山口 百恵
1959年1月17日AM8:00 東京都渋谷区 データソース:2チャンネル
山口百恵の出生データは2チャンネルによれば1959年1月17日AM8:00 東京都渋谷区である。 このような強い金星を見るとき、彼女が金星期に歌手デビューし、金星期が終わる前に引退してしまったというのも理解できるのである。
10室は仕事を表しているため、彼女は金星期において自分のキャリアを形成したのである。 そして、歌手、女優として活躍したのであるが、5室は3室から3室目で芸能の本質を表している。
また5室は演劇とか、音楽とか3室よりも少し、高尚で創造的である。 3室がタレントでTVに出る芸能人だとすると、5室は舞台俳優や映画俳優として活躍し、歌も歌える芸術家というような、より質の高さが出てくるのである。
彼女は1972年12月の金星/ラーフ期にデビューして、その後、1974年に「伊豆の踊子」で三浦友和と共演し、その後、出演した12作の映画で共演している。 木星は3、12室の支配星であり、3室と5室と7室にアスペクトしている。 3室は芸能、5室も演技、創作活動(俳優としての映画製作)、あるいは恋愛を表しており、7室へのアスペクトはパートナーに関する出会いや恩恵を表していたと思われる。 木星はこの3つのハウスの象意に対してアスペクトしている。 1976年ブロマイドの年間売上成績で第一位に輝いたと書かれており、これも金星/木星期に起こった出来事である。 木星は収入の11室に在住しているが、3、12室の支配星であり、ダナヨーガを形成していない。従って、実際に彼女にどのくらいの収入が入ったかは分からない。 然し、3室の支配星が11室に在住することで、ブロマイド(3室・メディア)の売上で第一位(11室・称号)という象意を表していると考えることが出来る。 因みに所属事務所ホリプロが東京都目黒区に建てた自社ビルは百恵の成功によるところが大きいことから「百恵ビル」と呼ばれることもあるようである。つまり、ホリプロの自社ビルは彼女が建てたようなものである。 彼女の4室には4室支配の火星が在住してムーラトリコーナであり強力である。 ラグナ、太陽、ダシャーロードの金星から見て4室で火星がムーラトリコーナであり、月から4室にも火星がアスペクトしている。 火星が4室で強いとき、火星は巨大な建造物を表しており、不動産運を表している。 彼女が三浦友和と結婚するために1億円程で購入したJR品川駅から徒歩5分の『ペアシティルネッサンス高輪80』はバブルの時代には14億円ほどの10倍の価格になったそうである。彼女は1987年(バブル崩壊前)にこのマンションを売却して、国立市富士見台に鉄筋コンクリー造2階建で、敷地207坪、総事業費2億円の自宅を購入したそうであり、不動産投資家としで有能であり、不動産運に大変恵まれていることを示している。 4室で強い火星は巨大な不動産を右から左へ動かせるくらいのエネルギーや力を表しており、4室が強くなければ不動産を売り買いすることによって14億のお金を動かすことはまず出来ないと考えられる。 火星は4室ケンドラでルチャカヨーガを形成し、月からも1室でルチャカヨーガを形成しており強力である。 従って、彼女の4室には火星がムーラトリコーナで在住していると考えられ、従って、山羊座ラグナで正しいと思われる。この不動産に関するエピソードは山口百恵のラグナを検証する上で、極めて重要である。彼女は歌手という才能以外にも不動産投資家としての才能もあったようである。 実際、彼女のラグナを水瓶座や射手座に移動してみても、彼女が活躍したマハダシャー金星期の中の7年半の芸能生活を説明できないのであり、山羊座ラグナに設定したときに初めて、4つのラグナからみて10室に絡んで、全てにおいてラージャヨーガを形成することになるのである。 彼女の芸能界で伝説となる程の成功と、不動産による莫大な利益は彼女がこの2つの分野で類まれなる才能を有していたことがチャート中で明らかにならなければならないが、それは山羊座ラグナ以外では不可能である。 1979年10月20日には、三浦友和との恋人宣言、引退宣言をしているが、このアンタル土星期の時、ラグナロードの土星が12室に在住しているため、彼女は引退して引きこもりたいという気持ちが芽生えてきたはずである。 続く、金星/水星期も9室支配の水星が12室に在住しているため、あまり人前に出なくなっていく時期であることが分かる。9室は仕事を損失する部屋であり、12室は自分を損失する解脱の部屋である。 1980年10月5日の金星/水星期に日本武道館でファイナルコンサートをし、 1980年10月6日にテレビ番組への最終出演をしている。 そして、1980年10月15日にホリプロ20周年記念式典で完全引退している。 (芸能人としての活動は僅か7年半) 1980年11月19日、東京都港区の霊南坂教会にて結婚式を挙げている。 