占星コラム



2013/8/3 ワタミ創業者・渡邉美樹について


参議院選挙で自民党から比例代表で出馬した渡邊美樹が、およそ10万票を獲得して当選した。 苦戦した上でのぎりぎりの当選であったようだ。


ワタミ元会長、渡辺美樹氏が当選確実
2013.7.22 03:45 産経ニュース

 比例代表で、自民の外食産業大手「ワタミ」元会長、渡辺美樹氏の当選が確実となった。

 渡辺氏は、昭和59年にワタミを創業、平成12年に東証一部上場を果たした。郁文館夢学園理事長や政府教育再生会議委員、神奈川県教育委員会教育委員を歴任するなど、企業経営以外に幅広い活動を展開。一方で、厳しい社員教育や労働環境に「ブラック企業」との批判も受けながらの選挙戦となった。

 平成23年4月の東京都知事選に出馬したが、落選した。自民党の参院比例代表候補として出馬を表明し、6月にワタミの会長を辞任した。

ここ最近、渡邊美樹は経営理念や過去の経営のエピソードなどで批判を受け、ブラック企業と揶揄され、従業員が過労死自殺するなどの事件もあり、非常に印象が悪くなっている。

以前は、顧客満足に情熱を注ぎ、日本一の居酒屋グループを創らんと夢を語る好印象なカリスマ経営者といった感じであったが、現在ではその当時の面影は薄れてしまった。

ネットには渡邊美樹の批判が大量に投稿されており、中にはサイコパスといった指摘もある。

参院選あす公示 自民党の渡邊美樹氏擁立でネットに踊る「サイコパス」「ブラック」「ジタミ党」の文字
2013.07.03 18:35 ガジェット通信

明日の7月4日、第23回参議院選挙が公示される。自民党はワタミ創業者の渡邊美樹氏を擁立する模様だが、雑誌やネット上ではいろいろと物議を醸しており、その動きがおさまる気配はない。

投資家・評論家のやまもといちろうさんは、自身のブログの6月20日の「ワタミ(渡辺美樹さん)問題は結構厳しい」というエントリーにて、

渡辺さんは完全にサイコパスのため罪悪感や贖罪意識はないのだという考察になりやすい。ある意味で、無敵の人であり、かつ自分が他人にどう見られるのか物凄く気になる人でもある。

『Wikipedia』の「精神病質」の項目によれば、

サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、未慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。

とのこと。これまでに報道されている渡邊氏の言動を、ネット上でも上記に当てはめている人が多いようだ。

また、先日投票が始まった『ブラック企業2013』のウェブ投票(関連:http://getnews.jp/archives/369556)でも他の追随を許さないブッチギリの1位を独走しており、渡邊氏を擁立したことで自民党は「ジタミ党」などと揶揄されていたりもするようだ。

また、東スポの7月2日記事(http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/158034/)によれば、渡邊氏に対する逆風が強まっており、

自民党の中にはマスコミ関係者に対して、「どんどんスキャンダルを書いて、公認辞退の方向に持っていけないか」と冗談とも本気とも取れることを言う人もいるという。

とのことである。また、

「党の調査結果によれば渡辺氏公認によるマイナスの影響で、数人の比例候補者が当選圏外になると出ている」

とも伝えている。

投票日は7月21日であるが、果たしてどうなることか。

渡邊美樹の経営理念や教育観は、おそらく戦前の根性論であり、彼の企業内では一般社会では通用しない彼独自の価値観によって、それが社員に押し付けられていたようである。

wikipediaに彼のこれまでの発言がまとめられているが、これら発言から渡辺美樹の考え方や人物像がよく見えてくる。

2006年に「日経スペシャル カンブリア宮殿」(テレビ東京)に出演した際、番組のホストを務める村上龍に、「よく『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです」「そこでやめてしまうから『無理』になってしまうんです。全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、それは『無理』じゃなくなるんです」などと、近年の若者の態度を批判する意見を述べた。村上は後に起こった従業員自殺問題に際して、ネット上に意見動画を公開し、番組中で渡邉に対して村上が唖然とする様子を活字化したコピペがネット上に広まった件に言及すると共に、当時の渡邉の見解に対して、「何を言ってるか分からなかった」と述べた。

2006年、「ワタミの介護」が運営する介護老人ホーム「レストヴィラ元住吉」にて入居者の男性(当時87歳)が容体が急変し死亡した事件に関連し、渡邉は男性の家族に対し「1億欲しいのか」などと暴言を吐いた。ワタミはこの発言を否定しているが、遺族は「渡辺さんのあの一言は精神的に大きなダメージになり、いまでも忘れることができません」している。

2009年1月11日に出演したテレビ番組「TheサンデーNEXT」において、派遣切りにあった若者たちに対し「人のせいにしちゃダメ。被害者意識が強い」「なぜ貯金持ってないの? おかしいでしょう」「今まで税金払わないで何考えて生きてきたのか!?」「マスコミは(若者に)過保護すぎる」と発言した。

2010年のプレジデント誌のインタビューで「ビルの8階とか9階で会議をしているとき『今すぐここから飛び降りろ!』と平気でよく言う」「追い込むが簡単には潰さない」「どれだけきつく叱っても大丈夫かというのが信頼関係のバロメーター」「部下の頭を何度もひっぱたいた」という趣旨の発言を行い、物議を醸した。

2012年1月20日、自身のブログにおいて「自殺者ゼロの社会」を目指すと都知事選で訴えたと発言。しかし、その1か月後に元女性従業員の自殺が労災認定を受けた。

池上彰とのインタビューで、過労を苦にした自殺者が出たことについて「それでブラック企業と言われたら、日本には千や万のブラック企業がある」と述べた。

2013年には部下に対して「365日24時間死ぬまで働け」「出来ないと言わない」と説いている社内文書が週刊文春に掲載された。
残業賃金未払い問題では、真摯な対応を約束する言葉を述べることもあるが、講演会では「自分を犠牲にしてでも働くべき。残業代のような小さいことを言っているような人間はどうかと思う。少なくとも私は自分を犠牲にしても何事も取り組んでいる」と、残業代未払いを当然のこととする発言もしている。
社員に経営哲学を語る席にて「営業12時間の内メシを食える店長は二流だと思っている、命がけで全部のお客様を見てたら、命がけで全部のお客様を気にしてたら物なんか口に入るわけない、水くらいですよ」などと発言した。

実際、こうした自らの情熱を従業員に押し付けていく経営者というのは多いと思うが、渡邊美樹は有名になって、公的に発言しているという点で、悪名が広く社会にとどろいている。

これらの思想を経営者が持つことがあったとしても、社会的には通用しない考えであり、労働基準法やその他の人権などに抵触してくる。

実際、大きな声では語れないことである。もし経営者が本音では思っていて、社員にこうした言葉をかけていたとしても、私的な空間の中で言うことであり、本来は公的に言うことではない。

渡邊美樹が、広くバッシングを受けているのは、こうした言葉を公的に語るほど、それらが当たり前のことだと思い込んでいる狂信性にある。

通常の経営者はそれらがよくないことであるとは自覚していて、公的には隠すものである。この辺りが彼の普通の経営者とは違う感覚である。


渡邊美樹は、自らの思想に疑問を持たず、自分の正しさに確信を抱いているが故に他人に対して大きな影響力を持つ、カルト宗教とか新興宗教の教祖のような人物に近いと言えるかもしれない。

そうした思想や信念によって自ら創業した会社を私的な空間として支配している人物である。

彼は外向けには好印象で、サービスも行き届いており、私も以前からワタミが提供する自ら経営する農場で有機農法で育てた野菜によるサラダ類など同業他社のサービスと比べても、よい食材を提供していると思ったものだ。

しかし、こうした外向けの態度とは別に自らの従業員に対しては厳しく、過酷な労働を要求していくことでそれは成り立っていたといえる。

これはちょうど宗教の教祖が外づらと内づらが極端に違うことにもよく表われる。

外に対しては性格の良い慈善家として振る舞い、内向きには信者に過酷な献身や献金を要求していくというのも宗教の教祖にはありがちである。

彼の理念集には、 「365日24時間死ぬまで働け」とか、そうした文章が綴られており、社員は研修でこれを読まされている。

こうした理念が社会的にはおかしなものであっても、私的空間になると、これが批判されることなく受け入れられていく。それが宗教の怖さなのである。

渡邊美樹は中学時代に「エホバの証人」の神父として、布教活動に励んでいたそうだが、 キリスト教系の宗教団体の中でもかなり狂信的で、視野が狭く、輸血を拒否するなど、社会的にも問題をもたらしているこうした宗教団体に入信するだけの素質、カルマがあるのである。

こうしたエホバの証人として活動していたという経歴が、彼の経営にもよく表われていることは明らかである。

従業員と研修によって密度の濃い感情的なつながりを持ち、根性論、精神論によって過酷な献身、労働を求めていく。そして、「無理というのは嘘つき」とか、「出来ないと言うな」とか、批判自体を原理的に出来ないように仕向けていった所がある。教義といった宗教団体にありがちな洗脳装置によって、従業員の心理を支配していたことは確かである。


そうした渡邊美樹のエピソードを読み込んだ上で、改めて考えてみると、渡邊美樹のラグナについて見当がついた。

彼はおそらく乙女座ラグナである。


そのロジックについて以下に記してみたい。



木星期の母親の死と父親の会社の倒産、エホバへの入信

まず、 渡邊美樹は10歳の頃に母親を亡くしている。

10歳というと、木星期である。木星は蠍座に在住しているが、乙女座ラグナに設定すると、4室支配の木星が3室(4室から12室目)に在住している。

従って、この3室に在住する木星期は、母親を亡くす時期であったことを表わしている。

おそらく木星/金星期、あるいは次の木星/太陽期である。

アンタルダシャーの金星は12室に在住し、太陽は12室の支配星で3室の支配星と接合している。


この時期に父親の会社が倒産しており、彼は裕福な生活から一転して、 住まいも引越しをして質素になったという。
(おそらく12Lの太陽が8Lと1室で接合することが父親の会社の倒産を表わしている)

従って、この時期は4室(住まい)支配の木星が3室でいいのである。

木星は父親の9室をラグナとすると8室の支配星であり、父親にとって倒産の時期である。太陽を父親のラグナとした場合も同じである。財産の4室が3室に在住することによって、財産、住まいを失ったと解釈できる。

