ビル・ゲイツ




ビルゲイツは、双子座ラグナか、蟹座ラグナか、以前から検証をしていたが、私自身はプラサンナンヘルケ氏が自身のセミナーの中で、ビルゲイツを蟹座ラグナということで紹介していたのを見て、蟹座ラグナという考え方にも一理あると考えていたが、最終的にBVBのテキストで使用されている出生データ(1955/10/28 21:25 Seattle, Washington, USA) で正しいことが分かった。アストロデータバンクやウィキペディアに記されている出生データ(1955/10/28 22:00 Seattle, Washington, USA) は、間違いではないかと思われる。この21:25という出生時間がどのようにして得られたデータであるのかは分からない。

ビルゲイツは、移動に使う飛行機はファーストクラスではなく、エコノミーを使うことで有名であるが、住居運、乗り物運が反映する飛行機の座席(4室)で、質素倹約、無駄を省いた合理的な節約を行うのは、4室で水星が自室にあり、バドラヨーガを形成しているからである。

資産家であると同時に、倹約家としても知られている。仕事のため世界中を飛び回っているが、一般旅客機に乗る時には極力エコノミークラスに座るようにしている。来日した際に、日本法人のスタッフからファーストクラスのチケットを渡されると「日本のマイクロソフトはこんな無駄遣いをする会社なのか。何だこのファーストクラスの搭乗券ってのは。1時間ちょっとのフライトに、何故そんな無駄に会社の金を使うんだ!」と激怒したという。マスコミのインタビューで、エコノミークラスを好む理由を質問された際には「会社の金でも個人の金でも、無駄なことに金を使うことは理解できない。ファーストクラスの料金に(エコノミークラスの)何倍もお金を払ってみたところで、到着する時間は同じなのだから」と答えた。(wikipediaより)

水星に火星が接合することによって、その乙女座の品質管理が徹底した合理主義をとことん追求する情熱も表している。また理想主義の魚座から月がアスペクトしていることもそれが彼の信条となることも表している。彼は乗り物運は強いが、乙女座であるため、無駄や理屈に合わない出費を嫌うのである。

2室支配の月と1室支配の水星、11室支配の火星が相互に絡むことで、ダナヨーガを形成しているが、乙女座でそのダナヨーガが形成されていれば、無駄遣いしないことによって、お金を蓄財することが考えられる。

こうした後付けの検証は繰り返すことが出来るが、もっとも重要なのは生物学的事実(biological fact)である。


姉と妹の存在

例えば、ビルゲイツは姉と妹がいるが、双子座ラグナだと、11室支配の火星が11室にアスペクトバックしており、姉の存在を示唆している。

また11室には金星と木星という2つの吉星がアスペクトしている。これらのことが姉の存在を示唆している。

またビルゲイツには妹もいるが、3室には木星が在住し、3室の支配星は金星と接合している。

従って、3室には2つの吉星が絡んでおり、妹の存在を示唆している。

ドレッカーナチャートを見ると、3室に3室支配で高揚する火星がアスペクトバックし、11室(獲得)支配の木星がアスペクトしている。

11室にも11室支配の木星がアスペクトバックしている。



3室の支配星が3室にアスペクトバックしたり、11室の支配星が11室にアスペクトバックする配置は基本的に妹弟、姉兄がいる配置である。

蟹座ラグナだと、出生図を見ても、ドレッカーナを見ても、このように姉や妹の存在を明確に説明することが出来ない。


結婚のタイミング

ビルゲイツは、1994年1月1日にマイクロソフトの従業員であったメリンダ・フレンチと結婚しているが、ダシャーは金星/木星期である。

マハダシャーの金星は結婚を演出する惑星で、Marriage Makerと呼び方がある。木星は7室の支配星である。

ナヴァムシャを見ると、金星は1室(7室から見た7室目)に在住し、木星は7室の支配星である。



結婚した時、チャラダシャーは、蠍座/蟹座である。

ナヴァムシャにおいてメジャーダシャーの蠍座からみた7室にDKが在住している。(つまり、蠍座からみた7室にDKNが在住している)

