河合奈保子は、アイドル全盛時代の古典的アイドルの一人である。
かつてバラエティ番組で、政治家に芸能人で誰と結婚したいかといったインタビューをしていた時、中曽根康弘は、「河合奈保子さん」と答えていた。
他の政治家たちも「河合奈保子」を指名する人が多く、政治家から一番人気が高かったと思われる。
蟹座ラグナの特徴は身体的に丸みを帯びていて、母性を象徴しており、基本的に蟹座の支配星である月は妻の表示体でもあることから、蟹座は全ての男性にとって妻にしたい存在である。
金星/金星期に誕生し、その後、小学生でピアノを習い始め、中学校でフォークソングクラブに所属、中学2年の秋に日本テレビ系列『スター誕生!』に応募している(落選)ので、幼少時から、芸能界で音楽の仕事がしたいという意識が強かったようである。
金星は出生図では4、11室支配で12室に在住し、月から見て3、10室支配で11室に在住している。ディスポジターの水星は3室の支配星でラグナに在住している。また金星はプナルヴァスに在住しているが、支配星の木星は9室支配で9室で自室に在住しており、3室にアスペクトして、5、10室支配のラージャヨーガカラカの火星と相互アスペクトしている。
ナヴァムシャでは、金星は5、10室支配で6室に在住し、9室支配の水星と相互アスペクトしている。
更にダシャームシャでは、2、9室支配の金星は、1、10室支配の水星と6−12室の軸で、相互アスペクトしている。
これらの質が、マハダシャー金星期に現れたと思われる。
金星/水星期にオーディションに受かって芸能界でデビューしたが、アンタルダシャーの水星はラグナからみて3室(芸能)の支配星で、金星からみてラグナロードの水星は3室(芸能)支配の太陽と2室(歌)に在住している。
2室や3室が絡んでいるため、歌手としての芸能活動であると理解できる。またラグナロードの月は2室(歌・声)に在住して、プールヴァパールグニーに在住しているが、支配星は支配星は金星である。
従って、マハダシャー金星期には2室に在住する月とのつながりも生じてくると考えられる。
金星が支配星となるプールヴァパールグニーは芸能人を生み出すナクシャトラである。
金星期の最後のアンタルダシャーである金星/ケートゥ期にNHKホールでの『レッツゴーヤング』のリハーサル中、誤って4m下の迫りに転落し第一腰椎圧迫骨折の重傷を負っている。
ケートゥは、6室に在住し、火星からアスペクトされ、逆行の土星と絡んでいる。
ケートゥ期を検討する時、ディスポジターの理論が有効である。
ディスポジターである木星は月からみて8室に在住し、マラカの土星、火星からアスペクトされている。
また金星とラーフ/ケートゥ軸は絡んでいるので、アンタル・ケートゥ期はマハダシャーロードの金星期の結果を出しやすい時期である。
金星は12室でラーフと接合し、逆行の土星からアスペクトされている。
ナヴァムシャで見ると、金星は6室に在住してラーフと接合して、土星からアスペクトされている。またケートゥは12室に在住して、6室支配の水星と接合している。
従って、金星/ケートゥ期は6室や12室や凶星と絡んでいる時期で、怪我や事故の危険性を孕んでいたことが分かる。
金星期の次は、マハダシャー太陽期だが、太陽は2室(歌・声)の支配星で、ラグナに在住し、3室(芸能)支配の水星と接合している。
この太陽期を通じて、ライブコンサートを行ったようである。
そして、月期に入ると、1996年2月6日に結婚しているが、ダシャーは月/金星期である。
月はラグナロード(7室から7室目)で2室(結婚生活)に在住し、8室(パートナーの結婚生活、パートナーの家族)にアスペクトしている。
また月はナヴァムシャの7室の支配星で8室に在住して、2室にアスペクトしている。
また2室には3、12室支配のも木星と4、11室支配の火星も在住しているので、それらの惑星とも相互アスペクトしている。
結婚生活を表す2−8の軸が強調されている。
また月はプールヴァパールグニーに在住しているため、金星とも絡んでいる。
金星自体は、結婚に相応しいハウスを支配し、結婚に相応しいハウスに在住しているとは思えないが、しかし、金星は月が在住するナクシャトラの支配星として、月と絡んでいるため、月/金星期に結婚したと考えてもいいのかもしれない。
また月/金星期が終わると、次に月/太陽期に入るが、太陽は2室(結婚生活)の支配星でラグナに在住している。
従って、1室と2室で太陽と月が星座交換している。
つまり、1室と2室で星座交換し、そこに3室支配の水星が絡んで、9室支配の木星や7室支配の土星からのアスペクトを受けている。
これはトリコーナとケンドラの両方の支配星からアスペクトされており、ラージャヨーガ的な要素を与える非常に良い絡みである。(※ラーフ・ケートゥのヨーガカラカの条件から類推)
これは歌手としての芸能活動を表していると考えられる。
月期になると、結婚生活に入り、そして、引き続き、楽曲を創作して提供する活動は続けているが、しかし、ライブでステージに立った太陽期程の派手さはない。
これは太陽は木星や土星からアスペクトされていたのに対し、月は木星や土星からのアスペクトを受けておらず、また3室支配の水星とも絡んでいないためである。
月は単独で2室に在住しており、惑星のアスペクトは受けていない。
従って、月期になって、結婚生活に入り、芸能活動を停止したのである。
その後、マハダシャー火星期に入るが、火星はラグナからみて5、10室支配のラージャヨーガカラカで、9室支配の木星と相互アスペクトしており、月から見ても4、9室支配のラージャヨーガカラカであり、5室支配の木星と相互アスペクトしている。
ヨーガカラカの火星はもう一つのトリコーナの支配星である木星と相互にアスペクトして絡んでいるため、マハダシャー火星期は非常に良い時期のはずである。
火星と木星はラグナから見た3−9室を強くし、3室は作詞などの創作活動を表し、木星は海外への留学や師匠からの影響を表している。
