和田 真一郎 被告

生年月日:1974年7月30日 時間不明

場所:川崎市生まれ

経歴:スーパーフリー第13代代表、早稲田大学政治経済学部8年

和田被告は出生時間が分からないので、始めに0:00:02でチャートを作成したが、蠍座で、減衰するラーフと減衰する月がコンジャンクトし、火星が獅子座から4室目の定座にアスペクトしており、海王星も在住している。この辺りを見るだけでも、十分犯罪者としての素質はありそうだが、彼はイベントサークル・スーパーフリーの代表であり、高級クラブを貸しきって、そのステージで白いスーツを着て、司会をするスーパースターであり、あたかも準芸能人のように目立つ存在であった。また、スーパーフリーは全国でイベントを開催し、その売上げが億単位になるほど、経済的には成功していたサークルであり、そのサークルは階級制度によってまるで会社組織のように厳格に管理されており、それが非常に悪徳のものであるが、あなどれないほど巧みに組織されていた。彼は8年間の間、学生を続け、スーパーフリーの代表の立場に固執し続けた。そして、その異常なほど貪欲で暴力的な性的犯行を狡猾なマインドで繰り返すのである。

彼の経歴や当時の同級生の証言などを見ると、中学・高校の頃は目立たない存在で、暗く、何を考えているか分からないような生徒だったようである。父親が厳しく、父親への反発があったようである。

 

 

早大サークルの婦女暴行事件、和田容疑者ら起訴(読売新聞)  イベントサークル「スーパーフリー」(6月22日解散)メンバー5人による集団暴行事件で、東京地検は30日、同サークル代表の早稲田大2年・和田真一郎(28)(東京都豊島区)、日大3年・藤村翔(21)(神奈川県茅ヶ崎市)両容疑者を、準婦女暴行の罪で東京地裁に起訴した。  残るメンバー3人は拘置中で、引き続き取り調べた上、刑事処分する予定。  起訴状などによると、和田容疑者らは今年5月18日、別の団体が東京都港区六本木で主催したダンスパーティーに参加した後、近くのビル12階の居酒屋で2次会を開催。女子大生(20)に日本酒などを飲ませて酔わせたうえ、同日午後8時半ごろ、「介抱する」などと言って店外に連れ出し、集団暴行した。  捜査当局の調べでは、藤村容疑者が“連れ出し役”となり、居酒屋の1階下の夜間人の出入りがない場所に女子大生を連れて行った。各容疑者の役割分担は「あうんの呼吸で決めた」という。  警視庁は6月9日、両容疑者を婦女暴行容疑で逮捕したが、その後の調べで、犯行当時、被害者の女子大生は泥酔し、抵抗できる状態ではなかったことが判明。このため東京地検では、被害女性を抵抗不能にして暴行した場合に適用される準婦女暴行罪で2人を起訴した。  和田、藤村両容疑者は調べに対し、「被害者の女性に申し訳ないことをした」などと謝罪の言葉を述べる一方、「以前、同じ居酒屋で、同様に女性に暴行したことがあった」などとも供述しており、同地検などでは、余罪についても慎重に調べを進める。 [読売新聞社:2003年06月30日 20時06分] (ウェブに掲載された記事より)

 

<エピソード>

◆サークル内の階級制度・・・・和田さん好みの女の子をささげる事によって自分(の地位)が上になる。

◆50枚以上売ったら2軍昇格 100枚以上売ったら1軍昇格 スーパーフリーの売上げ 1回1000万円ぐらい 年間にすると、全国合わせたら億単位の売上があった。

◆当時18歳 大人しい、目立たない、会話をした記憶がない

◆和田被告について高校時代の同級生・・・・「暗い感じの昔でいうところの、オタクっぽい感じ」

◆厳しい父への反発・・・・「 親父のような人生は送りたくない」

◆早稲田って名前にひかれていたと思う。 遊びに関しても、モテると思ったのでは・・・ 身なりにはとても気を使っていた印象があった。

◆ 和田被告の少年時代 大人しく、目立たない。

◆和田被告について中学校の同級生・・・・ 「感情を表に出すタイプではないから、何考えてるかわからない」

◆和田被告弁・・・「俺は汗水流すのは嫌いだ」

◆ マハダシャー水星期に生まれ、 8歳頃、ケートゥ期に入る 1989年頃、ケートゥ期終わり頃

◆ 逮捕された日は出生の月・ラーフに冥王星がトランシット トランシットの火星がトランシットの月にコンジャンクション、 出生の土星にトランシット土星がコンジャンクション

