研究コラム

 

 

 


2004/7/27 中島らも氏、享年52才

作家の中島らも氏(52)が7月16日、外出先の階段から落下し、重傷を負って関西の病院に入院していたが、26日午前、入院先の病院でなくなったという。ご冥福をお祈りしたい。

中島らもといえばユニークな著作活動で知られていたが、近年、麻薬及び向精神薬取締法違反、大麻取締法違反などで逮捕されたり、それ以前には、アルコール中毒や躁病、うつ病などの治療歴があるように精神的な安定性に不安があったようである。

タイミングを調べると、中島らも氏の出生の月が28°21'であり、彼が亡くなった7/26午前にトランジットの土星(7/26 9:00) は双子座の25°13'で、出生の月にかなり緊密(オーブ3°)にコンジャンクトしていた。

月はケーマドルマヨーガで、逆行の土星から10番目のアスペクトを受け、逆行の火星からも8番目のアスペクトを受けており、かなり傷ついている。こうした傷ついた月に対して、土星や火星がトランジットしたり、ダシャーがよくない場合、チャートの持主を強烈に苦しめ、場合によれば死に至らしめるようである。

筆者は、月が減衰し、土星や火星のアスペクト、トランジットの土星、火星のアスペクト、ダシャーが良くない場合、チャートの持主が自殺したケースを何例が見ているが、今回の場合もちょうどサディサティで土星が月にかなり接近している時に起こったのである。

土星は単独でマラカとなり得る惑星であり、彼はまだ52才という若さであったことを考えると、やはり、ここでもサディサティの脅威が確認できるのである。

彼にはユーモア感覚があり、アルコールや薬物への嗜癖があっても通常の場合よりも暢気で刑務所の中での体験をまとめた「牢屋でやせるダイエット」を出版するなど、あまり人生に深刻にならずに明るく振舞うという長所もあったが、それは月がプナルヴァスであることからくる性格だろう。

以下、YAHOOニュース、ネット上のニュースより抜粋。

階段から転落して中島らもさん重傷 階段から転落して中島らもさん重傷(写真提供 産経新聞社)  人気作家の中島らもさん(52)=本名・中島裕之=が、飲食店の階段から転落し、重傷を負っていたことが21日、わかった。らもさんは現在も関西の病院に入院し治療中だという。  らもさんの事務所関係者によると、階段から転落したのは今月15日深夜。知人と関西にある飲食店で会食後、店を出ようとした際、階段から転落。全身を強く打ったという。けがの程度など、詳しいことはわかっていない。  自身の薬物体験などをエッセーにするなど、若者を中心に人気を集めていたが、15年2月、大麻取締法違反容疑で近畿厚生局麻薬取締部に逮捕され、同年5月、懲役10月、執行猶予3年の判決を受けた。 [ 2004年7月21日18時0分 ]

中島らも氏 階段落下で重傷 作家の中島らも氏(52)が16日に外出先の階段から落下し、重傷を負って関西の病院に入院していることが21日、分かった。足を滑らせて転落した際に全身も強く打ったという。  らも氏は昨年2月、麻薬及び向精神薬取締法違反、大麻取締法違反の両容疑で逮捕。「著作の中で日本では吸わないと公言していたのに、魔が差して大麻を吸ってしまいました」と罪を認め、5月に懲役10月、執行猶予3年の判決を受けた。  7月に獄中体験をまとめた「牢屋でやせるダイエット」を発表し著述業、音楽活動などを再開した。

作家中島らもさん急死、享年52  作家の中島らもさんが26日午前、脳挫傷などのため入院中の神戸市内の病院で死去した。52歳。兵庫県出身。 [2004/7/27/19:55]