2013/7/7 村上春樹について 
          
        つまり、木星期は、早くても1971年2月26日から始まり、遅くても1996年までに終わることになる。木星期の開始時期はいつ頃か? 学生結婚と、夫人からの恩恵  土星期の始まり-社会派のジャーナリストへ-   
        
           
            「デタッチメント」から「コミットメント」へ それまではむしろ内向的な作風で社会に無関心な青年を描いてきた村上が、社会問題を真正面から題材にしたことで周囲を驚かせた。 1999年、『アンダーグラウンド』の続編で、オウム真理教信者へのインタビューをまとめた『約束された場所で』により第2回桑原武夫学芸賞受賞。2000年、神戸の震災をテーマにした連作集『神の子どもたちはみな踊る』刊行。のちに『神の子どもたちはみな踊る』は映画化される。それと、コミットメント(かかわり)ということについて最近よく考えるんです。たとえば、小説を書くときでも、コミットメントということがぼくにとってはものすごく大事になってきた。以前はデタッチメント(かかわりのなさ)というのがぼくにとっては大事なことだったんですが 」そこの部分で、コミットメントということがかかわってくるんでしょうね。 ぼくもまだよく整理していないのですが」「コミットメント」はこの時期の村上の変化を表すキーワードとして注目され多数の評論家に取り上げられた。 また村上は作品の題材とした震災と地下鉄サリン事件の二つの事件について、この2つは彼にとって別々のものではなく、「ひとつを解くことはおそらく、もうひとつをより明快に解くことになるはずだ」(『辺境・近境』)と考えたと語っている。このため、『神の子どもたちはみな踊る』に収められている作品はすべて震災が起こった1995年の1月と、地下鉄サリン事件が起こった3月との間にあたる2月の出来事を意図的に描いている。 
               
        
        土星期から水星期へ-国際的な評価高まる- 
        村上春樹はこの頃、フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞といった国際的な文学賞を続けて受賞し、2006年度のノーベル文学賞の有力候補として注目された。 
        月と木星はガージャケーサリーヨーガを形成している。 
        他にも6室の象意として明らかなのは、2009年のイスラエル賞の授賞式では、イスラエルによるガザ侵攻について、ペレス大統領の前で批判した。 
        
           
            村上春樹が東電と「効率社会」批判 スペインでのスピーチ内容に賛否両論原発事故による悲惨な結果を招いたのは、建設した者が津波を予想していなかったことなどを挙げたうえで、「何百年かに一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったから」「政府も、原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます」などと批判した。 一方で、批判的な意見や疑問も少なくない。「『効率』だけを求めて生きてきたから、このような事故を引き起こしてしまったんだろうか。たとえそうであっても僕らは簡単に『効率』を捨てることができるのだろうか」「彼自身が被災地にいたのなら、もっと違う角度で切り込みが出来ただろうに残念」「そんなに発言力があるのに反原発を叫ばなかったの?」「(想定の有無や効率よりも、東電の)事後の対応のまずさも大きいのでは」「外国で言わずに日本のマスコミの前で言ってください。インタビューを生中継で受けてその場で話して下さい」などだ。 当時、ガザの騒乱でイスラエル政府が非難されている中で、出席すべきではない、との批判もあった。 
              スピーチの中で村上さんは「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立つ」と言い、個人と社会のあり方を「卵」と「壁」にたとえた。   
        
         
        これは11室の象意がある一方で、6室の象意も混在するという状況であり、この複雑な状況をもたらすことのできる配置は、11室支配の水星が、9室支配で6室で高揚する火星と6室で接合する配置なのである。 
         現在、マハダシャーは水星期で、アンタルダシャーはおそらく太陽期である。太陽は水星からみて8室支配で12室に在住して、5室支配の金星と接合している。 
        従って、彼は今、才能(創造性)の枯渇に苦しんでいるはずである。 
        村上春樹の作風と人物像について振り返る 
          
