占星コラム



2013/10/28 みのもんたについて


みの もんた(御法川 法男)が25日、TBSの報道番組「朝ズバッ!」「サタデーずばッと」を降板すると発表し、次男の窃盗未遂疑惑による騒動についてけじめをつけた。

みのもんたが会見…番組降板「親の責任感じ、一番つらい道選んだ」
2013年10月26日スポニチアネックス

 次男が窃盗容疑で逮捕され、TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(月〜金曜前5・30)と「みのもんたのサタデーずばッと」(土曜前5・45)の降板を発表したタレントみのもんた(69)が26日、都内のホテルで会見した。

 多くの報道陣が詰めかけた会場に姿を現したみのは、フラッシュの嵐の中で30秒近く頭を下げ続け、冒頭で「世間をお騒がせして、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

 次男逮捕から1カ月半。当初は成人した子どもが起こした事件についての「親の責任」については懐疑的な発言もしていたが、みのは「心境の変化があった」と告白。また、「親として道義的責任を感じたので自分にとって一番つらい道を選んだ」と両番組を降板理由を説明した。

 みのは次男が9月11日に窃盗未遂容疑で逮捕されたことを受け、同13日に両番組への出演自粛を発表。25日に降板を正式に発表した。「朝ズバ」出演は9月6日、「サタずば」は同7日が最後になった。

 TBSによると、11月4日から両番組ともタイトルから「みのもんたの」を外す。当面は現状の体制で継続し、改編期などに大幅に刷新するとみられる。

 みのは、この日、文化放送「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」に生出演。次男が逮捕されたことについて「父親の責任はある」などと心境を告白。同番組と日本テレビのバラエティー「秘密のケンミンSHOW」の降板も申し入れたが、局側から慰留され、出演を継続することを明かした。

人生の成功に酔いしれまさに有頂天になっているその時に息子の不祥事によって足を引っぱられ、失脚を余儀なくされる・・・・

政治家とか、有名人によく見られる一つの光景であって、初めて見る訳ではないが、みのもんたの場合、息子の不祥事によって番組降板を余儀なくされたそのチャートはどのような惑星配置を示していたのか、非常に気になる所である。

まず、考えられることは子供を表わす5室が凶星や凶ハウスによって傷つけられていることである。

その観点から、みのもんたのチャートについて検証した。


獅子座ラグナ

出生時間は分からないが、みのもんたは、1944年8月22日東京都世田谷区の生まれである。

まず、出生図を作成すると、獅子座に太陽、木星、金星、水星が集中しているが、私は日頃の活動や人となりを見ながら、みのもんたは、獅子座ラグナであると考えていた。

そして、今回、獅子座ラグナで検証してみた所、ダシャーの推移と人生のイベントや状況の変化がほぼ一致していたため、おそらく、みのもんたのラグナは獅子座である。



マハダシャーラーフ期

1967年に新卒で文化放送に入社した時がラーフ/木星期であり、マハダシャー・ラーフ期のセカンドアンタルダシャーのタイミングである。

ラーフは蟹座12室に在住し、ラーフから見ると獅子座2室(スピーチ)に惑星集中している。

2室はスピーチのハウスであるため、このラーフ期を通して、民放のラジオ局で、声のみのアナウンサーとして活動している。

12室のラーフは、ラジオ局のスタジオで、完全に公的に自己表現できない、裏方の職場環境を表わしていると考えられる。


1979年に文化放送社を退社しているが、その頃は、マハダシャーラーフ期の終わりのラーフ/火星期辺りである。

ラーフ期の終わりにラーフ期に得たものを全て失うと言われるが、 木星期に入ると、父親が経営する水道メーター製造・販売会社「日国工業」に入社して10年間営業で全国を回ったとwikipediaには書かれている。

確かに ラーフ期に得た放送業界での社員としての立場をラーフ期の終わりに全て失っていることが分かる。


マハダシャー木星期

因みに木星期に入って父親の会社に入社したのは、8室(相続、贈与)支配の木星が太陽(父親)と接合しているからである。

また木星は5室の支配星であるが、5室は9室から9室目で9室(父親)の本質のハウスである。

10年間、 日国工業で、営業を経験した後、1989年の木星/金星期に『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)の司会に抜擢されている。

