占星コラム


2012/8/7 苫米地英人について


最近、常に書店の平積みのコーナーには苫米地英人氏の著作が並べられていた。

ごく最近だと「洗脳広告代理店 電通」とか、「正義という名の洗脳」とか、「宗教の秘密」といったタイトルの本である。

オウム事件で元信者の脱洗脳を行なったことで有名となり、”洗脳”という分野はすっかり、彼の専売特許のようになっているが、自身でも日本における唯一の洗脳のスペシャリストという自負があるようだ。

実際、そうではないかと思われる。彼が翻訳した「CIA洗脳実験室」という本はアメリカのCIAが極秘に行なった洗脳実験(MKウルトラ作戦)の真相について、日本に紹介したが、洗脳のメカニズムについて大衆に分かりやすく啓蒙したことは、その評価に値する。

その苫米地英人氏であるが、私は彼の著作を何冊か読んでおり、非常に関心を持ち続けてきていたが、出生時間が分からない為、詳細な分析が出来ず、ラグナの特定に時間を費やしてきたが、分からないため、暫く放置してあった。

最近、『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』を再度、チェックした所、ようやく、これでいいのではないかという見当がついたので、以下に文章をまとめたのである。

メディアへの登場

苫米地英人氏はオウム事件の捜査が本格化してきた中で、オウムの元信者の脱洗脳を図る専門家という立場で、マスメディアに度々登場するようになった。

1996年には洗脳を解いた元オウムシスターズ(美人4姉妹)の長女と結婚して、当時、金屏風の前で堂々と結婚会見を開いて物議を醸している。

但し、この頃は、苫米地英人に注目する人はまだ少なかったのではないかと思われる。

当時の写真を見ると、専門に秀でた学者肌の人物といった感じで、線が細い印象であり、今のような時代の寵児となる程のカリスマは見られない。

ちょっと専門家がメディアに呼ばれてテレビ番組に出演したという感じであった。

その後、1997年に2月18日、19日には、日本テレビの『きょうの出来事』が、国松警察庁長官狙撃事件についての検証番組で、「長官狙撃自白の全記録」と題して苫米地が元巡査長の記憶をよみがえらせた過程の記録ビデオの一部を放送するなどし、その後、メディアへの露出の頻度も高まっていくが、

2000年の『洗脳原論』(春秋社)の出版を皮切りに次々と、洗脳やマインドコントロールをテーマとする著作を発表し、その後、 それは自己啓発というテーマに発展し、 認知心理学や脳科学の最新の成果やスコトーマ、ホメオスタシス、コンフォートゾーンといった認知心理学や生物学の概念、あるいはそれらを自ら脚色した専門用語を使ってナポレオンヒルの『思考は現実化する』など以前から存在する自己啓発の理論を焼き直ししたような願望実現の理論(著作)を発表するようになって、今に至っている。

自己啓発のカリスマ教師として

最近は米国のルータイス氏が開発した教育プログラム(TPIE)を日本に導入する活動を盛んに行なっており、苫米地ワークスという道場で、そうした内容のトレーニングを受講者に施している。

ここ4〜5年で苫米地英人氏は非常に早いペースで、著作を出版し続けており、勝間和代の自己啓発本や、茂木健一郎氏の脳シリーズなど、大衆向けの自己啓発本が売れるブームに乗って、ここ数年で知名度が飛躍的に拡大したのではないかと思われる。

こうした苫米地英人氏の最近の活躍を考えるにつけて、やはり、そのターニングポイントになったのは、1995年にオウム事件の元信者たちの脱洗脳を助けて、洗脳の専門家としてメディアや雑誌、書籍で語り始め、その専門家としての地位を確固と築いたその時期である。

私の考えでは、この時期がちょうどマハダシャー土星期から水星期への変わり目ではなかったかと思うのである。

この頃からメディアに露出し続けて、次第に貫録も出てきて、カリスマ性が出てきたのは獅子座に在住する水星期に移行したからである。

その前は乙女座に在住する火星からアスペクトされる射手座の土星期で、その当時の写真を見ても、真面目な研究者といった印象で、あまり偉そうな感じはなかった。

文筆、出版、メディアの表示体である水星のマハダシャーに変わってから、突然、カリスマ性や威厳が出てきて、洗脳や機能脳科学といった分野の権威として振る舞い出したというのはそういう理由からである。とにかく今現在の彼の写真を見ると、どれを見ても偉そうな印象である。

それは水星が獅子座で金星と太陽と接合していることから理解できる。太陽はムーラトリコーナの度数に非常に近くて強い配置であり、また度数を見ると、金星は水星と緊密にコンジャンクトしているようである。

従って、水星期に突然、威厳が出て、カリスマ的になり、ファッションもそれなりに決めて、口には葉巻をくわえるというスタイルなのである。

獅子座は演技性の性格でもあるため、そうした偉い自分を演出しているといってもいいかもしれない。

また苫米地ワークスの受講生たちには若い女性も多いらしく、彼のブログなどを見ると、常に受講生か秘書らしき女性たちが、彼の最新の著作を紹介するために本を手に取って写真に写っている。常に女性の受講生や秘書たちに囲まれている印象である。

こうしたことは水星に金星(牡羊座ラグナだったら7室支配)が緊密にコンジャンクトしているからである。

彼のこうした変容が、オウムシスターズの長女との結婚からスタートしたということも、水星に金星が緊密にコンジャンクトしているからである。

水星期は本の出版やメディアへの露出と関係があるという観点から、まさにマハダシャーの水星期の始まりはどこかということになると、メディアへの出演や本の出版に関わり出すきっかけとなった1996年の元オウム信者たちの脱洗脳への取り組みとオウムシスターズの長女との結婚の時点からなのである。

ここから彼の人生が地味な研究者の人生から、著述家、洗脳の権威、自己啓発のカリスマ教師といったものに変わっていくのである。



苫米地英人は牡羊座ラグナである

そのため、この1995年がマハダシャーの水星期になるようにダシャーバランスを修正すると、彼は牡羊座ラグナになる。


あと牡羊座ラグナにしたもう一つの理由は、『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』に載っている彼の哲学、行動理念を読んで、そう思ったのある。

以下がその引用であるが、彼は非常に1番になることへのこだわりがあるのだが、この特徴は牡羊座のものである。

牡羊座は一番でなければ気が済まないのであり、一番最初であること、先頭を行くことへのこだわりがある。

例えば、浜崎あゆみは牡羊座ラグナであるが、彼女は飛行機に乗るときに一番、先頭の席でなければ嫌だといって関係者を困らせるという逸話がある。

牡羊座は常に一番で、先頭を行かなければならないのである。

1位にいることの理由

単純な例でいえば、たとえば港区の徒競争大会で優勝した人がいるとすると、もしかするとその人は世界一かもしれない。しかしその港区で2位だった人は、絶対に港区の2位だ、ということになる。

つまり、徒競争で1位と2位の差というのは、2位と最下位の人の差に比べて、無限大に大きいということだ。だから何事においても1位以外は意味がなく、そのため、私は1位以外には興味がない。

ただし1位であれば、それがどんな小さいユニットであっても構わない。港区の1位の人は、たとえばカール・ルイスのような選手であったとしたら港区1位であり、オリンピックに出たら世界一になれる。少なくともその可能性がある。しかし2位にはその可能性がない。1位と2位の差が2位と最下位の差よりもはるかに大きいというのはそういう意味だ。

1位にしか興味がないというのは、自分が1位になるということに興味があるということよりも、自分がやろうとしたことで、トップになることにしか興味がないということ。そこで1位になることを目指すと、世界で1位になれる可能性があるからだ。

例えば計算機の分野であればカーネギーメロン大学が世界一であることは間違いない。私は当初、イエール大学が世界一だと思っていたが、実際にはカーネギーメロンのほうが世界一だとわかり、そのためにカーネギーメロンに移った。

ディベートと同時通訳をやっていたが、ディベートをやるために上智大学に入った。当時、ディベートの分野では上智が日本で一番だったからだ。

言語学も含めれば、その三分野で日本一となると、選択肢は上智しかなかったから、推薦入学で上智に行った。

私は私がやろうと思っていたことに対して1位のところにしか行っていない。同時通訳をやっていた時にはやはり業界1位のサイマル・インターナショナルに行った。

そうした私の哲学というか行動理念は子供の頃からのもので、特に誰かから強い影響や教育を受けたわけではない。あくまで自分で考えたものだ。

私の親は決して教育熱心ではなく、むしろ教育においては放任主義だったといえるだろう。
ただしそもそも祖父が自民党の国会議員だったから、そういう意味ではいかにも、といった雰囲気がないわけではなかった。(略)
『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』主婦と生活社 P.18-19 より引用抜粋

この上記の記述以外にも一番へのこだわりは自伝の本文中の随所に見られる。

例えば、P.32 「・・・おそらく当時日本人でコンピュータープログラムをやっていた中学生は私だけだったと思う。(略)」とか、 P.89 「・・・もちろんそこはデビッド・ロックフェラーさんしか使えない。そこへ連れて行ってもらった日本人はおそらく私たちが最初だったろう。(略)」とか、他にもあるのだが、1番であること、最初であることを誇る記述が頻繁に出てくるのである。

これは私自身が牡羊座ラグナであるからよく分かる感覚である。




【マハダシャー木星期 1961年〜】

苫米地英人が牡羊座ラグナということで、検証を進めるが、

彼は生まれた後は父親が日本興業銀行に勤めていた関係で、転勤が多く、2年に一度ぐらいの頻度で日本国内を転々と引っ越しをしたり、アメリカに引っ越ししている。そして、1975年か1976年にアメリカから自分だけ先に日本に帰国するのだが、この時までがマハダシャー木星期である。

木星は9、12室の支配星で、父親や海外を表しており、また海外留学を表しているが、8室に在住しているということは、突然、転勤となり、自分の自由意思がないことを表している。父親の転勤の都合に合わせて為すがままに父親について引っ越しをしていくのが、この木星期なのである。

1969年に三島由紀夫の作品を全部読んだと書かれているが、この頃は木星/金星期であり、金星は獅子座に在住して水星と接合している。

三島由紀夫のラグナは獅子座ラグナであり、三島由紀夫の作品を獅子座に在住するアンタル金星期に楽しんで読んだというのはそうした理由である。

そして、1972年に父親のニューヨークへの転勤に合わせてアメリカに引っ越した際に中学を丸1年通う前に飛び級して高校3年のクラスに入り、数学だけ大学の課程で学んだと書いている。

この時期は木星/太陽期であるが、太陽は5室の支配星で5室に在住して、水星、金星と絡んでいる。

5室は教育の内容を表すが、Naval Sign氏の研究によれば、太陽は水星や火星のサポートを得て、高等数学の才能を表すようである。

従って、この時期に中学生2年生にして、大学レベルの数学を学べたというのは5室で自室にあって強い太陽が水星のサポートを得て生み出された象意である。

そして、この時期に趣味としてコンピュータープログラムをやっていたと書かれている。

木星をラグナとすると、5室に外国語、プログラミング言語を表すケートゥが在住し、 9室支配で自室に在住する木星と、ラグナロードの火星からアスペクトされている。
2つのヨーガカラカが絡み吉祥な配置である。

従って、このためにプログラミングの才能をこの頃から発揮し出したということができる。またケートゥは外国語も表わすため、木星期には語学を磨く機会が得られたということではないかと思われる。

そして、このアメリカにいた頃、夏の間はニューヨーク・ミリタリー・アカデミーという軍隊のサマースクールに通い、乗馬、ライフル、ボクシング、レスリング、サッカーや陸上、柔道など、様々なスポーツに親しんだと書かれている。これは非常に多くのレクレーションの機会に恵まれて楽しそうである。このサマースクールで彼は優秀な成績を収めたらしいので、おそらく、この時期は木星/太陽期で正しいのである。金星や水星が絡む強い太陽が5室で自室に在住し、11室にアスペクトしていたからこそ、このようなよい経験が出来たのだと思える。