        村上春樹が獅子座ラグナであるとすると、彼の作家としての才能や作品のテーマ、作風といったものについて納得できるのである。 
        獅子座ラグナから見ると、ラグナロードの太陽が5室に在住し、5、8室支配で自室に在住する木星や3、10室支配の金星と接合しているが、この強力な射手座5室で形成される1−5、5−10室のラージャヨーガが彼の創造性の源である。ラグナロードが5室に在住していることから、人生のテーマが創作活動であり、作家として作品を生み出すことであったと考えられる。その5室の惑星群は11室にアスペクトしているため、創作活動を通して、高い評価を受け、そこから収入も得られることを表わしている。 
          こうした5室への吉星群の集中はまさに芸術家にとって理想的な配置である。 
        射手座とは高く飛翔する星座であり、その跳躍力はとてつもない。国際的に評価され、ノーベル文学賞にまで手が届かんとした勢いは、まさに彼の5室が射手座であるところから来ていると思われる。 
        然し、彼は日本の純文学を志向する文学青年とは一線を画して、スコット・フィッツジェラルド、トルーマン・カポーティ、リチャード・ブローティガン、カート・ヴォネガット、レイモンド・チャンドラーといったアメリカの文学者たちの作品を愛好し、またジャズ音楽(これもアメリカ発祥の音楽)を好んだ。 
        アメリカ国民はその成立の歴史を通して、拡大志向や、物質的繁栄と言った価値観を身につけたと言える。 
        つまり、成功哲学というのは、精神的に豊かになり、幸福になると同時に、お金持ちや、物質的に豊かになることも目指すのである。 
        
        また、この射手座の精神とは、つまり、アメリカの物質主義の精神そのものではないかと思うのである。 
         
        おそらく村上春樹は5室に惑星集中することによって、このアメリカ文明の中の物質志向や、フロンティア精神に惹かれているのである。 
        アメリカの建国図を見ても、5室が射手座に該当するが、射手座の5室がアメリカ人の考え方や理想のように思われる。 
         ワタナベトオル、キズキ、直子といった3人組みの仲良しの友人たちがいて、その中の1人が自殺することによって、残りの2人が心に傷を負って生きていくという青年の心の苦悩の物語なのであるが、私は、この友人の自殺についても、その結果、直子が精神病になることにも、リアリティを全く感じられなかった。 
        何か、親友の自殺というセンセーショナルな事件を作品の中に持ち込んで、それを安易に現代社会の問題である心の病(精神病)の問題に結びつけているが、そこにリアリズムがないのである。 
        何故かというと、精神病というのは、もっと母親、父親とか、濃密な家族関係をベースにして発病するものであり、もっと距離の近い血縁関係の中での繊細な問題なのである。 
        三島由紀夫との共通点 
          
        非常に興味深いことであるが、以前から何度か言及してきた三島由紀夫と、村上春樹の出生図の5室が似ているのだ。 
        
        三島由紀夫は、”人工性・構築性にあふれる唯美的な作風"(wikipediaより)と評価されており、 
          作品のために自らの文体を変えたり、非常に技巧的な作家であった。  
        
           
            ボディビルを始めた同年の1955年(昭和30年)11月には、京都に取材に行き、1950年(昭和25年)に起こった、青年僧による金閣寺放火事件を題材にした次回作の執筆にとりかかる。『仮面の告白』から取り入れていた森鴎外的な硬質な文体をさらに鍛え上げ、「肉体改造」のみならず「文体改造」も行った。その双方を磨き上げ昇華した独特の壮麗な文体を確立し、広く高い評価を得たのが長編小説『金閣寺』である。 この作品は1956年(昭和31年)1月から10月まで「新潮」に連載され、三島文学の代表作となった。(wikipedia 三島由紀夫より引用抜粋)  
        
        同じく、村上春樹も、作品のために人称を変化させるといった試みをしたり、隠喩の用い方が巧みなことで知られている。 
        
           
            一人称の中に手紙や回想が挿入される『ねじまき鳥クロニクル』、すべて三人称で書かれた『神の子どもたちはみな踊る』、一人称と三人称が交互に現れる『海辺のカフカ』、三人称に「私たち」という一人称複数が加わる『アフターダーク』と、作品で人称の変化について様々な試みを行なっている 。(wikipedia 村上春樹より引用抜粋)  
        
