黒柳徹子




黒柳徹子はテレビ女優の第一号で、「テレビ誕生と同時に生まれた日本初のテレビタレントにして、テレビ創生期からテレビ番組のレギュラーを継続して持ち続けている唯一のタレント」(wikipedia)であるという。テレビの申し子と言ってもいいかもしれない。

出生データは2チャンネルに掲載されていたもの(1933年8月9日AM 9:00 東京都港区乃木坂)だが、9:00ということで、多少、分秒単位で前後にずれるかもしれないが、種々検討の結果、おそらく9:00で問題ないと思われる。

ラグナは乙女座のハスタで、ラグナロードで、10室支配の水星が11室に在住し、5室支配の土星と5−11室の軸で相互アスペクトし、1−5、5−10のラージャヨーガを形成している。


・テレビ女優としてのデビュー(水星期〜)


マハダシャー水星期に入った直後の水星/水星期にテレビ女優第一号として、NHKに入局している。

NHK放送劇団、文学座研究所を経て女優デビューしており、劇団の同僚たちとの交友しつつ、デビューしたことが分かる。

つまり、当時、テレビ放送の草創期であったため、その当時の同僚たちが皆、業界の人脈として機能するはずである。

黒柳徹子は最初からテレビ業界において、幅広い人脈を築いたことが分かる。

水星は1、10室支配で11室(同僚、交友)に在住し、5室にアスペクトして、5室の支配星と相互アスペクトしていることから、最初から高い評価の元で、女優として演技をすることを期待されて入社したことが分かる。5−11室の軸は、創造的活動によって高い評価を受ける配置である。

但し、出生図とナヴァムシャでラグナから2室に金星が在住しており、NHKラジオ第1で放送された自身初のラジオドラマ「ヤン坊ニン坊トン坊」は声での出演であり、またその後の活動も、番組司会者としての出演が多いのはこのためである。

黒柳徹子は、マハダシャー水星期になると同時に彼女のテレビ女優としての仕事もスタートしたが、テレビ業界の草創期の経営幹部たちと日常的に交流するような立場であったことが分かる。それは1、10室支配の水星が5−11室の軸で、ラージャヨーガを形成していることが物語っている。

またダシャムシャ(D10)を見ると、水星はラグナロードで、10室支配で10室でバドラヨーガを形成している。

そして、11室支配の月と相互アスペクトしている。

更に水星をラグナとすると、5室支配の金星が10室で高揚しており、9室支配の土星と接合して、9−10のラージャヨーガを形成している。



つまり、黒柳徹子は、親族関係も華麗で、音楽、芸術一家に生まれており、

父は音楽家で、NHK交響楽団のコンサートマスターも務めたヴァイオリニストの黒柳守綱(旧姓田口)、母は声楽家でエッセイストの黒柳朝(旧姓門山)。弟はヴァイオリニストの黒柳紀明、妹はバレリーナでエッセイストの黒柳眞理、伯父には日本ニュースのニューヨーク支社長やアメリカ・メトロニュースの極東代表を務めた田口修治がいる。(wikipediaより)

NHKへ入社した最初の時点で、彼女はテレビ界で経営陣と共に指導的価値場を果たしていくことを期待されるような入社の仕方であったことが分かる。

 

・ユニセフ親善大使としての活動

黒柳徹子のチャートが乙女座ラグナで正しいと確信したのは、ユニセフ親善大使として毎年、アジアやアフリカの途上国を訪れ、個人的にも募金活動を行っているからである。

黒柳は個人で募金活動を行っており、黒柳のもとへ寄せられた募金総額は2014年現在50億円以上に上る。黒柳のもとへ寄せられた募金は事務費用などには一切使われず、100%がユニセフの本部へ送られ、子どものために使われている。(wikipediaより)