このように木星期は父親に従って、各地を転々と引っ越しをし、米国などで質の高い教育を受けた時期である。
これは9、12室支配で8室に在住する木星が与えたものであると考えると納得できるのである。



【マハダシャー土星期へ 1977年〜】


1979年で木星期が終わると、次にマハダシャー土星期に移行するが、土星は10、11室支配で9室に在住しているため、再び、留学、高等学問の9室の象意を経験する時期であることが分かる。

また土星から見ると、水星、太陽、金星が9室に集中しているが、これは学問的に成功する配置である。

小室直樹(注)のチャートでも射手座の月から見て、9室の獅子座に水星、金星、太陽が在住するという同じ配置が見られることから、海外留学して、学問研究に打ち込む配置ということができる。

(注:小室直樹は理論経済学、心理学、社会学などを米国で学び、パーソンズの構造機能分析によって『ソビエト帝国の崩壊』で、ソ連崩壊とその過程を10年以上も前から予言した非常に尊敬されている在野の大学者)

この土星期に移行した後、1981年に土星/水星期に入ると、マサチューセッツ大学コミュニケーション学部に(ディベート専攻)留学している。

水星は5室に在住しているが、水星はコミュニケーションやディベート(討論)を表す表示体と考えることができる。

そして、水星はケートゥのナクシャトラに在住しており、ケートゥは言語を表し、5室に絡む時、外国語やコンピュータープログラミング言語を表している。

どちらもこの当時、苫米地氏が取り組んでいた課題ではないかと思われる。

そうして、1983年には外国語学部英語学科卒業し、この時の専門は言語学である。

この間のダシャーは土星/水星→土星/ケートゥであり、アンタルダシャーは言語に関係する水星やケートゥと関係している。

1983年に卒業と同時に三菱地所に入社し、社員の立場のまま、1985年にフルブライト奨学金制度を利用して、イエール大学大学院計算機科学科博士課程に(人工知能)入学している。この頃は土星/金星期である。

然し、この頃、 1年後の1986年8月に彼を慕ってイエールに短期留学した上智大学ESSの後輩・深堀恵美子(元日本テレビアナウンサー:当時入社3年目)と結婚している。

マハダシャーロードの土星はラグナロードの火星にアスペクトし、アンタルダシャーロードの金星は7室の支配星で、金星は結婚を演出する惑星である。

またこの頃、木星が水瓶座11室で逆行し、土星が蠍座8室で逆行しており、5室と7室にダブルトランジットしていた。

従って、この頃はあたかも自分の教え子のような後輩と恋愛をして、恋愛結婚をしたということである。

自伝の中で、いろいろ2人で観光をしたりなどして楽しかったと綴っている。

経歴年表を見ると分かるが、土星/水星→土星/金星→土星/太陽といった時期は、土星からみて9室(高等学問、師匠)に惑星が集中しているせいか、その道の一流の教授から指導を受けている。つまり、グルと関わる時期である。

土星/金星期には、ロジャー・シャンクという人工知能研究の先駆者的な人物の元で指導を受けている。

然し、興味深いのは、苫米地英人が研究の2年目になって、ロジャー・シャンクが1年間の休暇の制度を利用して、パリに行ってしまう。

そのことについて、ロジャーがいなくなったので、困っているので誰か助けてくれないかといった旨をメーリングリストに流して、大きな騒動になってしまったようである。

周囲の学生たちには師匠に対して、謀反でも起こしたかのようなインパクトを与えたようだと、苫米地氏は自伝の中で綴っている。

つまり、この時のダシャーが土星/金星期であるが、土星からみて金星が6、11室支配で9室に在住しているがために師匠(9室)との関係において障害、奮闘(6室)が生じていることを表している。しかも6室というのは攻撃や怒りのハウスであることから、ロジャー・シャンクというアメリカの学会の超大物を批判的に扱う態度として現象化しているのである。

そして、ロジャー・シャンクが休暇中に苫米地英人は、カーネギーメロン大学に籍を移しているので、ロジャーシャンクとは挨拶もせずにそれきり会っていないのだという。

第4章 イエールからカーネギーメロンへの転入

・・・結局カーネギーメロンへと完全に籍を移し、イエールは後に退学することになった。それきりイエールには二度と行っていないので、ロジャーともその後は会っていない。おそらく数多くの弟子の中の留学生の一人のことなどとっくに忘れているのではないかと思うのだが、しかしそのロジャーも今ではカーネギーメロンの教授だそうだから、もし会ったら気まずい思いをするかもしれない。
 そのロジャーには、一度だけ厳しく叱られたことがある。そもそも大学院の1年生など、アメリカであってもとにかく馬車馬のごとく働かされるのだ。急に明日国防総省の人間が来るから明日までにこのプログラムを作れ、と言われたら何が何でもやらないといけない。それが翌日であっても絶対服従の世界なのだ。
 それがなぜ叱られたのかというと、そのイエールの1年目に、私は最初の結婚をしたのだ。
相手は日本のテレビ局に勤めていたのだが、どうしても一緒に行きたいということで、1年間休職してイエールの聴講生としてアメリカにやってきた。
 それを知ったロジャーが「プログラマーは結婚なんかするんじゃない!」と怒ったわけだ。  実際に新婚生活は楽しく、二人であちこち旅行などしていて、長期の休み期間中などは全然大学に行かない時期もあった。ひょっとしたらそのことが原因でパリに連れていってもらえなかったのかもしれないと思うほどだ。(略)

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』P.123-124より


まさに師匠とのすれ違い(6−8の関係)を表しており、これは土星からみて6室支配の金星が9室に在住していた効果である。

自伝によれば、 メーリングリストの騒動がきっかけでメールをくれたハイミー・カーボネルというカーネギーメロンの人工知能プロジェクトのリーダーをしていた人物から連絡が来て、カーボネルから弟子の富田勝氏を紹介してもらったことがきっかけで、カーネギーメロン大学に行くことになったようだ。

苫米地氏によれば、カーネギーメロン大学というのはコンピューターサイエンスの研究については他を圧倒している、つまり、世界で一番なのだという。

1987年にカーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科博士課程転入して、研究員として活動する間に世界初の音声通訳システムを開発している。

つまり、このカーネギーメロンに移籍した時期から土星/太陽期に移行しており、太陽は強いため、設備などが整った世界で一番の大学で、良い師との出会いがあり、世界初の音声通訳システムを開発出来たのは、ラグナから5室で金星と水星と絡む強い5室支配の太陽期で、土星からも9室支配で9室自室に在住する強い太陽のアンタルダシャーの時期であったからである。

太陽は5室の支配星で創作活動に関わるため、音声通訳システムを創ることが出来たのである。

そして、1992年に帰国して、徳島大学助教授(工学部知能情報工学科)となって情報システム工学を教えているが、この時は土星/ラーフ期である。

翌年、1993年にはカーネギーメロン大学大学院博士課程修了し、徳島大学助教授(工学部知能情報工学科)として、知能情報工学輪講、並列分散処理システム等を教えている。(土星/ラーフ)

乙女座に在住するアンタルラーフ期に工学部に所属して、工学関連の科目を教えていることは非常に興味深い。ラーフは工学に関係するからである。

またラーフは乙女座に在住しているが、ディスポジターの水星は獅子座5室で、太陽、金星と接合して、ケートゥのナクシャトラに在住している。

従って、基本的に言語学やプログラミングに関係することをテーマとして学習する状況にはいるのだが、アンタル・ラーフ期の時期には工学に関わることになっている。

因みにマハダシャー土星期に理数系の人工知能といったコンピュータサイエンスの最先端の学問を研究していたのは、10室支配の土星が9室に在住して、そこにラーフと絡む火星がアスペクトしているからである。射手座で9室と10室のダルマカルマラージャヨーガが形成されている。 学問を通じて世の中に貢献するような奉仕をする配置である。

そして、1995年に株式会社ジャストシステムに入社して、本社開発本部ディレクタ、基礎研究所所長に就任しているが、この頃が土星/木星期である。

このタイミングで、既にマハダシャー土星期の最後のアンタルダシャーであり、次のマハダシャー水星期の兆候が現れるのであるが、ジャストシステムに入社すると共に三菱地所を退社しているので、非常に大きな転換期にあったということが言えるのである。

ジャストシステム基礎研究所では、ハーバード大学との共同で、脳機能の研究プロジェクトを立ち上げている。

自伝によれば、人工知能を作るには人間の認知を解明しなければならないと考えていたロジャー・シャンクの影響で、この頃から人間のリアリティは記憶から成り立っているという仮説に辿り着き、人間の記憶を再現するシステムを作りたいと思ったそうである。

自伝には、知人を通じて、ハーバード大学のブルース・ローゼンという医学博士と知り合い、彼らと共同で、脳科学の研究を行うことにしたと書かれている。

ハーバード大学の医学部の研究グループが開発したMRI(核磁気共鳴画像法)をジャストシステムで、導入して、人間の思考による脳波の変化をMRI画像から読み取って、MRI画像−かな漢字変換システム(脳波ワープロ)を作ろうとしたようである。つまり、言葉に出さなくても考えたことが文字にしてモニター上に現れる機械を作ろうとしていたということである。

非常に興味深い研究である。然し、証券会社が研究の意義について理解できずに計画が頓挫して流れてしまい、苫米地氏はジャストシステムを辞めることになったと、自伝の中で綴っている。

・・・(略)ちなみにこの頃はちょうどオウム真理教事件と重なっていた。脳波を測定する時には黄色のキャップを被って電極をつけて行うのだが、午前中にそうした実験をやっていると、昼食を食べに行くのにいちいち外してまた戻って装着するのが面倒だからと、そのまま出掛けてオウム信者に間違えられて大変なこともあったし、上祐にディベートを教えていたという噂を流されるなど、私もオウムじゃないか、などと言われたりもしたものだ。

 またこの頃にはハーバード大の医学部長に気に入られ、助教授にならないかという誘いもあった。そこで悩んだ末にジャストシステム研究所の所長とMGHの助教授を兼任する、という話になっていたのだが、それが結局、うまくいかなくなった理由は二つある。まず一つはオウム事件の捜査が本格化してきたことだ。何しろ脳機能の研究者は日本には私一人しかいなかったから、警視庁の刑事部と公安部の両方から文字どおりひっぱりダコとなり、日本を離れられるような状況ではなくなってきたのだ。

 その上、大量に押収されたオウムのフロッピーディスクの暗号を解いてくれとか、洗脳された信者の洗脳を解いてくれ、などひっきりなしに依頼が相次いだ。しかも実際に最初の何人かの洗脳をといたことで、その依頼は日々激しくなるばかりだった。

(中略)それこそ今ならば、その研究を目的に株式を公開すれば数十億数百億の資金が集まるのかもしれないが、何しろ20年近く前の話だから誰も理解できなかったのだ。「そんな夢物語を」といったところか、それこそ頭に電極ぶら下げた人たちにだまされてる、とでも思ったのだろう。
 その結果、誰の判断かは知らないが研究への投資は一切止められてしまうことになってしまった。これが直接のきっかけとなって私はジャストシステムを辞めることにした。(中略)
 結果的に私はハーバード大学医学部助教授のオファーも宙ぶらりんになり、長年籍を置いた三菱地所を退職し、そしてfMRIマグネットを導入してハーバードとの脳機能研究共同プロジェクトを立ち上げる、という計画はあと一歩というところで流れてしまったのだ。