この『午後は○○おもいッきりテレビ』が高視聴率を取り、一気に人気司会者の地位を築くに至ったというが、この頃、私もこの番組はよく視聴した。

タモリの『笑っていいとも』の裏番組として、『笑っていいとも』がコマーシャルに入った時に、チャンネルを回して、『午後は○○おもいッきりテレビ』を視て、また『笑っていいとも』に戻したりといったことをよく繰り返していたことを覚えている。

この『午後は○○おもいッきりテレビ』の司会を担当したのが、木星/金星期であり、金星は3、10室支配で1室で、太陽、木星、水星と接合している。

自ら司会兼、タレントとして、平日の12時からお茶の間に顔を出し、また多くのコメンテイターとのやり取りも行なったが、この絡む惑星の多さがそれを物語っている。

然し、みのもんたは、この頃からそうだが視聴率を取ったとしても、同僚の芸能人たちからの評判や評価自体はそれ程、高くなかったと思われる。
おそらく、それは、6、7室支配の土星が11室からアスペクトしているからである。

主婦層からの人気を得るものの、同業の芸能関係者からはあまりよく思われていなかった。またみのもんた自身もこの自分の看板番組だけを毎日継続して続けていて、特に他の番組やレギュラーを幅広く持っていた訳ではなかった。

然し、視聴率を取る実力があるため、同業の芸能関係者の悪評を払いのけて、徐々に芸能界での力を増していったと考えられる。

私が当時のみのもんたを観察した所では、みのもんたは地味ながらも獅子座の固定星座の着実さで、毎日、自分の看板番組を継続し、主婦層の確固とした人気を確立したように思われる。

因みにみのもんたが視聴率を稼ぐ男として業界での評価を高めつつあった風潮として、とんねるずが『みのもんたの逆襲』を発売したことが挙げられる。

半分は、みのもんたの露出、注目度を茶化して小馬鹿するような意味合いもあったと思われるが、無視できないほどの力を付けつつあった証拠である。

この『みのもんたの逆襲』が発売された時、ダシャーは木星/太陽期であり、みのもんたは自信と勢いがあったことを表わしている。


マハダシャー土星期

このみのもんたに更に転機が訪れるのが、1996年5月前後にマハダシャー土星期に移行してからである。

1999年10月、 マハダシャー土星期に入ったセカンドアンタルダシャーの土星/水星期に父親が経営する「日国工業」を受け継ぎ、自分の個人事務所と合併して、株式会社ニッコクに社名変更し、代表取締役に就任している。

土星は6、7室支配で11室に在住しているが、月から見ると、5、6室支配で10室に在住している。

シュリK.Nラオは、「運命と時輪」の中で、6室の支配星が10室に在住したり、10室の支配星と接合するとその時期はよい時期になると書いている。

土星は6、7室支配の機能的凶星で、評価や評判を表わす11室に在住して、獅子座に在住する木星や水星、金星、太陽といった惑星にアスペクトして傷つけている。

11室は称号のハウスであり、高い地位を表わしており、この11室のウパチャヤハウスに凶星の土星が在住することはよいことであるが、評価の11室を傷つけているために彼に対する評判が落とされるような出来事が土星期に入ってから度々起こっている。

例えば、2003年に株式会社ニッコクは、談合(独占禁止法違反)で、何度も刑事告発をされ、追徴金7500万円、和解金3900万円を支払っている。また翌2004年にも再び他メーカーとの談合で刑事告発されている。また2005年5月には別の談合疑惑で家宅捜索を受け、追徴金を支払うなど、何度も談合を告発されている所から考えると、談合を確信犯的に行なっていることが分かる。

談合事件

自身の番組で頻繁に政・官・業の不適切な関係を厳しく追及しているが、みの自身も、同様の関係を保持している。

株式会社ニッコクは談合(独占禁止法違反)で、何度も刑事告発をされていて、2003年に、追徴金7500万円、和解金3900万円を支払い、翌2004年には、再び他のメーカーとの談合で刑事告発された。さらに別口の談合で家宅捜査を受け、2005年2月には、追徴金400万円を支払っている。

