2014/2/23　舛添要一新都知事について

国際政治学者で、元自由民主党・参議院議員の舛添要一が、東京都知事選挙で当選した。

今後の都政を考える上で新都知事の出生図を詳しく検討することは有益である。

舛添要一がどのような都政を行っていくのか、またその性格や人物像を把握するにはまず、ラグナを特定しなければならない。

wikipediaによれば、生年月日は、１９４８年１１月２９日（時間不明）、福岡県北九州市の生まれである。

獅子座ラグナ

舛添要一の出生図を００：００：０１で作成すると獅子座ラグナとなり、２３：５９：５９で作成しても獅子座ラグナとなる。

結論を言えば、舛添要一は、過去に起こった出来事や、ダブルトランジット等を検討した結果、獅子座ラグナである。

それは例えば、舛添要一が参議院議員に立候補して当選して政治的キャリアを形成してきた間、土星と木星は１０室にダブルトランジットを形成している。

年表で言えば、オレンジ色の部分である。

彼が厚生労働大臣として、国政の中心で活躍している時期に１０室にダブルトランジットしているというのは妥当である。

ただダブルトランジットしているだけではなく、文字通り、土星と木星が１０室をトランジットしていたのである。

この時期に彼のキャリア上で、最も地位が高くなるのは納得できるのである。

因みにチャラダシャーでもこの参議院議員に当選した頃から、山羊座、水瓶座と推移しているが、山羊座から見ると、Amkの太陽と、DKの水星が１１室でジャイミニ・ラージャヨーガを形成しており、成功する時期に入っている。

次にチャラダシャー水瓶座の時期に移行するが、水瓶座からみてもAmkとAKは１０室に在住しており、キャリア上で最も成功する時期である。従って、獅子座ラグナであると、ダブルトランジットも、チャラダシャーも、この時期の昇進をよく示している。

然し、舛添要一は、００：００：０１でも獅子座ラグナであり、２３：５９：５９でも獅子座ラグナである。

（一体、どちらの出生時間で、獅子座ラグナであるかという、識別には今回、非常に苦労した。そのため、出生時間ごとのダシャーバランスを全て表にして文末で比較している。そして、比較した結果、２３：５９：５９に近い方での獅子座ラグナであるという結論に至った。チャラダシャーはラグナが同じであるため、ほぼ同じであり、チャラダシャーを検証材料として使用することができないため、今回は、ヴィムショッタリダシャーの解釈のみで、最終的な判断を下した）


政治評論家としてのTVでのパフォーマンス

獅子座ラグナであることを示す事実として、彼がたけしのＴＶタックルなどのエンタテイメント性の高い番組に出演して、ゴールデンタイムに日本国民の前で、討論パフォーマンスを行ってきたことを考えると、３、１０室支配の金星が３室に在住していることが納得できる。


通常、この配置は俳優など、芸能界で活動する人に見られる配置である。金星だけを見れば織田裕二と同じである。

従って、彼はテレビに出演すれば、主演俳優のように持論を展開する。

自民党執行部を公然と批判したり、テレビカメラの前で、立場を省みないスタンドプレーが目立ったとも書いてあるように主役でないと気が済まない性格なのである。

この辺りの性格などは典型的な獅子座の性格で、またテレビカメラの前でパフォーマンスをする役者であることが分かる。


東大法学部政治学科

舛添要一が、東京大学法学部政治学科を卒業し、その後、政治学者として活躍しているのは、ダシャーの検討を含めた一考が必要である。

法学部に入学して法律の専門教育を受けたのは、５室に木星が在住しているからである。

５室射手座にムーラトリコーナの強い木星が在住しているが、ムーラトリコーナは射手座の10°で、舛添要一の木星は9°52'であるため、非常に強力で、知性の高さを示す配置である。

その木星に４、９室支配の火星が接合しており、５−９、４−５のラージャヨーガを形成している。これは法律の学習において成功する配置である。

木星は研究の８室を支配して、５室に在住し、また木星はテクニカルプラネット（土星、火星、ラーフ、ケートゥ等）の影響を受けなければ、古典文学や歴史などを表すが、火星の影響を受けている為、法律を専攻したことが理解できる。

通常、理想、道徳を表す木星に組織化、成文化の土星が絡むことによって、法律を表すと思えるため、土星と木星の絡みが法律の絡みであるが、舛添要一の木星は土星と絡んではいない。

木星と火星の絡みは、マネジメントや経済、商業関係を表すとされる。（『惑星と教育』Naval Singh著）

しかし、木星はオールラウンドプレーヤーなのであり、どのような分野においても成功できる博識な惑星である。

従って、この場合、この強い木星がテクニカルプラネットの火星の影響を受けて、法学部には入学したが、政治、経済、マネジメントとしての行政、安全保障まで幅広く研究していることが分かる。