サブダシャーの蟹座から見た7室にはDKがアスペクトしており、更にナヴァムシャにおいても蟹座からみた7室と蟹座自身にDKがアスペクトしている。


蟹座ラグナだと、結婚した時のチャラダシャーは射手座/山羊座である。

メジャーダシャーの射手座の時期に結婚した理由が、双子座ラグナよりも明確に説明できない。※射手座がラグナから7室という説明のみに留まる。

また蟹座ラグナでは、金星も木星も7室と絡まないことになる。

マハダシャーの金星は結婚の表示体であるから良いとしても、アンタルダシャーの木星は、結婚生活を表す2室に在住しているという理由のみ適用できるだけである。

あるいは、ナヴァムシャにおいて、月から見た7室に木星が在住していることが唯一、説明可能な理由となるが、それだけでは説明する材料としては弱いのである。


子供の誕生


次にビルゲイツとメリンダゲイツの間には、子供が3人誕生している。

西暦 月日 出来事 ヴィムショッタリダシャー チャラダシャー トランジット
1994年 1月1日 マイクロソフト社の従業員メリンダ・フレンチと結婚 金星/木星 蠍座/蟹座  
1996年 4月26日 第一子誕生(長女・Jennifer Katharine ) 金星/土星 蠍座/牡羊座  
1999年 5月23日 第二子誕生(長男・Rory John) 金星/水星 蠍座/射手座  
2002年   第三子誕生(次女・Phoebe Adele) 金星/ケートゥ
太陽/太陽
天秤座/射手座
天秤座/山羊座
 

 

第一子のジェニファー・キャサリーン(長女)は、1996年4月26日に誕生し、ダシャーは金星/土星期である。

金星は5室(子供)の支配星で、土星は9室の支配星で、5室に在住している。※9室は、5室から5室目、すなわち5室の本質のハウス

サプタムシャ(D7)では、金星は5室(子供)に在住し、土星も5室(子供)に在住している。



第二子のローリー・ジョン(長男)は、1999年5月23日、金星/水星期に誕生している。

サプタムシャではアンタルダシャーの水星は9室に在住している。


第三子のフォーブ・アデーレ(次女)は、2002年の誕生で、日付は分からないが、金星/ケートゥ期、あるいは、太陽/太陽期に誕生している。

サプタムシャでは、アンタルダシャーのケートゥは、5室に在住し、太陽は、9室の支配星で、サプタムシャのラグナに在住している。※分割図のラグナはその分割図のテーマを象徴している。


因みにチャラダシャーでも検証してみると、第一子のジェニファー・キャサリーン(長女)は蠍座/牡羊座で、誕生している。

メジャーダシャーの蠍座から見て5室にPKが在住している。



またサブダシャーの牡羊座は、サプタムシャの5室(子供)である。

第二子のローリー・ジョン(長男)は蠍座/射手座の時期に誕生している。

サブダシャーの射手座にはPKがアスペクトしており、更にサプタムシャでは、PKは射手座に在住している。


第三子のフォーブ・アデーレ(次女)は、天秤座/射手座、あるいは、天秤座/山羊座の時期に誕生している。

メジャーダシャーの天秤座は、双子座ラグナからみた5室である。

またサブダシャーの射手座は、上記で示した通りである。

山羊座にはPKが絡んでいないため、おそらく、第三子は、天秤座/射手座の時期に誕生したものと考えられる。



WINDOWSの誕生

因みにビルゲイツが、IBMにMS-DOSというWINDOWSの前進となる基本的なオペレーティングシステムを売り込んだのが、1980年頃であり、 その時は、ビルゲイツは12室に在住するマハダシャーケートゥ期である。

但し、ケートゥ期の終わり近くであり、ケートゥ/木星期、ケートゥ/土星期辺りである。

ケートゥから見ると6室の天秤座に金星、土星、太陽が在住しており、奮闘(struggle)の時期であり、この時期にWINDOWSを開発したことが分かる。

最初のWINDOWS 1.01が出たのが、1985年であるため、1980年〜1985年までの5年間の歳月を費やして、GUI(グラフィックユーザインタフェース)の扱いやすいOSを開発したことが分かる。

