占星コラム
2007/7/26 元テレビ朝日アナ・丸川珠代の試練
彼女は1993年4月にテレビ朝日に入社し、新人アナの時代は少しクールなユーモアのあるキャラクターを前面に押し出していたのが思い出される。 そして、その後、本格派報道キャスターとしての成長を待望されてニューヨークに赴任したはずだった。 その頃はまだ彼女が日本に返ってきたら中心的なキャスターのポジションを担うことを関係者の誰もが期待していたと思われる。 然し、2005年1月〜スタートしたSunday!スクランブルに司会として抜擢されたものの、番組内を和ます飾りとしての役割を彼女はうまく演じることが出来ないように思われた。どうも女子アナに期待されるような元気さや愛嬌をブラウン管の向こう側に振りまくことが出来ない。 そして、ついに彼女は司会を降板するのである。 そして、その後、昼の短いニュースの読み上げなどをこなしたり、深夜番組の司会を務めながら、段々アナウンサーとしての仕事が減っていった印象である。バラエティー番組の乗りも中々こなすのが難しい様子で、不器用な様子がブラウン管の向こうから伝わって来る。端から見てもアナウンサーとしての将来が苦しい状況が感じられたのである。
牡羊座の土星は周囲の人間に配慮したり、気を配ることができず、欲望をストレートに表現してしまう。しかも牡羊座は誰の指示も受けない司令官であり、忍耐力がないのである。しかも土星が在住しているのはバラニーであり、異端の将軍であり、反体制的であり、ヤマ神(death of god)を主宰神とするナクシャトラである。露骨で粗暴なのである。彼女はそこで周囲の人々に配慮することができず、突然自分で決断して退社してしまったのである。
そして、参院選挙活動中の彼女は大変な試練に会っており、間違いなく彼女は現在、マハダシャー土星期である。 特に土星が獅子座に入室(2007/7/16)した前後から、彼女への厳しい風当たりが続いているようである。
フジテレビのイベントである「ザ・冒険王」の来場者を狙って演説したのであり、選挙活動の戦術が非常に露骨で、欲望にストレートである。フジテレビのイベントに便乗しようとする手段を選ばない露骨さがあるのである。 おそらく、彼女の選挙を支援するスタッフの中に牡羊座バラニーの人物がいるのである。そこで、彼女の意思とは無関係にその場所で演説することが決まったと思われる。因みにバラニーは手段を選ばないでストレートに欲望を表現するのである。 土星は月から見て7室目に在住しており、牡羊座の土星はビジネスパートナーも表しており、彼女の選挙事務所のスタッフを表していると考えられる。 またウィキペディアによれば、7月15日、東京ドームで開催されていたプロ野球巨人-広島戦の人出を狙って水道橋駅へ繋がる歩道で試合終了後から演説を行い、ドームから退出する観客の通行の妨げとなり多大な混雑を引き起こし道行く人々から猛クレームを浴びたそうである。
これらの彼女の試練を考えたときに木星期に偉大な伝説を残した巨人の王監督が、その後、土星期になって、ダイエーの監督に就任してから、ファンから「王やめろ!」と怒声を浴びて卵を投げつけらたり、スパイ容疑で疑われたり散々な目にあったことを思い出すのである。 彼女の試練はそれに匹敵するくらい厳しく、減衰した土星は、怒ってキレる大衆を表しており、怒れる大衆から怒声をもって責めたてられるのである。
彼女は今、彼女に対して激しく怒る人々に四方を囲まれており、激しい試練を味わっている。 そして、彼女は応援に駆けつけた片山さつきにあまりもの辛さについに泣きついたようである。 今や彼女は大変な有名人であり、彼女の喜怒哀楽の生々しい姿に日本中の人々が注目している。 辛酸を嘗め大衆に向かって深く頭をさげ、打ちひしがれた彼女の姿を日本中の人が見守っているのである。 ラオ先生が言うには土星と月の絡みについては『カリスマ』を表すそうである。土星はインドのカーストで言えばスードラであり、もっとも数が多い最底辺の人々であり、大衆であり労働者である。
土星はサラリーマンや一般市民を表し、月は大衆的人気、親しみを表している。そして、月は子供や主婦を表す表示体でもある。 従って、土星と月はそれぞれタイプは違うが大衆を表している。
