2010/9/14 民主党代表選・小沢一郎 VS 菅直人
小沢一郎と菅直人の民主党代選の模様をインターネットのライブ中継で見ているのであるが、この結果が出るまでに、両人のチャートから結論的なことを予想してみたいと思うのである。
まず、小沢一郎はマハダシャーラーフ期とマハダシャー木星期の移行期のタイミングから以前、乙女座ラグナに設定したのである。移行期のタイミングからすると、獅子座、乙女座、天秤座のいずれかになるはずであるが、天秤座の可能性は彼の外見的特徴や性格からありえないと思われ、獅子座か乙女座か検討しても、獅子座だと、金星がラグナからみても月からみても10室支配で8室に在住してしまう。
小沢一郎は現在、非常にメディアに露出し、彼の政治的活動は活発している。
また小沢ガールズといった女性新人候補に恵まれ、彼らとのよい師弟関係を築いている小沢一郎の政治的活動状況からすると、獅子座ラグナというのは考えられないのである。
ラグナは乙女座にならなければならない。
そのような金星が機能的吉星にならなければならないという観点によって、私は乙女座ラグナに以前、設定したのである。
また彼が検察に執拗な攻撃を受けた期間も木星が水瓶座6室を運行中の時期であり、土星が魚座に入室してからは落ち着いてきたと思われる。
従って、小沢一郎は乙女座ラグナであると思われる。
そうすると、小沢一郎のチャラダシャーは2010年5月ぐらいから、蟹座に移行しているのである。
蟹座からみると、10室の支配星に相当するアマティアカラカの火星は12室に在住してしまう。
そして、現在のヴィムショッタリダシャーは土星/土星期で、土星は5室の支配星で9室に在住している。
9室は10室を損失するハウスであり、キャリアを損失するハウスである。
また土星というのは、小沢一郎が権力に付こうとする動きを抑制してきた惑星のはずである。
10室の太陽に土星が接合していることの意味はそのように解釈可能である。
そして、土星は乙女座に現在トランジットしており、小沢一郎の1室であるが、これは彼がまた一から長い旅路を行くことを表わしている。出発の時期である。
従って、小沢一郎にとって大きな転機の時期である。
それは政界引退である。
もし仮に総理になったとしても、来年の5月から木星が8室に入室して、来年の11月から8室にダブルトランジットが生じるのである。従って、小沢一郎が総理になったとしても、直ぐに中断するはずである。従って、そのような人が総理になるかということが考えられる。タイミング的に納得できないタイミングである。
従って、私の予想では小沢一郎総裁は難しいのではないかと思うのである。
予想が外れるかもしれないが、あえて、乙女座ラグナという観点から、予想をしておきたいと思うのである。
一方の菅直人は、現在、10室に土星がトランジットし、10室の太陽に土星がトランジットしているので、批判を受ける時期である。また土星のトランジットは地位の失墜を表わしている。
然し、木星も同時に10室にアスペクトしているため、10室にはダブルトランジットが生じている。
そして、また12室にもダブルトランジットが生じているので、彼は現在、多くの人から足を引っぱられ、批判を受け、そして、損失や消耗を経験している。
私の検証では、菅直人は射手座ラグナで、現在、マハダシャー火星期で、火星/火星期に入っているのである。
火星はラージャヨーガを形成している。従って、彼はやはり地位を失いそうにはないと思うのである。
然し、彼は総理大臣として留まっても、 来年の5月には木星が牡羊座に移動して、乙女座10室に単独で、土星がトランジットし、太陽が土星の直撃を受ける為、彼は今後も批判を受け続けると思われる。
そして、彼は2010年10月ぐらいからチャラダシャーが魚座に移行するとすれば、魚座からみてアマティアカラカ(10室の支配星に相当)の火星が8室に在住するのである。
これは職務上の苦悩の状況である。従って、例え、菅直人が勝ったとしても、彼は苦しい政治運営を強いられるのである。
現在、民主党代表選のライブ中継を見ているが、現在、15時12分である。
今、参議院議員が投票している最中である。
従って、まだ結果が分からないが、私は現時点で、小沢一郎が結局、政界引退に追い込まれるのではないかと考えている。
これが今まで学習してきた占星術的ロジックによる結論である。
好き嫌いで言えば、優柔不断な菅直人よりも、改革を断行できそうな小沢一郎の方により政治家としての魅力を感じるが、占星術的な解釈で言えば、現時点で、小沢は総理大臣になれないと思うのである。
現在、ライブ中継では、管理委員が票を数えている最中である。(15時23分)
インド占星術はとかく後付の解釈になりがちであり、その点で、批判を受ける為、結果が出る直前となってしまったが、結果が出る前に先に予想をしておきたいと思うのである。
【2010/9/14 追記】 代表選の結果を見て
15時38分 投開票の結果、新代表が菅直人に決定したことが、代表選の会場で、
アナウンスされた。
非常に直前になってしまったが、私は投開票の結果を待たずして、小沢一郎候補が、
負けることを予想したのである。(これは嘘ではありません)
もし外れた場合、外したことを素直に認めて、外れた理由を今後の続きとして、
追記していくなり、新たなコラムを立てて検証していくつもりであった。
然し、結論としてはやはり小沢一郎は負けたようである。
この予想は非常に困難で、大新聞、テレビなどは小沢に批判的で、スポーツ新聞や、