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』P.139-141より

土星から見ると、1、4室支配の木星が12室(損失、出費)に在住しており、ラグナから見ると9室(学問)支配の木星が8室(中断、変化)に在住している。

つまり、9室支配の木星は8室(研究)に在住しているので、非常に特殊な研究を行う時期であったと理解でき、また木星は蠍座に在住しているが、蠍座は超能力とか潜在意識などを表す星座である。然し、8室には中断という象意もあるため、突然、研究が頓挫したということかもしれない。

また、1、4室(拠点、陣地)支配の木星が12室(損失)に在住しているので、自分の居場所を失ってしまう結果となったのである。

私はこの9室支配で8室自室に在住する木星は、苫米地氏のミルトン・エリクソンなどの催眠療法に対する関心や造詣を表しているのではないかと思っている。

潜在意識とは、論理、法則(9室)を超えた、論理法則を失った世界であり、むしろ、オカルト(8室)研究に近いものがあるのである。


上記の引用箇所からも分かるようにこの頃は頭に電極をつけて脳波の計測を行って、意識とか思考といった形のないものを計測しようとしていたのであって、これを9室支配で8室在住の木星期に行ったというのは非常に興味深いことである。

水の星座である蠍座は形のないもの、非物質を表しており、それは脳波と意識の関係の研究に合致している。

 

【マハダシャー水星期へ 1996年〜】

そして、水星期に入ると、その前の土星/木星期(木星期最後のアンタルダシャー)の時に既に取り組んでいた公安からの依頼による元オウム信者の脱洗脳の仕事の成果として、元オウムシスターズ長女と結婚している。

ダシャーは水星/水星期で、水星は7室支配の金星と接合しているので、結婚という象意を帯びているが、然し、水星は3、6室の支配星で、6室は離婚のハウスであるため、この時期に結婚したというのは本来、不可解なのである。( トランジットは土星が水瓶座11室で、木星が射手座9室で1室、7室にダブルトランジットが生じており、条件は満たしている)

然し、愛人とか部下のハウスでもあるため、この元オウムシスターズの女性との間で対等でない結婚をしたとも考えられる。 つまり、上司と部下のような関係性である。

この結婚時からマハダシャー水星期が始まっていくため、その後の長い水星期に結婚生活を営むとなれば、そのような関係性が考えられる。

但し、水星は6室支配であっても恋愛の5室に在住して、7室支配の金星とも接合しているため、その点で、傷つきが少なく、結婚生活が保たれているとも考えられる。

実際、苫米地氏とこの相手の女性との結婚生活の実態というものが全く表に出て来ないため、よく分からないのであるが、実際、苫米地ワークスの受講生や秘書と、日々の活動をしていて、あたかも独身貴族のように自由気ままに振る舞っていることを考えると、結婚生活は上司と部下のような特殊な関係性ではないかと思われてくる。

水星期に入ってから起こったことはメディアに頻繁に出演することと、雑誌や書籍に意見を投稿するといった文筆活動が盛んになったことである。

水星はラグナからみて3室(メディア、出版)、6室(奮闘、闘争)支配で、 5室(出版、創作)に在住して、5室の支配星と接合して、11室にアスペクトしている。

月から見ると、9室支配で11室に在住して、5室(出版、創作)にアスペクトしている。また水星をラグナとすると、水星は2、11室支配で、3室(メディア、出版)、10室支配の金星と接合している。

従って、何度も繰り返し3室と5室が登場することが分かる。

3室は文筆、出版のハウスであり、5室は創作活動のハウスで、3室からみた3室目のハウスであり、3室の本質を表すハウスであるということから同じく出版のハウスである。

従って、この時期に数多くの著作を出版したというのはそういう理由からである。

然し、この苫米地氏が立て続けに出している著作であるが、大学教授が自分の研究成果を洗練させて書き上げたような学術書、専門書という感じではなく、一般向けの大衆受けしそうな軽い感じの本が多いのが目に付く。

これは水星が3、6室支配だからである。 3室は努力、忍耐のハウスであり、6室は奮闘のハウスである。

3室の出版という象意は5室の象意よりも、クオリティが下がるため、それで、大衆受けするような文字数の少ない一般書をとにかく量産するという姿勢が見られる。出版に関しての努力、奮闘の兆候が見られるのである。また3室はもともとメディアのハウスであるが、テレビや週刊誌といった媒体は大衆を相手にしたマスメディアである。

また6室は闘争、暴力のハウスであるが、水星期に入ってから、他人と闘争になる出来事が目立つようである。

例えば、1996年の水星/水星期に、元オウムシスターズの長女と結婚したことについて立場を利用した結婚ではないかといった批判を招いている。

また1997年の、これも水星/水星期であるが、 日本テレビの『きょうの出来事』で、国松長官狙撃事件の真相を暴くVTRを放映し、国松長官を狙撃したのは、公安の潜入捜査官であり、オウムに逆に洗脳されて、二重スパイとなり、それで長官を狙撃したのだという説を主張したところ、それが真実だと困る警察当局と厳しい対立となっている。

そして、1998年や2000年にも、コグニティブ・リサーチ・ラボラトリィズ株式会社や、株式会社CRLブレインズといった会社での取締役や代表取締役として、優れたソフトを開発してきたようだが、そうした事業活動でも、マイクロソフトとの熾烈な争いや、出資者とのすれ違いなど、摩擦が多々あり、決して、スムーズに順調に成功に導かれている訳ではないことが分かる。

また2005年には、著作の中で、2000年代半ばのスピリチュアル・ブームを繰り返し批判している。
具体的には『スピリチュアリズム』の中で、オウムの理論的背景となった中沢新一を批判したり、オーラの泉の江原啓之を痛烈に批判している。

そして、一番、目立つのは苫米地ワークスが主催するTPIE講座などに参加して、受講料が高い割に期待外れで後悔したとか、苫米地氏の情報を小出しにして、「聴くだけで英語脳ができる」とか、 「夢が勝手にかなう」とか、「なりたい自分になれる」とかいった科学的根拠や実証データがないにも関わらず、読者に期待させ、誤解を与えるような安易なキャッチコピーの本を量産していることに対する批判がネット上に数多く見られる。

こうした批判は、土星が6室を通過していたここ2年半ぐらいの間にネット上で散見されるようになってきているが、もともと水星が3、6室支配の機能的凶星であることがもたらしていると考えられる。

このように水星期には努力(effort)や奮闘(struggle)が伴って、決して、スムーズではないが、然し、そうした批判も対して、気にしていないようである。

それは6室は所詮、自分よりも格下の相手を表すのであり、部下的な立場の人間から批判を受けたとしても、依然として優位に立つからである。


このようにマハダシャー水星期はラグナと月からの支配と在住によるハウスの絡みなどを検討すれば吉凶混合している。

著作は沢山出すことは出来るが、それらの著作に対して批判を受けるとか、プラスとマイナスが混在した象意として表れるのが分かる。

このように見てくると、ダシャーの検証と事象が、ほとんど説明可能なため、苫米地英人氏は牡羊座ラグナで正しいのである。


現在、2011年2月頃から水星/土星期に移行して、水星期最後のアンタルダシャーである。次のマハダシャーケートゥ期にどうなるのかが見えてくる時期である。

ここ数年、TPIEプログラムの創始者ルータイス氏とのコラボレーションによって、自己啓発セミナーなどを盛んに開いてきたようだが、2012年4月2日にこのルータイスが亡くなったと、苫米地氏はブログで伝えている。

自己啓発を表す星座は射手座であるが、この射手座に在住する土星は火星からもアスペクトされて、射手座を傷つけているためにこの水星/土星期に彼が頼みにしていたTPIEプログラムの創始者が亡くなり、今後の日本における教育プログラムの展開について見通しが立たなくなってきたというのが今の状況かもしれない。

射手座には土星と火星が絡んでおり、苫米地氏が推進する自己啓発の活動自体には、高額な割に内容がないと批判されたりなど、いろいろ問題点が付きまとっている。

これは射手座が傷ついているためである。


土星と火星から傷つけられた射手座の象意とは?


このことを理解するために私自身の次のような体験を披露したい。

私は以前、タイに旅行に行き、ベトナム経由で日本に帰国した際にベトナムから帰国便に乗り込んできた日本の青年が私の隣にたまたま座ってきたことがあった。

彼はホーチミンで日本人学校の先生のボランティアをしていたのだが、オフの時にカードゲームのいかさま方法をあるベトナム男性から仕込まれたそうだ。どういう経緯でそのベトナム男性と知り合ったのかは分からないが、かなり裕福なベトナム人でカジノで潤っているらしかったと言っていた。

その裕福なベトナム人男性は、何人もの自分が仕込んだ部下にトランプの詐欺をさせて、稼いでいたのである。

その私の隣に座った青年は、どんな経緯かは知らないが、トランプのいかさま方法を徹底的にそのベトナム男性から仕込まれたそうである。

ある時、そのベトナム男性が仕込んだ女性が巨額のお金を稼いで、その後、消えてしまったらしく、そのことでそのベトナム人男性が不満をもらしていたという。 そして、持ち逃げされた金額を聞くと、それは桁が違うような天文学的な数字であったそうだ。

結局、その日本人青年は、怖くなって、カジノにデビューする日に行くのをやめて逃げて、それきりだという。

そのいかさまをマスターすると、天文学的な金額が稼げるというのである。『ラスベガスをぶっつぶせ』という実話が映画化された作品があるが、それと似て、冒険魂を刺激して途方もなく興奮させる話であった。

私はそのベトナム人男性がハノイのどこに住んでいるのか聞き出したい衝動にかられたが結局、聞かなかった。やはり、途方もなく冒険心をくすぐる夢のある話ではあるが、一応、犯罪であり、一歩間違えば、海外での逮捕監禁など、恐ろしい転落の結末が潜んでいるかもしれない。

話の途中で、好奇心からその青年の出生データを聞いておいた。

そして、日本に帰ってからチャートを作成してみると、土星と火星が射手座に在住していた。つまり、2つの凶星によって射手座が激しく傷ついていた。 射手座の象意とはとてつもなく高みへと飛翔することであり、そのダイナミックな跳躍力が射手座の魅力である。 然し、射手座がもし傷ついている場合、それは悪い象意での跳躍であり、激しい奈落の底への転落が待っているのかもしれない。それが傷ついた射手座の象意なのかと以前、この青年のチャートを見ながら思ったのである。

話が脱線したが、この苫米地氏の射手座の土星はラーフと接合した火星からアスペクトされており、傷ついた射手座の象意をもたらしているのである。

この傷ついた射手座の象意として考えられるのは、オウムの教祖だった松本智津夫(現・死刑囚)との対決が考えられる。

彼が射手座に在住するマハダシャー土星期の最後に関わることになったのがオウム事件である。2チャンネルのデータによれば松本智津夫のラグナは射手座であり、 従って、苫米地英人氏の傷ついた射手座の象意なのである。

また興味深いことは、苫米地ワークスで、自己啓発セミナーなどを行って、多くの生徒、すなわち、信者たちを獲得した苫米地英人氏は、松本智津夫との共通点をネットなどで指摘されて批判されている。

つまり、これまでの自分の洗脳の研究で得て、脱洗脳などで実績を示した能力を利用して、自分に服従する生徒を増やしているのではないかという批判である。

そして、これからTPIEプログラムを日本に普及させていこうという時にルータイス氏自身が亡くなってしまったことも、前兆学的に見ても射手座の象意として否定的である。

つまり、私が思うにこのマハダシャー土星期の最後のアンタルダシャーの時期にオウム事件の真相を暴いて、元信者の脱洗脳を図るという、大きな実績を示して、世の中を啓蒙し、世の中に貢献したのは、マハダシャー土星期の間に一貫して行なってきた認知科学や脳科学、人工知能などのコンピュータサイエンスの研究成果なのであり、それは土星が10室支配で9室に在住しているダルマカルマラージャヨーガを形成していたからである。そして、土星は11室支配でもあり、9室に在住しているので、そのことで高い評価を得ることになったと考えられる。

