占星コラム


2009/4/25 SMAP草なぎ剛の逮捕について

SMAPの草なぎ剛が23日に逮捕されたニュースが大きく報じられている。

非常に大きなニュースとなり、世間を騒がせているので、この占星コラムでも取り上げたいと思うのである。

以下のニュース記事がその状況を伝えている。

草なぎ剛容疑者「裸だったら何が悪い」
[日刊スポーツ 2009年4月23日17時35分]

東京都港区の公園で酒に酔って騒ぎ、全裸になったとして、警視庁赤坂署は23日、公然わいせつの疑いで、人気グループSMAPのメンバー草なぎ剛容疑者(「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀)(34=東京都港区)を現行犯逮捕した。

草なぎ容疑者はテレビ番組やCMに多数出演し、地上デジタル放送の普及を推進するためのキャラクターも務めている。NHKは草なぎ容疑者が出演する地デジ普及PRのCMの放送中止を決定。トヨタ自動車やP&GもCMの打ち切りを決め、総務省はキャラクターから外すことを検討しており、今後さらに影響が広がりそうだ。
 逮捕容疑は23日午前3時ごろ、港区赤坂9丁目の檜町公園で全裸になった疑い。

赤坂署によると、近所の男性から「酔っぱらいが騒いでいる」と110番があり、赤坂署員が駆けつけると、草なぎ容疑者が1人で大声で騒いでいた。職務質問に対し、草なぎ容疑者は「裸だったら何が悪い」と話し、手足をばたつかせて暴れた。署員3人が草なぎ容疑者の体を保護シートで巻き、パトカーに乗せた。

草なぎ容疑者は逮捕時にかなり酒に酔った状態で、逮捕から約5時間後の検査では、酒気帯び運転の基準の約5倍にあたる呼気1リットル中0・8ミリグラムのアルコールが検出された。

同署の調べに「知人2人と赤坂の居酒屋でビールと焼酎を飲んだ」「全裸になった」と供述。着ていたとみられるジーパンやジャンパーは公園内にまとめて置かれていた。

草なぎ容疑者は1974年生まれで埼玉県出身。91年、SMAPのメンバーとして歌手デビュー。ドラマ、映画などに数多く出演している。

SMAPのメンバーでは、稲垣吾郎さんが2001年、都内で駐車違反を見つかり逃走しようとしたとして、傷害と公務執行妨害の疑いで逮捕され、起訴猶予処分となっている。

所属するジャニーズ事務所は23日「ファンをはじめ、多くの皆さまに多大な迷惑と心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。

何故、このような出来事が起こったのか、占星術的な理由を早速調べてみたくなったのである。

草なぎ剛の出生時間は、ネット上で得られる情報によれば、4:25とのことである。それがどのようなデータソースなのかは分からない。
彼のファンが書いているブログでは、虎の刻に生まれたと書かれている。虎の刻は4:00〜6:00の間であり、4:25という記述と矛盾しないため、このデータは信頼できるかもしれない。

それで4:25でチャートを作成すると、以下のような山羊座ラグナのチャートとなる。

ラグナが山羊座と水瓶座の境界線に近いため、水瓶座ラグナの可能性を考えてみるが、もし、水瓶座ラグナだと、芸術、芸能、表現力の表示体である金星がラグナ、月からみて4、9室支配で4室に在住するため、住まいや土地などの象意となり、メディアやダンスパフォーマンスの3室の象意を全く持たなくなってしまうのである。

また仕事を表す10室の支配星がラグナ、月からみて火星となり、火星は7室で減衰して、金星と絡んでいないのである。

もし山羊座ラグナであれば金星は5室の支配星で、5室の支配星は3室から3室目で3室の本質のハウスであり、3室の象意も内包するのである。従って、5室は3室の象意も含めて、芸能、踊り、メディア、パフォーマンス、演劇、音楽、創作活動などの象意を持つのである。

5室はダルマハウスであり、3室よりも目的意識があり、表現者としての精神性や哲学が出てくる配置である。ただ単にメディアに露出する配置ではないのである。それは草なぎ剛が、映画やドラマで人間を描いた作品に出演して役づくりもこなしているところから考えられる。表現者としての質は高いと思うのである。

水瓶座ラグナだと金星がこうした3室や5室の象意を持たないため、やはり山羊座ラグナではないかと思われる。
山羊座ラグナであれば金星は10室を支配して5室に在住しているため、仕事は創作活動であり、映画や演劇、音楽などを通じて、芸術を創造していくのが仕事であると解釈できる。

また彼は1988年4月にSMAPのメンバーに選ばれて今のキャリアがスタートしたのであるが、マハダシャー木星期は1988年9月26日にスタートしている。 従って、木星期と同時に今のSMAPとしてのエンターテイナーの人生がスタートしたのである。

もし水瓶座ラグナであるとすると、木星はラグナ、月からみて2、11室の支配星となり、どこにもメディア、芸能の象意がないが、山羊座ラグナとすると、木星は3室の支配星となり、2室に在住することになる。従って、メディアや芸能活動によってお金を稼ぐという象意が確認できるのである。

