占星コラム


2007/7/26 元テレビ朝日アナ・丸川珠代の試練

 

彼女は1993年4月にテレビ朝日に入社し、新人アナの時代は少しクールなユーモアのあるキャラクターを前面に押し出していたのが思い出される。 そして、その後、本格派報道キャスターとしての成長を待望されてニューヨークに赴任したはずだった。 その頃はまだ彼女が日本に返ってきたら中心的なキャスターのポジションを担うことを関係者の誰もが期待していたと思われる。 然し、2005年1月〜スタートしたSunday!スクランブルに司会として抜擢されたものの、番組内を和ます飾りとしての役割を彼女はうまく演じることが出来ないように思われた。どうも女子アナに期待されるような元気さや愛嬌をブラウン管の向こう側に振りまくことが出来ない。

そして、ついに彼女は司会を降板するのである。 そして、その後、昼の短いニュースの読み上げなどをこなしたり、深夜番組の司会を務めながら、段々アナウンサーとしての仕事が減っていった印象である。バラエティー番組の乗りも中々こなすのが難しい様子で、不器用な様子がブラウン管の向こうから伝わって来る。端から見てもアナウンサーとしての将来が苦しい状況が感じられたのである。

その頃、私は丸川珠代アナのチャートを初めて作成したのである。 もう直ぐマハダシャー土星期の到来が迫っていた。出生時間が分からないので、12:00で作成していたが、マハダシャー土星期に入る直前の木星/ラーフ期か、もしくは土星/土星期に入ったばかりの頃ではないかと思われた。

その頃、2006年末頃だったと思われるが、彼女には明らかに土星の影響が感じられ、土星がもたらす制限が重く圧しかかっている様子が見て取れたのである。 そして、私は六本木を歩いていたとき、テレビ朝日の勤務を終えて帰る彼女と一度だけすれ違ったことがある。 その時、彼女は表情からしても非常につらそうな様子を示していた。深刻な土星の重みが顔に現われていたのである。

そして、暫く彼女をブラウン管で見ていなかったが、先日、安部晋三の推薦を受け、参院選への出馬を要請されたということで、これが土星期なのかと思ったのである。 土星は牡羊座で減衰しており、非常に忍耐力のないキレやすい土星である。彼女の最近の選挙活動を見てもこのキレやすい土星によって苦しめられているのが分かる。

例えばテレビ朝日からの退職は会社に相談のない唐突なものであったとされ、社長が記者会見で不快感をあらわにするという非常に今後の先行きを暗示するものであった。事前に何の相談もない唐突さというのは牡羊座の象意であり、まさに牡羊座で減衰する土星の象意である。 つまり、彼女はこの頃、テレビ朝日内でもアナウンサーとしての将来が閉ざされ居場所がなくなっており、そこにタイミングよくやってきた参院選出馬要請に救いを見出して飛びついたのである。

牡羊座の土星は周囲の人間に配慮したり、気を配ることができず、欲望をストレートに表現してしまう。しかも牡羊座は誰の指示も受けない司令官であり、忍耐力がないのである。しかも土星が在住しているのはバラニーであり、異端の将軍であり、反体制的であり、ヤマ神(death of god)を主宰神とするナクシャトラである。露骨で粗暴なのである。彼女はそこで周囲の人々に配慮することができず、突然自分で決断して退社してしまったのである。

丸川元アナ出馬にテレ朝社長が不快感  元テレビ朝日アナウンサー丸川珠代さん(36)が22日、東京・永田町の自民党本部で会見し、7月の参院選東京選挙区に自民党から立候補することを正式に表明した。「熱い思いを届けたい」と話し、医療や年金問題について取り組む姿勢を強調した。一方、同局の君和田正夫社長(65)は同日の定例会見で「(退社の)2、3日前に話を聞いた。知らぬはわれわればかりだった」と強い不快感を示した。  君和田社長は、丸川さんの出馬について感想を求められると、「個人的な考えですが…」と前置きした上で雄弁に語った。  「メディアと政治の距離感をどう理解し、考えるかということを本人に話した。すごく遠く感じる人もいれば、近く感じる人もいる。答えは難しいが、大きな緊張感があるのは確か」と指摘。明言こそ避けたが、テレビ局のアナウンサーがその知名度を政党に利用されることに不快感があるのは明らか。関係者は「あまり踏み込んだ話はしないタイプ。そこまで話すということは(立候補に)激高しているのでは」とした。  特に、同局と自民党は長年、緊張関係にある。93年の総選挙で、当時の椿貞良報道局長が非自民政権誕生を意図した報道をするよう指示したことが明らかになり、自民党が追及。この問題が、現在の政府のメディア規制につながっているとの見方もある。君和田社長は自民党からの出馬について「意外と思う人も、やっぱりと思う人もいるようだ」と感想を述べた。  今月16日付で同局を退社した丸川さんから話を聞いたのは「(退社の)2、3日前」。一方で「噂はだいぶ前から流れていたようだ。知らぬはわれわればかりだった」と話し、丸川さんが上司などにほとんど相談せず辞表を提出したことをうかがわせた。  丸川さんが出演していたNHK、民放各局約160人の女子アナが地上デジタル放送の普及を呼び掛けるCMは放送できなくなった。地上デジタル放送推進協会によると、このCMは昨年いっぱいで実質、放送終了したが、地方局によっては流しているところもあった。テレ朝の地上デジタル推進大使も代役を選任することになり、君和田社長は「各方面にご迷惑をおかけしている」と陳謝した。
スポニチ Sponichi Annex 2007/5/23日付 紙面記事より