1985年 1.01 Windows 1.01
1986年 1.03 Windows 1.03
1987年 2.03 Windows 2.03
1988年 2.1 Windows 2.1
1988年 2.0 Windows/286 2.0
1988年 2.1 Windows/386 2.1
1990年 3.0 Windows 3.0
1992年 3.1 Windows 3.1
1992年 3.11 Windows For Workgroups 3.1
1994年 NT 3.1 Windows NT 3.1
1994年 3.2 Windows 3.2 (中国語版のみ)
1994年 NT 3.5 Windows NT 3.5
1995年 NT 3.51 Windows NT 3.51

そして、ビルゲイツは、1982年9月5日から5室の支配星であるマハダシャー金星期に移行して、1985年の金星/金星期に最初のWINDOWSとなるWindows 1.01を世に出すのである。 つまり、ここにおいて彼の作品が誕生したと言うことが出来る。

5室は創作のハウスであり、物作りを表している。

通常、商品を開発したり、ブランドを開発したりするのは5室の支配星や在住星の時期である。

1995年 4.0 Windows 95
1996年 NT 4.0 Windows NT 4.0
1996年 CE 1.01 Windows CE 1.01
1997年 CE 2.0 Windows CE 2.0
1997年 CE 2.01 Windows CE 2.01
1998年 CE 2.10 Windows CE 2.10
1998年 CE 2.11 Windows CE 2.11
1998年 4.1 Windows 98
1999年 CE 2.12 Windows CE 2.12
1999年 4.1 Windows 98 Second Edition
2000年 NT 5.0 Windows 2000
2000年 4.9 Windows Millennium Edition
2000年 CE 3.0 Windows CE 3.0
2001年 NT 5.1 Windows XP
2002年 CE 4.1 Windows CE 4.1
2002年 NT 5.1 Windows XP TabletPC, Media Center Edition

そして、マハダシャー金星期(1982年9月5日〜2002年9月5日)の間、その自分の作品であるWindowsを改良発展させて来たのである。

例えば、重要な展開としては、1995年にWindows 95が発売され、それまでのWindows 3.1から大きく進化して使いやすくなっている。

そして、このWindows 95の発売後、マイクロソフト社は、市場占有率1位となるのである。

この時のダシャーが金星/土星期である。

マハダシャーの金星は5室の支配星で、アンタルダシャーの土星は9室の支配星で、金星と土星は5室で、コンジャンクションしている。

金星はムーラトリコーナで、土星は高揚しており、最高のコンビネーションであると言える。

それが創作の5室で形成されているため、世界中の人が使用するオペレーティングシステムという作品を世に送り出したということが出来る。


次に1998年にWindows 98をリリースし、この時も金星/土星期で、9月5日から金星/水星期に移行している。

つまり、Windows 95、Windows 98辺りを世に出した時期が、ビルゲイツにとっての黄金時代なのである。

その後、2000年の金星/水星期にWindows Millennium Edition(Windows Me)を出したが、これはあまり良い改良とは言えず、むしろ失敗作と言えるかもしれない。

2001年にWindows XPを出しているが、これもWindows 95や98の発売の時のような高揚感や、革新性はなく、詳細や細部にこだわるヴァージョンアップで、根本的な革新性というものはない、ルーティンワーク的なヴァージョンアップが続いたのである。


水星は4室で自室に在住して強いが、6、11室支配の火星と接合して傷つけられているため、Windows Meに関しては評価が低いのである。

(略)見た目が一新され、マルチメディア機能を全面に押し出された仕様になっており、USBメモリのようなUSB記憶デバイスやチップセットのドライバが充実しているため、Windows 98のように別途ドライバのインストールの必要がない簡便さが特徴である。起動ディスクが1枚に集約された上、98にあったFDISKのバグも解消されていることから、起動ディスクについては評価が高い。