これらの幅広い分野をカバーできるのは逆に言えば、５室で強いムーラトリコーナの木星と火星がラージャヨーガを形成していたからであると考えられる。

上記の論文の一覧を見ると、これが強い射手座５室の木星と火星が生み出した学問探求であることが分かり、参考となる。

従って、このような専攻した分野や、テレビカメラの前でのパフォーマンス、自己主張の強いパーソナリティーなどから獅子座ラグナであると分かって来るが、 更に付け加えるとラグナに在住する土星が、彼の女性問題を表している。


女性問題

例えば、今回、都知事選に当選して、２月９日に都知事として初登庁しているが、その時に都庁前に女性蔑視を問題視するプラカードを掲げた団体が出迎えたという。

「舛添要一都知事を望まない女たちの会」なるものも立ち上がっている。

舛添要一の顔写真をアイコンにして加工するなど、広告のつくりは手が込んでいる。

この女性に人気がないということが、舛添要一のキャラクターに深刻な陰を投げかけている。

このことは、メディアでのパフォーマンスを示す３、１０室支配の金星に６、７室支配の土星が１室からアスペクトしている為であることは明らかである。

この土星が彼の深刻で威圧感のある第一印象をもたらしており、女性との間の意見の不一致、闘争や離婚劇などを表している。

例えば、1986年に見合い結婚した片山さつきとは1988年の半ばごろに離婚しているが、結婚した当初は、水星/木星期だったが、離婚した頃は、水星/土星期であった。

土星は６、７室支配であり、意見が一致しない配偶者の表示体であり、獅子座に在住していることから、同じく政治家となった片山さつきの表示体であることは明らかである。

片山さつきが激怒し、包丁を忍ばせて、舛添氏がいた部屋に怒鳴り込んでいったことは、この土星が表している。



片山さつきは、舛添要一が都知事選へ無所属で出馬することを表明した時、元夫の婚外子の慰謝料や扶養問題を取り上げて批判し、現在では、最も手強い敵対者の一人となっている。

官僚と射手座、政治家と獅子座

因みに獅子座というのは最も政治家としての適性のある星座であり、政治家の最終目標は行政の最高職である内閣総理大臣になることであり、総理大臣にならずとも、大臣の椅子を得ることが目標である。 獅子座は王室のハウスであり、王様を表している。現代の王様とは国家の権力の中心にいる政治家のことである。

霞が関の東大卒の優秀な官僚、すなわち政府の高級官僚が、非常に高い能力を持つ、射手座で表されるとすれば、その射手座の指導者（グル）であるのが、政治家（獅子座）である。

従って、霞が関の官僚は皆、政治家のご機嫌を伺って、名前を覚えられようと必死だそうである。このことは外交官として官僚の世界の内情に詳しい佐藤優が著書（『人に強くなる極意』青春出版社）の中で書いている。

これを読んで分かることは、官僚のグル（指導者）は、政治家であるということである。

世俗の世界においてもっとも物質的な成功を遂げる射手座の人々のグルは、政治家という世俗の世界の権力者であることがここでは理解できる。

そう考えると、故・田中角栄の元に多くの官僚たちが、相談をしに訪問したと言うし、 官僚のグルというのは世俗の王だったのである。

このように書いている佐藤優自身も、鈴木宗男を先生と呼んで、忠誠心を持って仕えていたと言えるのである。

ロシアにおいても日本においても佐藤優は、外務官僚として政治家に忠誠心を示して来た。

話が脱線したが、ここで言いたかったことは、世間に目立ってパフォーマンスをする政治家は獅子座である可能性が高いのである。

その点から考えても舛添要一が獅子座ラグナではないかと考える理由の一つとなる。

また舛添要一の場合、射手座に木星、火星という２つの強い惑星が在住している為、ダシャーが木星や火星の時期には、官僚的な立場も経験するし、理解できるのである。

例えば、「東京大学教養学部政治学助教授」といった肩書は、高級官僚そのものである。

然し、舛添要一は政治家となれば、５室に木星と火星が在住しているため、有能な官僚たちのグル（指導者）として、創造的に政策を遂行することができる。

従って、舛添要一の政治家としての能力は高いと考えられる。


再び、女性問題

話が脱線しているが、ラグナに在住する６、７室支配の土星は同じく自民党の参議院議員となった片山さつきを表しているのである。

そして、更に以前、たけしのTVタックルで、法政大学教授で、フェミニスト活動家の田嶋 陽子と、社会的な女性問題などについて罵り合いになったりするのが、一つの番組の目玉として取り上げられていたことがあったが、この時、おそらくフェミニスト活動家の田嶋陽子らと意見が一致せず、激しい批判の応酬をしたのは、ラグナに在住する６、７室支配の土星が、３、１０室支配で３室に在住する金星に接合しているからである。