また木星は12室も支配しているため、海外とか密室という象意も見られる。これはメディアに露出する前の舞台裏や稽古場などを表しているかもしれない。あるいは海外を表しているかもしれず、彼のチョナムカンとしての韓国(海外)での活躍などを表しているかもしれない。

従って、水瓶座と山羊座ラグナのどちらかを絞り込むということになれば、山羊座ラグナが正しいと思われる。

さらに草なぎ剛は、気品のある端正な顔立ちをしているが、これは山羊座ラグナで2室に木星と月が在住しているせいではないかと思うのである。月は色白で愛嬌のある顔立ち、木星は優美な顔つきと言えばいいだろうか。

あと、彼の顔からは水瓶座の非個人性を感じるのである。

アクの濃い個性的な顔というのがあるが、彼の場合、アクが薄い、アンドロイドとか宇宙人のような非常に現実離れした未来人のような顔立ちなのである。この水瓶座の顔立ちの特徴として、目が細く、感情があまり表に出ない、理知的な顔つきである。

宇宙人は水瓶座の象意のため、従って、水瓶座の人の顔立ちは宇宙人のような顔立ちなのである。

何を考えているのか中々考えが読めない顔つきをしている。

これは聖徳太子の顔立ちとか能面などに見られるような日本の伝統的な顔立ちではないかと思われる。
従って、それらの配置から考えても、ラグナが水瓶座ではなく、山羊座ラグナではないかと推測されるのである。

このようにして、山羊座ラグナで説明できる部分が大きいため、この出生データが正しい可能性は高いと思われるのである。

このSMAPのメンバーとなったマハダシャー木星期は、木星はラグナからみて3、12室支配、月からみて2、11室支配、木星からみて2、11室支配、太陽からみて、7、10室支配であり、 いずれも機能的な凶星である。

従って、wikipediaの彼が出演したテレビドラマの全リストを確認すると、木星期に出演したドラマ作品は重要度が低そうな、わりと軽いテーマの作品であり、木星期の最後のアンタルダシャーである木星/ラーフ期辺りから、注目を浴びたり、高い評価を得るようになり、土星期に移行した後の仕事内容は、木星期のものと比べると、比較にならないくらいステータスが高い、社会的評価の高い仕事をしている。

経歴を見ても、2003年ぐらい(土星期直前)から、映画がヒットしたり、賞を受賞して各方面から高い評価を得たりし始めたのであり、この土星期からそのような躍進が見られるのである。


土星はラグナからみても、月からみても1室の支配星で、太陽からみても、土星からみても9室の支配星であり、全てダルマハウスを支配して、機能的吉星化している。

その土星がラグナから6室に在住して、9室支配で自室に在住する水星と接合し、木星からアスペクトされている。
月からみても5室支配で自室に在住する水星と接合して、11室支配の木星からアスペクトされている。
太陽、土星からみても1、4室支配で1室でバドラヨーガを形成する水星と接合して、10室支配の木星からアスペクトされている。

ナヴァムシャでも土星はムーラトリコーナで強い配置である。
このように土星は木星と違って、水星との間にラージャヨーガを形成し、さらに木星からアスペクトを受けている。

木星期は木星は吉星と言えるかもしれないが、木星は機能的吉星である土星や水星とは接合していないのである。

この土星期に人生の真の目的を追求しようとし、強い水星の影響を受けて、韓国語を自由に使いこなし、韓国芸能界での地位を確立し、さらに出演する作品のテーマも重く、人間を描いたドラマや歴史物などに数多く出演するようになっている。

木星期に比べて作品のテーマが重たいのである。

逆に言えば、こういう重たいテーマを演じられるということは高い評価を受けているということである。

土星がダルマハウスを支配していることから、この土星期に入ってから、彼は自分の仕事をある程度、選べるようになり、本当に自分やりたい価値のある仕事をするようになったのかもしれない。

そして、ステータスが上がった結果として、社会的評価が上がり、企業スポンサーとの契約という形で収入に結び付いていくのである。
従って、土星期にラージャヨーガを形成して、彼は社会的地位(10室)を上げて、さらに社会的評価(11室)を上げたのである。

企業スポンサーとのCM契約や、総務省との地上デジタル放送のイメージキャラクターとしての採用などは、そうした社会的評価の反映である。そして、その評価は契約料という形で収入にもつながっていくのである。


しかし、この土星期は今回の事件を招いたように、若干問題があるのである。
それは土星はドゥシュタナハウスである6室に在住し、6室支配の水星と接合しているのである。
そして、8室支配の太陽がその水星と土星に接合している。

従って、6室支配の水星と8室支配の太陽が接合しているのである。

ラオ先生は6室と8室が絡む場合、犯罪を免れ得ないというようなことを言っている。

ラグナロードの土星にこの6室と8室の絡みが接合しているのである。

これは6室で形成されるアリシュタヨーガである。

6室は他人から批判を受け、訴訟を受けるハウスである。 また相手に対して暴力を振るってしまうハウスである。

ニュースの記事によれば、全裸で叫んでいた草なぎ剛を警官が近隣住民の110番通報(批判)で、駆け付けた警官に職務質問され、その質問に対して、「裸だったら何が悪い」と反発し、手足をばたつかせて暴れたのであるが、一部では、警官を殴りつけたという情報もあるようである。

