占星コラム

 

 


 

2004/6/23 映画「誰も知らない」でカンヌ映画祭・最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥

先月の5月20日頃、カンヌ映画祭の主演男優賞に日本人の14歳の少年が輝いたというニュースを見た。映画は「誰も知らない」で、このニュースを見たとき、カンヌ映画祭はマニアックな映画祭で東洋の映画など、東洋人から見たら、たいして良いとは思えないような作品に、エキゾチックさを求める審査員が賞を与える傾向があるような気がしてその時は別に特段気にもしなかったが主演の柳楽優弥(14)のことをネットで調べると、その演技の上手さを誉められており、映画の予告篇のワンシーンにはカリスマ性など感じさせるものがある為、調べたくなった。

時間が分からないので、12:00でチャートを作成し、チャンドララグナとスーリヤラグナで検 証する。

一目見て、凄いと思われた配置は、山羊座で高揚する火星と定座の土星、そして、ラーフ、金星の惑星集中である。このコンビネーションは通常直感的に、不道徳を示す配置である。

図ではたまたま木星から見た惑星配置が8室になっていることを示すが、精神性(木星)から見ると、この惑星集中は不道徳(8室)に在住し、この惑星集中のダシャー期には木星は障害の6室に在住する。

然し、そうした観点は脇に置いておいて、月、太陽から見て、11室目で、2、9室支配の火星が11室で高揚し、11室支配で定座の土星とコンジャンクトする為、土星−火星期は、非常に人生が高揚することが考えられるので、大体、現在の賞を受賞した事象に適合している。しかし、彼は12:00作成のチャートでは、7月17日頃から土星−火星にダシャーがシフトするのである。

彼が実際に主演男優賞を受賞したのは、5月30日頃であり、また2002年に芸能事務所入りし、昨年2003年に「誰も知らない」のオーディションに合格した頃ぐらいから土星−火星期に入っていたとも考えられる。そして、そのような観点で時刻修正すると、彼は蟹座ラグナになり、7室で高揚、火星、土星、金星、ラーフの惑星集中の配置となるのだ。

この配置は危険な配置で、7室で土星、火星のコンビネーションは、アレイスター・クロウリーと同じコンビネーションである。象意の内容としては暴力やセックスなどを表す。もし、蟹座ラグナであるとすると、非常に危険なチャートなのだ。

彼は、2002年夏、自ら応募して芸能事務所入りし、 中学一年の時、「誰も知らない」のオーディションに合格し、今回の受賞となった。 柴咲コウ、常盤貴子らと同じ芸能事務所、スターダストプロモーションに所属。 彼は11室、お姉さんの部屋で、金星、火星、ラーフ、土星がコンジャンクトし、お姉さんとの楽しい性的経験など、華の人生が待っている。

金星、火星、ラーフ、土星は、木星から8室目にあたり、こうした生活を送っていることは彼の精神性にはマイナスなのだろう。当にそうしたダシャーの間、彼の木星は6室障害の部屋に在住し、正しい人生からは多少逸脱する。 彼は、トロフィーを手に凱旋、帰国し、事務所で、お祝いをされ、いずれ柴咲コウ、常盤貴子らに可愛がられる運命にあるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下はYAHOOニュースの記事。

柳楽の演技に国際的女優ベアールも絶賛! エマニュエル・ベアール(左)の隣であいさつする柳楽優弥    

カンヌ映画祭で男優賞を受賞した柳楽(やぎら)優弥(14)が17日、第14回フランス映画祭横浜(パシフィコ横浜、20日まで)の開幕式にゲストとして登場した。今回のフランス代表団団長で、カンヌの審査員も務めた女優エマニュエル・ベアールから「カンヌでは審査員の誰もがヤギラにひとめぼれして、心奪われた。女性として母として、彼を抱きしめたい」と絶賛された。国際的女優からステージで情熱的に抱きしめられた柳楽は「みんなで努力した映画なので賞をもらってうれしい」。(日刊スポーツ)

エマニュエル・ベアール(左)の隣であいさつする柳楽優弥