次に1984年にマハダシャー太陽期が訪れるが、太陽は8室の支配星である。 8室は7室から2室目であり、配偶者の金銭を表すハウスである。 従って、配偶者のお金で生活するという象意を含んでいると考えられる。 または配偶者の所有物のハウスである。従って、配偶者との関係において配偶者の財産となり、 所有されるような関係となることを表している。 また8室は9室を損失するハウスであり、自由を失い、束縛の傾向が出てくる。 またモクシャハウスであることから世俗から離れる印象が出てくるのである。 あるいは8室は突然の徹底的な変化を表している。 従って、彼女は太陽期に入ってから生活が金星期とは徹底的に変化したのである。 然し、8室は遺産相続、贈与のハウスでもあるため、配偶者と結婚することによって、 生活は保障され、自分が働かなくても配偶者の金銭で生活していけるという地位を得たのである。 この8室は9室を損失するハウスであることから、父親を損失したり、芸能界の先輩や上司を損失した 可能性もある。6、7、8室はパートナーとの関係性を表すハウスであり、8室はパートナーとの関係の 結果のハウスである。従って、基本的に結婚生活を表している。 そして、太陽期が終わったあとの月期も月は7室の支配星であり、配偶者との関係を表しており、彼女にとっては三浦友和との結婚生活はその後の人生において決定的なテーマとなっていったようである。 そして、月は4室に在住しており、配偶者がマイホーム主義で家庭的であることを表している。 そして、山口百恵自身も家庭的であることを示している。ラグナロード12室在住と、4室への月、火星の絡みを見ると、彼女は芸能界などで派手な活動をするタイプではなく、大きな邸宅と快適な家庭に引きこもって、専業主婦としての生活を営むようなチャートをしている。従って、芸能界での活躍は金星期のみに留まったようである。然し、木星が3室を支配して11室に在住しているため、芸能界との社交的な繋がりは維持していると考えることも出来る。 また彼女はキルト作家として活躍しているようであるが、家庭で手芸に取り組むことも家庭的な性質を表しており、4室月で表される。強い火星は針や刃物での技術的作業を表している。あるいは3室支配の木星が5室の牡牛座にアスペクトしており、土の部屋である牡牛座に木星がアスペクトすることによって、趣味(3室)で取り組んでいる創作活動(5室)とも考えることが出来る。牡牛座は生活の質を高めることに興味関心が高く、物質的な獲得や創作に取り組むことも理解できる。 彼女は小さい頃、父親が別に家庭を持っており、時々しか家に来なかったそうである。 一方、母親は彼女に不安を感じさせずに一人で育て上げた強い人だと、山口百恵は回想している。 2000年3月17日より、月期が終り、火星期にシフトしているが、火星は4、11室の支配星で4室に在住し、11室の自室にアスペクトを返している。従って、この時期は不動産を購入したり、そうした不動産売買から収入を得る時期であると考えられるのである。また月や火星をラグナとすると火星は、8室の支配星で8室にアスペクトを返している。この8室に対するアスペクトも不労所得や権利収入を表している可能性が考えられる。従って、最近の火星期においてはかなりバブル期に稼ぎ出した資金や土地、不動産を使って、もっと大規模に実業的なことにも携わっていたのではないかと考えられる。実際、ネット上を検索してもそのような情報は得られなかったが、ルチャカヨーガで4室自室に在住し、4室の支配星と接合する火星は非常に土地、不動産に関係することで利益を得るのではないかと思われるのである。 マハダシャー火星期に入ってからの2005年頃に山口百恵の楽曲を使ったミュージカルが上演されたり、以前のシングルが復活リリースされたようである。2005年のダシャーは火星/金星期であり、金星は2、7室の支配星で10室に在住している。従って、彼女のメモリアル的なイベントが行われたようである。 このようにAM8:00の出生時間で山羊座ラグナで検討していくと彼女の人生に大体何が起こるかが推測できるのであり、ヴィムショッタリダシャーの推移も多少の修正は必要かもしれないが、ほぼこの出生時間で説明可能である。 そして、2007年3月17日よりマハダシャーラーフ期にシフトしている。 今まで自分の家を守る生活が中心だった彼女にとって、マハダシャーラーフ期の訪れは新たに冒険をして見る時期ではないかと思われる。旅行、学習、外交生活、活発な対人関係など、ラーフ期の象意については色々考えられるが、今まで配偶者や家中心の人生だった彼女にとっては大きな転機の時期ではないかと思われる。
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