薬師丸ひろ子





薬師丸ひろ子の出生データは2チャンネルによれば、1964年6月9日18:30 東京渋谷となっているが、種々検討の結果、この出生時間で間違いないと思われる。

女優としてデビューしたのは、偶然、薬師丸ひろ子の写真を撮った人(※お姉さんという情報もある)が本人に内緒で、角川映画『野性の証明』長井頼子役オーディションに応募していたことがきっかけだったという。

本人はやりたくないのに周りの人から勝手に推薦されてデビューするという、デビューの逸話としては大女優らしい完璧なものであるが、全ての俳優が必ずしもそうである必要はなく、自分でなりたいと思ってオーディションに果敢に挑戦して俳優になる人もいる。

火星/月期の時にこれが起こったようである。

火星はラグナロードで月は9室の支配星で7室で高揚して、ヴァルゴッタマであり、8、11室支配の水星と接合して、1−9、7−9、9−10、9−11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

このラージャヨーガやダナヨーガを形成する強力なアンタルダシャーの月期にこれが起こったが、9室の支配星は8室支配の水星と絡んでいる。

これは幸運をあたえてくれる人(9室)が支配的である(8室)ことを意味しており、本人に勝手にオーディションに応募するなど、かなり、おせっかいな親切を受けた時期であったと言える。

マハダシャーロードの火星とアンタルダシャーの9室支配の月は7室でコンジャンクションしており、この場合、『凶星のマハダシャーの時期にそれと絡んでいないヨーガカラカのアンタルダシャーがくることは非常に悪いことである』という不可解な例外には合致していない。

凶星のマハダシャーの時期にそれと絡んでいるヨーガカラカのアンタルダシャーが来ているため、吉凶どちらの結果も生じる配置である。


このようにして、デビューした後、マハダシャーラーフ期に入っていくが、ラーフはラグナから8室に在住しており、ディスポジターの8、11室支配の水星は7、12室支配の金星と星座交換して、8−12室のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。

月、太陽から見ると、ラーフは2室に在住しており、ディスポジターの2、5室支配の水星が1、6室支配の金星と星座交換して、1−2、1−5のラージャヨーガを形成している。

またマハダシャーのラーフをラグナとする場合に1、4室支配の水星と5、12室支配の金星が星座交換して、やはり、1−5、4−5のラージャヨーガを形成している。


マハダシャーラーフ期はそのディスポジターが結果を与えるため、ディスポジターの水星が金星との間に星座交換による強力なラージャヨーガを形成しているので、このマハダシャーラーフ期に女優としてブレイクしたことが分かる。

このマハダシャーラーフ期のブレイクは、非常に熱狂した空前のものであった。


1981年12月20日のラーフ/木星期に薬師丸ひろ子の舞台挨拶にファンが殺到した様子が伝えられている。

『セーラー服と機関銃』の公開2日目(1981年12月20日)、大阪・梅田東映ほかでの舞台挨拶を予定していたが、徹夜組を含めた約8000人のファンが上映3館に殺到したため、放水車を伴う機動隊まで出動し、舞台挨拶も上映も中止となった。その騒動は翌日のスポーツ新聞のみならず、一般新聞の社会面トップ記事にもなった。舞台挨拶を見られなかったファンは薬師丸を追って大阪空港へ殺到し、空港もパニックになる。空港を回避し新大阪駅に向かったが、そこにもファンがいて、結局、名古屋までタクシーで移動し東京に戻った。その後、薬師丸が大阪を訪問するには、何年かの間、警察の許可が必要だった。同月25日、「翌年(1982年)は大学受験のために仕事を控える」と休業宣言をする。(wikipediaより)

このあたかもストーカーのように舞台挨拶の上映3館に駆け付け、大阪空港にも殺到したファンの熱狂ぶりはまさに8室ラーフの象意である。

8室は支配的な相手であり、悩まされる相手である。


またこの当時、薬師丸ひろ子をデビューさせた角川春樹や業界関係者もこの8室に在住するラーフの状態であったと思われる。

ラーフはディスポジターが星座交換して、ラージャヨーガを形成して強いため、上昇をもたらしたのだが、束縛や不自由、苦悩ももたらしたのである。


そのため、薬師丸ひろ子は、主演映画がヒットしているにも関わらず、デビューしてから7年間、内心ではずっと女優を辞めたいと思っていたという。


wikipediaによれば、以下のように30代半ば頃、20年以上も俳優を続けてきた段階でも俳優への適性について悩んできたことが分かる。

30代半ば、女優を続けて行くか悩んでいた頃、渡米しカウンセリングを受けた。自身の俳優への適性を相談すると、先生から俳優を何年しているか聞かれ薬師丸が答えると、「あなた、もう20年以上も俳優を続けてきたのでしょう? そんなに続けられたのに向いてないわけないでしょう。もういいんじゃないの、悩まなくても」と言われた。その言葉で目が覚め、自分は好きだからこの仕事(俳優)をしているんだと再確認し、人に望まれる限り女優を続けたいと話している。それからは、自分の演じたい役や表現したいことに出会った時に、それを体現できるようになってればいいと思うようになった。(wikipedia 薬師丸ひろ子より引用)


これは女優や歌手としての才能を表す、金星と水星の星座交換が、ラグナから見て8室にも絡んでいるからである。

従って、女優や歌手として、高いパフォーマンスを発揮する時に同時に束縛感や深い精神的苦悩を経験してきたのである。





そして、1985年3月のラーフ/土星期に角川春樹事務所から独立して、個人事務所オフィス・メルを設立している。

土星はラグナから見て4室支配で4室に在住して、シャシャヨーガを形成している。

4室支配で4室に在住する土星は自分の拠点、事務所を所有することを表している。

月、太陽から見ても9、10室支配のラージャヨーガカラカで、10室でムーラトリコーナに在住してシャシャヨーガを形成しているが、10室は自由意志が行使できることを表している。従って、このアンタル土星期から、ある程度、自由に自分の仕事を決められるようになったと考えられる。