        非常に技術的に巧みであり、積極的に実験をしたり、新しいものを取り入れたりといった冒険精神に富んでいることが分かる。 
        
           
            この時期には、三島文学が翻訳を介しヨーロッパやアメリカなどで紹介されるようになり、舞台上演も数多く行われた (世界各国への三島文学紹介者として、アイヴァン・モリス、ドナルド・キーン、エドワード・G・サイデンステッカーなどが著名である)。以降、三島作品は世界的に高く評価されるようになる。国連事務総長だったダグ・ハマーショルドは、1961年(昭和36年)に赴任先で事故死の直前に、『金閣寺』を読了し、ノーベル財団委員宛の手紙で大絶賛したという。 また、『真夏の死』、『宴のあと』は、フォルメントール国際文学賞第2位を受賞した。ドナルド・キーンは、「三島以前の日本文学者の翻訳は、特殊に研究している人や関心のある人によって読まれていたが、三島の場合は一般の人達まで興味を持って読まれている。 『サド侯爵夫人』は古典劇にも近いために、フランスでは地方の劇場でも上演されている。それは特別な依頼ではなく、見たい人が多いから 」としている。(wikipedia 三島由紀夫より引用抜粋)  
        
        二人に共通するのは、非常に文章が巧みでテクニシャンであるということである。 
        
           
            三島文学の文体は、終始レトリックを多様に使っているところが最大の特徴である。日本人作家でありながら、その表現方法は、他の日本人作家よりも、外国人作家に近い。 長岡實は、「日本の文学愛好者の中にはどちらかというと淡泊でむしろ余韻のある文章を好んで読む傾向があるが、三島作品はどちらかというと濃密な表現を積み重ねていく文学である。こうした点で外国の文豪にも通じ、世界的に高い評価を得ているのではないか?」と分析している。代表作の一つ『仮面の告白』の題については、「仮面を被る」のが告白と反対になる概念であるが、両者をアイロニカルに接合している事が指摘される 。『純白の夜』、『愛の渇き』、『美徳のよろめき』、『春の雪』なども、反対の概念をアイロニカルに組み合わせた題の例である。(wikipedia 三島由紀夫より引用抜粋)  
        
         この三島の文体についての記述は、村上春樹が、自分の文体について様々に実験的に試みたり、非常に巧みな筆力があったことと共通している部分である。この筆力というものは、元々能力の高い射手座から来ていると思われる。 
         
        つまり、この二人の作品は、無国籍的で、普遍性があり、海外の人たちの間で一般受けするのである。家族や家族愛を描かない村上春樹   
          
        これは何故かと考えると、民族や伝統、家族愛、祖国愛、人情、母親、先祖といった土着の生々しいしがらみを表わす蟹座が射手座からみて8室(苦悩)だからである。 
        射手座の人たちは、民族とか伝統が苦手なのである。 
        
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        日本の民族主義者という立場から、団塊の世代を代表する村上春樹の作品が、世界平和や社会主義的な理想を求めて、全共闘運動に没頭する当時の戦後的価値観の中で、民族や伝統といったものから距離を置きつつ、また社会主義運動といった当時の集団的な社会運動からも一定の距離を置きながら、理想を追求した彼の独自の試みが挫折して破綻したのだと、痛烈に批判している。 
           
         
        それは蟹座の民族主義者からの射手座に対する批判に思えてならない。 
        因みに村上春樹は、よくジーンとTシャツで講演をしているようであるが、そのラフなスタイルはまさに獅子座の特徴である。マハダシャー水星期に彼の文学はどこへ向かっていくのか?   
        村上作品の中で、いまだかつて無いほど、面白くないという評価なのである。 
        水星は文筆の惑星であり、また月からみて5室の支配星であるため、彼は今後も創作を続けていくと思われるが、作品が面白くないという評価も今後も付きまとうことが予想される。 
        『ノルウェーの森』は木星期の創作であり、理想主義や、希望に溢れていた。 
          