多機能性が求められた結果、OS自身はシステムリソースを多く占有するという欠点を抱えることとなり、ブルースクリーンやフリーズが多発したため、9x系Windowsの最終バージョン(OSのバージョンが4.9であることもそれを意味している)でありながら最も不安定という不名誉な評価を受けることが多く、割愛されることも少なくないバージョンであり、例えば『週刊アスキー』2010年5月4日号32-33頁のWindowsの歴史の表でも省略されている。 (略)

(wikipedia、Microsoft Windows Millennium Editionより引用抜粋)

多機能性を追及している点などは、この時期の水星が4室で自室にあるバドラヨーガの水星らしさが出ているが、6、11室支配の火星と接合しているので、OSに欠陥が生じて、不安定なOSとなったことが分かる。


次に金星/ケートゥ期に移行した2001年10月25日にWindows XPが発売されるが、これは非常に安定して長期的に使用されてきたヴァージョンである。

(略)Windows XP発売以前、Windowsは一般家庭向けのWindows 95などのWindows 9x系と、ビジネス用途向けのWindows NTなどのWindows NT系が並行開発・販売されている状態が永らく続いていた。その状況はマイクロソフトにとって負担であり、この負担を軽減する目的で一般家庭向けWindowsをWindows NT系に統合することを目標に開発された。Windows XP以前に同様の統合化を試みたWindows 2000を基本に、その際統合の成功に至らなかった機能も含めて開発されている。この一大変革によって、Windows XPはWindows NTの安定性・堅牢性とWindows 9x系のマルチメディア機能や使いやすさを併せ持った汎用OSとなった。NTカーネルを採用した一般家庭向けのWindowsはWindows XPが初であり、安定したOSを手軽に入手・利用することができるようになった。Windows XPの開発成功を受けて、マイクロソフトは長年の懸案であったWindows 9x系の終息を成すことができた。(略)

米国の調査会社Net Applicationsによると、2015年7月における世界のOSシェアはWindows XPが11.74%であり、首位の座をWindows 7(60.75%)に明け渡しているものの、XPが要求するハードウェア要件がWindows 2000ほどではないが、低スペックであるため(後述参照)や、アプリケーションソフトによっては後継のWindowsに対応していないなどの理由から、依然として根強いシェアがあり、一部のインターネットオークションや中古販売においてWindows XPリテールパッケージ版(特にクリーンインストール版のProfessional)は後発のWindows Vista、およびWindows 7、Windows 8、Windows 8.1、そして2015年8月現在、最新のWindowsであるWindows 10より高額で取引されることも決して少なくない。

なお、2014年4月8日(米国時間)を以て延長サポートが全て終了となった(後述参照)。しかし、同年5月2日にInternet Explorerの更新プログラムが配布された際、「サポート切れしてからまだ間もない」という理由で、「特例」としてXPも更新プログラムの対象となった。(略)

(wikipedia Microsoft Windows XPより引用抜粋)

アンタルダシャーのケートゥは12室の牡牛座に在住しているが、ケートゥ期はそのディスポジターが結果を表すため、ディスポジターである金星の配置を見なければならない。
金星は5室支配で9室支配の土星と5室で接合しており、上述したように金星/土星期と似たような良い時期であると考えられる。

従って、Windows XPは安定的で堅牢な優れたOSとして、リリースされたのである。

2003年 NT 5.2 Windows Server 2003
2003年 NT 5.2 Windows XP 64-bit Edition
2004年 CE 5.0 Windows CE 5.0
2005年 NT 5.2 Windows XP Professional x64 Edition
2005年 NT 5.2 Windows Server 2003 x64 Editions
2006年 NT 5.1 Windows Fundamentals for Legacy PCs
2006年 CE 6.0 Windows Embedded CE 6.0
2007年 NT 6.0 Windows Vista
2007年 NT 6.0 Windows Home Server
2008年 NT 6.0 Windows Server 2008
2009年 NT 6.1 Windows 7
2009年 NT 6.1 Windows Server 2008 R2
2011年 CE 7.0 Windows Embedded Compact 7
2011年 NT 6.1 Windows Home Server 2011
2012年 NT 6.2 Windows 8
2012年 NT 6.2 Windows RT
2012年 NT 6.2 Windows Server 2012
2012年 NT 6.2 Windows Phone 8
2013年 CE 2013 Windows Embedded Compact 2013
2013年 NT 6.3 Windows 8.1
2013年 NT 6.3 Windows RT 8.1
2013年 NT 6.3 Windows Server 2012 R2
2015年 NT 10.0 Windows 10


