2007/5/3 ビル・クリントン元大統領について
アリシュタヨーガ
ビル・クリントンのチャートを検討すると、複数のアリシュタヨーガを形成しており、彼がかなり困難な人生を歩んでいることが予想される。
例えばラグナロードに6室支配の土星がコンジャンクトして、ラグナと月にアスペクトし、8室支配の火星がラグナに在住して、月にアスペクトしている。従って、ラグナも月も土星と火星から傷つけられており、また6室の支配星と8室の支配星の両方に絡んでいることになる。従って、アリシュタヨーガが明白に形成されている。問題はどのような事柄によって悲惨であるかということである。
アリシュタヨーガと言っても絡むハウスの象意によって、その表れ方は異なるのである。
実際、彼の人生のイベントを考慮すれば確かに尋常でない悲惨な経験をしていることは確かである。誰もが思い出すのがモニカ・ルインスキーとのセックススキャンダルであり、私生活のイベントを事細かに尋問され、偽証罪に問われ、DNA鑑定まで受けさせられて、最後には『不適切な関係』を認めざるを得なくなる所まで追い詰められた。
然し、いくらアリシュタヨーガが形成されていると言ってもビル・クリントンが悲惨な人間であるかというと全くそうではない。
チャートの一部分を見て、その人の全体的な評価を決めることはできない。ラオ先生も自身のHPの中で、月が8室に在住しているだけでその人が不幸であると言う事が出来ないとして、チャートの一部分だけを見て、その人物の全体的な判断を下すことができないことを警告している。
特にビル・クリントンの場合、このようなアリシュタヨーガにも関わらず、彼の不幸を吹き飛ばし、それを補って余りある強い配置を持っている。彼に威厳と守護と力を与え、大統領にするだけの強い配置を持っており、それは太陽の強さと木星の強さである。
太陽は獅子座の2°53'で非常に若い度数のため、ナヴァムシャでは高揚し、また多くの分割図でムーラトリコーナや高揚の座にある強い配置である。そして、木星も天秤座に在住してヴァルゴッタマであり、且つ多くの分割図の中でも天秤座に在住している。木星はビナシュタカヴァルガのビンドゥー値が天秤座で7点で強く、またヴァルゴッタマのような名称はなくても多くの分割図で同じ天秤座に在住していることはヴァルゴッタマがもっと緊密に機能しているかのような強さを持つと考えられる。そして、木星は月から見て、7室に在住して、ガージャケーサリーヨーガを形成している。象のような神聖さと威厳、そしてライオンのような強さを備えていると言える。
特に彼の場合、ナヴァムシャを見なければ本当の実力は分かりようがないのである。
ナヴァムシャで、牡羊座で、ラグナロードの火星と5室支配の太陽が接合し、9室支配の木星と相互アスペクトしており、火星はムーラトリコーナ、太陽は高揚、木星はヴァルゴッタマと非常に強い星位を持っている。そして、月から見ても9室支配の太陽と、5室支配の火星、ラグナロードの木星が5−11室の軸で相互アスペクトしており、さらに太陽から見てもラグナの配置を繰り返すため、彼のナヴァムシャではラグナ、月、太陽から見て、太陽、火星、木星が完璧な配置で絡んでいる。そして、1、5、9室というダルマハウス(宗教的実践、奉仕)の惑星がお互いに絡んでおり、動機や人生の目的が慈善的、精神的であることを示している。
そして、人の本当の実力とはナヴァムシャに表れるのである。
彼が大統領の時に世界の指導者と対等以上に渡り合って、強い指導力を発揮したことにそれが表れている。
そして、大統領を辞めた後でも、合衆国中で演説し、強い人気を誇っている。
選挙応援でも ヒラリー・クリントンのそばに立っていると彼の方が目立ってしまうのだという。従って、最近は別々に行動しているらしい。それくらい、彼の存在感は大きく、指導者、リーダーとしての本質的な資質があり、どこにいても彼は目立ち輝いているのである。
