今回の相模原の障害者殺傷事件もそうである。

市場原理主義も、結局、経済において合理性を極限まで追求する思想である。
全体主義、市場原理主義、能力主義、適者生存、弱肉強食こうした論理は、今、安倍政権が進めている方向性である。

そして、これは日本会議が推進している明治憲法の復活という目標とも関連している。

全てにおいて合理性を極限まで追求することには問題があり、中庸が大事である。

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植松容疑者の衆議院議長公邸宛て手紙の全文 障害者抹殺作戦を犯行予告
2016/7/26 15:52 Breaking News Japan
神奈川県相模原市緑区千木良の障害者施設「津久井やまゆり園」で45人を殺傷した連続殺人・殺人未遂事件で、逮捕された元職員の植松聖容疑者(26)が、衆議院議長公邸に「障害者が安楽死できる世界を」とする手紙を渡していたことがわかりました。

発表によると植松容疑者は今年2月14日、東京都千代田区永田町にある衆議院議長公邸を訪れ、手紙を渡そうとしたということです。

しかし受付で手紙を受け取ってもらうことはできず、翌2月15日になって再度訪れたとのこと。そこで座り込みを行ったことなどもあり、警備にあたっていた警察官が衆議院事務局に確認したうえで、しかたなく手紙を受け取っていました。

渡した手紙はA4サイズのリポート用紙複数枚(合計で10枚にもわたるという情報もあり)で、手書きで書かれていたといいます。

そのなかには犯行予告ともとれる内容が含まれていたことなどから、管轄する警視庁麹町署はその日のうちに、神奈川県警津久井署に情報提供していました。

以下、植松容疑者が衆議院議長公邸に渡した手紙のうち3枚の全文です。
植松容疑者が書いた手紙(全文)

以下は1枚目の内容。
衆議院議長大島理森様(1枚目)

この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
フリーメイソンからなる●●●●が作られた●●●●●●●●を勉強させて頂きました。戦争で未来ある人間が殺されるのはとても悲しく、多くの憎しみを生みますが、障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができます。
今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。
衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

以下は2枚目。

植松聖の実態

私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する決意を持って行動しました。
今までの人生設計では、大学で取得した小学校教諭免許と現在勤務している障害者施設での経験を生かし、特別支援学校の教員を目指していました。それまでは運送業で働きながら●●●●●●が叔父である立派な先生の元で3年間修行させて頂きました。
9月車で事故に遭い目に後遺障害が残り、300万円程頂ける予定です。そのお金で●●●●の株を購入する予定でした。●●●●はフリーメイソンだと考え(●●●●にも記載)今後も更なる発展を信じております。
外見はとても大切なことに気づき、容姿に自信が無い為、美容整形を行います。進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージ
それらを実現しております。私はUFOを2回見たことがあります。未来人なのかも知れません。
本当は後2つお願いがございます。今回の話とは別件ですが、耳を傾けて頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。
医療大麻の導入
精神薬を服用する人は確実に頭がマイナス思考になり、人生に絶望しております。心を壊す毒に頼らずに、地球の奇跡が生んだ大麻の力は必要不可欠だと考えます。何卒宜しくお願い致します。私は信頼できる仲間とカジノの建設、過すことを目的として歩いています。
日本には既に多くの賭事が存在しています。パチンコは人生を蝕みます。街を歩けば違法な賭事も数多くあります。裏の事情が有り、脅されているのかも知れません。それらは皆様の熱意で決行することができます。恐い人達には国が新しいシノギの模索、提供することで協調できればと考えました。日本軍の設立。刺青を認め、簡単な筆記試験にする。
出過ぎた発言をしてしまし、本当に申し訳ありません。今回の革命で日本国が生まれ変わればと考えております。

以下は3枚目。

作戦内容

職員の少ない夜勤に決行致します。
重複障害者が多く在籍している2つの園【津久井やまゆり、●●●●)を標的とします。
見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶対に傷つけず、速やかに作戦を実行します。
2つの園260名を抹殺した後は自首します。

作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。
逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。
新しい名前(●●●●)、本籍、運転免許証等の生活に必要な書類、美容整形による一般社会への擬態。
金銭的支援5億円。
これらを確約して頂ければと考えております。

ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。
日本国と世界平和の為に何卒よろしくお願い致します。
想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

植松聖(うえまつ さとし)

内容に一貫性がなく支離滅裂な内容になっているものの、標的を名指ししたうえで具体的な犯行計画が記載されていることなどから、国民からは「どうにかして防ぐことはできなかったのか」といった悔やむ声が多数みられました。