記事から該当箇所を抜き出すと以下のように書かれている。

赤坂署によると、近所の男性から「酔っぱらいが騒いでいる」と110番があり、赤坂署員が駆けつけると、草なぎ容疑者が1人で大声で騒いでいた。職務質問に対し、草なぎ容疑者は「裸だったら何が悪い」と話し、手足をばたつかせて暴れた。署員3人が草なぎ容疑者の体を保護シートで巻き、パトカーに乗せた。

このような暴力のカルマが、土星/水星期に噴出してしまったのである。
上述したように土星はラグナロードで6室に在住し、6室の支配星と接合している。

従って、暴力のカルマが噴出してくる時期だったのである。さらにその水星は太陽から8室の象意を受けているため、6室と8室の絡みで犯罪を誘発する絡みとなっていたようである。

この水星は月からみると8室の支配星であり、やはり8室の象意がラグナを変えてみると、何回か登場するのである。

8室は支配者を表しており、身柄を拘束されるというような場合、8室の象意が絡んでいると考えられる。

ラオ先生は肉体に何かが起こる時、それは必ず1室や1室の支配星が関わっていると言っている。

ラグナロードの土星には6室支配の水星と8室支配の太陽が接合している。

従って、警官に対して暴力を振るって、身柄を拘束されるというような象意が、この配置に潜んでいたと解釈できるのである。
(基本的なアリシュタヨーガを丁寧に見ていかなければならない理由がよく分かるのである)

さらにトランジットを見ていくと、現在、土星が獅子座で逆行して、木星が昨年の12月10日から山羊座に入室したので、ダブルトランジットが、山羊座と牡牛座に形成されている。

山羊座は1室であるが、月からみると12室であり、さらにマハダシャーロードの土星と太陽からみて8室である。
牡牛座の方はマハダシャーロードの土星からみて12室である。

従って、 損失や出費(12室)、そして、突然の出来事、中断、変化(8室)の象意がよく出ていたようである。

この草なぎ剛の事件を誰も予想できなかったのであり、突然の出来事である。
そして、彼は突然、全てを失ってしまったようである。

CM契約も、TVの出演番組も、総務省の地デジのイメージキャラクターの地位も失い、出版物が回収され、全てがキャンセルとなった。
各テレビ局は彼が出演していて、収録済みの分を放送するか、非常に頭を悩ませている。

そして、ジャニーズ事務所は、彼の無期限活動停止を決定したようである。

彼はたった一日の公園での出来事で全てを失ってしまったようである。
その駆け付けた警察官の職務質問に対して、丁寧に応対していれば、彼は服を着て、大事を免れたかもしれないとも客観的には思えるかもしれない。(実際にはカルマの発言なのであって、そのような、「もし〜していれば・・・」というような仮定はあり得ない)

然し、彼は警官に対して抵抗し暴れたので、逮捕となったのである。
その逮捕によって、彼は一夜にして、全てを失ったのである。

テレビ局の出演料や企業とのCM契約料など巨額な損失が出ていると思われる。
既に制作済みの収録やポスター、販促物などは回収しなければならず、損失は巨額で、損害賠償まで起きてくる可能性もあると思われる。

今年の1月26日に山羊座で日蝕が起こっており、それから山羊座に土星と木星がダブルトランジットを形成している。
その山羊座はマハダシャーロードの土星からみて8室である。

8室の象意が活性化されていたと考えられる。

これによって、 草なぎ剛の芸能活動は中断し、彼を取り巻く環境は変化してしまったようである。
そして、これは電撃的に突然の出来事である。

マハダシャーロードはそのダシャーの期間中のラグナであり、文字通りラグナと考えることができるためか、この山羊座へ日蝕とダブルトランジットが強く働き、 8室の象意で何かが起きることを示していたようである。

また1室で日蝕が起こり、ダブルトランジットが生じるということは彼のアイデンティティ、自己実現、肉体に重大な何かが起こるという解釈をすべきであったかもしれない。1室は始まりのハウスであり、彼はこの出来事によって、新たなスタートを切るのである。

さらに月からみると、ダブルトランジットは12室に形成されているため、損失、出費、活動停止(隠遁)を導いたようである。

土星はナヴァムシャでも、5室支配で6室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と接合して、8室支配の火星と接合している。
従って、5室の創作活動、映画、演劇、ドラマなどによる表現の活動に障害が生じることを表しているが、やはり、ここでも6室と8室の絡みが見られ、さらに6室と8室の支配星はそれぞれの表示体である土星と火星のため、2重の意味で、 6室と8室の絡みが生じている。

もし、この出生時間で正しく、山羊座ラグナでいいとすれば、土星期の解釈は非常に難しいことが分かる。

土星期は、土星がヨーガカラカで、ラージャヨーガを形成しているため、仕事で躍進し、評価や収入も上がるが、一方で、6室や8室との絡みやアリシュタヨーガも形成しているため、犯罪的な配置も見られたのである。

最後に触れたが、この土星期の問題は、ナヴァムシャで6室に在住する5、6室支配で、8室支配の火星と接合する土星において良く表れている。土星はムーラトリコーナで強く、ヨーガカラカとしての力を強めるが、一方、6室の支配星としての力も強め、8室の支配星と絡むことによって、強い凶意を表している。

