占星コラム



2013/5/15 天才投資家・B・N・F氏のチャート

ウォーレン・バフェットの出生図を検証するうちに以前、マスコミを賑わした個人投資家のB・N・F氏の出生図との興味深い関連に気がついた。

B・N・F氏がマスコミに初めて姿を表したのはジェイコム誤発注事件で、
莫大な利益を上げた個人投資家として注目された時である。

2005年12月8日に新規上場したジェイコム(人材派遣業)の株式において、みずほ証券の男性担当者が、

「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤発注した事件において、B・N・F氏はこの誤発注されたジェイコム株をわずか10分程度の間に40億円以上を投入し、20億円以上を稼いだという。

まず、この棚から牡丹餅的な状況において、莫大な利益を上げたB・N・F氏には8室の(突然、不労所得、権利収入)の象意が強く出ていることが確認できるのである。
61万円の株を1円で大量に取得出来たという状況は、あたかも宝くじに当たったかのような状況であり、しかもその状況は誤発注というハプニングによって突然(8室)、やってきたのである。

BNF氏の過去の出来事のタイミングを検証した結果、ラグナは、蠍座ラグナであり、そうすると、ウォーレン・バフェットの出生図との間に大きな共通点が見出される。



バフェットの出生図の検討で、月をラグナとすると、ラグナロードで8室に在住して、2、5室支配の木星と接合する火星が、1−2、1−5のダナヨーガを形成する配置が、バフェットに株式投資による莫大な不労所得をもたらしていることが明らかになったが、このB・N・F氏がこれだけ莫大な資産を株式取引から得ているとすれば、特別なダナヨーガがなければならない。

そのような観点から、可能性のあるラグナを絞り込んだところ、蠍座ラグナで、バフェットと同じ8室で木星と、火星が接合する配置である可能性が浮上して来たのである。

この配置は、ちょうど、ラグナと、月がバフェットと入れ替わっており、バフェットと同じようにラグナからも月から見ても木星と火星はダナヨーガを形成している。


実際、ダシャーバランスを検討してみると、マハダシャー火星期に入った2002年半ば頃から、 資産が爆発的に増大していることが確認できる。

ジェイコム誤発注事件の2005年12月は、火星/水星期となり、マハダシャーロードの火星は8室に在住し、アンタルダシャーロードの水星は8、11室の支配星で、まさに8室の象意が顕現するタイミングであった。


(wikipediaより引用抜粋)

火星期は2009年5月まで続くが、主にこの火星期において、異常なまでに巨額に資産が膨れ上がっている。

火星はラグナロードで、8室に在住し、2、5室支配の木星と接合し、9室支配で2室に在住する月と相互アスペクトして、2−9、5−9、1−2、1−5、1−9のダナヨーガを形成しており、2−8室の軸が強力であることが分かる。

バフェットの月ラグナの場合は、2室に土星が在住しているため、むしろ、この2−8室の軸に限れば、B・N・F氏の方が強いダナヨーガを形成していると言うことができる。
然し、トータルで見た場合、バフェットは10室で高揚するバドラヨーガの水星が、減衰する6室支配の金星と接合して、ニーチャバンガラージャヨーガを形成すると共に6室支配の金星が減衰していることから、特別な法則でラージャヨーガ的な働きをしているため、この配置が、ビジネスマンとしての経営の手腕を与えている。

実際、バフェットは割安の株価を大量に取得し、経営権を獲得した後で、事業を建て直しするという有能な経営者でもあった。

一方で、B・N・F氏の出生図では、8、11室支配の水星は4室に在住して、10室支配の太陽と接合しているが、

太陽は4室支配の土星と4−10室で星座交換している。

10室の支配星と4室の支配星が星座交換していることから、不動産に関心が高いことを表わし、8室の支配星が4室に在住していることから、不動産からの権利収入という象意が確認でき、4室が強いこと自体は不動産賃貸業によい配置である。

