占星コラム


2011/9/3 野田新首相について

2011年8月29日に施行された代表選挙で、第1回目の投票で海江田氏に敗れるものの、第二回の投票で、小沢への批判票を集めて、野田佳彦氏が、民主党代表に選出された。

この野田氏の分析の前に菅直人が結局、11月を待たずして辞任したことは予想外であった。

射手座ラグナで11室に土星と木星がダブルトランジットをこれから形成していくという時期に辞任というのは中々分かりにくい。

このことについては後で、また別のコラムで検討するとして、 今回の野田氏の新内閣が短命に終わるのか、安定して継続して成果を挙げることが出来るのか、検討してみたい。

野田氏の出生データは、1957年5月20日(時間不明)千葉県船橋市生まれである。



出生時間を0:00:01と、23:59:59で作成してみると、現在のダシャーは土星/水星期〜土星/ラーフ期までのいずれかになることが分かる。

つまり、マハダシャーは土星期で確定で、アンタルダシャーは水星、ケートゥ、金星、太陽、月、火星、ラーフのいずれかの可能性がある。

つまり、7通りのアンタルダシャーを考えればいいのであるが、行政の最高職についたということが何を意味するかということを考えた時に、自ずと可能性は限られてくるのである。

このケースの場合は、アンタルダシャーが金星期や太陽期の時期がもっとも総理大臣になる可能性が高い時期である。

何故なら、太陽は政府の仕事を表し、また金星はその太陽と接合しているため、太陽の象意を帯びるからである。

そこで、仕事の10室と金星や太陽を結びつけた時に過去の経歴とダシャーバランスの観点からも、もっとも整合性の高いのは、獅子座ラグナである。

まず、獅子座ラグナであると考えると、 5室支配の木星がラグナに在住し、ラグナは太陽の支配する星座で、ウッタラパールグニーに在住していることから、ナクシャトラの支配星も太陽である。また教育の表示体である水星からみた5室支配の太陽は、牡牛座のクリティッカーに在住しているがクリティッカーも支配星は太陽である。5室には太陽や木星の影響が強く、土星や金星の影響も見られるが、この5室と太陽の絡みは、野田氏が早稲田大学政治経済学部政治学科に入学し、その後、松下政経塾に入学して、政治家を目指したことを説明するものである。

ラグナロードの太陽は10室に在住し、月から見た5、10室支配の金星と接合している。従って、太陽と10室の支配星も絡んでおり、政治学を勉強するばかりでなく、実際の政治家を目指したことがよく分かる。

野田氏は代表選の前の演説で、小さい頃、家は裕福とは言えなかったと語ったそうであるが、2室支配の水星はラーフ/ケートゥ軸と絡んで、2室は火星のアスペクトを受けている。4歳ぐらいまでマハダシャー月期だが、月は12室支配で6室に在住し、6室支配の土星からアスペクトされている。

獅子座ラグナで野田氏の語ることと、矛盾はしていない。

また、その後、4歳〜11歳ぐらいまでマハダシャー火星期が来て、その後、18年間のラーフ期が続き、29歳までラーフ期である。



wikipediaによれば、早稲田大学政治経済学部政治学科在学中に立花隆に憧れ、ジャーナリストを志していたとある。
この時、ラーフ/水星期、ラーフ/ケートゥ期であり、水星もケートゥも、バラニーに在住している。バラニーは諜報能力が高く、探偵とかスパイなどをよく表すナクシャトラである。CIAとかモサドとか各国の諜報員とか、暴き系の活動家はこのナクシャトラを持っている。

それに先立つ 1974年10月頃、月刊誌『文藝春秋』で「田中角栄研究」を発表して、立花隆が田中角栄のロッキード事件を追及している。
従って、バラニーに在住する水星期やケートゥ期に、立花隆に憧れたというのは理解できる。
水星は9室に在住し、月からみてもマハダシャーロードのラーフからみても9室の支配星であり、大学に通って学問に打ち込む時期である。