2004年(平成16年)7月15日に、ニッコクと愛知時計電機は他17社とともに2003年7月から2004年7月までの間に行われた東京都水道局発注の水道メータ買入れに係る競争入札に、いわゆる談合を行っていたとして公正取引委員会から排除勧告を受けた。また、各社に対し審決に応じて東京都は損害賠償請求をしている。

談合事件に関して社長としての責任を問われて、「名ばかり」のお飾り社長で実務はわからないと釈明しているが、上記来歴の通り実務には精通しており、自身の番組などでは「名ばかり」のお飾り社長を痛烈に批判したこともある。

その東京都水道局の広報誌「水道ニュース」2007年5月号 (PDF) では、司会者みのもんたとして御園良彦水道局長(当時)との特別対談が掲載されている。また同年10月には、同様にみのもんた名義として東京都から東京五輪招致大使に任命され、水道メーターの納入業者の社長と東京都との関係、報道を扱う番組の司会者と行政との関係に公正性が担保されるのか疑問が持たれている。

談合とは、公共事業の入札時などに不当に入札価格などを示し合わせて、どの会社が落札するかを決める手続きであり、価格を下げる自由競争をせずに高値のまま落札となるため、談合に参加した会社は利益を確保し、また順番に落札出来るため、仕事が安定して確保できる。

然し、自由競争の原理に反しており、不当に入札価格を吊り上げる為、税を納める国民には不利益となるため、法的には不正な犯罪行為である。然し、日本の中で古くから行なわれてきた文化であり、会社がお互いに共存する為の仕組みであるという見方もある。

以前、経団連の会長であった奥田碩が「談合は慣習、一気になくすのは難しい」「全国津々浦々に行きわたっている慣習のようなもので、地方では仕事を回し合っているワークシェアリング。本当にフェアな戦いをすれば、力の強いところが勝ち、弱いところは沈んでしまう」(wikipedia 奥田碩)と発言しているように企業側の論理では、談合は相互扶助の制度であるという考え方もある。

然し、 税を納める国民には不利益なことであり、資本家が労働者に労働基準法を超過した労働を課すことが法的に違法であるとするものの、実際には法律でカバーできない多くの搾取労働があるのと同じように、人間が作った法律では全ての正義を完全には実現できないグレーゾーンでもある。

6室支配の土星が11室に在住する場合、11室は同業者のサークルを表わしており、6室の支配星が在住していることは、暴力や力の論理で、他者に談合を飲ませることを表わしている。

実際、みのもんたは、ライバル会社の「愛知時計電機」の株式を個人として7.18%所有(第2位の株主)するなど同業者に対する影響力を持っていた。

6室の支配星の象意は、自分よりも実力の劣る存在に対する関係性を表わすため、この6室と11室の絡みは、みのもんたが、同業他社に力の論理で、談合の条件を飲ませたことを表わしている。

そして、それが当局に目を付けられ、追徴課税となり、それがマスコミに報じられて、評判を落とす(11室が6Lに傷つけられる)結果となったのである。

このみのもんたの談合事件は、資本家が無意識のうちに労働者に行なっている搾取的行為と同じく、法的に裁かれるか裁かれないかは微妙な所である。

例えば、ナイキの刑務所のような工場で、従業員に分単位の過酷な生産ラインの仕事を課し、トイレの時間も食事の時間も厳しく管理するといった場合、人間を機械とか道具、物のようにしか扱っていないのだが、そうした時に行なわれることが、いかに倫理的に間違っていたとしても法的に資本家は罰せられることはない。然し、従業員に対して、酷い暴力行為を行っていると、見る目を持つ人には認識され評価される。

みのもんたの場合も、資本家と全く同じで、力のある資本家が起こす目に見えにくい犯罪行為であり、談合の結果、政府や国民が不利益を被っている。それは法律の専門家でないと中々分からない犯罪である。

これが11室に6室支配の土星が在住している象意であると考えられる。

11室は社会的に地位が飛びぬけて高い、資本家のハウスであり、11室が強い人は、株式とか証券、印税収入、テレビ出演料など、あらゆる収入源を持ち、完全に従業員を使う立場である。11室は資本家のハウスと言ってもいいかもしれない。