ラーフから見ても8、9室支配で、9室でムーラトリコーナの座におり、このラーフ/土星期はマハダシャーラーフ期の中でもキャリア上の上昇の時期であることを表している。


ラーフ/土星期の『探偵物語』(1983年7月)は薬師丸ひろ子が出演した角川映画の中で、最高の興行収入を得たと書いてある。

また『里見八犬伝』(1983年12月)や『メイン・テーマ』(1984年7月)、自身の代表作となる『Wの悲劇』(1984年)、『野蛮人のように』(1985年)などに出演して高い評価を得ている。

※因みにこの土星は月、太陽から見て、ヨーガカラカであり、マハダシャーのラーフと絡んでいない為、一考が必要である。



このラーフ/土星期が終わった後、1989年のラーフ/ケートゥ期に『薬師丸ひろ子が見た!サハリン(樺太)縦断1000キロ』(フジテレビ)に出演し、樺太でロケをしたことが分かる。

ケートゥ期にはそのディスポジターが結果を与えるが、ケートゥのディスポジターである木星は2、5室支配で12室(海外)にアスペクトしている。

また月、太陽から見ても8、11室支配で12室(海外)に在住している。

従って、この時期に海外ロケをしたことが分かるが、この時に薬師丸ひろ子は、現地で、「故郷」を歌ったという。

故郷(ふるさと)

歌:薬師丸ひろ子 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一

兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて忘れがたき故郷

如何にいます父母 恙なしや友がき
雨に風につけても思いいずる故郷

こころざしをはたして いつの日にか帰らん
山はあおき故郷 水は清き故郷


生まれ故郷から遠く離れた地にいて故郷を想う、望郷の念を歌った哀愁漂ういかにもケートゥらしい歌である。

ケートゥはラグナから見て2室(スピーチ)に在住しており、射手座に在住しているが、射手座はナチュラルゾーディアックでは長距離旅行を表しており、遠い異国の地を表している。

経験的にも射手座はアジアなど近場の海外を表しているのではなく、ペルシャ(イラン)や東欧、ヨーロッパ、アメリカなどの遠方を表していることが多い。


またこの『薬師丸ひろ子が見た!サハリン(樺太)縦断1000キロ』(フジテレビ)の続編として、『薬師丸ひろ子が見た!サハリン感動の47年』が1992年4月24日のラーフ/金星期に放送されている。

アンタルダシャーの金星は、ラグナから見て12室(海外)の支配星であり、マハダシャーのラーフから見ても12室の支配星であり、外国を表すラーフと接合している。



このように見てくると、薬師丸ひろ子の過去の出来事についてダシャーによって完璧に説明できるが、決め手となるのが、1991年のラーフ/金星期に玉置浩二と結婚していることである。

ラーフ/金星期はしばしば結婚をもたらす時期であり、ラーフは8室(結婚生活)に在住し、金星は7室(パートナー)の支配星である。

また月、太陽から見ても金星はラグナロードで2室(結婚生活)に在住し、2室の支配星と星座交換している。


そして、この結婚を機に歌手活動や映画の世界から遠ざかっている。

金星はラーフから見て5、12室を支配しており、恋愛や娯楽を表しており、隠遁生活、海外旅行などを楽しむ時期である。

薬師丸ひろ子と玉置浩二はハワイで挙式しており、このことからもこの時期が海外と関係があることを表している。


因みに金星は7室の支配星であるが、8室(不道徳、三角関係)に在住している。

この配置は、パートナーから支配されることを表しており、パートナーが浮気をし、三角関係に陥るなどして関係が複雑化し、精神的に苦悩することを表している。

薬師丸ひろ子は、この同じラーフ/金星期に同性愛の夫とアル中の妻、そして夫の彼氏の3角関係を描いた『きらきらひかる』(1992年)という作品に出演して大人の女性の演技が評価されている。

ちょうど、複雑化したパートナーとの三角関係の役柄を演じており、映画俳優はその人のパーソナリティーや運命などに相応しい役柄を演じることになるといった以前からいくつもの事例で確認した傾向がここでも確認できる。


1998年の木星/木星期に玉置浩二とは離婚しているが、離婚の原因として、玉置浩二のDV(家庭内暴力)や女性問題などが挙げられているが、7室支配の金星が8室に在住して、ラーフと接合していることから、パートナーから心理的、経済的支援などが与えられず、心理的苦痛を経験したことが推測される。

この辺りは、薬師丸ひろ子が映画がヒットしているにも関わらず、角川春樹事務所を辞めたいと思い続けていたことと一致するのである。


自分が頼るべき相手が、十分に欲しいもの(経済的、心理的サポート)を与えてくれない状況で、深い精神的苦悩に陥るのがこの配置である。


木星はラグナから見て6室(離婚)に在住し、月、太陽から見て12室(別離)に在住している。

ラグナから見ると、2室(結婚生活)支配の木星が6室(障害)に在住しており、薬師丸ひろ子の父母と同居していた玉置浩二が嫌になって家を出て行った事実を説明する配置である。

そして、月、太陽から見て8室支配の木星が12室に在住して、土星からのアスペクトを受けており、パートナーに頼っても相手が与えてくれない状況を表している。

12室とは7室(パートナー)から見た6室(離婚)であり、12室はパートナーが結婚から逃げていき、相手が逃げることによって結婚が終わる(離婚:6室)配置である。

実際、玉置浩二が同居生活から逃げ出すことによって、結婚生活が終わったのであり、そのことを正確に表している。


そして、パートナー関係に関するその後であるが、2014年1月24日付の週刊ポストの記事によれば、2004年にNHKカメラマン・Aさん(51)との交際が発覚し、以来同棲生活を続けているということである。

この時期は、木星/金星期であり、やはり、アンタルダシャーの金星は7室の支配星である。


薬師丸ひろ子の両親は、玉置浩二との時の反省を踏まえて、娘と同居はせずに栃木・那須の別荘で暮らしているという。

薬師丸ひろ子 同棲相手との再婚を考えて両親との同居を解消
2013.10.10 16:00 女性セブン2013年10月24・31日号

東京フィルハーモニー交響楽団やNHK交響楽団など名だたる楽団も利用することで知られる東京・渋谷のオーチャードホール。10月1日、薬師丸ひろ子(49才)が芸能生活35周年を記念したコンサートを行った。2000人を超える人が同コンサートに駆けつけたが、見終わった観客の多くは彼女の衣装に目を奪われたという。