2008年に秋葉原駅前の地上10階・地下1階の商業ビル「チョムチョム秋葉原」の所有権を90億円程度で取得したというのは、おそらく、火星/太陽期である。


アンタルダシャーの太陽が10室支配で4室(不動産)に在住し、4室の支配星と星座交換しているため、立派な不動産を取得したことが分かる。

また2007年、2008年と、メディアの取材が相次ぎ、テレビ番組に出演して久米宏とも対談しているが、おそらく、この時期は火星/金星期である。

金星はラグナから見て、7室支配で5室(3室から3室)で高揚しており、メディアへの露出やパフォーマンスをするタイミングである。

また5室で高揚していることから、久米宏との対談というクオリティの高い番組にも出演している。安っぽい番組ではない。


また金星から見ると金星は3、8室の支配星であるため、やはり3室(メディア、パフォーマンス)の象意が強調されている。 2005年12月8日のジェイコム事件が、メディアで事件として報道され、その直後にしばしば雑誌やテレビの取材に顔を伏せて答えていたとwikipediaに記されている。

水星は月からみて3室(メディア)に在住しており、またラグナから見ると8室の支配星であるため、取材の当初は顔を伏せて、自分の身分を秘密(8室)にして、メディアに回答していたということも理解できる。

2009年5月からマハダシャーラーフ期に移行すると、オリックスの個人筆頭株主になったり、四季報などに大株主として名前を連ねるようになり、この時期から明らかに11室に在住するラーフの象意が現われ始めている。

11室に在住するラーフは11室の支配星のように振る舞うが、7室支配の金星、ラグナロードの火星からアスペクトされて、ラージャヨーガを形成している。



11室は称号、高い評価を表わし、世間的にも認知されて、成功者として、ステータスを確立する時期である。

権威ある著名人になるというのも11室の象意である。


このラーフ期に入った時には、個人のデイトレーダーという立場を超えて、次元の違う世間の評価を得るようになったと言える。

そして、 2011年には、秋葉原の商業ビル「AKIBAカルチャーズZONE」を購入しているが、ラーフ期は、ステータスを確立すると共に、ラーフのディスポジターである水星は太陽と共に4室に在住していることから、不動産所有や、不動産賃貸業に興味を持つことを示している。

そして、メディアの報道によれば、ラーフ期に以降のB・N・F氏の動向は、公には全く伝わっていない。

引退?死亡?資産200億円の投資家、BNF氏の今
2010年10月23日 13時10分 YUCASEE media

 資産200億円の日本一のデイトレーダーとして知られるBNF氏だが、昨年以降メディアに全く姿を見せなくなり、関係者も連絡が取れなくなっている。BNF氏は2009年にオリックスの発行済株式1.16%、107万株を購入しているが、それ以降は何を売買しているのか。

 BNF氏が2010年に売買した株式銘柄は何なのか、「ダイヤモンドZAI」12月号が四季報大株主欄を参考に、同氏が買った株でいくら稼いだのかを検証している。それによると、リサ・パートナーズで損をした可能性があるが、兼松で約1545万円、JUKIで約1375万円、河合楽器で約2300万円など、他の銘柄全てで1000万円以上を稼ぎ、やはり着実に儲けを出しているようだ。

 個人投資家が集まれば、音信不通・消息不明になっているBNF氏の現況が話題にのぼる。「六本木や歌舞伎町で豪遊している」という噂や、「もう引退している」という噂、さらには「実は亡くなったらしい」という死亡説まで出ているらしい。日本一の個人投資家の株の売買動向に、今後も注目が集まる。

ラーフ期は既にステータスを確立し、資産を築いてしまった状態であり、実質的には引退に近いのである。

社会的にも認知され、著名人への仲間入りを果たしたのであるが、2−8室の軸で強力なダナヨーガを形成しているマハダシャー月期や火星期程には、今後は株式の売買をする機会も少なくなっていくものと思われる。

B・N・F氏は、インタビューで、株価が気になって海外旅行にも行けないと、漏らしているが、 マハダシャー火星期は、ラグナロードの火星が8室に在住しているため、おそらく部屋の中で、パソコンのモニターに張り付いて、常に株価の動向と売買に集中しなければならず、自由がなかったことが推測される。