その後、松下政経塾に入学して、松下政経塾の第一期生として、松下幸之助から直接薫陶を受けている。
この時期が、ラーフ/金星、ラーフ/太陽期である。松下電器産業の相談役として、その当時も影響力のあった松下幸之助氏の直接の指導を受けられたということは、10室に在住する強い金星や太陽の時期であったからだと理解できる。
この松下政経塾は、当時は、松下電器の出向する社員によって、新入社員の研修のような方式を取られており、また研修費として20万円が支給されて、カリキュラムの中に松下電器の工場で実際に働くというものもあったようで(wikipedia:松下政経塾)、これは勉強というよりも、仕事として考えた方が分かりやすいかもしれない。

従って、そのように考えると、10室に在住するアンタルダシャーの金星期、太陽期にこの松下政経塾で活動して、しかもその塾の最高指導者である松下幸之助自身と交流を持つことが出来たことを表していると理解することが出来る。

そして、『松下政経塾卒業後は家庭教師や都市ガスの点検員等、様々な仕事を経験した(wikipedia)』とあり、努力家であり、決して、安楽な道を歩んではいないことが分かる。

この時、ラーフ/月、ラーフ/火星期辺りであり、マハダシャーロードのラーフは、3室に在住し、努力し、忍耐するウパチャヤ凶星の配置である。ラーフのディスポジターの金星は10室で自室にあり、ラグナロードの太陽と接合して、1−10室のラージャヨーガを形成している。従って、ラーフ期というのは努力の時期ではあるが、この時期も政治家を一貫して目指し続けているのである。

西暦 年月 出来事 V.Dasha C.Dasha Transit
1976年〜1980年   早稲田大学政治経済学部政治学科卒業に入学し、立花隆に憧れ、ジャーナリストを志していた。 ラーフ/水星
ラーフ/ケートゥ
   
1980年〜1984年   松下政経塾の第1期生として、松下幸之助氏(当時・松下電器産業=現パナソニック=相談役)から直接薫陶を受けた。 ラーフ/金星
ラーフ/太陽
   
1984年〜1987年   政経塾卒業後は家庭教師や都市ガスの点検員等、様々な仕事を経験した。 ラーフ/月
ラーフ/火星
   


このラーフ期が終わって、人生が変わり始めるのが、1987年に千葉県議会議員選挙に立候補して、29歳で初当選を果たした頃からである。この時期がマハダシャー木星期に入った時期で、木星/木星期である。

木星は5室支配でラグナに在住し、太陽のナクシャトラに在住し、ディスポジターの太陽は10室で10室支配の金星と接合している。
この木星期に入った頃から、実際に政治家としてのキャリアを積み始めている。

1987年   千葉県議会議員選挙に立候補。なお、新聞社の選挙予想では泡沫候補の扱いを受けていたが、当時最年少の29歳で初当選を果たした。千葉県議は2期務めた。 木星/木星    
1992年   松下政経塾の評議員の1人だった元熊本県知事の細川護煕の下で日本新党の結党に参加。翌1993年の第40回衆議院議員総選挙に旧千葉県第1区から出馬し、当選を果たした。この総選挙では日本新党ほか新生党、新党さきがけが党勢を拡大して自由民主党を過半数割れに追い込み、8党派の細川連立政権が誕生する。日本新党所属の野田も細川内閣を支えるが、国民福祉税構想の頓挫や佐川急便からの1億円借り入れ疑惑で窮地に陥った細川首相は1994年4月に突如辞意を表明し、8ヶ月で退陣。続く羽田内閣も日本社会党の連立離脱により少数与党に転落し、非自民連立政権はわずか10ヶ月で幕を下ろした。同年末、新進党結党に参加する。 木星/水星    
1996年   第41回衆議院議員総選挙では千葉県第4区から出馬するが、自民党の田中昭一に105票差で敗北。この票差は全小選挙区でも最小の数字であった(田中昭一:73,792票、野田佳彦:73,687票。野田の惜敗率は99.85%)。新進党は加藤六月のような例外を除き(加藤の小選挙区でのライバルは橋本龍太郎)重複立候補を認めていなかったため、落選した。落選後新進党を離党し、民主党に入党。 木星/金星    
2000年   第42回衆議院議員総選挙では民主党公認で千葉4区から出馬し当選。4年ぶりに国政復帰を果たした。同年、民主党総務局長に就任。翌2001年、民主党次の内閣でネクスト行政改革・規制改革担当大臣に就任する。 木星/ラーフ    
2002年   民主党代表選挙に際しては、菅直人・鳩山由紀夫の二枚看板(所謂「鳩菅体制」)に危機感を覚える前原誠司、松沢成文、河村たかしら中堅・若手議員で「第二期民主党をつくる有志の会」を結成。9月の代表選に前原、野田のどちらを擁立するかで調整が難航したが、中堅・若手議員を代表する形で野田の出馬に落ち着いた。鳩山代表の3選は阻止できず落選したが、選挙戦を通じて党内での知名度を高めた。 木星/ラーフ
土星/土星
   