渡邊美樹は、当時、母親と一緒に布団に寝るほどのマザコンであったという。

これは母親を表わす4室支配の木星が蠍座に在住していることが表わしている。

蠍座は盲目的な溺愛、執着心を表わす星座である。 水星が8室を支配するため、最も知性や識別力が働かなくなる星座であり、また最も利己的で執念深い愛を抱くのもこの蠍座ではないかと思われる。

然し、情が篤く、深い愛情を抱くのもこの星座である。彼の母親との密な関係というのはこの4室支配の木星から来ている。

またラグナロードの水星が家族の2室で母親の表示体である月と接合していることも、母親との近さを表わしている。

母親を失って寂しかったと思われる彼は12歳の頃から3年ほど、エホバの証人に入信して布教活動をしていたという。

その頃はおそらく、1972年頃であり、木星/火星期、木星/ラーフ期の辺りである。

木星は蠍座3室から7室、9室、11室にアスペクトしている。

特に木星は魚座7室にアスペクトバックしている。

またアンタルダシャーの火星は8室を支配して魚座にアスペクトしている。

魚座はキリスト教を表わす星座であり、従って、木星/火星期辺りにエホバの証人に入信したというのはよく分かるのである。

火星は8室の支配星でラグナに在住しているため、この時期、このエホバの証人の教義に支配されたと言える。

3室は友人とか近隣の人を表しており、マハダシャーロードの木星は3室に在住し、アンタルダシャーロードの火星は3室の支配星であるため、彼はこの時期、母親が亡くなって寂しくなっていたこともあり、友人を求めて、エホバの証人に入信したと推測される。(実際、週刊誌の分析では当時、友達を求めて入信したのではと書かれている)

また木星が3室に在住すると、弟妹が出来やすい配置であるが、彼は長男であるから、弟か妹がいるはずである。

エホバの証人は、輸血を禁止したり、その教義は識別力を欠いている。

キリスト教原理主義的な宗教の中でも、飛びぬけて識別力を失った一派である。

従って、これは蠍座に在住する木星がもたらしたものだと直ぐに分かるのである。

蠍座から見ると水星が8室を支配するため、判断能力、識別力に問題が生じるのである。

迷信や非科学的な考えにとらわれてそれから抜け出すことが出来ない。




熱心に学習し、進学した土星期

そして、高校に入ると同時にマハダシャー土星期に入っている。

土星期に入ると土星は5、6室支配で、月からみても4、5室支配であり、ラグナからも月からも5室の支配星である。

従って、土星は識別力を表わす5室を支配しているため、土星期になると、彼は「信者以外は救われない」とするエホバの証人の教義に疑問を感じて退会してしまう。

それから渡邊美樹は高校時代には知識を蓄えるために図書館で本ばかり読みふけり、大学受験をして、明治大学商学部に進学している。

土星期に学業に熱心になり、本を読み漁り、大学に進学したというのは、この機能的吉星化した土星の質から明らかである。

そして土星期の半ばの1984年頃に有限会社渡美商事を設立している。おそらく土星/金星期頃である。

設立当初、経営不振のつぼ八の店舗を買い取る形で、フランチャイズ店オーナーとなっているが、この時には、働く気のないつぼ八の従業員を全員解雇したり、奮闘(struggle)が続いていたようである。土星は6室の支配星で4室に在住し、7室や10室にアスペクトしているため、まずは従業員の批判などに対処して奮闘するというのが彼の6室支配で4室に在住する土星がもたらすカルマなのである。

このことによって彼は心が平安なことがなく、現在でも、従業員が自殺したことの責任を追及されたりといった形で表われている。

この4室に在住する6室支配の土星はかなり彼のチャートを傷つけているのである。


因みに渡邊美樹は『成功哲学《誌上講座》1919-1923』ナポレオン・ヒル (著), 渡邉 美樹 (監修), 齋藤 慎子 (翻訳) とか、

『渡邉美樹の子どもの夢をかなえる手帳術』といった本を出版しているが、

これらの自己啓発系の思想に惹かれ、自らそれを宣伝、普及しているのは、5室支配の土星が射手座(自己啓発)に在住しているからである。



水星期に入ってから株式上場しワタミが躍進する


土星期が終わって水星期になるのは1994年頃であるが、水星は1、10室支配で2室に在住し、11室支配の月と接合して、強力なダナヨーガを形成している。

1−2、1−11、2−11のダナヨーガである。また水星は分割図でも天秤座にあって強く、おそらく同じようにダナヨーガを形成しているのである。

この水星期になった直後の1996年に株式店頭登録を果たし、1998年に株式上場している。水星/金星期の頃である。


この頃からワタミが全国的に店舗を広げて急成長していくのである。

ワタミによる成功は水星期がもたらしたものである。

水星は11室の支配星と絡んで8室にアスペクトしているため、今では創業者としてワタミの株式の数%を所有し、そこからの配当や役員報酬など、会社が持っている資産からの権利収入があることが考えられる。

この2室で形成されるダナヨーガは完全に自営業者のダナヨーガであり、創業して大きくなるタイプである。

2室は家族を表わすため、自分の家族や親族をグループの役職に就かせたりして、まさにファミリービジネスとして展開する。

従業員も彼の資産の一部なのであり、彼はまさに資産家、起業家である。

土地、店舗、従業員(労働力)といった資本を丸ごと所有する人間である。

2室が強調された人は、創業者であり、会社の所有者である。


一方、自分が創業したのではない会社間をCEO(最高経営責任者)として渡り歩くような人もいるが、こうした人はむしろ11室が強い人である。

その人物のステータスや知名度、能力、社会的評価などによって、経営を任されることを表わしている。

このように私は主にワタミの成功は渡邊美樹の水星期が創り上げたということを理解した。

チャラダシャーを調べてみると、会社を創業した1984年から上場までの1998年、そして、1998年から最近までは、主にメージャーダシャーが蠍座、射手座、山羊座、水瓶座の時期である。

1980年10月4日〜 蠍座
1990年10月4日〜 射手座
2001年10月4日〜 山羊座
2002年10月4日〜 水瓶座
2007年10月4日〜 魚座
2011年10月4日〜 牡羊座



蠍座から見ると、Amkの月が10室にアスペクトしており、この時期に創業して株式上場まで成長させたことが理解できる。

メジャーダシャーが射手座になるとAmkが11室に在住しており、この場合も同様によい時期である。

次に山羊座に移行して、山羊座から見てAmkは10室に在住している。

この山羊座の時期にワタミは全300店舗を超える規模となり、外食産業での確固たる地位を確立したと言える。

然し、山羊座のメジャーダシャーの後で、魚座のメジャーダシャーが来るが、魚座をラグナとすると、Amkの月が8室に在住している。

この魚座のメジャーダシャーに移行してまもなくの2007年に高齢者向けの弁当宅配事業に参入しているが、 2009年になると、ワタミ社長を退任し、同社会長に就任している。

この魚座のダシャーに入ってから明らかにそれまでの目標として公言していたワタミを売上げ一兆円の外食産業にするという夢が変容したことが分かる。

おそらく当初の目標が上手くいかないので、高齢者向けの弁当宅配事業に参入したのだ。またこの頃、社長を退任したのもその表れではないかと思われる。
2011年2月15日には、ワタミの代表取締役会長を辞任し、非常勤の取締役最高顧問となっており、その後、 2011年4月、無所属で東京都知事選挙に出馬したが、落選している。

この魚座のメジャーダシャーの時期は、渡邊美樹のキャリア上の変化や挫折を表わしており、 Amkが8室という象意がよく表われていることが分かる。

そして、2011年10月4日からメジャーダシャーが牡羊座に移行するが、Amkが11室にアスペクトしている。またDKもアスペクトしているため、11室でジャイミニラージャヨーガを形成している。

2013年7月30日現在、牡羊座−乙女座(2013年6月4日〜)の時期であり、牡羊座からみてAmkは7室に在住して11室にアスペクトし、乙女座からみてAmkは2室に在住して6室、9室、12室にアスペクトしている。乙女座にはAKとPKがアスペクトして、1室、4室、7室、10室にジャイミニラージャヨーガを形成している。

ヴィムショッタリダシャーではケートゥ/太陽期である。ケートゥからみて太陽は6室支配で7室に在住している。

トランジットの木星は今年の5月末から10室に入室し、土星が天秤座で逆行しているので、双子座にアスペクトし、土星と木星が10室にダブルトランジットしているが、更に土星は10室支配の水星をトランジットし、木星が10室から10室支配の水星にアスペクトしているので、いずれにしても10室へのダブルトランジットが形成されている。

然し、彼は現在、サディサティの真っ只中であり、土星は出生図上で6室の支配星であるため、批判や敵対する相手との奮闘(Struggle)をもたらしている。

ヴィムショッタリダシャーもケートゥ/太陽期とあまりパッとしない時期である。

従って、非常に矛盾した要素が混在しているので、参院選での当選もぎりぎりで多くの批判を受けた厳しい戦いであり、群を抜いた得票数で自民党の新人議員の花形になるといった理想からはかけ離れている。

これはこのチャラダシャーと、ヴィムショッタリダシャー、トランジットの矛盾したあり方の中に表われている。


何故、渡邊美樹はこれ程までに批判され、不人気なのか

私は以前まで渡邊美樹のファンであった。

ワタミという店は数ある居酒屋の中でも最も質の高い食材を安く提供してくれる良い店だと思っていた。

単なる居酒屋ではなく、家族が利用できる食事もできる居食屋であるというコンセプトが気に入っていた。

然し、そうした彼のお客様の満足を第一に追求するというスタンスも彼の経営者としての人柄もすっかり陰を潜めてしまった。

それは乙女座ラグナということで考えればよく分かる。

彼がそのように変化したのは マハダシャー水星期からケートゥ期に移行したからである。



彼がまだワタミを一兆円の売上げを誇る外食産業の日本一にすることを目指していた頃、マハダシャーは水星期であった。

水星はラグナロードで、10室支配の機能的吉星で、2室に在住し、11室支配の生来的吉星の月と接合し、ダナヨーガを形成して、土星や火星から傷つけられてもいない非常によい配置である。

