レスリー・チャン(Leslie Cheung)

1956年9月12日生まれ 

Leslie Cheung 出生地:香港 出生時間:不明

 

 

主な経歴など :

10人兄弟の末っ子。13歳(1969年)で英国に留学。・・・ケートゥ−木星

77年デビュー。アイドルとして一世を風靡。・・・金星−月

'89年人気絶好調なのに引退(百恵ちゃん?)。だが速攻で復帰、いまや大御所さん。 ・・・金星−水星

復帰前の主な仕事は歌手。復帰後は演技派(美形)俳優。

'93年の主演作「覇王別姫」はカンヌ国際映画祭でパルム・ドール大賞を受賞。 ・・・太陽−月、太陽−火星

2003年4月1日、香港中環にあるマンダリン・オリエンタルの24階より飛び降り自殺。享年46歳。・・・月−土星

 

★今回、出生時間が分からないため、0:00:01でチャートをつくり、そこから、一つずつラグナをずらしてゆく方法で検証している。 既に分かっている事実関係でラグナをしぼりこみ、消去法なども使いながら、可能性の範囲を狭めていくようにするのである。

 

レスリー・チャンの場合は、同性愛的な傾向や女形を演じたりすることから、ラグナはまず、単純に女性星座ではないかと思われ、また、美形であることから、ラグナやラグナの支配星、そして、顔をあらわす2室や2室の支配星などに金星が絡んでいるのではないかという推測が立つ。また、ファンの年齢層が高いと書かれている。

元祖ぶりっこ&おぼっちゃま系俳優とウェブ上で評論されていることもあり、母性本能を擽るようなキャラクターであったようである。従って、上記のことから、レスリー・チャン氏のラグナは蟹座ではないかと思われたのである。上記の略年表はウェブ上から落としてきたものであるが、蟹座ラグナの場合の主な出来事とその出来事が生じた時のダシャーを示してある。

 

10人兄弟の末っ子。13歳(1969年)で英国に留学。・・・ケートゥ−木星

 

10人兄弟の末っ子として生まれ、13歳で英国に留学した時期は1969年でダシャーはケートゥ−木星である。ケートゥは11室で減衰しており、木星は9室の支配星で2室に在住している。9室(外国、高度な学問)が2室(両親から与えられるもの)に絡んでおり、また、ケートゥ期は静かに関心が自分の内面に向かったりする時期であり、中学生ぐらいでの留学は決して外向的なものではなく、むしろ異国の地において、コミュニケーションが限定されたり、家族や親戚、友人などのじゃまが少ない比較的孤独な環境になるため、内面に向かう時期であるという意味で事実関係と一致していそうなのである。

 

77年デビュー。アイドルとして一世を風靡。・・・金星−月

 

77年にデビューしてアイドルとして、一世を風靡したとあるが、ダシャーは金星−月である。月はラーフと土星と5室でコンジャンクションしており、とてもアイドルとして成功したとは思えないため、この77年デビューはダシャーが事実と一致していないようである。

 

'89年人気絶好調なのに引退(百恵ちゃん?)。だが速攻で復帰する。 ・・・金星−水星

※ 復帰前の主な仕事は歌手。復帰後は演技派(美形)俳優

 

次に89年人気絶頂なのに引退とあるが、この時期は歌手として成功していたという。 ダシャーは金星−水星であり、水星は3室でムーラトリコーナである。3室は歌、踊りの部屋であり、その部屋でスピーチや話すことを表す水星が高揚していることから、歌手として人気があったというのは単純に言ってあてはまっていると思われるのである。この時期、一時的に引退したというのは水星が12室も同時に支配しているためではないかとも考えることができるのである。

 

'93年の主演作「覇王別姫」はカンヌ国際映画祭でパルム・ドール大賞を受賞。 ・・・太陽−月、太陽−火星

 