ラーフ期に入ると、 ラーフのディスポジターが4室に在住していることから、株式の大部分を売却して、資産を不動産などの実物資産に転換したということかもしれない。


「2011年3集の四季報では全ての大株主欄から名前が消えている」ということから、おそらく、株式を売却して、秋葉原の商業ビル「AKIBAカルチャーズZONE」を購入したということなのである。

そして、今後も株のトレードは続けていくのかもしれないが、ラーフ期は主に不動産賃貸収入を収入の柱に据えるということなのである。

11室は独立という象意があり、独立するが故に、自由にもなる時期である。

社員とか、従業員や、部下を抱える時期であるとも言え、多くの追随者が出来る時期でもある。

今、B・N・F氏は、マハダシャー火星期には手にすることが出来なかった自由を満喫しているに違いない。

因みに久米宏との対談番組に出演しているB・N・F氏を見ると、蠍座を連想させる黒い服を装い、落ち着いていて、陽気ではないが、うちに強い意志(エネルギー)を秘めた人物のように思われ、典型的な蠍座ラグナである。

株式売買の値動きの仕組みを知り尽くし、1億、2億の損失で動じず、また20億儲けても一喜一憂せず、常に冷静であるというパーソナリティーは、非常に熟練、老練しており、転生を繰り返して長い人生経験を積んだ海千山千の人物といった印象を受ける。

この象意は完全に蠍座のジェーシュタの象意である。

物質界での成功と、また精神的な価値も追い求める二面性を持っている。

だからこそ、物質の世界で派手に消費したり、豪遊することには興味がなく、必要なものだけを購入し、カップラーメンで、質素に生活しているのである。

秋葉原の一等地に90億や160億の高層商業ビルを購入する一方で、 自身の生活は無頓着、質素で、食事をカップラーメンで済ませるという、この極端な二面性がジェーシュタなのである。

この辺りの老練さには目を見張るものがある。これは明らかにジェーシュタの象意であり、一つ手前のアヌラーダとは性格的に全く違うことがよく分かる。

その為、私はB・N・F氏のラグナを蠍座のジェーシュタに設定したのである。

ジェイコム誤発注事件で、1円で売り出されたジェイコム株を大量に購入して、莫大な利益を得ることは、このB・N・F氏のダシャーに示されていると言える。

そのような象意は著しく強い8室でしか起こりえないからである。

8室は過去世の深いカルマを表わしており、何らかの理由で、B・N・F氏が、
このジェイコム株で、棚から牡丹餅的な利益を上げるように運命は仕組まれていたのである。

そして、みずほ証券で誤発注した社員も、おそらく誤発注することが、出生図で示されていたに違いない。それはダシャーとトランジットのタイミングで発芽したのである。

別にB・N・F氏と、みずほ誤発注の社員が示し合わせた訳でもなく、それは形而上の世界での因果によって定められ、現象界に顕現したのである。


 

 







西暦 年月 出来事 V.Dasha C.Dasha Transit
1996年〜2000年   ネットトレードを始めた時は大学に在学していたが、卒業までの単位を2科目残したまま中退している。 月/木星
月/土星
月/水星
月/ケートゥ
   
2000年   都内の私立大学法学部3年生の時、それまでの貯金やアルバイトで稼いだ160万円を元手に株式投資をスタート。 月/ケートゥ
月/金星
   
2005年 12月8日 新規上場したジェイコムの株式においてみずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤注文し株式市場を混乱させたジェイコム株大量誤発注事件で、 7,100株を取得、同日中に市場で1,100株を売り抜け、残る6,000株(発行済み株式の41.38%)を現金決済(20億3,500万円)していたことが大量保有報告書で分かった。

わずか10分程度の間に当時の自己資金80億円の半分近くである40億円以上を投入し、当日の売買益は不明ながらも、強制決済による清算益だけでも約20億円超を稼いだ計算になる。これは、個人が相場で稼いだ利益としては最高額であるとされる。しかし当人は「いつもと変わらず冷静だった」と語っていた。
2005年の年間所得は109億3208万7288円。
火星/水星   木星:天秤座
土星:蟹座逆行