2室には木星が在住し、夢や理想を語り、言葉も品があって、親切さが言葉にもよく表われていた。

しかし、ケートゥ期になると、ケートゥは12室支配の太陽、3、8室支配という2つの生来的、機能的凶星からアスペクトされている。

従って、ケートゥ期になって、彼は非常に人格が変貌してしまったのである。


ネット上で彼が人物的に酷評されているのは、このケートゥ期に入ったからであるが、元々、ラグナには3、8室支配の火星、12室支配の太陽が在住し、6室支配の土星がアスペクトしており、 更にラーフがこの凶意を強めている。

強力な凶星群とドゥシュタナハウスやトリシャダハウスが彼のラグナに結集しているのである。

これが彼の極悪人としての印象や人物像を形づくっている。彼がワタミで成功していた水星期にはこれがあまり表面化しなかったというだけである。

然し、従業員を酷使したり、スリッパで殴りつけたりといった支配や暴力は以前からあったのであり、それは「24時間死ぬまで働け」といった発言の中によく表われている。

火星と土星がラグナに絡む配置はクシャトリアの絡みであるが、実際、この配置を持つ人の支配力というものは非常に強い。

また8室支配の火星がラグナに在住して7室にアスペクトする配置はサディストの配置である。実際、同じような事例を私は見たことがある。


通常、火星が7室にアスペクトすると妻虐待の配置と言われるが、

ラグナに絡む12室支配の太陽、3、8室支配の火星、ラーフといった配置は、まさに従業員を酷使し、過労死に至らしめたとして批判される権力者の人物像を物語っている。

ケートゥはこのラグナに在住する火星と太陽からアスペクトを受けるため、このラグナの印象がケートゥ期にもたらされたと言える。

ケートゥから2室は火星が支配しており、火星はラーフや太陽と乙女座で絡んでいる。

従って、彼は以前と比べて、発言に品や思いやりが欠如し、介護老人ホームで亡くなった老人の家族に「1億欲しいのか」と言ったり、会議中に従業員に『今すぐここから飛び降りろ!』と言ったり、「365日24時間死ぬまで働け」「出来ないと言わない」といった暴力的な発言が目立つのである。

これは出生図上に形成されている配置であるため、以前からこのような人物ではあったのだが、今までは表面化せず、ケートゥ期になってから現れたと言うことができる。


渡邊美樹は結婚しているのか


渡邊美樹は頻繁にマスメディアに登場するのだが、主にテレビで紹介されるのは経営者、社会事業家としての姿だけであり、妻や子供といった家族のことは全く紹介されないのである。そのため、渡邊美樹は結婚しているのか、独身なのかといった質問がネット上にも散見される。

彼の公式ページに「渡邊美樹の夢年表」というものがある。

これによれば、結婚したのは1985年で、1987年と1989年に長男と次男が誕生している。

1985年は土星/金星、土星/太陽期である。MDLの土星はラグナにアスペクトし、ADLの金星は2室の支配星である。

また太陽は1室に在住して7室にアスペクトしている。

この年、木星は5室山羊座をトランジットし、土星は3室蠍座をトランジットして、5室にダブルトランジットが生じ、その後、 土星は逆行して2室に絡み、木星も逆行して12室に在住する2室の支配星にアスペクトしている。 また土星は蠍座から12室に在住する2室の支配星にアスペクトしているため、12室に在住する2室の支配星にダブルトランジットが生じている。

2室の支配星にダブルトランジットが生じる時は、結婚のタイミングである。おそらくダシャーは土星/金星期である。

もしこれが渡邊美樹の結婚のタイミングであるのであれば少し変わったタイミングであると言える。

その後、1987年と、1989年に子供が生まれているが、

1987年は、木星が7室をトランジットし、土星が3室蠍座に在住する7室支配の木星の上を通過していたため、7室にダブルトランジットが生じている。

その9ヶ月前から1987年までの間に木星は6室から12室に在住する9室支配の金星にアスペクトし、土星も3室蠍座から9室支配の金星にアスペクトしていた。

そして1989年には木星が9室牡牛座をトランジットして5室にアスペクトし、土星が5室支配の土星をトランジットして5室にダブルトランジットが形成されると共に1室(7室から7室)にもダブルトランジットが生じている。


因みにここで渡邊美樹が全く妻や子供など家族のことを全く公に話さないし、メディアにもそうした家族を紹介しないのは、彼の結婚や結婚生活に問題があることを示している。

まず、結婚したタイミングでのダシャーは土星/金星期で、金星は2室支配で12室に在住している。土星から見ると金星は6室の支配星である。

ここから推測されることは2室の支配星は家庭を表わしているが、それは渡邊美樹にとっては12室に在住しており、事業経営に明け暮れて家に帰って就寝する時のつかの間の安らぎを意味している。

この時、木星は5室をトランジットして、土星は3室をトランジットして、7室支配の木星の上を通過し、5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットしている。

従って、この時の結婚は、恋愛結婚であったことはよく分かる。然し、ダシャーから推測すると、ほとんど時間を割くことができず、自分の事業活動が終わった後に人知れず、ひっそりと会うようなそうした関係性である。

然し、12室なので家庭にあまり時間を割くことはできないのである。

渡邊美樹の7室にはケートゥが在住して傷つけているが、ラグナから12室支配の太陽と3、8室支配の火星がアスペクトして、7室(結婚)を傷つけている。

また8室(結婚生活)支配の火星がラグナに在住して、 ラーフ/ケートゥ軸と絡み、6室支配の土星からアスペクトされて傷ついている。

従って、渡邊美樹は結婚相手からも結婚生活からも、幸福を得ることができていないことが予想される。

7室のケートゥは相手への期待はずれや思い違いを表わしており、8室支配の火星がラグナに在住することはパートナーから得られるものは少ないが、しかし、パートナーからへの義務には縛られ、支配されることを表わしている。12室支配の太陽はそうした関係性による出費を表わしている。

ラグナに集中する惑星群は7室にアスペクトして、パートナー関係のカルマを表わしているが、生来的、機能的凶星やドゥシュタナ、トリシャダハウスで形成されるパートナー関係のカルマは決して、心楽しいものではなく、出来れば人に話したくないような関係性なのである。

年表には離婚したとはどこにも書いてはいないが、結婚や結婚生活は既に変容し、切れることのない腐れ縁のみが継続しているのではないかと推測される。


「不倫」騒動が示唆する対人関係のカルマ的パターン


こうした悲劇的な結婚関係を実証する記事が、以下の朝日新聞出版のWEBサイトに掲載されている。

この記事を取り上げるのは不倫を暴くためではなく、渡邊美樹がどのような対人関係、パートナー関係のカルマ的パターンを持っているかを調べる為である。

ワタミ会長渡邉美樹氏 禁断の「不倫」騒動
2011/2/16 16:33 朝日新聞出版

 4月3日午後、東京都文京区の学校法人「郁文館夢学園」は、"晴れの舞台"を迎えていた。創立120周年の記念式典が催された学校前では、同校の理事長を務める渡邉美樹氏が、テレビでもおなじみの笑顔を浮かべて来賓や保護者を出迎える−−しかし、その場に学校にとって"ナンバー2"であるはずの一人の男の姿はなかった。渡邉氏の側近で常務理事だった石田勝紀氏(41)である。

 1カ月ほどさかのぼった3月1日正午過ぎ。高校の卒業式を終えた理事長室で、渡邉氏は石田氏に向かってこう厳命を下していた。

「(午後の)謝恩会なんか出なくたっていいから、何がなんでも『示談書』を取ってくるんだ!」

 7年にわたって渡邉氏に仕えてきた石田氏は、そう言われて学校を出た後、戻ることはなかった。夜になってから、渡邉氏の携帯電話に一通のメールが入った。

〈今日で辞めます。引き継ぎは済んでいます。お世話になりました〉

 詳しい理由は記されていなかった。学校の机の中に辞表をしたためてあったのが、次の日に見つかったという。

 石田氏はなぜ、突然に辞めたのか。取材を進めると、渡邉氏への「興醒め」と「不信」が石田氏の胸中に蓄積されていった過程が浮かび上がった−−。

 その詳しい内容に触れる前に、まずは渡邉氏と学園とのなれ初めを説明しておこう。
 東京大学の至近に位置する旧名「郁文館」は、1889年に創立された伝統校だ。校庭の隣に住んでいた夏目漱石が小説『吾輩は猫である』で描いた学校「落雲館」のモデルだと言われている。卒業生には民俗学者の柳田国男、国語学者の物集高量らがいる。
 ところが近年、創業一族がホテル建設などで失敗し、膨大な債務を抱え込み、破綻寸前に追い込まれた。そこへ現れた"救世主"が、ワタミ会長の渡邉氏だ。小説家、高杉良氏の小説『青年社長』のモデルになった御仁である。
 「ワタミ」は言わずと知れた居酒屋チェーンだ。全国で600以上の店舗を展開し、介護事業や農場経営にも手を広げてきた。最近はNPO法人を通じてカンボジアでの学校建設にも取り組んでいる。
 中高一貫の郁文館に渡邉氏が私財を投じ、「改革」に乗り出したのは2003年春のこと。自ら理事長に就任し、学校名に「夢」を加え、今春には伝統ある校歌も自作の詩に変えた。
 学校の「経営」で話題になるとともに、公職にも就き始めた。安倍政権時の06年には政府の「教育再生会議」委員に任命され、教育改革について熱い議論を繰り広げた。06年秋から昨秋まで神奈川県の教育委員も務めた。
 同時に、教育論を語れる経営者としてマスコミへの露出が増えたのは周知のとおり。現在も情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系列)などでコメンテーターとして活躍する傍ら、04年から日本経団連の理事も務めている。
 持論は「教育現場に競争原理を持ち込む」ことで、理事長として乗り込んできた際、中学校の新入生に「この中から東大に20人以上出す」と宣言したことは語りぐさになっている。
 もっとも、この過程で「人が変わった」との評も出ている。郁文館の元教員が、こう語る。
 「彼は儲からない居酒屋1店舗を手に入れ、店員を育て、全国展開させた。それもある意味で『教育』の一つだった。初めは教育というものに素直に喜びを感じていたと思う。ただ、途中から自分が目立つことが何より大事になっていた。テレビ制作会社のカメラマンを常駐させ、自分の挨拶だろうが教室見学だろうが、常に撮らせて歩いていたのを覚えています。『将来、自分を取り上げるテレビ特集のために撮りためてる』とのことで、そのカメラマンは、いつの間にか学校の理事になってました」