そして蟹座の支配星である月は女王様でもある。王様と女王様では女王様の方が親しまれ、人気があるのが一般的である。例えばチャールズ皇太子よりもダイアナ妃の方が圧倒的に人気が高いのである。
丸川アナは現在、激しく批判され怒った大衆が彼女に襲い掛かっているが、逆に言えば非常に注目されているとも言え、これも一つの『カリスマ』現象と言えるのかもしれない。但し、土星が減衰して品位が悪いため、大衆の態度も悪いのである。 忍耐力のないキレやすい多くの大衆が彼女に意識を向けているのである。 然し、注目度は最高でスーパースター並みに扱われている。これだけ批判されるのも中々難しいのである。 彼女は今や土星の洗礼を受け、ビッグな著名人に仲間入りしたのである。 そして、彼女の土星はナヴァムシャでは月、太陽、土星から見てヨーガカラカで天秤座で高揚している。 土星期の彼女には何か底知れない存在感と本質的な強さがあるはずである。 大衆の前で死に物狂いの姿を晒して存在感を示している。 それでは彼女はいつ頃から土星期に入ったのかということである。 丸川珠代は2005年1月に期待されてサンデープロジェクトの司会を担当したがうまく司会が出来なかったからか(おそらく)、2006年3月26日に降板している。 そして、2007年に女性セブン等により、株式会社白元の鎌田真社長との熱愛やテレ朝の社員ディレクターと不倫騒動などが報道されている。
鎌田真は白元で新製品の商品開発に携わっていた人物で、次々と今まで他社にはなかった新しいアイデアを商品化して ヒットさせ、現在、白元の代表取締役にまで就任している人物である。 アイデア、企画力、新しいことを始める企業精神、道なき道を切り開く行動力などは牡羊座の性質である。 牡羊座の土星を連想させるエピソードとして、彼が白元に入社したての頃、大正製薬から殺虫剤の営業権の譲渡を受けたが、 殺虫剤は法律でいろいろな規制を受けなければならなかったという。 白元ではその認可を何一つ持っていなかったのだが、その認可を取るのには何年もかかるという現実があった。 そこで、鎌田氏は冷却スプレーでゴキブリを凍らせてしまう方法を考え出したという。それがヒット商品「ゴキバオ」につながったという。(参考:『NISSAN MURANO TOKYO LABORATORY』) これなども忍耐力のない牡羊座土星を連想させるエピソードである。認可を待つことが出来ずに他のアイデアで即行動してしまうのである。
そして、これはアナウンサーの前途が危うくなったら政治の道への転身を即座に実行してしまった丸川アナに通じるところがあるのである。 月から見て7室牡羊座に土星が在住しているため、マハダシャー土星期への移行はパートナーと出会うことを表していると考えられる。月から見て7室牡羊座へのダブルトランジットもあることから、彼女がこの頃、パートナーと出会い、職場をやめて、政治の世界に転身したタイミングとして理解できる。 そして2007年7月26日現在、彼女は参院選の選挙活動で大変な試練に遭遇していることを考えると、現在、既に土星期にいることは間違いないと思われる。 こうした状況から考えて2006年前半から2007年前半ぐらいがマハダシャー土星期への移行期と考えることができる。 仮に出生時間を21:37とするとラグナは乙女座0°付近になり、マハダシャー土星期は2007年2月6日から始まり、出生時間を23:59に設定するとラグナは乙女座29°41’になり、マハダシャー土星期は2006年6月24日から始まることになる。 既に2006年3月26日にサンデー・スクランブルを降板していることから、ラグナは乙女座の最後の方の度数で、出生時間は24:00に近く、ナクシャトラはチトラー辺りではないかと思われる。 ラグナを天秤座に設定することは不可能で、乙女座か獅子座ではないかと思われる。 獅子座ラグナへの設定は可能ではあるがマハダシャー土星期の開始が2007年2月6日以降になってしまう。 彼女はそれ以前から状況が変化してきていることと、彼女の性格は獅子座にしては謙虚すぎるため、やはり乙女座ラグナではないかと思われる。 (注:後に獅子座ラグナに修正。