2008/7/7 経済評論家・植草一秀氏の手鏡事件について
以前、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)などのコメンテーターとして、よく知られていた経済評論家の植草一秀氏が、JR品川駅のエスカレーターで、女子高生のスカートの中を手鏡で覗いたとして逮捕された事件があった。その時のニュース報道などで彼が異常な性的嗜好を持つ人物という印象が視聴者、国民に知れ渡り、彼を「ミラーマン」と名づけて、あざけるような風潮が支配的だったと思われる。
然し、最近、彼の事件は、国策捜査だったのであり、彼は冤罪だったのだという議論が、ネット上で盛んに交わされている。
彼が実際に痴漢をしたかどうかということは別として、彼が品川駅で逮捕されたのは、非常に絶妙なタイミングで迅速に行なわれたようであり、何故、そこに警察官が居合わせたのかなど、不可解な点が多いのである。あらかじめ彼を陥れようとしてそこに待ち構えていたかのようなのである。
ネット上の議論は、彼の冤罪を主張し、警察権力が彼を犯罪者に仕立てるために国策捜査として、彼の後ろを尾行して、事件をでっち上げたのではないかということが言われているのである。
そして、ベンジャミンフルフォード氏やまた私がよく参考とする政治経済評論家の副島隆彦氏なども、彼の冤罪を主張する論陣を張っているようである。
そうした記事を読んで私も、何か手がかりがつかめないか、彼のチャートを作成して調べてみたのである。
彼の出生時間は分からないため、出生時間を12時に設定して作成している。
すると、まず、蠍座の月をラグナとして(チャンドララグナ)とすると、ラグナロードの火星が8室に在住し、8室支配の水星がラグナに在住しているので、1室と8室で星座交換している。
これは星座交換というのはハウス同士の強い結びつきを生み出し、さらに1室と8室の絡みは、彼の人生全体が8室の象意の影響下にあることを示している。
通常、ラグナロードが在住するハウスは、その人の人生全般の活動場所や環境、分野を表しているものとして、重要視するのであるが、ラグナロードが8室に在住しているばかりでなく、8室との間に星座交換しているのである。
これはラグナと8室の特別に強い結びつきを表しているのである。
8室というのは何を表すかというと、簡単に言うと、”支配者”である。自分を支配し、束縛してくる絶対に勝てない相手を表すのである。もちろん8室には様々な象意があり、9室から12室目でありことから、幸運を損失するハウスとか、また遺産、相続のハウスとか、7室から2室目のため、パートナーのお金を表すとも言われるのである。
然し、もし8室を何か人物の表示体として、言い表した場合、8室というのは、自分が絶対にかなわない支配者であり、自分より強い相手を表しているのである。
例えば、2人の人物のチャートを重ねた時に、お互いのラグナが6/8の関係の場合、敵対関係が成立するが、その場合、片方の人物のラグナから8室目にラグナがある人物の方が優位で強い立場に立つのである。一方、8室目のラグナから見ると、一方のラグナは6室目に位置するのであるが、6室目の相手は8室目から見ると、反発はすれども、何とか対処は出来るような弱い相手となり、粉砕し、打ちのめし、支配し得る相手となるのである。
つまり、8室目は”支配者”であり、6室目は”奴隷、部下、ペット”なのである。
まず、この6/8の関係の性質についての理解が必要である。
その上で 、植草一秀氏のチャートのラグナロードが8室に在住して、ラグナと星座交換している配置を見ると、これは彼が絶対に勝てない強い相手(8室)と密接な関係があり、それによって、悩まされるのが彼の人生ということになるのである。
つまり、この強い相手というのは国家権力であり、警察権力であり、彼の性的嗜好や日常の行動パターンを調べ上げて、彼を尾行して、彼を政治的、社会的に抹殺するために、適当なタイミングで、攻撃を仕掛け、事件をでっち上げて、彼を逮捕して、マスコミを使って、彼の事件を大々的に報じさせたと解釈出来るのである。
つまり、国家権力から見ると、植草氏は、まるでモルモットのように、その行動の隅々まで調べ上げて、いつでも、事件をでっち上げて、支配し、つぶすことが可能な存在なのである。
植草一秀氏が小泉政権と、竹中平蔵の経済政策を鋭く批判したために、彼は国家権力側からは非常に疎ましい存在だったのである。
チャンドララグナで見た場合に彼のラグナロードの火星と、8室支配の水星の星座交換は、彼と、彼を陥れた非常に狡猾な権力者とのつながりを表しているように見えるのである。
12時で作成したチャートだと、彼は2006年からマハダシャー火星期に入るのであるが、マハダシャー火星期というのは、彼が権力側との密接な関係に入った時期だと、直感的に考えられるのである。火星は8室に在住しており、権力者との関わりが生じて、拘束され、悩まされる時期に該当している。
彼が品川駅で、逮捕拘束されたのは、2004年4月8日であり、2006年からそんなに離れてはいないのであり、おそらく彼はマハダシャー火星期に入ってから、逮捕されて、裁判による国家権力との戦いが始まったのだと解釈できるのである。
8室から見ると、6室目に植草一秀氏のチャンドララグナが在住しており、マハダシャー火星期に検察から、逮捕されて、刑事裁判で起訴(6室)されたと考えられるのである。
私が植草一秀氏のチャートを見て、このように考えたのは、以前、ジョン・F・ケネディのチャートを見ていたからである。
ジョン・F・ケネディのチャートで非常に重要なのは、ラグナロードの水星が8室に在住して、8室支配の火星と接合しているところである。ラグナロードは肉体を表しているが、水星に接合する火星は彼の肉体を貫いた銃弾を表しており、1963年11月22日のテキサス州ダラスの遊説先での悲劇を表していると理解できる。
