占星コラム


2009/5/20 北野誠のラグナを特定する

タレントの北野誠が先日、ラジオで不適切発言をしたとの理由で、芸能活動を休止に追い込まれたことが報じられていた。

北野誠、芸能活動休止…ラジオで不適切発言
2009/04/12 サンスポ izaβ版

タレント、北野誠(50)が芸能活動を休止することが11日、分かった。所属の松竹芸能などによると、原因は大阪・ABCラジオ「誠のサイキック青年団」で北野が誤解を与える表現を行い、関係者に迷惑をかけたとして3月8日放送分で打ち切られたこと。局側は、再び関係者に迷惑をかけるとして内容を公表していない。

出演を予定していたイベントやサイン会も中止。松竹芸能はラジオやイベントで誤解を招く発言があったことを受け、謹慎させ、レギュラー5本すべての出演自粛を決めた。活動再開の時期は未定。ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」は17日放送分の収録を終えており、24日放送分以降は出演しない。水曜レギュラーの日本テレビ系「ミヤネ屋」も当分の間、出演しない。

この出来事を見ていて感じたことはこの事件が全く本人にも世間にも突然の出来事で、8室の象意が働いていたのではなかったかということである。

それで2009年4月11日に芸能活動を休止することが明らかになったと書いているが、問題の発言があったとされるラジオ番組『誠のサイキック青年団』は3月8日の放送で打ち切られていることから、この突然の出来事の原因自体は2009年3月8日前に既に起こっていたことが示唆されている。



2009年1月から山羊座に木星と土星のダブルトランジットが生じており、2009年1月26日に日蝕が山羊座で生じたことで、山羊座が強調されていたが、この山羊座が何室に該当するかが問題であったと思われる。

それでこの山羊座が8室に該当する双子座ラグナの人にとっては、2009年は何か突然の出来事が起こって、物事の中断、変化が生じ、環境が激変してしまうことを示していたと思われる。

北野誠もこのケースではないかと思われるのである。

その証拠として、wikipediaに彼の活動内容が詳しく掲載されているが、彼はマルチな才能を持つ、双子座ラグナの特徴をよく示している。

人物像

著書やラジオでは、政治家や官僚の利権や既得権益、司法の在り方、税金、少年犯罪を憂うことも多い。

ゴシップ誌、マンガ、新聞等の他、文芸、政治経済、歴史、自己啓発本、暴露本、ノンフィクションとジャンルを問わず、かなりの読書家の面もある。過去、北野が絶賛した書籍は、貴志祐介「黒い家」、天童荒太「永遠の仔」、村上龍「半島を出よ」、桐野夏生「グロテスク」「OUT」。

近年、一時期傾倒しながら休止していた株式投資を復活させた。素人向けの株式投資本も上梓した。他に、月に1回日刊スポーツ紙面において、同紙の覆面記者と株式投資でどれだけ収益を上げられるかという対決を行っている。その後、2006年初めからの新興株下落の影響を受け、株式投資に関するコーナーを設けているレギュラーラジオ番組「ツー快!お昼ドキッ」では、その件について真剣に嘆く様子が見受けられた。投資のリスクに触れず簡単に儲かると言う論者には苦言を呈しており、自らの投資も収支はプラスであると語っているも時々、自失しかけるほど手酷い目に遭うことも明かしている。

無為に時間を潰すのを嫌っており、休みの日である場合も「今日は何もしない」と自分に念じてからでないと休めない。また、音楽を聴きながら掃除やストレッチしながら株取引したりと典型的な「ながら」の面もある。

(wikipediaより引用抜粋、一部編集)

彼は政治、司法、少年犯罪、株式投資、ゴシップ誌、マンガ、文芸など、興味の対象が幅広く、また、『音楽を聴きながら掃除やストレッチしながら株取引したり』と二つのことを同時に行う変通星座で、風の星座ではないかと思われ、双子座ラグナの特徴をよく示している。

そして、おそらく彼は芸能人の秘密を暴露したり、物議を醸すような活動内容であるため、おそらく、ラーフを支配星とするアールドラーではないかと思われるのである。

そこでラグナをアールドラーの第一パーダに設定すると以下のようなチャートになる。

そうすると、2009年6月14日からマハダシャー月期に移行することが分かる。

月期はラグナから2室に在住して家族のもとでの生活や、自営業や、契約による仕事などを表していると思われ、これまでの太陽期や金星期とは大きく変化するようである。

マハダシャー太陽期はラグナからみて3室の支配星で8室に在住しており、3室を支配することから芸能やマスコミを表している。
またその前の金星期はラグナから見て5室の支配星で8室に在住している。