また、手紙には植松聖容疑者の名前や住所などの連絡先も記載されていたということです。

法定刑と関連リンク

植松聖容疑者は今後、以下のような法定刑によって裁かれることとなりますが、死刑になる可能性が極めて高いとみられます。

関連する犯罪の法定刑

殺人罪…死刑または無期もしくは5年以上の懲役
建造物侵入罪…3年以下の懲役または10万円以下の罰金
銃刀法違反…2年以下の懲役または30万円以下の罰金
衆議院議長公邸に植松聖が手紙、犯行予告に障害者抹殺作戦…Twitterでの反応

前代未聞の殺傷事件を起こした植松聖容疑者が今年2月、衆議院議長公邸に異常な内容の手紙を渡していたニュースについて、Twitter上でも大変な話題となっていました。

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石原慎太郎もネットも障がい者排除支持
障がい者抹殺思想は相模原事件の容疑者だけじゃない! 石原慎太郎も「安楽死」発言、ネットでは「障がい者不要論」が跋扈
2016.07.27 LITERA

19人もの犠牲者を出し戦後最悪レベルの事態となった、相模原の障がい者施設での大量殺人事件。

植松聖容疑者は「障害者なんていなくなればいい」「障害者はすべてを不幸にする」「障害者には税金がかかる」などと、障がい者を排除するべきという主張を繰り返していたことがわかっている。

戦後最悪レベルのとんでもない凶悪な事件だけに、容疑者の異常性に注目が集まるが、残念ながら容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は現在の日本社会において決して特殊なものではない。

たとえば、昨年11月に茨城県教育総合会議の席上で教育委員のひとりが「妊娠初期にもっと(障がいの有無が)わかるようにできないんでしょうか。4カ月以降になると堕ろせないですから」「(特別支援学級は)ものすごい人数の方が従事している。県としてもあれは大変な予算だろうと思った」「意識改革しないと。生まれてきてからでは本当に大変です」などと発言し、さらに橋本昌・茨城県知事までもが「産むかどうかを判断する機会を得られるのは悪いことではない」と擁護・同調するような発言をするという騒動があった。
教育行政にかかわる人物が公然と「金のかかる障がい児は産むべきではない」という見解を開陳するなどおぞましいが、それを容認してしまう空気がいまの日本社会にはある。

石原慎太郎は、都知事に就任したばかりの1999年9月に障がい者施設を訪れ、こんな発言をした。
「ああいう人ってのは人格があるのかね」

「絶対よくならない、自分がだれだか分からない、人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状況になって……」
「おそらく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う」

「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」

ほとんど植松容疑者の言っていることと大差ない。舛添のセコい問題などより、こういった石原の差別発言のほうがよほど都知事としての資質を疑いたくなる。しかし、当時この発言を問題視する報道は多少あったものの、そこまで重大視されることはなく、その後、4期13年にわたって都民は石原を都知事に選び続けた。

「障がい者は生きていても意味がない」「障がい者は迷惑だ」「障がい者は税金がかかる」

これらは基本的にナチスの重度障害者を本当に抹殺していったナチスドイツの政策のベースになった優生学的思想と同じものだ。

ところが、恐ろしいことに、こうした差別的発想を、あたかもひとつの正論、合理性のある考えであるかのように容認してしまう、さらに言えば勇気ある正直な意見と喝采すら浴びせてしまう“排除の空気”が、明らかにいまの日本社会にはある。
実際ネット上では、植松容疑者の主張に対しては「やったことは悪いけど、言ってることはわかる」「一理ある」「普段同じこと思ってる」「筋は通ってる」などという意見は決して少なくない。

絶望的な気持ちにさせられる事態だが、こうした弱者排除の空気に重要な視点を与えてくれる小説がある。それは、山崎ナオコーラ氏の『ネンレイズム/開かれた食器棚』(河出書房新社)所収の「開かれた食器」だ。

山崎は『人のセックスを笑うな』(同)で文藝賞を受賞し、同作や『ニキの屈辱』(同)、『手』(文藝春秋)、『美しい距離』(文藝春秋)で4回にわたって芥川賞候補に挙がったことのある実力派作家だが、同作は、障がい者の子どもをもつ親の苦悩や出生前診断に踏み込んだ作品だ。

舞台は、〈関東地方最果て〉の場所で営業する小さなカフェ。幼なじみだった園子と鮎美というふたりの女性が38歳のときに開店し、すでに15年が経つ。その店で、鮎美の娘・菫が働くことになるのだが、菫は、染色体が一本多いという〈個性を持って〉いた。小説は母親・鮎美の目線で娘・菫を取り巻くさまざまなことが語られていく。

