占星コラム


2007/3/25  保阪尚希の出家について

 

俳優の保坂尚希が出家するとのニュースがネット上のニュースで流されていた。
彼の経歴情報と惑星配置を比較してみて、直感的に思うことには以下のようなものが挙げられる。

@彼は趣味でレーサーをしているようであるが、山羊座で高揚する強い火星はスピードを表しており、ドライブ(運転)の表示体でもある。アイルトン・セナのラグナに山羊座で強い火星が在住しており、牡羊座にアスペクトして火星が非常に強かったことを考えると、この火星は彼の趣味であるレーシングに関して表していると思われる。彼は最初に結婚した真弓倫子と離婚しており、その離婚の理由が彼の子供と妻に対する暴力だったという。彼の火星は強力であり、暴力の表示体でもある。

A彼は子供に自分が味わった体験をさせたくないとして、高岡早紀と離婚した後も暫くは生活は共にしていた。
そのように彼には子供に対して基本的に良い姿勢が見られるが、子供の表示体である木星は獅子座友好星座に在住し、ディスポジターの太陽とも友好関係にあり、配置はよく、子供の表示体をラグナとすると、木星は5室の自室にアスペクトして強い。
またナヴァムシャでも木星は高揚して強いため、彼は子供運が良いことになる。子供運がよいとは子供運に恵まれると共に子供に尽くすことを示している。然し、彼の高揚する火星は木星に8室目のアスペクトをしていることから、子供に対して時に暴力を振るってしまうとも考えられる。

B金星は月から8室でムーラトリコーナの配置にあり強い配置である。
金星は配偶者の表示体であり、芸能などの表示体でもある。月からみて3室支配の金星が8室でムーラトリコーナの配置を得ており、強いため、芸能に関して良いとも思える。然し、8室に在住する金星は配偶者関係で悩む配置とも思える。
彼は妻である高岡早紀の不倫事件などでかなり、配偶者関係では悩む傾向があり、また離婚も経験している。

この金星は彼がデビューした時期と彼が今まで活躍してきた20年間に一致するため、彼の芸能活動を表している。
彼はこの間、様々なテレビドラマ、映画に出演し、芸能活動を行って来ている。この長期に渡るキャリアの形成はマハダシャー金星がもたらしていると考えることが出来る。

そして、今回、 出家して、彼の人生は大きく変容するようである。今後、芸能活動を続けるとは言っているが、彼の人生は大きな転機を迎えていると言える。そして、それはマハダシャー太陽期へのシフトと重なっている。

太陽は月から見て、9室に在住して、宗教性、奉仕活動の部屋に在住している。従って、仕事から遠ざかっていくこと(10室から12室目)を表している。然し、彼はまだ芸能活動を続けるといっているため、まだ本当に遠ざかっていくわけではないようである。すると、彼の今のセンチメンタルな心境は太陽/月期などではないかというようにも考えられる。

月はケーマドルマで、土星と接合して厭離の傾向が生じており、また献身、奉仕、同情の魚座に在住しているため、自分の幼少期の両親が自殺するという心のトラウマを告白や、心病んだ子供たちの相談相手となるような奉仕活動を考えているといった奉仕への欲求の中に現在の心境がよく現われている。

この彼の今の心境は魚座の月とそれに接合している土星が表していると考えられる。

彼がデビューしたのは1986年であり、その時から一貫して芸能活動を続けてきており、20年後の現在、出家の話が出てきていることから、彼の金星期へのシフトは1986年頃であるはずである。

そうすると、今、彼の人生に大きな転機がやってきていることはよく理解でき、それは太陽期への転換であることが分かる。
然し、そうすると、彼の今の心境は月と土星の接合が表しているように思われるので、現在が太陽/月期である可能性は高いと思われるのである。

そうすると、両親が自殺したのは水星/木星期か水星/土星期辺りであり、それから暫くして、マハダシャーケートゥ期に入っている。彼は幼少期は両親がいないことで、いじめを受けたり、クリスマス会に出席しなかったりなど、淋しい幼少期を過したことを告白している。この淋しく、コミュニケーションがなくなり、賑やかな社交場に出て行くことが出来ず、自分の内側に内向していく状態がケートゥ期である。土星は月に接合しており、心鬱になる体験を表している。

彼は芸能デビューする前に大道具などの芸能界の舞台裏での作業員の下積みを経験しており、それは彼のマハダシャーケートゥ期の終わり頃であるが、彼のケートゥは金星と接合しているため、それでも芸能界と接触のあるような場所で働いていたことが分かる。その後、彼の仕事は裏方ではなく、表側の俳優という仕事に変化したのであり、それがケートゥから金星期への変化である。

