占星コラム


2007/3/6 寺島しのぶの結婚

 

寺島しのぶが結婚した相手はフランス人アートディレクター・ローラン・グナシア氏で国際結婚らしいのである。
現在、トランジットの土星が蟹座で逆行しており、 木星は蠍座を通過中である。従って、現在、蟹座と逆行しているため、魚座に土星と木星のダブルトランジットが形成されている。

月は乙女座ハスタに在住しており、女性の場合、チャンドララグナはよく機能すると言われている。
月から7室の魚座に土星と木星がダブルトランジットしているので、結婚するタイミングとして理解できる。

2007年2月26日に結婚しており、土星が逆行して蟹座に入室してからの結婚である。
しかし、2006年土星は蟹座にずっといたのであるが、木星は昨年の11月頃まで天秤座にいたため、魚座へのダブルトランジットは成立しなかった。そして、11月から木星が蠍座に入室しても土星は蟹座を順行していたため、魚座にはアスペクトしなかった。ということで、一度、土星が獅子座にシフトし、1月10日に再び、逆行して初めて、魚座へのダブルトランジットが成立している。( 土星に関してはさらに蟹座で逆行することで7室の支配星にもアスペクトしている)こうして考えると、現在のタイミングは魚座へダブルトランジットが成立して間もないので電撃結婚である可能性が高いのである。

ローラン・グナシア氏は非常に写真を見た感じでも温厚で精神的で、包容力のありそうな男性であり、木星の象意を感じさせる人物である。寺島しのぶの7室の支配星は木星で射手座に在住し、ラーフとコンジャンクトしているため外国人であると解釈できる。また芸術家としての目標も高そうであり、射手座の象意を感じさせる人物であると言える。

寺島しのぶがマハダシャー木星期に最終的にこのような男性と結婚に至ることは納得できるのである。

しかし、2003年頃、 歌舞伎俳優で幼なじみの市川染五郎が資産家令嬢と結婚したことについて「裏切られた」と雑誌上で告白しており、元恋人の結婚話に複雑な感情を吐露している。

彼女の3室には3、8室支配の火星、2、9室支配の金星が在住しており、またラグナロードの水星も在住している。
3室は友人とか幼なじみのとか、近所の身近な人を指すのである。火星と金星は情熱的な恋愛の表示体であり、 しばしば肉体関係も表すのであるが、こうした3室の象意が市川染五郎との関係を表していたのだと思われる。
つまり、市川染五郎は弟のような相手だったのだろうと思われる。

3室は欲望のハウス(カーマハウス)であり、食欲や性欲など低次欲求を表すハウスである。
そこに8室の支配星が絡んでいるため、弟(幼なじみ、身近な友人)との関係における苦悩と考えられる。

水星と金星が絡んでいるので美形で若い年下の弟のような男性を表している。つまり、それが市川染五郎だと言える。

月をラグナとすると、仕事を表す10室支配の水星が3室に在住して、金星とコンジャンクトしており、3室(芸能)、10室(仕事)、金星(芸術の表示体)という俳優や芸能人に典型的な絡みが見られる。

またラグナロードが3室に在住しているということは人生の中心的な舞台や活動場所、興味関心の領域を表しているが、それが芸能の世界ということになる。

ウィキペディアで彼女の経歴情報を確認すると、以下のように芸能一家に生まれていて幼い環境から、芸能に親しみ、自動的に芸能の世界を歩むようなレールが敷かれていることがよく分かる。

『・・・父は歌舞伎役者の尾上菊五郎、母は女優の富司純子(藤純子→寺島純子)、父方の祖父は尾上梅幸(故人)、母方の祖父は東映の俊藤浩滋プロデューサー(故人)、弟は歌舞伎役者の尾上菊之助という演劇・俳優一家に生を受け、大学在学中より舞台、テレビドラマを中心に活躍。 渋谷・松濤幼稚園を経て、青山学院出身。1992年に文学座に入団。「将来の文学座の看板女優候補」と言われ、晩年の杉村春子にも目をかけられたが、1996年に退団。その後も、蜷川幸雄、江守徹、久世光彦といった演劇界の所謂大御所に度々起用され、着実に演技の幅を広げ、それに伴う数多くの演劇賞を受賞した。 ・・・』