従って、マハダシャー土星期に渡って、みのもんたには、こうした目に見えにくい社会不正義を行なうようなカルマが常に生じていた。

然し、6室の支配星の時期は批判を受けつつも、何とかその試練をやり過ごしてしまうハウスでもあるため、 ラグナと月からみて6室支配の土星期は強力で繁栄したと言える。

然し、土星期全体の基調は、やはり、悪いことをして物質的な成功を勝ち取った悪人イメージなのである。

今回、みのもんたが、息子の不祥事で、人品骨柄、収入、住む家までたたかれる羽目になったのは、この隠れた犯罪に対する国民的非難がカルマ的に行なわれた結果と解釈することも可能である。


土星期に入ってから、みのもんたは、『おもいっきりテレビ』で地道に司会を務めていた頃の立場を超えて、複数のバラエティー番組の司会や、トーク番組、俳優としての出演までこなし、幅広く、芸能タレントとして活躍するようになった。

この中には、『クイズ$ミリオネア』などのゴールデンタイムの人気番組もあるが、この番組はインドの映画でも模倣された。

これは、土星をラグナとすると、ラグナロードで、4室支配の水星が、7、10室支配の木星、5、12室支配の金星、3室支配の太陽と接合して、1−5、1−7、1−10、4−5、5−7、5−10などのラージャヨーガを3室(芸能)で形成しているからである。

従って、単に司会業に留まらず、半ばタレントのようにゴールデンタイムの時間にテレビにレギュラー出演しまくることになったのである。

そして、特に土星/金星期には、NHK紅白歌合戦の総合司会(2005年)を務めたり、 『みのもんたの朝ズバッ』といった彼が長年憧れていた報道情報番組の総合司会を務めたが、報道番組の総合司会というと、テレビ局の顔であり、名実共に放送業界の実力者となったことを示している。

『みのもんたの朝ズバッ』は、視聴率もよく、日本テレビやフジテレビを追い抜いたようである。

関東地区における視聴率は、2005年7月クールで6.0%と徐々に上昇、7%以上を獲得することも多くなり、同年10月には10%を超える日もあった。そして、2006年10月の月間平均で10.2%(第2部…7:00 - 8:30)と、日本テレビ『ズームイン!!SUPER』(第2部…6:30 - 8:00)の9.9%、フジテレビ『めざましテレビ』(第2部…6:10 - 8:00)の9.4%を上回った。さらに、同年10月23日 - 10月27日には週平均視聴率が11.2%を記録し、『朝のホットライン』以来、18年ぶりとなる同枠の時間帯1位に立った。 (wikipedia みのもんたより引用抜粋)

みのもんたは、獅子座ラグナで、典型的な主役しか演じれない人物であり、司会業というのは番組の主役のことである。

織田裕二という名前だけで観客を劇場に呼べると言われるように、みのもんたが司会をしているだけで、視聴者は番組を見たのだと言える。


土星/木星期 − 栄華の頂点を究めたその時に息子に足をすくわれる

然し、この栄華も長くは続かず、2013年8月30日に『みのもんたの朝ズバッ!』の生放送内のセクハラ騒動に続く、2ヵ月後、当時、日本テレビ社員だった次男が窃盗未遂容疑で逮捕されたことが発覚。10月25日、みのもんたは、この息子の事件の責任を取り、『みのもんたの朝ズバッ!』と『みのもんたのサタデーずばッと』といった全ての報道番組から降板した。

セクハラ疑惑騒動、次男の逮捕

2013年8月30日に放送されたTBSテレビの『みのもんたの朝ズバッ!』の生放送内のCM明け直後、隣に立つ吉田明世アナウンサーの腰付近に手を伸ばし、女性アナがその手を振り払ったようにみえる映像が一瞬流れた。これに対して、TBS広報部は「セクハラ行為があったとは認識していないが、紛らわしい行為だったため、今後このようなことがないよう『番組担当者』に口頭で注意した」と公式に発表している。みのもんた本人への注意には触れられていない。

その約2週間後の9月13日には、同月11日に当時日本テレビ社員の次男が、泥酔し道で横たわっていた男性の鞄からキャッシュカードを盗み出し現金を引き出そうとしたとして窃盗未遂容疑で逮捕されていたことがわかった。次男は同年10月8日付で日本テレビを諭旨解雇処分となった。

