占星コラム
2007/3/25 保阪尚希の出家について
俳優の保坂尚希が出家するとのニュースがネット上のニュースで流されていた。 @彼は趣味でレーサーをしているようであるが、山羊座で高揚する強い火星はスピードを表しており、ドライブ(運転)の表示体でもある。アイルトン・セナのラグナに山羊座で強い火星が在住しており、牡羊座にアスペクトして火星が非常に強かったことを考えると、この火星は彼の趣味であるレーシングに関して表していると思われる。彼は最初に結婚した真弓倫子と離婚しており、その離婚の理由が彼の子供と妻に対する暴力だったという。彼の火星は強力であり、暴力の表示体でもある。 A彼は子供に自分が味わった体験をさせたくないとして、高岡早紀と離婚した後も暫くは生活は共にしていた。 B金星は月から8室でムーラトリコーナの配置にあり強い配置である。 この金星は彼がデビューした時期と彼が今まで活躍してきた20年間に一致するため、彼の芸能活動を表している。 そして、今回、 出家して、彼の人生は大きく変容するようである。今後、芸能活動を続けるとは言っているが、彼の人生は大きな転機を迎えていると言える。そして、それはマハダシャー太陽期へのシフトと重なっている。 太陽は月から見て、9室に在住して、宗教性、奉仕活動の部屋に在住している。従って、仕事から遠ざかっていくこと(10室から12室目)を表している。然し、彼はまだ芸能活動を続けるといっているため、まだ本当に遠ざかっていくわけではないようである。すると、彼の今のセンチメンタルな心境は太陽/月期などではないかというようにも考えられる。 月はケーマドルマで、土星と接合して厭離の傾向が生じており、また献身、奉仕、同情の魚座に在住しているため、自分の幼少期の両親が自殺するという心のトラウマを告白や、心病んだ子供たちの相談相手となるような奉仕活動を考えているといった奉仕への欲求の中に現在の心境がよく現われている。 この彼の今の心境は魚座の月とそれに接合している土星が表していると考えられる。 彼がデビューしたのは1986年であり、その時から一貫して芸能活動を続けてきており、20年後の現在、出家の話が出てきていることから、彼の金星期へのシフトは1986年頃であるはずである。 そうすると、今、彼の人生に大きな転機がやってきていることはよく理解でき、それは太陽期への転換であることが分かる。 そうすると、両親が自殺したのは水星/木星期か水星/土星期辺りであり、それから暫くして、マハダシャーケートゥ期に入っている。彼は幼少期は両親がいないことで、いじめを受けたり、クリスマス会に出席しなかったりなど、淋しい幼少期を過したことを告白している。この淋しく、コミュニケーションがなくなり、賑やかな社交場に出て行くことが出来ず、自分の内側に内向していく状態がケートゥ期である。土星は月に接合しており、心鬱になる体験を表している。 彼は芸能デビューする前に大道具などの芸能界の舞台裏での作業員の下積みを経験しており、それは彼のマハダシャーケートゥ期の終わり頃であるが、彼のケートゥは金星と接合しているため、それでも芸能界と接触のあるような場所で働いていたことが分かる。その後、彼の仕事は裏方ではなく、表側の俳優という仕事に変化したのであり、それがケートゥから金星期への変化である。 彼はケートゥ期には高校を中退して夜学で卒業していたり、大道具の肉体労働をしてみたり、確かに彼の金星期が始まる前の期間は暗い時期で、ケートゥ期の象意であったことが分かるのである。 このように、あくまでも大きな流れを把握してみると、彼の人生は、両親が亡くなってからの淋しい時期と下積み生活(ケートゥ期)、デビューして芸能活動に打ち込んできた時期(金星期)というように理解できる。 そして、太陽期に入った今、彼は今まで隠してきた両親の死に関する秘密を公に暴露したようである。彼は今までは両親の死の原因が交通事故と偽ってきたのを正直に正々堂々と、自殺であったことを告白し、メディアに向かって、自分は出家して、心病んだ子供たちのための相談相手となる奉仕活動をすることを宣言したのであり、この自己主張と、公明正大な自己開示は太陽の象意である。 太陽は秘密を明らかにして、いっさいを白日の下にさらすのである。太陽は10室の表示体であり、隠し事などはしないのが太陽の象意である。 こうして彼のヴィムショッタリダシャーの推移が、経歴と合致していることが確認できるため、彼の出生時間は12:00からそれ程離れていないのではないかと思われる。 彼はマハダシャー金星期に俳優であったことから、彼の金星は10室や3室と絡んでいると考えられる。そうすると、獅子座ラグナにおける3、10室支配の金星、山羊座ラグナにおける5、10室支配の金星、魚座ラグナにおける3、8室支配の金星などが考えられる。獅子座に関してはあまりにも時間が離れすぎてしまうため、金星期の期間が一致しなくなるが、ラグナは12:00で作成した水瓶座ラグナのチャートとそれ程、離れない所にあると考えることが出来る。
