研究コラム

 

 


 

2004/10/08 テニス界の新星・マリア・シャラヴォヴァ

 

2004年度ウィンブルドン女子シングルス決勝でマリア・シャラポワがセレナ・ウィリアムズを破って初優勝した。ルックスと長身を生かしモデルでも活躍しているようだが実力もしっかり伴っている。TVのインタビューなどでも目標はあくまでテニスで良い成績を収めることであると述べており、モデルとしてちやほやされていても決してそれに浮かれてはいないという志の高さが伺えるのである

出生時間が分からない為、例のごとく、12:00で作成したチャートで月の在住する射手座をラグナとすると、6室に火星が在住してヴァルゴッタマである。

ナヴァムシャでも惑星集中している射手座をラグナとして見ると、6室目に火星が在住している。またドレッカーナの太陽、月から見ても6室に火星が在住している。

6室の火星は勝負強さを現し、6室には凶星が在住した方が良いとされている。6室に火星がヴァルゴッタマで強いことはチャートが保護されており、また6室はスポーツを表すため、スポーツにおける成功を表している。ラシでは火星は月から見て、5室支配の吉星であり、蠍座定座にアスペクトして、在住する蠍座と在住する土星に大きく影響している。土星と火星のアスペクトは激しい闘争心を表している。

また月から見て、9室支配の太陽が5室のアシュヴィニーに在住しているが、太陽は高揚している。射手座ラグナにとって太陽は最高の吉星であり、それが5室で高揚しているということは学習、趣味、娯楽など文化活動全般において非常に飛躍して地位が向上することを示している。また5室にもスポーツという象意があるため、スポーツ界での成功を意味している。

また5室は恋愛という象意もあるため、獅子座の象意と絡んで多くの男性を魅了し、従えることを示している。(実際、彼女の出場する試合には多くの男性ギャラリーやカメラマンがつめかけている)

そして、モデルであることを裏付けるかのように金星は魚座で高揚しており、定座の木星とコンジャクトし、減衰する水星とはニーチャバンガラージャヨーガを形成している。

彼女が実際、浮かれていないで大人の面を見せているというのは月がムーラであることが考えられる。ムーラの月は非常に深刻に将来のことや人生のことについて考え、哲学的である。

月が実際、この位置にあるかどうかは分からないがこの可能性は高いと思われる。

魚座に惑星集中しているため、魚座の穏やかで温和な優しい印象がある。同時に乙女座にアスペクトしているため、乙女座の雰囲気も多少見られるのである。

そして、強いサービスでエースを取る試合運びはアシュヴィニーの他に先駆けて先頭に出る象意が良く出ていると思われる。

月から4室目の吉星は心理面を支える保護の面を発揮するが、月は火星から8室目のアスペクトを受けており、逆行の土星から3室目のアスペクトを受けて傷ついている。

また月は他に闘争を仕掛ける射手座に在住して、凶星からのアスペクトを受けているので、心理的に安定するというよりむしろ攻撃的な力を発揮しそうな印象も受ける。

ナヴァムシャで月から見て、6室で木星がムーラトリコーナで強く、惑星集中する射手座から見て、6室目に5室支配の火星と9室支配の太陽がラージャヨーガを形成しており、やはり、6室の状態が強くことが確認できる。ドレッカーナでも月、太陽から見て、6室に火星が在住している。

最も分かりやすい配置は太陽の高揚と金星の高揚であり、この2つ点を見るだけで活躍の理由としては十分である。

(冒頭の優勝杯を頭上に掲げる姿などは太陽高揚と金星高揚の原型ともいえるような映像である)

 

 

マリア・シャラポワ Maria Sharapova テニスプレイヤー。 2002年に14才で全豪オープンジュニア準優勝、翌2003年にウィンブルドンでベスト16をマークすると、AIGジャパンオープンでツアー初優勝を飾り、2004年現在若干16才ながら世界の注目を集める新進気鋭のプレイヤー。 が、それ以上にスレンダーなスタイル、スラリと長く伸びた手足、そして整った顔立ちと完璧な容貌が話題になっている。 そのルックスと長身を生かしてモデルとしても活躍中。また2004年2月現在、NECのノートパソコン「LaVie」のCMにも出演している。 テニスプレイヤー 生年月日 :1987年4月19日 国籍:ロシア 身長:183cm 体重:59kg 右利き(バックは両手打ち)