「朝ズバッ!」を降板

次男の逮捕を受け、自身が出演する『みのもんたの朝ズバッ!』と『みのもんたのサタデーずばッと』への出演を自粛すると発表。その後、10月25日にTBSから全ての報道番組を降板させることが発表された。『秘密のケンミンSHOW』などのバラエティー番組への出演は従来どおり続け
る。(wikipedia みのもんたより引用抜粋)

この時、ダシャーは、土星/木星期であり、木星は子供を表わす5室の支配星で、6室支配の土星からアスペクトされている。

また木星のディスポジターである太陽も土星からアスペクトされている。

もう一度、出生図を見てみると、みのもんたの5室には6、7室支配の土星がアスペクトし、また6室の表示体である火星がアスペクトしており、また5室支配の木星にも土星はアスペクトしている。



5室が土星と火星から激しく傷つけられていることが分かる。

そして、木星は5室の支配星であると同時に8室の支配星でもある。

従って、土星が木星にアスペクトすることによって、6室と8室の絡みが生じている。

シュリK.N.ラオは、 6室と8室が絡む時、犯罪を免れ得ない配置であると言っている。

この場合、6室と8室と木星の絡みがラグナで生じている。従って、子供の犯罪行為に巻き込まれて、大変な目にあったと言える。

5、8室の支配の木星がラグナに在住し、6室支配で生来的、機能的凶星の土星からアスペクトされていることが、今回の一連の騒動と番組降板の占星術的原因であると考えられるが、みのもんたは、報道番組を降板するだけで、バラエティー番組への出演の道は残された。

この程度で済んだのは、6室と8室の絡みは生じたものの、火星やラーフやケートゥといった凶星が絡んでいないことが挙げられる。

因みにここに火星やラーフやケートゥが絡んでいくと絡む凶星の数が多い程、凶意は増していく。

トランジットの木星は現在、11室を通過して、6室支配の土星と接合し、土星は3室天秤座から5室と9室、12室にアスペクトしているが、5室に木星と土星のダブルトランジットが生じている。

5室にダブルトランジットが生じる時、子供のことがテーマで何かが起こるのであるが、 5室は傷ついているので子供のことで悪いことが起こったと言える。


土星期の終わり

土星/木星期はマハダシャー土星期の最後のアンタルダシャーであり、 みのもんたの土星期の栄華はこうして終わっていくことを示している。

土星/木星期にいる間は、やはり、この次男の不祥事の後遺症を背負っていくと思われるが、「運命と時輪」には、「凶星のアンタルダシャーの時期に、それとからんでいないヨーガカラカのアンタルダシャーが来ることは、非常に悪いことです。」と書かれている。

みのもんたの場合、土星/木星期は、凶星のマハダシャーの時期だが、アンタルダシャーであるヨーガカラカの木星は凶星である土星にアスペクトされてからまれているため、吉凶が両方出る時期である。

つまり、5室支配のヨーガカラカの木星が吉意を示すとすれば、彼はこの次男の不祥事によって、これまでの子育てを反省し、次男と真剣に向き合うことにつながる。

子供と真剣に向き合うことによって、子供からの幸福というものがもたらされるとも考えられる。

吉凶混合している場合、何をもって吉とみなすかは、観察と考察を継続する必要がある。


マハダシャー水星期

土星期の次にやってくるのは水星期であるが、水星は金星、太陽、木星と絡んでいるものの、月から5、6室支配で10室に在住している土星期のように影響力や力を発揮することはできないと思われる。

あえて言えば、木星期のような状態に戻る訳であるが、木星は5室支配のヨーガカラカであったが、水星は2、11室支配の機能的凶星である。

今後もテレビ業界での仕事は続けるかもしれないが、土星期のような露出は少なくなることが予想される。

然し、水星と絡んでいるのは木星や金星などの吉星や自室に在住する強い太陽であるため、これまでテレビ業界で蓄積してきた人脈や収入源を直ぐに失うことはなく、今後も、地道にこの業界で活動していくことが出来るのではないかと思われる。