そして、参院選挙活動中の彼女は大変な試練に会っており、間違いなく彼女は現在、マハダシャー土星期である。

特に土星が獅子座に入室(2007/7/16)した前後から、彼女への厳しい風当たりが続いているようである。
例えば 2007年7月14日、フジテレビ本社前で演説をして、バラエティ番組の収録中であったため、番組スタッフから猛クレームを浴びたと報じられており、抗議や批判は非常に激しいものだったようである。

まるたまフジテレビ前で演説も収録中で大ブーイング  

◆第21回参院選(7月29日投開票) 元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)=自民、東京選挙区=は14日、かつてのライバル局であるフジテレビ前で公示後初の週末をスタート。同局のイベント「ザ・冒険王」の来場者を狙っての遊説だったが、同じ時間にイベント内で番組収録を行っていた撮影スタッフから、猛クレームを浴びた。  演説開始前から、街宣車の周辺は物騒なことに。フジの撮影スタッフらが「(演説するとは)聞いてない」「ここでやるなら自殺してやるくらいの覚悟だ」などと激怒。丸川陣営に詰め寄った。しかし、塩崎官房長官も駆けつけ演説がスタート。マイクを握る丸川氏には「は〜や〜く〜」のブーイングが飛び、腕を回して「巻き」を合図するテレビクルーも。丸川氏が「ご収録の皆様には大きな声でご迷惑をおかけしました」と締めくくると「ホントだよ!」と怒号が響いた。番組スタッフは「演説中は音声を止めた」と怒っていた。

2007年7月15日06時02分 スポーツ報知

フジテレビのイベントである「ザ・冒険王」の来場者を狙って演説したのであり、選挙活動の戦術が非常に露骨で、欲望にストレートである。フジテレビのイベントに便乗しようとする手段を選ばない露骨さがあるのである。 おそらく、彼女の選挙を支援するスタッフの中に牡羊座バラニーの人物がいるのである。そこで、彼女の意思とは無関係にその場所で演説することが決まったと思われる。因みにバラニーは手段を選ばないでストレートに欲望を表現するのである。

土星は月から見て7室目に在住しており、牡羊座の土星はビジネスパートナーも表しており、彼女の選挙事務所のスタッフを表していると考えられる。

またウィキペディアによれば、7月15日、東京ドームで開催されていたプロ野球巨人-広島戦の人出を狙って水道橋駅へ繋がる歩道で試合終了後から演説を行い、ドームから退出する観客の通行の妨げとなり多大な混雑を引き起こし道行く人々から猛クレームを浴びたそうである。

7月15日、この日東京ドームで開催されていたプロ野球巨人-広島戦の人出を狙って水道橋駅へ繋がる歩道で試合終了後から演説を行ったが、ドームから退出する観客の通行の妨げとなり多大な混雑を引き起こし道行く人々から猛クレームを浴びた。
ウィキペディアより引用抜粋

これらの彼女の試練を考えたときに木星期に偉大な伝説を残した巨人の王監督が、その後、土星期になって、ダイエーの監督に就任してから、ファンから「王やめろ!」と怒声を浴びて卵を投げつけらたり、スパイ容疑で疑われたり散々な目にあったことを思い出すのである。

彼女の試練はそれに匹敵するくらい厳しく、減衰した土星は、怒ってキレる大衆を表しており、怒れる大衆から怒声をもって責めたてられるのである。

さらに7月16日に、期日前投票をしようと新宿区役所を訪れた際に、多くの報道陣の集まる中で、NYから帰国後約3年間転入届を提出していないため、選挙人名簿に登録されておらず同区で選挙権がないことが判明したのである。そして、彼女が帰国以来一度も投票に行っていない事実が明るみに出る結果となったのである。それに対して、同区の候補者、川田龍平(無所属)や「さくらパパ」こと横峯良郎氏(民主党)などから激しく批判されたのである。 転入届とか書類上の細かい実務などは牡羊座の土星にとっては苦痛でしかない。おそらく転入届を出していないことが分からなかったほど、法律上の細かい手続きなど、彼女にとってどうでもいいことであった。