 

出生時間が分からないため、チャンドラチャートを検討すると、7、12支配の機能的凶星の金星が8、11支配の機能的凶星の水星、4、3室支配のやや機能的凶星化した土星と8室でコンジャンクトしており、8室(不道徳)の部屋で、7(マラカ、性的関係)、12室(逮捕、監禁)の金星が凶星化した水星、土星からコンジャンクトされているということで配置的に非常に納得できるのである。また8室はケートゥや太陽といった生来的凶星にも両側を挟まれており、かなり、金星、水星、土星は傷ついている。水星は定座で、力量は強いため、凶星としての力を発揮し、かなり、頭は良く狡猾に働くことが考えられる。これらの惑星は凶星化しているが、双子座は金星、土星にとって友好星位であり、力量は強く、凶星としての影響力が増しているのである。金星は、この場合、性的犯罪のカラカになると思われるが、制限の土星、狡猾な水星といった凶星の影響は彼らの活動の中に見られるのである。ラグナで月が減衰して、減衰するラーフとコンジャンクトしているが、これは精神異常や凶暴性のコンビネーションであり、精神の不安定さを表している。そして、ラグナには6室も支配する火星が4番目のアスペクトをして、定座であるため、月を更に傷つけている。ラグナの支配星である火星は10室で友好星位にあり、強く、非常に社会的に目立つ存在であり、指導力を発揮しており、スーパフリー代表の立場を表している。また、太陽は蟹座に在住しており、保守的で、縄張り意識の強いことを伺わせる。木星は8室と10室にアスペクトしており、これを解釈すると、8室の状態は悪いが、それでも最悪の犯罪は免れたのであり、また彼のスーパーフリー代表の立場は木星からの保護もあると読むことになる。月とラーフに対しては木星は全くアスペクトをしていないため、ラーフの決して満たされることのない欲望や減衰して火星からアスペクトされる月の精神不安定さに対しては木星は保護を与えていないのである。

次にスーリヤチャートを見ると、4、11室支配の機能的凶星化した金星が、7、8支配で機能的凶星化した土星、3、12室在住で、機能的凶星化した水星と12室(逮捕、監禁、隔離)の部屋でコンジャンクションしており、彼の犯罪が社会から隔離されたキャンパス内で生じたことや、その結果、現在、逮捕、監禁されて、社会から隔離されていることなどが読み取れるのである。火星は9、10支配のラージャヨーガカラカであり、2室に在住していることから、やはり、自身の努力による経済的成功というのが読み取れる。木星は6、9支配のヨーガカラカであるが、8室(9室から12室目)に在住して、幸福や徳や善行を損失している。月とラーフは5室、恋愛、娯楽の部屋で減衰している。

このようにチャンドララグナとスーリヤラグナで、検証すると、凶星化した惑星が8室や12室のドゥシュタナに集中しており、問題のあるチャートであることが分かる。

 

それではラグナはどこにあったのかということが問題になるが、様々な場所にラグナを移動して検証したところ、牡牛座ラグナが非常に可能性として高いと思われるのである。

理由は幾つかあるが、パラシャラズライトの時刻修正ツールを用いて、ラグナを牡牛座から順番にスライドしていくと、牡牛座〜蠍座まで、スライドした限りでは月が蠍座に在住しているが、ラグナを射手座までスライドすると、月が射手座に移ってしまう。彼の凶暴さや決して満たされることのない貪欲さや精神不安定さなどを考慮すると、月はラーフとコンジャンクトして、蠍座に在住していなければならないため、まず、ラグナは牡牛座から蠍座までの間にあると推測できるのである。

2つ目の理由は、彼が経済的に成功したことである。スーパーフリーの経済的成功は金星(イベント、娯楽性)、水星(ビジネスマインド)、土星(組織化、組織内の罰則規定、上下関係、階級制度)などから考えると、この3つがカラカとなっていると思われるため、この3つの惑星がアルタハウスや収入の部屋に集中していることが可能性として高いことになる。