因みにその後の流れであるが、2002年9月5日からマハダシャー太陽期に移行するのであるが、おそらく、Windows XPの後、Windowsをどのような方向に発展させていくかのビジョンが全く見えなくなったものと思われる。

太陽は3室の支配星で5室で減衰しているため、パラシャラの例外則が働いて、ラージャヨーガ的に働く配置ではあるが、太陽は努力の3室を支配して、5室に在住するため、産みの苦しみを経験することになったと考えられる。

つまり、創造性が失われ、どのようにOSを発展させていくかといったビジョンがなくなったためにそれはWindows XPが長く使われていく理由ともなったのである。

そして、2006年11月9日の太陽/水星期にWindows Vistaがリリースされている。

wikipediaによれば、この時期にコンピューターウィルスの大規模な感染を契機にWindowsのセキュリティに関する動きが起こり、従業員にトレーニングをするなど、非常に厳しい奮闘(struggle)が生じていることが分かる。

(略)2001年5月からWindows XPをベースにLonghornとして開発を開始した。当初は、Windows XPとメジャーアップグレードとなるBlackcomb(Windows 7)の中間にあたるマイナーアップグレードのバージョンであり、2003年にリリースされる計画であった。

しかし、2002年4月頃にはその計画は修正され、Longhornはメジャーアップグレードの位置づけとなり、2004年までリリースされないように変更された。
コンピュータウイルスの大規模な感染を契機にWindowsのセキュリティに関する動きが起こった。マイクロソフトは根本的な対処にあたるため Windows開発の全てを中止して、セキュリティに関する従業員のトレーニングに時間を割くことになった。

そして、セキュリティが強化されたWindows XP SP2を開発するにあたってLonghornの開発に影響を及ぼした。セキュリティ分野に関してLonghornの開発にあたり、セキュリティ機能の検査や検討などにNSAも関与し、その後NISTやNATOからも申し出を受けたことを後に明かした。
2003年頃からLonghornは従来とは違う開発プロセスが用いられるようになり、MinWinと呼ばれるものを基本として開発されるようになった。その間に、Longhorn開発チームのビルド プロセスが変更された。

2004年頃、それまでの開発中であったLonghornはリセットされ、Windows Server 2003をベースに開発が再開された。 2005年6月、Windows Vista Beta 1が公開された。2006年にはBeta 2、RC1、RC2がリリースされ、2006年11月8日に開発が完了した。
製品名は候補としてWindows Seven、Windows 7.0、Windows 7等が挙がったが、2005年7月、Windows Vistaに決定した。同年9月にはエディションが現在に近いものに決定された。

結果として、マイクロソフトはWindows Vistaの開発に 5年の歳月と6億ドルを費やした。

従来のWindowsにはない新機能が多数搭載され、これまでのWindowsとはかなり異なる印象を受ける。また、Windows XPまで存在した「マイ コンピュータ」や「マイ ドキュメント」などの伝統的なフォルダの名称から「マイ」が外れ、単に「コンピュータ」や「ドキュメント」と呼ばれるようになった。(略)


(wikipedia Microsoft Windows Vista より引用抜粋)

Windows Meの時と同様だが、水星の時期には、水星が品質管理の乙女座で自室に在住しているためか、セキュリティーや大幅な機能アップのために大変な努力が強いられるようである。然し、その結果として、製品に若干の欠陥も生じて、多くのユーザーから批判を受けることになる。

水星には6、11室支配の火星が接合しているためにこのような批判が巻き起こるのである。またウィルスに感染して、社員教育が必要となったのもこの火星からの傷つきのためであると思われる。

このWindows Vistaは、ユーザインターフェースが大幅に変更されて使いずらくなったため、従来のWindwosユーザーから使いにくいと不評で、不良品とまで言う人もいたと思われる。