彼女は今、彼女に対して激しく怒る人々に四方を囲まれており、激しい試練を味わっている。 そして、彼女は応援に駆けつけた片山さつきにあまりもの辛さについに泣きついたようである。

今や彼女は大変な有名人であり、彼女の喜怒哀楽の生々しい姿に日本中の人々が注目している。 辛酸を嘗め大衆に向かって深く頭をさげ、打ちひしがれた彼女の姿を日本中の人が見守っているのである。

ラオ先生が言うには土星と月の絡みについては『カリスマ』を表すそうである。土星はインドのカーストで言えばスードラであり、もっとも数が多い最底辺の人々であり、大衆であり労働者である。 土星はサラリーマンや一般市民を表し、月は大衆的人気、親しみを表している。そして、月は子供や主婦を表す表示体でもある。 従って、土星と月はそれぞれタイプは違うが大衆を表している。 そして蟹座の支配星である月は女王様でもある。王様と女王様では女王様の方が親しまれ、人気があるのが一般的である。例えばチャールズ皇太子よりもダイアナ妃の方が圧倒的に人気が高いのである。
土星と月の絡みは大衆と女王の会合を表しているとも思われる。

丸川アナは現在、激しく批判され怒った大衆が彼女に襲い掛かっているが、逆に言えば非常に注目されているとも言え、これも一つの『カリスマ』現象と言えるのかもしれない。但し、土星が減衰して品位が悪いため、大衆の態度も悪いのである。 忍耐力のないキレやすい多くの大衆が彼女に意識を向けているのである。 然し、注目度は最高でスーパースター並みに扱われている。これだけ批判されるのも中々難しいのである。

彼女は今や土星の洗礼を受け、ビッグな著名人に仲間入りしたのである。 そして、彼女の土星はナヴァムシャでは月、太陽、土星から見てヨーガカラカで天秤座で高揚している。 土星期の彼女には何か底知れない存在感と本質的な強さがあるはずである。 大衆の前で死に物狂いの姿を晒して存在感を示している。

それでは彼女はいつ頃から土星期に入ったのかということである。

丸川珠代は2005年1月に期待されてサンデープロジェクトの司会を担当したがうまく司会が出来なかったからか(おそらく)、2006年3月26日に降板している。 そして、2007年に女性セブン等により、株式会社白元の鎌田真社長との熱愛やテレ朝の社員ディレクターと不倫騒動などが報道されている。

鎌田 真(かまだまこと) 株式会社白元代表取締役社長 昭和41年(1967年)生まれ。平成2年3月慶応義塾大学 経済学部卒業。 平成3年3月株式会社白元に入社し、平成8年には米ハーバード大学ビジネススクールへ留学しMBAを取得、帰国後、平成10年6月に同社取締役マーケティング部長に就任。「ゴキパオ」「ワイパアワン」「ゆたぽん」などのヒット商品を生み出し常務取締役、副社長を経て平成18年4月代表取締役社長に就任。同年より社員行動指針に「MOVE」(マイカンパニー・オリジナリティー・ビクトリー・エンパワーメント)を掲げ、社員の意識改革や新製品の発掘に力を注ぐ。
Biz NISSAN http://biz.nissan.co.jp/ より引用抜粋

鎌田真は白元で新製品の商品開発に携わっていた人物で、次々と今まで他社にはなかった新しいアイデアを商品化して ヒットさせ、現在、白元の代表取締役にまで就任している人物である。 アイデア、企画力、新しいことを始める企業精神、道なき道を切り開く行動力などは牡羊座の性質である。

牡羊座の土星を連想させるエピソードとして、彼が白元に入社したての頃、大正製薬から殺虫剤の営業権の譲渡を受けたが、 殺虫剤は法律でいろいろな規制を受けなければならなかったという。 白元ではその認可を何一つ持っていなかったのだが、その認可を取るのには何年もかかるという現実があった。 そこで、鎌田氏は冷却スプレーでゴキブリを凍らせてしまう方法を考え出したという。それがヒット商品「ゴキバオ」につながったという。(参考:『NISSAN MURANO TOKYO LABORATORY』)

これなども忍耐力のない牡羊座土星を連想させるエピソードである。認可を待つことが出来ずに他のアイデアで即行動してしまうのである。 そして、これはアナウンサーの前途が危うくなったら政治の道への転身を即座に実行してしまった丸川アナに通じるところがあるのである。

丸川アナが牡羊座の土星期に入ってからこのような蒲田真氏と出会ったと考えると非常に納得できるのである。
2005年9月28日〜2006年10月28日までの間、土星が蟹座から、木星が天秤座から牡羊座へアスペクトしており、牡羊座に土星と木星のダブルトランジットが生じている。