然し、土星は生来的凶星であり、火星も生来的凶星である。この最も強い凶星である土星と火星が射手座に強く絡んでいる、ダブルトランジットしている射手座というのは同時に困難をもたらす配置である。従って、オウム事件に関わったこと自体が射手座の傷つきとも考えられるし、また自分が今度は自己啓発によって同じようなことをしているというのも、またその傷つきの結果なのである。

また苫米地英人氏について、ネットで調べていくと、SMの趣味があるようである。本当かどうかは分からないが、火のない所に煙は立たないため、一部真実であると考えるのが妥当である。SMと言っても、Sの方であり、支配者側の立場で振る舞うのが趣味のようである。

こうした事実については日刊カルト新聞などにも、記事が掲載されており、関係者の書き込みもある。証言の中には生々しいものもある。

苫米地氏の出生図を見ると、まず、牡羊座ラグナであること自体が支配的なのであるが、牡羊座ラグナで、ラグナロードの火星が6室に在住して、ラーフと接合して、土星もアスペクトしている。つまり、凶星のエネルギーが6室に集中しているのである。

6室に絡む惑星を検討してみると、ラグナロードで8室支配の火星、10、11室支配の土星、ラーフ/ケートゥ軸、そして、6室の支配星である水星には太陽、金星が絡んでおり、全部で6つの惑星が絡んでいる。

6室は暴力や怒りのハウスであり、6室が強調されている人は、部下、愛人、ペットとの関係の中で、自分が主人となる配置である。

従って、苫米地氏の中にはかなりサディスティックな性質が潜んでいると考えられる。

土星や火星、ラーフなどの凶星がこれだけ6室に関わっているということになると、6室を傷つけている配置である。

部下、愛人、ペットを抑圧し、傷つけるような配置であると考えられる。

そして、それは元オウム信者の脱洗脳の時にも発揮されたと思われるのである。

彼の著作を見ていると、脱洗脳された信者たちが、今度は苫米地氏を教祖のように崇拝し、慕っている様が報告されている。つまり、苫米地氏が元信者に幻覚を見せたりして、自分の方が教祖よりも上だということを力づくで分からせるといった手法である。

従って、牡羊座ラグナという観点から考えて、SMという趣味はおそらく本当なのである。

そして、6室は乙女座に該当するが、これは後に別の記事で述べる予定であるが、オウム信者の象意は乙女座である。

従って、脱洗脳したオウムの元信者たちが今度は苫米地氏を権威として受け入れて、信者になっていく過程が見られるのである。

こうして見てくると、苫米地英人氏は牡羊座ラグナで間違いないのである。

そして、私の考えでは、ラグナは牡羊座のバラニーに在住しているのではないかと思われる。

理由は、自伝の中に以下のような記述があるのだが、その内容がまさにバラニーの特徴を示すものだからである。

反体制者としての意識

現在に至るまで、私の歴史を振り返ってみると、やはり反体制的だといえるだろう。
政府予算をもらって研究することはあっても、姿勢は一貫して反体制で、実際に今も国を訴えられないかと考えている事柄があるぐ らいだ。
 それはなぜなのかと考えてみると、おそらく多くの「弱者」を見てきているからかもしれない。それも他の人よりもはるかに多く 。

例えばアメリカに暮らしていれば、本当に黒人が差別されていることがわかる。特に私が行っていた高校があったホワイトハウスプ レーンズはユダヤ人とプロテスタントのお金持ちの世界だった。世界全体で見ればユダヤ人は差別されているのかもしれないが、少 なくともアメリカではする側かどうかは別にして、差別されてはいない。
 しかし黒人は明らかに差別されている。そういう事実から感じることはすごく大きかった。

世界中、いろいろなところを回っているから、そういうことを感じる機会はやはり多い。

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』 P.36-37

反体制者、反逆者というのは、バラニーの象意であり、社会主義革命理論を提唱したカール・マルクスも、牡羊座のバラニーに太陽、月、ラーフなどが在住していたが、バラニーの象意は反体制的な異端の親分という象意である。

バラニーは、探偵とかスパイという象意があり、CIAやMI6、モサド、あるいは日本で言えば、警視庁公安部などの諜報組織は、このバラニーが表示体である。

また牡羊座のバラニーだけでなく、金星が支配星となる獅子座のプールヴァ・パールグニーや射手座のプールヴァアシャダーなども同じような能力を持つ。

苫米地氏が警視庁公安部からオウムの元信者の脱洗脳の依頼をされたのは、おそらく5室で自室の太陽が、プールヴァ・パールグニーに在住しているからである。5室は弟子や生徒のハウスであるから、警視庁公安部が苫米地氏に指導やアドバイスを求めてきたということである。

然し、その後、水星/水星期に苫米地氏が、国松長官狙撃事件の犯人は警視庁公安部がオウムに送り込んだ潜入捜査官であったことを明らかにする証拠VTRを日本テレビで放映した時に警視庁公安部と対立になったのは、この警視庁公安部の表示体である太陽に6室支配の水星が接合している為である。

従って、私の考えでは、苫米地英人氏は、ラグナは牡羊座バラニーで、太陽は獅子座プールヴァ・パールグニーであるために諜報に非常に関わることが多いのである。

例えば、彼が自身のソフト開発の参考のために、どんなソフトウェアを購入していたかなどが、苫米地氏のクレジットカードの使用履歴からマイクロソフトに流れていたといったことなど、まるでスパイ映画を見ているかのような出来事を自伝の中で、実際に綴っている。

また彼が開発していたのは、軍事レベルのセキュリティ技術で、外国政府に納品したりもしているそうである。

こうした活動は、ウィキリークスのジュリアン・アサンジを彷彿とさせるが、こうしたナクシャトラの象意によって、CIAの洗脳技術に詳しかったり、そうした洗脳の最前線の情報に辿り着くことが出来たといえる。

また著作の中で、 三菱地所時代にデビッド・ロックフェラーと社交して、ロックフェラーセンター買収に関わったり、元国連総長ワルトハイム(元ナチス将校)の自宅に訪問したりといった陰謀理論に出てくるような世界の支配者階級の人物たちと交流があるのは、獅子座のプールヴァ・パールグニーに太陽が在住しているからである。

以下の引用箇所にワルトハイムとの会見が出てくるが、 「次の戦争の時にはよろしく」と言ったワルトハイムの言葉には不気味な支配者階級の思想の一端が伺える。

ワルトハイム元国連事務総長の一言と昭和天皇のサイン

(略)三菱地所時代にもっとも楽しかった仕事と言えば、やはり随行だったろう。私が三菱地所に在籍していた期間は、新入社員当時から辞めるまで、歴代すべての社長の通訳を務め、その随行をしていたのだ。新入社員の頃からというと驚かれるが、何しろ私は大学時代にすでにサイマルの同時通訳を務めていたのだ。海外出張にサイマルの同時通訳を随行しようとしたら一日数十万円の報酬が発生するだろうが、社員ならば月給のみなのだから当然といえば当然だろう。  社長の海外随行に当たって印象深い出来事と言えば、やはりワルトハイム元国連事務総長の自宅に伺ったことだろうか。ワルトハイムさんは冷戦時代の国連事務総長だった人物だが、第二次世界大戦前にナチスにいたことが問題となり、国連を離れた後、その頃はオーストラリア大統領だった。当時の高木丈太郎社長、現在の木村恵司社長と私の三人で訪れたのだが、その時ワルトハイムさんが口にした挨拶にとても驚いた。「次の戦争の時にはよろしく」と言ったのだ。その後、三人であの台詞はどういう意味なんだろう、と話し合ったのだが真意がいまだによくわからない。第二次大戦で零戦を開発した三菱重工業と勘違いしていたのか、あるいは三菱地所が旧三菱財閥本社だと正しく理解していたのだろうか。ただしワルトハイムさんはヨーロッパ一の名門王家であるハプスブルク家の末裔だということで、ヨーロッパの王家の一員としての発言だったのかもしれない。長く国連事務総長を務めただけあって、ワルトハイム邸のリビングルームには歴代の各国元首とのツーショット写真が飾られてあり、昭和天皇が直筆で英語でサインした写真もあった。ローマ字で「HIROHITO」とサインされていたことをよく覚えている。(略)

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』 P.86-87

冒頭からこの苫米地英人氏の『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』 を何回も繰り返し引用しているが、この著作は彼自身の立場でなければ分からない非常に興味深い情報にあふれている。

例えば、私が最も興味深く思ったのが、以下の箇所である。

少々長くなるが、オウム事件の真相に関する興味深い指摘を引用する。

オウム事件に秘められた「裏の理由」

 私は長い期間、サブリミナルについての研究を行ってきたが、そのことについては一切明かしていなかった。最近になって『奇跡の着うた』などの軽いものは発表しているが、当時研究していた頃は、サブリミナルの研究をしているということは、本当に誰にも話していなかったのだ。
 ところが、それは後に警視庁公安部の捜査に協力するようになってから知ったことなのだが、私が徳島大の助教授時代に開発したサブリミナルのある方法を、オウムが取り入れていたことがわかったのだ。それは従来あった方法などではなく、完全に私のオリジナルの方法だった。つまり、どこかで私の研究が盗まれていたのだ。
 そのどこか、については心当たりがないわけではない。もっとも疑わしいのはあるテレビ局だ。報道番組としてサブリミナルを解き明かすというテーマで私に取材依頼が来て、実際に私は協力した。しかしそのがん組は結局放送されないまま流れてしまったのだ。撮影には名の知れたキャスターが訪れたが、彼自身はオウム関係者ではなかったので、おそらく局の中に在家信者がいたのだろう。そうした信者が番組を作るという名目で私に協力を持ちかけていたのかもしれない。つまりやり方だけを知る目的だったということだ。
 事実として言えば公安部の捜査協力をした際に、あるリストを見せられ「おたくの会社にも、これだけいますよ」と、囁かれた。
 それはジャストシステム社内の在家信者の名簿だった。私の研究を盗む目的で近づいてきたのかもしれないし、元々がソフトウェアメーカーとしてナンバーワンだっただけに入ったのかはわからない。
 他にも警察以外のあらゆる省庁の在家信者リストも見せてもらった。つまり現役官僚の信者リストで、かなりの数に上っていた。  これはあるノンキャリアの捜査員に見せてもらったのだが、各省庁に10人、20人といる。さすがに警察のリストは見せてもらえなかったが、その比率からいえば50人、100人といても不思議でもなんでもない。
 ただし、日本全国の公務員の中で実際にオウム信者だったことが明らかにされたのは國松孝次警察庁長官狙撃事件で逮捕されたK元巡査長ただ一人だ。
 しかしその見方は甘い。そんな下っ端の警察官に長官の住所などわかるはずがない。当然秘匿されているからだ。それがどのマンションの何号室に住んでいるかまで知っていて、実際に事件の前に幹部と共に下見まで行っているのだ。
 これはなかった話にされているが、マンションの防犯ビデオにも彼らの姿はちゃんと録画されているのだが、そのビデオは行方不明になっている。
「幹部の井上と一緒に下見に行きました。防犯ビデオがあったので、映っていると思います。」
これはK元巡査長本人から聞いた話だ。
 公安に確認すると、最初の返事は「ありました!映ってました」だった。それが第二の報告では「ビデオが行方不明です」。
 さすがにそれはおかしい、探せとなると第三の報告では「ビデオはありましたがテープが絡まって再生できません」。
そして第四の報告では「誤って焼却処分にしてしまいました」。
 その理由を考えてみるに、おそらくは刑事責任が生じるからだろう。テープに映っていたのはすでに大幹部として知られていた井上と、これも在家信者であることがわかっていたK元巡査長だ。それを逮捕どころか監視もしておらずに結局狙撃されてしまったのは警備担当者の責任問題になるからだ。だからこそ問題のビデオテープは再生不能になった末に焼却処分にせざるを得なかった。(略)