銀座の帝王

因みにみのもんたは、何本もレギュラー番組を持っているにも関わらず、毎晩のように銀座のクラブで豪遊しているそうである。

銀座のクラブでの豪遊は月からみた12室に太陽、水星、金星、木星が集中していることが表わしている。

12室は出費のハウスであるため、金を豪快に使って、王様のように遊んでいるのである。

あるいは、ラグナからみた12室にもラーフが在住しているが、冥王星も在住して、やはり12室で物質的な飽くなき欲望が生じる配置である。


みのもんた人が寝る時間にクラブで遊んでいるため、いつ寝ているのかといったことが話題となっている。これは獅子座の強靭なスタミナを表わしている。

銀座のクラブでは、みのもんたが、ホステスの靴に酒を注いで飲ませたりといったエピソードが聞かれる。


そこで、みのもんたのセクハラ騒動だが、ほとんど銀座のクラブのノリでやったことは明らかであり、銀座のクラブの私的な空間で許されたことが、公的な空間では許されなかったということである。

みのもんたが栄華を究めているその時の気の緩みが、このセクハラ騒動をもたらしたと言えるが、この時は、次男の不祥事と同じ土星/木星期である。

土星からみると木星は7、10室支配で3室に在住しているが、3室は食欲、性欲、睡眠欲などの低次の肉体的欲求を表わしている。

また5室支配の木星が6室や8室の象意と結合することによって、彼のモラル感覚や判断能力が狂い、またそれは次男の不祥事としても現れたようである。

そうすると、親のマインドの状態が、子供に反映するというのは、一つの真理であると言える。



因みにみのもんたが、毎晩銀座で豪遊しているというエピソードは今では彼のステータスシンボルともなっている。

このような写真やアルバムのパッケージに採用されること自体、銀座で豪遊しているというみのもんたの私生活が公認されたステータスになっていることを表わしている。



西暦 年月 出来事 V.Dasha C.Dasha Transit
1967年   立教大学経済学部卒業後、1967年文化放送に入社。なお、就職先の第一志望はTBS(東京放送)だったが、採用試験で不合格となっており、同年TBSに入社した久米宏を長年に渡り常に意識していたと再三語っている。

文化放送ではほとんどの期間をアナウンサーとして活動した。
ラーフ/木星
ラーフ/土星
   
1979年   1979年9月に文化放送を退社。

退社理由は、アナウンサー室にいながら、販売促進の仕事もしろという事になり、社内での嫌がらせやいじめがあったと、後に中村雅俊のラジオ番組にゲスト出演した際に語っている。
ラーフ/月
ラーフ/火星
   
    父親が経営する水道メーター製造・販売会社「日国工業」に入社し、10年間全国を営業で回った。 木星/木星    
1989年 4月 『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)の司会を担当。番組が高視聴率を取るようになり、一気に人気司会者の地位を築くに至った。 木星/金星    
1991年 7月

とんねるずがオリジナルアルバム『みのもんたの逆襲』を発売。

※ みのもんたが、司会業の世界で、視聴率を稼ぎ、業界の評価が上がってきたことを象徴している。

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みのもんたのライバルとして久米宏、逸見政孝、生島ヒロシ、徳光和夫の名が登場しており、当時久米は『ニュースステーション』開始6年目で、逸見は『クイズ世界はSHOWbyショーバイ!!』の司会と『たけし・逸見の平成教育委員会』の司会を、生島は『ビッグモーニング』と『ミュージックステーション』の司会を、徳光は『クイズダービー』の司会を務めていたという時代であった。 (中略)

アリスのパロディであるこの曲は、みのもんたの素晴らしさを称えた曲で、彼を司会の陣取り合戦に挑む戦士として描いている。当時木梨憲武は、人気番組だった『とんねるずのみなさんのおかげです』で「みのりもんた(またはみのりかわノリ男)」に扮し、頻繁にみのもんたのものまねをしていた。(wikipedia 『みのもんたの逆襲』より)

木星/太陽    
1999年 10月 1999年10月、父親が経営する「日国工業」を受け継ぎ、自分の個人事務所と合併して、「ニッコク」に社名変更し、代表取締役社長に就任。

過密スケジュールの合間を縫って毎日出社し、業務を行っているといわれる。入社試験の面接でみのが現れると驚く人もいるという。世間では副業ではないかといわれているが、会社経営のほうが本業だと語っている。
土星/水星    
2000年 4月 『クイズ$ミリオネア』(2000年4月 - 2007年3月) 土星/水星    
2001年   『FNS27時間テレビ みんなのうた』(2001年、2002年) 土星/水星    
2002年 4月6日 『みのもんたのサタデーずばッと』(2002年4月6日 - 2013年10月) 土星/ケートゥ    
2003年   『新春かくし芸大会』(2003年 - 2008年) 土星/ケートゥ    
2003年  