◆「性の道具か」と女性は激高した◆
 渡邉氏は、ひそかに政界進出の意欲も旺盛なようだ。複数の知人が、渡邉氏から出馬について相談されたと証言しているが、その一人はこう解説する。
 「彼は『学校改革で成功して文部科学大臣になって、そのあと総理大臣にもなりたい』と本気で語っていた。つまり、学校は政界進出の手段なんですよ。一時期は『自民も民主も公認してくれないから、自分はカネもあるし政党を作りたい』とも息巻いてましたからね。最近は、来春予定の東京都知事選に興味を示し、常務理事の石田氏にも相談していたそうだよ」
 その石田氏は、もともと横浜市で学習塾を営んでいた。大学院でMBA(経営学修士)を取得する際、「渡邉美樹」を論文のテーマに取り上げ、本人にインタビューする機会を得た。そこで意気投合した渡邉氏が、石田氏を学校に招き、重用したという。
 だが、7年に及ぶ"師弟関係"は電撃辞任によって決裂した−−。

 本誌は、その理由について重大な証言を入手した。石田氏から直接、事情を聴いたという学校関係者がこう語るのだ。
「実は昨秋から、石田さんは学内のある女性から悩みを打ち明けられていたのです。渡邉理事長と数年にわたって交際してきたのに、『君の中には自分が求めるものがなかった』と、たった一通のメールでフラれたという話でした。自分は単なる"性の道具"だったのかと、彼女は激高していたそうですよ。学校と取引のあったK氏という人物も、同じ女性の相談に乗っていた。それでK氏が義憤を感じ、石田さんに『教育現場にあるまじき行為だ。常務理事として正すべきでは』と進言していたのです」
 ここに出てくるK氏は、もともとカナダで木材などの買い付けを長く生業としていた。数年前に石田氏と知り合って人柄を買われ、3年前から郁文館のカナダでのサバイバルキャンプを手伝い始めた。いわば現地コーディネーターであり、学校からすれば取引業者の一人である。

 当のK氏も取材に応じ、その後の経過を説明した。
「確かに、その女性からの相談はありました。もともと石田さんに紹介され、数年前からプライベートの悩みを聞くようになっていました。特に昨年12月中旬には、彼女は精神的にもかなり追いつめられていて、私から渡邉さんにケジメをつけるよう働きかけてほしいと頼まれたのです。そこで、私は渡邉さんに『このままじゃあタイガー・ウッズになっちゃうよ』とメールを入れました。ちょうどタイガーの不倫騒動のころだったのでね。彼女からのメールも転送したら、本人から電話がかかってきて、大晦日に会う約束をしました。でも、結局、その前に彼女と二人で話し合ったようで、その話は一度、そこで終わったのです」

 言うまでもなく、渡邉氏には起業時代に結婚した元ウエートレスの妻と、2人の息子がいる。

 渡邉氏は本誌のインタビューに応じて、こうした「不倫」の事実を否定している(別掲記事参照)。学校と女性も「不倫」や、石田氏とK氏への「相談」が事実無根だとしている。

 これに対してK氏は、自身の携帯電話の受信トレイを開いてみせながら、渡邉氏や女性から届いたという一連のメールを示した。

 そこには、昨秋以降に女性から届いたとされるメールが、現在も残っているだけで44通、渡邉氏から届いたとされるメールも7通、保存されていた。  女性から届いたとされるメールからは、K氏の言うように一連の流れがみてとれる。その中には、こんな文言が並んでいる。

〈言いたいことはあの人に全部いってやりました やっぱり私にはお手上げです(略)K(原文は本名)さんしか頼れる人がいないです。あの人が滅びるも、救われるも、Kさんに全てお任せします〉(12月17日)

〈昨日の電話では、私がこの事でKさんと結託して対外的に私が口を開いたりしないかとても気にしていました。月曜日学校に行くときに念書を書いて置くようにいわれています。内容は『渡邉が一千五百万円を支払うことを条件に次のことを約束することを誓う。一、今までの2人の関わりについて一切他言しない。メールも全て削除する。二、互いのプライベートは一切関係ない、三、そのことを踏まえた上で仲良く仕事をする』(略)私(注・渡邉氏)には、会計士が管理しているから大金は引き出せないと、懇願するようにこの金額を提示し、しかも月々30万だか50万だか分割でお願いしたいと言ってきました〉(12月18日)

〈人間ですから、思いがけず、人を傷つけてしまうことがあるでしょう 心からごめんなさいの言葉が聞きたかった 昨日はやっとそれが聞けました 何を言っても心の通ったごめんなさいが聞けず、Kさんにお願いしましたが、昨日は心からのごめんなさいがありました それで救われました 何故Kさんに助けを求めたか、私がどれだけ恐怖を感じたか全て話しました。それを理解し心から反省し今後も一緒に仕事をしていく上で償い続けるという言葉に心を感じとれました。Kさんのお陰です 彼のことは許すことにしました。本当にありがとうございました〉(12月22日)

◆「けじめ」の後に暴力事件が発生◆
 渡邉氏からK氏に届いたとされる同日付のメールには、こう綴られていた。

〈昨日すべて解決しました けじめをつけさせていただきました ご心配をおかけしました この件でお時間をとっていただかなくてよくなりました31日は伺いません 今後も夢教育へのご支援をよろしくお願いします〉

 メールに書かれたことが事実だとすれば、二人はかなりの"抜き差しならない"関係に見える。しかし、この事実だけで石田氏が辞任したわけでは、もちろんない。石田氏から話を聞いたという前出の学校関係者が、こう続ける。
「女性はずっと渡邉さんへの不満を語っていたのが、ピタッと止まり、徐々に石田さんらと疎遠になった。渡邉さんを許したということのようです。ところが、これがお互いの疑心暗鬼の始まりだった。Kさんは改めて、渡邉さんと3月初めに会う約束をしたのですが、2月12日に酒席で学校の男性理事を殴る"事件"が起きたのです。Kさんは『ゲームで軽く殴っただけ』と主張し、被害者の理事は『因縁をつけられてボコボコにされた』と訴えた。そこからさまざまな人間関係が壊れていったようです」
 殴られた理事は警察に被害届を出し、渡邉氏ら学校側はカナダのサバイバルキャンプに関するK氏との契約を打ち切ろうと動いた。2月下旬、渡邉氏らが弁護士を交えてK氏と面談し、「示談書」にサインするよう求めたのだ。
 そこには、被害届を取り下げる代わりに契約を打ち切り、校内で知り得たことを口外せず、学校関係者との接触を一切禁じるという条項が設けられていた。K氏は、女性との関係の口止めが真の目的だと考え、サインを拒んだという。
 その渡邉氏とK氏の間に挟まれていたのが、常務理事の石田氏だ。このときの示談書が、冒頭の場面で、渡邉氏が石田氏に謝恩会を休ませてでも取ってこさせようとしたものである。
 石田氏は周囲の友人に、こう語っているという。
「女性問題について、都知事選に出ようという人がこんな対応ではマズイと忠告したこともある。学校を守るためにコトの収束を図ろうと努力したが、理事長の個人的なトラブルに周囲が巻き込まれ、学校全体の問題にまで発展してるのに、なおも保身を優先して部下の責任にすり替えようとした。もうついていけない」
 確かに、これが事実であれば、教育者としてあるまじき行為である。そこで本誌が石田氏を直撃すると、こう語った。
「(女性から理事長との関係について)いろいろ相談を受けたのは事実ですが、詳しい中身は言えません。ただし、『星が消せる』なんて思ったことも、言ったこともありません」

 一方、当の女性に電話をかけると、落ち着いた声でこう答えた。
「(石田氏への相談は)ぜんぜん何のことだかわかりません。どうして彼が辞められたか、私のほうが聞きたいくらいです。(理事長との不倫は)誰かほかの方と勘違いしてるのか、あるいは、あの方においてはそういうことは決してあり得ないと思いますけれども」

 後日、代理人弁護士を通じてメールを見せたところ、改めて、
 「これは自分が送ったものではない。なぜ存在するのかわからない」
 とコメントした。
◆「K氏に学校を乗っ取られる」◆
 学校側に取材を申し込むと、ワタミ社長室長(執行役員)で、今春、郁文館夢学園の理事にも就任した中川直洋氏が、こう説明するのだった。
「Kさんは暴力事件の際、学校の理事に『お前の弱みを握ってる』『渡邉は俺の言うことを聞く』『お前も俺の言うことを聞け』と因縁をつけた。学校は理事の権限が大きいから、僕らはK氏に乗っ取られると考えた。業者としてもふさわしくないから契約解除したのです。石田さんが辞めた理由は、Kさんとの示談を成立させられず、責任を感じたからでしょう。渡邉と女性に確認したが、交際の事実も、女性が相談したという事実もあり得ない。別れ話もないし、相談のメールを送ったこともない。渡邉は政治で世の中が変わらないと思ってるから、政界進出も考えていないでしょう」

 渡邉氏は常々、会社や学校で「ウソをつかず、誠実であれ」と教えていることをアピールしてきた。当然、社員や生徒ばかりにウソを禁じてきたわけではない。過去のインタビューでは、こうも述べている。

〈社員は、社長はじめ経営陣の言動をよく観察しています。言っていることとやっていることが違えば、ついて来てくれません。その意味で、社長は、365日、24時間、試されているのだと思います。だから、口だけとか、小手先では通用しない。ウソをつかない生き方が、社長本人がそうしたいと思う生き方でなければ、社員に見破られるでしょう〉(日経ベンチャー07年12月号)

 もう一度、渡邉氏の言い分を載せた囲み記事をよく読んでいただきたい。実は渡邉氏らの説明は、「不倫」や、K氏らへの「相談」の事実の有無を除けば、大筋でK氏らの証言と一致する。

 渡邉氏は一連のメールが、すべて「偽造」されたものだと言い切った。その言い分は果たして通用するのか。一連のメールの信憑性を専門家も交えて徹底的に検証し、次週号で詳しくリポートしよう。