スキャンダル
こうした彼の本質的な資質に比して、彼の最大の弱点を表している配置が、ラグナに在住する金星と火星である。
金星は恋愛、パートナーの表示体であり、火星は情熱、活力を表し、男性性器の表示体でもある。従って、火星と金星の絡みは男女の情熱的な恋愛、性的関係を表している。金星は減衰して、8室支配の火星から傷つけられており、また土星のアスペクトも受けている。月から見ると、ラグナロードの火星がパートナーを表す7室支配の金星と訴訟の6室で接合している。
大統領在任前も在任後も、女性問題のスキャンダルによって、彼は悩まされ続けた。
例えば、1992年の大統領選出馬中にクラブ歌手ジェニファー・フラワーズとの12年間に渡る愛人関係を暴露され、最終的にクリントンが認める結果となったり、またアーカンソー州知事時代に職員だったポーラ・ジョーンズがクリントンに性的関係を求められたとして、1994年にセクハラで訴え、その後、示談が成立している。また、ホワイトハウスの元ボランティアのキャスリーン・ウィリーも裁判の証人として出廷している。
|
|
|
|
ジェニファー・フラワーズ Gennifer Flowers |
ポーラ・ジョーンズ Paula Jones |
キャスリーン・ウィリー Kathleen Willey
|
モニカ・ルインスキーMonica Lewinsky |
またポーラ・ジョーンズの訴訟で証人の一人として浮上したことをきっかけとして、1998年にモニカ・ルインスキーとの不倫関係が発覚し、共和党からの弾劾訴追でスター独立検察官による厳しい追及の結果、DNA鑑定で決定的な証拠を突きつけられ、最終的に『不適切な関係』があったことを認めさせられる結果となったり、彼への攻撃は熾烈を極め、彼の行為の詳細が議会で描写され、暴露されるなど、彼はセックススキャンダルによる執拗な攻撃に悩まされ続けた。
月から見た7室支配の金星は6室で減衰しており、恋愛、パートナーの事柄に関して、困難であることが考えられ、かつ6室であることから、訴訟によって争うことを示している。
モニカ・ルインスキーの場合、ラグナが乙女座ラグナであり、明らかにクリントンの月から6室乙女座で減衰する金星で表されていることが分かる。彼女の場合、3、8室支配の火星が7室に在住して7室を傷つけると共に6室支配の土星も7室にアスペクトして傷つけており、7室に土星と火星、6、8室の絡みが見られ、配偶者、パートナーの象意が非常に傷ついている。また10室も土星とケートゥが在住し、火星がアスペクトして凶星によって激しく傷ついている。従って、彼女は世間に悪名を轟かせて有名になってしまい、またパートナー運でも大変な苦悩を経験している。
然し、クリントンは歴代大統領の中で最も女性問題で苦しんだ政治家であるが、彼ほど、女性からの支持を集めた人物もいないのである。モニカ・ルインスキーとの不倫関係訴追の時は、全米フェミニスト団体は彼を支持して、モニカ・ルインスキーの人格攻撃に終始したようである。また彼が大統領に立候補した時にジェニファー・フラワーズとの愛人問題が発覚した時にはヒラリー・クリントンの援護で何とか逆境をしのいだのである。
彼の木星は月から7室に在住して、ヴァルゴッタマで強く、ナヴァムシャでもラグナ、太陽から7室に在住して強い。
従って、木星はパートナーを表している。 ヒラリー・クリントンは、ラグナロードの水星が天秤座に在住し、天秤座に惑星集中しているため、まさに彼の強力な木星が表しているパートナーであり、彼を常に支え、支援するパートナーであることが分かる。
従って、クリントンには木星が表すパートナーと、金星が表すパートナーの2種類がいて、そのどちらも経験し、木星が表すパートナーからは最大限の恩恵と保護や援助を受け、金星が表すパートナーからは肉体的快楽と訴訟を経験するのである。