月から見て7室牡羊座に土星が在住しているため、マハダシャー土星期への移行はパートナーと出会うことを表していると考えられる。月から見て7室牡羊座へのダブルトランジットもあることから、彼女がこの頃、パートナーと出会い、職場をやめて、政治の世界に転身したタイミングとして理解できる。

そして2007年7月26日現在、彼女は参院選の選挙活動で大変な試練に遭遇していることを考えると、現在、既に土星期にいることは間違いないと思われる。 こうした状況から考えて2006年前半から2007年前半ぐらいがマハダシャー土星期への移行期と考えることができる。

仮に出生時間を21:37とするとラグナは乙女座0°付近になり、マハダシャー土星期は2007年2月6日から始まり、出生時間を23:59に設定するとラグナは乙女座29°41’になり、マハダシャー土星期は2006年6月24日から始まることになる。 既に2006年3月26日にサンデー・スクランブルを降板していることから、ラグナは乙女座の最後の方の度数で、出生時間は24:00に近く、ナクシャトラはチトラー辺りではないかと思われる。

ラグナを天秤座に設定することは不可能で、乙女座か獅子座ではないかと思われる。 獅子座ラグナへの設定は可能ではあるがマハダシャー土星期の開始が2007年2月6日以降になってしまう。

彼女はそれ以前から状況が変化してきていることと、彼女の性格は獅子座にしては謙虚すぎるため、やはり乙女座ラグナではないかと思われる。 (注:後に獅子座ラグナに修正。ここでは検討の過程を残すために2007年2月27日の時点で書いた記述を残します)

彼女は自身のブログで杉村太蔵の社会人としての甘さを批判したことがあり、手厳しい批判は乙女座の特徴である。 然し、牡羊座で減衰する土星期に入った彼女は今度は人々から批判される立場に逆に立ってしまったのである。 この牡羊座は乙女座から8室目であり、精神的苦悩、逆境を表している。 また8室はパートナーとの関係も表しているが、パートナーの7室から2室目のため、パートナーの愛人のようになってパートナーから金銭的援助を受けることを表している。 また今回の参議院議員への立候補の話も突然やってきた棚から牡丹餅(8室)の話である。従って、彼女が乙女座ラグナである可能性は高いと思われる。 (//ここまで2007年7月27日の時点で筆記)

 

【2007/7/28 追記】

このように乙女座ラグナの可能性を検討していたが、さらに検討を進めると、彼女は間違いなく獅子座ラグナだということが分かった。

理由は2点である。

彼女がニューヨーク支局に赴任していた時期(2003年6月〜2004年5月)は大体その時期に重なるように2003年7月30日〜2004年8月28日まで獅子座と射手座に木星と土星のダブルトランジットが形成されていたのである。
この時、土星は双子座に在住し、木星は獅子座をトランジットしていたのである。

もし乙女座ラグナだとすると、この獅子座と射手座へのダブルトランジットが海外生活を表しているとは考えにくい。
確かに外国を表す12室にダブルトランジットしてはいるが、 12室というのは隠遁生活である。しかし、米国からリポートしていた丸川アナの表情からして非常に幸せそうだったし、12室の隠遁生活というよりもむしろ、9室(海外研修、留学)の象意を彼女のその頃の様子からは感じたのである。実際、彼女は将来を期待されて本格的な報道アナウンサーとしての道を歩むための布石として米国に送り込まれたのであり、12室という象意とは一致しないのである。

そして、乙女座ラグナだとした場合、ニューヨーク支局に赴任していた2003年6月〜2004年5月は主に木星/火星期である。乙女座ラグナだとした場合、木星は4、7室の支配星で、3、8室支配の火星と3室で接合しており、海外旅行という象意はどこにも出てこない。月から見ても木星は3、6室支配で、2、7室支配の火星と2室で接合しているのである。どこにも全く留学や海外研修を表す9室の象意は出てこないのである。

しかし、もし獅子座ラグナだとした場合、この海外赴任していた時期は同じく木星/火星期であるが、木星は5室の支配星で火星は9室の支配星である。9室を支配する木星が1室にトランジットしており、木星と土星のダブルトランジットが1室と5室に形成されていたのである。5室は9室から9室目のハウスであり、9室の本質を表すハウスである。
従って、5室は海外研修、留学という象意をその中に内包している。

つまり、もし獅子座ラグナだとした場合、ダシャーもトランジットも5室や9室の象意が何度も繰り返し出てくるのであり、これは海外研修、留学の1点だけ見たとしても間違いなく獅子座ラグナなのである。

そして、さらに彼女の経歴を見ると、彼女が参院選の告示に伴い正式に立候補したのが7月12日である。
そして、その後、マスコミと大衆が彼女に注目する中で、選挙活動を展開したのであり、 彼女は明らかに7月12日前後を境にして、大舞台に立ったことが分かる。