「白のドレスが特によかったですね。ウエディングドレスみたいで。なんか『あまちゃん』と同じように、また結婚するんじゃないかなって思っちゃいましたよ(笑い)」(50代男性)

『あまちゃん』では、30年近く内縁関係にあった「太巻」こと荒巻太一(古田新太・47才)と東日本大震災をきっかけに正式な夫婦となった、薬師丸演じる鈴鹿ひろ美。ドラマ最終週で披露したウエディングドレスも、実生活の予行演習だったのかもしれない──。

 1991年、27才のときに玉置浩二(55才)と結婚した薬師丸。自宅として都内の高級住宅地におよそ300平方メートルもの土地を購入し3億円の豪邸を建てると、両親もそこへ住まわせ、二世帯同居となった。音楽活動で家を空けることが多かった玉置の部屋は自宅地下にあるスタジオだったが、その部屋にも薬師丸や両親がいろいろな物を持ち込み物置状態に。たまりかねた玉置は、ついに家を出てしまい、玉置の女性問題もあって1998年に離婚してしまう。

 結婚中は芸能活動を休止していたが、再開。現在同棲中のNHKカメラマン・Aさん(51才)と出会ったのはそんな頃だった。

「2001年に薬師丸さんが出演していたBSドラマ『コウノトリなぜ紅い』の撮影を担当していたのがAさんでした。彼は職人気質な面もあるんですが、一方で優しい性格なので、彼なら両親ともうまくやれると薬師丸さんも思ったんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)

 ほどなくして、両親も住む薬師丸の自宅に移り住むようになったAさん。2004年に同棲は明らかとなったが、今も再婚には至っていない。だが、薬師丸の知人は言う。

「薬師丸さんのご両親は、Aさんが自宅に住むようになった頃から、栃木・那須に持っていた別荘で暮らすようになったんです。もちろん、それは彼女の再婚を考えてのことですよ。玉置さんのときのように、彼女に肩身の狭い思いをさせてはいけないと考えてるんです。娘の幸せを願わない親はいませんから」

 現在、那須で生活を送っている薬師丸の両親は、騒がれないようにと、別荘には父親の旧姓を掲げている。

「薬師丸さんなら仕事の合間を縫って、ご両親のもとへ通っていますよ。高齢のお母さんが脚を悪くしたため、心配なんでしょうね。今お母さんは那須から東京に通院しているんです。薬師丸さんは“大変だから”と都内の施設に入れようかとも考えているようなんですが、ご両親は“このまま那須にいたい”と言っているそうです。それは薬師丸さんに、自分の人生を大切にしてほしいという親心なんです」(前出・薬師丸の知人)

※女性セブン2013年10月24・31日号


このように結婚、離婚、そして、新しい交際のタイミング、そして、海外ロケや、デビューやブレイクのタイミングとその逸話、そして、ブレイクしたにも関わらず、常に辞めたいと考えているメランコリックなあり方など、薬師丸ひろ子の人生の全ての局面が、この蠍座ラグナで説明できそうである。

そして、更にナヴァムシャチャートを見てみると、金星はナヴァムシャのラグナに在住しており、金星期は結婚を表すタイミングである。

ラーフは12室に在住しており、ラーフのディスポジターである木星は3、12室支配で10室に在住して、女優としての芸能活動を表している。

3室はメディア、パフォーマンスのハウスであり、10室は仕事のハウスである。

然し、12室が絡んでいるので、銀幕女優のように映画には出演してもテレビには出演しなかったり、デビューしてブレイクした直後にも受験勉強のために休業したりしたのである。



ラーフ/土星期に『Wの悲劇』などその代表作に出演し、キャリア的に充実した理由もよく説明できる。

土星はラグナロードで、5、10室支配のラージャヨーガカラカの金星と、1室で、1−5、1−10室、2−5室のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

月から見ても9、10室支配のラージャヨーガカラカで9室でラグナロードの金星と接合して、1−9、1−10のラージャヨーガを形成し、3室(メディア、パフォーマンス)にアスペクトしている。




またこれはダシャムシャチャートにおいても同様である。

ラーフは8室に在住しているが、ディスポジターの太陽は9室に在住して、5、10室支配の金星と9室支配で3室で減衰する水星が形成する5−9、9−10のラージャヨーガに絡んでいる。そして、9室支配の水星は3室で減衰して、パラシャラの例外則で、ラージャヨーガ的に働く配置であり、ディスポジターの木星はラグナから見て10室のケンドラに在住して、ニーチャバンガラージャヨーガである。

木星は3室支配で10室に在住しているため、女優の仕事(3室-10室)を表しており、ラグナで火星が高揚しているので、火星期もキャリア上の上昇が得られる時期である。

例えば、木星/火星期に『今度は愛妻家』(2010年)で第34回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しているが、アンタルダシャーの火星が11室支配でラグナで高揚しているために高い評価、称号、受賞(11室)が得られたことが分かる。

また同じ木星/火星期であるが、2009年9月12日放送の土曜プレミアム『戦場のメロディ?108人の日本人兵士の命を救った奇跡の歌?』(渡辺はま子の実話を基にしたドラマ)において、主役の渡辺はま子役を演じ、1か月の歌のレッスンをした上でドラマの中で「ああモンテンルパの夜は更けて」などのはま子の歌を歌唱し、この歌唱が『今度は愛妻家』(2010年)の公開記念イベントのコンサート開催へと繋がった(wikipediaより引用抜粋、一部編集)という。

またこの火星の強さは、1978年2月の火星/月期に角川映画『野性の証明』長井頼子役オーディションに合格したことを説明するものである。

マハダシャー火星期は高い評価を受ける時期で、ダシャムシャのラグナで高揚しているためにキャリア上で高い評価を受けられる時期であることを表している。



因みに薬師丸ひろ子は、女優としてのキャリアを積み上げてきたが、歌手デビューこそしなかったものの、その歌唱力は高く評価されてきた。


「セーラー服と機関銃」(1981年)、「探偵物語」(1983年)、「メイン・テーマ」(1984年)、「Woman "Wの悲劇"より」(1984年)など、角川映画時代の主演映画の主題歌を自ら歌っている。