天秤座の木星は、天秤座の象意を帯びて、民主主義的で調和を愛し、支配しない性格で配偶者の浮気にも寛大で、人の自由を尊重する代わりに自らも自由であろうとする性格の人物(ヒラリー・クリントン)を表し、金星が表すパートナーは乙女座在住で、繊細で清潔感あふれ、恥じらいがあり、律儀で奥ゆかしさがあり、然し、金星が減衰して火星と絡んでいるため、性的関係が生じて最終的に訴訟関係となるような相手を表している。その際、やはり乙女座なので、女性的で、繊細であり、訴訟の際には泣いたり、被害者として振舞うのかもしれない。
通常、よくあることだが、例えば、あるハウスの象意において、複数の矛盾する要素が見られる場合があるとすると、そのどちらも経験すると解釈するのである。
例えば7室に吉星が在住しており、良いパートナーとの出会いを示しており、一方で、7室の支配星が12室に在住して別離を表しているような矛盾した配置はよくあるものであるが、その場合、
その両者を中和して平均値としてのパートナー運を考慮するのではなく、在住や支配によって7室の象意を示す惑星ごとの象意をダシャーによって経験すると考えるのである。結局、矛盾した表示が出ている場合では両方を経験すると考えるのである。クリントン元大統領の場合もそうで、これは見事に表れており、ヒラリー・クリントンは彼が初めて政治家になった時から、彼を支えて来た良き妻であり、彼に訴訟をしかけてくる女性とは対照的である。
出生の秘密
ビル・クリントンの父親は彼が生まれる三ヶ月前に自動車事故で死んだことになっているが、実は彼は本当は元アーカンソー州知事であったウィンスロップ・ロックフェラーの隠し子であるようである。このことは副島隆彦氏が著書『老人税』の中で主張しており、彼が実際にアーカンソー州に行って現地調査したところ、地元では公然の秘密だそうである。
副島氏によればロックフェラー財閥は世界のエネルギー、金融など産業界の主要な部門を押さえて世界経済を統治しており、アメリカ政府を実質的に動かしているのは彼らであるという。従って、ビル・クリントンが何故、あれ程の政治力があるかというと、ロックフェラー家の血筋であると考えると納得するのだという。
然し、この隠し子情報はインド占星術的に考えても非常に納得できるのである。
クリントンの9室を父親のラグナとすると、ラグナから4室で太陽が獅子座ムーラトリコーナで、ナヴァムシャでも高揚して強いのであるが、4室は城を表し、獅子座は王室を表すハウスである。従って、4室で強い太陽は一国一城の主を示している。
ウィンスロップ・ロックフェラーは1967年 - 1971年までアーカンソー州知事を務めており、土地に定着して比較的小さな範囲を収めるのは4室獅子座太陽が表す象意である。
(最近、宮城県知事に当選したそのまんま東氏も獅子座太陽であり、おそらく、現在、太陽に接合した水星のアンタルダシャーである。獅子座の太陽は一国一城の主である。)
さらに9室を父親のラグナとすると、ラグナロードの金星が7室支配の火星と5室に在住して接合している。
5室は恋愛を表しており、 また子供のハウスでもあるため、ウィンスロップ・ロックフェラーとクリントンの母ヴァージニア・キャシディ・ブライズが恋愛して、性的関係を結び、子供をつくったのがビル・クリントンであると解釈できる。
そうすると、クリントンのラグナから見ると、2、9室支配の金星と3、8室支配の火星が1室で接合して、9室と8室が1室で絡んでおり、父親(9室)の不道徳、不倫(8室)と自分(1室)が関係していることを示している。