また月から見ると木星と火星は2−8室の軸で強いため、結婚生活や家族、財産運などが充実しているように考えられる。
火星は創作の5室を支配して3室に在住しているため、作詞などの創作活動を表しており、木星は9室の支配星としてその火星に影響しているため、師匠や精神的な教師から学んだ教えを創作に生かす配置である。
その後、マハダシャーラーフ期には既に芸能事務所に所属していないとwikipediaには記されている。
河合奈保子は、2010年10月の時点で、オーストラリアに住んでいるということであるが、マハダシャーラーフ期のセカンドアンタルダシャーのラーフ/木星期辺り(2008年〜)から、海外に住んでいることが考えられる。
ラーフは海外への移住を表す12室に在住し、木星は9室の支配星で9室(海外・留学)に在住している。
マハダシャーラーフ期は海外に隠遁(12室)して、メディアの前には姿を晒したくないのだと思われる。
河合奈保子のチャートの特徴をまとめると、以下の配置が特徴的である。
・1室と2室の星座交換
・ヨーガカラカの5、10室支配の火星が9室支配の木星と相互アスペクト
まず、1室と2室の星座交換が、歌手として人生を生きることに大きく影響している。
この1室と2室の星座交換に3室支配の水星が絡み、更に7室支配のシャシャヨーガの土星や9室支配で自室に在住する強い木星からのアスペクトがあることなどが、芸能界での歌手としてのキャリアを表している。
また5、10室支配のヨーガカラカの火星がもう一つのトリコーナの支配星である木星と相互アスペクトして、3−9室の軸でラージャヨーガを形成しており、月から見ても同じく2−8室の軸で、ラージャヨーガを形成している配置である。
これらの配置は非常に強力である。
従って、芸能(3室)、海外(海外・上司・教師)の恩恵に恵まれ、配偶者との結婚生活(2室、8室)に恵まれているのである。
参考:河合奈保子のチャート検証資料
(wikipedia 河合奈保子より引用抜粋、一部編集)
西暦 |
月日 |
出来事 |
ヴィムショッタリダシャー |
チャラダシャー |
トランジット |
1963年 |
7月24日 |
浪速区日本橋の愛染橋病院において会社員の父親の長女として誕生(2400グラムの未熟児)。3歳年下の妹がいる。 |
金星/金星 |
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1968年
1976年 |
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粉浜小学校入学と同時にピアノを習い始めた。住吉第一中学校時代はフォークソングクラブに所属、中学2年の秋に日本テレビ系列『スター誕生!』に応募する。 |
金星/月
金星/火星
金星/土星 |
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1979年 |
12月 |
芸映プロが主催した「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」に応募。河合がオーディションを知ったのは締切の直前で、応募書類とデモテープを作成して送ったのは締切前日だった。オーディションの選考過程も紙一重で、大本恭敬の「理想の声に近づく本」によれば、大阪の地区予選も一旦は最終審査に残らず、当初の定数1名に対して特別に2人目の代表として選出された(最初に選考され、河合と共に決勝大会に進んだもう一人の大阪代表は後の小林千絵)。 |
金星/水星 |
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1980年 |
3月16日 |
中野サンプラザで開催された決勝大会で優勝する。 |
金星/水星 |
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1980年 |
6月1日 |
「大きな森の小さなお家」で「西城秀樹の妹」という触れ込みと共に歌手デビュー。この過程で明治大学付属中野高校定時制に編入し、後に卒業した。
デビュー時のキャッチフレーズは、「ほほえみさわやかカナリー・ガール」。2枚目のシングル「ヤング・ボーイ」がヒットとなり複数の音楽祭で新人賞を受賞する。 |
金星/水星 |
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1981年 |
10月5日16時頃 |
NHKホールでの『レッツゴーヤング』のリハーサル中、誤って4m下の迫りに転落し第一腰椎圧迫骨折の重傷を負う。
約2ヶ月間の療養の後、同年11月30日放送の『夜のヒットスタジオ』より復帰を果たす。同年12月31日の第32回NHK紅白歌合戦に「スマイル・フォー・ミー」で初出場しトップバッターを務めた。翌年4月頃まで療養のためにコルセットを腰に装着して芸能活動を行う。 |
金星/ケートゥ |
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〜1988年 |
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ライブコンサートは1980年代の後半まで行われた。1983年から1988年まで7月24日の誕生日に東京よみうりランドのEAST野外ステージで行われたバースデイライブなどが行われ、EASTライブは6回全てが映像ソフト化されている。 |
マハダシャー太陽 |
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1984年 |
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1984年発表のアルバム「デイドリーム・コースト」では録音から制作に参加、それを契機に音楽の制作面にも関与する。 |
太陽/ラーフ
太陽/木星 |