すると、牡牛座ラグナと獅子座ラグナと乙女座ラグナが該当するが、牡牛座ラグナの場合、2室に惑星集中し、獅子座の場合、11室に惑星集中し、乙女座ラグナの場合、10室に惑星集中する。2室は自身の努力によって金銭を稼ぐことを意味しており、一方で、11室の方は職業により、自動的に収入が入ってくるというニュアンスになる。スーパーフリーがイベントごとに努力して集客していた営業的要素を考慮すると、2室惑星集中の方が納得がいくのである。また、乙女座ラグナで10室惑星集中にすると、対人関係、性的関係を表す7室が、献身や奉仕を表し、木星が支配する魚座になり、またアセンダント乙女座というのは性格的なところで納得がいかないのである。

そこで、牡牛座をラグナにすると、7室が蠍座になり、減衰するラーフと月、アスペクトする火星、在住する海王星など、7室の性的関係を表すハウスに性犯罪を連想させる星座や惑星のコンビネーションが形成されているのである。4室には火星が在住し、9室(父親)の支配星である土星が4室に3番目のアスペクトをして傷つけており、家庭内の困難や暴力、母親の困難、厳しい父親といったことが考えられ、「厳しい父親にたいする反発」や「決して親父のようにはなりたくない」というような彼の発言とも一致しているのである。そして、牡牛座ラグナだと、木星が8、11室支配の機能的凶星であり、10室に在住することで、木星の怠惰さや限りなく拡大して収集がつかなくなるところなど、木星の悪い点を社会的に表現するという意味で、スーパーフリーの活動に照らし合わせて考えると非常に納得が行くのである。

また、牡牛座ラグナであることを裏づける証拠の一つに和田容疑者が、中学、高校時代は大人しくて、目立たない、性格的に暗いイメージだったことが挙げられる。報道の取材でも、当時の同級生は、彼のことを「何を考えてるのか分からない」、「暗い」、「オタクみたいだった」と証言している。

牡牛座ラグナだと、内向的になるケートゥ期が1983年〜1990年まで続き、小学2年〜高校1年ぐらいまで続くのである。ケートゥは減衰して1室に在住しており、非常に内気で貧相な感じを与えるのである。このように考えると、彼の中学、高校時代の写真を見ると、牡牛座ラグナということが納得できるのである。実際には高校2年ぐらいから金星期に入るがまだ高校の時の写真を見ても、彼がまだ変わっていないように見えるので、一見すると、金星期がずれているように見える。然し、それは金星期に入っても最初の金星−金星期にはそんなに変化は生じない傾向があるからである。通常、マハダシャーがシフトして、何か人生や環境に変化が生じるときは、マハダシャーの次のアンタルダシャーの時期であると言われる。このケースで言うと、金星−金星期のその次の金星−太陽期に変化が生じることになる。金星−金星期は1990年1月〜1993年5月までであり、ちょうど、彼が高校に在学していた時にあたる。そして、高校を卒業して、浪人して、代々木ゼミナールに入学するが、マハダシャーは金星−太陽期に移り、この時から彼は変化し始めるのである。このように牡牛座ラグナにすると、ダシャー的にも非常に彼のまるで別人になったかのような人格の変化がヴィムショッタリダシャーで説明できるのである。然し、これを牡牛座ラグナ以外にすると、射手座に向けてラグナをスライドするにつれて、金星期が早く始まってしまい、中学、高校時代の暗い写真のイメージと適合しなくなるのである。こうした理由から牡牛座ラグナの可能性が高いと思われるのである。

 

(資料1)和田被告の中学、高校時代の写真

かなり、外的印象は薄く、暗く、内向的な印象を受ける。牡牛座ラグナに設定した時はケートゥ期に該当する。高校時は金星−金星期に入ったばかりでまだ金星期の変化を表現する前の潜伏している時期であると思われる。

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(資料2)高校3年時(当時18歳)(左)、スパーフリー代表時(右)

中学、高校とケートゥ期を経て、金星期には外見の印象がまるで変化している。

ダシャーが変化すると全く印象が変化してしまうことがよく分かる。

 

(参考資料) http://members.tripod.co.jp/superfreewada2003/