5室の支配星は3室から3室目で3室の象意を持つため、芸能、マスコミを表していると思われ、また5室の支配星として、創作活動を表している。

それで8室に3室支配の太陽と5室支配の金星の絡みが見られるようである。

これは芸能で自己表現や創造的活動をする配置である。

然し、その活動はしばしば物議を醸し出す、芸能人の秘密暴露とか、不道徳なものが多かったため、3室の支配星や5室の支配星が8室に在住していると考えればいいのではないかと思われる。

特に1993年に山本リンダがヘアヌード写真集を出したことについて中傷的な発言をして、山本リンダから訴訟を起こされたことにこの8室金星の象意が現れているのではないかと思われる。

8室は支配者であり、訴訟を起こした側は8室に該当するのである。

不祥事

1981年、映画「ガキ帝国」に出演。公開当時、井筒和幸監督らとともに大酒を飲み、新宿で交通標識等をその場の勢いで破壊。井筒監督らは逮捕されたが、別段、警察の追及もなかった北野はそのまま東京を後にした。しばらくしてから、新聞記事で自身が逃走犯扱いとなっていることを知って焦り、関係者からも「このままでは映画がおじゃんになる」と説得され、四谷署に出頭するも署の都合で留置の手続きが後回しにされ数日間待機を余儀なくされる。7日間ほど留置されるが、初犯であるなどの諸事情を斟酌して不起訴処分となる。事務所と契約する途中で微妙な時期であったため、最悪契約が破棄されることも含め、自分の行く末が閉ざされるのではないかと不安に陥ったという。不起訴になったときには安堵し、丸ビルを見て落涙した。

1993年、ラジオ番組「誠のサイキック青年団」で、山本リンダのヘアヌード写真集について、「溶けたアイスクリーム」「整形手術をしまくっている人造人間の写真集なんか買うな!」と猛烈にこき下ろしたことに山本が激怒。名誉毀損として一億円の損害賠償を請求され、同番組のパーソナリティの竹内義和と共に、マスコミ公開の中で謝罪会見をした。

2004年、大阪ローカルの番組で、ナインティナインの岡村隆史の貯金額を暴露、住民票を移していない岡村が何ら節税対策もせず大阪府に丸々納税していることに呆れる。そのことを知った岡村は自身のラジオで「大阪のテレビは洒落にならないことになっている」と驚愕。これについては北野も反省し、移動中に偶然会った相方の矢部浩之に謝罪したり、ナインティナインのラジオのジングルに登場したりした。後に「めちゃ2イケてるッ!」の企画に登場したりするなどしている。

(wikipediaより引用抜粋、一部編集)

wikipediaには他にも芸能活動中の発言がもとで、相手から批判を受け、訴訟に発展しそうなケースがいくつか見られるようである。
その時は芸能活動が中止や休止の危機に陥る傾向があったと思われる。

ラジオ番組「誠のサイキック青年団」は21年間続いてきたラジオ番組で、長期にわたって芸能活動を続けてきたことが分かる。
従って、マハダシャー金星期と太陽期に渡って、芸能活動を続けてきたことが分かるのである。

wikipediaを見ると、北野誠の実家は農家であると書かれているが、専業農家として母親が農作業をしていると考えることができる。

その場合、母親のラグナを4室とすると10室支配の水星が4室に在住して5、6室支配の土星と接合している。

4室に在住する10室の支配星と土星の絡みは土地(田畑)に関する重労働を表していると思われ、 実家が農家であることに合致している。乙女座ラグナ以外だと仕事が農業に見えるラグナがないため、おそらく、4室は乙女座となり、北野誠のラグナは双子座になるのではないかと思われる。

木星が8室をトランジットする時期は人生の困難な時期である。

それは細木数子の場合もテレビの降板につながったし、小室哲哉の場合も、借金に困って詐欺事件で逮捕というかたちでおとずれている。

従って、北野誠の人生で最も辛い経験であると思われる芸能界無期限謹慎というのはやはりどう考えても8室の象意だとしか考えられず、木星が8室をトランジットしている時期に起こった出来事であると考えるのが妥当である。