この2つの混在する象意がアンタルダシャーの支配星や、トランジットのタイミングによって、両極端な結果として出てきたようである。

以上が、この出生時間が正しいと仮定した上で、後付けでこじつけて導き出した結論である。

然し、このようにラージャヨーガやアリシュタヨーガが混在する場合の解釈は非常に難しく困難である。

どちらがどちらかを相殺するということはなく、どちらの象意も異なるトリガーと異なるタイミングで出てくるようである。


因みに草なぎ剛のラグナからみて8室支配の太陽は何を表しているかと考えると、8室支配なので、支配者であると解釈できる。

「めちゃくちゃな怒り感じる」地デジキャラ・草なぎ剛容疑者逮捕で鳩山総務相が憤慨

2009年04月23日 19:24 IBTimes

人気アイドルグループ「SMAP」のメンバーで、地上デジタル放送推進のメインキャラクターも務める草なぎ剛容疑者が公然わいせつ容疑の現行犯で逮捕された事件で、鳩山邦夫総務相は23日、「事実だとすれば、めちゃくちゃな怒りを感じる。イメージキャラクターとしての社会的な責任を持って行動してもらいたい。最低の人間としか思えない」などと語り、憤りを露わにした。

また、鳩山総務相は「地デジ関係のものは全部取り替える」と明言。草なぎ容疑者を起用したポスターなどを撤去し、メインキャラクターを辞めさせる考えを示した。

草なぎ容疑者は23日午前3時頃、東京都港区にある公園で、酒に酔って全裸になった疑いで逮捕された。容疑を認めているという。

それで、太陽は権力者を表すので、この鳩山総務相の激しい憤慨の記事をみて、この8室支配の太陽が鳩山邦夫を表していると思ったのである。

然し、 総務相の事務所に市民からの抗議の電話が殺到して、以下のように発言を撤回することとなったようである。

「人間は人間評価出来ない」鳩山総務相「最低人間」発言を撤回、草なぎ容疑者逮捕事件
2009年04月24日 12:49

鳩山邦夫総務相は24日午前の会見で、公然わいせつ容疑の現行犯で逮捕された「SMAP」の草なぎ剛容疑者を「最低の人間」と批判した自らの発言について、「はらわたが煮えくり返り、言ってはいけないことを言った。人間は人間を評価することは出来ない。『最低の人間』と言ったことは取り消す」と語り、撤回した。

鳩山総務相は23日、地上デジタル放送推進のメインキャラクターを務める草なぎ容疑者の逮捕を受けて「事実だとすれば、めちゃくちゃな怒りを感じる。イメージキャラクターとしての社会的な責任を持って行動してもらいたい。最低の人間としか思えない」などと発言。その後、総務相の事務所に「言い過ぎだ」などとする抗議の電話が殺到した。

草なぎ容疑者は23日午前3時頃、東京都港区にある公園で、酒に酔って全裸になった疑いで逮捕。24日、東京区検に身柄を送検された。

6-8の関係とは容易に入れ替わるのであり、8室の立場だった人が次の瞬間、6室の立場となるのである。

市民からの抗議の電話(8室)によって容易に態度を変化させる政治家というのは権力者として8室の支配者でもあり、また結束した有権者に対しては6室の立場となり、支配される立場である。

絶対の立場ではなく、相対的である。

然し、「人間が人間を評価することは出来ない」という彼の発言は、人間である裁判官が被告人である人間を裁く、司法制度そのものを否定した言葉のようにも思え、彼は発言をするたびに、何かその自分の厳しい言葉や何ごとかの意味や価値を定義する発言が、ブーメランのように彼に返ってきて、彼の首を締めているいるように思える。

言葉というものは常に限定し、拘束し、その自分で発言した言葉は自分をも拘束するのである。


現在、土星/水星期であるが、次は2010年6月9日から土星/ケートゥ期である。

そして、2011年7月18日から土星/金星期に移行していくが、いずれも土星からみてケートゥも金星も12室に在住している。 特に12室に在住しているケートゥは人から見えない場所で沈黙している印象である。ラグナからは5室に在住しているが、然し、ダシャーロードからの12室の象意というのは出てくるものと思われる。

従って、暫く活動休止で休息していくような印象はあるのである。

アンタルケートゥ期が終わって、土星/金星期に移行すると、土星からみて金星は5室支配で12室に在住している。
再び、創作の仕事、表現の仕事に戻れるということかもしれない。


マハダシャー木星期というのは木星をラグナとすると、木星からみて4室に4、9室支配の金星が自室に在住し、5室にラグナロードの土星と7室支配の太陽、5室支配の水星が在住して、ケンドラの4室やトリコーナの5室に惑星が集中していたのである。

然し、マハダシャー土星期においては、まず、土星/水星期が終わると、その次の土星/ケートゥ期、土星/金星期はいずれも土星から見ると12室である。木星は土星からみて9室に在住しており、精神性を探求する地味なハウスに在住している。

