ティファニー・・・偏執性の精神分裂症患者
Tiffany, a paranoid schizophrenic
1/13/1973 1:07AM 39N44 104W59
チャートの持主に関しての情報は、ただ偏執性の精神分裂症患者(パラノイド・シゾフレニック)であるということのみである。
ラグナロードの月が10室で牡羊座アシュヴィニーに在住しており、気が強くせっかちな性格をしていることが分かる。
5、10室支配の火星が5室の蠍座定座に在住し、吉星ではあるが粘着性のあるしつこい執念深い性格をしていることが分かる。
感情の保持時間、持続時間が長く、感情を伴なう出来事をいつまでも記憶し、しつこく思い出してはその記憶によって行動の動機づけを得るような
過去にこだわるタイプであると思われる。5室は知性や識別力などの心的能力を表わす為、そうした心的な活動が蠍座火星の執念深い活動によって
影響される。5室はまた恋愛の部屋であり、行動の10室を支配した火星が曖昧さや夢想、妄想を表す海王星とコンジャンクトし、対向から7、8室支配の凶星化した
逆行の土星からアスペクトされて傷ついている為、火星はラージャヨーガカラカではあるが凶意を発揮すると思われる。
火星と土星の相互アスペクトは激しい闘争心を表し、5、7、8、10室の絡みから相手を伴なうトラブル、恋愛対象とのトラブルなどを表していると思われる。
アセンダントから3室(心の安定を損失する部屋、喜びを損失する部屋)には冥王星と天王星が在住し、また病気、敵、借金、闘争などを表す6室の障害の部屋には
2室支配の太陽、3、12室支配の水星、4、11室支配の金星、6、9室支配の木星、ラーフなどが在住し、惑星集中しており、機能的凶星が多い。
惑星集中している為、6室の象意が色濃く出て来ると思われるが、この辺り、人生の様々な要素、金銭、スピーチ、家族(2室)、弟・妹(3室)、母親(4室)、兄・姉(11室)、敵、使用人、部下(6室)、父親(9室)など様々な人や出来事を巻き込んで闘争、障害の部屋でまとめている。
彼女の周囲の人間は大変な苦労をすることが伺える。また彼女自身も苦労すると思われる。
因みに健康を見るドレッカーナ(3分割図)では月が6室に在住し、8、11室支配の水星とコンジャンクトし、心の不安定、神経系の不調など考えられる。
せっかちに感情・情緒的な妄想や空想を表現するような配置をしている。
そして、注目すべきは7室のアシュタカヴァルガのビンドゥー値が非常に低いことだがこれは相手に対してあまり配慮や思いやりを示さず自己中心的な人間であることを示す。