2006/7/12 ライブドア再考
*会社設立、上場のタイミングについて*
堀江貴文は1996年4月22日 東京都港区にて、ライブドアの前進である有限会社オン・ザ・エッジを設立した。
ここが彼の出発点であり、ここから彼の躍進(?)がスタートしたのである。
この時の会社の設立日で、チャートを作成してみると、以下の ようなチャートが作成できる。
【有限会社オン・ザ・エッジ設立時のチャート/12:00で作成】
ラグナ 不明
月 牡牛座 27°23’ ムリガシラー
太陽 牡羊座 08°27’ アシュビニー
水星 牡羊座 28°28’ クリティッカー
金星 牡牛座 22°15’ ローヒニー
火星 魚座 28°08’ レヴァーティー
木星 射手座 23°36’ プールヴァアシャダー
土星 魚座 07°55’ ウッタラパードラパダー
ラーフ 乙女座 23°15’ ハスタ
ケートゥ 魚座 23°15’ レヴァーティー
そして、翌年その有限会社オン・ザ・エッジを株式会社へ組織変更し、 2000年4月6日に東京証券取引所マザーズに株式上場した。
その上場時のチャートが以下のものである。
【東京証券取引所マザーズに株式上場時/9:00で作成】
ラグナ 不明 月
牡羊座 08°48’ アシュビニー
太陽 魚座 22°38’ レヴァーティー
水星 水瓶座 26°15’ プールヴァパードラパダー
金星 魚座 05°11’ ウッタラパードラパダー
火星 牡羊座 16°18’ バラニー
木星 牡羊座 16°27’ バラニー
土星 牡羊座 22°13’ バラニー
ラーフ 蟹座 06°34’ プシュヤ
ケートゥ山羊座 06°34’ ウッタラアシャダー
有限会社オン・ザ・エッジ設立時のチャートでは、 月が牡牛座高揚、金星が牡牛座自室、太陽が牡羊座で高揚、水星が牡羊座、木星が射手座ムーラトリコーナの部屋に在住、火星、土星、ケートゥが魚座に在住しており、自室以上の強い惑星が4つもあり、さらにケートゥとラーフも魚座と双子座に在住して強い配置であり、チャート自体が非常に強いエネルギーを持っていることが分かる。
太陽と水星はビジネスの表示体であり、牡羊座アシュビニーやクリティッカーに在住して吉祥であり、他に先駆けて行動するベンチャー企業の企画力、機動力を思わせる。
また牡牛座で自室の金星は当初オン・ザ・エッジが行っていた事業の一つである、ホームページ作成代行やインターネットのホスティング事業などを思わせる。質的に芸術的に美しいものや、ホームページというコンテンツ事業など、実際にサービスや商品を提供して、それを収益としていた感じがよく出ている。
月は高揚しており、比較的、のんびりとしており、スピードは遅くても着実に安定成長を遂げたような印象を受ける。
堀江貴文が自著の中で書いている会社成長の経緯を読むと、この設立当初の有限会社オン・ザ・エッジの会社運営はまだ物づくりに取り組んで、安定成長を遂げる前向きで、上昇志向の会社という印象を受ける。
射手座で非常に上昇志向の強い木星が太陽、水星にアスペクトしており、事業運営に関して、力強い木星の保護が働いていて、非常に吉祥なコンビネーションを形成している。
太陽、水星から12室に火星、土星、ケートゥが在住していて、木星や金星などの吉星のアスペクトを受けていない不気味な凶星のコンビネーションを形成しているが、この凶星群はビジネスのカラカである太陽、水星から12室目に在住し、ビジネスを損失させる要素であるが、表には現れないような印象を形成している。
12室は人からは見えないプライベートな私生活や社会からは隠された台所事情などを指している。
これらの配置は問題が潜在して表に出てきていない状況ではないかと思わせる。
次に東京証券取引所マザーズに上場した時のチャートを見ると、月が牡羊座アシュビニーであり、設立した際の牡牛座の月に見られる安定着実な成長という心理状態ではなく、競争相手に先駆けて、いち早く、企画を立ち上げようとする牡羊座の象意となっている。