金星は家族や両親を表す2室と父親を表す9室を支配して、3室(弟)に在住し3室の支配星と接合し、ラグナロードの水星とも接合している。つまり、芸能の世界では常に両親や父親や弟などの身近な家族や幼なじみの友人(染五郎etc)などがいて、それらの人々が周りにいて影響を受けながら、過していくことを示している。

3室には火星が在住しており、3室の火星は弟妹の存在することの約束を意味している。 彼女の弟は歌舞伎役者の尾上菊之助であるとウィキペディアには記されている。

さらに興味深いのは彼女は2003年に『赤目四十八瀧心中未遂』と『ヴァイブレータ』に出演し、その演技が高い評価を得て、一気に知名度を上げたようであるが、これらは全裸で刺青を入れた女性の役柄や大胆なラブシーンの含まれるものであり、非常に大人の濃厚な恋愛を描いた役柄であった。

そして、今度、『愛の流刑地』(渡辺淳一原作)で再び、豊川悦司と大胆なラブシーンなどのある役柄に挑戦しており、まさに彼女の自己表現(演技)が蠍座で定座にある火星と金星の表現そのものである。
ジョーティッシュではあまり星座の象意は問題にしないと言われている(特にラオ先生の本の中ではあまり言及されていないが) が、ここで確認できるのは星座の象意そのものである。

『愛の流刑地』 渡辺淳一原作(失楽園の原作者)

このように彼女の出演する作品は男女の深刻に思いつめた恋愛模様を描いたものが多いのだが、市川染五郎との関係から分かるように元々、実生活でもそうした素質を持っていることが分かる。

しかし、今回結婚したローラン・グナシア氏は全く蠍座の象意を感じさせない楽観的で明るい人物であり、蠍座のような根暗なところや憂いや陰のある所などが見られない全く別のタイプであり、魚座や射手座、そして木星の象意を感じさせる人物である。

今年の11月21日頃からトランジットの木星が月から4室の射手座に入室して、出生の木星にリターンするのであるが、おそらく、今年の終りから来年の始めにかけて、新居を構えて夫婦で落ちついた家庭生活を始めるのではないかと思われる。火星は10室から4室にアスペクトして、不動産の購入など4室の象意において大きなエネルギーが必要とされる出来事が起こりそうである。

今現在は木星は3室にトランジットして仕事を表す10室の支配星や自分を表す1室の支配星、自己表現の3室などに幸運や順調な進展を与えており、俳優の仕事における自己表現の時期ではないかと思われる。

また木星と土星が7室にダブルトランジットしているため、結婚に結びついたと考えられる。
こうして見てくると、彼女のチャンドララグナは非常によく機能しているため、もしかすると乙女座ラグナかもしれないとも思えてくる。

(資料)

寺島しのぶが国際結婚していた 3月6日9時53分配信 日刊スポーツ  女優寺島しのぶ(34)がアートディレクターのローラン・グナシアさん(39)と結婚したことが5日、分かった。寺島の所属事務所が発表したもので、2月26日に婚姻届を提出。6日に都内で寺島が単独で会見する。妊娠はないという。  グナシアさんは外資系の有名アパレル会社に勤務し、現在はクリエイティブアートディレクター集団「ラボアット」を経営しているフランス人。2人は05年に仕事先で知り合った。同年秋ごろから交際が始まり、昨年2月には女性誌に交際を報じられた。一時、破局と報道されたが、交際は順調に続き、180センチ近い長身で、サッカーの元日本代表監督トルシエ氏に似たグナシアさんに寄り添う姿がしばしば目撃されていた。寺島はフランス語を習い、都内のグナシアさんの自宅で通い同せいの形をとりながら愛をはぐくんでいた。寺島は2月25日まで舞台「フール・フォア・ラブ」に主演し、千秋楽翌日に婚姻届を提出した。  寺島は昨秋のインタビューで、破局報道に憤慨し「彼は私の中で一番大切な人。いいお付き合いをさせていただいています」と交際を公言。尾上菊五郎、富司純子の両親も外国人男性との付き合いに拒否反応はなく「交際を喜んでくれています」と話していた。グナシアさんは再婚で、前妻のもとには小さな娘がいるという。  寺島は幼なじみだった歌舞伎俳優市川染五郎と交際していたが、03年に破局。その後、映画「赤目四十八瀧心中未遂」で入れ墨ヌードの体当たり演技をみせて各映画賞を総なめ。演技派として活躍しているが、結婚後も女優は続ける。 最終更新:3月6日9時53分