彼はケートゥ期には高校を中退して夜学で卒業していたり、大道具の肉体労働をしてみたり、確かに彼の金星期が始まる前の期間は暗い時期で、ケートゥ期の象意であったことが分かるのである。

このように、あくまでも大きな流れを把握してみると、彼の人生は、両親が亡くなってからの淋しい時期と下積み生活(ケートゥ期)、デビューして芸能活動に打ち込んできた時期(金星期)というように理解できる。

そして、太陽期に入った今、彼は今まで隠してきた両親の死に関する秘密を公に暴露したようである。彼は今までは両親の死の原因が交通事故と偽ってきたのを正直に正々堂々と、自殺であったことを告白し、メディアに向かって、自分は出家して、心病んだ子供たちのための相談相手となる奉仕活動をすることを宣言したのであり、この自己主張と、公明正大な自己開示は太陽の象意である。

太陽は秘密を明らかにして、いっさいを白日の下にさらすのである。太陽は10室の表示体であり、隠し事などはしないのが太陽の象意である。

こうして彼のヴィムショッタリダシャーの推移が、経歴と合致していることが確認できるため、彼の出生時間は12:00からそれ程離れていないのではないかと思われる。

彼はマハダシャー金星期に俳優であったことから、彼の金星は10室や3室と絡んでいると考えられる。そうすると、獅子座ラグナにおける3、10室支配の金星、山羊座ラグナにおける5、10室支配の金星、魚座ラグナにおける3、8室支配の金星などが考えられる。獅子座に関してはあまりにも時間が離れすぎてしまうため、金星期の期間が一致しなくなるが、ラグナは12:00で作成した水瓶座ラグナのチャートとそれ程、離れない所にあると考えることが出来る。

 

2007/4/14追記 マハダシャー太陽期への移行と霊能者下ヨシ子との出会い

最近得た情報によると、彼が出家するのを決意させた”「この人なら」と思える女性の僧侶”というのは、霊能者の下ヨシ子氏であることが分かった。ネット上で提供されている下ヨシ子氏のプロフィールを彼女の公式ページより以下に引用する。

下ヨシ子
超能力者、霊能者、ヒーラー。1952年佐賀県に生まれる。 修験真言宗 大本山 金剛寺において得度を受け、その後修業を積み阿闍梨の地位を得る。そして大本山より「六水院」の院号を頂き、現在は教師を育てながら六水院の院主として活躍している。

・2歳の頃

初めて下ヨシ子の身の上に不思議なことが起こったのは、まだ一人っ子だった2歳のころだ。祖父におんぶされていたとき、一筋の光が胸に差し込むと同時に、弟と遊ぶ自分の姿が見えたことを今でも鮮明におぼえている。当時、母親は出産のため実家に戻っており、その後、弟を産んだのだった。

・小学生時代

小学校に入り、家の手伝いで勉強する時間がなく困っていたところ、翌日の算数のテストで百点を取る光景が浮かび、当日、なぜか簡単に問題が解けて百点を取ったこともある。 大人になってからは母親の死を予知したり、胸騒ぎで火事から逃れたり、偶然がたびたび重なるうちに、自分の不思議な力を認めざるを得なかった。

・もうひとつの肩書き 「女性実業家」

現在、熊本を中心に複数のビルを所有し、飲食店や美容関係の仕事などを手掛ける女社長でもある。 「小さい頃は本当に貧乏で努力も空しく、『神様なんて絶対いない!』って世の中を恨んでいました。 お金が欲しくて高校生の時から朝昼晩夢中で働いて、21歳で自分のスナックを持って、22歳で結婚して 23歳で子供を産みました。でも、ここからは事業を広げるのは、わりととんとん拍子でしたね。」

・超能力に目覚めた44歳−神さまに気づいた瞬間−

現在のような超能力に目覚めたのは、44歳の時の出来事でした。 突然、原因不明の高熱に倒れたのがきっかけだった。 体全体が燃えたぎる感じで横になっていた。ふと見るとベッドの脇に金色に光る1メートルほどの宇宙人みたいなものが6体、並んで立っていた。「あなたたちはどなたですか?」と問うと、「六字明王(ろくじみょうおう)です」と答えた。 『ネンピカンノンリキ』と意味不明の言葉が部屋中に響いていましたが、しばらくすると6体は何事もなく消え、熱も下がりました。その日から、いろいろなものが観えるようになった。

・大反響を呼んだテレビ出演

「予知能力」の力を試すため、競輪場でどの選手が一着になるかを予知するという特番で、10レース中8レースを的中させ、話題になった。 「ぐっと自分の心に耳を傾けたら、数字と、選手のゼッケンの色がパッパッと浮かんで。」 あまりにも鮮烈なデビューに、テレビ局への問い合わせが殺到。一躍時の人となった。