8室の支配星は1室や9室の影響でよくなる為、クリントンは棚ぼた的な贈与の機会に恵まれることが分かる。 ローズ奨学金でオックスフォード大学に留学できたのは父親が足ながおじさん的に発揮した影響力とも考えられる。とにかく、父親のお膝元であるアーカンソー州は住みやすい場所であったことは確かなようである。何かと知らないところで知らない恩恵を受けていた可能性が高いのである。
またクリントンの太陽は12室で強いが、これはどのようなことを表すのかと考えると、やはり太陽は父親のカラカである。
そして、太陽は12室の支配星で12室に在住して強いのであるが、この配置は彼が父親と別離したものの、強い太陽の恩恵は人々から見えないプライベートな個人生活において発揮されてきたと思われるのである。アーカンソー州では暗黙に彼の出生の秘密が知られていたとすると、12室の太陽は彼の父親が隠されており、彼の力も隠されていることを表している。本当はウィンスロップ・ロックフェラーの息子として公然と権力を持つことが出来るはずが、隠し子のため、彼の権力は隠されているのである。公然と振るうことはゆるされず、隠された秘密を知る一部の人の間、あるいはプライベートな人達の中で発揮される力であると考えられる。
幼少期に母親が再婚して、再婚相手の暴力に苦しんで、それをかばう体験を繰り返していたため、クリントンは幼少期にトラウマを形成し、彼が自ら『私はアダルトチルドレン』と語るように彼の女性遍歴で母親と似た境遇の女性が多いのをアダルトチルドレンの理論で説明可能である。母親の表示体である4室と月は8室支配の火星からアスペクトされており、彼の母親がDV(ドメスティックバイオレンス)の被害を受けていた可能性を示唆している。
副島隆彦氏によると、彼がジョン・F・ケネディ大統領と握手したセレモニーの主催者がウィンスロップ・ロックフェラーであり、後に彼がアーカンソー州の知事になれたのもロックフェラー家と関係の深いハリマン家の援助によるとのことである。
『クリントンが高校生の時に、ジョン・F・ケネディ大統領と握手したことは有名だ。そのセレモニーの主催者が、他ならぬアーカンソー州知事だった実父のウィンスロップ・ロックフェラーである。米国のメディアはその映像をよく流したが、どういうわけかそばにいた実父の姿は削除されている。だから前大統領が後年、アーカンソー州知事になれたのも、またその後、大統領選に出馬することができたのも、ロックフェラー家と関係の深いハリマン家の援助によるものだ。
』 |
(副島隆彦著『老人税』より)
|
ウィンスロップ・ロックフェラーは慈善家であり、彼の遺産は現在もアーカンソー州で多数のチャリティーや奨学金などで使われているようである。このように立派な行いをしていても隠し子をつくるなど女性関係での放縦な私生活が見られ、その結果として生まれたのが、ビル・クリントンである。クリントンがこのような父親から生まれて継父の元で育ち、DVに対応する間にアダルトチルドレンになっていったのも、女性関係で苦しまなければならなかったのもカルマであり、非常にカルマの妙を感じるのである。やはり、金星と火星の接合は本人のチャートばかりでなく、9室をラグナとした父親のチャートでも作用するため、インド占星術を学んだ人であれば、親と子供の特徴やカルマは多少似てくる部分があると分かるのである。
近況について
クリントン元大統領は2003年5月23日からマハダシャー土星期にシフトし、現在、土星/水星期である。
蟹座11室とマハダシャーとアンタルダシャーの支配星である土星と水星に木星と土星がダブルトランジットしている。
11室の象意に意識が向かい、11室のテーマが現象化する時期である。 11室は目的や意見を同じくする仲間との社交、交流のハウスである。
最近、目にした写真に上記のようなものがある。
大統領を務めた者同士の交流、社交と解釈できるが、本来、民主党と共和党が親しくすることは意外なのである。