仕事についてみるダーシャムシャを確認すると、木星は7、10室支配で5室に在住している。
やはり、仕事は創作の仕事であり、何らかの映画、演劇、音楽などの娯楽とか、エンターテイメントの仕事である。

然し、土星は8、9室支配で6室に在住し、6、11室支配の火星と接合している。

やはり、ダーシャムシャでも土星がヨーガカラカでありながら、8室の支配星でもあり、6室や6室の支配星と絡んで、6室と8室の絡みを生じている。


ラオ先生によれば、マハダシャーが始まった最初の、例えば土星/土星期などには土星期の本当の吉凶は出てこないのである。 それはセカンドアンタルダシャーの時期、この彼の事例で言えば、土星/水星期に出てくるのである。

従って、その考え方で行くと、今、 草なぎ剛の身に訪れた出来事は、マハダシャー土星期の本当の吉凶の結果だと言える。

やはり、彼は大きな人生の転機を迎えていたと言わざるを得ない。

それはSMAP加入と同時に始まった楽天的なマハダシャー木星期とは明らかに異なる時代に入ったということである。

それは一方で、自分の人生の目的を追求する喜びの時代であると共に、また土星の生来的な象意がもたらす責任の伴う、厳しい道なのである。


本日付のニュースに非常に今回の出来事に関する非常に興味深い記事が掲載されていた。

草なぎ剛が、「若者よ、我が道を行け」と叫んだというのである。

以下の記事が伝えている。

草なぎ、叫んだ「若者よ、我が道を行け」
2009.4.25 05:06 産経ニュース

公然わいせつ容疑で送検後に釈放されたSMAPの草なぎ剛(34)が、全裸で大騒動を起こす直前に「若者よ、我が道を行け」と謎のメッセージを残していたことが24日、サンケイスポーツの取材で分かった。草なぎは逮捕前に2軒で約6時間にわたりビールや焼酎を計10杯以上も痛飲。帰り間際に、スペイン料理店店員に思いを託した。一体どういう意味があったのか−。

23日午前2時ごろだ。2軒目に立ち寄った赤坂のスペイン料理店「バル グランビア」で、草なぎは泥酔状態となっていた。「イケメンだね」と声をかけていた24歳の男性店員に歩み寄り、正面から両肩に手を置く。店員の帰り際、「若者よ、我が道を行け」と3回繰り返した。

 草なぎは22日午後8時、なじみの日本料理店に1人で入店。23日午前1時ごろまで飲み続けた後、日本料理店の男性店長、女性従業員と、はす向かいの「バル−」へ移動した。同店の金子裕二店長(56)によると、初来店だった草なぎはハンチング帽をかぶっており、「フラフラしてたり、多少ろれつが回っていなかったけど、笑いながらすっごい楽しく飲んでた」という。

 3人はビールを1杯ずつと、スペインの定番料理「クロケッタ」(小さいクリームコロッケ、6個入り、850円)を注文。草なぎは食べた瞬間に「あ、うまい!」と絶賛し、ビール1杯を飲み干した。だが、2時ごろには2杯目を飲み干せないほど泥酔しており、店の判断でタクシーが呼ばれた。そのまま女性だけがタクシーに同乗し、公園の近くで別れたが、直後に一糸まとわぬ姿に変貌したようだ。2軒の店に滞在した約6時間で、飲酒量はビールのジョッキと焼酎のロックを計10杯以上とみられる。

 若者に進言した通り、自ら「我が道」を行った果て。取り返しのつかない事態を招いてしまった。

私はこういう言葉の一つにも何らかの意味があると考えている。

つまり、この言葉は彼がダルマハウスの土星期に移行した結果ではないかと思うのである。

何か人生を目的意識をもって、真剣に生きている印象である。


今回の騒動で、民主党の鳩山由紀夫や石原慎太郎都知事や大阪の橋本知事、あるいはジャーナリストの鳥越俊太郎らは、彼に対する警察の捜査がおかしいとか、騒ぎすぎであるとか、同情的な発言が目立つのである。

ただ公園で裸になって騒いだぐらいの話で、逮捕され、家宅捜索までされるのはどういうことなのか。

彼は誰も傷つけていないし、(取り押さえようとした警察に対して暴れただけである)、特にわいせつと言っても誰かにわいせつ行為を働いたわけでもない。

酒を飲みすぎて、公園で裸になっていただけである。

普通は保護すべきであるところを、逮捕ということで、人生に取り返しのつかないくらいの打撃を与えたのである。

そのような警察、検察の手法に対して、鳩山由紀夫議員が疑問を投げ掛けている。

また逮捕した赤坂警察署にも、草なぎ剛のファンから「なぜ逮捕したのか」と電話の問い合わせが殺到しているようである。



そのような観点で考えると、一つ思いついたことは、彼の土星期というのは、ラグナ、月、太陽、土星からみて、土星は1室や9室を支配するヨーガカラカであり、ダルマハウスを支配して、彼自身は純粋なのである。