アシュビニーは物事を始めるには最も良いナクシャトラであり、最初のナクシャトラであることから、NO.1を目指したり、他に先駆ける要素が強くなる。
さらに牡羊座には火星、土星、木星が在住して、非常に強い配置となっている。木星は射手座にアスペクトして強く、火星もムーラトリコーナの座に在住し、自室にアスペクトして強く、非常に強い配置を得ている。
また土星が牡羊座で減衰し、本来持つはずの土星の民主主義的な性質が全く機能しない状態となり、忍耐力がなく、着実性や計画性の無い状態が予想される。
木星は土星と火星に挟まれて、傷ついており、本来発揮されるべき、道徳性や社会正義などの生来的吉星の要素が失われやすい配置をしている。 全体的に見て、牡羊座の特徴を示しており、またナクシャトラがバラニーが多いため、欲望のために手段を選ばない露骨な性質を表している。
この牡羊座バラニーはナチスのヒトラーのチャートで惑星集中していたナクシャトラであり、支配、征服などの牡羊座の象意を最も露骨に示すナクシャトラである。
また諜報活動に強いのがこのナクシャトラである。
ニッポン放送株を取得したり、外資系証券会社と組んで資金調達をしたり、 また最近報道されているが、暴力団との関わりとか、政治家とのつながりなど、非常に幅広い人脈を通じて、情報収集していたようであるが、これらもバラニーの露骨に手段を選ばない手法や諜報能力を感じさせる。
上場してからのライブドアーの主な活動は企業買収であり、他の会社を征服して、子会社化することであったが、これらも露骨なバラニーの手法と考えれば非常に納得がいくのである。
また最近の報道では、スイス銀行などの海外の口座に送金して隠し資産を形成している疑惑や、株式を前例のないほど細かく分割して、会社の財務状態を操作して、株価のつり上げを図るなど、やり方は全て、牡羊座バラニーの性質ではないかと思わせるものばかりである。
次に金星が魚座で高揚しているが、株式会社オン・ザ・エッジは最終的にライブドアーに社名変更し、六本木ヒルズに本社を構えたのであるが、六本木ヒルズはテレビ朝日と隣接し、映画スターの来日プレミア試写会などでたびたび使われるスタジオがあるセレブ的な雰囲気のある場所である。
金星が高揚しているのも納得できるのである。
また水星は水瓶座に在住しており、基本的にはネット広告やポータルサイト事業など、IT事業を営む会社で、会社上場や企業買収の仕組みや株式市場の仕組みに精通し、システムを扱うことに強かったことを考えると、水瓶座の水星の象意と一致していると思われるのである。
このように見てくると、会社設立時とマザーズ上場時では会社の性質が変わったようであるが、堀江貴文自身が自著の中で、会社が大きく成長することを望まない人が出てきて、彼の付き合っていた彼女もその一人であったことが記されていた。
彼は会社の創業時代からやってきたメンバーが会社が大きくなるにつれて能力不足になってきて、また会社が大きくなることを望まない人も出てきたことを告白し、その問題を経営をしていく上での問題点として取り上げている。
おそらく、この辺りがターニングポイントであり、物作りで満足していて、会社の拡大を望まなかった会社設立当初のメンバーと考え方が対立し、その後、設立当初のメンバーを切り捨てるような形になり、企業買収のような早急な拡大を急ぐ路線に切り替わっていったのではないかと思われる。
会社設立時のチャートも、上場時のチャートも共に機能しているようであるが、マザーズ上場時のチャートが特に機能しており、ライブドアーの盛衰を明らかにしているように思われる。
特にバラニーの象意はライブドアーの活動内容と完全に一致しており、これがマザーズ上場時のチャートに綺麗に出てきたことを考えると、上場時のチャートが企業の設立日と同じかそれ以上に重要であると思われるのである。
但し、これがライブドアーのような一代で築いた、ベンチャーで、ワンマン経営な企業体でない場合にも機能するかは検討の余地がある。
(資料)
会社名 株式会社ライブドア(英文社名:livedoor Co., Ltd.)