彼女に対して、ユニセフから支払われる給与は1ドルであり、ほぼ彼女は自分の自己資金で、慈善活動を続けてきたと記されている。

それは出生図を見ると、その裏付けが説明できる。



2、9室支配の金星が12室に在住しているため、慈善活動として、お金を海外に投入する配置である。

9室は今生で積む徳を表しており、奉仕活動を表している。また金星はお金や財産の2室を支配して、12室に在住しているため、自分の財産を海外での慈善活動で使ったり、献金してしまう配置である。

従って、彼女はそれ程、資産を残せるタイプではない。11室が強いので稼ぐ収入は大きいが、その収入を自らの会社の資本に組み込んだり、財産として蓄積することもなく、その稼いだお金をどんどん海外での奉仕に使ってしまう。

彼女は真の慈善活動家である。


・慈善活動家としての知られざる話


この金星は月から見ると3、8室支配で6室に在住しており、またラグナからみても2、9室支配で12室でケートゥと接合している。

昔、人づてに聞いた話であるが、黒柳徹子は、インドで3000万円ぐらいで宝石を購入したが、その原価はもっと安いものだったらしく、あり得ない位、高い金額で購入してしまったことになる。当時のツアーガイドと、インドの宝石商がグルになった詐欺に引っかかってしまったようなのである。そのような都市伝説のような話がある。

ケートゥには詐欺師とか、またスパイといった象意もあり、誤診、失望といった象意もある。基本的に12室の表示体であり、物質を獲得するよりも放棄する惑星である。

従って、おそらく、彼女が発展途上国で、お金を献金する時、その献金の受け入れ先では、それが上手く貧しい人に届いて、正しく分配されたのか、必ずしも明らかではない。
海外で気前よくお金を献金することを目的にしている人などは、途上国の人にとっては、最大の詐欺のターゲットである。

従って、人のよい黒柳徹子が、うまく貧困を装った詐欺師にお金を騙し取られてトラブルになるようなことも上記の事例の他にもあったのではないかと思うのである。


そのような話を私は聞いていたので、私は黒柳徹子のラグナは乙女座で正しいと思ったのである。

そのようなことが起こるにはラグナは乙女座以外では不可能である。

9室の支配星が12室に在住しているので、彼女は正しい動機の上で、海外に慈善活動として、献金を行うのであり、但し、その金星にはラーフ/ケートゥ軸も絡んで傷付けており、月から見て8室支配で、6−8室の絡みも見られるため、何かそうした詐欺のような出来事を物語っている。



・演劇学校への留学(ケートゥ期〜)


因みに彼女はマハダシャー水星期にテレビ女優としてデビューした後、ケートゥ期に入った1971年(ケートゥ/ラーフ期)にニューヨークのメアリーターサイ演劇学校に留学している。

ケートゥは海外の12室に在住しており、9室の支配星(留学、高度な学問、師匠)と接合している。

またケートゥから見ると金星は3、10室の支配星である。またアンタルダシャーのラーフは外国の表示体であり、6−12室の軸にあり、ディスポジターの土星は学習の5室に在住している。

この時期に演技を学ぶため海外留学したというのは、理解できる。

またこの時期、黒柳徹子は、パンダを日本に紹介することをしていたようである。

1972年に日中の国交正常化の記念に2匹のパンダ「カンカン・ランラン」が日本に初上陸し、上野動物園に展示され、一大パンダ・ブームが起こったのは、彼女の尽力の賜物のようである。

中国の建国図を見ると、9室に乙女座に水星が自室に在住している。



黒柳徹子は乙女座ラグナであり、この時、ケートゥ/木星期、ケートゥ/土星期辺りであるが、木星は7室(外交、取引)支配で1室乙女座に在住している。そして土星は5室支配で5室の山羊座に在住しているが、山羊座は中国の建国図のラグナである。この辺りは中国の建国図のラグナや9室の水星とリンクしているようで興味深いのである。

この黒柳徹子が、パンダを通じて、日中国交正常化の象徴的イベントを行ったというのは興味深い事実である。



・『徹子の部屋』の開始(金星期〜)