・岐阜の公営住宅、幽霊騒動

岐阜県加茂郡富加町の町営住宅で2000年夏頃から怪奇音や皿が飛ぶなどの“ポルターガイスト現象”に住民が悩まされてきた。 そんななか、2000年11月27日の下ヨシ子のおはらいを境に怪奇現象がピタリとなくなり、町営住宅は平穏を取り戻した。 「霊視すると、この土地には強力な未成仏霊がたくさんあった。私はただそれを誰よりも思いやりをもって供養しただけです。」

・癒しの手

下ヨシ子のもうひとつの肩書き「女性実業家」。熊本を中心に複数のビルを所有し、飲食店や美容関係の仕事などを手掛ける女社長だ。 「小さい頃は本当に貧乏で努力も空しく、『神様なんて絶対いない!』って世の中を恨んでいました。お金が欲しくて高校生の時から朝昼晩夢中で働いて、21歳で自分のスナックを持って、22歳で結婚して23歳で子供を産みました。でも、ここからは事業を広げるのは、わりととんとん拍子でしたね。」 神様はいない、超能力なんてありえないと思いながらも、例えば母親の死を予知したり、胸騒ぎで火事から逃れたり、偶然がたびたび重なるうちに、自分の不思議な力を認めざるを得なかった。 それが形になって現れたのが、44歳の時の出来事。 「ある日、高熱にうなされて寝込んでいると、部屋の隅から何やら唱えるような声が聞こえたんです。その方向を見ると金色に光る1メートルほどの金色の人が6人立っていました。最初は『宇宙人かなあ』と思いました(笑)。『あなたたちはどなたですか?』と問うと、『六字明王(ろくじみょうおう)です』と答えたんです。『ネンピカンノンリキ』という言葉が部屋中に響いていましたが、しばらくすると6人は何事もなく消え、熱も下がりました。その日から、いろいろなものが観えるようになったんです」 その後「六字明王(ろくじみょうおう)」が六観音にあたる言葉とわかり、「あれが神様が私に宿った瞬間ではないかと。」 「腹痛で苦しむ友人のおなかに手をかざしていたら、痛みがすうっと消えたということもあって、私は神様に選ばれたのかもしれないと思いました。そして、どうして私なんだろうとも考えました。たぶん、私がお金の恐さを知っているからだろうと思うんですね。それで選んでいただいたのなら、困っている人を徹底的に幸せにしてあげようと思いました。みんなが幸せであれば、イヤな事も起きなくて済むでしょう。お払いも予知能力も、その手助けのために授かったものでしょうね。」

・神様の使いバシリ

「44歳の時の出来事は「神様が私に宿った瞬間ではないかと。」 その後も不思議なことは次々起こる。天井よりも大きな地蔵菩薩を見たり、行楽地へ向かう高速道路上で念じたらぴたっと雨がやんだり。しだいに自分の力を確信するようになっていく。 「自分に次々と起き、過去、未来が見えるし、悪い霊が憑いた人をお払いをして、霊を成仏させることもできるようになりました。私に宿った神様が『人を助けなさい』と命令を下しているとしか思えないんです。」 「自分の能力には絶対の自信があるんですよ。日本一だと思ってます。私のような欲のないものに神様が超能力を与えたのは、ニセモノが多いこんなご時世だから、本当のことを世間の人にわかってもらうためでしょうね。丹波さんが霊界の宣伝マンなら、“私は神様の使いバシリ”でいこうと決めました。」

・六字明王(ろくじみょうおう)

神さまに気づいた瞬間、44歳の時の出来事。 その後、『ネンピカンノンリキ』が観音さまの真言(呪文)で、「六字明王(ろくじみょうおう)」という神さまがいることも知った。 「ある霊能力者に「あなたは霊力を備えた人だから得度(僧侶になること)なさい」とすすめられ、思いきって修験派真言宗のお寺で得度し、法名を受け、邸内に"神殿"をつくりました。「超能力と仏教がなぜ結びつくかといえば、仏教を通すと魂が日本人にわかりやすい形で観えてくるからでしょうか。お経は、霊界と交信する言葉だと考えています。なにかを観たいときはお経を唱え、神さまに『観せてください』とお願いする。そして悪霊がいたら除霊します。おはらいの仕方は神さまが教えてくれるからわかるんです。悪霊にはそこから立ち退くよう、子供に言い含めるように話して聞かせます。」