        『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の最後の場面で、主人公が、以下のように過去を肯定して語る場面があるという。 
        
           
            「すべてが時の流れに消えてしまったわけじゃないんだ」   
        
          村上春樹はどこへ向かっているのか? 
        その歩み自体は、読者は皆、興味深く、見守っていたのである。 
        そして、最終的に彼は良識ある知識人として、モラルの欠如を批判する、批評家となった。 
         
        従って、今の村上文学からは読者は学ぶことが難しい。  
          
        
           
            村上春樹「バカ売れ新作を爆笑問題・太田光がクソミソ酷評!」初期の作品は大好きですが、『ノルウェイの森』から変わったなと思っています。 10万部で終わっていた人が100万部という別のステージに行ったということなんでしょう。『羊三部作』が好きだったファンには裏切りに映るのかもしれませんが、逆に声の届く範囲が広がったとも言える。海外に拠点を移して以降は、文章が日本人読者だけを対象にしていないという印象も受けますね。描写も翻訳を前提にしているような書き方になった気がします」  
           
            部品はみんな村上春樹なんだけど、なんにも面白くない。「多崎つくる」メッタ斬り!の凄い毒舌今回、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』には、これまでにないくらい失望させられました。読む前と読んだあとでは、自分の中の村上春樹観が変わったくらいの衝撃的ながっかり感。 部品はみんな村上春樹なんだけど、なんにも面白くない。「村上春樹って、いったいなにが面白かったんだっけ?」と。   
        
         
          
        
           
            西暦 年月 出来事 V.Dasha C.Dasha Transit  
           
            1949年 1月12日   京都府京都市伏見区で生まれる。 火星/木星 獅子座/乙女座  
           
            1961年  西宮市立香櫨園小学校卒業。 ラーフ/土星 乙女座/牡羊座  
           
            1964年  芦屋市立精道中学校卒業。 ラーフ/水星 乙女座/獅子座  
           
            1967年 兵庫県立神戸高等学校卒業。 ラーフ/金星 蠍座/天秤座  
           
            1968年  早稲田大学第一文学部に入学、演劇専修へ進む。在学中は演劇博物館にて映画の脚本を読みふけり、映画脚本家を目指してシナリオを執筆などもしていたが、大学へはほとんど行かず、新宿でレコード屋のアルバイトをしながら歌舞伎町のジャズ喫茶に入り浸る日々を送る。 ラーフ/金星 蠍座/牡羊座  
           
            1971年 高橋陽子と学生結婚する。 ラーフ/火星  射手座/乙女座  木星R:蠍座4室 、7室 、10室  
           
            1973年 国分寺にジャズ喫茶『ピーターキャット』を開き、オーナーとなる(1977年に千駄ヶ谷に移転)。 木星/木星  射手座/蟹座   
           
            1974年 国分寺にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開店(店名は以前飼っていた猫の名前から、夜間はジャズバー)。開店資金は500万円で、半分は夫婦でアルバイトをして貯め、残りは高橋陽子の両親からの借金であった。 木星/土星  射手座/双子座   
           
            1975年  早稲田大学第一文学部映画演劇科を卒業(7年間在学)。 木星/土星  射手座/牡牛座   
           
            1977年 ジャズ喫茶「ピーター・キャット」を千駄ヶ谷に移す。 木星/水星 射手座/魚座  
           
            1979年  店の近所にあった明治神宮野球場でプロ野球の試合を観戦中に小説を書くことを思い立ったという。それからはジャズ喫茶を経営する傍ら、毎晩キッチンテーブルでビールを飲みながら作品を書き続けて『群像』に応募。 木星/ケートゥ 射手座/山羊座  
           