本社所在地 東京都港区六本木6-10-1
主な事業所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー38階
代表番号 03-5788-4753
設立 1997年8月(創立1996年4月)
資本金 86,285百万円(2005年12月現在)
代表者 代表取締役 山崎 徳之
執行役員社長 平松庚三
連結従業員数 3,390名(2005年12月現在)
平均年齢 30.7歳(2005年9月現在)
事業内容 インターネット関連事業
各種会員・資格 登録認定電気通信事業者 ICANN公式レジストラ APNIC Member
取引銀行 三菱東京UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行
株式名義書換代理人 三菱UFJ信託銀行
会計監査人 港陽監査法人
沿革
1996年 4月 東京都港区に有限会社オン・ザ・エッヂを出資金6,000,000円を以って設立。
1997年 7月 株式会社オン・ザ・エッヂへ組織変更(資本金10,000,000円)。
1998年 9月 インターネット広告事業としてサイバークリックを開始。
12月 クリック保証型電子メール広告サービスとしてクリックインカム(現 melma!)開始。
1999年 10月 スペインにCYBERCLICK AGENT S.L. を設立。 (2000年6月に同社を子会社化) 11月 インターネットコミュニティの運営を目的として株式会社フープスを設立。
(2001年9月に同社を売却)
2000年 1月 業容拡大に伴い、本店を東京都渋谷区渋谷三丁目3番5号に移転。 4月 東京証券取引所マザーズに株式を上場。 投資事業子会社として、株式会社キャピタリスタを設立。
携帯情報端末向けのシステム開発を目的として株式会社スクイズ研究所を設立。 (2004年3月にMBOにより独立) データセンター事業「データホテル」開始。
5月 EC事業強化のため、株式会社エッヂコマースを設立。 (2001年12月事業統合) 10月 中国大連に英極軟件開発有限公司を設立。
2001年 12月 株式交換により株式会社パイナップルサーバーサービスを完全子会社化。 (2003年4月に当社と合併)
2002年
2月 電子メールソフト「Eudora」の日本語版開発・販売を開始。
3月 株式交換により株式会社アットサーバーを完全子会社化。 (2003年4月に当社と合併)
5月 ドイツ現地法人設立。
6月 株式会社アスキーイーシーの営業全部を譲受け。
8月 株式取得によりビットキャット株式会社及びビットキャットコミュニケーションズを完全子会社化。 (ビットキャット株式会社は2003年4月に当社と合併)
9月 株式取得によりプロジーグループ株式会社を子会社化。 (2002年11月に株式交換により完全子会社化、2003年 4月 に当社と合併)
11月 日本最大の無料プロバイダーを運営する株式会社ライブドアの営業全部の譲受け。
2003年
3月 エッジテレコム株式会社を設立。 (2005年6月に株式会社ライブドアマーケティングに全株式譲渡。 2005年7月に株式会社ライブドアビジネスソリューションズへと社名変更)
株式会社イーエックスマーケティングを設立。 (2004年11月にバリュークリックジャパン株式会社に吸収合併)
4月 株式会社オン・ザ・エッヂからエッジ株式会社へと社名変更。
5月 株式取得により株式会社バガボンドを子会社化。(2003年12月にネットアンドセキュリティ総研株式会社へと社名変更)
2004年
2月 エッジ株式会社から株式会社ライブドアへと社名変更。 株式会社ブロードバンドピクチャーズを設立。
3月 株式会社ライブドアファクタリングを設立。 株式交換によりクラサワコミュニケーションズ株式会社を完全子会社化。 (2004年5月に株式会社ライブドアモバイルへと社名変更)
株式交換によりウェッブキャッシング・ドットコム株式会社を完全子会社化。
(2005年9月に株式会社ライブドアマーケティングに全株式譲渡) 株式交換により株式会社トラインを完全子会社化。
TOBによりバリュークリックジャパン株式会社を子会社化。 (2005年6月に株式会社ライブドアマーケティングへと社名変更。 2005年8月に保有株式割合減により関連会社へ移行)
TOBにより日本グローバル証券株式会社を子会社化。 (2004年7月にライブドア証券株式会社へと社名変更)
株式交換により株式会社ライブドアクレジットを完全子会社化。 (2004年8月に株式会社ライブドアカードへと社名変更)
5月 株式交換によりターボリナックス株式会社を完全子会社化。 (2005年9月に大阪証券取引所ヘラクレスへ上場)
6月 株式交換により株式会社テントラー・コミュニケーションズを完全子会社化。
7月 株式交換によりジェイ・リスティング株式会社を完全子会社化。
8月 株式取得により株式会社アルチェを子会社化。 株式交換により株式会社ロイヤル信販を完全子会社化。 (2005年2月に株式会社ライブドアクレジットへと社名変更)
9月 株式交換により株式会社キューズネットを完全子会社化。 (2006年2月に当社と合併) 株式取得により株式会社サイバーアソシエイツを完全子会社化。
(2006年2月に当社と合併) 持分取得により有限会社セッションを完全子会社化。 (2006年2月に当社と合併) 10月 株式取得によりMyrice
Limitedを完全子会社化。
12月 株式取得により弥生株式会社を子会社化。
2005年
2月 株式交換により株式会社ベストリザーブを完全子会社化。 中間持株会社として株式会社ライブドアフィナンシャルホールディングスを設立。
6月 株式取得により日商岩井フィーチャーズ株式会社を完全子会社化。 (2005年6月に株式会社ライブドアコモディティへと社名変更) 7月
株式取得により株式会社ビィー・ジャパンを子会社化。 (2005年9月に株式会社ライブドア不動産に社名変更)
8月 会社分割により株式会社ぽすれん設立。
9月 株式取得によりジャック・ホールディングス株式会社を子会社化。 (2006年1月に株式会社ライブドアオートへと社名変更) 株式取得によりClickDiario
Network Internet Corp.を子会社化。
11月 株式取得によりInnovation Interactive LLCを子会社化。
12月 株式取得によりメディアエクスチェンジ株式会社を子会社化。
(ライブドアHPより引用)
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