下ヨシ子氏のHP「幸福な未来のために」より引用抜粋

掲載されているプロフィールから、 典型的な神秘家であり、 神秘体験を得て、霊能力やヒーリング能力を得るに至ったことが分かる。
霊能力や鋭い直感は、魚座、蟹座、蠍座などの水の星座が表しており、特に蠍座は霊能力のハウスである。

水晶やタロットなどのアイテムを使って占いをする霊感占い師は蠍座の象意である。またそうした蠍座の女性占星術師は、別の本職としてスナックとか水商売系の仕事をしていることも多いのである。

上記のような下ヨシ子氏のプロフィールを見ると、生年月日が分からないため、詳細は不明だが霊能者で占い師でヒーラーでもあることから、蠍座や魚座の象意を感じるのである。

従って、マハダシャー太陽期に保坂尚希が、下ヨシ子と出会い、そして生き方を大きく変えることとなったと考えるとダシャーの推移から考えて非常によく理解できる。

彼はマハダシャー金星期の頃は非常に長い期間、芸能界でのキャリアを築いてきたのだが、金星は天秤座でムーラトリコーナで強く風の部屋であり、自らが出演するドラマがTVの電波にのって、またラジオや雑誌、週刊誌など情報媒体を通じて世間に発信され、芸能界という流行の発信地にいた時期である。俳優としての演技や音楽活動を通じて人々を楽しませた時期である。

それが太陽期に入ると、太陽は蠍座で水の星座に在住し、思いやりや奉仕など、接待、サービスを表している。
また太陽は魂(アートマカラカ)の表意星であり、 人生の目的を表している。また太陽は真の自分自身や本質的な自分、あるいは使命を表している。

この太陽期に入ってから、彼が下ヨシ子と出会い、彼女に感化されて、『仏門に入って、修行しながら子供たちの相談に乗ってあげられたら』と奉仕への願望を明らかにしたのは非常によく理解できる。彼は太陽期に入ってから本当の目的に気づいたようである。

子供の相談に乗るというように子供との関わりは5室が表しており、5室は教育を表している。そして、人生の師匠、精神的なグルと出会う時期というのは9室が表している。そして、9室は5室から5室目でもあり、5室の子供、教育という象意も持っている。そして、彼はマハダシャー太陽期に入ったばかりであり、太陽は魂、精神、真の目的、使命を表している。

5室や9室というのはダルマハウスであり、宗教性や人生修行を表している。この世に生まれた真の目的を表している。
太陽は月から9室に在住して、彼が精神的な師に出会う時期を表している。

そして、太陽期に彼は自分がこれから仏門に入ることをマスコミの前で堂々と宣言し、一切隠し事をせずに表明したのである。
太陽は隠し事をせずに公明正大に振舞う惑星である。そして、自分の今後の使命や人生の目的を明らかにしたのである。

こうしたことから考えると、彼が明らかに現在、マハダシャー太陽期に入った頃であることが分かる。
太陽は蠍座に在住し、下ヨシ子という人生の師との出会いを表している。

そして、彼は現在、非常にセンチメンタルになっている時期であり、また実際に4月12日頃に得度式を終えたことを考えると、今、太陽/月期である可能性は高いと思われる。

熊本県合志市の真言宗寺院『六水院』で得度式を受ける保阪尚希

保阪尚希、“白”で出家、“黒”から出発…熊本・六水院で得度式

式後は黒の法衣姿で会見に臨み、今後の志を語った。右は下ヨシ子管長=熊本県合志市  俳優、保阪尚希(39)が12日、熊本県合志市の真言宗寺院、六水院で行われた得度式に参加し、仏門に入った。「何物にも染められない」という意味を込めた黒い法衣と「尚陽」という法名を与えられた保阪は、「違う名前をいただいて、再スタートの気持ち。だれにも言えない悩みを抱えている人の相談の窓口になりたい」と神妙な表情で決意表明した。 ◇  念願だった仏門入りを果たした保阪はこの日、午前10時半ごろ、六水院に到着。午後1時、ほかの得度者13人とともに、真っ白い装束で大神殿に入った。  得度式は約2時間半。剃髪(ていはつ)や、法衣、法名、杯の授与などの儀式が厳粛な雰囲気で行われた。  式終了後、真新しい黒い法衣のまま取材に応じた保阪。剃髪といっても、左右と頭頂部を少しカットしただけで外見はほとんど変わらないが、「ザクッという音で気が引き締まった。改めて責任感が生まれた」と感慨深げだった。  与えられた法名は「尚陽」。同院の下ヨシ子管長(55)が「全身で太陽の光を浴びて生きていけるように」との意味を込めて名付けた。 白装束で得度式に向かう保阪尚希=熊本県合志市  保阪と下管長は昨年4月、日本テレビ系バラエティー番組「芸恋リアル」(月曜後9・0)で共演したことがきっかけで知り合った。悩みの相談などをするうちに同院での仏門入りを決意したという。  くしくもこの日は心中した保阪の両親の33回忌とあって、「両親が導いてくれたのかもしれません」。在家信者として芸能活動を続ける方針で「同じように両親を亡くした人が見て『保阪みたいになれるじゃん』と心が晴れたら。芸能界はだれにも言えないことが多いので、悩みをきく窓口になりたい」と決意を語った。  平成16年に離婚した元妻、高岡早紀(34)と歌舞伎俳優、市川海老蔵(29)との“手つなぎデート”が報じられたことについては「彼女が幸せでないと、(2人の)子供たちにも影響がある。不倫ではなく、恋愛で楽しければいいんじゃないですか」とサバサバした様子で元妻の第2の人生にエールを送っていた。