然し、そこに6室支配の水星や8室支配の太陽が接合しており、彼は犯罪に巻き込まれることを表していたと思えるのである。

彼が犯罪をしたというよりも、彼に対する検察による権力の過剰行使であり、犯罪行為なのである。

そして、その過剰権力の行使で、一人の人生を台無しにしてしまうのである。

このような考え方が、非常に有効であるように思われる。

彼は純粋であったが、然し、彼を取り巻いている6室や8室の象意が彼に打撃を与えたのである。

しかし、それは出生図に刻まれている以上、アリシュタヨーガの発現であり、カルマであったと考えられる。


◆      ◆      ◆


裸になる行為とは何を表しているのか。

それはある意味、全く嘘偽りのないありのままの自分をさらけ出す行為である。

世間の規範に縛られて、服を着て、装った仮面をかぶり、日々生きている人間、すなわち、権力に従属している人間からすると、それは危険な革命的行為である。

自由に振る舞い、好きなように生きているということである。

然し、人々を法律や規範で縛り付けて管理する権力側としては、そのような自由を認めてしまうことは体制の力を揺るがしかねない大きな脅威なのである。

権力側は、人々が自由に正直に生き始めたら困るのである。

人々が自由に正直に生き始めたら、権力側の支配をそのうち、打倒するように行動し始めると考えるのである。

従って、厳しく取り締まるのである。

さらに昔だったら、例え、裸になったとしてもそんな直ぐに逮捕というようにはならなかったおおらかな時代があったはずである。その時代は経済成長も著しく、まだ権力の基盤が強固であったため、権力側もそのような行為について、いちいち取り上げず、見過ごすぐらいの余裕があったのである。

然し、近年、経済が崩壊し、権力基盤が弱まり、体制が転換する可能性が出てきたために、彼らは恐れているのである。そして、恐れているからこそ、小沢一郎の公設秘書逮捕を始めとして、 体制を転換させる勢力に対して、露骨な攻撃が加えられているように思われる。

最近、権力側の権力の乱用を推測させるような不可解な出来事が多い気がするのである。

何故、新宿を歩いている若者が、警察から持ち物チェックをされなければならないのであろうか。
それは職務質問とか、任意協力といった行為を超えて、権力の乱用に近い行為である。

取り締まりが過度に厳しいというのは権力側が力を失いつつあることを恐れている証拠である。

すなわち、革命が近いのである。

私たちの社会がこれから大きく根本的に変容していく、その瀬戸際に私たちはいるのである。


草なぎ剛の公然わいせつ騒動が、非常に賛否両論を引き起こしている。

それは権力側の過剰な権力の行使を暴露し、彼らの恐れをより明らかにしたとも考えられるのである。

西暦 月日 出来事 ダシャー トランジット
1988年 4月 13歳の頃スケートボーイズの中からSMAPのメンバーに選ばれる。当初草gはSMAPのメンバーの中でも控えめな立ち位置にいた ラーフ/火星
⇒木星/木星
1997年 ドラマ『いいひと。』で一躍知名度を上げた。
第14回ベストジーニスト
木星/金星
1998年 第11回DVD&ビデオで?た大賞・ベストタレント賞
MEN'S CLUB ベストドレッサー賞
木星/金星
1999年 第16回ベストジーニスト(初) 木星/金星
⇒木星/太陽
2000年 第17回ベストジーニスト(2) 木星/月
2001年 第18回ベストジーニスト(3) 木星/月
⇒木星/火星
2002年 第19回ベストジーニスト(4) 木星/火星
⇒木星/ラーフ
2003年 初主演映画『黄泉がえり』(共演:竹内結子・柴咲コウ)が異例の大ヒット&ロングラン
長者番付ではジャニーズ部門で首位になった

第20回ベストジーニスト(5…殿堂入り)

第20回ATP賞・個人賞(『僕の生きる道』の演技による)
木星/ラーフ
2004年 6月25日 主演映画『ホテルビーナス』がモスクワ国際映画祭に出展され、パースペクティブ・コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞。

日本イノベーター大賞・ジャパンクール賞(日本産業界で活躍が際立った独創的な人物に贈られる)
木星/ラーフ
⇒土星/土星
2005年 12月7日 『2005FNS歌謡祭』では初の司会を担当。レギュラー出演しているラジオ番組に対して全力投球で取り組み、身を切ったエピソードも多数披露している。

第13回橋田寿賀子賞・橋田賞(『僕と彼女と彼女の生きる道』、『海峡を渡るバイオリン』の演技による)
土星/土星
2006年 柴咲コウと共演した『日本沈没』が初登場1位、興行収入50億円を突破する大ヒットを記録。過去のジャニーズタレントが出演した実写映画の中でNo.1ヒットとなった。また、アジアや欧州など16カ国で上映されることとなり、韓国においては210館と日本映画としては『ハウルの動く城』(237館)に次ぐスクリーン数(実写としては最大規模)で上映され、邦画としては初めて初登場1位を記録した。 土星/土星
2006年 韓国放送協会主催ソウル・ドラマアワーズ2006にて『海峡を渡るバイオリン』が短編ドラマ部門の最優秀作品賞を受賞し、授賞式に出席した草gは韓国語であいさつし出席者から大きな拍手を浴びた。なお『海峡を渡るバイオリン』は日本でも文化庁芸術祭で優秀賞を受賞している。