そして、ケートゥ期が終わると、マハダシャー金星期に移行しているが、この金星期に移行したタイミングで、昨年(2015年5月27日)、放送回数が通算10000回となり、「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」でギネス世界記録を受賞した怪物長寿番組がスタートしている。


金星は2、9室支配で12室に在住しているが、2室はトーク、9室は教育、カウンセリング、12室はスタジオ(密室)のハウスである。

9室は教育のハウスであり、彼女が『徹子の部屋』を通じて、芸能人たちのカウンセリングをしていることは明らかである。

「徹子の部屋」  (中略)

番組では、黒柳への信頼などからゲストがそれまで公にしていなかった自身に関する重大事を告白することもある。和田アキ子は「黒柳さんだから申し上げるんですけれど」と、自身の病気が子宮癌だったことを告白し、2003年には大空眞弓が癌に罹患していることを公表している。また、2009年には赤木春恵が乳癌であったことを告白したほか、大山のぶ代が脳梗塞を患っていたことも告白している。さらに、武田鉄矢が初めて鬱病体験を語ったほか、小川宏が自らの自殺未遂・鬱病体験を初めて告白したのも「徹子の部屋」である。2001年には伊原剛志が在日朝鮮人であること、2009年には長門裕之が妻・南田洋子の認知症を告白した。こうした告白は、翌日以降の新聞や雑誌などにニュースとして取り上げられることもある。(wikipediaより引用抜粋)

『徹子の部屋』に呼ばれた芸能人たちは、誰にも話さなかった自分のプライベートな秘密を黒柳徹子に話してしまう。

こうした芸能人たちは特に強制された訳ではなく、芸能界の母親で、大御所である黒柳徹子になら話してもいい、いや、むしろ話したいという気持ちになるのだろうと思われる。
これは彼女のラグナロードで、10室支配の水星が蟹座のプシュヤに在住していることも関係していると思われる。

プシュヤは「滋養と育成」のナクシャトラであり、教育やカウンセリング、コンサルティングに強いナクシャトラである。

蟹座は木星が高揚する星座である。特に高揚するポイントは蟹座の5°であり、プシュヤの第1パーダである。

プシュヤの人は生まれついての相談役であり、カウンセラーであり、人が自然と相談したくなってしまうナクシャトラなのである。


従って、『徹子の部屋』とは、実はゲストの芸能人たちがクライアントとなり、セラピストで相談役である黒柳徹子と対面セッションをするという、カウンセリング番組なのである。

そこで展開されることは芸能人が日頃、あまり口にしないプライベートでざっくばらんな感情や日常生活の様子だったりするのだが、視聴者がそれをブラウン管を通して、視聴することが出来る公開カウンセリング番組である。