サンケイスポーツ(sanspo.com)、2007年04月13日 更新 記事より引用抜粋

太陽/月期はマハダシャー太陽期のセカンドアンタルダシャーの時期であり、彼が本格的に太陽期の象意を体験していく時期である。そういう意味では太陽/太陽期はまだ下ヨシ子との出会いがあって、太陽期への転換を徐々に感じさせる時期であったが、本格的に太陽期への転換が実際に起こるのは太陽/月期からであると考えられる。

月は太陽から9室の支配星で5室に在住し、3、4室支配の土星とコンジャンクトしている。
太陽は月から見て9室に在住し、月は太陽から見て、9室支配で5室に在住し、月から見ても5室を支配して、1室に在住している。
太陽/月期に子供への相談などの奉仕を表明し、 実際に得度式を得て、仏門に入ることは土星とコンジャンクトする土星期の象意として考えると非常によく理解できる。月が土星からコンジャンクトされると、それは世俗を捨て、厭離の傾向が生じる時期を表しており、彼は今、まさに得度式を経て、仏門に入ったのである。実際に芸能界を引退したわけではないが、今後の彼の活動は大きく影響を受け、活動のウェイトは明らかに仏門の方に移行するようである。

彼の月はケーマドルマヨーガで孤独を求める傾向が出てきており、太陽から9室を支配して5室に在住することで、非常に霊的、精神的な欲求が高まり、土星とコンジャクトして、厭世的にもなっているのである。そして、彼は下ヨシ子のもとで精神性を学び(5室)、そして、子供への奉仕などを通じて、子供と関わっていく(5室)のである。

そして、土星は太陽から見て3、4室の支配星であるが、この3、4室の土星の解釈としては、3室は家庭を失うハウスであり、4室は家庭のハウスである。従って、彼は仏門に入って、家庭を失う訳ではあるが、同時に六水院という彼のアシュラム(4室)を得るのである。

また土星は儀式や形式を表しており、得度式は明らかに儀式であるが、その儀式を通じて、彼の心に厭世的な生活が決定的に刻印されるわけである。彼は今、土星と接合した月のアンタルダシャーであると考えると非常によく理解できるのである。

そして、トランジットを検討すると、土星が蟹座で逆行し、木星が蠍座で逆行している。現在、マハダシャーの太陽から見て9室蟹座と、5室魚座、8室双子座にダブルトランジットが成立し、ダルマ(精神性、奉仕)とモクシャ(解脱)がテーマとなっていることがよく分かる。

 

保阪尚希のラグナを特定する

そこで、現在、彼が太陽/月期にいるものと想定して、得度式を行った4月13日付近を太陽/月期に設定すると、ラグナは山羊座の最後の度数で、最後のパーダになることが分かる。

山羊座ラグナだとすると、彼がマハダシャー金星期に芸能界で活躍し、有名(10室)となり、金星は5室の支配星でもあるため、ミュージシャンとして音楽活動(5室)をしたことも説明できる。また彼は書籍を出版しているが、ラグナロードの土星が3室に在住していることは彼が情報媒体(芸能界、出版)などが人生の基本的な興味関心、活動の領域であることを説明し、また文筆して著書も出版していることも説明できるのである。彼の著書のタイトルを見ると、どれも深刻で心理的に思いテーマを扱っている印象で、3室の月と土星が示していると考えられる。

渇いた海(スコラ社)
INNER CHIL.D(スコラ社)
跳べない蛙(スコラ社)
父親になる(宝島社文庫)

また山羊座ラグナに設定することでアイルトンセナと同じラグナとなり、4室支配の火星が1室で高揚して4室にアスペクトすることで、彼と同様に乗り物に興味があり、スピード狂であることを示している。この火星は7室にアスペクトするため、配偶者虐待の配置であり、彼は前妻の真弓倫子との離婚の原因は束縛やDVであり、火星が7室にアスペクトしていることなどで説明可能と思われる。