もし獅子座ラグナだとすると、7月16日に土星が獅子座に入室すると同時に10室牡牛座にダブルトランジットが形成されるのである。 彼女が7月16日前後を境にして大舞台にたったことが理解できる。土星がラグナにトランジットしているので、自分自身に土星の試練が降りかかっていることを表している。獅子座ラグナだとすると6室と7室を支配する土星であり、土星は対人関係上の試練を表している。

ところが、もし乙女座ラグナだったら、土星が12室に入室して9室にダブルトランジットが形成されるのである。
従って、仕事を辞めて海外生活をしたり、静かに隠遁的生活を送ることを示しているが、実際にはその逆である。彼女は自分のキャリア(職業)のための活動を今、精力的に行っており、全く象意に合わない。

そして、彼女が獅子座ラグナであると考えると様々なことが非常に納得できるのである。
例えば、彼女はサンデー・スクランブルを降板させられたのであるが、元々彼女には自分の意見を言わないで、笑顔で司会進行のスピーチだけを慎ましく行うというお飾り的な女子アナの役割は向いてなかったのである。
彼女は獅子座であり、もっと自分が意見を言って自己主張して目立ちたいタイプである。それこそが本来の彼女の性質である。

実際、彼女自身も何か雑誌のインタビューか何かで、自分が女子アナに向いていないと告白している。
女子アナは場を和ませる役割であり、あくまでも自分を抑えて、前に出ずに調整する役割なのだが、それが彼女には向いていないというようなことを語っていたのを読んだことがある。

今彼女が政治家になろうとしたのは彼女が獅子座ラグナだとすると非常によく理解できるのである。
政治家という職業は獅子座の向いている職業として必ず出てくる定番である。

そして、彼女はマハダシャー土星期に入ったのであるが、獅子座ラグナだとするとやはり土星は7室の支配星となって、土星期になってから白元の蒲田真氏との交際を始めたというのが理解できるのである。

そして、土星は9室に在住しているので、蒲田真氏は彼女の半ば上司か教師のような立場におり、対等ではないのだろうと想像される。彼女に教える存在であり、よきアドバイザーなのだろうと思われる。今回の出馬自体も蒲田真氏の後押しがあったものと想像される。

そして今回の彼女の出馬を巡って安倍晋三がまず彼女に出馬要請をし、平沢勝栄議員が選挙対策本部長になるなど、彼女は土星期に入ってから周囲を大物の政治家(権力者)に囲まれているのである。

石原慎太郎や石原軍団も彼女の応援にかけつけたようで、とにかく彼女は大物を動かしているというということは確かである。あるいは動かされていると言えるのかもしえない。牡羊座は太陽が高揚する星座であり、権力者を表すのである。そうした議員たちが彼女の先輩や上司として、彼女を支えてサポートしている様子をみると、やはり牡羊座で減衰する土星は彼女のグル(教師)を表していると思われる。
そして、彼女の土星は6室の支配星であり、6室の支配星は減衰するとラージャヨーガ的に働くという特別な法則がある。さらに彼女の土星は月からケンドラに在住しており、減衰をキャンセルする配置を若干形成してもいる。 そして、ナヴァムシャで土星が高揚しているのを見ると、彼女の土星はひどく減衰して品位は損なっているが、非常に強いのであり、彼女の土星期は平凡で安全な生涯よりも、むしろ輝しい栄光に満ちているのである。

彼女があまりもの苦しさのために片山さつきの胸に飛び込んで泣いたりなど、彼女の死に物狂いの必死な様、その人間的な姿は大変美しいのである。

因みに彼女は木星/土星期にテレビ朝日に入社しているが、木星/土星期はセカンドアンタルダシャーであり、木星期に彼女はテレビ局での生活がスタートしたと考えることが出来る。木星は5室の支配星であり、月から見て3室の支配星であり、太陽から見て3室の支配星であり、木星から見て5室の支配星である。5室というのは3室から3室目であり、3室の象意を内包している。そして、木星はラグナから見て、3、10室支配の金星と4室で接合している。