土星/土星
2007年 第14回読売演劇大賞・杉村春子賞・優秀男優賞(「父帰る」「屋上の狂人」の演技による) 土星/土星
⇒土星/水星
2008年 『私は貝になりたい』では中居正広演ずる清水豊松が監房で出会う死刑囚・大西三郎として出演した。監督によると「俳優・草g剛を選んだら、たまたま同じグループの人間になってしまった」とのことである。 土星/水星
2009年 4月23日 東京都港区の檜町公園にて酔っ払いが騒いでいると近隣住民から通報があった。警察官が駆けつけたところ、一人で一糸まとわぬ姿になった草gがいた。警察官の注意に従わず、「裸になって何が悪い」などと聞き入れなかったため、公然わいせつ罪の現行犯で逮捕された。逮捕の際、草なぎは手足をばたつかせて抵抗したが、保護シートにくるまれ赤坂警察署に連行された。[2] 今回の事件はブルームバーグ、サーチナ、共同通信等によって海外にも配信され、ファンの多い韓国や台湾等でもファンに衝撃を与える事になった[3][4][5]。 また、総務省が推進する地デジについて、草gが務めていたイメージキャラクターも降板措置が執られた上、CMも放送が取り止めになった他、ポスターが全て回収された。 さらに草gが逮捕前まで出演していたテレビ番組もNHKがピタゴラスイッチからの降板を決め、「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」(フジテレビ)、「「ぷっ」すま」(テレビ朝日)等についても、各テレビ局が「事実確認の上で今後の対応を検討する」と表明する等、事件の波紋が広がっている。

土星/水星/ラーフ

wikipediaより引用抜粋、一部編集


【2009/5/19追記】

先日、読者の方より連絡があり、草なぎ剛のラグナが間違っているとの指摘を頂いた。

再度、チャートを作成してみると、緯度が、33N23'の値が正しいところが33S23'に知らないうちに書き換わっていたようです。 従って、冒頭でネット上で得られた出生時間の4:25を採用したため、その出生時間による正しいラグナは、 双子座ラグナ12°30'になります。訂正してお詫びします。



双子座ラグナで再度チャートを作成すると、この草なぎ剛のチャートで、ラグナ、月、太陽、マハダシャーの土星からみて8室に今年の1月から木星がトランジットし、逆行する土星が獅子座からアスペクトして、土星と木星のダブルトランジットを形成していたのである。

8室の象意に関して何かが起こらなければならなかったのである。

さらに今年の1月26日には8室に日蝕が形成されて、何か8室の象意に関する不吉な前兆を表わしていたようである。

8室は突然の出来事を表わし、その出来事によって、今まで継続してきた物事が中断、変化し、精神的苦悩に陥ることを表わしている。破局という言葉があるが、そんなイメージである。

それが4月23日に突然起こったのである。

然し、木星が5月1日に直ぐに水瓶座9室に移動して、水瓶座9室と獅子座3室にダブルトランジットが形成され、 幸運と芸能、メディアが強調され、それで、5月28日のフジテレビ「SMAP×SMAP」(月曜後10・00)の収録から仕事に復帰すると報じられている。

事件から数日後、彼への同情論が噴出したり、ファンの抗議などがあったり、また最終的に不起訴処分になり、これだけ早く仕事に復帰できるのはこの木星の保護のためであると考えられる。

スポンサー各社もCMの違約金を彼に請求しないようである。

これらの事件が起こったにも関わらず、好意的な反応が見られるのは元々現在、9室支配のマハダシャー土星期であったからではないかと考えられる。

草なぎ剛のマハダシャー土星期になってからの躍進の説明も双子座ラグナで9室支配のヨーガカラカの時期に移行したからであると考えると辻褄があうのである。

実際、本コラムを書きながら、私自身、山羊座ラグナであるとして、上記のように理由付けをしてみても、しっくり来ない気がしていたのである。

特に最もしっくり来なかったのは山羊座ラグナだと、ラグナロードの土星が6室に在住するが、マハダシャー土星期に入ってからの草なぎ剛は成功し、地位が向上して、特に批判や訴訟を受けるような事象が見られなかったことである。

双子座ラグナだと、9室支配の土星は1、4室支配で自室に在住する水星と接合し、さらに7、10室支配の木星からアスペクトされている。土星と水星が1−9、4−9のラージャヨーガを形成し、まさに昇進の時期であることを物語っている。マハダシャー木星期も木星が9室に在住して、7−9、9−10のラージャヨーガを形成しており、良かったのであるが、双子座ラグナにおける1室の支配星と9室の支配星が1室で接合する絡みは特に強い配置に思われる。

然し、それでもやはり土星の8室の支配星としての側面も出たのではないかと思われる。
3室支配の太陽がラグナに在住し、8室支配の土星と接合して、3室と8室の絡みが生じ、トリシャダハウスとドゥシュタナハウスの絡みを生じている。従って、欲望から苦しみを生じる配置である。

つまり、酒を飲んでいつもと違う草なぎ剛が公園に見られたのはそのためではなかったかと思われる。
8室は中毒症状を表わし、また8室支配の土星がラグナに在住することは身体を警察に拘束されたことを示しているのではないかと思われる。身体に何かが生じるときには必ず、1室や1室の支配星が関わっているとラオ先生が述べている通りである。