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』 P.144-146
オウムは、各国の諜報機関がたっぷり入りこんだ国際的な洗脳実験

 最後にオウム事件の総括として、ひとつの見解を示しておきたい。
 それはオウム事件とは、国際洗脳実験のひとつの結果だということだ。
 私が翻訳した『CIA洗脳実験室』(ハービー・M・ワインスタイン著・デジタルハリウッド出版局・2000年)に詳しく書いたが、CIAはカナダのある病院を丸抱えにして病院全体で洗脳実験を行っていた。アメリカ人で行うと問題になるから隣国カナダの病院で、という論理が凄まじいのだが、これは実際にあった話だ。
 今でも洗脳研究については有名なイギリスのダヴィストック研究所などが行っているが、それを当時CIAがカナダの病院で行っていたのだ。
 著者のハービー・M・ワインスタインはイエール大の医者で、自分の親をそのカナダの病院で亡くしている。その死に疑問をもった彼は、情報公開法などを駆使し徹底的な調査を行い、CIAを相手に訴訟を起こした。彼は最終的に、まさに命からがらとなって最高裁で勝訴を勝ち取ることができたのだが、その記録を私が翻訳したのが『CIA洗脳実験室』という本で、現在は絶版となっているがとても貴重な内容だ。
 その本の中で実際にその病院の医師が発見した洗脳方法も明らかにされている。LSDを投与し、眠った状態でテープのメッセージを何度も繰り返し聞かせる。これは後にオウムも取り入れた方法で、頭に電極を付けLSDを投与した状態で「修行するぞ、修行するぞ」というメッセージを繰り返し聞かせていた。これはそのカナダの病院でユーイン・キャメロンというCIAの医師が開発したものだ。
 この方法についての文献がアメリカにはいくつかあり、これをアメリカに留学していたオウムの幹部が日本に持ち帰って作ったのがオウムの洗脳法だ。
 というのは表向きの理由で、もしかすると直接どこかの国の諜報機関から学んだ可能性もある。何しろCIAでさえアメリカ国外のカナダの病院で人体実験を行っていたのだから。
 オウムはどこかの国の諜報機関の支配下にあったのかという問題は別として、そもそもオウムは各国の諜報機関がたっぷり入り込んだ、データ収集のための実験室だったのだ。
 地下鉄サリン事件についても同様で、ニュース報道などで防毒マスクを装着して地下鉄構内に入っていく集団の映像を覚えている人も多いだろうが、あの中には各国の諜報機関の人間が入っていて、事件直後に日本にはない測定機械でデータを収集している。
 まるで「どこで何がバラ撒かれるのか知っていたかのように」だ。知らなかったのは日本の警察だけだ。
 オウム本部があった上九一色村の施設についても同様の現象があった。さながら証拠隠滅を図るかのように事件後あっという間に更地にされてしまったが、例の強制捜査の前日に、外国籍のヘリコプターがやってきて何かを持ち去っている。これは有名な話なのだが、もちろん何を持ち去ったのかは明らかにされていない。
 カナダの病院のように、オウムが洗脳の実験室だったのか、それともスパイを送り込んでオウムがやっていたことのデータを採っていたのかは定かではない。可能性としてはどちらもある。持ち去ったのはおそらく外国の諜報機関が提供していたさまざまな機材だろう。
 少なくともオウムに外国からのスパイがいたことは間違いないことで、その目的はデータの収集か、あるいは予防の目的だったのかもしれない。それはもしオウムが北朝鮮の実験室であったのならば、これは当然対抗するために監視する必要がある。それは当り前で、西側各国としてはやらないほうがおかしい。サリンを作っていることがわかっているならば、たとえば米軍が見過ごすわけがないのだ。
 だから強制捜査の当日は、毒ガス探知のためにカナリアを手に警察が施設に入っていく様子がテレビで生中継されたが、実際の施設内はすでにもぬけの殻になっていた。それは警察庁としてもすでにわかっていたことで、つまりあの強制捜査はあくまで儀式に過ぎなかったのだ。(略)

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』 P.150-153

つまり、オウムで行われた洗脳は、CIAの諜報機関が把握していたといったことや、強制捜査前に国籍不明のヘリコプターが計器類を教団本部から持ち去っているといったことには非常に驚かされる。

彼が翻訳した『CIA洗脳実験室』の内容も驚愕するが、CIAはカナダの病院を使って洗脳の人体実験を行っていた(MKウルトラ作戦)という衝撃の事実が記されている本である。

このCIAが行っていた洗脳技術をオウムの幹部がアメリカから日本に持ち帰った、あるいは、直接、外国の諜報機関から習って持ち帰ったというのが真相のようである。

こうした情報は諜報組織との縁が強い牡羊座バラニーのラグナや獅子座のプールヴァパールグニーの太陽であるからこそ、分かるのである。


【マハダシャーケートゥ期へ 2013年〜】

それでは今後、苫米地英人がどのような活動を展開していくのかということであるが、今はマハダシャー水星期の最後のアンタルダシャーである水星/土星期である。

水星期には、単行本、雑誌、ブログなどの文筆出版活動、テレビ出演など、主にメディアに関わることが多くなっており、社会的に一躍注目を浴びた時期である。

水星は定座の太陽や金星と絡んでいるため、威厳やカリスマが出て、また苫米地ワークスでは女性の弟子(生徒)が沢山生まれた。

2013年10月から、マハダシャーケートゥ期に移行するが、ケートゥは12室に在住し、9室支配の木星やラグナロードの火星からアスペクトされている。

このケートゥ期からおそらく苫米地英人は、メディアへの露出やカリスマ教祖としての立場からは一旦、身を引いて、隠遁生活に入ることが予想される。

木星は8室からケートゥにアスペクトしており、火星は8室の支配星である。従って、密教的な瞑想などに取り組み、あまり表には出てこなくなるかもしれない。

水星期にもの凄い早いペースで出版してきた文筆活動もやめてしまうことだろう。

最近、苫米地英人は、仏教について盛んに教えており、苫米地ワークスの生徒達の中からは、真剣に苫米地派仏教に帰依する人が増えてきたそうである。

そうした信者たちとともに宗教法人を作ろうという動きが出てきているそうだ。


魚座は伝統的なものを表し、ケートゥは精神性、解脱の表示体であるため、この12室のケートゥはチベット密教を表している可能性が高い。

おそらく、彼が頻繁に通っているチベット、あるいは日本の僻地に拠点を築いて、瞑想などの修行に取り組む可能性は高いと思われる。

12室はグルのアシュラムを表し、ケートゥには9室支配の木星がアスペクトしているため、苫米地氏が傾倒するチベットの阿闍梨(アーチャーリャ)の元に頻繁に出入りして、修行に励むのかもしれない。最終的には彼自身が阿闍梨となって、自分自身が本当の仏教の教師になることが目標ではないかと考えられる。

実際、ルータイスのTPIEプログラムの日本導入といった自己啓発活動はルータイス氏が亡くなったことで頓挫し、今後は、仏教の深い精神性を探究していくものと思われる。

今までは軽いノリで、願望が叶う方法論などを教えていたのが、最近は真剣に仏教のメソッドや体験に自分の学びや教えを反映しているのはその兆候である。


従って、苫米地派仏教に帰依した信者たちと宗教法人をつくるなどして、海外(チベット)や日本の僻地に引っ込んで、暫くは修行に励んでいくということである。

そのプロセスはおそらく、既に土星は天秤座に移動したため、トランジットの木星が来年2013年5月に双子座に移動して、天秤座にダブルトランジットが成立する頃から本格的に始まるだろう。

天秤座7室には4室支配の月が在住しているので、4室へのダブルトランジットが成立するからである。

4室はアシュラムのハウスであることから、来年の5月以降に宗教法人を作って、土地や不動産なども購入して、アシュラム(道場)を開くのである。


2012年8月4日から土星が既に天秤座に入室したため、現在、トランジットの土星は苫米地英人氏の4室の支配星に絡んで4室にアスペクトしている。

従って、拠点やアシュラムのことについて真剣に検討を始めた所ではないかと考えられる。

やはり修行をするには今の六本木の近くの拠点では環境が良くないからである。


そして、ちょうどサディサティの最も厳しい時期に入っていくため、この2年半は彼にとって非常に重要な転機となる時期である。

12室は損失する時期であるため、今まで彼の周辺にいた人々は彼のもとを去っていくかもしれないし、また月の上を土星が通過していくサディサティの時期は、人が離れていったり、別離があったりする時期である。

つまり、彼にとっては、今までの居心地のよい拠点を捨てて、新しい居場所を探さなければならない。そのことへの責任が生じてきたのが今なのである。

おそらく彼について苫米地派仏教に帰依するのは少数であり、大部分の人たちは彼のもとを去っていくことになると思われる。

然し、ケートゥはヨーガカラカである木星や火星からアスペクトされているため、精神的には非常によい配置である。

特にケートゥが12室に在住して、9室支配の木星からアスペクトされている配置は解脱に成功する配置ではないかと思われる。

従って、苫米地英人は、ケートゥ期の間に一層深みを増して戻ってくるはずである。


そして、2020年10月からのマハダシャー金星期には再び、公の目立つ立場に戻ってくるのである。

彼はその時はケートゥ期の変容を経て、さらに深みを増しており、再び、威厳やカリスマを備えた人物として人々の前に立ち現れるのである。



【その他の興味深い点について】

苫米地英人氏は苫米地ワークスなどのセミナーで、非常に高額なセミナー代金を取っているとして、批判者が続出している。

このことの理由について考えてみるが、これはまず、獅子座という星座が、他者を押しのける程の自己主張をする星座だからという理由がある。

あまり他人の境遇などに共感しないのである。自分の意見や自分の主張しか見えなくなりがちなのが獅子座ではないかと思われる。

獅子座に在住する水星期というのは目立ちたがり屋で、自分が楽しければよく、自分が重要で、人にあまり共感しないというパーソナリティーになりがちではないかというのが一つである。

また水星は3、6室支配の機能的凶星で、トリシャダハウスを支配して、欲望の原理に動かされる傾向がある。

この水星が2室の支配星と絡んでいるため、水星期にはどうしてもお金を追求するという所は出てしまうのかもしれない。

また9室支配の木星が8室に在住しているが、9室は常識のハウスである。

従って、9室から12室目の8室というのは常識を損失するハウス、すなわち、非常識なハウスである。

例えば、以前、蠍座ラグナで8室支配の水星が2室に在住している人がいたが、その人がやはり金銭の請求について法外な請求をするという事例があった。

価格の設定において、常識の範囲内からはるかに逸脱してしまうのは、おそらく8室の影響なのである。

8室は棚から牡丹餅、不労所得のハウスである。そもそも、8室が強調されている場合は、価格の設定をせずに相手に価格の設定をさせる方がよい場合がある。

そうすると、相手の金銭感覚に沿って、その商品なり、サービスに相手が与える価値に応じた金銭を支払うことになる。

そうすると、それは商品(サービス)と代金の交換というよりも、商品(サービス)に対する謝礼的な意味合いになるのである。

すると、もし商品やサービスを提供する相手が裕福な人であればその人たちのレベルの金銭感覚から支払ったその報酬額は一般的な平均額よりもかなり高めである。

そういうことに慣れてしまうと、常識的な範囲を逸脱した金銭感覚に陥ってしまい、常識を逸脱した価格設定になってしまうのかもしれない。

そして、 ダシャーの支配星が木星の時には、木星をラグナとすると、水星が8、11室支配となるため、知性を表す水星は蠍座ラグナの人のような8、11室支配の水星となる。