Kからメールや電話はありました。最初は「あなたの秘密を握ってる」という言い方でした。そのあと、「交際してるのか」と質問された。もちろん「(交際)してないし、そういう経験は一度もない」と答えた。彼女と話して、「こんな話あったよ」「なんなんだろうね」で終わった。

 Kは昨年11月ごろから学校にとって難しい存在になり始めていました。石田から、予算の大きい行事を「Kに頼みたい」とか「Kが日本中でがんを治してる」とか言われ、ついには「自分も星が消せる」と言いだしたから、僕は距離を置き始めた。ほかの先生も影響を受けちゃって、僕はKから引くことにしたんです。すると、石田が「理事長はわかってない」「こんなにいい人はいない」と言う。コイツ絶対におかしいな、と。

 (12月22日付で送ったとされる)メールは知らない。だって、何の話ですか。(強い口調で)何のケジメですか。そこは全然わからない。その辺から作り話が始まってる。女性との関係もないんだから、当然ケジメのつけようがない。
 (本誌の)ニュースソースはKじゃないんですか。じゃ、石田ですか。だって、そんなこと知ってる人間なんていないですよ。なんでそのニュースソースは(こんなことが)わかるんですか。

 僕は、Kを犯罪者だと思ってます。暴力事件を起こしたから、彼を切ったんです。その人間が逆恨みして、何か訳のわからないことを言ってるんだろうな、と。

 (印字したメールを見て)なんだろ、これ。わかんない。気持ち悪いですね。こんなことまでして、仕掛けようとしてるのかな。本当に嫌なんだけど、僕はこんなものまで持ち歩いてるんですよ。(胸ポケットからペンのようなものを出して)これは催涙スプレーですけどね。暴力事件が起きてから、社員2人が朝から僕についている。彼は暴力団、ヤクザを使えると言ってたから、われわれは守りに入った。GPSも持ってる。誘拐されても大丈夫なように。初めてですよ、こんなことは。

 今年3月にKと会う約束をしたのは、石田の様子がおかしかったから。石田は学校の許可も得ずに、経費で職員をカナダに行かせた。そんなことする男じゃなかった。心配で、Kと会おうとしたんです。

 Fという共通の知人からもKに会ってほしいと頼まれた。FもKに影響を受けていて、「Kはヤクザとか右翼にものすごい力を持ってるから会ってやってほしい」と言うんです。後でわかったが、FはKに何か助けてもらってる。それで断りきれなくて、Kの言葉を僕に伝えてきたんですよ。(F氏は本誌に「事実とは異なります」とコメントした)

 実は石田が辞める前、僕に「彼女とのこと知ってるんですよ」と訳のわかんないことを言ってきた。「お前バカなこと言ってんじゃないよ」と。「Kは透視できる」「何でも見える」と言うから、コイツに何を言ってもしょうがないと思って話をやめちゃった。  石田が辞めた理由に、女性のことは関係ない。暴力事件があって、「Kを連れてきたのは石田、お前だよね」と。なら、「謝恩会なんて出なくていいから、Kのところに行って事件を収めてこい」と行かせただけですから。そうしたら夕方、メールが来た。コイツ何を考えてんだと。こんなの大人の仕事じゃないでしょう。

 僕は(12月22日付の)メールを送ってないから、それが存在するわけがない。彼女もメールを送ってないって言ってるから、すべて偽造でしょう。そんなもの、いくらでも作れるんじゃないの? 聞いてみてください。なんならソフトバンクの孫正義さんでもいいし。できないわけないから、偽造できるってことをちゃんと調べてください。

 逆に質問させてもらうけど、この話を、クエスチョンマークかなんか付けて東京スポーツみたいに書くんですか。僕が「これは違う、絶対に偽造だ」と否定してるのに。

 学校の中でも、石田が辞める間際に口走ったんです。「彼女とのことを、Kが透視した」と。学校は蜂の巣をつついたような大騒ぎになって、彼女も憔悴してしまっていました。

 だから事実なら構わないけど、曖昧なまま書くのはやめていただきたい。そこはぜひ慎重にお願いします。

 「週刊朝日」(4月30日号)の発売日であった4月20日。渡邉美樹氏が理事長を務める中高一貫の郁文館夢学園(東京都文京区)のホームページに、新たにある「文章」がアップされた。〈週刊朝日の報道について〉と題されたボタンをクリックすると、渡邉氏の名前で以下の文面が綴られている。いささか長いが、主要部を引用しよう。

〈同記事は、悪質な誹謗中傷に基づく全く事実無根のものでありますが、教育者の一人として皆様にご心配をおかけした事をお詫び申し上げます。

 同記事の内容につきましては、事実無根であると同時に、記事のニュースソースであるK氏なる人物は、当学園の理事、および職員に対して暴力事件を起こし、その件につきまして現在、刑事告発されている人間であります。さらに、元常務理事の石田氏の辞任につきましても、同氏が紹介したK氏が暴力事件を起こすという学園にあるまじき事態を起した為に、その責任を取り、自ら辞任したものであり、同氏の辞任は、今回の報道内容とは一切関係ございません〉


 本誌は先週号で、同学園の常務理事・石田勝紀氏(41)による不可解な電撃辞任劇をリポートした。

 その石田氏は複数の学校関係者や友人に、辞任に至った経緯や理由を伝えている。
 石田氏の話によれば、きっかけは学内の女性からの相談だった。その女性は渡邉氏と数年にわたって不倫をしていたのだが、突然、別れを切り出されたことに納得がいかないと語っていたという。

 その女性は学校の取引業者であるK氏にもメールで相談していた。女性の意向を受けて、K氏が渡邉氏と話し合いの場を持とうとしたこともあった。

 結局、2月に起きたK氏の「暴力事件」に対する渡邉氏の対応も相まって、石田氏は愛想を尽かした−−と、石田氏は周囲に語っている。

 一方、本誌の記事が「事実無根」だという渡邉氏は、石田氏本人に連絡して辞任理由を聞くこともせず、自身の"憶測"を流布しているとしかみえない。

 渡邉氏が言う"記事のニュースソース"には、K氏以外に石田氏と交友のあった学校関係者や知人もいる。石田氏自身も本誌の直撃に、女性から渡邉氏との不倫についての相談があったことを認めた。

 さらに本誌は、K氏の証言だけでなく、渡邉氏や女性がK氏に送ったとされるメールについても検証している。

先週も報じたとおり、K氏の携帯電話には、女性から送られたとされるメールが44通、渡邉氏からは7通残されている。たとえば、女性がK氏に送ったとされるメールには、渡邉氏にフラれたことへの憤りがこう記されてあった。

〈かれの方から特別な関係をもとめ、猛烈にアプローチしてきて、私との未来を語り... 何度も一時的な感情でないかと疑ってかかる私に対しても●●(原文は女性の本名)のことは全て知っていて、他の女性とは違う特別な人といわれその言葉に心を奪われてしまい(略)私と同じ思いをする女性が今後いないことを望みます〉(2009年12月7日)

〈私がどんなに安定した生活をしていて、自分がそれに介入して全て壊し、しかも私のことを捨てたという自覚がないのか、彼の得意な馬鹿なふりをしている(略)私を自分の絶対特別な離婚が成立すれば再婚する相手として私の人生に介入してきた〉(12月18日)

 これらの内容からは、渡邉氏が離婚をちらつかせて女性と不倫関係を育みながら、一転して、その約束を反故にして関係を絶ったかのような状況が読みとれる。

最終的に女性が渡邉氏と話し合って「もう大丈夫」とK氏に報告した翌日、渡邉氏からK氏に送ったとされるメールには、こう書かれていた。

〈昨日すべて解決しました けじめをつけさせていただきました ご心配をおかけしました〉(12月22日)

 本誌の取材に渡邉氏は、こうしたメールの存在を完全否定し、K氏がいかに胡散臭い人間で、学園が恐怖にさらされているかを滔々と語った。女性の代理人弁護士も不倫関係やメールについて否定している。

 が、言うまでもないことだが、本誌が問題提起しているのは、渡邉氏が教育者として、伝統ある学校法人の理事長として相応しくない言動をしていたかどうか、である。  渡邉氏の反論の骨子は、

 ・女性と不倫はしていない
 ・女性による石田氏らへの相談もない

 という2点に集約される。その根拠となるのが、
 「メールは送ってない。だから偽造されたものだ」
 という主張である。

◆IPアドレスを透視されたかも◆
 渡邉氏は4月9日、本誌の取材に応じた際、12月22日付のメールを見ながら、いちだんと声を張り上げ、こう首をかしげてみせた。
「なんだろ、これ。わかんない。気持ち悪いですね。こんなことまでして、仕掛けようとしてるのかな。(略)僕はメールを送ってないから、それが存在するわけがない。彼女もメールを送ってないって言ってる。彼女に妄想癖があるのか、ウソついてるかどっちかなら別ですよ。でも僕は両方とも違うと思う。すべて偽造でしょう。そんなもの、いくらでも作れるんじゃないの? できないわけないから、偽造できるってことをちゃんと調べてください」
 ならば、と本誌はメール偽造の可能性について検証した。あるIT技術者が言う。 「メール送信者の名前やアドレスを偽造するのは簡単です。でも、メールに付随する『メールヘッダー』という情報を獲得すれば、たいていの偽造は見破れる。印字されたものではダメ。プリント前に改竄されないように、受信されたメールサーバーから直接ヘッダーを取り出すことも大事。サーバー内のデータは、さすがに改竄できませんからメール本文や送信者の真偽が確認できます」
 K氏が使っているのは、ソフトバンクの携帯電話「iPhone」。一方、渡邉氏と女性がメール送信したとされる端末は、NTTドコモの携帯電話だった。
 iPhoneはソフトバンクのメールサーバー内に、送受信したメールが保存される仕組みになっている。パソコンのメールソフトと接続させると、K氏個人のメールをサーバー内から直接、読み出すことができる。そこから本文とメールヘッダーを取り出せばいいのだ。本誌はK氏から携帯を借り受け、IDとパスワードを教えてもらい、渡邉氏と女性から届いたとされるメールの検証を進めた−−。