月、太陽から見ると、2、5室支配の水星とラグナロードの金星が星座交換しており、1−5、1−2のラージャヨーガを形成し、金星は2室(スピーチ、歌唱)に在住している。

この金星にラーフが接合しているが、ラーフはケンドラ支配の金星とトリコーナ支配の水星の星座交換に絡んでいる為、ラージャヨーガを形成している。

2室に在住する金星はオペラ歌手など、歌手として成功する典型的な配置であるが、金星はラグナから2室にもアスペクトしており、更に2室支配の木星が2室にアスペクトバックしている。

2室に在住するケートゥは、5室支配の木星と7室支配の金星の2つの吉星からアスペクトされて、ラージャヨーガを形成している。


おそらく、薬師丸ひろ子の「透き通る伸びやかな高音の魅力」とは、この木星と金星から吉意をあたえられたケートゥによるものであると思われる。

他に「清楚で礼儀正しい歌唱」とか、「譜面に忠実で歌詞が明瞭に聞き取れる生真面目なファルセット」とか、「女優特有の細やかなニュアンスの表現力」、「爽やかな声」、「透明感があり、鈴を転がすような暖かい声」、「クリスタル・ボイス、水晶のような硬質な透明感」といったケートゥの象意を示すような特徴を示している。

歌手としての評価

歌唱力に関しては、アイドル風でなく、合唱団風と揶揄されることもあったが、「角川映画の主題歌の歌っていた当時から歌唱力は抜群。歌い方は正統派。基本に忠実な歌い方で、声も透き通る伸びやかな高音が魅力。これまでの人生経験で培われた彼女の人間としての魅力や女優としての経験が加わって歌の表現がより豊かになっている」と音楽評論家の富澤一誠は評価している。歌手としても希有な才能の持ち主で、同世代の女子アイドルがぶりっ子キャラや歌唱力の拙さをアピールポイントとしていたのとは正反対のポジションで清楚で礼儀正しい歌唱が個性的だったと久保田泰平は解説している。内田正樹は、アイドル時代から定評のある歌唱力、譜面に忠実で歌詞が明瞭に聴き取れる生真面目なファルセットは独特な包容力を持ち、女優特有の細やかなニュアンスの表現力を有していると評価する。

歌声について、竹内まりやは「爽やかな声」、武部聡志は「透明感があり、鈴を転がすような暖かい声」と形容している。偶然にも二人が共通する表現は「(ボーカリストとしても)希有な声」。松任谷由実は「クリスタル・ボイス、水晶のような硬質な透明感」と表現している。小西康陽は「天使の賛美歌」。

早稲田大学の学園祭で、ある学生から透明度の高い歌声は機械で作った音だと誤解される一幕もあった。(wikipediaより)


女優としてだけではなく、歌手としての才能にも恵まれていることが分かる。



因みに薬師丸ひろ子は、牡牛座に月、太陽が在住し、惑星集中しているため、美容や健康、自然の食材、快適なインテリアなど、牡牛座に典型的な五感を満足させる質にこだわる性質がある。

従って、食材にもこだわり、最高級の食材を求める。

年末年始、自ら料理をして、自宅で、友人知人に振る舞ったということを以下の記事は示している。

食通の薬師丸ひろ子 築地で11万円、約40〜50人前の肉を購入
2014.01.15 16:00 週刊ポスト2014年1月24日号

2013年NHK紅白歌合戦で『潮騒のメモリー』を歌って会場を沸かせた『あまちゃん』メンバーの薬師丸ひろ子(49)。年末年始はどう過ごしていたのか。

「12月中旬に老舗のお肉屋さんでお買い物する薬師丸さんを見かけました」(居合わせた客)

 薬師丸が訪れたのは東京・築地にある創業100年を超える老舗精肉店「日山」。薬師丸行きつけの精肉店だという。

「その日は薬師丸さんと彼女の叔母さんの2人でいらしてました。お肉を11万円、約40〜50人前も購入したそうです。クリスマスパーティ用にご自宅に届ける予約だったみたいですね」(店関係者)

 築地商店街のある店主もよく薬師丸を見かける、と話す。

「築地で食材を買い物されているところはよく見ます。年末もみかけましたよ。野菜も魚も行きつけの店があって、こだわり派。グルメだとこの辺じゃ有名です。叔母さんと一緒にいらっしゃることが多いですね」

 薬師丸の料理上手は知る人ぞ知るところ。昨年12月25日のクリスマスにはその超高級牛肉をメインに自宅でパーティを開いたという。

「身内の和やかな会だったようです。もちろん、恋人のAさんも一緒だったようですよ。薬師丸さんはお肉好き。サシが入ったお肉より赤身のお肉が好みだということで、“そっちの方が太らないからいいでしょ”と腕をふるったそうです。クリスマス後は、叔母さんと2人で箱根の温泉に2泊で行くという話もでていたそうです」(薬師丸の知人)

 薬師丸は1998年に玉置浩二(55)と離婚。2004年にNHKカメラマン・Aさん(51)との交際が発覚、以来同棲生活を続けている。

「初めは薬師丸さんのご両親とAさんとみんな一緒に住んでいましたが、ご両親が那須で暮らすようになってからは2人で暮らしています。再婚秒読みといわれてから長いですが、今年ゴールインもありそうですね。お正月は一緒に那須に訪れたと思いますよ」(前出・知人)

※週刊ポスト2014年1月24日号


牡牛座はカリスマ主婦に典型的な星座であり、本来、料理、編み物、子育てといった母親業に関しての能力が高い。

つまり、手を使った作業を表す3室の支配星である月が牡牛座で高揚する配置であるため、母親業のカリスマ的な才能を示すのである。

従って、母親たちのアイドルとなったりするのである。


『セーラー服と機関銃』で、薬師丸ひろ子が、熱狂的なファンたちに取り巻かれたというのは、秋葉原系の青年男子が、モーニング娘やAKB48に熱狂するのと同じような現象ではないかと思うのである。