この木星期が終わって、次の土星期に入った後の、土星/水星期に永田寿康議員(当時)が引き起こした堀江メール問題に巻き込まれて国対委員長を引責辞任している。この時期が、土星から見ると水星は8室支配で6室に在住しており、ケートゥと絡んでいる。

ケートゥには誤診という象意があり、また12室の象意もあるため、スキャンダル(8室)で突然の辞任に追い込まれて、ポストを失った(12室)形である。この堀江メール問題自身も永田寿康による諜報活動に近い、スパイのような活動であるが、証拠としての信憑性に乏しい「メール」(水星)を信用した議員達はそれに振り回されて、役職の辞任に追い込まれていることから、傷ついた水星の象意である。 水星は土星から見て8室、6室と絡んで、バラニーに在住していることから、引責辞任に繋がったことが分かる。

2002年 12月 民主党国会対策委員長に(〜2003年11月)、2004年には次の内閣財務大臣に就任(2005年9月まで)し、党の要職を歴任する。 土星/土星    
2005年   第44回衆議院議員総選挙では千葉4区で自民党の藤田幹雄の猛追を受けるが、944票差で藤田を破り、4期目の当選を果たす。
総選挙で惨敗した民主党は敗北の責任を取って辞任した岡田克也代表の後任に前原誠司を選出し、野田は前原執行部で再度国会対策委員長に就任する。
土星/土星    
2006年 2月 永田寿康が引き起こした堀江メール問題では、当初このメールの信憑性を疑わず永田を擁護する対応を取ったため、国対委員長を引責辞任した(追って前原も民主党代表を辞任)。 土星/水星    
2008年 8月 2008年8月、「本当の二大政党なら政策論争をしないと意味がない」と主張し、民主党代表選への出馬を表明したが、幹部の松本剛明に強く自制を求められるなど自らのグループを纏め切れず、更にいわゆるメール問題の張本人の一人である野田の立候補には全党的に反発が強く、推薦人(20人)確保の目処が立たず、出馬を断念した。これにより、小沢一郎代表体制の継続が事実上決まった。 土星/ケートゥ    
2008年 9月7日 9月7日放送の『たかじんのそこまで言って委員会』で立候補を断念した経緯を語った。またこの出馬断念に反発した馬淵澄夫が花斉会を脱会した。 土星/ケートゥ    

そして、2008年8月に民主党代表選への出馬を表明したが、幹部の松本剛明に強く自制を求められるなど、グループを纏め切れずに、推薦人が確保できずに出馬を断念している。そして、出馬断念に反発した馬淵澄夫が花斉会を脱会したり、など同僚議員達との協力関係がうまくいっていないことが分かる。

この時期は、土星/ケートゥ期であり、土星から見るとケートゥは6室に在住しており、自らのグループの議員との意見の不一致や論争、別離など、6室とケートゥの象意を見ることが出来る。

そして、2009年5月頃に、土星/金星期に入ると同時に幹事長代理や、財務相など、重要ポストに就くようになり、国政の大舞台に踊り出たことが分かる。そして、菅直人の退陣表明で、民主党代表選に立候補し、今回の野田新内閣が誕生している。