然し、クリントンはウィキペディアには中道左派と書かれているが、民主党内で右寄りであり、共和党内の保守系、右派とも共感できるところがあるのかもしれない。然し、それであっても現在のネオコンの勢力が強い、極右のジョージ・W・ブッシュと親しくするのは意外である。
クリントンの土星と水星は11室蟹座に在住しており、ジョージ・W・ブッシュのラグナは蟹座で土星、水星、金星が蟹座1室に在住している。従って、蟹座で繋がりがあり、彼らが交流していることは占星術的には納得できるのである。
クリントンは蟹座に1、10室支配の水星と5室支配の土星が在住して、1−5、5−10室のラージャヨーガを形成しており、本来、蟹座からは大変な恩恵を得られるし、また蟹座の社交相手に対しても恩恵を与えることが出来るのである。
従って、ブッシュ家と交際しても、彼らも恩恵を与えられて悪い感じはしないと思われる。
クリントンが大統領選に出馬して、当選した1991年、1992年は木星/土星、木星/水星期であり、土星と水星の象意はよいのである。木星から見ると、土星はラージャヨーガカラカで水星は9室の支配星であり、共に10室に在住している。
また水星は10室の支配星であり、木星/水星期は10室の支配星であり、かつ、ダシャーロードの木星から10室に在住するヨーガカラカである。この時に最高の地位に就いたことは納得できる。また木星は7室の支配星で、月から7室、ナヴァムシャでもラグナから7室に在住し、ヒラリー・クリントンと共同で勝ちとった大統領職であったと考えられる。木星は明らかに彼女のサポートを表している。実際、彼がピンチの時に何度も彼を救ったり、あるいは莫大な選挙資金を獲得できたのは彼女の影の働きのおかげである。
またクリントンがスキャンダルで厳しく弾劾訴追されていた時、トランジットの土星は魚座を通過して牡羊座に入室しており、サディサティの最も厳しい時期であったことが分かる。この時、ダシャーはおそらく、木星/月期であり、アンタルダシャーのロードで、8室在住で、さらにケーマドルマヨーガを形成する月に対して、トランジットの土星が接合していたのである。孤立して苦悩する状況を表している。
モニカ・ルインスキーの事件が発覚したとき、 ヒラリー・クリントンは彼に一人でこの厳しい状況に対処するように告げて彼を一人部屋に残してスタッフと共に皆で外に出て行ってしまったそうである。クリントンはこの時の出来事を辛かったと回想している。
今後の状況
土星が2007年7月16日から獅子座に入室し、木星は11月22日から射手座にシフトし、獅子座にアスペクトするため、12室太陽に木星と土星がダブルトランジットする。
年表を確認すると、火星/金星、火星/太陽期は、ローズ奨学金を得て、オックスフォード大学に留学していた時期である。太陽は月から5室でムーラトリコーナ、ナヴァムシャでもラグナから5室支配で1室に在住しており、太陽期は学習の時期であり、また輝かしく輝く時期でもある。また外国に関係する時期かもしれない。
2009年2月2日まで依然として、土星/水星期ではあるが12室と12室支配の太陽に対して、木星と土星がトランジットすることにより、彼は何か学習の機会を持ち、外国に意識が向かうかもしれない。あるいは隠遁的な環境の中で、彼のアイデンティティが輝くことを表している。
あるいは出費の機会が増えるかもしれない。5室や12室の象意が活性化するはずである。
西暦 |
年齢 |
出来事 |
Vダシャー |
Cダシャー |
トランジット
(DT:ダブルトランジット) |
1946 |
0 |
8月19日、アーカンソー州ホープに生まれる。実父ウィリアム・ジェファソン・ブライズ2世はその三ヶ月前に自動車事故で死亡。母親のヴァージニア・キャシディ・ブライズは看護師の勉強のためにニューオーリンズに移り住み、ビルはホープの母方の祖父母の家で暮らす。 |