この場合にも知性はまた常識を失うため、法外な金額を要求する可能性がある。

従って、苫米地氏は木星のダシャーの時には、知性の表示体である木星と水星の両方に8室が絡むことになり、常識を逸脱した考え方に陥るのではないかと思うのである。


例えば、2009年サンガ出版から出た「お金と生き方の学校」という本(あるいは他の本の中での主張だったかもしれないが)の中で、彼は銀行が準備預金制度により、僅かな現金しか保有しないにも関わらず、その10倍、100倍もの資金を貸し出せる「信用創造」の仕組みを批判的に捉えているのだが、それと同時にその仕組みを利用して、銀行から借りれるだけ借りて、そのお金で好きなことをするように読者に勧めてもいる。

どうせ負債をしなければ、この世の中にお金は存在しなかったのだから、どんどん借りて、マネーサプライに貢献しなさいというようなことを書いている。そして、借りるだけ借りて返せなくなっても命まで取られることはないのだから、どんどん借りたもの勝ちだというような主張をしている。

これは典型的な蠍座ラグナの発想である。これはリーマンブラザーズから社債を発行して800億の企業買収資金を借りた堀江貴文にも見られる発想であるが、私は堀江貴文は蠍座ラグナではないかと考えている。

蠍座ラグナは、水星が8室を支配するため、金融資本家(金融システム)に依存的な発想をするのである。金融資本家と戦うことを考えるよりも、むしろ、服従して利用することを考えるのである。

だから、むしろ、借金を積極的に奨励するのである。 これは国際銀行家を批判する陰謀理論家には全く見られない発想で、普通は銀行から支配されないためになるべく借金をするなと教えるのであるが、全くその逆のことをしている。

またこれは日本のかつての与党にあった頃の自民党の清和会系の外資導入族にも見られた発想で、ニューヨークの金融資本家に依存し、彼ら外国資本に頼って、彼らを利用しようという発想をする。

また日本の銀行の不良債権問題は、ほとんどがヤクザ(暴力団)絡みである(cf. 「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」光文社ペーパー ベンジャミン・フルフォード著)そうだが、銀行から融資を受けるために活動の痕跡や実態のない企業が山ほどつくられて、後は適当なタイミングで倒産させてしまう。つまり、暴力団は銀行に頼って銀行を利用しようという発想なのである。

ベンジャミン・フルフォードが暴力団員に取材した情報によれば、暴力団はロスチャイルド(金融資本家)の下請けであるというのだが、おそらく、暴力団は蠍座が表示体となるため、蠍座からみて8室が金融資本家を表わす双子座となり、また支配星の水星が8室を支配するからである。

(※蠍座をラグナとすると、木星が6室に入室し、土星が12室に入室して、6室と12室にダブルトランジットが生じていたここ最近は、暴力団は警察による厳しい取締りを受け、暴力団壊滅に向けた法整備も進められた。暴力団にとっては大変厳しい時期であった。暴力団は蠍座が表示体であることが、このことから理解できる)

話が脱線したが、私は苫米地氏の金融システムやお金に対する発想、あるいは解説が、しばしば蠍座ラグナの人が持つ発想や解説に似てくることが時々生じていたと考えていたが、それは木星のダシャーが来た時で、あたかも蠍座ラグナのように機能しているタイミングではないかと思っている。



もう一つ、注目すべき点があるが、AKの太陽がナヴァムシャで、天秤座で減衰し、ケートゥと絡んで、火星からアスペクトされて傷ついている。

このナヴァムシャで傷ついたAKの太陽は、自分のプライドや自信を維持するために過度に自分の華麗な学歴や経歴を誇示したり、デビッド・ロックフェラーとかワルトハイムといったエスタブリッシュメントと交流したという事実を過度に強調する結果につながるのではないかと思われる。

ちょうどナヴァムシャで太陽が減衰して火星と接合する島田紳助が自信がないので、暴力団との交際を強調したのと同じ理由である。

『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』の裏表紙に記載されている経歴は、非常に情報量が多いのだが、これは他人が知っているはずがないので、苫米地氏自身が提供した経歴情報だと思うのだが、こうした学歴、経歴を主張して、他人の評価の反応を得なければ、自分の自信を維持することが出来ないのではないかということも推測されるぐらいである。

然し、シャシティアームシャ(D60)を見ると、木星、土星、水星が自室にあって非常に強いことが分かる。
苫米地英人氏の高い知性は、こうした水星、木星、土星の強さがもたらしていると推測できる。




苫米地英人氏に対する批判

苫米地英人氏は、世界最高水準の教育を受けて、西洋世界の支配者階級の最高位の人々と交際もしてきた人物である。

著作からは多くのことが学べるし、彼が天才であることは誰もが認めるところである。

つまり、世界の最高のものを最高の高みから見てきた人物である。

然し、ネットや私の周辺の人たちの評価を聞くと、才能が際立っていることは認めるとしても、意外に低評価であるという事実もある。

それは例えば、デビッド・ロックフェラーと交際したことは、単に彼の通訳を務めて、彼が運転する後部座席に座っただけで、何か対等な立場で交際していたと勘違いしている、などといった批判である。

つまり、苫米地英人氏が、強調する華麗な経歴、人脈などは、美化されており、実際は細かい所で事実と一致していないのではないかといった批判がある。

あるいは本当は自信がないのではないかといった批判も聞いたことがある。

何故、そうした批判が人々の中にあるのかということを考えると、ラグナロードの火星が6室でラーフ/ケートゥ軸と絡み、土星からアスペクトされていることが挙げられる。

人生の基本的な方向性が部下の批判や障害と戦うことであり、常に目下のものや格下の相手の批判にさらされているということである。

そして 、自信に関しては、ナヴァムシャでAKの太陽が減衰してケートゥと接合し、火星からアスペクトされていることが関係していると思うのである。ケートゥは太陽とは相性がわるい惑星であり、敵対惑星で太陽の威厳を傷つけている。

従って、この太陽があるからこそ、経歴を過度に強調して、周囲からの評価の反応を得ようという他者依存の自己評価の態度が生まれているということが推測される。

自分の評価を維持するために他者の承認、評価を必要とするという態度である。

これがおそらく彼の弱点ではないかと思うのである。

人工知能研究や脳科学と言うのは人間の知性が人間の知性を生み出そうとする試みであって、ある種、知性の最高の営みである。

そうした学問をイエール大学やカーネギーメロンで学んで帰国した苫米地氏は、西洋合理主義の結実であり、代弁者である。

数学を用いて、経済学から神や仏教、悟りまで明快に語る彼からは、西洋合理主義マインドの実力を感じさせられる。

『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』(PHP研究所) という本の中では、抽象度を上げることの大切さを説いているが、これは完全に哲学の話である。

もし大学教授がこのような話をするとすれば、プラトンのイデア論の話をしたり、実在論と唯名論といった普遍論争の話をしたり、哲学者の理論の解説に終始するのであるが、彼の場合は、そうした哲学者の名前はひと言も口に出さずに哲学の成果を用いて、実際に役に立つ、実用的な自己啓発書に結び付けている。

この書物は巨人軍の原監督も読んで啓発されたというが、哲学をよく理解しているからこそ、あのような平易な本を書けるのであり、こうした本が日本人によって書かれたことがないことを考えると、やはり、苫米地氏は西洋合理主義マインドの実力を示した稀有なマインドの持ち主ということができるのである。

特に私自身も感じてブログなどにも書いたことがあるが、自己啓発セミナーなどで、応用している理論は、サルトルの実存主義哲学や、フッサールの現象学、フロイトの精神分析などを応用しているにも関わらず、そうした哲学者たちの名前はひと言も出てこない。あくまでもそうした人々の研究成果を理解して応用して、人生観を変える程の訓練プログラムにまとめ上げているのである。この応用力がすごい所である。

『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』という一般啓蒙書も、哲学のエッセンスを理解しているからこそ、書けるのであり、抽象度を上げるとは、下位概念(個物)を包含した上位概念(普遍)の方が優れているということなのである。

つまりは、個物よりもイデアの方が優れているということであり、プラトン主義なのである。

西洋合理主義の発祥であるプラトンのイデア論と、形而上学、そしてその発展としての西洋近代科学を導いたマインドについて解説した本なのである。

抽象化とは概念化(言語化)であり、いくつかの概念をカテゴライズして、上位概念としてまとめ上げる作用のことである。

抽象化とはマインドの作用そのものであり、言葉を操る人間に固有の能力である。


例えば、「神」という概念は、それ以上、抽象化できない程の究極の上位概念である。

この「神」という言葉によって、どれだけの数の人が操られ、支配されているのか、その概念の持つ、影響力をを考えると上位概念の方が下位概念よりも強力なのは明らかである。

近年、日本に米国から様々な自己啓発プログラムが上陸しているが、そのほとんどは、著名な学者の哲学や心理学、認知科学を応用したものである。

射手座は自己啓発の表示体であり、高尚な哲学を実践的なものにしたり、より理解しやすい訓練プログラムに応用する能力があるようである。

苫米地氏が、認知心理学、能科学などを応用して、大衆受けする分かりやすい自己啓発書を量産しているのは、水星が文筆や出版の表示体であるからということもあるのだが、10室支配の土星が射手座の9室に在住して、文筆、出版の3室にアスペクトしていることも影響しているように思われる。

自己啓発書を出版したり、自己啓発セミナーを行なったり、典型的な射手座の活動を行っているのは、苫米地氏の9室射手座に10室支配の土星が在住しているからである。

そして、その自己啓発の活動が、オウム事件の脱洗脳の依頼という重たいテーマがきっかけだったというのは、射手座に土星が在住して、火星がアスペクトしているからである。

話が脱線したが、苫米地氏は、西洋において、プラトンから始まったマインドの飛躍、西洋合理主義の歩みをイエール大学やカーネギーメロン大学での最高の教育を受けた人間として、日本に伝えているのである。そして、それは主に数学の能力を通じてそれを伝えている。

然し、西洋と東洋の文化論において、東洋を軽視してきた西洋が、西洋合理主義の限界を自覚し、東洋の価値を再発見するようになったのと同じように、そのうち、苫米地氏も真理とは、数学によって得られるものではなく、体験によって得られるものであることを理解するかもしれない。

あれだけ、哲学を応用して語ってきた苫米地氏が、カントの純粋理性批判に触れるのは、慎重に避けているように思える。

カントは、理性というものは、フィルターに過ぎず、そのフィルターを通る前の世界はどのようなものであるのかは分からないと言っている。

つまり、理性によって神を捉えることには限界があるのである。

苫米地氏も数学の能力によって辿り着いたのは、ゲーデルの不完全性定理によって、一つの公理が自身の無矛盾性を証明できないということで、理性によっては、真理には到達できないということである。

従って、苫米地氏は既存の宗教なり、イデオロギーや世界観などが正しいことは証明できないとして批判することはできるのだが、積極的に神はこういうものであるということは出来ない。

それが苫米地氏の理性の限界である。 積極的に神はこういうものであるということが出来るには、神を体験しなければならないからである。

従って、苫米地氏が、今のところ、マインドによって出来ることは、虚偽を否定することによって、真理に辿り着くという手法しかない。

最近、苫米地氏が出版した『宗教の秘密』という本では、既存の宗教を否定することによって、真実を浮かび上がらせるという、結局、インドの哲人、クリシュナムルティと同じようなスタンスになっていることが分かる。

クリシュナムルティの著作のあとがきに、あえて、方法論があるとすれば、それは「否定の炎」 であると書かれている。それは虚偽であるあらゆるものを否定することによって、真実だけが残るという手法である。その過程においては虚偽を判定するのにマインドは用いることはできる。しかし、神を体験するためにはマインドは用いることが出来ない。