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1985年 |
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ベストアルバム「NAOKO 22」のボーナストラックという形で自作曲を発表、コンサートでも次第に自作曲の割合が増える。
1985年のアニメ映画『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』では主題歌と共に声優として出演。 |
太陽/土星 |
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1986年 |
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初の全作曲オリジナルアルバム「スカーレット」を発表。 |
太陽/水星
太陽/ケートゥ |
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1987年 |
4月 |
KBS京都の交通安全キャンペーン「かたつむり大作戦」のキャンペーンソングの歌詞募集の選考し、その詩に自ら作曲した『やさしさの贈り物』を「かたつむり大作戦」の会場「KBSホール」から歌唱した。 またこの時期はテレビドラマやミュージカルにも積極的に出演した。 |
太陽/金星 |
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1988年 |
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岐阜市で行われた「ぎふ中部未来博」で、メインパビリオンであるスカイマックス未来館の館内環境音楽を担当した。 |
太陽/金星
月/月 |
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1989年 |
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ミュージカル『THE LOVER in ME ?恋人が幽霊』に出演し、同作品では作曲も担当した。テレビドラマでは、『さすらい刑事旅情編』、『ママじゃないってば!』に出演。 |
月/火星
月/ラーフ |
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1989?1990年 |
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ザ・ジェントル・ウインド名義のセッションアルバム「Tears of Nature」、「Gentle Voice」で全作曲を担当すると共に、キーボード奏者兼バックグランドボーカルとして参加し、ミッキー吉野らと共演したこともあった。 |
月/火星
月/ラーフ |
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1996年 |
2月1日 |
記者会見にてヘアメイクアーティスト金原宜保との婚約を発表。同年2月6日に結婚。 |
月/金星 |
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1997年 |
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第一子出産を契機に芸能活動を停止する。 |
月/金星
月/太陽 |
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2005年 |
6月 |
芸映プロ公式ウェブサイトの所属タレント一覧から項目が削除されたが、このとき芸能事務所から所属に関する発表はされなかった。 |
ラーフ/ラーフ |
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2006年 |
4月26日 |
iTunes Music Store限定で自作ピアノ作品集「nahoko 音」を発表した。同年11月28日にはCD化もなされ、同時に公式ウェブサイトが開設された。 |
ラーフ/ラーフ |
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2008年 |
12月21日 |
竹内まりやのブログ「Pholog」に6年ぶりに再会した記事が写真付きで掲載された。 |
ラーフ/木星 |
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2009年 |
10月19日 |
SUPER SURPRISEにおいて既に芸映に所属していない事が報じられた。 |
ラーフ/木星 |
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2010年 |
4月 |
楽曲提供した池田泉州銀行のCMが関西地区で放映された。 |
ラーフ/土星 |
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2010年 |
10月26日 |
光文社発行の雑誌「FLASH」2010年11月9・16日号で「独占取材」という形で、オーストラリアでの近況についての記事が掲載された。この中で自身の現在のことと将来のことに関して「今は専業主婦がメインだが、音楽活動が出来ることになれば皆さんの前できちんとご挨拶できたら良いです」という旨のコメントを寄せている。 |
ラーフ/土星 |
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wikipedia 河合奈保子より引用抜粋、一部編集 |
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