太陽/太陽 |
乙女/天秤
乙女/蠍
乙女/射手 |
|
1950 |
4 |
母親が自動車販売業者ロジャー・クリントンと再婚し、三人でホープで暮らす。 |
太陽/土星
太陽/水星 |
天秤/射手
天秤/山羊 |
|
1953 |
7 |
一家でアーカンソー州ホットスプリングズに移り住む。小学生楽団でサックスを始める。 |
月/月
月/火星
月/ラーフ
|
天秤/魚
天秤/牡羊 |
|
1956 |
10 |
異父弟、ロジャー・キャシディ・クリントン生まれる。 |
月/木星
月/土星 |
天秤/蟹
天秤/獅子 |
|
1957 |
11 |
祖父ジェイムズ・エルドリッジ・キャシディ死去。 |
月/土星 |
天秤/獅子
天秤/乙女 |
|
1960 |
14 |
ダラスとリトルロックへ旅する。
アーカンソー大学での夏期楽団キャンプに七年間参加。 |
月/ケートゥ
月/金星 |
蠍/天秤
蠍/乙女 |
|
1962 |
16 |
母、ロジャー・クリントンと離婚。まもなく縒りを戻す。姓をクリントンに正式に変更。高校へ入学。音楽に熱中。 |
月/太陽
火星/火星
火星/ラーフ |
蠍/獅子
蠍/蟹
蠍/双子 |
木星:水瓶
土星:山羊
DT:天秤 |
1963 |
17 |
”ボーイズ・ステート”の上院議員に選出される。ホワイトハウス招かれてケネディ大統領と会う。マーティン・ルーサー・キングの演説に感激。 |
火星/ラーフ
火星/木星 |
蠍/双子
蠍/牡牛 |
木星:魚
土星:山羊
DT:蟹、魚 |
1964 |
18 |
ジョージ・タウン大学に入学。 |
火星/木星
火星/土星 |
蠍/牡牛
蠍/牡羊 |
木星:牡羊
土星:水瓶
DT:牡羊、獅子、蠍
|
1965 |
19 |
学生自治会活動に精を出す。 |
火星/土星
火星/水星 |
蠍/牡羊
蠍/魚 |
木星:牡羊、牡牛、双子
土星:水瓶
DT:蠍、水瓶
|
1966 |
20 |
フランク・ホルトのアーカンソー州知事選挙運動に参加。ウィリアム・フルブライト上院議員の事務所で働く。 |
火星/水星
火星/ケートゥ |
蠍/魚
蠍/水瓶 |
|
1967 |
21 |
継父ロジャー死去。 |
火星/ケートゥ
火星/金星 |
蠍/水瓶
蠍/山羊
蠍/射手 |
|
1968 |
22 |
祖母エディス死去。ローズ奨学金を得て、イギリスのオックスフォード大学に留学。母、ジェフ・ドワイアーと再婚。 |
火星/金星
火星/太陽
火星/月 |
蠍/射手
蠍/蠍 |
|
1969 |
23 |
徴兵通知を受け取る。北欧、ソ連へ旅行。 |
火星/月
ラーフ/ラーフ |
蠍/蠍
射手/蠍 |
|
1970 |
24 |
ウェトナム行きを免れる意味もあって、イェール大学ロースクールに入学。 |
ラーフ/ラーフ |
射手/蠍
射手/天秤
|
|
1971 |
25 |
ヒラリー・ロダムと出会う。 |
ラーフ/ラーフ |
射手/天秤
射手/乙女
|
木星:蠍
土星:牡羊、牡牛
DT:蟹、蠍、牡牛 |
1972 |
26 |
ジョージ・マクガヴァンの選挙運動に参加。 |
ラーフ/ラーフ
ラーフ/木星 |
射手/乙女
射手/獅子
射手/蟹 |
|
1973 |
27 |
ロースクール卒業後、アーカンソー州に戻ってアーカンソー大学で法律を教え始める。 |
ラーフ/木星 |
射手/蟹
射手/双子 |
|
1974 |
28 |
アーカンソー第三区から下院議員に立候補、僅差で敗れる。ヒラリーも選挙運動を応援するため、アーカンソー州に移り、アーカンソー大学で教鞭を執る。 |
ラーフ/木星
ラーフ/土星 |
射手/双子
射手/牡牛 |
木星:水瓶
土星:双子
DT:双子、獅子 |
1975 |
29 |
10月11日にヒラリーと結婚。 |