だから、苫米地氏も最近は仏教に熱心に取り組んでいるようだが、最終的には、マインドで理解させることは止めて体験させるプログラム(※)や、呼吸法や瞑想を行なう以外にないのである。

※例えば、人を信じることを教えるには、言葉でいくら説明してもダメで、人に目隠しをして、後ろに倒れるように指示し、それをパートナーが支えるというな実践的なエクササイズを繰り返した方が早いのである。

西洋合理主義は、米国でその究極的な段階に到達し、軍の戦略立案と研究を目的としたランド研究所のようなものを生み出した。

フォード、ロックフェラーやカーネギー財団と結びついて、米国の軍事産業複合体とも深いつながりがある、評判の悪いNGOで、物質主義、悪の象徴と評価されている。

この研究所がカーネギーメロン大学の隣に拠点を持っているようである。

極めて優れた数学の能力やコンピューターサイエンスの能力によって、兵器開発を行なったり、ゲーム理論、戦争シュミレーション(ウォーゲーム)などを行なうが、その数学的能力は霊性と切り離されている。(従って、苫米地英人氏もカーネギーメロンに留学している時は、このランド研究所に依頼された課題をかなりこなした可能性があるのである。)

カーネギーメロン大学に留学した苫米地氏の数学やコンピューター科学の才能も、やや物質的な分野に傾倒しやすい能力である。

従って、余りにもこの分野における知性が発達しているがために、彼の『スピリチャリズム』という本を読むと、かなり、精神世界についての誤解が目立つのであり、それは西洋合理主義、合理マインドの欠陥ではないかと思われる。


苫米地英人氏が、フルブライト奨学金で留学し、三菱地所の社員として、デヴィッド・ロックフェラーやワルトハイムと交流したこともあるというのは、陰謀理論の観点からは、アメリカやヨーロッパの支配者階級に取り込まれた人物ということになるのである。

然し、苫米地英人氏は、銀行の信用創造を批判し、彼の言葉を借りて言えば、世界を善意で支配してくれているそうした支配者階級の人々に対して批判的なスタンスを取っている。

これは、やはり、牡羊座バラニーの特徴ではないかと思われる。

権力に迎合しないで、自分の正義感、価値基準で行動するのである。

旧ソ連で起こった、20世紀最大のスパイ事件といわれている「フェアウェル事件」で、旧ソ連の機密情報を西側に流したセルゲイ・グリゴリエフ大佐も、独自の正義感、価値観で行動したが、諜報組織の中には時々、このような人物が存在する。だからこそ、2重スパイという問題もあるのである。

苫米地英人氏は、フルブライト奨学金で留学し、米国の支配者階級に取り込まれる程に彼らに接近したのだが、取り込まれずに日本側に留まったというそんな認識が可能である。だから、彼は『電通 洗脳広告代理店』といった本によってマスコミ批判も行っている。元外務省の佐藤優もそうだが、こうした諜報の周辺にいる人の情報が非常に社会の真実を知る上で、役立つ時が多々ある。だから、苫米地英人氏については、そうした意味で、真実を暴露する仕事をする人物として、多大な貢献をした人物であると評価している。

西暦 年月 出来事 V.Dasha C.Dasha Transit
1965年   市谷小学校(東京) 木星/土星 牡牛座/魚座
牡牛座/水瓶座
牡牛座/山羊座
牡牛座/射手座
牡牛座/蠍座
 
1967年   片平丁小学校(仙台) 木星/水星 牡牛座/蟹座
牡牛座/双子座
牡牛座/牡牛座
双子座/牡牛座
双子座/牡羊座
 
1969年   清和小学校(大塚)
※小学校時代、読書が一番好きで普通に三島由紀夫を読む、三島の作品を全部読む
木星/ケートゥ
木星/金星
双子座/乙女座
双子座/獅子座
双子座/蟹座
双子座/双子座
蟹座/双子座
 
1972年   駒場東邦中学校入学
アメリカの心理学雑誌「サイコロジー・トゥデイ」などを読む
木星/太陽 蟹座/魚座
蟹座/水瓶座
 
1972年夏  

父親が興銀のニューヨーク支店に転勤した為、アメリカへ
※丸1年通う前に高校3年のクラスに入り、半年で飛び級して数学だけ大学の課程で学ぶ

・趣味としてコンピュータプログラムをやっていた
・夏の間はニューヨーク・ミリタリー・アカデミーという軍隊のサマースクールに通っていた。その学校で行なう教育とは乗馬、ライフル、ボクシング、レスリング、サッカーや陸上など全種目。子供の頃から柔道をやっていた。

木星/太陽 蟹座/魚座
蟹座/水瓶座
 
1975年 or 1976年   3年後、日本の駒場東邦に戻る 木星/火星
木星/ラーフ
蟹座/蠍座
蟹座/天秤座
蟹座/乙女座
 
1979年   駒場東邦高等学校卒業。上智大学入学。 土星/土星 獅子座/乙女座
獅子座/天秤座
 
1981年   マサチューセッツ大学コミュニケーション学部(ディベート専攻)留学。 土星/水星 獅子座/蠍座
獅子座/射手座
 
1983年  

上智大学外国語学部英語学科卒業(言語学)

三菱地所入社

土星/水星
土星/ケートゥ
獅子座/山羊座
獅子座/水瓶座
 
1985年   イエール大学大学院計算機科学科博士課程(人工知能)入学

オブジェクト指向LispのTプログラミング言語により、超並列処理システムなどを構築
土星/金星 獅子座/魚座
獅子座/牡羊座
 
1986年 8月 上智大学ESSの後輩・深堀恵美子(元日本テレビアナウンサー:当時入社3年目)と結婚 土星/金星 獅子座/牡羊座

木星:水瓶座11室逆行
土星:蠍座8室逆行
DT:5室、7室

1987年   カーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科博士課程転入

Common Lispの生みの親、スコット・ファールマン(Scott Fahlman)教授の下でLispプログラミングの修行をする
土星/金星
土星/太陽
獅子座/牡牛座
獅子座/双子座
 
1987年   カーネギーメロン大学計算機科学科研究員(-1992) 土星/太陽 獅子座/牡牛座
獅子座/双子座
 
1990年   ATR自動翻訳電話研究所滞在研究 土星/月
土星/火星
獅子座/獅子座
乙女座/天秤座
乙女座/蠍座
乙女座/射手座
乙女座/山羊座
 
1992年   徳島大学助教授(工学部知能情報工学科) 担当科目: 情報システム工学、データベース 土星/ラーフ 天秤座/蠍座
天秤座/射手座
 
1993年   カーネギーメロン大学大学院博士課程修了(Ph.D.)

徳島大学助教授(工学部知能情報工学科) 知能情報工学輪講、並列分散処理システム等
土星/ラーフ 天秤座/射手座
天秤座/山羊座
 
1995年   株式会社ジャストシステム 本社開発本部ディレクタ、基礎研究所所長

1990年代半ばから2000年代初頭にかけて通産省予算などの複数の政府予算ソフトウェア技術開発を行ったり米Apple社からことえりの開発を受託したりしている


『ちなみにこの頃はちょうどオウム真理教事件と重なっていた。脳波を測定する時には黄色のキャップを被って電極をつけて行うのだが、午前中にそうした実験をやっていると、昼食を食べに行くのにいちいち外してまた戻って装着するのが面倒だからと、そのまま出掛けてオウム信者に間違えられて大変なこともあったし、上祐にディベートを教えていたという噂を流されるなど、私もオウムじゃないか、などと言われたりもしたものだ。
またこの頃にはハーバード大の医学部長に気に入られ、助教授にならないかという誘いもあった。そこで悩んだ末にジャストシステム研究所の所長とMGHの助教授を兼任する、という話になっていたのだが、それが結局、うまくいかなくなった理由は二つある。まず一つはオウム事件の捜査が本格化してきたことだ。何しろ脳機能の研究者は日本には私一人しかいなかったから、警視庁の刑事部と公安部の両方から文字どおりひっぱりダコとなり、日本を離れられるような状況ではなくなってきたのだ。
その上、大量に押収されたオウムのフロッピーディスクの暗号を解いてくれとか、洗脳された信者の洗脳を解いてくれ、などひっきりなしに依頼が相次いだ。しかも実際に最初の何人かの洗脳をといたことで、その依頼は日々激しくなるばかりだった。』(自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」P.139-140より)

土星/木星 天秤座/魚座
天秤座/牡羊座
 
1996年   通商産業省情報処理振興審議会専門委員。ジャストシステム ピッツバーグ研究所(JPRC)取締役。 土星/木星
水星/水星
天秤座/牡羊座
天秤座/牡牛座
 
1996年   元オウムシスターズ(美人4姉妹)の長女と結婚 水星/水星 天秤座/牡牛座 土星:水瓶座11室
木星:射手座9室
DT:1室、5室、7室、6室
1997年2月18日、19日   警察庁長官狙撃事件については、1997年2月18日・19日の二夜にわたって、日本テレビの『きょうの出来事』が、「長官狙撃自白の全記録」と題して苫米地が元巡査長の記憶をよみがえらせた過程の記録ビデオの一部を放送した。身柄拘束時から自白が二転三転していた元巡査長から詳細かつ整合的な記憶の呼び起こしに成功したと報道された。苫米地による記憶呼び起こしの全容が録画された数十巻に及ぶビデオは、苫米地が警視庁公安部の協力要請により、元巡査長の許諾の下、個人的に撮影したものの一部を日本テレビで発表したものである。元巡査長が一種の催眠状態でオウム井上嘉浩の命令により長官を狙撃する様を生々しく証言したビデオが公開されたことにより、元巡査長シロ説を展開していた警察当局と厳しい対立となった。

また、自白の正当性を疑われないために、アメリカを代表する洗脳の専門家であり心理学者・催眠学者であったスタンフォード大学教授のアーネスト・ヒルガード(Ernest R. Hilgard)に「元巡査長の記憶を苫米地が操作した形跡はなく、催眠で自白を強要した形跡もない」というお墨つきをもらったことを自著で主張しており、それに基づいて日本テレビが自白ビデオの放映に踏み切ったと『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』などで語っている。

しかし、その元巡査長は警察の二重スパイであるという風説があり、そのことを世間に知られないように元巡査長を無罪にしたいという警察の力が働いて、元巡査長からの苫米地による自白により見つかった物的証拠が次々と隠蔽されていってしまったと主張する者もいる(苫米地自身もこの意見の持ち主である)。
水星/水星 天秤座/牡牛座 土星:魚座12室
木星:山羊座10室
DT:2室、6室、1室、8室、10室

【2月18日】
木星、金星、水星が山羊座を10室をトランジット

土星が10Lの土星にアスペクトし、10室にDT

太陽が水瓶座11室をトランジット
1998年   コグニティブ・リサーチ・ラボラトリィズ株式会社取締役

軍事グレードの対ハッキングのセキュリティ技術を開発していた会社(諜報関係)
つまり、こうした開発の重要性をよく理解してくれている官僚が、私の研究に政府予算をつけてくれている、ということなのだ(苫米地氏)
水星/水星 天秤座/双子座
天秤座/蟹座
 
2000年   株式会社CRLブレインズ代表取締役就任
※この会社に入社してきたのは、マイクロソフトの技術部長や営業部長たちで、脱税疑惑で、会社から一夜に消え去ったという

『洗脳原論』(春秋社)
水星/ケートゥ
水星/金星
天秤座/獅子座
天秤座/乙女座
天秤座/天秤座
 
2003年   『洗脳護身術―日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放』(三才ブックス) 水星/太陽
水星/月
蠍座/乙女座
蠍座/獅子座
 