こうしたトーク番組は、アメリカでもあるが、やはり、コメンテーターや司会の人間はそれなりの重要人物であり、大物であり、大御所である。

例えば、オプラ・ウィンフリーのトークショーというように看板の司会者が重要である。

それらのトーク番組の司会者の前に出た芸能人や俳優たちは、そこでどのような話をするかが注目される。

その場で、当たり障りのない話をして、逃げるのではなく、やはり本音で、司会者と向き合って真剣勝負をしなければならない。

日本で、この手のトークショーが出来るのは、黒柳徹子や明石家さんま、タモリなどがいるが、明石家さんまは木星が蟹座で高揚している。

黒柳徹子は、日本で、大物芸能人から本音のトークを引き出すことの出来る数少ない人物である。

それは彼女の芸能界でのキャリア、ステータス、貢献度、慈善活動などの実績が、可能にしているのである。

・華麗な受賞歴


黒柳徹子は1961年の水星/ラーフ期に第1回日本放送作家協会・女優賞を受賞している。

水星は11室(受賞)に在住し、ラーフはそのディスポジターである土星が11室(受賞)にアスペクトしている。

11室は高い評価、受賞、称号、肩書きのハウスである。


この時の受賞を初めとし、多くの受賞歴が確認できる。

【黒柳徹子の華麗な受賞歴】

1961年 第1回日本放送作家協会・女優賞 (水星/ラーフ)
1976年 「主婦の選んだテレビパーソナリティーNO.1」に選出(以後、1989年まで14年連続で選出) (金星/金星)
1981年 第5回路傍の石文学賞 (金星/火星)
1981年 ポーランドの文学賞「ヤヌシュ・コルチャック賞」(金星/火星)
1981年 国際障害者年障害関係功労者内閣総理大臣賞 (金星/火星)
1982年 全日本ろうあ連盟厚生文化賞 (金星/ラーフ)
1983年 第35回NHK放送文化賞 (金星/ラーフ)
1984年 国際連合傘下のユニセフ(国際連合児童基金)親善大使 (金星/ラーフ)
1985年 第1回ユニセフこども生存賞 (金星/ラーフ)
1991年 「第7回東京都文化賞」および「外務大臣賞」(金星/水星)
1995年 橋田賞 (太陽/太陽⇒太陽/月)
1997年 「第38回毎日芸術賞」と「第4回読売演劇大賞」の大賞・最優秀女優賞 (太陽/土星)
1997年 第23回放送文化基金賞(太陽/土星)
2000年 第1回ユニセフ子どものためのリーダシップ賞(太陽/金星)
2001年 朝日社会福祉賞 (月/月)
2003年 日本政府から勲三等瑞宝章(現:瑞宝中綬章)を授与 (月/ラーフ)
2006年 第54回菊池寛賞 (月/土星⇒月/水星)
2009年 「放送ウーマン賞」の日本女性放送者懇談会40周年特別賞 (月/金星)
2011年「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」としてギネス世界記録に認定 (火星/火星⇒火星/ラーフ)
2013年 第38回菊田一夫演劇賞」の特別賞 (火星/土星)
2015年「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」のギネス世界記録を更新 (火星/水星)
2015年 平成27年度文化功労者 (火星/水星)

その受賞の全てにおいて、マハダシャーとアンタルダシャーが11室に絡んでいることが確認できる。

例えば、水星は11室に在住し、土星は11室にアスペクトしている。

アンタルダシャーでラーフの時期に受賞していることが多いが、ラーフはディスポジターの土星が5室で自室に在住し、11室にアスペクトしているからである。

月は11室の支配星で、火星は11室の支配星と相互アスペクトしている。

太陽は11室に在住し、金星はそのディスポジターの太陽が11室に在住している。


黒柳徹子の受賞の全てにおいて、マハダシャー及び、アンタルダシャーが11室に絡んでいることが分かる。



・テレビ、芸能界との関係

黒柳徹子がテレビ、芸能界に強い関係を持っているのは、ラグナに3室支配(芸能)の火星が在住し、ラグナロードの水星が5室(3室から3室)支配の土星と相互アスペクトしているからである。

そして、ナヴァムシャチャートにおいてもラグナロードの火星は5室(3室からみて3室)に在住し、10室支配(仕事)の土星が3室(芸能)に在住している。

また5室支配(3室から3室目)の太陽は10室(仕事)に在住している。




因みに10室に木星が在住しているので、職業にカウンセラーのような特徴が出てくる訳である。




・『窓ぎわのトットちゃん』の出版

1981年に黒柳徹子は自身の著書『窓ぎわのトットちゃん』を出版したが、単行本・文庫本を合わせて累計800万部を発行し、世界35カ国で翻訳され、
日本国内において「戦後最大のベストセラー」となり、「トットちゃんブーム」が起こっている。

この時、金星/火星期であるが、金星から見て火星は4、9室支配のラージャヨーガカラカで、5、8室支配の木星と2室(売り上げ)でラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