ラーフ/土星 |
射手/牡牛
射手/牡羊 |
木星:魚
土星:双子、蟹
DT:魚、乙女、蟹 |
1976 |
30 |
アーカンソー州司法長官選挙に出馬して勝利。 |
ラーフ/土星 |
射手/牡羊
射手/魚 |
木星:牡羊、牡牛
土星:蟹
DT:牡羊、牡牛、山羊 |
1978 |
32 |
アーカンソー州知事選挙に出馬、合衆国最年少の州知事となる。州の教育制度の改善と道路整備に力を注ぐ。 |
ラーフ/水星 |
射手/山羊
射手/射手 |
|
1980 |
34 |
長女チェルシー・ヴィクトリア誕生。知事二期目をめざすが、共和党候補に敗れる。 |
ラーフ/ケートゥ
ラーフ/金星 |
山羊/射手
山羊/蠍
山羊/天秤 |
|
1982 |
36 |
ふたたびアーカンソー州知事に選出。 |
ラーフ/金星 |
山羊/獅子
山羊/蟹
山羊/双子 |
木星:天秤
土星:乙女
DT:双子 |
1986 |
40 |
全米州知事協会の会長に就任、全米の州知事をまとめ、福祉制度と教育制度の改革をめざす。 |
ラーフ/月
ラーフ/火星 |
水瓶/魚
水瓶/牡羊
水瓶/牡牛 |
|
1991 |
45 |
四期目の知事任期中にアメリカ大統領選出馬を宣言。 |
木星/土星 |
水瓶/射手
水瓶/山羊 |
木星:蟹、獅子
土星:山羊
DT:蟹、山羊、魚 |
1992 |
46 |
長い予備選挙を経て、民主党大統領候補に指名される。テネシー州選出のアル・ゴア上院議員を副大統領候補に選ぶ。11月3日に行なわれた大統領選挙では、43パーセントの得票率でジョージ・H・W・ブッシュ現職大統領を破って当選。
大統領選出馬中にはジェニファー・フラワーズ事件が発覚、多くの批判を浴び大統領候補としての資質も問われたが、妻ヒラリーの援護によりこれを乗り切った。
|
木星/土星
木星/水星 |
水瓶/山羊
水瓶/水瓶
魚/牡羊
|
木星:獅子、乙女
土星:山羊
DT:山羊、魚 |
1993 |
47 |
1月 第42代合衆国大統領に就任。
11月 メンフィスで名演説。 |
木星/水星 |
魚/牡羊
魚/牡牛
魚/双子
魚/蟹 |
|
1994 |
48 |
1月 母ヴァージニア没す。 大統領のホワイトウォーター疑惑で特別検察官任命。
3月 弟ロジャー、モリーと結婚。
10月 南アフリカのマンデラと会談。
|
木星/水星
木星/ケートゥ |
魚/蟹
魚/獅子
魚/乙女
|
|
1996 |
50 |
1月 大統領、一般教書演説で「大きな政府の時代は終わった」。
8月 福祉改革法案に署名。
11月 大統領選挙。ボブ・ドールとロス・ペローを破って再選を果たす。 |
木星/金星 |
魚/射手
魚/山羊
魚/水瓶 |
|
1997 |
51 |
1月 大統領二期目始まる。
3月 転倒し、全治6カ月の怪我。 |
木星/金星
木星/太陽 |
魚/水瓶
魚/魚
牡羊/牡牛 |
木星:山羊
土星:魚
DT:牡牛、乙女 |
1998 |
52 |
1月 のちに大統領の弾劾訴追につながる元ホワイトハウス実習生との不倫疑惑が明るみに。アフリカを歴訪。
6月 大統領、89年の天安門事件後初めて訪中。
12月 大統領、パレスチナ自治区を初訪問。
|
木星/太陽
木星/月 |
牡羊/牡牛
牡羊/双子
牡羊/蟹
牡羊/獅子
|
土星:牡羊
木星:水瓶-魚
サディサティ |
1999 |
53 |
2月 上院、弾劾裁判で無罪判決。
10月 ホワイトウォーター事件の捜査打ち切り。 |
木星/月 |
牡羊/獅子
牡羊/乙女
牡羊/天秤 |
木星:牡羊
土星:牡羊
DT:牡羊、天秤 |
2000 |
54 |
3月 南アジア歴訪。
11月 ウェトナム訪問。ヒラリー、上院議員に当選。 |
木星/火星 |
牡羊/天秤
牡羊/蠍
牡羊/射手
牡羊/山羊 |
|
2004 |