DT:6室、8室
2006年 2月28日 この事件以降、しばしば雑誌やテレビの取材に顔を伏せて答えていたが、2006年(平成18年)2月28日、テレビ東京の『日経スペシャル ガイアの夜明け』で素顔を明らかにする。

2006年はライブドアショック前に約20億、その後で約30億円を稼いだ。

2006年3月の収益は11億9956万7503円であった。
火星/水星    
2007年   東京スポーツのインタビューでは趣味に競馬を挙げ、馬主になる可能性を示唆した。 火星/ケートゥ
火星/金星
   
2008年 5月17日 2008年(平成20年)5月17日には日本経済新聞の1面に顔写真入りで紹介される。 なお、テレビ出演の初期の頃は本名を名乗っていた。 火星/金星    
2008年   2008年の番組出演に際して対談をした久米宏によると、日本の食糧自給率の低さに関心を持ち、将来農業の立て直しに役立ちたいとの思いがあるとのこと。 火星/金星
火星/太陽
火星/月
   
2008年 9月、10月 リーマン・ブラザーズ株を取得したが、2日後に倒産。この取引で7億円の損失を出し、激昂の余りモニター2台を破壊してしまう。日経平均株価がバブル後最安値を更新した2008年10月でも、資産を210億に増やした。

秋葉原駅前の地上10階・地下1階の商業ビル「チョムチョム秋葉原」の所有権を90億円程度で取得した
火星/太陽
火星/月
   
2009年 6月1日 オリックスの「第46回定時株主総会招集通知」に、第9位の大株主(2009年(平成21年)3月末時点)として記載された。持株数は107万株、議決権比率で1.19%を保有する個人筆頭株主にあたる。 ラーフ/ラーフ    
2009年 12月4日 みずほ証券が東京証券取引所(東証)に対して損害賠償を求めていた裁判で、東京地方裁判所が東証に107億円1212万8058円の支払いを命じた。この件について、B・N・Fは「とくに感想はありません。私には関係のないことですが、個人が誤発注をしても誰も助けてくれないことに変わりはないので、私自身、これからも誤発注をしないよう気をつけるだけです」と語った。 ラーフ/ラーフ    
2010年 3月31日 2010年(平成22年)3月31日の時点で、以下の企業の大株主となっていたことが、四季報などから明らかになった。

JVC・ケンウッド・ホールディングス…第2位株主、持株数=53,000,000株、持株比率=5.48%

兼松…第7位株主、持株数=5,150,000株、持株比率=1.22%

河合楽器製作所…第4位株主、持株数=2,300,000株、持株比率=2.69%

蛇の目ミシン工業…第5位株主、持株数=3,150,000株 持株比率=1.6% JUKI…第2位株主、持株数=5,500,000株、持株比率=4.2%
ラーフ/ラーフ    
2010年 6月30日 2010年(平成22年)6月30日の時点で、以下の企業の大株主となっていたことが、四季報などから明らかになった。

リサ・パートナーズ…第7位株主、持株数=7,440株、持株比率=2.10%
ラーフ/ラーフ    
2011年   秋葉原の敷地面積800平方メートル、地上6階、地下2階建ての商業ビル「AKIBAカルチャーズZONE」を購入していたことが明らかになる。170億円はすると見られている。

(注 ラオックスの発表では60億円とされている)[10] 以前購入した「チョムチョム秋葉原」と合わせて不動産の資産だけで260億円に達する。ただ、2011年3集の四季報では全ての大株主欄から名前が消えている。
ラーフ/ラーフ    
2012年 3月31日 2012年(平成24年)3月31日の時点で、以下の企業の大株主となっていたことが、IR情報から明らかになった。

川崎汽船…第6位株主、持株数=24,531,000株、持株比率=3.20%
ラーフ/木星    
wikipedia B・N・Fより引用抜粋、一部編集


(参考文献・資料)

wikipedia B・N・F