というのは、秋葉原系の青年男子の表示体は乙女座である。乙女座から見ると、牡牛座は9室であり、また双子座は10室だからである。

従って、薬師丸ひろ子は、そうした秋葉系文化のカリスマだったのではないかと思うのである。



(資料)

西暦 年月 出来事 ヴィムショッタリ チャラ トランジット
1978年 2月 偶然、薬師丸の写真を撮った人が、本人には内緒で角川映画『野性の証明』長井頼子役オーディション( - 1978年2月)に応募していた。頼子役の8歳という設定に対し薬師丸は既に13歳、想定される身長よりも高かった。さらに、演技経験もなかったので、必ず落選すると本人は信じていた。しかし、条件に合致した候補者と接戦になったものの、薬師丸の将来性を見抜いた審査員の角川春樹が強く推したことで合格してしまう。決め手となったのは、非常に印象的な目だったと角川は結果発表時に述べている。『野性の証明』(1978年)は角川映画として初めて邦画年間興行ランキング1位になった映画であると同時に、映画史には「薬師丸ひろ子のデビュー作」として記録されている。 火星/月    
1979年   1979年、中学三年生だった薬師丸は高校受験のため女優業は休止。1979年夏の角川文庫「時間がないんだ青春は」キャンペーンのポスターやチラシの仕事だけはしていた。
同年、キティ・フィルム代表多賀英典が薬師丸本人に直接映画『翔んだカップル』(相米慎二監督)への出演交渉を行った。当初、薬師丸は出演を固辞していたが高倉健のアドバイスもあり、最終的には出演を了承した。薬師丸が『翔んだカップル』に出演する意欲を見せたので、事務所は東宝に薬師丸を貸し出すことになった。当時、事務所も薬師丸の今後の展望を持っていなかったので、気楽に貸し出したと薬師丸は話している。この映画で第2回ヨコハマ映画祭主演女優賞と第4回日本アカデミー賞話題賞俳優部門を受賞した。
ラーフ/ラーフ    
1981年 12月20日 宮本治雄によれば、ドル箱だった山口百恵を結婚引退で失った東宝はポスト百恵として薬師丸の2作品『翔んだカップル』(1980年)・『ねらわれた学園』(1981年)を配給した。
初主演映画『翔んだカップル』は大ヒットとはならなかったが、キティ・フィルムは相米慎二監督&薬師丸主演第二弾として『セーラー服と機関銃』(1981年)を予定していた。角川春樹事務所に薬師丸の出演交渉を行うが、他社映画への出演に難色を示した。しかし、薬師丸が角川春樹を説得し、キティ・フィルムと角川春樹事務所提携作品として映画が製作されることになった。
映画『セーラー服と機関銃』の中で機関銃を乱射するシーンで有名な「カイ・・・カン」のセリフは薬師丸のアドリブであると言われていたが、薬師丸は台本であると断言した。このシーンの撮影で割れたビンの破片が薬師丸の左頬に当たり少し出血する事故が起きるが、そのまま演技を続け映画の本編で使われている。傷は長さ1cm弱で浅かったが、対応した医師は傷痕は残ると宣告する。
『セーラー服と機関銃』の公開2日目(1981年12月20日)、大阪・梅田東映ほかでの舞台挨拶を予定していたが、徹夜組を含めた約8000人のファンが上映3館に殺到したため、放水車を伴う機動隊まで出動し、舞台挨拶も上映も中止となった。その騒動は翌日のスポーツ新聞のみならず、一般新聞の社会面トップ記事にもなった。舞台挨拶を見られなかったファンは薬師丸を追って大阪空港へ殺到し、空港もパニックになる。空港を回避し新大阪駅に向かったが、そこにもファンがいて、結局、名古屋までタクシーで移動し東京に戻った。その後、薬師丸が大阪を訪問するには、何年かの間、警察の許可が必要だった。同月25日、「翌年(1982年)は大学受験のために仕事を控える」と休業宣言をする。休業期間は1年半だった。

ラーフ/木星    
1982年 4月18日 1982年4月18日、第2の薬師丸ひろ子を発掘するために『角川・東映大型女優一般募集』オーディションが開催される。グランプリは渡辺典子、特別賞に原田知世。この後、原田知世・渡辺典子と共に「角川三人娘」と呼ばれる。同月21日、薬師丸主演の過去作のサントラとナレーションからなるアルバム『ひろ子 青春のメモワール』が発売される。同月29日、上映時間が16分長くなった『翔んだカップル オリジナル版』が公開される。
1982年6月、前年(1981年)に舞台挨拶中止となった大阪で『セーラー服と機関銃 完璧版』の試写会挨拶を行い、『完璧版』は7月にミニシアター系で封切られる。
ラーフ/木星    
1982年 11月 休業中の1982年11月、次作『探偵物語』が薬師丸の受験の合否に関係なく撮影されることが発表される。原作は前作と同じ赤川次郎で、書き下ろす前から薬師丸主演で映画化されることが決まっていた。 ラーフ/木星    
1983年 7月 1983年7月に公開された『探偵物語』(共演:松田優作、併映は原田知世主演『時をかける少女』)は薬師丸が出演した角川映画の中で最高の興行成績、配給収入28億円、興行収入51億円を記録する。 ラーフ/土星    
1983年 12月 同年12月公開『里見八犬伝』(深作欣二監督)に出演する。 ラーフ/土星    
1984年 7月 1984年7月公開『メイン・テーマ』(森田芳光監督)に主演する。
澤井信一郎監督の『Wの悲劇』(1984年)は興行的な成功とともに映画の評価も高く、薬師丸の代表作となった。ブルーリボン主演女優賞の表彰式で、「この映画で燃えつきたので、(女優を)やめようと思った。でも、この賞は私にガンバレという励ましの意味でいただけたと思います」とスピーチ。澤井監督「役のつかみ方に天性のものがあって、方向さえきちんと示せば確実にできる子だと思いました」、澤井監督の師匠マキノ雅弘監督「普通はどんな上手い子でも数カットは作ったような間違った表情をするものだけど、この子にはそれが全くない」と賞賛している。
ラーフ/土星    
1985年 3月 主演映画のヒットは続いていたが、内心ではずっと女優を辞めたいと思ってた。角川社長の「いつ辞めてもいい。でも、もったいないぞ」の言葉にその都度なだめられ、7年間、その気持ちを抑えていたが、二十歳の時、ユーミンの苗場のコンサートに遊びに行ったことを契機に、所属事務所を辞める決心をする。直接、社長に掛け合うと「分かった。でも、もったいないぞ。やりたくなったら、またいつでも始めろよ」と許可され、1985年3月、角川春樹事務所から独立する。引退の報道をうけ、大勢の取材陣が家に直接殺到することに困り、同月、個人事務所オフィス・メルを設立した。 ラーフ/土星    
1985年   『野蛮人のように』 ラーフ/土星    
1986年   『紳士同盟』 ラーフ/土星
ラーフ/水星
   