金星は10室の支配星で10室自室に在住し、マラヴィアヨーガを形成し、ラグナロードの太陽と接合して1−10室の強いラージャヨーガを形成している。 金星はヴァルゴッタマで強く、太陽もD60では高揚しており、強い星位が確認できる。

アンタル金星期が終わると、アンタル太陽期が来るが、その太陽は10室で10室支配の金星と絡んでいるため、首相としての実績を積み上げて、アンタル太陽期には、内閣は安定するのではないかと思われる。

現在、トランジットの木星が9室を運行し、土星はまもなく3室に入室する。本来、9室は地位や仕事にとってはあまりよくないハウスである。地位や仕事を損失する(10室から12室目)だからである。

然し、月から見た場合には木星は4室をトランジットし、土星はまもなく10室に入室する。
従って、大舞台で責任を負って活動する時期である。

その後、木星は牡牛座10室に入室するので、暫く、野田新政権で行くことになりそうである。

1993年に衆院選で初当選した際に松下政経塾の仲間たちと一緒に取った写真(左側)の中で、中央に写っているのが、野田佳彦氏である。獅子座の特徴は、どこにいても中心人物で目立つことであるが、ラグナロードの太陽が10室に在住している配置は特にそうである。また野田氏は1986年から財務相就任までの約24年間、選挙区の駅前での朝の街頭演説、ビラ配りなどを平日は欠かさずに行ない続けたそうである。この公の目立つ場所で、毎日のように演説をし続けたことは、ラグナロードが10室に在住する象意である。(写真はInternet Fridayより引用抜粋)


諸外国の要人と並んだ時に相手よりも偉そうに見えることも政治家として重要な資質である。

写真左:2010年11月6日、シンガポール財務大臣ターマン・シャンムガラトナム(左)、アメリカ合衆国財務長官ティモシー・フランツ・ガイトナー(右)。 

写真右:2010年11月6日、アメリカ合衆国財務長官ティモシー・フランツ・ガイトナー(左)。(wikipediaより)



少なくとも、土星/太陽期(2012年6月〜2013年6月)の間は、野田新政権でうまく行くと思われる。

その後は、土星/月期に入るが、月は12室支配で6室に在住し、6室支配の土星と火星からアスペクトされ、月はケーマドルマヨーガも形成しているため、2013年6月以降に政治力を失って、2014年6月までには退任するものと思われる。

2014年6月頃にはトランジットの太陽が12室に入室し、土星が3室から12室にアスペクトするため、12室にダブルトランジットが形成される。

その後、その年の秋には土星も蠍座4室に移動して、6室にもダブルトランジットが形成されるため、野田新政権は、2013年6月までは評価も高く安定するが、2014年の秋頃までには、野田氏が求心力を失って、辞任に追い込まれるのではないかと思われる。

2009年 5月 。2009年5月の小沢代表辞任に伴う後継選挙では岡田克也を支援したが、岡田は鳩山由紀夫に敗北。ただ、岡田が鳩山代表の下で幹事長に就任すると、幹事長代理として執行部入りし、復権を果たした。 土星/ケートゥ
土星/金星
   