2室は売り上げによって稼ぐような出来高の収入を表している。

アンタルダシャーの火星は3、8室支配で、ラグナに在住し、木星と接合している。

ナヴァムシャでも火星は1、8室支配で、5室で4室支配の月とラージャヨーガを形成している。

この絡みのどれにも8室が関わっており、権利収入(印税収入)を表している。

火星は月と相互アスペクトして、チャンドラマンガラヨーガを形成し、ダナヨーガの要素を形成している。

従って、この時に800万部を売り上げ、おそらくは、1冊100円としても8億以上の印税収入を得ていると考えられる。

これらはチャンドラマンガラヨーガで木星にも保護された強い火星がもたらしたものである。

・ユニセフ(国際連合児童基金)親善大使と水瓶座の関係

黒柳徹子が、ユニセフ親善大使に就任することになったきっかけは、当時ユニセフ事務局長だったジェームス・グラントが『窓ぎわのトットちゃん』を緒方貞子の紹介により読んだことであるという。

ダシャーは金星/ラーフ期であり、マハダシャーロードの金星は9室支配で12室に在住して水瓶座にアスペクトし、アンタルダシャーのラーフは水瓶座に在住している。

ラーフは水瓶座の自室であるともされるため、ラーフは強い配置であり、 因みに各国が共同で運営する国際連合は水瓶座が表示体となる。

その為、金星/ラーフ期から彼女はユニセフ親善大使に就任して、慈善活動をスタートさせたのである。

因みにラーフはディスポジターの土星が11室にアスペクトしているが、ユニセフ親善大使に就任すること自体が、グローバルな有識者のソサイエティから認められたということであり、このこと自体が、受賞であり、高い評価であり、一つの名誉である。






(資料)

西暦 年月 出来事 ヴィムショッタリ チャラ トランジット
1953年   テレビ女優第一号の一人としてNHKに入局。 水星/水星
水星/ケートゥ
蠍座/水瓶座
蠍座/山羊座
蠍座/射手座
 
1954年   NHKラジオ第1で放送され、自身初の主演となったラジオドラマ「ヤン坊ニン坊トン坊」が開始した。同番組は日本のラジオドラマ史上初めて大人の女性が子供の声を演じた番組である。 水星/ケートゥ
水星/金星
蠍座/射手座
蠍座/蠍座
 
1958年   「第9回NHK紅白歌合戦」では、自身初となるNHK紅白歌合戦の紅組司会を務めた。 水星/月 蠍座/獅子座
蠍座/蟹座
 
1961年   第1回日本放送作家協会・女優賞を受賞した。 水星/ラーフ 射手座/牡羊座
射手座/魚座
 
1971年   1年間ニューヨークのメアリーターサイ演劇学校に留学した。 ケートゥ/ラーフ 山羊座/双子座
山羊座/牡牛座
 
1972年   黒柳がテレビ出演をするようになってからは、当時日本では知られていなかったパンダを紹介した。そして、黒柳の尽力もあって1972年には、日中国交正常化の記念に2匹のパンダ「カンカン・ランラン」が日本に初上陸。上野動物園に展示され、一大パンダ・ブームが起こった。 ケートゥ/木星
ケートゥ/土星
山羊座/牡牛座
山羊座/牡羊座
 
1976年   テレビ朝日で自身の冠番組「徹子の部屋」が開始。

「主婦の選んだテレビパーソナリティーNO.1」に初めて選出され、1989年まで14年連続で選出された。
金星/金星

山羊座/山羊座
水瓶座/魚座
水瓶座/牡羊座
水瓶座/牡牛座
水瓶座/双子座
水瓶座/蟹座

 
1978年   最高視聴率41.9%を記録する大ヒットになったTBSの音楽番組「ザ・ベストテン」が放送を開始し、黒柳は初回から1989年の最終回まで司会を務めた(なお、初期からコンビを組んでいた久米宏は1985年で降板した)。 金星/金星
金星/太陽
魚座/牡羊座
魚座/牡牛座
魚座/双子座
 
1981年   自身の著書『窓ぎわのトットちゃん』が出版された。単行本・文庫本を合わせて累計800万部を発行し、世界35カ国で翻訳された。累計770万部という発行部数は、日本国内において「戦後最大のベストセラー」となり、「トットちゃんブーム」が起こった。また、黒柳は同作で、「第5回路傍の石文学賞」やポーランドの文学賞「ヤヌシュ・コルチャック賞」などを受賞した。
1981年には、自身の大ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の印税を寄附して、社会福祉法人「トット基金」を設立し、黒柳自身が理事長に就任している。また、同年には「国際障害者年障害関係功労者内閣総理大臣賞」を受賞している。