「偽造でないのは一目瞭然です」
 ヘッダー情報を見るなりこう語ったのは、ITセキュリティーに詳しい独立行政法人「情報処理推進機構」研究員でサイバー大学IT総合学部准教授の園田道夫氏である。 「よく見てください。ドコモのメールサーバーがソフトバンクのメールサーバーと直接、通信(=メールの送受信)したことが記されています。ドメイン名の偽造例はあるが、続くIPアドレスはほとんど偽造不可能です。IPアドレスを調べると、実際にドコモに割り当てられている領域であることは間違いない。となると、ドコモのメールサーバーに何か欠陥がない限り、送信者のアドレスを偽造することもできない。これが偽造だとしたら、メールサービスの根幹にかかわる事件ですよ」

 専門的で理解するのが難しいかもしれないが、要は、K氏を含めて他人が渡邉氏になりすましてK氏の携帯にメールを送ること、つまりメールの偽造は、ほとんど不可能だというのだ。
 確かに、いわゆる「迷惑メール」には偽造メールが多いのだが、そのメールヘッダーを確認すると、いくつものサーバーを経由しているのが特徴だ。それに比べ、今回のメールは、二つの通信業者のサーバーが直接やり取りしていた。園田氏が続ける。  「ドコモとソフトバンクのサーバーは、最初に『ハンドシェイク』と呼ばれる接触をし、互いのドメインやIPアドレスが本物らしいことを確かめてから初めて通信に入る。このメールを偽造するには、IPアドレスを偽装する必要があるのです」
 それは、かなり高度な技術を要することだという。
「つまり、インターネット上でドコモサーバーになりすまし、ソフトバンクのコンピューターをだますことが必要になる。それは、大規模なネットワークハッキングであり、国の一大事業レベルと言っていい。メールヘッダーの入手経緯とあわせて考えれば、偽造は99・99%の下にいくつも9がつくほど不可能なことです。何万歩も譲って、一時的にドコモのIPアドレスが偽装されたとすれば、同じIPアドレスを持つコンピューターがネット上で複数存在する異常事態となり、携帯メールが届かないなど大規模な通信障害が起きるはず。これまた大事件ですよ」
 念のため、一連のメールの送信時期に何かしらの通信障害が起きていないか尋ねると、
「その時期に、特段のトラブルは確認していません」(NTTドコモ広報)
 とのことだった。
 本誌は4月13日、ワタミ社長室長で郁文館夢学園の広報担当理事も務める中川直洋氏に、これらの取材結果を伝え、15日にはメールヘッダーのコピーも提供した。その上で中川氏に、渡邉氏の発言の信憑性について問うと、
「ワタミの技術者は偽造できると言っている。メールについて自分で調べて対応する」  と言う。本誌は、その後も1週間以上にわたって電話やメールで繰り返し返答を求めた。その間に中川氏が主張したのは、こんな事柄だ。

「女性からの携帯メール(1通)にパソコンで使う署名クレジットが入っているのは不自然。おかしい」

「Kは『透視できる』と言っていたから、IPアドレスも透視したのかも」
「携帯を他人に操作された可能性だってある」
「技術に(偽造できるような)革新があると信じてる」
「もう弁護士マターだ。弁護士にコメントしないよう指示された。メールヘッダーについても、もう何もコメントすることはない」

 そして締め切り間際の23日になって、中川氏はメールで以下のように答えてきた。

「携帯電話のメールの偽造はできると認識しています。(本誌の主張に対し)ITにおいて100%はないというのが当方の主張であり、不正操作については『絶対』の断定はできないと考えています」

「(本誌が見せたメールのプリントアウトの一つについて)学校関係者から送られたK氏へのメールが、個人の携帯電話から送られていたにも関わらず、学校の署名(学校名、住所、電話番号が入ったもの)を送るという極めて不自然なメールだった。そんなメールまで証拠として提示しているのであって、これらの状況から、当方としては、偽装の可能性を全面的に排除しているという週刊朝日の姿勢に問題があると考えています」

 渡邉氏は常々、会社や学校で「ウソをつかず、誠実であれ」と教えてきたことをアピールしてきた。だが、自分自身はどうなのか。

 冒頭の文書は、
〈どうか無用のご心配なきよう、心よりお願い申し上げます〉
 と締めくくられている。それならば、堂々と偽造を証明すべきではないか。


この記事から分かることは、渡邊美樹が、心満たされない結婚生活を抱えており、別の女性と交際してみたが、やはり満たされないため、女性に別れを切り出したところ、女性が利用されたと感じて怒り、渡邊美樹にケジメを要求したということである。この場合、ケジメというのはお金のことである。

暴力団が「誠意を見せろ」と言ったら、それはお金のことを指すと言われるが、それと同じような状況である。

そして、浮かび上がるのは、女性が、石田氏に相談し、K氏というこちらも暴力団のような執念深い人物の助けを借りて、渡邊美樹にケジメを要求していくという構図である。

そして、この女性は渡辺美樹から1500万円を受け取ったことによって、手のひらを返したようにそうした事実を否定している。

つまり、お金をもらうことで納得したということである。

この交際した女性がかなり様々な人の力を借りて、かなり執拗にお金を要求していくという辺りから分かることは、この女性は渡邊美樹の乙女座に在住する3、8室支配の火星の表示体であるということである。

8室の支配星は支配者であり、自分を悩ませる、勝てない相手である。

この8室の支配星が乙女座に在住しているということは、乙女座的な律儀な性格により、非常に細かいことで手厳しく批判するという有り方を表わしている。

〈かれの方から特別な関係をもとめ、猛烈にアプローチしてきて、私との未来を語り... 何度も一時的な感情でないかと疑ってかかる私に対しても●●(原文は女性の本名)のことは全て知っていて、他の女性とは違う特別な人といわれその言葉に心を奪われてしまい(略)私と同じ思いをする女性が今後いないことを望みます〉(2009年12月7日)

〈私がどんなに安定した生活をしていて、自分がそれに介入して全て壊し、しかも私のことを捨てたという自覚がないのか、彼の得意な馬鹿なふりをしている(略)私を自分の絶対特別な離婚が成立すれば再婚する相手として私の人生に介入してきた〉(12月18日)

渡辺美樹の非道な行為について非難しているが、非常にその非難の理由が、理屈っぽい細かい論理(乙女座)によって組み立てられている。

そして、渡辺美樹との結婚を望んでいたものの、その期待を裏切られたことを批判しており、被害者意識がある点で、可憐な女性的な主張(乙女座)である。

そして、批判をしていたが、最終的に示談金をもらうと、一転して、そのような事実は無かったとして、律儀に渡邊美樹を守る辺りは、明らかに乙女座の特徴が出ている。

〈人間ですから、思いがけず、人を傷つけてしまうことがあるでしょう 心からごめんなさいの言葉が聞きたかった 昨日はやっとそれが聞けました 何を言っても心の通ったごめんなさいが聞けず、Kさんにお願いしましたが、昨日は心からのごめんなさいがありました それで救われました 何故Kさんに助けを求めたか、私がどれだけ恐怖を感じたか全て話しました。それを理解し心から反省し今後も一緒に仕事をしていく上で償い続けるという言葉に心を感じとれました。Kさんのお陰です 彼のことは許すことにしました。本当にありがとうございました〉(12月22日)

そして、最後に渡邊美樹を許した理由と言うのも、非常に理屈っぽいが、本当の許した理由は、お金をくれたからである。

乙女座は土の星座であり、謝罪などよりも実を取る星座である。


ここから、読み取れることは、明らかにこの女性が8室支配の火星の表示体であるということである。

そして、火星は3室も同時に支配しているが、3室は食欲、性欲、睡眠欲などの低次の肉体の欲求を表わすハウスであり、その3室が絡むことによって、渡邊美樹としては性的な気軽な関係を求めたことが推測される。

然し、その結果、女性からお金を要求され、多額の出費をして、ケジメをつけることとなった。

この出費は12室支配の太陽が同室して火星と接合しているからである。


おそらく、渡邊美樹は、このような対人関係、パートナー関係を繰り返していることが推測される。

そして、相手から保護されている、相手から満たされているという感覚は、ほとんど味わうことがないものと思われる。

これは何故かといえば、渡邊美樹の8室支配の火星が、 ラグナで、ラーフ/ケートゥ軸と接合し、太陽と絡んで、土星からアスペクトされているからである。

8室が傷つくとき、結婚生活、結婚相手との縁が提供するものによって満たされることがないのである。

1985年に結婚し、子供もいると書いてあるが、おそらく、そうした以前の結婚においても、パートナーとの関係においてお金を要求されて出費するという、パターンがずっと付きまとっているのだと思われる。関わる相手が常にお金を欲しがるという関係性である。

その為、その幸福とはいえない夫婦関係、結婚生活というものを公に紹介したりすることが出来ない。

従って、独身と間違われるほど、結婚生活、家庭生活を送っている痕跡がないのである。


おそらくそうしたパターンを繰り返しているため、2006年に「ワタミの介護」が運営する介護老人ホーム「レストヴィラ元住吉」にて入居者の男性の容体が急変し死亡した時に遺族に対して、「1億欲しいのか」といった暴言を吐いたのである。

つまり、対人関係において、常にお金を要求され、出費するカルマを繰り返しているためである。

こうした場面での激しい感情的な爆発は、火星が絡み、更にラーフが絡むことによって強調されている。



人格が変容する時

この朝日新聞出版の記事には、非常に興味深い事実が記されている。

中高一貫の郁文館に渡邉氏が私財を投じ、「改革」に乗り出したのは2003年春のこと。自ら理事長に就任し、学校名に「夢」を加え、今春には伝統ある校歌も自作の詩に変えた。
 学校の「経営」で話題になるとともに、公職にも就き始めた。安倍政権時の06年には政府の「教育再生会議」委員に任命され、教育改革について熱い議論を繰り広げた。06年秋から昨秋まで神奈川県の教育委員も務めた。
 同時に、教育論を語れる経営者としてマスコミへの露出が増えたのは周知のとおり。現在も情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系列)などでコメンテーターとして活躍する傍ら、04年から日本経団連の理事も務めている。
 持論は「教育現場に競争原理を持ち込む」ことで、理事長として乗り込んできた際、中学校の新入生に「この中から東大に20人以上出す」と宣言したことは語りぐさになっている。
 もっとも、この過程で「人が変わった」との評も出ている。郁文館の元教員が、こう語る。
 「彼は儲からない居酒屋1店舗を手に入れ、店員を育て、全国展開させた。それもある意味で『教育』の一つだった。初めは教育というものに素直に喜びを感じていたと思う。ただ、途中から自分が目立つことが何より大事になっていた。テレビ制作会社のカメラマンを常駐させ、自分の挨拶だろうが教室見学だろうが、常に撮らせて歩いていたのを覚えています。『将来、自分を取り上げるテレビ特集のために撮りためてる』とのことで、そのカメラマンは、いつの間にか学校の理事になってました」