この8室支配の土星は支配者であるが、然し、9室の支配星でもあるため、保護者でもあったのである。
公園で草なぎ剛が全裸で、座っていたので、警察は保護しようとしたのであるが、大声を出して暴れたので、布で覆って、保護、連行するかたちとなったのである。その過程で逮捕拘束が必要になったと思われる。

然し、草なぎ剛の挙動がおかしかったため、家宅捜索して麻薬の所在を調べたのは、やはり、土星が8室の支配星であり、支配者でもあることを示しているように思われる。

従って、草なぎ剛の土星は支配者としても振舞うし、保護者としても振舞うのである。


考えてみれば、マハダシャー木星期も彼は活躍をしているのである。
もし山羊座ラグナだったら、3、12室支配の木星となり、2室に在住していることになるが、それだけでは木星期がよいことの説明にならないのである。また2室に在住していることも不可解である。これを芸能でお金を稼ぐとこじつけてみてもしっくりこないことは確かである。

木星期もラージャヨーガを形成しているため、成功したが、土星期は支配星同士の結びつきでさらに強いヨーガの効力を発揮したのではないかと思われる。

また7、10室支配の木星は2つのケンドラを支配して機能的凶星であるが、土星は9室支配の最高のヨーガカラカである。従ってマハダシャー土星期のラージャヨーガの方が、木星期のラージャヨーガよりも強力である。経歴にもそれがよく表れている。
木星期は国内での成功に過ぎなかったのが、土星期に移行すると、韓国で人気が出て韓国大統領と談話したり、主演映画『ホテルビーナス』がモスクワ国際映画祭に出展され、パースペクティブ・コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞したりと、国際的な活躍をするようになったことが分かる。9室には海外という象意があり、 それがまさに表れている。

9室の支配星が1室で1室の支配星と接合しているため、まさに海外での自己実現を表わしていたのである。

然し、土星は8室の支配星でもあるため、その8室支配の土星が1室に在住して、1室の支配星と接合するため、これはアリシュタヨーガを形成しているのである。 これは身体の束縛、拘束などを表わしていたと思われ、自己実現の中断、停滞、変化を表わしたり、あるいは3室支配の太陽と接合しているため、芸能の中断、苦悩とか、自己主張したい欲望が、結果的に警察とのやり取りの中で苦悩をもたらしたのかもしれない。

太陽は3室支配のため、欲望を表しており、自我(エゴ)の主張を表わしており、警察に向かって、抵抗するなどの行為として表れた可能性がある。それが警察を刺激して、拘束に繋がったとも思われ、それが3室支配の太陽と8室支配の土星の、トリシャダとドゥシュタナの絡みが生み出した悲劇だと考えると分かりやすいのである。

このように土星は8室と9室を支配しているが、それらの両者が打ち消しあうということはなく、それぞれの両方を経験することになっているのがよく分かる。ジョーティッシュのハウスの象意は打ち消しあうということはなく、絡む全てのハウスの象意が顕現するというのは重要な認識である。

現在、土星/水星/ラーフ期であり、水星からみてラーフが6室に在住しているため、彼は現在、闘っている時期ではないかと思われる。自分に与えられた批判や信頼の失墜と戦っているのである。

そして彼はそれに決して負けていないのである。

これは6室に凶星が在住して敵を粉砕する配置だからである。

それは例えば、絶対に許さないと言った鳩山邦夫の事務所に批判の電話が殺到して直後に発言を撤回したように彼を批判した者を草なぎ剛は粉砕しているようである。その彼の無敵の強さに対して、週刊誌が何故、草なぎ剛をメディアは叩かない?といった記事を書いているくらいである。スポンサーもファンの批判が怖くて、草なぎ剛にCMの違約金を請求できないでいるようである。
つまり、彼は敵対者を全て撃破しているようである。彼自身は普通にしているのであるが、周りが勝手に撃破されていくようである。

2009年8月26日になると、土星/水星/木星期に移行するので、この頃になると仕事に復帰し、また以前と同じ調子を取り戻していくのではないかと思われる。水星からみて木星は10室支配で9室に在住しており、仕事上の昇進を表わすラージャヨーガを形成しているからである。

そして、2010年6月9日〜2011年7月18日までの土星/ケートゥ期はケートゥが土星から12室目に在住し、休息する時期であるように思われる。活動を控えて静かにしている時期ではないかと思われる。

2010年の冒頭から木星が9室をトランジットしていくので、この年は木星がリターンする時で特別なタイミングでもある。
彼は木星は9室に在住しており、その9室に木星がトランジットするのである。

彼にとってはこの年は仕事を休息して、何か教師の教えを学んだり、外国に旅行して、精神修養するような時期である。
9室は10室から12室目のため、仕事をしない時期である。

私はこの草なぎ剛の2010年6月9日からの土星/ケートゥ期を、社会的に何かが起こっているのではないかと推測する。そして、彼は仕事をやりたくなくて静かにしている時期かもしれない。

この辺りは2009/5/15付『星の徴(しるし)の出現について』と関連してくるものと思われる。

まさに人類全てに関係するのと同様、彼にとっても関係する話だからである。     

 

(資料)

wikipedia 草なぎ剛