2010年 6月 鳩山が代表・首相辞任を表明し、6月8日に鳩山内閣は総辞職した。後継代表・首相には菅副総理兼財務相が就任し、菅内閣の財務相には野田が副大臣から昇格する形で就任することとなった。初入閣での財務相就任は初めての例であり、戦後の大蔵大臣時代を含めても比較的異例である。 土星/金星    
2010年 8月20日 同年8月20日、為替動向について記者会見で「重大な関心をもって注意深くみていく」と述べる一方、為替介入についてはコメントを避けた。9月8日、円高について衆院財務金融委員会での答弁で「明らかに一方的に偏っている」とし、「必要なときには為替介入をふくむ断固たる措置をとる」「産業の空洞化にもつながりかねないということで、強い懸念をもっている」と述べた。9月15日、政府・日本銀行が「円売りドル買い」の為替介入に踏み切ったことを発表。この介入により1ドル=82円台から1ドル=85円台に急落した。10月8日、1ドル=81円台に上昇したことを受け「より一層重大な関心を持ってマーケットの動向を注視し、必要なときには介入を含めて断固たる措置をとるという姿勢に変わりはない」と述べた。また同日ワシントンで開かれた先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では為替介入について「批判的な意見は出なかった」と説明した。 土星/金星    
2010年 9月 菅改造内閣でも財務相に留任 土星/金星    
2011年 1月 2011年1月の内閣改造に際しては内閣官房長官への横滑りも取り沙汰されたが、野田が財務相続投を強く希望したため、菅再改造内閣でも留任した。 土星/金星    
2011年 8月8日 スタンダード&プアーズによる米国債の格下げに伴い、2011年8月8日に行われたG7電話会談では、「米国債への信頼は揺るがないし、魅力ある商品だと思う」と述べ、円高に対してはマーケットの動向を注視すると述べた。 土星/金星    
2011年 6月9日 菅直人首相の退陣表明を受けて仙谷由人民主党代表代行や岡田克也党幹事長らは民主党代表選挙に野田を擁立する方向で調整。朝日新聞(2011年6月9日付)が1面トップでポスト菅の「本命」と報じ、夕刊の各全国紙が後追いした。 土星/金星    
2011年 8月10日 8月10日の文藝春秋で「時機が来れば、私は、先頭に立つ覚悟です」と党代表選への出馬に意欲を示し、同日の記者会見では「脱小沢」路線は見直すべきとの考えを示した。 土星/金星    
  8月26日 立候補を表明し、原発事故収束を優先事項に挙げる。また自身は脱原発依存の立場であり、原発は新設しないことを表明した。 土星/金星    
2011年 8月29日 2011年8月29日に施行された代表選挙では第1回目の投票で海江田の143票に次ぐ102票を獲得。過半数を獲得した候補がいなかったため決選投票となり、小沢への批判票を集めた野田が215票を獲得して177票を獲得した海江田を逆転し、第9代民主党代表に選出された。

投票前に行われた演説の冒頭、野田財務相は自らの外見をネタに、早速会場の笑いをとってみせた。15分間の演説では、裕福とはいえない生い立ちから、無名だった県議時代の苦労、浪人時代に中小企業の経営者らから支援を受けた思い出などを、司馬遼太郎などの時代小説や相田みつを、7月に直木賞を受賞したばかりの小説『下町ロケット』などにも言及しつつ語り]、政治に「夢、志、人情」を取り戻すことを訴えた。
土星/金星    
2011年 8月30日 菅再改造内閣の総辞職を受け衆参両院で行われた首班指名選挙において、第95代内閣総理大臣に指名される。 土星/金星    
2011年 9月2日 天皇による親任式を経て正式に就任した。 土星/金星    
wikipediaより引用抜粋、一部編集


そうすると、今回、海江田万里を支持して敗北した小沢一郎は今後、どうなっていくかということであるが、
ヴィムショッタリダシャーは既に2011年8月辺りから土星/土星期に入っているのではないかと思われる。

そして、ヨーギニダシャーでも来年の2012年1月から土星/土星期に入る。

チャラダシャーでは現在、まだ双子座であり、双子座には、AmkとDKがジャイミニラージャヨーガを形成し、双子座から10室に在住するAKにアスペクトして、10室でジャイミニラージャヨーガを形成している為、依然として政治力を維持し続けると思われる。

然し、ヴィムショッタリダシャーやヨーギニダシャーでは、出生時刻によっても時期は多少前後するかもしれないが、 土星/土星期となることによって、10室の太陽に傷をつける土星が、権力の座に就くことや名誉を回復することを許さないのである。

こうした土星の影響が強い中で、小沢一郎の党員資格停止解除というのは難しいかもしれない。

そして、そうした厳しい状況の中で、チャラダシャーが2013年5月から蟹座に移動すると、AmkとDKは蟹座からみて12室となり、AKは9室に在住して、AK、Amk、DKは、9室、12室、3室、6室にアスペクトし、10室や11室へのアスペクトは形成しない。