58 |
6月にはモニカ・ルインスキーとの不倫事件のことなども綴った回顧録『マイ・ライフ』を出版。発売日には一部の書店に行列が出来るほどの売れ行きを示した。
|
土星/土星 |
牡牛/蠍 |
|
2004 |
58 |
同年9月に体調不良を訴え、冠状動脈の異常が見つかり、バイパス手術を受けている。
|
土星/土星 |
牡牛/天秤 |
|
2004 |
58 |
11月18日には、地元アーカンソー州のリトルロックに「クリントン記念図書館」がオープン。
|
土星/土星 |
牡牛/天秤 |
|
2007 |
61 |
1月、ヒラリーが2008年の大統領選挙への出馬を正式に表明した。 |
土星/水星 |
双子/山羊
双子/射手 |
|
ウィキペディア、及び、『マイライフ クリントンの回想』上下巻より引用抜粋し、編集、加筆
|
(資料)
クリントン前大統領の出生の秘密 (副島隆彦著『老人税』p219〜p221)
そもそも、どうして民主党の上層部は、ジョン・ケリー上院議員(マサチューセッツ州選出)のような、本人が勝つ気迫を示さないおかしな人物を候補者に選ばざるを得ないように仕組まれたのか。
その”張本人”はビル・クリントン前大統領である。クリントンは、4年後の大統領選で、自分の夫人のヒラリー・ロダム・クリントン上院議員を大統領にして、ホワイトハウスに”夫婦そろって”返り咲こうとしている。そのため今回は民主党からは大統領が出ないように、はじめから負けるように仕組んだのである。
なぜクリントン前大統領にこれほど政治的実力があるのか。私はズバリと真実を書く。ビル・クリントンは、ウィンスロップ・ロックフェラー Winthrop
Rockefeller というロックフェラー一族の人物の”隠し子”だからである。 昔、北部のヤンキーたちが南部一帯に、カーペットを馬車に積んで売りに来た。だからこうした人たちは今でも「カーペット・バガー carpet
bagger」と呼ばれている。ブッシュ家も落ちぶれたヤンキー貴族で、南部のテキサスに流れてきた一族である。まさしくカーペット・バガーだ。こういう北部からの流れ者たちが、南部の現地の女性たちをたぶらかして現地に居着いた。
現地の女たちも、北部の男性に憧れて愛情を交わしてしまうという南部の歴史がある。この話は、クリント・イーストウッド監督・出演、メリル・ストリープ主演の映画『マディソン郡の橋』によく描かれているとおりだ。あの映画には強烈な皮肉が込められているのだ。
クリントンの”実父”であるウィンスロップ・ロックフェラーも、こういう人物だったのである。彼はアーカンソー州に流れてきて、州知事になっている。前大統領は、この人物が土地の女に生ませた子供なのである。この事実を、私はこの春に実際にテキサス州に行って確認してきた。最近出たクリントンの自伝'My
Life'の記述は嘘が多い。 クリントンが高校生の時に、ジョン・F・ケネディ大統領と握手したことは有名だ。そのセレモニーの主催者が、他ならぬアーカンソー州知事だった実父のウィンスロップ・ロックフェラーである。米国のメディアはその映像をよく流したが、どういうわけかそばにいた実父の姿は削除されている。だから前大統領が後年、アーカンソー州知事になれたのも、またその後、大統領選に出馬することができたのも、ロックフェラー家と関係の深いハリマン家の援助によるものだ。
公式には、クリントンの父親は交通事故で死亡したことになっていて、母親が何人かの男と結婚したことになっている。継父とクリントンが喧嘩して母親をかばったという美談になっている。その後、大秀才しかもらえないローズ奨学金でイギリスに留学したり、イエール大学に入ったり、と普通の貧しい家庭の子どもが歩める道ではない。ホワイトハウスはロックフェラー一族の”庶子”が牛耳ろうとしているのである。
|