株式会社ニッコクは談合(独占禁止法違反)で、何度も刑事告発をされていて、2003年に、追徴金7500万円、和解金3900万円を支払っている。

土星/ケートゥ
土星/金星
   
2004年   翌2004年には、再び他のメーカーとの談合で刑事告発された。 土星/金星    
2005年 2月 さらに別口の談合で家宅捜査を受け、2005年2月には、追徴金400万円を支払っている。 土星/金星    
2004年 7月15日 ニッコクと愛知時計電機は他17社とともに2003年7月から2004年7月までの間に行われた東京都水道局発注の水道メータ買入れに係る競争入札に、いわゆる談合を行っていたとして公正取引委員会から排除勧告を受けた 。

また、各社に対し審決に応じて東京都は損害賠償請求をしている。 談合事件に関して社長としての責任を問われて、「名ばかり」のお飾り社長で実務はわからないと釈明しているが、上記来歴の通り実務には精通しており、自身の番組などでは「名ばかり」のお飾り社長を痛烈に批判したこともある。
土星/金星    
2005年 1月1日 第56回NHK紅白歌合戦 (2005年) 土星/金星    
2005年 3月28日 『みのもんたの朝ズバッ』(−2013年10月) 土星/金星    
2006年 4月3日 『みのもんたの“さしのみ”』(2006年4月3日 - 9月25日) 土星/金星    
2007年 5月 その東京都水道局の広報誌「水道ニュース」2007年5月号 (PDF) では、司会者みのもんたとして御園良彦水道局長(当時)との特別対談が掲載されている。

また同年10月には、同様にみのもんた名義として東京都から東京五輪招致大使に任命され、水道メーターの納入業者の社長と東京都との関係、報道を扱う番組の司会者と行政との関係に公正性が担保されるのか疑問が持たれている。
土星/月    
2007年 10月19日 『独占!金曜日の告白』(2007年10月19日 - 2008年3月7日) 土星/月    
2008年 4月4日 『検定ジャポン』(2008年4月4日 - 9月19日) 土星/月    
2008年 10月17日 『人生もっと満喫アワー トキめけ!ウィークワンダー』(2008年10月17日 - 2009年2月6日) 土星/火星    
2011年 12月19日 水戸黄門 最終回スペシャル(2011年12月19日) 土星/ラーフ    
2013年 8月30日 TBSテレビの『みのもんたの朝ズバッ!』の生放送内のCM明け直後、隣に立つ吉田明世アナウンサーの腰付近に手を伸ばし、女性アナがその手を振り払ったようにみえる映像が一瞬流れた。
これに対して、TBS広報部は「セクハラ行為があったとは認識していないが、紛らわしい行為だったため、今後このようなことがないよう『番組担当者』に口頭で注意した」と公式に発表している。みのもんた本人への注意には触れられていない。
土星/木星    
  9月13日 同月11日に当時日本テレビ社員の次男が、泥酔し道で横たわっていた男性の鞄からキャッシュカードを盗み出し現金を引き出そうとしたとして窃盗未遂容疑で逮捕されていたことがわかった。次男は同年10月8日付で日本テレビを諭旨解雇処分となった。 土星/木星    
  10月25日 TBSから全ての報道番組を降板させることが発表された。『秘密のケンミンSHOW』などのバラエティー番組への出演は従来どおり続ける。 土星/木星    
  10月26日 10月26日午後、記者会見を行う。その冒頭で「世間をお騒がせして、誠に申し訳ございません」と謝罪した上で、「辞めなければ収まらない風潮感じた」「(報道は憧れであり)忸怩たる思い」と語った。前述のセクハラ疑惑に対して記者から質問され、「(アシスタントやキャスターが)発言をとちることがあるので、『しっかりしろ』の気持ちで腰をたたいた。セクハラなどということは全くありません」と述べ、否定した。 土星/木星    
wikipedia みのもんた 引用抜粋、一部編集


(参考文献・資料)

wikipedia みのもんた