「窓ぎわのトットちゃん」の印税で、アメリカの聾学校の生徒たちによる劇団「デフシアター」の日本公演を経済的に支えたことが知られている。黒柳自身も手話を使うことができ、本人役で特別出演した映画『アイ・ラヴ・ユー』でも手話を披露している。

また、これらの関係から大阪のジェネリック医薬品メーカー・東和薬品のテレビCMが制作される際にCMイメージキャラクターに抜擢され、継続して出演している(広告には黒柳を模した人形が登場している)。
金星/火星 魚座/天秤座
魚座/蠍座
魚座/射手座
 
1982年   「全日本ろうあ連盟厚生文化賞」を受賞。 金星/火星
金星/ラーフ
魚座/射手座
魚座/山羊座
魚座/水瓶座
 
1983年   「新鮮な発想と円熟した話術で視聴者の共感を呼び、新しい健全な娯楽番組の定着・充実に寄与した」として、第35回NHK放送文化賞を受賞した。 金星/ラーフ 魚座/水瓶座
魚座/魚座
牡羊座/牡牛座
 
1984年   芸能活動以外にも、国際連合傘下のUNICEF(ユニセフ、国際連合児童基金)親善大使としての活動が特に知られる。親善大使には1984年アジアの人物として初めて就任し、その後最古参のメンバーになった。当時のユニセフ事務局長ジェームス・グラントは、任命理由として黒柳の子どもへの愛と、障害を持つ人々や環境への黒柳の広範囲な活動と実績を挙げている。以後、アフリカ、アジアなどの途上国を毎年欠かさず訪問し、現在までの訪問国数は30ヶ国に上る。

旱魃・内戦・殺戮・地雷が有る状況で、何故、そこまでして行くのか?怖いとか、ためらうとかの気持ちはないのか?との質問に、「ユニセフ親善大使として少しでも皆様に知ってもらう。(だから)あまり大変と思わない。何かあったら、その時はその時でね。戦争を通してきた人間って、そういう所が有りますよ。だって、いつ死ぬか分からなかったんですから、小学生の時から。飢えた事も親のいない寂しさも(疎開経験で)分かり合えますから。」と言い、やってあげる支援ではなく、トモエ学園の「皆、一緒に行う。」の思想がユニセフ活動のもとに成っていると応えていた。
ちなみに、ユニセフ親善大使としての黒柳への年間報酬は1ドルである。

黒柳がユニセフ親善大使に就任することになったきっかけは、当時ユニセフ事務局長だったジェームス・グラントが『窓ぎわのトットちゃん』を緒方貞子の紹介により読んだことである。

金星/ラーフ 牡羊座/双子座
牡羊座/蟹座
牡羊座/獅子座
 
1985年   「第1回ユニセフこども生存賞」を受賞。 金星/ラーフ
金星/木星
牡羊座/獅子座
牡羊座/乙女座
牡羊座/天秤座
 
1986年   TBS「日立 世界・ふしぎ発見!」が放送を開始し、こちらも長寿番組になっており、黒柳は初回から毎回出演している。また、初回から毎回出演している人物は黒柳の他には司会の草野仁のみである(野々村真、板東英二は初期は準レギュラーであった。なお、板東は2012年に降板している)。 金星/木星 牡羊座/天秤座
牡羊座/蠍座
牡羊座/射手座
牡羊座/山羊座
 