2007/4/14追記 マハダシャー太陽期への移行と霊能者下ヨシ子との出会い 最近得た情報によると、彼が出家するのを決意させた”「この人なら」と思える女性の僧侶”というのは、霊能者の下ヨシ子氏であることが分かった。ネット上で提供されている下ヨシ子氏のプロフィールを彼女の公式ページより以下に引用する。
掲載されているプロフィールから、 典型的な神秘家であり、 神秘体験を得て、霊能力やヒーリング能力を得るに至ったことが分かる。 水晶やタロットなどのアイテムを使って占いをする霊感占い師は蠍座の象意である。またそうした蠍座の女性占星術師は、別の本職としてスナックとか水商売系の仕事をしていることも多いのである。 上記のような下ヨシ子氏のプロフィールを見ると、生年月日が分からないため、詳細は不明だが霊能者で占い師でヒーラーでもあることから、蠍座や魚座の象意を感じるのである。 従って、マハダシャー太陽期に保坂尚希が、下ヨシ子と出会い、そして生き方を大きく変えることとなったと考えるとダシャーの推移から考えて非常によく理解できる。 彼はマハダシャー金星期の頃は非常に長い期間、芸能界でのキャリアを築いてきたのだが、金星は天秤座でムーラトリコーナで強く風の部屋であり、自らが出演するドラマがTVの電波にのって、またラジオや雑誌、週刊誌など情報媒体を通じて世間に発信され、芸能界という流行の発信地にいた時期である。俳優としての演技や音楽活動を通じて人々を楽しませた時期である。 それが太陽期に入ると、太陽は蠍座で水の星座に在住し、思いやりや奉仕など、接待、サービスを表している。 この太陽期に入ってから、彼が下ヨシ子と出会い、彼女に感化されて、『仏門に入って、修行しながら子供たちの相談に乗ってあげられたら』と奉仕への願望を明らかにしたのは非常によく理解できる。彼は太陽期に入ってから本当の目的に気づいたようである。 子供の相談に乗るというように子供との関わりは5室が表しており、5室は教育を表している。そして、人生の師匠、精神的なグルと出会う時期というのは9室が表している。そして、9室は5室から5室目でもあり、5室の子供、教育という象意も持っている。そして、彼はマハダシャー太陽期に入ったばかりであり、太陽は魂、精神、真の目的、使命を表している。 5室や9室というのはダルマハウスであり、宗教性や人生修行を表している。この世に生まれた真の目的を表している。 そして、太陽期に彼は自分がこれから仏門に入ることをマスコミの前で堂々と宣言し、一切隠し事をせずに表明したのである。 こうしたことから考えると、彼が明らかに現在、マハダシャー太陽期に入った頃であることが分かる。 そして、彼は現在、非常にセンチメンタルになっている時期であり、また実際に4月12日頃に得度式を終えたことを考えると、今、太陽/月期である可能性は高いと思われる。
太陽/月期はマハダシャー太陽期のセカンドアンタルダシャーの時期であり、彼が本格的に太陽期の象意を体験していく時期である。そういう意味では太陽/太陽期はまだ下ヨシ子との出会いがあって、太陽期への転換を徐々に感じさせる時期であったが、本格的に太陽期への転換が実際に起こるのは太陽/月期からであると考えられる。 月は太陽から9室の支配星で5室に在住し、3、4室支配の土星とコンジャンクトしている。 彼の月はケーマドルマヨーガで孤独を求める傾向が出てきており、太陽から9室を支配して5室に在住することで、非常に霊的、精神的な欲求が高まり、土星とコンジャクトして、厭世的にもなっているのである。そして、彼は下ヨシ子のもとで精神性を学び(5室)、そして、子供への奉仕などを通じて、子供と関わっていく(5室)のである。 そして、土星は太陽から見て3、4室の支配星であるが、この3、4室の土星の解釈としては、3室は家庭を失うハウスであり、4室は家庭のハウスである。従って、彼は仏門に入って、家庭を失う訳ではあるが、同時に六水院という彼のアシュラム(4室)を得るのである。 また土星は儀式や形式を表しており、得度式は明らかに儀式であるが、その儀式を通じて、彼の心に厭世的な生活が決定的に刻印されるわけである。彼は今、土星と接合した月のアンタルダシャーであると考えると非常によく理解できるのである。 そして、トランジットを検討すると、土星が蟹座で逆行し、木星が蠍座で逆行している。現在、マハダシャーの太陽から見て9室蟹座と、5室魚座、8室双子座にダブルトランジットが成立し、ダルマ(精神性、奉仕)とモクシャ(解脱)がテーマとなっていることがよく分かる。