1988年   『ダウンタウン・ヒーローズ』(山田洋二監督) ラーフ/水星    
1989年   『レディ! レディ READY! LADY』

1989年、冷戦終結に伴い外国人も立ち入ることが可能になったサハリン(樺太)を訪れた『薬師丸ひろ子が見た!サハリン(樺太)縦断1000キロ』(フジテレビ)に出演している。この番組は第7回ATP賞優秀賞ノンフィクション部門を受賞している。後に、このドキュメンタリーで「故郷」を歌ったことに薬師丸は触れている。
ラーフ/ケートゥ    
1990年   滝田洋二郎監督の『病院へ行こう』(1990年)には、〔共演者にもスポットが当たり〕自分だけにスポットが当たっていないことの面白さ、自分が主役でなくても成立する作品自体の面白さがあり、そういう点に引き込まれていったと答えている。『病院へ行こう』とオーストラリアのタスマニア島の自然を舞台にした『タスマニア物語』(1990年)によって、第14回日本アカデミー賞話題賞俳優部門を受賞する。 ラーフ/金星    
1991年   玉置浩二と結婚
歌手活動や映画の世界から遠ざかる。
ラーフ/金星    
1992年   同性愛の夫とアル中の妻、そして夫の彼氏の3角関係を描いた『きらきらひかる』(1992年)では、大人の女性の演技が評価される。 ラーフ/金星    
1992年 4月24日 『薬師丸ひろ子が見た!サハリン(樺太)縦断1000キロ』(フジテレビ)の続編である『薬師丸ひろ子が見た!サハリン感動の47年』が放送される。 ラーフ/金星    
1993年   『ナースコール』(1993年) ラーフ/太陽
ラーフ/月
   
1996年   ミュージカル『雨に唄えば』(1996年) ラーフ/火星
木星/木星
   
1997年   『マグニチュード 明日への架け橋』(1997年)

1997年、『装いの街』(1979年)以来18年ぶりにテレビの連続ドラマ『ミセスシンデレラ』に出演した。デビュー以来、映画に特化して出演する女優、映画女優として芝居のキャリアを重ねてきた薬師丸を"銀幕女優"・"最後の映画女優"と呼ぶこともある。テレビドラマへの出演がなかったのは、映画に関わり続けたかったことや〔映画と比較して〕慣れていないテレビの早いサイクルに少し臆病になっていたことを理由に挙げている。〔撮影開始時に〕脚本が最終回分までは用意されていないことに戸惑ったとも答えている。同年のNHKドラマ『熱の島で?ヒートアイランド東京?』は多数の賞に輝いた作品だが、薬師丸も演技が評価され、第24回放送文化基金賞女優演技賞を受賞した。
木星/木星    
1998年   玉置浩二と離婚
ミュージカル『シュガー』(1998年)
木星/木星
木星/土星
   
2000年   2000年、『キネマ旬報』誌上の「映画を愛する74人の著名人が選んだ20世紀の映画スター 女優編」で日本女優第14位。同号の「読者が選んだ20世紀の映画スター女優」では日本女優第10位。さらに、「映画館をいっぱいにしたマネーメイキング・スターは誰だ!」日本篇では、渥美清、西田敏行に次いで第3位。 木星/土星    
2002年   2002年、宮藤官九郎脚本の『木更津キャッツアイ』に浅田美礼(美礼先生)役として出演する。俳優の宮藤とNHKドラマ『コウノトリなぜ紅い』(2001年)で共演していなかったら、"学校に狸の置物の爆弾を仕掛けるような奇抜な役"は引き受けなかった可能性もあったが、共演して知った朴訥とした人柄の彼の書く脚本ならと8割ぐらい安心して出演を決断した。現場では周りを見る余裕もあり、演じることの楽しさを教えられた作品だったと振り返っている。このドラマの後、宮藤作品へは、2本の映画版『木更津キャッツアイ』、ドラマ『タイガー&ドラゴン』、『うぬぼれ刑事』、『あまちゃん』、舞台『七人の恋人』(ナレーションのみ)に参加している。宮藤が作る薬師丸の役には、いつも心躍らされるともインタビューに答えている。〔母親役の出演オファーが多い中、〕宮藤ワールドでは、結婚していない・子供もいない・殺人者でもない役が割り振られることに大変感謝している。言わせられる際どいセリフも宮藤の品性が目も当てられない下品にはならないようにしていると信じ、宮藤には一生ついていこうと全幅の信頼を寄せている。
木星/水星    
2003年  

『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(2003年)

薬師丸がナレーションを担当する紀行・料理番組『食彩の王国』(テレビ朝日系)が始まる。

※ 2013年時点で10周年、放送回数も500回を超える。

木星/水星
木星/ケートゥ
   
2004年  

2004年にNHKカメラマン・Aさん(51)との交際が発覚、以来同棲生活を続けている。(週刊ポスト2014年1月24日号より)