従って彼女が木星期にマスコミ関係の職に就いたというのはよく理解できる。

今年の11月22日から木星が蠍座から獅子座に入室し、ラグナにダブルトランジットが形成されるため、彼女にとっては自己実現が可能になっていく時期である。当選するのかどうかということになると難しいが、彼女の土星は月からラージャヨーガカラカであり、6室支配が減衰で特別な法則を働く余地があり、ナヴァムシャでも月、太陽から見て、ヨーガカラカで、ダーシャムシャでも月、太陽からみてラージャヨーガカラカである。もし、ラグナが獅子座ウッタラパールグニーの第一パーダであればダーシャムシャでのラグナもラージャヨーガカラカである。ラージャヨーガカラカの時期には彼女の昇進が期待できる時期である。
そして11月まで彼女の10室にダブルトランジットが形成されている。 従って、彼女は選挙後も暫くは注目を浴び続けると思われるのである。 当選しない人がそれだけの注目を今後4ヶ月も浴びていくのかと考えると、彼女は当選するのではないかという感じもするのである。木星は11月に5室に入室し、マハダシャーの土星にアスペクトするため、彼女の土星が示す象意にとってよいはずである。彼女の土星期の象意はパートナーとの出会いと、上司との出会いである。
そしてラグナから1室、月から11室にダブルトランジットするのである。1室は自己実現であり、11室は高い地位である。
従って、彼女は当選するのではないかという気がするのである。

 

西暦 月日 出来事 ヴィムショッタリダシャー チャラダシャー トランジット
1993年 4月 テレビ朝日に入社 木星/土星
2003年 6月 2003年6月〜2004年5月までニューヨーク支局に赴任 木星/火星
2005年 1月 Sunday!スクランブル(サンデー・スクランブル)のスタートに伴い、司会を務める 木星/ラーフ
2007年 5月16日 自由民主党総裁・安倍晋三と会談し、第21回参議院議員通常選挙への出馬を要請される。 それを受け、東京選挙区(改選数5)に自由民主党(自民党)公認で出馬する。 土星/土星
2007年 5月22日昼 自民党本部で幹事長の出馬する考えを伝えた上、党本部で記者会見を行い、出馬を正式に表明する。 テレビ朝日からの退職は会社に相談のない唐突なものであったとされ、同社社長が定例記者会見で不快感をあらわにした。 また全国地上デジタル放送推進協議会は一部のテレビ局で放送を続けていた丸川が出演する地デジ推進CMの差し替えを余儀なくされた。丸川本人はCMの契約期間が終了したと思っていたと発言。 土星/土星
7月12日 7月12日、参院選の公示に伴い正式に立候補。 土星/土星 土星が獅子座入室直前

木星:蠍座

7月14日 この日に開幕したお台場冒険王の人出を狙ってフジテレビ本社前で演説を行ったが、あるバラエティ番組の収録中であったため、番組スタッフから猛クレームを浴びる。 土星/土星 土星が獅子座入室直前

木星:蠍座

7月15日 この日東京ドームで開催されていたプロ野球巨人-広島戦の人出を狙って水道橋駅へ繋がる歩道で試合終了後から演説を行ったが、ドームから退出する観客の通行の妨げとなり多大な混雑を引き起こし道行く人々から猛クレームを浴びた。 土星が獅子座入室直前

木星:蠍座

7月16日 期日前投票をしようと新宿区役所を訪れた際には多くの報道陣が集まったものの、選挙人名簿に登録されておらず同区でも選挙権がないことが判明。NYから帰国後約3年間転入届を提出しておらず、今年4月20日に区役所を別件で訪れた際に提出したものの、転入3ヶ月以内は選挙権がないため、帰国以来投票に一度も行っていないことになり、2004年7月11日の第20回参議院議員選挙、2005年7月の東京都議会選挙、2005年9月11日の衆院選、2006年11月の新宿区長選挙、今年4月8日の都知事選、新宿区議選挙などを棄権していた事が明るみに出た。そのため同じ選挙区の候補者、川田龍平(無所属)から「政治を志すものとして、投票に行ってないなんて信じられない。これはきちんと有権者に判断してほしい」と批判される。

土星が獅子座に入室

牡牛座にダブルトランジット

7月19日 このため7月19日、武蔵小山駅前で自身がみそぎの黒いスーツ姿で登場して23秒間に渡り頭を下げて有権者に謝罪。直後に恥ずかしさのあまり号泣し、応援に駆けつけていた片山さつきに泣きついてしまう。片山は丸川に泣きつかれながら「こういう人間味のある人だから! どうぞよろしく!」とフォローした。 土星:獅子座
木星:蠍座
DT:牡牛座

(資料)