ここでは検討の過程を残すために2007年2月27日の時点で書いた記述を残します) 彼女は自身のブログで杉村太蔵の社会人としての甘さを批判したことがあり、手厳しい批判は乙女座の特徴である。 然し、牡羊座で減衰する土星期に入った彼女は今度は人々から批判される立場に逆に立ってしまったのである。 この牡羊座は乙女座から8室目であり、精神的苦悩、逆境を表している。 また8室はパートナーとの関係も表しているが、パートナーの7室から2室目のため、パートナーの愛人のようになってパートナーから金銭的援助を受けることを表している。 また今回の参議院議員への立候補の話も突然やってきた棚から牡丹餅(8室)の話である。従って、彼女が乙女座ラグナである可能性は高いと思われる。 (//ここまで2007年7月27日の時点で筆記)
【2007/7/28 追記】 このように乙女座ラグナの可能性を検討していたが、さらに検討を進めると、彼女は間違いなく獅子座ラグナだということが分かった。 理由は2点である。 彼女がニューヨーク支局に赴任していた時期(2003年6月〜2004年5月)は大体その時期に重なるように2003年7月30日〜2004年8月28日まで獅子座と射手座に木星と土星のダブルトランジットが形成されていたのである。 もし乙女座ラグナだとすると、この獅子座と射手座へのダブルトランジットが海外生活を表しているとは考えにくい。 そして、乙女座ラグナだとした場合、ニューヨーク支局に赴任していた2003年6月〜2004年5月は主に木星/火星期である。乙女座ラグナだとした場合、木星は4、7室の支配星で、3、8室支配の火星と3室で接合しており、海外旅行という象意はどこにも出てこない。月から見ても木星は3、6室支配で、2、7室支配の火星と2室で接合しているのである。どこにも全く留学や海外研修を表す9室の象意は出てこないのである。 しかし、もし獅子座ラグナだとした場合、この海外赴任していた時期は同じく木星/火星期であるが、木星は5室の支配星で火星は9室の支配星である。9室を支配する木星が1室にトランジットしており、木星と土星のダブルトランジットが1室と5室に形成されていたのである。5室は9室から9室目のハウスであり、9室の本質を表すハウスである。 つまり、もし獅子座ラグナだとした場合、ダシャーもトランジットも5室や9室の象意が何度も繰り返し出てくるのであり、これは海外研修、留学の1点だけ見たとしても間違いなく獅子座ラグナなのである。 そして、さらに彼女の経歴を見ると、彼女が参院選の告示に伴い正式に立候補したのが7月12日である。 もし獅子座ラグナだとすると、7月16日に土星が獅子座に入室すると同時に10室牡牛座にダブルトランジットが形成されるのである。
彼女が7月16日前後を境にして大舞台にたったことが理解できる。土星がラグナにトランジットしているので、自分自身に土星の試練が降りかかっていることを表している。獅子座ラグナだとすると6室と7室を支配する土星であり、土星は対人関係上の試練を表している。 そして、彼女が獅子座ラグナであると考えると様々なことが非常に納得できるのである。 実際、彼女自身も何か雑誌のインタビューか何かで、自分が女子アナに向いていないと告白している。 今彼女が政治家になろうとしたのは彼女が獅子座ラグナだとすると非常によく理解できるのである。 そして、土星は9室に在住しているので、蒲田真氏は彼女の半ば上司か教師のような立場におり、対等ではないのだろうと想像される。彼女に教える存在であり、よきアドバイザーなのだろうと思われる。今回の出馬自体も蒲田真氏の後押しがあったものと想像される。 そして今回の彼女の出馬を巡って安倍晋三がまず彼女に出馬要請をし、平沢勝栄議員が選挙対策本部長になるなど、彼女は土星期に入ってから周囲を大物の政治家(権力者)に囲まれているのである。 因みに彼女は木星/土星期にテレビ朝日に入社しているが、木星/土星期はセカンドアンタルダシャーであり、木星期に彼女はテレビ局での生活がスタートしたと考えることが出来る。木星は5室の支配星であり、月から見て3室の支配星であり、太陽から見て3室の支配星であり、木星から見て5室の支配星である。