2003年春から渡辺美樹は学校の経営に乗り出して、教育に関わるようになり、2006年頃に政府の「教育再生会議」委員に任命され、この頃からテレビやマスコミへの露出が増えて、教育者、あるいはカリスマ経営者として、世間的に注目を浴びるようになっていく。

2004年には日本経団連の理事も務めている。

上記の記事によれば、この2003年ぐらいから、彼は、「自分が目立つことが何より大事になっていった」ようである。

ヴィムショッタリダシャーは、水星/火星期であり、次は水星/ラーフ期であり、2003年〜2006年頃がこの時期に当たる。

火星は8室(変容)の支配星で、人の印象を表わす1室に在住し、ラーフも同様に1室に在住している。


その次に2006年頃から水星/木星期となるが、木星期に主に「教育再生会議」委員を務めたり、神奈川県の教育委員を務めたりしている。

木星期に教育に携わっていることが分かる。

1室に在住する惑星の時期にその人物の印象が在住する惑星の象意を帯びて、変わってしまうことには注目すべきかもしれない。


2011年10月頃からマハダシャーケートゥ期に移行しているが、ケートゥは対人関係の7室に在住し、火星、太陽、ラーフの影響を受けている。

従って、この頃からいわゆる悪役としてのオーラを出し始めたと言える。

そして、ケートゥから見ると、土星が10室に在住しているため、悪名を広くとどろかせているのである。


このように渡邊美樹に関して、乙女座ラグナで様々なことが説明可能である。

実際、8室支配の火星が、12室支配の太陽、ラーフと共にラグナに在住し、6室支配の土星からアスペウトされる配置が1−7室の軸を傷つけることによって、どのような対人関係、パートナー関係が生じるのか、この渡邊美樹の人生は多くのことを物語っている。


ここで肯定的な面についても取り上げてみたいが、

渡邊美樹は1982年にwikipediaによれば、北半球一周旅行の旅に出て、20カ国以上の国々で様々な出会い、差別、偏見に出会い、そしてNYのライブハウス「ケニーズ・キャスタウェイ」で衝撃的なシーンに感動し、外食産業を決意している。また当時ライブ喫茶が全盛の頃で、ライブ居酒屋構想を立てたと記されている。この時は土星/金星期である。

また2013年1月31日にはムハマド・ユヌス氏の提唱する「ユヌス・ソーシャル・ビジネス」を支援する一般社団法人ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズを設立している。

ムハマド・ユヌス氏はバングラデッシュで銀行から融資を受けられない貧しい人々に小額の融資をするグラミン銀行(マイクロ・クレジット)を設立した人物として有名である。

渡邊美樹がこうした社会奉仕家であるムハマド・ユヌス氏の影響を受けたということはこの時期が人生の師に精神的に啓発される時期であったことを示している。この頃もケートゥ/金星期である。金星は9室のダルマハウスの支配星であるため、精神的な人々と交わり、影響を受け、慈善的なことや、奉仕などに取り組む時期である。

わたなべ美樹公式ページに以下のように「ケニーズキャスタウェイ」での感動が綴られている。

(この内容は2005年12月25日にワタミグループの全社員向けに送られた社内報からのものだと但し書きがある)

介護の原点〜祖母・父を思う心で〜

今年最後のメッセージを送ります。

何かを始める時いつも強烈な体験や深い感動がその動機となり、それを続けることへの励みとなってきました。外食であれば、ニューヨーク・グリニッジ・ビレッジのライヴハウス「ケニーズキャスタウェイ」のあの感動が私の外食創業のきっかけとなり、今も、あの光景が外食への思いをささえてくれています。

「人は肌の色が違っても、主義、主張、宗教が違っても、お金もちでも貧乏でも、男でも、女でも本当に美味しいものがあって、よい雰囲気で心からのサービスを受け、好きな人といっしょにいる時、最高の笑顔をする。」

そのことを心の底で感じることが出来たことが外食産業のスタートでした。

今年のWATAMIグループの最大の挑戦は「介護」への参入でした。
「介護」の私自身の原点は何なのだったのだろうと考えました。
病院で「社会的入院の実態を目の当たりにしたこと」や「在宅介護だけではすべての高齢者の方の幸せが満たされるわけではない」という事実を目の当たりにしたことや、「施設介護においても、その提供されるサービスが、必ずしも価値の高いものではない」という実態を目の当たりにしたことが、確かに参入のきっかけとなりました。
しかし、それらは、介護の「ケニーズ・キャスタウェイ」ではありませんでした。
先日、ホームめぐりをしていた時その「ケニーズ・キャスタウェイ」を見つけることができました。夕食の後、あるご入居者様を部屋までお送りしようと車椅子を押していた時、走馬灯のように、ふたつの思い出が私の頭をよぎりました。
そのひとつは、私の日記をベースに、高杉先生が「青年社長」の上巻の最後に詳しく表現してくださっている内容です。
私の祖母の最後の温泉旅行において、車椅子を押したことを思い出したのです。
そのことを思い出しながら、ご入居者様の車椅子を押させていただいている時、とても幸せなものを感じました。
そして、次に思い出したことは「父の車椅子」でした。
亡くなる年の春もう足腰が弱っていました。
私の実家の前の川沿いは春になると美しい桜が咲き誇ります。
父は毎年それを楽しみにしていました。
父にその桜を見せようと桜咲く日に、川沿いに車椅子を押したのです。
その時の日記の記述をそのまま紹介します。

七分咲きの桜の下、弘明寺の川沿い、父の車椅子を押す。
「きれいだあ」と喜ぶ父。
少ししか、歩けずすぐに車椅子に乗る父。
痩せた父。おだやかな顔の父。
母が「四十四歳でお父さんと結婚して幸せだ」と言い、「俺も今幸せだ」と父が言う。
「五月には、亡くなったお母さんの法事、夏には軽井沢での避暑、そして来年には屋久島の家もできるのだから、あと二〜三年は元気でいようよ」と私。
自分のことより、私の腰を心配する父。
有難くて涙が出る。
帰り際「今回は有難う。元気になったよ」と父。
この幸せに感謝。

この半年後に父は逝きました。
介護の「ケニーズ・キャスタウェイ」は祖母と父の思い出でした。
祖母と父の車椅子を押した時、私は本当に幸せでした。
何かをさせてもらって、たくさんの有難うをもらって、私は本当に幸せでした。
この幸せを求めての介護参入だとあらためて気づかされました。

(わたなべ美樹 公式ページより引用抜粋)


金星は2、9室支配で12室に在住し、海外運がいいことが分かる。

9室の支配星が12室に在住しているため、海外でサットヴァで、楽しい経験をするという配置である。獅子座の金星であることから、イベントとか祭りのような雰囲気の中で豪快に遊んだり、娯楽や音楽に関わることを表わしている。

実際、この1982年はそうしたよい時期であったことが予想される。

後に1998年にもトムクルーズ主演の映画「カクテル」の舞台となったT.G.I.FRIDAY'Sを出店している。 この時期も水星/金星期である。

金星は娯楽や音楽を表わし、12室は酒場などを表し、獅子座なので天真爛漫に騒ぐ様子が伝わってくる。これはまさに獅子座12室の金星の象意である。

そして、後に2007年〜2010年にかけて、カンボジアで孤児院づくりをしたり、農業をやったり、NPO法人みんなの夢をかなえる会を設立しているが、この間が、水星/木星期である。

木星は魚座7室にアスペクトバックしており、9室にもアスペクトしている。
従って、海外という象意が出てくると共に水の星座に在住する木星の生来的性質によって、人のために奉仕するサットヴァな活動を行っている。

こうした象意は9室が強調されているからであり、木星は9室にアスペクトし、金星は9室の支配星で12室に在住して海外でのダルマを表わすからである。

従って、その時期の活動は精神性を帯びてくる。

今、渡邊美樹は非常に世間的には叩かれているが、それは現在、マハダシャーケートゥ期だからである。

ケートゥは上述したように12室支配の太陽、3、8室支配の火星からアスペクトされており、非常に傷ついている。

従って、このケートゥ期はケートゥをラグナとすると、5室支配の月が4、7室支配の水星と8室に在住しているため、識別力を失い、悩む時期であることを表わしている。

10室には11、12室支配の土星が在住しており、その土星にトランジットの土星と木星がアスペクトしており、ダブルトランジットを形成している。従って、今、世間的にはブラック企業の創業者として悪名を轟かせている。※10室支配の水星にダブルトランジットが形成されているため、今、世間の注目を浴びて、国会議員になったのである。

このケートゥ期が終わると、2018年10月から渡邊美樹にはマハダシャー金星期が控えている。

つまり、渡邊美樹は、今は印象が悪いかもしれないが、6年後には再び、かつての初心を取り戻して、海外で人々に奉仕し、楽しませる活動を行なうことだろう。

それは、このダシャーの推移から考えて明らかである。


だからその人物の目先の姿にとらわれてはいけないのである。

人生をトータルで見たとき、良い時期もあればわるい時期もあり、啓発されて、インスピレーションを受けて、正しいことをする時期もあれば、心が腐って、悪に染まりやすい時期もある。みなカルマであり、時期が来ると発芽するのであるが、時間軸の中で展開するそれらの人生全てを種のように内包しているのが人間である。