ジョン・F・ケネディは、あまり知られていないかもしれないが、連邦準備銀行を通じて、通貨発行権を支配する民間勢力に対抗して、政府紙幣の発行を命じる大統領令にサインしている。
(アンチロスチャイルド同盟に記載あり --- http://www.anti-rothschild.net/material/32.html
)
これは米国を連邦準備銀行を通じて、実質的に支配するロックフェラーやJPモルガンなどの石油、金融財閥勢力の金儲けや民衆支配に対抗するものだったため、彼は支配者たちに目障りな存在となり、暗殺されたのだと考えられる。
彼はベトナム戦争も早期に終わらせようとしており、軍需産業の利益にも対抗していたため、彼はその当時の支配者たちからみて危険な存在であったと思われる。
このジョン・F・ケネディの暗殺事件については、オリバーストーン監督が『JFK』という作品の中で取り上げており、彼の政策が目障りだった権力者たちが、彼を暗殺したということを推測させる内容であった。こうした見方は一般的な見方であり、暗殺の真相は未解明とは言え、巨大な権力の陰謀が彼を暗殺させたということは直感的に理解できることである。
そうした観点からすると、ジョン・F・ケネディのラグナロードが8室に在住して8室の支配星と絡んでいるという配置は、彼が絶対に勝てない強力な支配者たちと常に闘争状態にあり、密接に関わっていたという事実と一致する配置である。
そして、このようなジョン・F・ケネディの配置から類推して、植草一秀氏が、国家権力の国策捜査により、陥れられたということが、容易に推測されるのである。
(資料)
http://www.tek.co.jp/u/ より引用抜粋
【本書のまえがき】
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痴漢常習者として烙印を押された植草一秀氏だが、本書ではマスコミが隠し続ける重大な事実を多数の証拠写真を示しながら明らかにする。本書を読んでいただければ、植草事件がでっち上げ事件であることが理解されるであろう。
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●品川駅での事件に関して
1. 植草氏は、逮捕直後から、品川駅構内の防犯カメラの映像を見せるように要求している。そこに真実がすべて記録されているからである。なぜ警察はこの録画を隠すのか。
2. 植草氏が一貫して訴えていることがある。それは自分と唯一の目撃者である志賀氏をテレビに出演させ、嘘発見器にかけてくれということである。これにより誰が真実を語っているかが、明らかになる。なぜテレビ局は拒否し続けるのか。
3. 警察は、植草氏の真後ろにいて彼の行動を最も正確に目撃できた人からの事情徴収をわざと行わず、全く目撃していない彼の前にいた女性から事情聴取をしたのはなぜか。
4. 実際に事件現場に行ったなら警察の証言が嘘の積み重ねであることが分かる。物理的に見ることができないのに見たというような小学生でも分かるような嘘で、人を犯罪者に仕立ててよいのだろうか。
5. 桶川ストーカー事件では、殺されそうだからと警察に助けを求めた女子学生を警察は無視した。忙しいからと言って相手にしてくれない。一方で「スカートの中をのぞくかもしれない」という理由で三人もの警官が植草氏を尾行した。こんな微罪を追っかけてばかりいて、本当に困っている人を助けない警察に、国の税金を使う資格があるのか。
6. あるテレビ番組で、ホームページに掲載された盗撮ツアーの企画をテレビ記者が追っかけていた。そのツアーで実際スカートの中を盗撮する男の姿をカメラは捉えていた。その後、その記者は警察に連絡し、その男は逮捕されたが、警官は少し説教するだけでその場で釈放。別の番組では、水着クイーン募集というPRをした会社の物語。応募した女性全員を水着に着替えさせるとき、全裸になったところを盗撮した。警察が踏み込み経営者を逮捕したものの、1万円の過料で釈放。手鏡事件は通常ならこれらよりはるかに軽い罪ではないだろうか。
●1998年の罰金刑 この事件が彼の『前科』ということになっている。彼はこのとき股に発疹ができていて、うとうとしているうちに無意識に手で掻いてしまったというのが『事件』のすべてである。これをマスコミが車内で自慰をやっていただの、果ては痴漢をやっただのデタラメな報道を流している。4人がけのボックス席で痴漢をやる馬鹿はいないことぐらい誰にでもわかることだ。
●過去7回の痴漢事件があったという女性セブンの記事 これは植草氏は弁護士を通じはっきり否定している。もしこれが事実なら検察側は裁判でこれを前科として持ち出したに違いないし、今後の裁判でも持ち出すに違いない。その気配が無いのだから、これは間違えた報道であるに違いない。
●2006年9月の痴漢事件 9月13日に植草氏は痴漢容疑で逮捕された。植草氏本人は容疑を強く否定している。肩が触れるほどの混雑でもなかった電車で、この女子高生はなぜ逃げることをしなかったのだろうか。2,3秒も歩けば難を逃れることができたのに、何年にも渡る法廷闘争の道を選んだ目的は何か。敗訴すれば、数千万円もの損害請求をされる可能性もあり人生を棒にふるかもしれないのだ。この女子高生の言い分が正しかったとしても、いずれにせよ短時間の出来事だ。その程度の被害でしかもこの女子高生の主張の信憑性を確かめる前に、それに対する罰として4ヶ月以上の勾留とすべての職の剥奪というのは行き過ぎではないだろうか。
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