            1980年 「1973年のピンボール」で第83回芥川龍之介賞および第2回野間文芸新人賞候補となる。 木星/金星 射手座/射手座  
           
            1981年 ジャズ喫茶『ピーターキャット』を友人に譲り、小説家業に専念。 木星/金星 山羊座/射手座  
           
            1982年 初の翻訳集『マイロストシティー フィッツジェラルド作品集』を刊行。 木星/金星 山羊座/天秤座  
           
            1985年 2つの物語が交互に進行していく長編『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』発表、第21回谷崎潤一郎賞受賞。 木星/火星 山羊座/魚座  
           
            1986年  10月 ギリシャ・ローマ旅行開始、1991年まで日本との間を行き来する生活を送る。 木星/ラーフ 水瓶座/牡羊座   
           
            1987年 『ノルウェイの森』を発表し、上下430万部を売るベストセラーとなる。これをきっかけに村上春樹ブームが起き、以後は国民的支持を集める。 木星/ラーフ 水瓶座/牡牛座  
           
            1989年 『羊をめぐる冒険』の英訳版がアメリカで出版される。 土星/土星 水瓶座/乙女座  
           
            1990年  1月 ヨーロッパ滞在より、帰国。 土星/土星 水瓶座/天秤座  
           
            1991年  1月 ニュージャージー州プリンストン大学の客員研究員として招聘され渡米する。前後して湾岸戦争が起こっており、のちに「正直言って、その当時のアメリカの愛国的かつマッチョな雰囲気はあまり心楽しいものではなかった」と述懐している。 土星/水星 水瓶座/射手座  
           
            1992年 在籍期間延長のため客員講師に就任、現代日本文学のセミナーで第三の新人を講義、サブテキストとして江藤淳の『成熟と喪失』を用いる。(92年から1年間は、客員講師として大学院で週にひとコマのセミナーを担当)。 土星/水星 魚座/牡羊座  
           
            1993年 タフツ大学に移籍。 土星/水星 魚座/獅子座  
           
            1994年 『ねじまき鳥クロニクル 第1部』『同 第2部』刊行 土星/ケートゥ 魚座/射手座  
           
            1995年 1月-3月 1995年、1月に起こった阪神・淡路大震災と、3月に起こった地下鉄サリン事件に衝撃を受ける。 土星/金星 牡羊座/牡牛座   
           
            1995年  5月 4年間にわたる米国滞在を終え帰国。 土星/金星 牡羊座/牡牛座   
           
            8月 『ねじまき鳥クロニクル 第3部』刊行。 土星/金星 牡羊座/牡牛座   
           
            1996年  『ねじまき鳥クロニクル』で第47回読売文学賞を受賞。 土星/金星 牡羊座/双子座  
           
            1997年 地下鉄サリン事件の被害者へのインタビューをまとめたノンフィクション『アンダーグラウンド』刊行。 土星/金星 牡羊座/蟹座  
           
            1999年 『アンダーグラウンド』の続編で、オウム真理教信者へのインタビューをまとめた『約束された場所で―underground 
              2』により第2回桑原武夫学芸賞受賞。 土星/月 牡羊座/天秤座  
           
            2000年 神戸の震災をテーマにした連作集『神の子どもたちはみな踊る』刊行。のちに『神の子どもたちはみな踊る』は映画化される。 土星/月 牡羊座/蠍座  
           
            この時期、社会的な出来事を題材に取るようになったことについて、村上自身は以下のように「コミットメント」という言葉で言い表している。「それと、コミットメント(かかわり)ということについて最近よく考えるんです。たとえば、小説を書くときでも、コミットメントということがぼくにとってはものすごく大事になってきた。 土星期〜   
           
            2002年 初めて少年を主人公にした長編『海辺のカフカ』発表。 土星/ラーフ 牡羊座/水瓶座  
           
            2003年 高名なアメリカ文学の新訳を手がけている。『ライ麦畑でつかまえて』のタイトルで親しまれてきたサリンジャーの長編の新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を皮切りに、フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』、チャンドラー『ロング・グッドバイ』、カポーティ『ティファニーで朝食を』と、たて続けに刊行している。 土星/ラーフ 牡羊座/魚座  
           
