2011/3/12 東北沖大地震について 3月11日、 14時46分頃、東北地方、宮城県沖でM8.8 
          の地震が発生した。 
        
           
            <地震>「阪神」の180倍規模…専門家「1千年に1度」  
        
        日本の建国図はどの日付にすればよいかという議論は賛否両論あるが、第二次世界大戦後の1951年9月8日に調印されたサンフランシスコ講和条約が発布された翌1952年4月28日が日本の建国図として機能しているという意見がある。 
        
        この日本の建国図を見て、まず、分かることは国土を表す4室はラーフと太陽に挟まれて、パーパカルタリヨーガを形成し、逆行の土星や火星からアスペクトされていることである。 
          また4室(国土)支配の木星が逆行の火星からアスペクトされている。(※出生図でも逆行の惑星が1つ前のハウスからアスペクトするという説を採用) 
        また4室で水星が減衰し、6室を支配する金星が4室に在住している。 
        然し、その国土の4室や4室の支配星が逆行の土星や火星、そして、パーパカルタリヨーガの影響下にあり、トリシャダハウスと絡んでいるという事実が、日本が地震が多い国であるという事実を表していると考えられる。 
        特に地震とか、自然災害とか、原発事故とか、火山の爆発といったものは、大きなエネルギーを要する出来事であり、これは土星と火星が絡むと考えられる。 
        ナヴァムシャを見ると、4室に火星が在住し、6室支配の金星と接合しており、4室支配の木星は6室で土星と接合して、ラーフ/ケートゥ軸と絡んでいる。従って、ナヴァムシャでも4室は激しく傷ついている。 
        更に4室を拡大する分割図であるチャトゥルシャームシャでは、4室に土星がアスペクトし、4室支配の木星が8室に在住して、8室支配の火星と接合している。従って、チャトゥルシャームシャ(4分割図)でも4室が傷ついている。 
        
        
           
            Fourth House  
           
            (訳) 4室  
        
         地震が生じている現在、東北地方沿岸地帯で起こっている出来事は、まさにマンデーン占星術的に言えば、4室の象意であることは明らかである。 
        また宮城県気仙沼一帯で大規模な火災が発生しており、又、石油化学コンビナートも大規模爆発及び、火災を起こしているようである。 
        更に福島第一原発1号機で、原子炉の冷却機能に異常が生じて、原子炉内の圧力が1.5倍に上昇しているという。 
        
           
            福島第1、圧力弁開放へ 微量の放射性物質放出の恐れ  
           
            地震:原子炉の冷却機能に異常 福島  
        
        これは非常に緊急事態である。 
        
         再び、M.S.Mehta氏の『Mundane Astrology』P.110, P111から引用すると、以下のように記述されている。 
        
           
            Taurus and Scorpio signs are notorious for earthquakes 
              especially when Saturn, Rahu, Mars and Jupiter are in the signs, 
              Taurus especially has the Rohini nakshatra the implication of which 
              has been explained separately.  
           
             
              (訳) 
             
           
        
        今回は特にローヒニーに土星や火星がトランジットしている訳ではないが、月がローヒニーをトランジットしており、土星と火星がその月にアスペクトしている。 
        4室は財産(property)を表し、東北沿岸部一帯の鉄道や道路、家屋や公共施設といった社会インフラがダメージを受けたということは、日本の固定資産が大きく損なわれたということであり、これが4室の傷つきであると言える。 
        木星は現在、日本の建国図の4室をトランジットしていることから、保護が働いており、被害を最小限に抑える働きをしてくれたと考えられるが、5月8日から木星が牡羊座5室に移動する為、土星が単独で4室にアスペクトすることになる。 
        従って、地震後の社会インフラの損傷によって、国民の住生活が暫くは損なわれるということを表しており、避難や移動などによって、住まいが安定しない状況を表している。2011/3/12追記】  
        【2011/3/12 17:14 追記】 
        福島第一原発が、炉心溶融(メルトダウン)して予断を許さない状況のようである。 
        電力がストップして冷却水を送ることが出来ず、燃料棒がむき出しになって熱と圧力が上昇している情勢のようである。 
        水蒸気を外に逃がして圧力の低下を図ったが、依然として、水を注入して、炉心を冷やす作業が続けられている。 
        
           
            福島第1原発1号機で爆発、4人けが 東電発表  
        
        【2011/3/13 0:11追記】 
        その後のニュースによれば、8時20分、海水を原子炉に入れて冷却をする作業を開始し、中性子を吸収して、核分裂反応を抑えるホウ酸を注入したとのことである。  
        
           
            福島第一1号機で爆発…4人負傷、3人被曝   
        
         依然として、予断を許さない状況である。 
        今回の地震により、道路、線路、鉄道、港、空港、電線、民家、公共施設、石油化学コンビナートといった日本の財産(Property)である社会インフラ(4室)に甚大な被害がもたらされ、日本政府はこの災害への対応で20兆円規模の補正予算を組むという話も出ているようである。 
        外交の7室と政府や国家の地位などを表す10室の支配星が4室で減衰していることの具体的解釈は難しいが、【2011/3/17追記】  
        福島原発が原子炉を冷却する方法がなく厳しい状況に突入している。  
        自衛隊が、ヘリコプターで上空から冷却しようとしたが、放射能が高いため、断念したようである。 
        次のハウスに在住する効果が始まる。同じ割合を太陽に適用すると、太陽は1つの星座を30日で運行する為、 
        
           
            原子力緊急事態・時系列(3月11日〜13日)  
           
            Yahooニュースより  
        
         現状、原子炉及び、プール内の燃料棒を冷却する策がないため、事態は長期化する可能性を帯びており、もし長期化する場合には、3月25日からトランジットの火星が4室に入室するのである。 
        【2011/3/17 20:35追記】 
        日本の今後はどうなるのか? 
        この記事を読んだ読者のTさんから、「日本の水星期はそれほどわるくはないのではないか」との連絡を頂いた。 
        それは土星期はラシとナヴァムシャで、土星が2、3室支配の機能的凶星で逆行しているからである。 
        その解釈としては何とか経済大国の地位を保とうとして欲望で行動して、苦心して苦しんできたというこの平成不況の日本の歩みを示しているかのような配置である。 
        次の水星期は水星は7、10室支配で、機能的凶星化しているが、ケンドラの4室で減衰して、パッとしない配置である。 
        一見、パッとしない配置であるが、水星は高揚する金星と絡んでニーチャバンガを形成し、更にナヴァムシャでも7、10室支配で7室の自室にアスペクトバックしている。 
        決定的となるのは、ナヴァムシャでの水星の強さが修正される箇所である。 
        
          
            米メディアが原発作業員を絶賛「最後の防御」  
           
            <福島原発>綱渡りの放水作戦 被ばく基準、急きょ変更  
        
        自衛隊や警視庁の機動部隊、東電の社員等、誰も高い放射線を放出している原子炉には近づきたくない。