保阪尚希のラグナを特定する そこで、現在、彼が太陽/月期にいるものと想定して、得度式を行った4月13日付近を太陽/月期に設定すると、ラグナは山羊座の最後の度数で、最後のパーダになることが分かる。 山羊座ラグナだとすると、彼がマハダシャー金星期に芸能界で活躍し、有名(10室)となり、金星は5室の支配星でもあるため、ミュージシャンとして音楽活動(5室)をしたことも説明できる。また彼は書籍を出版しているが、ラグナロードの土星が3室に在住していることは彼が情報媒体(芸能界、出版)などが人生の基本的な興味関心、活動の領域であることを説明し、また文筆して著書も出版していることも説明できるのである。彼の著書のタイトルを見ると、どれも深刻で心理的に思いテーマを扱っている印象で、3室の月と土星が示していると考えられる。 渇いた海(スコラ社) また山羊座ラグナに設定することでアイルトンセナと同じラグナとなり、4室支配の火星が1室で高揚して4室にアスペクトすることで、彼と同様に乗り物に興味があり、スピード狂であることを示している。この火星は7室にアスペクトするため、配偶者虐待の配置であり、彼は前妻の真弓倫子との離婚の原因は束縛やDVであり、火星が7室にアスペクトしていることなどで説明可能と思われる。 また、彼は幼少期に両親が自殺をして家族を失っているが、3、12室支配の木星が8室から2室や4室にアスペクトしている。 実際、3室は4室から12室目であることから、母親を損失して精神不安定になる部屋である。 8室に在住する木星はラグナにもラグナの支配星にも月にもアスペクトしておらず、全く木星からの保護を受けていない。 もし、山羊座ラグナだとすると、彼は8室支配のマハダシャー太陽期に入ったのであり、彼は突然、芸能界から離れ、仏門に入り、解脱というテーマに興味を持ったのであると理解できる。8室は突然の徹底的な変化を表している。然し、太陽は11室に在住しており、これは富や名誉、社交を求める配置である。 マハダシャー金星期から太陽期への変化として、昨年、水泳界のトップ選手だったイアン・ソープが引退したが、彼もマハダシャーが太陽期に変化した時期でのタイミングであったが、突然、今までしていたことをやめてしまうという時期である。 従って、もし山羊座ラグナであるとすると、現在のダシャーは非常に興味深く、太陽からの月の配置などは非常に精神的であるが、ラグナから見た月の支配や在住、あるいはラグナから見た太陽の在住などを見ると、決して、ダルマハウスの影響だけではなく、カーマハウスの影響を受けており、彼には欲望など他の動機もあることになる。それは下ヨリ子をパートナーとして見なしているような感覚かも知れないのである。パートナーと母親の両方を同時に得たような感覚である。 そして、山羊座ラグナだとすると、高岡早紀と結婚したのは1996年で、その頃は金星/ラーフ期である。 従って、マハダシャーロードの金星と、結婚のカラカである金星からみて7室に在住するラーフのアンタルダシャーであり、しかもラーフには木星と土星のダブルトランジットがあり、7室(配偶者、結婚)の象意について実現していく時期であったと考えられる。 金星期はパートナーという象意よりも仕事と子供という象意だと考えてもよいのかもしれないのである。 もし、彼が現在、太陽/月期だとすると、次にやってくるのは太陽/火星期である。 太陽から見ると、3室で高揚し、9室にアスペクトしている。 これらは山羊座ラグナとした場合の予測であるが、ラグナはもし違うとしても、彼が付き合う人間の質や活動舞台が完全に風の象意(天秤座金星)から水の象意(蠍座太陽)に変わったため、彼がマハダシャー太陽期にいるのは間違いがないと思われる。例えラグナが山羊座でなかったとしてもダシャーのタイムテーブルはそれ程違わないと思われる。 従って、今年の10月前後に太陽/火星期になることは間違いないと思われる。その時に火星がどのハウスを支配していたとしても火星の生来的な象意である活動的で、エネルギッシュで、積極的な活動を展開することは間違いないと思われる。 そして、火星にはスピードという象意があり、彼のレーサー活動も表しているため、彼が火星のアンタルダシャーにレーシングカーを運転する機会も出てくる可能性がある。