            2004年 カメラ・アイのような視点が登場する実験的な作品『アフターダーク』を発表。 土星/ラーフ 牡牛座/牡羊座  
           
            2005年 『海辺のカフカ』の英訳版Kafka on the Shoreが『ニューヨーク・タイムズ』の"The 
              Ten Best Books of 2005"に選ばれ国際的評価の高まりを示した。 土星/木星 牡牛座/魚座  
           
            2006年 フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞(en:Frank O'Connor 
              International Short Story Award)と、国際的な文学賞を続けて受賞。特にカフカ賞は、前年度の受賞者ハロルド・ピンター、前々年度の受賞者エルフリーデ・イェリネクがいずれもその年のノーベル文学賞を受賞していたことから、2006年度ノーベル賞の有力候補として話題となった。同年の世界最大規模のブックメーカーである英ラドブロークス(en:Ladbrokes)のストックホルム事務所による予想では、34倍のオッズが出され18番人気に位置(受賞は同予想で1位のオルハン・パムク)。2007年の同予想では11倍のオッズ、6番人気とさらに評価を上げている。また近年の年収は海外分が既に国内分を上回っており、事務所の仕事量も3分の2は海外とのものであるという。 土星/木星 牡牛座/山羊座  
           
            2007年 2006年度朝日賞、第一回早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。リエージュ大学(en:University 
              of Liege)より名誉博士号を受ける。 水星/水星 牡牛座/蠍座  
           
            2008年 6月3日 プリンストン大学は村上を含む5名に名誉学位を授与したことを発表した。村上に授与されたのは文学博士号である。カリフォルニア大学バークレー校より第1回バークレー日本賞を受賞。 水星/水星 牡牛座/乙女座  
           
            2009年 2月 エルサレム賞を受賞。当時はイスラエルによるガザ侵攻が国際的に非難されており、この受賞については大阪の市民団体などから「イスラエルの戦争犯罪を隠し、免罪することにつながる」として辞退を求める声が上がっていた。しかし村上は賞を受けエルサレムでの授賞式に出席する。記念講演では「この賞を受けることがイスラエルの政策を承認したとの印象を与えてしまわないかと悩んだ」ことを告白し、その上で「あまりに多くの人が『行かないように』と助言するのでかえって行きたくなった」「何も語らないことより現地で語ることを選んだ」と出席理由を説明した。そして「高くて固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」と、イスラエル軍によって1000人以上のガザ市民が命を落としたことをイスラエルのペレス大統領の面前で批判した。さらに「私たちはみな国籍や人種・宗教を超えてまず人間であり、『システム』という名の壁に直面する壊れやすい卵なのです」と語った。スピーチの途中からペレス大統領の顔はこわばってきたという 
              。  
              水星/水星 
             
            牡牛座/獅子座  
           
            2009年 5月、11月、12月 長編小説『1Q84』を刊行、同年11月の段階でBOOK1と2の合計223万部の発行部数。同作品で毎日出版文化賞受賞。  水星/ケートゥ  牡牛座/蟹座  
           
            2011年 6月 カタルーニャ国際賞を受賞。副賞である8万ユーロ(約930万円)を東日本大震災の義援金として寄付する。カタルーニャ国際賞の受賞スピーチでは日本の原子力政策を批判した。 水星/金星 双子座/牡牛座   
           
            2012年 9月28日 『朝日新聞』朝刊にエッセイ「魂の行き来する道筋」を寄稿した。その中で、日中間の尖閣諸島問題や日韓間の竹島問題によって東アジアの文化交流が破壊される事態を心配して、「領土問題が「感情」に踏み込むと、危険な状況を出現させることになる。それは安酒の酔いに似ている。 水星/金星 双子座/魚座   
           
            2013年 4月12日 最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 を発表。 水星/太陽 双子座/水瓶座  
           
            wikipedia  村上春樹 より引用抜粋、一部編集  
        
          
        (参考文献・資料)