しかし、この時に行った努力は、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な働きももたらしたと思われるため、5年の歳月と6億ドルを費やして、奮闘(struggle)した結果、Windowsはかなり大幅に変容して機能的にパワーアップしたことも事実である。

そして、ビルゲイツは、この頃、主席ソフトフェア設計者職をレイ・オジーに移譲して、ソフトウェアの開発から完全に手を引いてしまう。

2006年6月15日、2008年7月にゲイツは第一線から身を退き、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団での活動を重視すると発表、CSA(Chief Software Architect、主席ソフトウェア設計者)職をレイ・オジーに移譲した。(wikipedia ビルゲイツより)

マハダシャーの太陽期は3室支配の太陽が5室に在住していたためにかろうじて、ソフトウェアの開発に携わり、苦労をしながら、Windowsの成長を見守ってきたが、マハダシャー太陽期の終わり頃にその自分の子供ともいうべきWindowsの開発から手を引いてしまうのである。

そして、次のマハダシャー月期には、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団での活動へと大きく舵を切ることになる。


その後、Windows 7が発売されて、Windows Vistaに比べて、クラシックなユーザインターフェースの良さを残した使いやすいOSとなったが、その後、Windows 8で、ユーザインターフェースが従来のWindowsと全くコンセプトが異なるものに変わってしまった。アップルのマックOSを意識したユーザインタフェースに完全に追随した模様である。

然し、これらのWindowsの変化は全くビルゲイツのダシャーには表れていない。

彼はWindowsにはもう関わっていないからである。

※因みにこの8という数字は吉祥な数字ではない。神聖な数字は9であり、それを損失するのが8である。例えば、livedoorの文字数は8であり、8は不吉な文字数であると、以前、プラサンナンヘルケ氏が言っていたが、それは本当である。例えば、最近の例で言えば、iphone 5は非常に使いやすかったが、iphone 6は形状や大きさにこだわりすぎた結果、却って使いにくくなったと思われる。5は数秘術的に言えば、水星を表し、6は金星を表している。iphone6は見た目や大きさや、流線型の形状にこだわった結果、また薄くなり過ぎた結果、使いにくくなったようである。ネット上には大きすぎて持ちにくい、ボタンが押しずらいなどの意見が目立つが、iphone5の方が、水星が示すように本来のコミュニケーションツールとしての要請にシンプルに応えたからであると思われる。数字の6、すなわち、金星が表すデザイン的なことにこだわった結果、却って使いずらいものになったのは、金星の働きではないかと思われる。


このようにビルゲイツのマハダシャー金星期、そして、次の太陽期は、自分が世に生み出した創造物、作品(5室)に取り組む時期であったことが分かる。

またこのマハダシャー金星期に彼は、3人の子供を授かっている。

つまり、Windowsという子供と、実の子供たちに関わったのが、マハダシャー金星期である。

そのように考えると、蟹座ラグナというのはあり得ないことになる。

彼がマハダシャー金星期に行ってきたことは、4、11室支配で4室に在住する金星では説明することが出来ない。





チャラダシャー山羊座と射手座における上昇

チャラダシャーで見ると、双子座ラグナに設定すると、チャラダシャー山羊座が、1979年10月28日〜1982年10月28日である。

ビルゲイツは、1980年頃、IBMがパーソナルコンピューター市場へ参入しようとして既存のOSを探していた所に自分たちがまだ所有していないOSを売り込んだのであるが、これはビジネス的な成功である。従って、この頃、チャラダシャーのメジャーダシャーが山羊座で、山羊座から見た10室にAmkが在住して、AK、DKとの間にジャイミニラージャヨーガを形成していたというのは、正しいのである。