メディアへの露出時に女性からの批判を受けてしまうのである。結局、田嶋陽子も参議院選に出馬して当選し、参議院議員として活動したため、舛添要一の１室に在住する獅子座の土星の表示体であることが分かる。

片山さつきにしても、田嶋陽子にしても、非常に自己主張の強い、獅子座に典型的なキャラクターを示している。

従って、非常に自己主張の強い政治意識の高い（つまり権力への嗅覚のある）女性たちが、舛添要一に敵対して批判するのである。

例えば、 都知事選中に、「舛添に投票する男とセックスしない女達の会」なるツイッターアカウントが登場したというが、このツイッターアカウントを作成した女性自身が、非常に露骨に自己主張の強い女性であることを物語っており、舛添要一の獅子座の土星の表示体であることが分かる。

また２月１２日の初登庁の日に都庁前でプラカードを掲げて、舛添要一都知事就任に抗議した女性たちもそのような獅子座の土星の表示体なのではないかと思われる。

この舛添要一の６、７室支配で１室に在住する土星とは、舛添要一の人生に埋め込まれた女性問題という名のカルマなのである。


このように舛添要一の女性問題からも、この獅子座ラグナであることが明らかとなってくる。

因みに今回は、獅子座ラグナであっても、出生時間が００：００：０１の獅子座ラグナなのか、２３：５９：５９の獅子座ラグナなのか、それを識別するのに非常に苦労した。

それは、どちらとも取れるようなケースが多かったからである。

例えば、最初は、００：００：０１のチャートが正しいと思って、ダシャーバランスの年表を作成したが、その主な根拠となったのは、舛添要一が、結婚や離婚を繰り返し、更に愛人を作ったりなどして、パートナー関係のカルマを消化しつつ、また更にカルマを築いたと思われる１９７８年〜の数年間が土星期に該当すると思ったからである。

然し、そうすると今回、都知事に当選したタイミングで、ちょうど、マハダシャー金星期に移行しており、これから華やかな政治人生を送ることを示していると考えたのである。

但し、それだと、既にTVタックルをはじめ、様々なテレビ番組に出演し、日本全国的な知名度を確立していることなどが、これから金星期になるのでは説明できないことや、東大法学部政治学科卒業後、日仏学院、グルノーブル大学にてフランス語研修を受けた後、パリ大学現代国際関係史研究所客員研究員、ジュネーブ大学高等国際問題研究所（HEI）研究員としてフランスや、スイスに留学した時期が、土星期では説明できないことなどの問題が生じた。

そこで、２３：５９：５９で出生図を作成してみると、こちらの方で、事象とダシャーの一致を確認することが出来た。

例えば、 舛添要一は、東京大学法学部政治学科助手となった後、

１９７３年９月〜１９７５年６月まで、パリ大学現代国際関係史研究所客員研究員として、

１９７６年９月〜１９７８年６月まで、ジュネーブ高等国際政治研究所客員研究員として、

海外で研究員としての留学生活を送っている。

この時期のダシャーが００：００：０１の出生時間だと、土星/土星、土星/水星期辺りになってしまうが、土星期に何故、留学するのかは説明がつかない。

然し、２３：５９：５９で出生図を作成すると、この留学をしていた１９７３年９月〜１９７８年６月までは、水星/水星、水星/金星期である。

水星は、月からみて９、１２室を支配しており、２室に在住して、１１室支配の太陽と接合している。９室は留学や高等学問、グル（教師）を表しており、１２室はグルのアシュラム（道場）を表している。

従って、水星期に留学したという理由はよく分かるのである。

この水星は、太陽（政治）と接合しているため、この頃、本格的に研究テーマを政治に定めたと考えられる。


そして、最初の留学先はフランスである。

留学先としてのフランスからは、ジャック・ラカン、レヴィ・ストロース、ミシェル・フーコー、ソシュールといったマルクス主義以後の言語学、記号論やそれによる構造主義などのポストモダン思想が流行ったフランス知識人のサークルが連想される。

これらの知識人は水星が表している。木星が理想主義者で、世界の革命を志向したマルクス主義を表しているとすれば、これらの現代思想は、目的のない知的遊戯のような印象がある。これがおそらく認識することで満足する水星の特徴を表している。