また、彼は幼少期に両親が自殺をして家族を失っているが、3、12室支配の木星が8室から2室や4室にアスペクトしている。
木星は2室や4室は家族や母親を表し、3室は母親を損失するハウスで、12室は自分を損失するハウスであり、隠遁、別離のハウスである。この3、12室を支配する機能的凶星の木星が8室に在住して吉意を失い、2室や4室にアスペクトしている。8室は父親を損失するハウスである。

この木星は両親を失うことによる相続などを表している可能性が高いと思われる。
月が3室に在住することは、ボーン・ポール・マンレイ氏のサイト情報によれば母親の死を表しているそうで、実際、彼は事例としても体験している。

実際、3室は4室から12室目であることから、母親を損失して精神不安定になる部屋である。
ラグナを山羊座に設定すると、両親が自殺をした頃のダシャーは水星/ラーフ期であり、水星/ラーフ/月期である可能性が高い。
ラーフは4室に在住して4室の象意を傷つけ、ラーフから見て月は4室の支配星で12室に在住して母親の損失を表している。

8室に在住する木星はラグナにもラグナの支配星にも月にもアスペクトしておらず、全く木星からの保護を受けていない。
彼自身の人生全般を保護する配置とはなっていないようである。木星は4室にアスペクトしているが、3室(母親の損失)や12室(損失、別離)といった象意を4室に結びつける働きをしている。従って木星は4室に対して保護の働きを発揮できていないようである。

もし、山羊座ラグナだとすると、彼は8室支配のマハダシャー太陽期に入ったのであり、彼は突然、芸能界から離れ、仏門に入り、解脱というテーマに興味を持ったのであると理解できる。8室は突然の徹底的な変化を表している。然し、太陽は11室に在住しており、これは富や名誉、社交を求める配置である。

マハダシャー金星期から太陽期への変化として、昨年、水泳界のトップ選手だったイアン・ソープが引退したが、彼もマハダシャーが太陽期に変化した時期でのタイミングであったが、突然、今までしていたことをやめてしまうという時期である。

そして、現在、太陽/月期だとすると、月はラグナから7室の支配星で3室に在住している。ラグナロードの土星と7室支配の月は3室に在住しているが、3室は低次の欲望を表す部屋である。3室の吉星であるため、あまり努力をせず、安楽な方向に進みたがる部屋である。現在、トランジットの土星と木星が蟹座と魚座にダブルトランジットしているため、7室と7室の支配星にアスペクトしており、彼はパートナーに出会う時期である。月は母親の表示体であり、妻の表示体でもある(男性は母親と似た人を妻に選ぶ)。

従って、もし山羊座ラグナであるとすると、現在のダシャーは非常に興味深く、太陽からの月の配置などは非常に精神的であるが、ラグナから見た月の支配や在住、あるいはラグナから見た太陽の在住などを見ると、決して、ダルマハウスの影響だけではなく、カーマハウスの影響を受けており、彼には欲望など他の動機もあることになる。それは下ヨリ子をパートナーとして見なしているような感覚かも知れないのである。パートナーと母親の両方を同時に得たような感覚である。

そして、山羊座ラグナだとすると、高岡早紀と結婚したのは1996年で、その頃は金星/ラーフ期である。
ラーフは金星から見て7室に在住しており、この時期、木星と土星がラーフにアスペクトする時期もあったようである。

従って、マハダシャーロードの金星と、結婚のカラカである金星からみて7室に在住するラーフのアンタルダシャーであり、しかもラーフには木星と土星のダブルトランジットがあり、7室(配偶者、結婚)の象意について実現していく時期であったと考えられる。

彼は高岡早紀と出会ったのが金星期の途中であり、また金星期が終わる前に離婚したことから、配偶者との出会いや結婚はマハダシャーを支配するほどの出来事ではないのかもしれない。然し、彼はマハダシャー金星期に芸能界での仕事(10室)が順調で、高岡早紀との間に子供も出来たのである。(5室) 

金星期はパートナーという象意よりも仕事と子供という象意だと考えてもよいのかもしれないのである。
実際、彼はあまり高岡早紀に対して無頓着であり、子供の方を重視しているような印象すらあるのである。

もし、彼が現在、太陽/月期だとすると、次にやってくるのは太陽/火星期である。
火星は4、11室支配でラグナで高揚し、4、7、8室にアスペクトしている。
得度を表明した最近の彼は、非常にセンチメンタルでおとなしい感じであったが、もし現在、月のアンタルダシャーだとすると、今年の10月終り頃から太陽/火星期に入り、7室にアスペクトして非常に攻撃的な火星のアンタルダシャーに入るのである。