〈生まれてから生後六ヶ月までは、とにかく菫を生き続けさせることに必死だった。菫はおっぱいを吸う力が弱いらしく、鮎美は一日中、少しずつ何度も飲ませ続けた。家の中だけで過ごした。外出は怖かった。人目につくことを恐れた。友人にさえ娘を見せるのをためらった。今から思えばそれは、かわいそうに思われるのではないか、下に見られるのではないか、というくだらない恐怖だった。〉
〈他の子たちよりも菫は多めの税金を使ってもらいながら大きくなり、自分が死んだあとは他人にお世話になるだろうことを思うと、社会に対する申し訳なさでいっぱいになった。〉

そうやって社会から閉じこもっていく母子に、風を通したのは、友人の園子だった。園子は菫を〈ちっとも下に見なかった〉。そればかりか、一緒にカフェをやらないか、と鮎美にもちかけた。そして、「菫のことに集中しなくちゃ……」と鮎美が言いかけると、園子は3歳の菫にこう話しかけた。

「ねえ、菫ちゃんだって、カフェで働いてみたいよねえ? コーヒーっていう、大人専用のおいしい琥珀色の飲み物を提供するお店だよ。菫ちゃん、コーヒーカップを、取ってきてくれる?」

何かを取ってくることなんて娘にはできない。鮎美はそう決め付けていたが、そのとき、菫は食器棚に向かって歩き出し、棚のなかのカップを指さす。菫は、理解していたのだ。園子は言う。「ゆっくり、ゆっくりやればいいのよ。成功や達成を求めるより、過程で幸せにならなくっちゃ」。

社会は、障がいがあるという一点だけで「その人生は不幸だ」と思い込む。母親はそれを背負い込み、かつての鮎美のように身体を丸めてうつむき、子どもの可能性を小さく捉えることもある。だが、生まれてくる命、育つ命が幸せか不幸かは、社会が決めることなどではけっしてない。そして、社会が開かれていれば、その人の幸福の可能性はぐんと広がる。──そんなことを、この小説は教えてくれる。

しかし、今の社会が進んでいる方向は逆だ。たとえば、出生前診断。出生前診断によって障がいがあることが判明すると、中絶を選択する人が圧倒的だという現実。こうした結果が突きつけている問題は、この小説が言及しているように、多くの人びとが「障がいをもった子を産んでも育てる自信がない」「障がいがある人生は不幸せなのでは」「育てるにはお金がかかる」「社会に迷惑をかけてしまう」などと考えてしまう社会にわたしたちは生きている、ということだ。

この現実を目の前にして、鮎美はこう考える。

〈もし、自分も「菫に税金を使うべきではない」と考えるようになったら、それはやがて、「社会にとっては菫のような子はいない方が良い」という考えに繋がっていくのではないだろうか。菫だけではなく、他の菫のような子たちに対しても、自分がそう考えている、ということになってしまうのではないか。〉

〈「強い国になって周りを見下す」というようなことを目標にする社会が持続するとは思えない。「多様性を認めて弱い存在も生き易くする」という社会の方が長く続いていくのではないか。「国益のために軍事費に金を充てて、福祉をないがしろにした方がいい」なんて、鮎美には到底思えない。この国を「弱い子は産まなくて良い、強い子だけをどんどん産め」という社会にするわけにはいかない。〉

しかし、現実には、前述したように、今回のような事件が起きても、容疑者と同じ「障がい者は生きていても意味がない」「障がい者は迷惑だ」「障がい者は税金がかかる」といった意見が平気で語られている。この国はすでに「弱い子は産まなくて良い、強い子だけをどんどん産め」という価値観に支配されているのかもしれない。
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相模原殺傷:容疑者「ヒトラーの思想が降りてきた」
2016/7/28 22:10 毎日新聞

相模原市の障害者施設殺傷事件で、植松聖容疑者(26)が緊急措置入院中、病院のスタッフに「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」と話していたことが、相模原市への取材で分かった。ナチス・ドイツは障害者を「価値なき生命」と決めつけ、「国家的安楽死」と称して大量に殺害したことで知られる。

市は2月19日、植松容疑者の措置入院の是非を判断するために神奈川県警津久井署で面談。植松容疑者は「世界に8億人の障害者がいて、その人たちに金が使われている。それをほかに充てるべきだ」などと話した。時折、いら立つような様子もみせながら淡々と述べたという。市によると、ナチス・ドイツを肯定する言葉は20日にあり、これが措置入院の決め手の一つとなった。

植松容疑者は22日、専門医によって「大麻精神病」「妄想性障害」と診断された。入院中の検査で大麻の使用を示す結果が出たことも明らかになっている。その後の3月2日に専門医の診察に対して「入院前の自分はおかしかった」と反省し、大麻による症状が消えたなどと判断されたため、市は措置入院の解除を決定したという。【水戸健一】
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