研究コラム
2005/9/28 自由民主党新人・杉村太蔵氏の謝罪会見
自民党の新人・杉村太蔵議員が謝罪会見を開いた。
彼の「早く料亭に行きたい」などの軽率な発言がマスコミの餌食になり、四六時中、マスコミのカメラに付け回されて、とうとう謝罪会見になった形である。
当選前からマスコミの取材に対して、自由奔放に発言を繰り返していたのだが、ここに来て、執行部から厳重な注意を受け発言を控えるようになり、反省の会見につながったようである。
記者会見の席でのやり取りの中で、本を何冊読んだか聞かれて、長い間考えた末に「１冊」と答え、どんな本を読んだのかという問いには「プライベートなことなのでお答えしかねます」と回答し、記者の爆笑を誘うなど、非常に憎めない人物としてマスコミに露出している。
彼はどのような人物で今、どんな所におり、今後、どこに行こうとしているのか
出生時間が分からないため、月をラグナとすると、４室蟹座に惑星集中しており、５室支配の太陽、９室支配の木星、７室支配の金星が絡んでラージャヨーガを形成している。
月が牡羊座に在住しており、今回の小泉首相の郵政民営化の是非を問う、選挙に召集されたことがよく分かる。
小泉首相の１０室の牡羊座で火星がムーラトリコーナの配置を得ており、火星が現在、牡羊座にリターンしている。
今回、担ぎ出された議員の中にも牡羊座に月が在住していたり、牡羊座が強調されている人物が複数いるのであり、このタイミングで彼が議員に立候補したのもよく分かる。
蟹座惑星集中で、太陽、木星が４室で絡んで、ラージャヨーガを形成しているのは非常に強い配置であり、また太陽、木星とも世俗的、霊的指導者、権力者を表しており、小泉首相が蟹座ラグナであることを考えると、今回、彼がサラリーマンから、一般公募し、小泉首相に「君は良い目をしている」と気に入られ、候補として選出されたのもよく理解できるのである。（杉村議員のブログを見ると、小泉首相との面接でほめられたと書かれている）
出生時間は分からないが、彼は現在、マハダシャー太陽期にいるのであり、太陽は５室の支配星で４室から、１０室にアスペクトしており、彼が今、非常に注目を浴びる舞台にたつ時期であることが分かる。
しかも今回の出馬で比例代表で選出されるという幸運、すなわち『「棚から牡丹餅」とは自分の為にあるような言葉』と自ら語るようにほとんど苦労せずに当選できたことは、比例代表の名簿に載せてもらえた為であったのだが、名簿順位は当然、小泉首相と執行部が決めており、蟹座で高揚する９室支配の木星が表す幸運によるものと思えるのである。
従って、彼が現在、太陽/木星期である可能性は高い。
太陽、木星はともに１０室にアスペクトしており、注目を浴びる大舞台に立つこと、そこで名誉、名声を得ることを表している。
然し、現在、トランジットの土星が月から４室の蟹座に今年の５月末からシフトしており、月に対して、１０室目のアスペクトをしており、月から４室の蟹座に集中している。
月から４室目と８室目を土星が通過するときは要注意な時期であると言われている。
今回は４室目をトランジットしている訳であるが、４室をトランジットする場合、土星が月に対して、１０室目のアスペクトをする為、月や４室が表す感情、情緒に対して、２重に土星の影響が見られる時期であるとも言える。
つまり、軽率な発言をマスコミにたたかれたのであり、謝罪会見を開くほど、彼は心理的に追い詰められたのである。これは土星の制限、責任を表している。
ちょうど、ブッシュ大統領がハリケーンの被害への対応の遅れで、批判を受け、釈明会見を開くなど、対応に追われているのに似ている。彼は蟹座に水星、金星、土星、ラグナが集中し、まさに蟹座的な人物なのであるが、蟹座の人物には今の時期、責任がのしかかってくるのは理解できるのである。
一方、ラオ先生は土星が出生の太陽をトランジットする時にキャリア上の躍進があると述べている。
現在の杉村議員の境遇を客観的に評価すると、一般公募した自民党に選出されて候補者になり、比例代表で当選し、キャリア上の躍進、昇進が得られた訳であり、また知名度が全国区になり、注目を浴びる公の舞台に立ったのであるが、一方で、マスコミに軽率な発言を追及され、党執行部からも厳しい指導を受けるなど、土星の洗礼も受けているような状態である。
今後、２年半で土星が獅子座にシフトするが、その時にはサターンリターンが訪れるのであり、この時、彼が責任を担える成熟した大人に変容していく時期に入るのであり、それが議員生活のおよそ半ば頃に始まるのである。そして、さらに２年半の間、サターンリターンを経過し、それが終わる頃に議員生活を終えるのである。
従って、彼の議員生活とは、軽率な青年が議員になり、社会的責任に目覚めていくというストーリーである。
そして、１２：００作成のチャートでは２００９年１２月頃にマハダシャーが月期にシフトするが、ここで大きな転機を迎えるのであり、この月は木星、太陽、水星、金星、火星、土星、ラーフ、ケートゥのいずれとも絡まないで、単独でケーマドルマヨーガを形成しており、何かここで人生上の大きな転機が訪れることが分かる。
つまり、衆院議員の４年の任期が終わる頃である。
現在が太陽期であることを考えると、最も知名度が上がり、注目を浴びて、社会的に躍進するのは今の時期で今が最も良い時期と言えるかもしれない。
月期になれば地位・名誉・権威を表す太陽とは違って、公よりもむしろ日陰に回って、舞台裏で活動するような象意が出てくる。