そして、93年に主演作「覇王別姫」がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール大賞を受賞したとあるが、ダシャーは太陽−月、太陽−火星と続くが、太陽−火星の場合、火星が5室、10室支配のラージャヨーガカラカであり、2室で自室に在住する太陽と、9室支配で2室在住の木星と2室−8室の軸で相互アスペクトしており、強力なラージャヨーガを形成している。火星は地位、名誉を表す10室を支配し、それに幸運の9室、前世の徳や、創造性を表す5室、金銭の2室などが全て絡んでいるのである。

 

2003年4月1日、香港中環にあるマンダリン・オリエンタルの24階より飛び降り自殺。享年46歳。・・・月−土星

 

 

そして、2003年4月1日に香港のマンダリンホテルの24階から飛び降り、自殺を図った時のダシャーは蟹座ラグナにすると、月−土星であり、月は8室を支配する土星と減衰するラーフと5室でコンジャンクトし、トランジットの土星が対向の11室に入室し、5室にアスペクトし始めた時であった。他に見られる特徴は金星が8室に在住しており、トランジットの月がトランジット太陽にコンバストされていたことである。金星が苦悩の8室に在住しているというのは今回の週刊誌などで恋愛の三角関係からの苦悩が自殺に追い込んだと書かれていることから、事実と一致していることをうかがわせる。5室における土星のアシュタカヴァルガのビンドゥー値はわずか2ポイントであり、その前の4室のビンドゥー値は1ポイント、総合アシュタカヴァルガのビンドゥ値は19ポイントと低いため、トランジット土星の影響は非常に月(情緒、心)にとって悪く働いたと思われる。ビンドゥー値が低いのが情緒を表す4室であることを考えると、土星が10室をトランジットして、4室にアスペクトしていた5年前から非常に苦しい時期が続いていたと思われるのである。 以上のようにレスリー・チャン氏は非常に困難な惑星配置の中で精神不安定と不眠症に陥り、入退院を繰り返していたのであり、もう少しで土星の悪い影響から抜け出す時であったばかりにインド占星術的にはもう少し耐えていたらと惜しまれるのである。もし土星の宝石を処方し、惑星を静めるプージャやホーマを受けていたら、どうなっていただろうか。 上記は蟹座ラグナと仮定した場合のダシャーで事実関係を検証してみた結果であるが、すっきりしないことも多い。従って、別のラグナでも検証する必要があると思われる。

 

自殺か…レスリー・チャンさん転落死 香港の人気俳優で歌手のレスリー・チャンさん(46)が1日夜、香港の高級ホテルから転落して死亡した。共同電などによると自分で書いたとみられる遺書を身につけており、地元警察では自殺とみて調べている。  チャンさんは香港中心部にある五つ星のマンダリン・オリエンタル・ホテルの一室から午後6時半(日本時間午後7時半)ごろ飛び降りた。間もなく救急車でクイーン・マリー病院に担ぎ込まれたが、午後7時6分(日本時間午後8時6分)に死亡が確認された。遺書には「胃酸逆流的問題」「感情波折」など、最近の感情が不安定だったことをうかがわせる文が記されていた。  現地の芸能関係者によると日本で現在公開中の映画「カルマ(原題・異度空間)」の撮影中だった昨年5月に不眠症に陥り、周囲から精神的に不安定だと指摘されてきた。新作映画「美麗上海」の撮影もキャンセル、入退院をくり返していたとの情報もある。  日本では歌手として97年、00年、01年に公演を開催。常盤貴子の銀幕デビュー作「もういちど逢いたくて 星月童話」で恋人役を演じてファンも多かった。 レスリー・チャン 中国名・張国栄。1956年9月12日、中国・天津生まれ。78年映画「紅僂春上春」で主役デビュー。84年「モニカ」のカバーバージョンが大ヒット。出演作に「男たちの挽歌」(86年)、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(87年)、そしてカンヌ映画祭パルムドール受賞作「さらば、わが愛・覇王別姫」(92年)など。