太陽から見ると、3室で高揚し、9室にアスペクトしている。
今年の11月22日頃から土星と木星が獅子座にダブルトランジットするため、彼は非常に精神世界での活動に忙しくなって、公に目立つように活動し、ラグナから見て7室、太陽から見て9室に火星がアスペクトしているため、下ヨリ子をパートナーあるいは師匠として慕って、積極的に働きかけていくことが考えられる。またラグナからみて8室にダブルトランジットが成立するため、パートナーとの関係の中で利益を受ける配置であるとも考えられる。いずれにしても下ヨリ子氏との関係は深まり、秋頃にはアグレッシブに活動することと思われる。

これらは山羊座ラグナとした場合の予測であるが、ラグナはもし違うとしても、彼が付き合う人間の質や活動舞台が完全に風の象意(天秤座金星)から水の象意(蠍座太陽)に変わったため、彼がマハダシャー太陽期にいるのは間違いがないと思われる。例えラグナが山羊座でなかったとしてもダシャーのタイムテーブルはそれ程違わないと思われる。

従って、今年の10月前後に太陽/火星期になることは間違いないと思われる。その時に火星がどのハウスを支配していたとしても火星の生来的な象意である活動的で、エネルギッシュで、積極的な活動を展開することは間違いないと思われる。

そして、火星にはスピードという象意があり、彼のレーサー活動も表しているため、彼が火星のアンタルダシャーにレーシングカーを運転する機会も出てくる可能性がある。

 

西暦 年月 出来事(出演作品) ヴィムショッタリ チャラ
1974年 両親が自殺(2007/3/22都内での会見で明らかにする) 水星/ラーフ/(月?)
1986年  ボクの初体験(フジテレビ「月曜ドラマランド」) ケートゥ/水星→金星/金星
1986年 このこ誰の子?(フジテレビ) ケートゥ/水星→金星/金星
1989年 はいすくーる落書 (TBS) 金星/金星
1990年 世にも奇妙な物語「遅すぎた恋人」(フジテレビ) 金星/金星→金星/太陽
1990年 スクール☆ウォーズ2(TBS) 金星/金星→金星/太陽
1991年  世にも奇妙な物語「シガレット・ボム!」(フジテレビ) 金星/太陽→金星/月
1992年  信長(NHK大河ドラマ) 金星/太陽→金星/月
1992年  あの日の僕をさがして(TBS) 金星/太陽→金星/月
1993年  憎しみに微笑んで(TBS) 金星/火星
1994年  家なき子(日本テレビ) 金星/火星→金星/ラーフ
1994年  毎度ゴメンなさぁい(TBS) 金星/火星→金星/ラーフ
1994年  夢みる頃を過ぎても(TBS) 金星/火星→金星/ラーフ
1995年  たたかうお嫁さま(日本テレビ) 金星/ラーフ
1995年  輝く季節の中で(フジテレビ) 金星/ラーフ
1996年  ひと夏のプロポーズ(TBS) 金星/ラーフ
1996年 女優の高岡早紀と結婚 金星/ラーフ
1997年  ガラスの靴(日本テレビ) 金星/ラーフ→金星/木星
1997年  踊る大捜査線(フジテレビ) 金星/ラーフ→金星/木星
1997年  フェイス(フジテレビ) 金星/ラーフ→金星/木星
1999年  世にも奇妙な物語「和服の少女」(フジテレビ) 金星/木星→金星/土星
2000年  カネボウヒューマンスペシャル「大地の産声が聞こえる〜15才 いちご薄書〜」(日本テレビ) 金星/木星→金星/土星
2001年  カバチタレ!(フジテレビ) 金星/土星
2001年  ルージュ(NHK) 金星/土星
サラリーマン金太郎
2004年 6月 女優の高岡早紀と離婚 金星/水星
2005年  相棒・新春スペシャル(テレビ朝日) 金星/水星→金星/ケートゥ
2005年 きららの仕事(TBS) 金星/水星→金星/ケートゥ
2005年 金田一少年の事件簿 -吸血鬼伝説殺人事件-(日本テレビ)- 流山森太郎役 金星/水星→金星/ケートゥ
2005年  ブラックウィドー〜未亡人(日本テレビ) 金星/水星→金星/ケートゥ
2006年  天下騒乱〜徳川三代の陰謀(テレビ東京 新春ワイド時代劇) 金星/ケートゥ
2006年 『夜王〜YAOH〜』(TBS系)赤城達也役 金星/ケートゥ
2006年  Campus Link(TOKYO MXテレビ)MC 金星/ケートゥ
2007年 4月 4月13日に得度。剃髪は行わず、芸能活動は継続。 太陽/太陽→太陽/月
ウィキペディアより引用抜粋、一部編集