女性客メロメロ……トヨエツが愛ルケ大ヒットハードツアーでファンの生反応にしみじみ! 2月1日12時45分配信 シネマトゥデイ
本物の恋人同士に見える寺島しのぶと豊川悦司  現在大ヒット公開中の『愛の流刑地』。1月31日、大ヒット御礼として、主演の豊川悦司が全国行脚して舞台あいさつを行った。「日本列島愛ルケ祭り」と題したこの企画は、1日で博多、大阪、名古屋、東京を移動して観客と触れ合うというハードな旅。31日最後のTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台あいさつでは寺島しのぶ、鶴橋康夫監督も合流し、観客の前に現れた。レディースデーということもあり、場内はほとんどが女性で豊川悦司が登場するとひときわ歓声があがった。  ジーンズ姿というカジュアルな格好であらわれた豊川は「最初は4か所を1日で回るなんて、乗り気ではなかったんですけど(笑)、実際お客さんの生の反応をみると、映画って観てもらうことに意義があるんだと、あらためて初心にかえらせてもらいました。名古屋では高校3年生の女の子が、質問で立ち上がって“よかったです”とひとことだけ言って、後は気持ちがいっぱいになったのか言葉に詰まってしまって、それがとても印象に残っています」としみじみコメント。  名古屋から舞台あいさつに合流した監督は「僕はずっとうっとりと豊川さんを見てました」「足の長さはかなわない」「次回作はまたこの2人を起用したい」とユーモアを交えながら主演の2人に愛の告白?をしていた。  寺島しのぶは、セクシーなベージュのワンピース、赤いペディキュアをした生足で現れた。寺島は同日、朝日舞台芸術賞を受賞したばかりで「役者はこうやってお客さんの一人ひとりの表情をみているのが幸せなんです」と自信に満ちた笑顔で語る様子は大女優の貫禄だった。  最後に豊川は「今日1日だけで1200人くらいの観客の皆さんと会いました。皆さん一人ひとりの顔がこの映画を愛してくれていたことを感じて何よりもうれしくて、ファンの方ひとりひとりにハグしてありがとうと言いたいです」というと会場から思わず歓声が上がった。監督だけでなく、観客も豊川にうっとりだったようだ。

愛の流刑地 (シネマトゥデイより引用抜粋)
「愛の流刑地」製作委員会 製作年: 2007年 製作国: 日本 日本公開: 2007年1月13日 (日劇PLEX ほか) 上映時間: 2時間5分 配給: 東宝 カラー チェック:中年の作家と、愛を知らない人妻が心と体を互いに深く求め合い、究極の愛情を構築する大人のラブストーリー。男と女の深遠な愛を描いた渡辺淳一の同名恋愛小説を、TV界で活躍してきた鶴橋康夫監督が官能的に映し出す。作家役に『フラガール』の豊川悦司、彼と愛し合う人妻役に『大停電の夜に』の寺島しのぶが挑み、共演の多い彼らならではの呼吸で愛の軌跡を熱演。全時間の半分が主演ふたりの愛の営みという官能描写の数々に注目。 ストーリー:かつて恋愛小説の旗手として注目され、今では世間から忘れられた存在である中年作家の村尾菊治(豊川悦司)は、ある朝、情事の果てに入江冬香(寺島しのぶ)を絞殺し逮捕される。事件を担当した女性検事の織部美雪(長谷川京子)は、菊治の漏らす言葉に困惑しながらも真相を追い、疑問を抱えたままやがて裁判の日を迎えるが……。