2005年   2000年代半ばのスピリチュアル・ブームを繰り返し批判していた。 水星/月
水星/火星
蠍座/蟹座
蠍座/双子座
蠍座/牡牛座
 
2006年   『脳と心の洗い方「なりたい自分」になれるプライミングの技術』(フォレスト出版) 水星/火星
水星/ラーフ
蠍座/牡牛座
蠍座/牡羊座
 
2007年  

サイゾーのオーナーとなる

『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』(PHP研究所)
『夢をかなえる洗脳力』(アスコム)
『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法』(フォレスト出版)
『ドクター苫米地の新・福音書』(講談社) 『スピリチュアリズム』(にんげん出版 )

水星/ラーフ 蠍座/牡羊座
蠍座/魚座
 
2008年   テレビ東京系列の近未来ドラマ「ケータイ捜査官7」や角川春樹映画「神様のパズル」の監修をしている。また「神様のパズル」の主人公の穂瑞沙羅華(ほみず さらか)のキャラづくりのモデルとなったとされる。実際、映画では原作と異なり、穂瑞は苫米地と同じカーネギーメロン大学を飛び級で卒業した天才少女という設定となっている。また、TBS系の明日使える心理学!テッパンノートの監修も務め、自身も一部の日程で出演している。またTOKYO FMのDaily Planetに2008年9月4日に出演し、空観や社会洗脳などについて語った。 水星/ラーフ
水星/木星
蠍座/魚座
蠍座/水瓶座
 
2009年   『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』(ビジネス社)
『英語は逆から学べ!~最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法』(フォレスト出版)
『洗脳 ~スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック』(三才ブックス)
『年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方』(宝島社)
『本当はすごい私 一瞬で最強の脳をつくる10枚のカード』(講談社)
『知的生産力が無限大にアップする 超人脳の作り方 』(アスコム)
『英語は逆から学べ!実践トレーニング編 ~聴くだけで英語脳ができるバイノーラルCD付き!~』(フォレスト出版)
『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」―この「成功哲学」に学べ』(主婦と生活社)
『努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方』(マキノ出版)
『残り97%の脳の使い方【セミナーCD付】 ~人生を思い通りにする!「脳と心」を洗う2つの方法~』(フォレスト出版)
『IQ200になる習慣』(東洋館出版社)
『世界一簡単に目標がかなう 成功脳の作り方』(日本文芸社)
水星/木星 蠍座/水瓶座
蠍座/山羊座
土星:獅子座
→乙女座(5室→6室)
木星:山羊座10室
DT:6室、3室
2010年   『フリー経済学入門 知らないではすまされない!世界を支配する「フリーミアムの解説書」』(フォレスト出版)
『頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方』(宝島社)
『本番に強い脳と心のつくり方』(PHP新書)
人を動かす [超] 話し方トレーニング【サブリミナルCD付き】 劇的な成果が手に入る驚異の会話術 (ソフトバンククリエイティブ)
なぜ、脳は神を創ったのか? (フォレスト2545新書)
「生」と「死」の取り扱い説明書 ベストセラーズ
洗脳力 (アスコムBOOKS)
「ツキ」を引き寄せる洗脳術 自分を磨き上げる秘密のメソッド34 三才ブックス
脳機能を活性化する「超」快眠術 ぐっすり眠れて!! すっきり目覚める オープン・エンド
夢が勝手にかなう「気功」洗脳術 脳科学から見た「気功」の正体 マキノ出版
あなたは常識に洗脳されている 本当の自由を手に入れる考え方と、その方法 大和書房
ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 苫米地式〈ハイサイクル・リーディング〉
人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 学研パブリッシング
その検索はやめなさい 欲しい情報が一瞬で手に入る超速フィルタリング脳の作り方 主婦と生活社
英語は訳さず学べ! キンドル・iPad・iPhone対応 ドクター苫米地の次世代英語脳のつくり方 徳間書店
幻想と覚醒 三才ブックス
「超ネット社会」で絶対成功する脳と心のつくり方 PHPエディターズ・グループ
お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?(小学館101新書)
「婚活」がなくなる日 結婚=幸せという洗脳 主婦の友新書
脱洗脳教育論―日本再生のカギはすべてここにある!! 牧野出版
[オーディオブックCD] 「ツキ」を引き寄せる洗脳術 三才ブックス
聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める 徳間書店
洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく 日本文芸社
バイリンガルは二重人格 (フォレスト2545新書)
脳を鍛える「超」記憶法 アスコム
夢が勝手にかなう手帳<2011> Club Tomabechi(サイゾー)
水星/木星 蠍座/山羊座
蠍座/射手座
蠍座/蠍座
 
2011年   脳単マッピング1000―英語は逆から学べ! 英単語編 フォレスト出版
脳を味方につける生き方 知的行きかた文庫 三笠書房
今日からポジティブな自分に生まれ変わる! 日東書院本社
なりたい自分になれる就活の極意―脳機能学者が明かす「自分プロデュース就活術」 サイゾー
観るだけでやせる「自己催眠」ダイエット Glide media mook ミリオン出版
日本人よ、目を覚ませ! マガジン・マガジン
薔薇色脳―悩みが1分で解決できる人生好転50のメソッド 主婦と生活社
脳のリミッターを外せ! アスコム
Dr.苫米地の脱洗脳禁煙術 WAVE出版
クロックサイクルの速め方―速読ができる!仕事が速くなる! 勉強ができる! 頭の回転が速くなる! フォレスト出版
人生幸福になる超訳般若心経 学研パブリッシング
脳の力を無限に引き出す幼児教育―0〜5歳で決まる! 扶桑社
ディベートで超論理思考を手に入れる サイゾー
「オトナ脳」は学習できない! ―クリティカルエイジを克服する大人のための勉強法 Forest 2545 shinsyo フォレスト出版
日本の盲点―洗脳から脱出する超技術 ヒカルランド
利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論 講談社
現代版魔女の鉄槌 フォレスト出版
幻想と覚醒<CD> パンローリング
騙されない生き方―本当の幸せをつかむ方法 日本文芸社
悟りの教科書―「煩悩力」を生かせ 集英社インターナショナル
もう一歩先の世界へ―脱資本主義の革命が始まった 徳間書店
夢をかなえる方程式 Forest 2545 shinsyo フォレスト出版
超瞑想法―思うままに夢がかなう PHPエディターズ・グループ
気を整えて夢をかなえるリセット整理術 永岡書店
超「時間脳」で人生を10倍にする 宝島sugoi文庫 宝島社
モーツァルトの奇跡!驚異の"重ね聴き"能力開発法 宝島mook 宝島社
ドクター苫米地流「天才脳」子育て術―0歳から18歳までそれぞれの年齢別にアドバイス!! Glide media mook ミリオン出版
グレインサイズの高め方―効率が20倍UPする「超並列脳」の仕事術! フォレスト出版
「1日10分」でひらめき脳に生まれ変わる―「とてつもない成果」を生み出すいちばん簡単な方法 East Press business イースト・プレス
人を動かす「超」書き方トレーニング―劇的な成果が手に入る驚異の作文術 ソフトバンククリエイティブ
洗脳論語 三才ブックス
夢が勝手にかなう手帳<2012> サイゾー
君は1万円を破れるか?―お金の洗脳を解くと収入が倍増する マキノ出版
水星/土星 蠍座/蠍座
射手座/蠍座
 
2012年   苫米地式超光速コミュニケーション術―一瞬で伝わる・動かす・ともに幸せになる 大和出版
夢をかなえるPX2完全マスター―なりたい自分になれる! 学研パブリッシング
洗脳広告代理店電通 サイゾー
「日本」を捨てよ PHP研究所
経済大国なのになぜ貧しいのか?―新聞・メディアが伝えない「洗脳経済」の真実 フォレスト出版
宗教の秘密―世界を意のままに操るカラクリの正体 PHPエディターズ・グループ
水星/土星 射手座/蠍座
射手座/天秤座
 
2013年 10月 苫米地派仏教の信者とともに宗教法人(アシュラム)をつくって、チベットや日本の僻地で、瞑想修行をしたりといった活動に取り組む? ケートゥ/ケートゥ    
wikipedia及び、『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』主婦と生活社より引用抜粋、一部編集


(参考文献・資料)

wikipedia 苫米地英人

苫米地英人(とまべち・ひでと)

1959年9月7日東京都生まれ。脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・認知心理学。
中学、高校を駒場東邦に通い、上智大学外国語学部英語学科(言語学専攻)に入学。
ESSに所属し、米国で学んできたディベートを日本に広めていく。サイマル・インターナショナルにて同時通訳者としても活躍。

1983年上智大学卒業後、同年、三菱地所へ入社。経理部会計係、財務係に配属。

1985年にフルブライト奨学金制度を利用して、イエール大学大学院に留学。人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。
同大人工知能研究所研究員、同大認知科学研究所研究員を経て、
その後1988年にコンピュータ科学の分野で世界最高峰といわれるカーネギーメロン大学大学院に転入。
超並列処理と自然言語処理の研究のほか、知識と存在論の数理哲学等を研究。

1993年度に内部表現の認知モデルと計算手法に関する博士論文を提出し、この分野では全米で4人目、日本人としては初となる博士号を取得。在学中に世界初の音声通訳システムを開発しCNNで紹介されるなど注目を集める。

また、マッキントッシュの日本語入力ソフト『ことえり』のほか、数多くのソフトの開発者でもある。帰国後は三菱地所に戻り、1989年のロックフェラー・センター買収にも中心メンバーとして関わる。買収後数年はデビッド・ロックフェラー氏が会長を務めるロックフェラー・グループ社の取締役会にも出席。デビッド氏の自宅に招かれたり、禁酒法時代から残る「隠しバー」に連れて行ってもらったりと、深いつきあいとなる。その後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、通商産業省情報処理振興審議会専門委員等を歴任。中国南開大学客座教授、全日本気功師会名誉会長も務める。また、オウム真理教信者の脱洗脳をするなどオウム事件の捜査に貢献。特に國松警察庁長官狙撃事件では、実行犯とされる元巡査長のオウムによって消されていた狙撃当日の詳細な記憶を回復させて大反響を呼んだ。

現在も脱洗脳のエキスパートとして各国政府の顧問として、軍や政府関係者がテロリストらに洗脳されていた狙撃当日の詳細な記憶を回復させて大反響を呼んだ。現在も脱洗脳のエキスパートとして各国政府の顧問として、軍や政府関係者がテロリストらに洗脳されることを防ぐ訓練プログラムを開発、指導、提供している。ドクター苫米地ワークスでは医師、臨床心理士、経営幹部などを対象にさまざまな能力開発の技術をレクチャーする講座を定期的に開催。

ドコモとauのケータイサイト『着信★うた』、『魔法のメロらんど』で『奇跡の着うた』を配信中。発売1週間で1万ダウンロードの大記録を達成。2007年、量子力学の「不確定性原理」を応用した「のぞき見防止」技術と、次世代離散数理による超高圧縮の技術によって開発した次世代P2P型ネットモバイル動画配信システム「CRLサイバーセルフシステム」を発表。無料で配布するなど精力的に活動展開中。現在、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問。

2008年6月公開の映画『神様のパズル』では監修を担当。自ら教授役として出演もしている。

著書に『人の上に立つ超能力』(主婦と生活社)、『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』(宝島社)、『英語は逆から学べ!』『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方』『脳と心の洗い方』(以上フォレスト出版)、『洗脳支配』(ビジネス社)、『スピリチュアリズム』(にんげん出版)、『新・福音書』(講談社)、『夢をかなえる洗脳力』(アスコム)、『洗脳原論』(春秋社)、『洗脳』『洗脳護身術』(以上三才ブックス)、『心の操縦術』(PHP研究所)など多数。

ドクター苫米地ブログ http://www.tomabechi.jp/

(『自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」』主婦と生活社 裏表紙より引用抜粋)