木星/金星(2004年4月19日以降)    
2005年   2005年『ALWAYS 三丁目の夕日』や『1リットルの涙』の母親役の演技で数多くの映画賞やテレビの賞を受賞した。母親役は見ている人にとって身近なので「こんな母親いない」と判断されやすく、さらに、自分に子供がいないので母親役に不安もあった。経験のない分を街中の人間観察や想像で補っていると答えている。薬師丸は2005年キネマ旬報助演女優賞受賞に際し、20歳の時の『Wの悲劇』を評価していただいて以来20年ぶりと振り返り、受賞の理由を自分のキャラクターと役がうまくマッチした結果と想像するが、それよりも〔受賞対象となった〕素敵な映画や役に巡り会えたこと、それらの映画を観てくださった方々が強く感じてくれたことに感謝し、きっと映画のマジック、映画の奇蹟に出会えたと述べている。 木星/金星    
2006年 10月10日 日本郵便が2006年10月10日に発行した特殊切手「日本映画II」(現代の名作)(1980年 - 2000年代公開)は、代表的な日本映画10作品を選定しているが、その1本に薬師丸主演の映画『セーラー服と機関銃』が選ばれた。 木星/金星    
2007年   『ALWAYS 三丁目の夕日』の2本の続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)
2007年には連続ドラマ『1リットルの涙』の続編として、スペシャルドラマ『1リットルの涙 特別編?追憶?』が放送された。
木星/太陽
木星/月
   
2009年 9月12日 2009年9月12日放送の土曜プレミアム『戦場のメロディ?108人の日本人兵士の命を救った奇跡の歌?』(渡辺はま子の実話を基にしたドラマ)において、主役の渡辺はま子役を演じ、1か月の歌のレッスンをした上でドラマの中で「ああモンテンルパの夜は更けて」などのはま子の歌を歌唱した。この歌唱が『今度は愛妻家』(2010年)の公開記念イベントのコンサート開催へと繋がった。また、『今度は愛妻家』で第34回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞する。 木星/火星    
2012年   2012年、木皿泉作品に出演する機会があるのならば、それが舞台であろうと構わないと、14年ぶりに舞台『すうねるところ』に主演する。木皿作品の魅力を心臓をぎゅっと掴まれるようなセリフ、キラキラしたセリフで構成されていると表現している。木皿作品へはドラマ『Q10』、『世の中を忘れたやうな蚊帳の中』、『おやじの背中』 第5話 「ドブコ」、『富士ファミリー』、舞台『すうねるところ』、『ハルナガニ』に出演している。木皿泉から見た薬師丸評は「SF風の意味不明なセリフでも、ものすごくリアルに言うことができる」「非常にぶっ飛んだセリフを書いても安心できる」、「消費されない存在感のある女優」。

『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(2012年)
木星/ラーフ
土星/土星
   
2013年 4月 - 9月 初の朝ドラ『あまちゃん』(2013年4月 - 9月)の出演依頼は断るつもりだったが、プロデューサーから渡された台本を読み出演を決める。しかし、懸念が1つあり、それは薬師丸が演じる鈴鹿ひろ美の大女優という役柄だった。また、鈴鹿には"音痴"という設定もあったが、それは、視聴者の世代によって受け止め方が違った。30代から下の世代には本当に下手だと思っていた人もいた。しかし、ドラマの最終週で本来の歌唱力を披露すると大反響となった。薬師丸が演じた鈴鹿ひろ美役は抜群の存在感だったと評価された。薬師丸は、(35周年記念)コンサートもアルバムも『あまちゃん』より前に決まっていたけれど、「潮騒のメモリー」を歌わせてもらったことは、私にとって大きかったと振り返っている。 土星/土星    
2014年   2014年に刊行された『オールタイム・ベスト映画遺産 日本映画男優・女優100』では京マチ子・杉村春子・倍賞美津子らと並び日本映画女優の第11位にランクインした。 土星/土星    
ウィキペディア 薬師丸ひろ子より引用抜粋、一部編集

 

歌手としての経歴
西暦 年月 出来事 ヴィムショッタリ チャラ トランジット
1981年 7月−11月 デビュー直後や映画『ねらわれた学園』(1981年7月)出演時には、所属事務所から歌手デビューを提案されたが薬師丸は辞退した。そのため、〔1978年のスクリーンデビューから1981年11月の歌手デビューまでの3年間には〕"歌わない(最後の)アイドル"と形容されることもあった。歌手デビューに至った詳細はセーラー服と機関銃 (曲)。 ラーフ/ラーフ
ラーフ/木星
   
1981年-1984年   角川映画時代にリリースしたシングル「セーラー服と機関銃」(1981年)、「探偵物語」(1983年)、「メイン・テーマ」(1984年)、「Woman "Wの悲劇"より」(1984年)は、すべて主演映画の主題歌である。
「メイン・テーマ」が最高位2位だったため、シングル連続首位記録は途切れたが、他の3曲はオリコン1位を獲得している。

ラーフ/木星
ラーフ/土星

   
1983年   セカンド・シングル「探偵物語」の両A面である「すこしだけやさしく」(1983年)は、TBS系『わくわく動物ランド』のエンディングテーマになっている。
ラーフ/木星
ラーフ/土星
   
1984年   薬師丸の代表曲の1つである「元気を出して」は、竹内まりやが薬師丸のために書き下ろした。47.7万枚の売上を記録したファースト・アルバム『古今集』(1984年)に収録されているが、これまで、シングルカットされたことはない。その後、1987年に竹内まりやがアルバム『REQUEST』でセルフカバーした時に、山下達郎とともにコーラスに参加している。2人のコーラスは絶品と竹内まりやは賞賛している。 ラーフ/土星    
1985年   角川春樹事務所から独立した1985年には、シングル3枚「あなたを・もっと・知りたくて」・「天に星.地に花.」・「ステキな恋の忘れ方」とセカンド・アルバム『夢十話』をリリースしている。 ラーフ/土星    
1986年   「あなたを・もっと・知りたくて」は民営化直後のNTTのCMソングで、薬師丸自身がCMに出演すると同時にCMソングも歌っている。「ささやきのステップ」(1986年)、「瞳で話して」(1986年)、「風に乗って」(1991年)もNTTのCMソング。

1986年には『花図鑑』、1987年『星紀行』と、『古今集』(1984年)以来、毎年1枚のオリジナル・アルバムのリリースがルーチンとなっていた。
ラーフ/土星
ラーフ/水星
   