またケーマドルマヨーガなので、人の喧騒の中から抜け出し、静かで、孤独な環境に移行するものと思われる為、現在とは全く環境が変わるはずである。
杉村議員が、４年後の解散総選挙で再び、立候補するのかどうかを考えると、太陽から月期にマハダシャーがシフトすることから考えると、おそらくしないか、もしくはしても落選するなどして環境が大きく変化することが考えられる。マハダシャーの変化は転職や、結婚など人生上の重大な変化を契機とする場合が多いため、彼の場合もそうである可能性は高い。
然し、彼のナヴァムシャを見ると、月が高揚し、月から見て、ヨーガカラカの水星、土星も高揚しており、アートマカラカの木星とアマティアカラカの太陽が月から見て、１０室水瓶座でジャイミニラージャヨーガを形成している。
アートマカラカがナヴァムシャで水瓶座に在住することは、今生の中心的な課題が、社会的な奉仕であることを示している。
ダーシャムシャでも月から１０室でラージャヨーガカラカの土星がムーラトリコーナの水瓶座に在住している。
彼は水瓶座の象意がよく、郵政事業民営化にも興味を示していることなどを見ると、軽率な発言はしていても基本的に奉仕の能力は高いと思われる。
２０１２年頃、トランジットの土星が天秤座に在住した頃、ダシャーが月/木星期になり、再び、この頃に幸運なことがあり、公の舞台で活躍することが期待できる。
彼は自民党の史上最年少議員(26)であるが、マスコミからその軽率さを追求され、自らも「幼稚だった」と反省を述べている。
実際、彼はまだサターンリターンを迎えていない若者であり、３０歳前の若者がいかに軽率で、社会的な自覚が足りないかを見事に示してくれている。
（自分を考えてみるといかに３０歳前が軽率だったかが思い出されるのである）
然し、本音を言わない政治家の態度より、むしろ彼のありのままの姿を躊躇なく暴露している所は正直で新鮮に見えてしまうのである。
（資料-Web上から引用）
─杉村太蔵（すぎむらたいぞう）プロフィール─ 現在：26歳 自民党新人の最年少衆議院議員 1979年 08月13日 北海道旭川市生まれ 1992年 旭川市末広北小学校卒業 1995年 旭川市六合中学卒業 1997年 大阪国体 少年男子テニス優勝 旭川市新人奨励賞受賞（テニス） 1998年 北海道市民スポーツ賞受賞（テニス） 札幌市立藻岩高等学校普通科卒業 1999年 筑波大学体育専門学部入学 2004年 筑波大学体育専門学部中退 200x年 杉村太蔵の熱血テニス塾 塾長らしい （塾生にメール指導もするマメな人らしい。会員は3000人くらいいる？） （※確実な情報ではないので注意！） 2005年 ドイツ証券会社勤務 自称ヒラリーマン（※杉村氏本人より） （05年09月13日辞職提出 / 雑務係 ※杉村氏本人より / 契約社員フリーター） 2005年 08月16日 会社の仕事で資料を調べている際、たまたま自由民主党Webで公認候補募集を見つけ応募（※杉村氏本人Web情報） 2005年 09月11日 自民の歴史的大勝で比例の高順位者が小選挙区で次々当選。 自民の比例南関東ブロック35位だった杉村氏は超繰り上がり9位で当選。 現在衆議院議員 （自民党新人の最年少議員） 当選後の杉村太蔵氏の動き 09月13日 総選挙後2日で超高級車BMWを予約。 その後、自民党の人に車に乗るなといわれキャンセル。 マスコミに出まくり。 09月17日 マスコミに出まくり、いろんなことを喋り捲り、 スパモニで美容室での撮影中 そのTVを見ていた武部幹事長からお叱りの電話。 一転して無口に。 09月21日 初登院。 また国会前で杉村節炸裂。 09月22日 杉村太蔵議員、決算行政監視委員会 委員就任 http://www.shugiin.go.jp/itdb_iinkai.nsf/html/iinkai/iin_j0150.htm ※つちや品子衆議院議員の解説より 決算行政監視委員会の役割は ①国の歳入歳出など決算に関すること ②国が所有するに関すること ③会計検査院の仕事を調査すること ④行政に関する国民からの苦情処理 ⑤政府関係機関や国が出費や援助をしているものに関すること ⑥行政の監視 などが挙げられます。簡単にいいますと、決算行政監視委員会とは国の収入と支出を監視する役割と、行政を監視して国民の皆さんの行政に対する様々な声を国会に伝えるという役割をもったとても大切な委員会です ※細川律夫 衆議院議員の解説より 決算行政監視委員会とは、決算を精査し、予算が適正に使われているか、無駄がないか、役人は公正に仕事をしているかなどを調べ、決算承認の可否を決めるもので、国会のなかでも予算委員会と並び特別な意義を持った委員会です。 ・・・とのこと。 ※杉村の親は、北海道旭川の歯科医。 地元の名士（※TV情報） 祖父の銅像まである。（※TV情報） 家にはテニスコートも所有 ※武部勤幹事長は北海道12区。 杉村太蔵氏の実家は旭川・・・つまり、選挙区で言えば北海道6区。 12区と6区は隣接。
杉村医院：http://www.deiz.jp/sugimura/
杉村太蔵という男：http://atkinson-web.hp.infoseek.co.jp/atkinson/taizo.htm#prof
議員宿舎：http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/09/26/images/KFullNormal20050926097_l.jpg