MS-DOSの開発

1980年、IBMは、Apple IIの成功を見て、パーソナルコンピュータ市場への本格参入をはかることにし、IBM PCの開発に乗り出した。短期に開発することを目指していたため、OSについては自社開発をあきらめ、既存のOSを採用・改良することにした。当時、多くのパーソナルコンピュータのOSとして普及していたのは、ゲイリー・キルドールによって創業されたデジタルリサーチ社(Digital Research Inc.)が開発したCP/Mだったが、OS採用をめぐるIBMとデジタルリサーチ社との交渉は不調に終わった。
そこで、IBMはマイクロソフト社にOSの開発を要請した。その際に、当時OSの開発を行なっていなかったマイクロソフト社は、Seattle Computer Products社から$56,000で手に入れたCP/M互換OS、86-DOS(QDOS)をIBM PC用に改良、PC-DOS として納入、このPC-DOSをさらにMS-DOSという名前で他のパーソナルコンピュータにもライセンスで供給することにより、現在の基礎を作った。$56,000の価格については、破格の条件でありタダ同然の価格でだまし討ちであったと言われ、後に100万ドルを支払っている。

但し、この時、Seattle Computer Products社をだまし討ちにして、$56,000の破格のタダ同然の価格で、CP/M互換OS、86-DOS(QDOS)を取得し、それを改良して、IBMに納入するなどして、この会社と揉めているのは、AmkにGKが接合しているためではないかと思われる。

※しかし、このGKの太陽は減衰しているため、パラシャラの例外法則的な効果が働いている可能性も考えられる。


もし蟹座ラグナに設定すると、1979年10月28日から1983年10月28日の間は、チャラダシャーのメジャーダシャーは水瓶座である。

水瓶座から見ると、AmkやAkが9室に在住しているが、この頃、ビルゲイツは教育的活動をしていた訳でも、学問の探究や真理の探究活動をしていた訳でもない。

彼はIBMにOSを売り込んでビジネス的に成功したのである。

従って、このタイミングは、メジャーダシャーが山羊座にならなければならない。


そうすると、次の1982年10月28日〜1990年10月28日までの時期において、チャラダシャーのメジャーダシャーが射手座であり、射手座から見ると、Amkが11室に在住して、11室でAmkとAK、DKがジャイミニラージャヨーガを形成しているため、彼はこの時期にIBMの成長に合わせて急成長し、マイクロソフト社の基盤を創ったのである。

この時に取得した資本をWindowsの開発に投入して、それが1995年のWindows 95の発売につながることになる。


このように見てくると、ビルゲイツのラグナは双子座ラグナで間違いないようである。

これまで、きちんと検証したことが無かったが、これでビルゲイツのラグナが双子座ラグナであることが判明したと考えられる。



(資料)

西暦 年月 出来事 ヴィムショッタリ チャラ トランジット
1955年 10月 ゲイツは、1955年10月にシアトルでウィリアム・ヘンリー・ゲイツ・シニア(1925年 - )とマリー・マクスウェル・ゲイツ(1929年 - 1994年)との間の第二子として生まれた。 土星/ラーフ 双子座/牡牛座  
    小学校を優秀な成績で卒業し、特に算数と理科が得意だった      
    シアトルの私立レイクサイド中学・高校に入学した。 レイクサイド校は、1967年当時シアトルで授業料が最も高い学校だった。レイクサイド校ではDEC社のPDP- 10を生徒に貸しており、そこでコンピュータに興味を持つようになった。高校生のとき、友人のポール・ア レンとともにトラフォデータ社を創業し、州政府に交通量計測システムを納入したり、オレゴン州ポートラ ンドの会社の、COBOLでの給与計算システムの作成を手伝ったりしていた。 水星/月
水星/火星
牡羊座/射手座
牡羊座/山羊座
牡羊座/水瓶座
牡羊座/魚座
 