木星は貧富のない社会といった理想を抱き、その理想社会への革命を科学的に必然とする理論としてマルクス主義を提示したとすれば、それは木星が表している。

一方で、言語学や記号論といった古い文献や文明、文化の解釈学というものは、水星が表しており、 それは理想を追求するというよりも、世界の解釈や理解が目的である。

この舛添要一が月からみて９、１２室支配の水星期にフランスに留学した（アメリカでなく）というのは、水星の持つイメージ的に納得できるのである。

そして、１９７８年にフランス人女性と結婚しているが、この時のダシャーが水星/金星期である。

マハダシャーの水星は２、１１室の支配星であり、２室は結婚生活のハウスであり、しばしば人は２室の支配星のダシャーの時期に人は結婚する。

このアンタル金星期で結婚したフランス人女性は、舛添要一の３室天秤座に在住する金星が表していたと考えられることから、天秤座にラグナ、月、太陽や他に惑星などが集中するなどして、天秤座に顕著な特徴のある女性であると考えられる。

その後、水星/土星期に片山さつきとの修羅場を終えた後、ケートゥ期を過ごしているが、このケートゥ期には、 舛添政治経済研究所を立ち上げて、所長となったり、岐阜森林愛護隊を務めたり、非常にケートゥ期らしい地味な生活を送っている印象である。

因みにこのケートゥ（11°33')は、金星(11°16'）と惑星戦争を起こしており、金星の方が度数が高いため、ケートゥは金星に半分力を奪われていると考えられる。

それがどんな状況なのか具体的な資料がないが、考えられる結果としては、ケートゥにとっては悪いということである。


そして１９９６年にケートゥ期が終わり、マハダシャー金星期に移行すると現在の雅美夫人と再々婚しているが、都知事選で当選確実となり、夫人と万歳をしている写真を冒頭に引用している。そこに載っている雅美夫人の見た感じでは、明らかに舛添要一の天秤座３室に在住する金星の表示体である。

従って、舛添要一が出会う女性のパターンとしては、２通りあり、一つは、フランス留学時代に知り合ったフランス人女性であり、水星/金星期に出会ったこの女性は、天秤座の金星で表されるような女性であった。そして、現在の雅美夫人もそうである。

一方で、片山さつきは、ラグナに在住する獅子座の土星が表しており、片山さつきとの修羅場があったのが、水星/土星期である。

またその時期に交際していた愛人Ａ子さん、愛人B子さんが、子供を出産しているが、この時期も水星/土星期である。

従って、この子供を出産した愛人A子さん、B子さんも、獅子座に在住する土星の表示体ではなかったかと思われる。

６室支配の土星であるため、結局、結婚せずに愛人のまま、関係を終えているのである。

然し、子供の認知問題や養育費の問題で、要求したり、批判したり、激しいやり取りを繰り返していることが想定されるため、このA子さん、B子さんも、獅子座の土星によって表されていると考えられる。

（このA子さん、B子さんが舛添要一の獅子座の土星の表示体であるというのは、出産したタイミングで、土星が射手座、木星が牡羊座をトランジットしており、射手座にダブルトランジットが生じていることから、獅子座ラグナで５室射手座にダブルトランジットが生じていたと考えると辻褄が合うためである。つまり、舛添要一の１室獅子座に在住する土星の表示体であるということである。）


そして、金星期に参議院議員に立候補して当選し、参議院議員として活動していくのであるが、金星は１０室の支配星であり、この時期、トランジットもダブルトランジットを１０室に対して、かなり長期の間、形成していた。