また、さらに今年の1月から土星が逆行して山羊座にアスペクトし、山羊座8室にダブルトランジットが形成されており、しかも1月26日に日蝕が生じて、不吉な物事が起こる前兆を示していたのである。

ヴィムショッタリダシャーは太陽/金星期辺りだとすると、太陽は3室支配で8室に在住し、金星は5室支配で8室に在住し、その金星と太陽に木星と土星がダブルトランジットしていたことになる。

8室は支配者を表しており、支配者によって苦しめられることを表しているが、太陽は権力者、金星は女性を表しているかもしれない。

そういう自分よりも強い相手によって、突然、厳しい立場に立たされるのである。

山本リンダの場合は謝罪会見を開いてその場を収めたと思われるが、今回の場合は支配者の力で、無期限謹慎に追い込まれたのではないかと、ネット上で交わされている情報から考えて推測されるのである。

今後の北野誠の活動であるが、もし彼が双子座ラグナで正しければ、彼はマハダシャー月期に入っていくのである。

月は2室を支配しており、家族とか、身近な人々との交流を表しており、また月であるため、主婦とか女性との関わりを表しているかもしれない。

決して、今までのように3室支配の太陽や5室支配の金星などの芸能に絡むハウスではないのである。

月は金星と太陽からアスペクトされているので、それらの世界との接点は持ち続けるかもしれないが、やはり大きな所では、彼の長い芸能生活のキャリアは終わりを告げて、新しい人生が始まったのではないかと思われる。

wikipediaによれば、北野誠は清水國明の畑を手伝いたいと申し入れたそうである。

『2009年5月5日、自然体験イベントにて仕事復帰した清水國明より、北野が「河口湖の(清水の自宅の)畑を手伝いたい」と申し入れを行い、清水が条件付きでそれに応じたことを明かした。』(wikipediaより)

これが今後の北野誠の方向性を暗示しており、より生活に密着した家庭的な生活を送っていくものと思われる。
それがおそらく蟹座2室の月期なのである。


(資料)

wikipedia 北野 誠

北野誠降板で飛び交う憶測…原因は根拠ない中傷?
2009/04/13 サンスポ izaβ版

タレント、北野誠(50)がラジオで不適切な発言をしたとして、所属事務所の松竹芸能が無期限の謹慎処分としたことが11日、分かった。北野はテレビ、ラジオの全レギュラー番組を順次降板するようで、芸能人生命にかかわる問題となっている。

問題発言があったとみられているのは、北野がパーソナリティーで、1988年から21年続いていた関西ローカルのラジオ番組「誠のサイキック青年団」(朝日放送)。同番組は先月8日の放送で、突然、打ち切りとなっていた。朝日放送は理由を明かしていないが、この番組は北野の毒舌が売り物で、特定の著名人を根拠なく中傷したことが原因とみられている。

 同番組のファンらが過去の発言の検証などしているが、そこではタレント、小倉優子(25)の焼肉店を口撃したことや、政治家と女優の愛人関係についての発言ではないかなど、様々な憶測が飛び交っている。

 一方、大阪の芸能関係者は「北野が放送中にしていた過激な発言の内容を、ネタにされた芸能人の事務所や、朝日放送の幹部に、こまめに投書するリスナーがいて、問題が拡大したようだ」と語っている。

 また、松竹芸能が、長寿番組の終了イベントを盛大に行う計画をしていたが、「北野の発言を問題視した朝日放送から中止を求められた」(前出関係者)というから、事態は相当深刻だったようだ。

 北野はテレビ朝日系「やじうまプラス」、同局系「探偵!ナイトスクープ」(関西ローカル)、TBS系「噂の!東京マガジン」、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」とラジオ番組(名古屋ローカル)など計5本のレギュラー番組を抱えているが、すでに松竹芸能から複数の放送局に「出演について調整したい」との申し出があり、降板が決まっている番組もあるという。

 大阪府出身の北野は毒舌で人気を集める一方、たびたび発言が物議を醸していた。「誠のサイキック青年団」では1993年にも歌手・山本リンダ(58)のヌード写真集を「全身整形でサイボーグみたい」と酷評し、謝罪会見を開いている。