丸川アナ出馬にテレ朝カンカン…参院選 参院選出馬で、首相官邸に入るテレビ朝日アナウンサーの丸川珠代さん。16日、退職願を届けた [写真を拡大]  夏の参院選に立候補する元テレビ朝日のアナウンサー・丸川珠代さん(36)が16日午前、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と面会した。安倍首相から自民党公認で東京選挙区からの出馬を要請された丸川さんは「光栄に思っています」と受託する意向を示した。  安倍首相からは「政治や経済で学んだことや感じたことを、政治の場で生かしてみませんか」と言われたという丸川さん。だがこの日、正式な出馬表明はせず「これから先の人生をしっかり考えて結論を出したい」と語るにとどまった。近く記者会見を行い、正式に発表する見込みだ。  今回の選挙から定数が「5」に増えた東京選挙区では、すでに10人が立候補表明。都知事選に落選した世界的建築家で共生新党の代表・黒川紀章氏もこの日、一部メディアの取材で東京選挙区からの立候補を表明しており、最激戦区となりそうだ。  丸川さんは「たけしのTVタックル」や「朝まで生テレビ」など人気番組を担当してきたテレ朝の看板アナ。テレ朝によると、丸川さんは16日付で同社を依願退職したが、波紋も大きいようだ。  ある関係者は「テレ朝サイドはカンカンです」と語る。今週明けに突如、永田町を駆け巡った出馬情報。丸川さんはテレ朝内でも上司や親しい同僚に相談もなく、ほぼ一方的に辞表を出したようだ。「彼女はまったく仁義を切らず、テレ朝では不信感でいっぱいです」(関係者)。笑顔で官邸を後にした丸川さん。前途洋々とはいかないようだ。 (2007年5月17日06時01分 スポーツ報知)

丸川珠代氏大泣き  元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)=自民・東京選挙区=が19日、みそぎの黒いスーツ姿で涙を流し、選挙の投票に行っていなかった「選挙権問題」からの出直しを誓った。武蔵小山駅前の演説では涙をぬぐい、同行した片山さつき衆院議員に抱きつき、号泣。また、遊説場所が重なった女優の若尾文子氏(73)=共生新・比例代表=の前では存在感を示せないなど、逆風はまだやみそうにない。  珠代、涙がでちゃう―。武蔵小山駅前に立った午後6時過ぎ、丸川氏は前日同様「投票権を行使していなかったこと、恥ずかしい思いでいっぱいであります」と演説を始めた。23秒間、頭を下げ続けたところで、聴衆から励ましの声。つぶれた声で何とか演説を終え再び頭を下げたが、顔を上げられない。下を向いたまま袖で2回、涙をぬぐった。  演説後の握手を終え、向かったのは応援に駆けつけたさつき氏の腕の中。ほおをうずめて涙する後輩を抱いたさつき氏は「こういう人間味のある人だから! どうぞよろしく!」と絶叫した。  「本当に恥ずかしいばかりで」丸川氏は涙の理由を説明してまた涙。いつもの白ではなく、黒いツーピースを着たことには「みなさんに反省の気持ちが少しでも伝われば」と、絞り出した。  夕暮れの感動劇場で、出直しの決意を存分に表現した丸川氏。この日はさつき氏、塩崎恭久官房長官とともに、商店街を1時間45分かけて練り歩いた。さつき氏は「(選挙権問題から)再チャレンジさせてほしいわね」と語ったが、立ちはだかる壁は一つではなかった。  武蔵小山に先立ち、歩いた戸越銀座商店街では、待ちかまえていたかのようなタイミングで若尾氏が出現。「ああ若尾さん!」(塩崎官房長官)、「きれいねぇ〜」(さつき氏)と話しかけられ「あら、まぁ」と優雅な笑顔で3ショットに応じた。  だが丸川氏は同じ候補者同士とあってか素通り。若尾氏陣営によると、当初は練馬区に行くはずだったが、18日の巣鴨・とげ抜き地蔵商店街での遊説が大盛況だったため、「団地より商店街」にと照準を変えただけで、丸川氏の存在は意識していなかったという。「ごあいさつしようと全員で必死に探したけど見つからなかった。丸川さんはいたんですか?」と元女子アナのオーラは感じ取れなかったとした。  またこの日、浅草雷門前で演説した川田龍平氏=無所属・東京選挙区=からは「政治を志すものとして、投票に行ってないなんて信じられない。これはきちんと有権者に判断してほしい」と厳しく非難された。今週末には、安倍首相、石原慎太郎都知事が応援に来る予定。選挙権問題ショックからの巻き返しはなるか。  ◆丸川氏の選挙権問題 発端は16日に行った新宿区役所での期日前投票。意気揚々と出向いたが、04年6月に海外勤務から帰国していたのに、今年4月まで転入届を未提出だったことが判明。転入届提出後3か月が経過しないと区の選挙人名簿に登録されないため、選挙権がない形となり門前払いされた。住民税も払っていなかったのでは、との“疑惑”に対しては、テレビ局勤務時代の源泉徴収票のコピーを公表。支払いを証明したが、05年衆院選などの選挙に行かなかったことが明らかになった。 (2007年7月20日06時02分 スポーツ報知)