1991年   「第7回東京都文化賞」および「外務大臣賞」を受賞。 金星/水星 牡牛座/蟹座
牡牛座/双子座
牡牛座/牡牛座
牡牛座/蟹座
 
1995年   「橋田賞」を受賞。 太陽/太陽
太陽/月
双子座/牡牛座
双子座/牡羊座
双子座/魚座
双子座/水瓶座
双子座/山羊座
 
1997年   1997年、「第38回毎日芸術賞」と「第4回読売演劇大賞」の大賞・最優秀女優賞、「第23回放送文化基金賞」を受賞。

1997年にユニセフの政府拠出金が削られそうになった時、黒柳は親善大使として自ら新聞に投書して政府拠出金の維持を訴えかけた。黒柳の投書を読んで当時外務大臣だった小渕恵三が黒柳に直接電話し、「今日予算のことなんで、ユニセフのために頑張るからね」と話した。そして、黒柳の尽力もあってその年はユニセフの政府拠出金は削られなかった。

太陽/木星
太陽/土星
獅子座/山羊座
獅子座/水瓶座
獅子座/魚座
獅子座/牡羊座
獅子座/牡牛座
獅子座/双子座
獅子座/蟹座
獅子座/獅子座
乙女座/天秤座
乙女座/蠍座
乙女座/射手座
 
2000年   「第1回ユニセフ子どものためのリーダシップ賞」を受賞。 太陽/金星 天秤座/蠍座
天秤座/射手座
 
2001年   「朝日社会福祉賞」を受賞。
受賞理由は「ユニセフ親善大使として活躍し、『トット基金』を通じてろう者の社会参加も支援した功績」である。
月/月
月/火星
天秤座/射手座
天秤座/山羊座
 
2002年  

ユニセフ親善大使としての視察の模様は日本国内や視察した国々の中で広く報道され、2002年に黒柳がアフガニスタンとソマリアを訪問した際には、同行した日本のTVチームによって、視察の様子を撮影した90分間のドキュメンタリー番組が2本放送された。また、テレビ朝日『ニュースステーション』でも視察報告を行い、広範囲に亘る黒柳の現地視察は、他の報道番組や『徹子の部屋』、多数の新聞や雑誌の記事の中で伝えられている。黒柳の活動が広く報道されたことでアフガニスタンやソマリアにおける子どもと母親を支援するための資金提供を呼びかけることにもつながった。
黒柳は個人で募金活動を行っており、黒柳のもとへ寄せられた募金総額は2014年現在50億円以上に上る。黒柳のもとへ寄せられた募金は事務費用などには一切使われず、100%がユニセフの本部へ送られ、子どものために使われている。

月/火星
月/ラーフ
天秤座/山羊座
天秤座/水瓶座
天秤座/魚座
 
2003年   日本政府から、2003年に勲三等瑞宝章(現:瑞宝中綬章)を授与された。 月/ラーフ
月/木星
天秤座/魚座
天秤座/牡羊座
 
2006年   黒柳と「徹子の部屋」が第54回菊池寛賞を受賞した。受賞理由は「30年間休むことなく良質な対談番組を送り続けている努力」に対してである。 月/土星
月/水星
天秤座/双子座
天秤座/蟹座
 
2009年   「放送ウーマン賞」の日本女性放送者懇談会40周年特別賞を受賞。 月/金星 天秤座/天秤座
蠍座/天秤座
 
2011年 4月27日 2011年4月27日放送分(35周年記念SP第2弾『出張!徹子の部屋』)を以って放送8961回を迎え、「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」としてギネス世界記録に認定された。

火星/火星
火星/ラーフ

蠍座/乙女座
蠍座/獅子座
 
2013年   「第38回菊田一夫演劇賞」の特別賞を受賞した。受賞理由は「永年の翻訳劇に対する情熱と功績に対して」である。 火星/木星
火星/土星
蠍座/双子座
蠍座/牡牛座
 
2015年 5月27日 「徹子の部屋」の放送回数が通算10000回となり、上記の「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」を自ら更新し、再びギネス世界記録を受賞した。
同年、平成27年度文化功労者に選ばれた。
以後も声優、女優、司会者としてテレビで活躍するほか、ほぼ毎年舞台に立ち続けている。
火星/水星 蠍座/牡羊座  
ウィキペディアより引用抜粋、一部編集