5室というのは3室から3室目であり、3室の象意を内包している。そして、木星はラグナから見て、3、10室支配の金星と4室で接合している。 今年の11月22日から木星が蠍座から獅子座に入室し、ラグナにダブルトランジットが形成されるため、彼女にとっては自己実現が可能になっていく時期である。当選するのかどうかということになると難しいが、彼女の土星は月からラージャヨーガカラカであり、6室支配が減衰で特別な法則を働く余地があり、ナヴァムシャでも月、太陽から見て、ヨーガカラカで、ダーシャムシャでも月、太陽からみてラージャヨーガカラカである。もし、ラグナが獅子座ウッタラパールグニーの第一パーダであればダーシャムシャでのラグナもラージャヨーガカラカである。ラージャヨーガカラカの時期には彼女の昇進が期待できる時期である。
(資料) 丸川アナ出馬にテレ朝カンカン…参院選 参院選出馬で、首相官邸に入るテレビ朝日アナウンサーの丸川珠代さん。16日、退職願を届けた [写真を拡大] 夏の参院選に立候補する元テレビ朝日のアナウンサー・丸川珠代さん(36)が16日午前、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と面会した。安倍首相から自民党公認で東京選挙区からの出馬を要請された丸川さんは「光栄に思っています」と受託する意向を示した。 安倍首相からは「政治や経済で学んだことや感じたことを、政治の場で生かしてみませんか」と言われたという丸川さん。だがこの日、正式な出馬表明はせず「これから先の人生をしっかり考えて結論を出したい」と語るにとどまった。近く記者会見を行い、正式に発表する見込みだ。 今回の選挙から定数が「5」に増えた東京選挙区では、すでに10人が立候補表明。都知事選に落選した世界的建築家で共生新党の代表・黒川紀章氏もこの日、一部メディアの取材で東京選挙区からの立候補を表明しており、最激戦区となりそうだ。 丸川さんは「たけしのTVタックル」や「朝まで生テレビ」など人気番組を担当してきたテレ朝の看板アナ。テレ朝によると、丸川さんは16日付で同社を依願退職したが、波紋も大きいようだ。 ある関係者は「テレ朝サイドはカンカンです」と語る。今週明けに突如、永田町を駆け巡った出馬情報。丸川さんはテレ朝内でも上司や親しい同僚に相談もなく、ほぼ一方的に辞表を出したようだ。「彼女はまったく仁義を切らず、テレ朝では不信感でいっぱいです」(関係者)。笑顔で官邸を後にした丸川さん。前途洋々とはいかないようだ。 (2007年5月17日06時01分 スポーツ報知) 丸川珠代氏大泣き 元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)=自民・東京選挙区=が19日、みそぎの黒いスーツ姿で涙を流し、選挙の投票に行っていなかった「選挙権問題」からの出直しを誓った。武蔵小山駅前の演説では涙をぬぐい、同行した片山さつき衆院議員に抱きつき、号泣。また、遊説場所が重なった女優の若尾文子氏(73)=共生新・比例代表=の前では存在感を示せないなど、逆風はまだやみそうにない。 珠代、涙がでちゃう―。武蔵小山駅前に立った午後6時過ぎ、丸川氏は前日同様「投票権を行使していなかったこと、恥ずかしい思いでいっぱいであります」と演説を始めた。23秒間、頭を下げ続けたところで、聴衆から励ましの声。つぶれた声で何とか演説を終え再び頭を下げたが、顔を上げられない。下を向いたまま袖で2回、涙をぬぐった。 演説後の握手を終え、向かったのは応援に駆けつけたさつき氏の腕の中。ほおをうずめて涙する後輩を抱いたさつき氏は「こういう人間味のある人だから! どうぞよろしく!」と絶叫した。 「本当に恥ずかしいばかりで」丸川氏は涙の理由を説明してまた涙。いつもの白ではなく、黒いツーピースを着たことには「みなさんに反省の気持ちが少しでも伝われば」と、絞り出した。 夕暮れの感動劇場で、出直しの決意を存分に表現した丸川氏。この日はさつき氏、塩崎恭久官房長官とともに、商店街を1時間45分かけて練り歩いた。さつき氏は「(選挙権問題から)再チャレンジさせてほしいわね」と語ったが、立ちはだかる壁は一つではなかった。 