 

(資料)

保阪尚希が出家…衝撃告白も 3月23日10時59分配信 デイリースポーツ 壮絶人生と仏門に入ることを明かした保阪尚希=東京・港区のTBS  俳優・保阪尚希(39)が22日、都内で会見し、仏門に入ることを明らかにした。4月12日に熊本にある寺院で得度し、悩める人々の相談相手になるという。その理由には、7歳の時に「両親が自殺をしていた」と壮絶な過去を告白し、両親がいないことでいじめを受けたが、それでも前を向いて歩んでこられたことに感謝し「何か子供たちに恩返しをしたい」と決意。芸能活動は今後も続けていくという。  「表向きは交通事故ということになってますが、実は自殺だったんです」。保阪の口から衝撃の事実が語られた。両親が亡くなったのは7歳になったばかりの時。亡くなる数時間前まで一緒にいたが、祖母と寝床に入ると、目覚めた時には多数の警察官が家に駆け付けていた。自殺原因は、保阪自身もいまだに知らされないままだという。  今でも月命日には墓参りし、年に1度は富士山山頂で祈りをささげる。「不思議と両親を恨みに思ったことはない」といい、小学校のころはいじめに遭い、クリスマス会などにも一切参加しなかったという。芸能界に入り、両親が亡くなった26、27歳を超えると、「突っ張って生きてきたつもりでも、いろんな人に助けられてきた。1人で生きてきたんじゃない。周りの人のためになにかできるんじゃないか」と仏門を志すようになったという。  約1年ほど前には、「この人なら」と思える女性の僧侶に出会い、出家の準備を進めてきた。4月12日に熊本の真言宗の寺で得度(僧侶になるための儀式)を行う予定になっている。  自身の体験と重ね合わせて、小学生が遺書を残して自殺するような事態に心を痛めている保阪は、「仏門に入って、修行しながら子供たちの相談に乗ってあげられたら」と希望。芸能活動は今後も続けていく予定になっている。

(ウィキペディアより引用抜粋)

保阪 尚希(ほさか なおき、本名:同じ、旧名:保坂 尚輝、1967年12月11日 - )は、ミュージシャン。静岡県静岡市葵区出身。静岡北高校中退、明治大学付属中野高校夜間部卒業。FACE NETWORK所属。A型。コンタクトレンズ使用。 下積み時代は劇男零心会の大道具係としても活動(劇男一世風靡には所属したことはない)。1990年代に萩原聖人、福山雅治らと並んで新平成御三家美形俳優としてテレビドラマを中心に人気を集める。レーサーとしても有名。 元アイドルタレント、真弓倫子と結婚する。1年間で離婚。その後、松雪泰子と同棲するも破局。1996年、女優の高岡早紀と結婚したが、2004年6月、離婚した。籍を抜いた後も子供のために同居を続けたことで話題を集めた。この珍妙な同居は自身が幼少時代、両親の自殺により[1]親に育てられなかったということを子供にはさせたくないためと言われている。半年間同居の後、同居を解消した。子供達の親権は保坂、教育は高岡、今現在、母親である高岡と子供たちが一緒に生活している。そのことをきっかけに数々のバラエティ番組でも活躍するようになった。 2005年8月より、芸名を本名と同じ保阪尚希に改める。 2004年夏出演の「細木数子の人生ダメ出し道場」では、細木数子の発言を苦言した挙句に口論になるが、復縁を勧められる。 2007年4月に得度。剃髪は行わず、芸能活動は継続。

趣味

芸能界屈指の釣り好きで知られ、生ダラの釣りコーナーのレギュラー的存在にもなった。釣りの経験はかなりあるようで、生ダラで船釣りに行った際に時化の海で、石橋貴明や輪島大士が船酔いで苦しんでいるにも関わらず、呑気に食事をしながら「だらしないなぁ、これ位で船酔いしちゃぁ」と悠然と構えていた。また、野々村真と釣り番組に出演し、野々村に魚の大きさで負けた際には「マコ兄ぃに負けるなんて、俺のプライドが許さない」と言ってる事から、釣りの腕前には相当の自信を持っているようである(このエピソードからは野々村真との仲の良さも伺われるといえよう)。尚、保阪は「釣りは男の壮大なロマンだ!」と言っているが、前妻の高岡早紀に「いったい、何が面白いのか分からない」とバカにされたというエピソードも披露している。