(資料) 保阪尚希が出家…衝撃告白も 3月23日10時59分配信 デイリースポーツ 壮絶人生と仏門に入ることを明かした保阪尚希=東京・港区のTBS 俳優・保阪尚希(39)が22日、都内で会見し、仏門に入ることを明らかにした。4月12日に熊本にある寺院で得度し、悩める人々の相談相手になるという。その理由には、7歳の時に「両親が自殺をしていた」と壮絶な過去を告白し、両親がいないことでいじめを受けたが、それでも前を向いて歩んでこられたことに感謝し「何か子供たちに恩返しをしたい」と決意。芸能活動は今後も続けていくという。 「表向きは交通事故ということになってますが、実は自殺だったんです」。保阪の口から衝撃の事実が語られた。両親が亡くなったのは7歳になったばかりの時。亡くなる数時間前まで一緒にいたが、祖母と寝床に入ると、目覚めた時には多数の警察官が家に駆け付けていた。自殺原因は、保阪自身もいまだに知らされないままだという。 今でも月命日には墓参りし、年に1度は富士山山頂で祈りをささげる。「不思議と両親を恨みに思ったことはない」といい、小学校のころはいじめに遭い、クリスマス会などにも一切参加しなかったという。芸能界に入り、両親が亡くなった26、27歳を超えると、「突っ張って生きてきたつもりでも、いろんな人に助けられてきた。1人で生きてきたんじゃない。周りの人のためになにかできるんじゃないか」と仏門を志すようになったという。 約1年ほど前には、「この人なら」と思える女性の僧侶に出会い、出家の準備を進めてきた。4月12日に熊本の真言宗の寺で得度(僧侶になるための儀式)を行う予定になっている。 自身の体験と重ね合わせて、小学生が遺書を残して自殺するような事態に心を痛めている保阪は、「仏門に入って、修行しながら子供たちの相談に乗ってあげられたら」と希望。芸能活動は今後も続けていく予定になっている。 (ウィキペディアより引用抜粋) 保阪 尚希(ほさか なおき、本名:同じ、旧名:保坂 尚輝、1967年12月11日 - )は、ミュージシャン。静岡県静岡市葵区出身。静岡北高校中退、明治大学付属中野高校夜間部卒業。FACE NETWORK所属。A型。コンタクトレンズ使用。 下積み時代は劇男零心会の大道具係としても活動(劇男一世風靡には所属したことはない)。1990年代に萩原聖人、福山雅治らと並んで新平成御三家美形俳優としてテレビドラマを中心に人気を集める。レーサーとしても有名。 元アイドルタレント、真弓倫子と結婚する。1年間で離婚。その後、松雪泰子と同棲するも破局。1996年、女優の高岡早紀と結婚したが、2004年6月、離婚した。籍を抜いた後も子供のために同居を続けたことで話題を集めた。この珍妙な同居は自身が幼少時代、両親の自殺により[1]親に育てられなかったということを子供にはさせたくないためと言われている。半年間同居の後、同居を解消した。子供達の親権は保坂、教育は高岡、今現在、母親である高岡と子供たちが一緒に生活している。そのことをきっかけに数々のバラエティ番組でも活躍するようになった。 2005年8月より、芸名を本名と同じ保阪尚希に改める。 2004年夏出演の「細木数子の人生ダメ出し道場」では、細木数子の発言を苦言した挙句に口論になるが、復縁を勧められる。 2007年4月に得度。剃髪は行わず、芸能活動は継続。 趣味 芸能界屈指の釣り好きで知られ、生ダラの釣りコーナーのレギュラー的存在にもなった。釣りの経験はかなりあるようで、生ダラで船釣りに行った際に時化の海で、石橋貴明や輪島大士が船酔いで苦しんでいるにも関わらず、呑気に食事をしながら「だらしないなぁ、これ位で船酔いしちゃぁ」と悠然と構えていた。また、野々村真と釣り番組に出演し、野々村に魚の大きさで負けた際には「マコ兄ぃに負けるなんて、俺のプライドが許さない」と言ってる事から、釣りの腕前には相当の自信を持っているようである(このエピソードからは野々村真との仲の良さも伺われるといえよう)。尚、保阪は「釣りは男の壮大なロマンだ!」と言っているが、前妻の高岡早紀に「いったい、何が面白いのか分からない」とバカにされたというエピソードも披露している。 |