武蔵小山に先立ち、歩いた戸越銀座商店街では、待ちかまえていたかのようなタイミングで若尾氏が出現。「ああ若尾さん!」(塩崎官房長官)、「きれいねぇ〜」(さつき氏)と話しかけられ「あら、まぁ」と優雅な笑顔で3ショットに応じた。 だが丸川氏は同じ候補者同士とあってか素通り。若尾氏陣営によると、当初は練馬区に行くはずだったが、18日の巣鴨・とげ抜き地蔵商店街での遊説が大盛況だったため、「団地より商店街」にと照準を変えただけで、丸川氏の存在は意識していなかったという。「ごあいさつしようと全員で必死に探したけど見つからなかった。丸川さんはいたんですか?」と元女子アナのオーラは感じ取れなかったとした。 またこの日、浅草雷門前で演説した川田龍平氏=無所属・東京選挙区=からは「政治を志すものとして、投票に行ってないなんて信じられない。これはきちんと有権者に判断してほしい」と厳しく非難された。今週末には、安倍首相、石原慎太郎都知事が応援に来る予定。選挙権問題ショックからの巻き返しはなるか。 ◆丸川氏の選挙権問題 発端は16日に行った新宿区役所での期日前投票。意気揚々と出向いたが、04年6月に海外勤務から帰国していたのに、今年4月まで転入届を未提出だったことが判明。転入届提出後3か月が経過しないと区の選挙人名簿に登録されないため、選挙権がない形となり門前払いされた。住民税も払っていなかったのでは、との“疑惑”に対しては、テレビ局勤務時代の源泉徴収票のコピーを公表。支払いを証明したが、05年衆院選などの選挙に行かなかったことが明らかになった。 (2007年7月20日06時02分 スポーツ報知) 丸川氏、過去の投票「すっぽかし」 米国赴任から04年6月に帰国後、住民登録が遅れ、参院選の選挙権を持たないことが発覚した自民党の丸川珠代氏(36)が17日、「お恥ずかしい限り」と、平謝りした。05年の郵政選挙や今年4月の都知事選など、有権者が注目した選挙の投票に行かなかったことも告白。「取材に夢中だった」「赴任前は投票に行っていた」と釈明したが、永田町では「政治参加していなかった人が立候補とは…」と、丸川氏の政治センスを疑う声も出ている。 丸川氏は街頭演説を終えた後、「消えた選挙権問題」について釈明した。顔はこわばっていた。自らのミスで、帰国後現在の住所に住民登録するのが遅れ、結果的に選挙への投票をすっぽかした点に話が及ぶと「本当にお恥ずかしく、おわび申し上げるしかない」と続けた。 少しでも選挙に関心があれば、投票用紙が郵送されてこないと疑問に思い、そこで気付けば、住民登録の問題にも行き着くはず。しかし丸川氏は「仕事が忙しく、取材に夢中だったので、投票権を行使していなかった」「やっておくべきこと(住民登録)を、やっていなかった」と、唇をかむばかりだった。 丸川氏は、03年6月にニューヨークに赴任。帰国した04年6月以降、主な国政選挙は04年参院選、05年衆院選などがあった。特に衆院選は「小泉劇場」で、投票率67・51%(選挙区)と有権者の大きな関心を呼んだ。「(取材で)全般的にかかわっていた」と強調した丸川氏だが、投票は“無視”したことになる。今年4月の都知事選にも行っていないが、3選した石原慎太郎知事(74)には、参院選で応援を要請する立場。投票に行かなかったのは、ばつが悪いに違いない。 一方、住民税の納め先については、テレビ朝日時代(04年〜06年)の源泉徴収票のコピーを示し「ご覧の通り、会社から源泉徴収されていた。払っていました」と強調。事務所側は、自宅のある新宿区に納められていた、と補足した。 海外赴任する前は、投票に行っていたと強調した丸川氏。しかし永田町では、「あまりにお粗末な対応」(ベテラン秘書)と厳しい声が多い。自民党関係者は「これまで政治参加もしてこなかった人に、立候補要請するなんて」と、口説いた安倍晋三首相(52)の選球眼にも疑問の声が出た。 丸川氏の選挙カーには「期日前投票に行きましょう」の幕があった。本人が投票できない以上、何とも説得力のないフレーズになってしまった。【中山知子】[nikkansports.com 2007年7月18日7時18分 紙面から] <株式会社白元> <<事実関係等はウィキペディアより引用抜粋>> |