1973年   ハーバード 大学に入学(コンピュータ科学専攻)、そこでスティーブ・バルマーと知り合った。 水星/土星 魚座/蠍座
魚座/射手座
 
1975年   ポピュラー・エレクトロニクス誌にアルテア8800のデモが載っていたのを読んだゲイツは、アルテ ア8800を販売していたハードメーカーMITSに電話をかけ、実際には未だ何も作成していないBASICインタプ リタについて「私は作成に成功した。購入してくれないか?」と鎌をかけた。その結果、返事が返ってきたため、同社がBASICの販売に関心があると見抜き、それから開発を開始した。このときはレイクサイド高校の寄宿舎をトラフォデータ社の電話番号としていた為、リダイヤルしたエド・ロバーツは悪戯だと思い込んだ。しかし八週間後、二人の寝食を忘れたプログラミングの結果BASICは完成する。 いざ完成してMITSの本社のあるニューメキシコのアルバカーキに運ぶ際、アレンがBASICのブートローダの 開発を忘れていたことに気がつき、移動中の飛行機中で完成させた(このときゲイツはシアトルでアレンの 帰りを待っていた為同席はしていない)。そしてゲイツはハーバード大学を中退し、アルバカーキに引っ越 してアレンと共にマイクロソフト社(当時はMicro-Softと綴った)を創業した。 水星/土星
ケートゥ/ケートゥ
魚座/水瓶座
魚座/魚座
水瓶座/魚座
 
1980年   IBMよりOSの開発を要請された際に、Seattle Computer Products 社から$56,000と破格の条件で( タダ同然の価格でだまし討ちであったと言われ、後に100万ドル支払っている)手に入れたCP/M互換OS、86- DOS(QDOS)をPC-DOSという名前で納入し、現在の基礎を作った。 ケートゥ/木星
ケートゥ/土星

山羊座/射手座
山羊座/蠍座
山羊座/天秤座
山羊座/乙女座
山羊座/獅子座

 
    パロアルト研究所でAltoを見ていずれMS-DOSでは将来的に通用しなくなる事も理解していたため、 Windowsの開発に乗り出した。断られたりはしたが、MacのOSをライセンス契約をしようとしたり、Macの最初の3rdパーティとしてMacintosh用のWordやExcelの制作も、そういった動きの一環だと見る向きもある。 そして、Macintoshの発表前にアジア圏を中心にWindowsを発表。結果的にApple社を出し抜いた形になったため、ここからスティーブ・ジョブズと彼との、または、Macを愛用するものとWindowsを使用する者との 確執は始まったとも言われているが間違いである。当時の、タイリングしか出来ないDOSのシェルであった Windows 1.0は初期のMacに比べても非常に貧弱でソフトもほとんどなく、Windows 3.0が出るまではライバルと成り得なかった。   射手座(1982/10/28〜)  
1994年 1月1日 マイクロソフト社の従業員メリンダ・フレンチと結婚 金星/木星 蠍座/蟹座  
1995年   ウィンドウズ95発売 金星/木星
金星/土星
蠍座/牡牛座
蠍座/牡羊座
 
1990年代後半   市場占有率1位となり、名前が世界に知れ渡る      
1996年 4月26日 第一子誕生(長女・Jennifer Katharine) 金星/土星 蠍座/牡羊座  
1998年   ウィンドウズ98発売 金星/土星
金星/水星
蠍座/水瓶座
蠍座/山羊座
 
1999年 5月23日 第二子誕生(長男・Rory John) 金星/水星 蠍座/射手座  
2000年   ウィンドウズ2000発売 金星/水星 蠍座/蠍座
天秤座/蠍座
 
2001年 10月25日 ウィンドウズXP発売 金星/ケートゥ 天秤座/蠍座  
2002年   第三子誕生(次女・Phoebe Adele) 金星/ケートゥ
太陽/太陽
天秤座/射手座
天秤座/山羊座
 
2006年    2006年長者番付によると、個人資産は推定530億ドル(日本円で約6兆2000億円)で13年連続の世界一位となる。 太陽/土星
太陽/水星
天秤座/牡羊座
天秤座/牡牛座
 
2006年 6月15日 2年後の2008年7月に第一線から身を退き(会長職には留まる予定)、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団での活動を重視し、主席ソフトウェア設計職をレイ・オジーに移譲すると発表。 太陽/土星
太陽/水星
天秤座/牡羊座  
2008年 7月

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団での活動に専念する予定となっている

太陽/金星
月/月(2008/9/4〜)
天秤座/双子座  
ウィキペディアより引用抜粋、一部編集