研究コラム
2004/7/12 根津甚八のサディサティ
7月6日、俳優・根津甚八が自転車の男性(67)と自動車で衝突事故を起こし、男性が死亡した事件で、根津甚八は非常に憔悴し、落ち込んでいると報じられている。
実際、写真を見ると、彼の悲痛な気持ちが写真から伝わってくる。
著者も彼とまた被害者の男性には同情し、この悲しみを乗り越えてもらいたいと願うのである。
結論から言うと、彼は現在、サディサティであり、トランジットの土星が出生の月に緊密にコンジャンクトしている。チャート自体は12:00で作成しており、多少土星の位置がずれるかもしれないがそうだとしてもほんの僅かである。出生の月は22°29'で、トランジットの土星が22°39'であるから、本当にジャストで土星が月にコンジャンクトしたのである。
通常、トランジットの土星が出生の前後の部屋を通過している時期も含めて、計7年半がサディサティと言われ、この時期は良くないカルマが噴出してくる時期と言われる。
彼の場合、出生の月は天王星とコンジャンクトし、ラーフと土星、冥王星に挟まれており、バーバカルタリヨーガを形成し、傷ついているのである。
月には天王星がコンジャンクトしているが、天王星は「突然の出来事」という象意があり、また「科学による機械」を表し、「革命」を表す惑星であり、突然の自動車事故により、人生が革命的に変化してしまうという意味で今回の出来事を解釈できる。また土星は言うまでもなく、重圧や苦悩、責任を表す惑星であり、今回のことで心に責任の重圧が押しかかっているのである。
そして、土星ばかりでなく、太陽も出生の月にトランジットしており、これが車のアクセルを踏む行為をより強く促したかもしれない。太陽も弱い凶星のため、月の不安定さを増したものと思われる。
このケースを見ると、土星のトランジットがいかに怖いものか思い知らされる。
サディサティはダシャーが悪くなければ恐れることはないという研究があるようだが出生時間が分からない為、このケースではダシャーについては検証できないが、条件がそろうとサディサティが相当怖いものであるということを思い知らされるようなケースである。
サディサティの時の対策としては、土星が好むように、あまり、羽目を外さずに静かに忍耐強く、勤勉に勉強などし、たまに献金などして徳を積みながら過ごすのがよいのだろう。
また、ブルーサファイア(但し、アセンダントによって処方が変わる)を身に付け、プージャなどを行い、土曜日に断食などをして過ごすのがよいのであろう。
おそらく、ジョーティシャに聞けばそのようなアドバイスとなるだろう。
※パーパ・カルタリ・ヨーガ Paap Kartari yoga 生来的な凶星が第2室と第12室に在住してアセンダントを挟撃するような形になるときに形成されるヨーガ。犯罪者としての傾向が出てきたり、不健康、不健康な食事、過度な性欲、他人の財を横取りしようとする傾向を示します。 (インド占星塾・用語集より)
夫人に支えられながら通夜の斎場に入る根津甚八
以下は記事から引用。
根津甚八フラフラ…通夜参列 夫人に支えられながら通夜の斎場に入る根津甚八 6日に乗用車を運転中に自転車と衝突事故を起こした俳優の根津甚八(56)=本名根津透さん=が8日、東京・大田区の斎場で営まれた死亡した男性(享年67)の通夜に参列した。根津は、足元がおぼつかないほど憔悴(しょうすい)しきった様子。この日、所属事務所を通じて報道各社にファクスで「ただひたすら掌を合わせてお詫(わ)び申し上げます」とコメントした。 通夜が始まる10分前の午後6時50分、乗用車で斎場に到着した根津。足元をふらつかせ夫人に抱えられるようにして後部座席から降りると、沈痛な面持ちで会場入り。焼香を済ませ、深々と親族席に頭を下げた。そのまま席についたが無言で宙を見つめたままだったという。約15分後には報道陣の呼びかけに答えず、終始うつむいたまま会場を後にした。 警視庁碑文谷署の調べによると、根津は6日午前11時20分ごろ、東京都目黒区中根の交差点で乗用車を運転中に自転車と衝突。自転車に乗っていた男性はすぐに救急車で品川区内の病院に運ばれ集中治療室で治療を受けたが、頭部を強打しており、事故から約6時間後の午後5時すぎに息を引き取った。 根津はこの日、所属事務所を通じて直筆の署名入りファクスをマスコミ各社に送信。「ご遺族の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱい」「御父様、御母様、御兄弟のお気持ちを考えますと、本当に胸がつまり、言葉がございません」と胸中を告白。また、死亡した男性に「もう私の声など届きようもなく、私がどんな言葉を並べようが許されないことは重々承知しておりますが、言わせてください。本当に申し訳ありませんでした。ただひたすら掌を合わせお詫び申し上げます」と謝罪した。 碑文谷署は根津の前方不注意とみて、業務上過失致死の疑いで書類送検する方針。これに対し「警察の取調べについては、事故の直後から最大限協力し、ありのままを説明申し上げているところです」とコメントしている。
根津甚八: 死亡事故のショックで憔悴 6日に乗用車を運転中に自転車と衝突事故を起こした俳優の根津甚八(56)=本名根津透さん=が8日、東京・大田区の斎場で営まれた死亡した男性(享年67)の通夜に参列した。根津は、足元がおぼつかないほど憔悴(しょうすい)しきった様子。この日、所属事務所を通じて報道各社にファクスで「ただひたすら掌を合わせてお詫(わ)び申し上げます」とコメントした。 通夜が始まる10分前の午後6時50分、乗用車で斎場に到着した根津。足元をふらつかせ夫人に抱えられるようにして後部座席から降りると、沈痛な面持ちで会場入り。焼香を済ませ、深々と親族席に頭を下げた。そのまま席についたが無言で宙を見つめたままだったという。約15分後には報道陣の呼びかけに答えず、終始うつむいたまま会場を後にした。 警視庁碑文谷署の調べによると、根津は6日午前11時20分ごろ、東京都目黒区中根の交差点で乗用車を運転中に自転車と衝突。自転車に乗っていた男性はすぐに救急車で品川区内の病院に運ばれ集中治療室で治療を受けたが、頭部を強打しており、事故から約6時間後の午後5時すぎに息を引き取った。 根津はこの日、所属事務所を通じて直筆の署名入りファクスをマスコミ各社に送信。「ご遺族の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱい」「御父様、御母様、御兄弟のお気持ちを考えますと、本当に胸がつまり、言葉がございません」と胸中を告白。また、死亡した男性に「もう私の声など届きようもなく、私がどんな言葉を並べようが許されないことは重々承知しておりますが、言わせてください。本当に申し訳ありませんでした。ただひたすら掌を合わせお詫び申し上げます」と謝罪した。碑文谷署は根津の前方不注意とみて、業務上過失致死の疑いで書類送検する方針。これに対し「警察の取調べについては、事故の直後から最大限協力し、ありのままを説明申し上げているところです」とコメントしている。 スポーツニッポン 2004年7月9日