丸川氏、過去の投票「すっぽかし」  米国赴任から04年6月に帰国後、住民登録が遅れ、参院選の選挙権を持たないことが発覚した自民党の丸川珠代氏(36)が17日、「お恥ずかしい限り」と、平謝りした。05年の郵政選挙や今年4月の都知事選など、有権者が注目した選挙の投票に行かなかったことも告白。「取材に夢中だった」「赴任前は投票に行っていた」と釈明したが、永田町では「政治参加していなかった人が立候補とは…」と、丸川氏の政治センスを疑う声も出ている。  丸川氏は街頭演説を終えた後、「消えた選挙権問題」について釈明した。顔はこわばっていた。自らのミスで、帰国後現在の住所に住民登録するのが遅れ、結果的に選挙への投票をすっぽかした点に話が及ぶと「本当にお恥ずかしく、おわび申し上げるしかない」と続けた。  少しでも選挙に関心があれば、投票用紙が郵送されてこないと疑問に思い、そこで気付けば、住民登録の問題にも行き着くはず。しかし丸川氏は「仕事が忙しく、取材に夢中だったので、投票権を行使していなかった」「やっておくべきこと(住民登録)を、やっていなかった」と、唇をかむばかりだった。  丸川氏は、03年6月にニューヨークに赴任。帰国した04年6月以降、主な国政選挙は04年参院選、05年衆院選などがあった。特に衆院選は「小泉劇場」で、投票率67・51%(選挙区)と有権者の大きな関心を呼んだ。「(取材で)全般的にかかわっていた」と強調した丸川氏だが、投票は“無視”したことになる。今年4月の都知事選にも行っていないが、3選した石原慎太郎知事(74)には、参院選で応援を要請する立場。投票に行かなかったのは、ばつが悪いに違いない。  一方、住民税の納め先については、テレビ朝日時代(04年〜06年)の源泉徴収票のコピーを示し「ご覧の通り、会社から源泉徴収されていた。払っていました」と強調。事務所側は、自宅のある新宿区に納められていた、と補足した。  海外赴任する前は、投票に行っていたと強調した丸川氏。しかし永田町では、「あまりにお粗末な対応」(ベテラン秘書)と厳しい声が多い。自民党関係者は「これまで政治参加もしてこなかった人に、立候補要請するなんて」と、口説いた安倍晋三首相(52)の選球眼にも疑問の声が出た。  丸川氏の選挙カーには「期日前投票に行きましょう」の幕があった。本人が投票できない以上、何とも説得力のないフレーズになってしまった。【中山知子】[nikkansports.com 2007年7月18日7時18分 紙面から]

<株式会社白元>
株式会社白元(はくげん)は、防虫剤などを販売する衛生薬品メーカー(非上場会社)。パラジクロルベンゼン系防虫剤「パラゾール」を始め、使い捨てカイロ「ホッカイロ」、衣服用防虫剤「ミセスロイド」、保冷枕「アイスノン」など息の長いヒット商品が多く、業界屈指のロングセラーメーカーとして知られる。また、2001年より、大正製薬からの商標貸与によって殺虫剤事業に参入している。 本社は東京都台東区東上野にあり、創業時から変わっていない。なお、白元という社名は、同社発売の蛍光染料「白元」に因む。
1923年(大正12年):創業者鎌田泉によって白元の前身、鎌田商会を設立。防虫剤、防臭剤の個人製造を開始する。 1953年(昭和28年):蛍光染料「白元」を発売。看板商品となり、後の社名変更に影響。
1954年(昭和29年):7月29日、原因不明の失火により足立工場を焼失。企業再生を宣言し、この日を設立記念日とする。
1958年(昭和33年):洋服ダンス用防虫剤「パラゾール」発売。同社を代表する看板商品となる。
1963年(昭和38年):冷蔵庫用脱臭剤「ノンスメル」発売。後に脱臭剤は同商標で統一。
1965年(昭和40年):保冷袋「アイスノン」発売。後にアイスノンは保冷枕で一躍有名となり、保冷枕の代名詞として知られるようになる。
1971年(昭和46年):本社ビル竣工。
1972年(昭和47年):鎌田商会から白元に社名変更。(それまでは一般的な呼び方が「鎌田商会」よりも「パラゾール・白元本舗」の方が馴染んでいた。)
1980年(昭和55年):使い捨てカイロ「ホッカイロ」発売。ユニークなCMの宣伝効果もあり、一躍ヒット商品となる。 1988年(昭和63年):洋服ダンス用防虫剤「ミセスロイド」発売。エステー化学の「ムシューダ」と共にシェアを寡占する。
2000年(平成12年):高知県の中堅衛生用品メーカー「大三」を100%子会社化。
2000年(平成12年):大正製薬から殺虫剤の販売に関する商標使用権を期限付で借り入れ、統一ブランド「ワイパア」で殺虫剤事業に参入。
2003年(平成15年):和歌山県の中堅殺虫剤メーカー「キング化学」を100%子会社化。

<<事実関係等はウィキペディアより引用抜粋>>