従って、 この時期に厚生労働大臣に就任していることもよく理解できる。

ヴィムショッタリダシャも、チャラダシャーも、トランジットも、１０室の象意を示しており、大臣というポストに昇進したことをよく表している。

これ以外にも、年表を確認すれば、ダシャーと事象の一致を多々確認することができる。


舛添要一は獅子座ラグナで、出生時間は、限りなく、２３：５９：５９に近い時間帯である。

今後の舛添要一と東京都政

因みに今回、舛添要一が東京都知事選に当選したのは、金星/水星期である。

現在、トランジットの土星は天秤座を通過し、木星は双子座１１室から３室にアスペクトして、３、１０室支配の金星にダブルトランジットしている。

従って、今、メディアの注目を得て、その言動などが注目を浴びている。

然し、２０１４年６月１９日から木星が１１室の双子座から１２室の蟹座に移動すると、ダブルトランジットが１２室に形成される。

従って、都知事としての活動は、最初のうちは、縁の下の力持ち的にあまり目立たずにひっそりと行われていく可能性がある。

プライベートな執務室において、実務を行っていく印象である。

その後、土星が今年の１１月２日から蠍座に移動する。

すると、そこにはラグナロードの太陽と水星が在住しており、太陽の上を土星が通過していくことになるが、太陽を土星が通過すると、人から批判を受けやすい時期である。

然し、４室にダブルトランジットが形成されるため、都知事として一国一城の主としてようやく腰を落ち着けるのはこの頃である。


元々舛添要一の４室に在住するラグナロードの太陽は、一国一城の主を表しており、４室はプライベートを表していることから、都知事に向いているということが出来る。


そして、２０１５年５月２９日から金星/ケートゥ期に移行する。

金星/ケートゥ期の間、舛添要一は国民の批判的な世論に見守られながら、都知事としての執務を地味に行っていくことが予想される。


然し、２０１６年７月２８日からマハダシャーが太陽期に移行する。

太陽は、ラグナロードで、４室に在住して、１−４のラージャヨーガを形成し、１−２、１−１１室のダナヨーガも形成している。

従って、この太陽期に移行するタイミングで、舛添要一は強力なリーダーシップを発揮していくことが考えられる。

但し、最初のうちは、太陽の上に土星が２年半通過していくため、都知事としての責任は重い印象である。また批判も受ける時期である。

しかし、２０１７年１月２７日から土星が射手座に移動して、木星も乙女座で３月〜６月ぐらいの間に逆行するため、５室にダブルトランジットが形成される。

その後、木星が乙女座から抜けて、天秤座→蠍座と通過して、２０１９年１１月４日から、木星が射手座に到達する。

木星と土星が５室を同時に通過する状態になるため、５室にダブルトランジットが形成される。

これは何を意味しているかと言えば、２０２０年の東京オリンピックに向けて、彼が自らのマインドを駆使して、この一大イベントの創造に携わるということである。


太陽/火星期　２０１７年５月１６日〜
太陽/ラーフ期 ２０１７年９月２１日〜
太陽/木星期　２０１８年８月１６日〜


２０１７年から土星が射手座に移動することで、彼の５室の強い木星と火星の強力なコンビネーションを発揮して、東京都の都市計画を練っていくことになる。

またそうすることに対して「〜すべき」といった責任感を発揮していくのが、おそらくこの頃である。

そして、それがオリンピックの開催の２０２０年においてピークとなる。

２０１６年７月２８日からのマハダシャー太陽期は、まさに東京都知事としての執務の時期を表している。

従って、太陽期が続く６年と２０１６年までの２年を足した合計８年間は、東京都知事に留まることが予想される。

オリンピックが終わった後の２０２２年７月２９日からの月期で、彼の東京都知事としての任期はおそらく終わりとなる。


月は辞任の１２室を支配し、３室に在住しているが、３室は４室（城）を損失する（４室から１２室目）ハウスである。

太陽から見ると、土星が１０室に在住しているため、舛添要一の都知事の間中は、仕事が長時間できつく、また責任も重く、仕事が中断したり、頓挫するような障害も現れることを表している。

然し、彼が東京都知事の就任会見で、オリンピックを成功させたいと述べたように２０２０年までは少なくとも、東京都知事を続ける意思があることを会見は示している。

そのことは、ダシャーにもよく示されている。

チャラダシャーでは２０１３年１１月２９日〜２０１６年１１月２９日までが、魚座の時期で、魚座から見ると、１１室にＡｍｋとＤＫがアスペクトする為、高い地位に就くタイミングである。

また魚座からみて１０室にラグナロードの木星と２、９室支配の火星が在住しているため、仕事において非常に有能であることを表している。

カウンセラーや教師、そして、管理職、司令官であることを表しており、行政においてリーダーシップを発揮していくことを表している。

然し、ＡＫの月は魚座からみて８室に在住していることから、何か束縛や、自由にならない苦しみが伴うことが考えられる。

２０１６年１１月２９日〜２０２４年１１月２９日までが、チャラダシャーが牡羊座の時期であり、ＡｍｋとＤＫが１０室にアスペクトし、ＡＫは７室に在住し、ラグナロードの火星と９室支配の木星が９室に在住している。

従って、このオリンピックが開催される前後の数年間は、かなりよい時期であることが分かる。


結論としては、舛添要一は、 東京都知事を２期務め、東京オリンピックの開催についても陣頭指揮を執るのである。

このことが、２３：５９：５９の獅子座ラグナの出生図から言えることである。

この００：００：０１の出生図と、２３：５９：５９の出生図は、ヴィムショッタリダシャーは全く違うが、チャラダシャーはほとんど同じになる。 （チャラダシャーの切り替わりのタイミングが１日分ずれるだけで、後は全て同じである）