だからジョーティッシュや運命学で、その人の人生の全体構造を見通さなければ、その人を本質的に理解したことにはならないのである。

西暦 年月 出来事 V.Dasha C.Dasha Transit
1959年   横浜で父・秀樹と母・美智子の長男として生まれる。 ラーフ/火星
木星/木星
乙女座/天秤座  
1966年   小学校へ入学。体格と性格が大きく、ガキ大将だったが、家では母と一緒に寝ている、いわゆる「マザコン」。 木星/水星
木星/ケートゥ
乙女座/牡羊座
乙女座/牡牛座
 
1968年   初テレビCM出演を果たす。ガキ大将として君臨する。 木星/金星 乙女座/双子座
乙女座/蟹座
乙女座/獅子座
 
1969年   リトルリーグに入団し野球少年として活躍する。週末は家族で外食しており、好物はお好み焼。 木星/金星 乙女座/獅子座
乙女座/乙女座
 
1970年   母・美智子が亡くなる。父の会社が清算。家庭はどん底となる。 引きこもりを経験する。親父の敵を打つと社長になる決意をする。 木星/金星
木星/太陽
乙女座/乙女座
天秤座/蠍座
 
1971年   ノイローゼ状態が続き、僕は明日死ぬんだと思い込み、いわゆる引きこもり状態となり、「自殺を考えた」頃。 学校の先生から「いじめを受ける」。糸おばあちゃんとの生活が始まり、おばあちゃん子となる。 白い靴下が履きたいが、父のお古のビジネスソックスしかはけなかった。白い靴下コンプレックスが残る。 木星/太陽
木星/月
天秤座/蠍座
天秤座/射手座
 
1972年   母に会いたい一心で、キリスト教に入信し、宣教師の資格を取得し、布教活動を行う。社長になる夢は一時封印。 木星/月
木星/火星
天秤座/射手座
天秤座/山羊座
 
1975年   宗教に疑問をもち脱会。ただし聖書は、渡邉美樹の教科書となる。会社の社長になると再び強く抱く。 いわゆる「夢に日付」が入る。 木星/ラーフ
土星/土星
天秤座/牡羊座
天秤座/牡牛座
 
1976年   横浜希望ヶ丘高校に入学。経済小説に出会う。「経済とは何か」を経済小説の独学だけで身につける。 また、歴史小説にも没頭する。「人とはいかなる生きものか」を学ぶ。 土星/土星 天秤座/牡牛座
天秤座/双子座
 
1978年   何の社長になるか考えていなく、とりあえず受験を決意し、受験勉強をする。 土星/土星
土星/水星
天秤座/蟹座
天秤座/獅子座
 
1979年   明治大学商学部に入学。家庭教師のアルバイトをする。要領のいい教育指導に、ちょっとしたお小遣いがたまり、車の購入を考えるが、父から我が家はそんな身分ではないと反対される。 この頃、論語、孟子などの儒教書を読みあさる。 土星/水星 天秤座/獅子座
天秤座/乙女座
天秤座/天秤座
 
1980年   日本一周旅行をする。明治大学横浜会で、養護施設の子どもたちと出会う。 ボランティア活動に目覚める。親がいない彼らにとって、先生次第で、ここまで人生を決めるかの衝撃を受ける。 土星/水星 天秤座/天秤座
蠍座/天秤座
 
1981年   明治大学横浜会幹事長に就任する。組織とは何ぞやを学ぶ。 土星/水星
土星/ケートゥ
蠍座/天秤座
蠍座/乙女座
 
1982年   北半球一周旅行の旅に出る。20カ国以上の国々で様々な出会い、差別、偏見、そしてNYのライブハウス「ケニーズ・キャスタウェイ」で衝撃的なシーンに感動し、外食産業を決意! 当時ライブ喫茶が全盛の頃、ライブ居酒屋構想を立てる。卒業後はミロク経理に入社し、経理財務を学ぶ。

佐川急便に入社する。資本金300万円を貯める。
土星/ケートゥ
土星/金星
蠍座/乙女座
蠍座/獅子座
 
1983年   いわゆる今でいうフリーターとして、横浜高級クラブ「優乱船」にて接客の基本、 「甚八」にて居酒屋業を学ぶ。 土星/金星 蠍座/獅子座
蠍座/蟹座
 
1984年   有限会社渡美商事を設立。「つぼ八」本部とフランチャイズ契約を締結。 当社の1号店となる居酒屋「つぼ八」高円寺北口店を出店。 土星/金星 蠍座/蟹座
蠍座/双子座
蠍座/牡牛座
 
1985年   洋子夫人と入籍。 土星/金星
土星/太陽
蠍座/牡牛座
蠍座/牡羊座
 
1986年   株式会社ワタミを設立。年収1億円が可能になる。 俺は、これを自分のものにして中古のクラウンを買うか悩む。 お好み焼HOUSE「唐変木」 、「白札屋」上大岡店を出店。だがすぐに「白札屋」は業績不振に。 土星/太陽
土星/月
蠍座/牡羊座
蠍座/魚座
 
1987年   閉店した「白札屋」上大岡店を「つぼ八」に業態変換。長男生まれる。 土星/月 蠍座/魚座
蠍座/水瓶座
 
1989年   お好み焼宅配事業1号店のお好美壱番「KEI太」出店。次男生まれる。 土星/火星
土星/ラーフ
蠍座/山羊座
蠍座/射手座
蠍座/蠍座
 
1991年   バブル崩壊と共に、高級なお好み焼は一気に不振に。 土星/ラーフ 射手座/蠍座
射手座/天秤座
 
1992年   カジュアルダイニングの先がけ居食屋「和民」を笹塚に出店。 土星/ラーフ
土星/木星
射手座/天秤座
射手座/乙女座
 
1995年   日本証券業協会に株式を店頭登録。 水星/水星

射手座/蟹座
射手座/双子座

 
1997年   東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 水星/水星
水星/ケートゥ
射手座/牡牛座
射手座/牡羊座
 
1998年   あのトムクルーズ主演の映画「カクテル」の舞台となったT.G.I. FRIDAY'Sを出店。 水星/ケートゥ
水星/金星
射手座/牡羊座
射手座/魚座
 
1999年   国際環境規格ISO14001の認証を取得。 水星/金星

射手座/魚座
射手座/水瓶座
射手座/山羊座

 
2000年   東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 水星/金星 射手座/山羊座
射手座/射手座
 
2001年   海外1号となった香港に「和民」を出店。爆発的な人気店となる。アジア展開がスタート。 NPO法人 スクール・エイド・ジャパンを設立。(現在、2009年10月より公益財団法人) 水星/太陽
水星/月
射手座/射手座
山羊座/射手座
 
2002年   ワタミ手づくり厨房開設。ワタミファームを設立。 水星/月 山羊座/乙女座
山羊座/獅子座
山羊座/蟹座
山羊座/双子座
山羊座/牡牛座
山羊座/牡羊座
山羊座/魚座
 
2003年   学校法人郁文館学園の理事長へ。(現、郁文館夢学園)  水星/月
水星/火星
山羊座/魚座
牡羊座/牡羊座
 
2004年   医療法人盈進会岸和田病院を経営する。日本テレビ系「The・サンデー」のコメンテーターとなる。 水星/火星
水星/ラーフ
水瓶座/双子座
水瓶座/蟹座
水瓶座/獅子座
 
2005年   M&Aにより介護事業を本格的に参入するが、現場と衝突。1/3のスタッフが退職。日本経団連理事に就任。 水星/ラーフ 水瓶座/獅子座
水瓶座/乙女座
水瓶座/天秤座
 
2006年   籍「夢に日付を!」がベストセラーに。夢手帳をプロデュースし、爆発的に売れる。神奈川県教育委員会委員となる。内閣教育再生会議のメンバーとなり、内閣や大臣、官僚らと日本の教育について積極的に話し合う。 水星/ラーフ
水星/木星
水瓶座/天秤座
水瓶座/蠍座
水瓶座/射手座
水瓶座/山羊座
 
2007年   カンボジアで売られる子に出会う。砂に水をまいていいじゃないか。やらないよりやった方がいいと覚悟を決め孤児院づくりをはじめる。 水星/木星 水瓶座/山羊座
水瓶座/水瓶座
魚座/牡羊座
 
2008年   M&Aにより高齢者向け宅配ワタミタクショク事業をスタート。孤児院「夢追う子どもたちの家」を開設。初の絵本「無人島ウィー 〜世界にたった一つの教科書」の物語を書き、出版。 水星/木星

魚座/牡羊座
魚座/牡牛座
魚座/双子座
魚座/蟹座

 
2009年   社長を退き会長へ。初の作詞「君の夢がかないますように」を手がける。郁文館夢学園の校歌となる。 水星/木星
水星/土星
魚座/蟹座
魚座/獅子座
魚座/乙女座
魚座/天秤座
 
2010年   カンボジアで農業をスタート。NPO法人みんなの夢をかなえる会設立。 相撲協会独立委員会委員に就任。観光庁アドバイザーに就任。 水星/土星 魚座/天秤座
魚座/蠍座
魚座/射手座
魚座/山羊座
 
2011年 4月 無所属で東京都知事選挙に出馬したが、落選。
水星/土星 魚座/水瓶座  
  6月 岩手県陸前高田市の参与に就任した。 水星/土星 魚座/魚座  
2011年 12月28日 同月20日に大阪維新の会の松井一郎知事及び橋下徹市長の要請を受け、大阪府及び大阪市の特別顧問に就任することが松井知事により発表された。 ケートゥ/ケートゥ 牡羊座/牡牛座  
2013年 1月31日 ムハマド・ユヌス氏の提唱する「ユヌス・ソーシャル・ビジネス」を支援する一般社団法人ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズを設立。 ケートゥ/金星 牡羊座/獅子座  
2013年 5月末 自由民主党の参院選比例区の公認候補であることが報じられる。 ケートゥ/太陽 牡羊座/獅子座  
  6月27日 立候補に際しワタミの会長職を含む役職をすべて辞任。 ケートゥ/太陽 牡羊座/乙女座  
  7月 第23回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で出馬し、104,176票を獲得し参議院議員に当選した。

なお、田沼正彦により選挙公示前の選挙運動をtwitterにて暴露されている。
ケートゥ/太陽 牡羊座/乙女座  
渡邉美樹公式ページ 渡邊美樹の夢年表 より引用抜粋、一部編集


(参考文献・資料)

wikipedia 渡邉美樹

渡邉美樹公式ページ 渡邊美樹の夢年表