1986年-1988年   「ステキな恋の忘れ方」は映画『野蛮人のように』の主題歌で、映画関連としては1986年の「紳士同盟」(同名映画『紳士同盟』の主題歌)、1988年の「時代」(『ダウンタウン・ヒーローズ』のイメージソング)がある。 ラーフ/水星    
1987年7月−8月   1987年7月・ 8月にファースト・コンサート『星紀行』を行った。 ラーフ/水星    
1987年 10月 1987年10月、玉置浩二作曲の「胸の振子」をリリースしている。玉置作品は他に「交叉点 ?そう それがそう?」(1997年)がある。 ラーフ/水星    
1988年   1988年にコンサート『SENTENCE』を行った。 ラーフ/水星    
1988年 3月 1988年3月のフジテレビ『夜のヒットスタジオDELUXE』ではマンスリーゲストを務め、特に卒業式前日の3月9日には同番組内でミニ・コンサート(服部克久指揮)を実施した。 ラーフ/水星    
1988年 7月 1988年7月にリリースした「時代」は中島みゆきのカバー。薬師丸の愛唱歌だったが、当時、中島がコンサートでは歌っていないので残念に思い、アルバム『Sincerely Yours』(1988年)の1曲とした。「時代」はフジテレビ系『なるほど!ザ・ワールド』のエンディングテーマにもなっている。 ラーフ/水星    
1989年   1989年の「語りつぐ愛に」は「セーラー服と機関銃」と同じ来生たかお・来生えつこ姉弟の作品で、しかも、「セーラー服と機関銃」以来の競作曲となっている。「語りつぐ愛に」は日本テレビ系『水曜グランドロマン』の主題歌になっているが、薬師丸自身は『水曜グランドロマン』には出演していない。
1989年に6枚目のアルバム『LOVER'S CONCERTO』をリリースする。
ラーフ/ケートゥ    
1990年   1990年にコンサート『ハート・デリバリー』を行った。
1990年に7枚目のアルバム『Heart's Delivery』をリリースする。
ラーフ/金星    
1991年 3月 1991年3月に8枚目の『PRIMAVERA』をリリースする。 ラーフ/金星    
1993年-1994年   玉置との結婚中には、玉置のアルバム『カリント工場の煙突の上に』(1993年)に収録の「西棟(にしとう)午前六時半」でのデュエットや『Act Against AIDS '94』(1994年)に2人で参加している。 ラーフ/太陽
ラーフ/月
   
1997年 6月 1997年6月に、「風に乗って」(1991年)から6年ぶりのシングル「交叉点 ?そう それがそう?」、12月に「恋文 ?哀愁篇?」をリリースする。
木星/木星    
1998年 2月 1998年2月に『PRIMAVERA』(1991年)から7年ぶり9枚目のオリジナル・アルバム『-恋文-LOVE LETTER』を発表する。同年4月にはシングル「smile スマイル smile」(作詞:薬師丸)をリリースする。
木星/木星    
2000年 2月 2000年2月、テレビ朝日系主演ドラマ『恋愛中毒』の主題歌「Love holic」(作詞:松本隆)をリリースする。
木星/土星    
2001年   2001年、松本隆は一連の薬師丸作品に関して、ビジネスライクではなく、流行を狙うような俗っぽいものとは違うものを作ろうとしたと薬師丸との対談で語っている。 木星/土星
木星/水星
   
2006年 3月 2006年3月、音楽番組NHK『音楽・夢くらぶ』へ出演。「セーラー服と機関銃」・「探偵物語」などのヒット曲を披露した。 木星/金星    
2008年 9月 2008年9月放送のNHK『SONGS』に出演し代表曲を披露する。『SONGS』には2011年、2013年にも出演している。 木星/月    
2010年   2010年出演映画『今度は愛妻家』の公開記念イベントの一環として、1990年以来20年ぶりとなるコンサートを東京(1月7日)と大阪(1月12日)で開催。またコンサートの中で、同映画の監督行定勲と夫役の豊川悦司を交えてのトークショーも行なわれた。 木星/ラーフ    
2011年 3月, 12月 2011年3月、主演映画『わさお』が公開され、主題歌「僕の宝物」も自らが担当。主演映画の主題歌を歌うのは22年ぶりとなる。「僕の宝物」は2013年11月のTBS系のドラマ『こうのとりのゆりかご?「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来?』の主題歌にもなっている。2011年12月放送の『2011 FNS歌謡祭』で平井堅と「Woman "Wの悲劇"より」をデュエットする。『FNS歌謡祭』には2013年にも出演しデュエットを含め3曲「セーラー服と機関銃」・「元気を出して」・「時代」を披露している。
NHK『SONGS』に出演する。
木星/ラーフ    
2012年 11月 2012年11月にリリースされたケルティック・ウーマンのアルバム『心のクリスマス/ホーム・フォー・クリスマス』のボーナス・トラック曲「ユー・レイズ・ミー・アップ? 祈りヴァージョンfeat.薬師丸ひろ子」でコラボレーションした。
土星/土星    
2013年 10月 2013年10月に芸能活動35周年記念コンサートを東京・大阪で開催した。1990年の『ハート・デリバリー』以来23年ぶりの単独コンサートとなった。コンサートのパンフレットには、井上陽水、竹内まりや、中島みゆき、松任谷由実(掲載順)からの祝福のメッセージが掲載されている。このコンサートを観た先輩達から「もっと歌っていきなさい」と言われたことで、2014年12月のライブ『Premium Acoustic Night 時の扉 ?Look For A Star?』を自ら企画した。ライブは2013年12月にリリースした初のカバー・アルバム『時の扉』の曲を中心に構成され、アルバムの編曲を担当した吉俣良がアレンジャー兼サポートミュージシャンとして参加している。
NHK『SONGS』に出演する。
土星/土星    
2015年 10月

2015年10月に行われた『薬師丸ひろ子 コンサート2015』では、薬師丸のヒット曲やカバー曲だけでなく、自身が声優として参加した劇場アニメ『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』(2015年)の劇中歌「わたりどり」も披露された。

土星/水星    
ウィキペディア 薬師丸ひろ子より引用抜粋、一部編集