週刊誌、あるいはインターネット上の言論サイトなどでは小沢待望論が高揚し、妥協しない真の改革を実現できそうな小沢一郎を待望する声が多く、世論調査も、大手マスコミの世論調査はあてにならず、本当は小沢支持の声が菅直人支持よりも大きいという解説も為されていた。
菅直人は総理大臣になってから、官僚と妥協し始め、経団連との関係も改善したり、また高速道路料金が完全無料化できなかったりなど、妥協路線をひた走っているように思われ、政治的妥協をせずに改革を断行できる強さを菅直人は持っているのか、またアメリカの圧力に容易に屈してしまうのではないかという懸念が広がっていた。
私がよく閲覧する言論サイトなどでも小沢一郎を圧倒的に支持しており、アメリカの覇権に屈せずに中国との関係を強化して、安全保障のあり方などが完全に変容するような小沢一郎が待望されていた。
私は菅直人が総理大臣に就任した時に彼のラグナを射手座に設定したが、私が菅直人が妥協路線を走っているように見えたときに、やはり菅直人のマハダシャーの火星は11室に在住しているため、権力についた人間が見せる怠慢や保身的態度に移行してしまったのではないかと懸念した。それは主に11室(貪りのハウス、高い評価のハウス)のトリシャダハウスの影響ではないかとも考えていた。
最後の誘惑のハウスであるこの11室において、人は富や権力という魅惑物によって、真の目的のために活動することが難しくなるからである。
そういったことで私は心情的に小沢一郎を応援していたのである。
私の友人たちも小沢一郎を応援していた。
然し、私はその一方で、10室にダブルトランジットが生じ、マハダシャー火星期で、火星がラージャヨーガを形成しており、来年の11月には5−11室の軸に木星と土星がダブルトランジットするこの菅直人が負けて総理の座を失うのだろうかという疑問も生じていた。
そして、小沢一郎のラグナが乙女座だという確信が今ひとつ、弱かったため、私ははっきりと結論を出すことが難しかった。
然し、最近、私はジャイミニに関する文献を読み込んでいて、小沢一郎が乙女座ラグナであるとすれば、チャラダシャーの蟹座に入っており、Amk(アマティアカラカ=10室の支配星に相当)の火星が12室に入ってしまうのである。
これは地位やキャリアを失う時期である。
実際、私自身が、自分のチャートで、チャラダシャーから見て12室にAmkが在住しているタイミングで、仕事、地位を損失していたので、それが決定的となったのである。
また小沢一郎が、多くの美人で優秀な女性秘書を抱えており、また小沢ガールズと呼ばれる新人議員たちとよい師弟関係を築いており、尊敬もされていたので、9室支配の金星が7室で高揚する乙女座ラグナで間違いないという感触を得ていたのである。
従って、乙女座ラグナの確信と、チャラダシャーの精度の高さに関する最近の再確認により、やはり、小沢一郎は負けるのではないかと、再度、直前になって思えたのである。
そして、予想というものは、それが起こる前にしなければならないため、議員達が壇上に上がって、投開票している姿をインターネットライブ中継を見ながら、あわてて、記事にまとめたのである。
例え外れたとしても何も失うものはないし、また以前からのコラムの内容でも外れた予測もかなりあるため、リスクは少ないのである。
政治評論家によれば、今回、立候補した小沢一郎は自らの政治生命をかけたのだと解釈されている。
実際、小沢一郎自身が、民主党代表選の壇上での演説の際に、「再びここに二度と立つことはないかもしれませんが・・・」と、自らの決意を述べているので、この小沢の敗北は、彼の政治生命の終わりを意味しているのである。
従って、今回の結果により、小沢一郎の政界引退につながっていくことと思われる。
それはおそらく来年の5月に木星が彼の8室に入室したタイミングではないかと思われる。
この菅直人と小沢一郎がどちらが勝つかという予想は、まず、以下の2ステップが必要である。
1. 菅直人と小沢一郎のラグナを正しく導き出す
2. 1.が正しく出来たことを前提として、パラシャラとジャイミニによる正しい技法によって各候補者の未来を予測する
1. が完全に正しくできて初めて、ヴィムショッタリダシャーとチャラダシャーによるコンポジットアプローチによって正しい結論を導き出し、その結論に自信を持つことができるのである。
然し、今回は予想を発表したのが直前となってしまい、このタイミングでは占星術師の予言としては全く説得力を持たないし、むしろ、結果を知ってから発表したのではないかと疑われるタイミングかもしれない。
本来、占星術師が何らかの予測や予言をする時はかなりの日数を置いて、あらかじめ予測をし、そのことを発表することが必要である。
本日、インターネットで民主党代表選がライブ中継されるというYAHOOのニュースを見て、どちらが勝つかを予想できるか再度、検証してみたのである。
2週間程前に両者のチャートを比較した時には、確信がもてなかったのが、ここ数日のジャイミニの文献の読み込みによって、確信に変わったため、発表したのである。
決め手としては、小沢一郎は乙女座ラグナで、チャラダシャーが2010年5月頃に蟹座に入って、蟹座のダシャーが今後11年続くのである。
その蟹座から見てAmk(アマティアカラカ)の火星が12室に在住しているという、このことが決め手である。
いかにコンポジットアプローチが重要であるかを思い知ることとなったのである。
(資料)
wikipedia 小沢一郎
wikipedia 菅 直人
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