従って、このタイミングが、小沢一郎の政治力の衰退が決定的となる時期である。

その時期は、野田佳彦氏は、土星/太陽期で、政権運営は比較的うまく行っている時期ではないかと思われる。

その後、野田氏は、2014年6月頃にトランジットの木星が12室に入室し、秋頃には6室にダブルトランジットも生じるので、政権運営がうまく行かなくなり、辞任に追い込まれる可能性があると上記に書いたが、このトランジットは、小沢一郎にも全く同じように当てはまっている。

今後、小沢一郎の復活は無さそうである。



(参考文献)

wikipedia 野田 佳彦

民主党代表選:野田代表、出発は裸一貫 ガス点検員を経験/駅前で演説24年…
毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊

 民主党代表選で新代表に選ばれた野田佳彦財務相(54)は松下政経塾第1期生で、政界入りまでにはさまざまな職業を経験した。知名度も有力な支持者もなく、「徒手空拳」で政界入りを果たした。

 ◇ガス点検員を経験/駅前で演説24年/1日2箱の愛煙家

 1980年、早稲田大政経学部を卒業するとすぐ、松下政経塾の第1期生として、松下幸之助氏(当時・松下電器産業=現パナソニック=相談役)から直接薫陶を受けた。第1期生は全国から900人が応募、3次の審査の末、約20人が入塾した。

 同期生に逢沢一郎自民党国対委員長がいる。後輩には、今回の代表選で戦った前原誠司前外相(8期)、野田陣営に加わった樽床伸二元民主党国対委員長(3期)、玄葉光一郎国家戦略担当相(8期)らがいる。前原氏は93年衆院選初当選の同期でもある。政経塾卒業後は家庭教師や都市ガスの点検員などさまざまな仕事を経験しながら、政治家への志を捨てなかった。87年には千葉県議選に立候補、当選し、2期務めた。

 千葉県議選に立候補する半年前の86年10月から2010年に財務相に就任するまで24年間、選挙区の駅前での早朝街頭演説、ビラ配りを平日は欠かさず続けた。朝6時(当初は7時)から8時半まで、千葉県のJR津田沼、船橋両駅などで行った。朝7時から夜8時までの13時間連続で選挙演説をしたこともある。このため、「駅前留学はNOVA、駅前演説は野田」というだじゃれをよく飛ばす。文芸春秋9月号では「(駅前演説は)私の政治活動の原点。一日でも演説すれば0・5ミリでも前進する。一度でも怠れば、どんどん後退してしまう」と振り返った。

 野田氏の趣味は格闘技観戦。自身も柔道二段の有段者で、超党派でつくる格闘技振興議員連盟の会長を務める。

 またたばこに関しては1日2箱吸うヘビースモーカー。副財務相当時に財務省はたばこ増税を決めたが、「増税は切ない思い」と語った。東日本大震災の復興増税を巡って、一層のたばこ増税が取りざたされた際には「税制を使ったオヤジ狩りみたいなもの」と強く反発した。

 愛読書は司馬遼太郎、藤沢周平、山本周五郎の時代小説。【中川佳昭】

 ◇財政再建焦点は官僚との距離感

 「よく話を聞いてくれる」「安定感は抜群」。副財務相、財務相として政権交代後の2年をともにした財務官僚の野田佳彦民主党新代表への評価は、おしなべて高い。今回の代表選でも候補者でただ一人、東日本大震災の臨時増税の必要性を明言し、「耳の痛い負担増の話でも逃げずに話をしてくれた」と、ぶれない姿勢への信頼感が一段と高まった。

 野党時代にパイプは無かったが、09年9月に旧大蔵省OBの藤井裕久財務相(当時)の推薦で副財務相に就任後は、税と社会保障の一体改革などで財政健全化路線を主張。官僚敵視やパフォーマンスに走る閣僚が多い中で、「失言がなく、答弁も安心して見ていられる」(幹部)という相対的な安定感が財務官僚の評価を高めた面もある。

 ただ、財政再建路線には「財務省のいいなり」との批判がつきまとい、与野党の反発を招きやすい。一定の距離感を保ちつつ、財政再建に道筋を付けるバランス感覚が問われそうだ。【坂井隆之】