金正恩の現在 - CNNの重体報道について検証する-


CNNが米当局者の話しとして、北朝鮮の金正恩労働党委員長が手術を受けた後で、重体に陥ったとのニュースを伝えている。



4月11日に党中央委員会政治局会議に出席したのを最後に公の場に姿を現していない為、youtubeで、金正恩死亡説を唱える動画なども出回っている。


金正恩氏、術後に重体情報 別荘で治療中の報道も、韓国「特異動向なし」―米CNN
2020年04月21日12時32分 時事ドットコム

 【ワシントン、ソウル時事】米CNNテレビは20日、米当局者の話として、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が手術を受けた後に重体状態に陥ったとの情報があり、米政府は注視していると報じた。情報の真偽は不明だが、事実であれば、正恩氏を最高指導者とする北朝鮮の体制が動揺し、朝鮮半島情勢に多大な影響が及ぶとみられる。

 ただ、韓国大統領府報道官は正恩氏の重体説について、「確認できる内容はなく、現在まで北朝鮮内部の特異な動向も把握されていない」と述べ、慎重な見方を示した。

 一方、北朝鮮情報を専門とする韓国メディア「デーリーNK」は20日、内部消息筋の話として、正恩氏が12日に平安北道妙香山にある専用病院で心血管の手術を受けたと伝えた。正恩氏は術後、別荘で治療を受けているが、状態が「好転」したため、現地入りしていた医療陣の大半は19日に平壌に引き揚げたという。
 北朝鮮では15日、故金日成主席の生誕記念日を迎え、遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を党や政府、軍などの幹部らが訪問。だが、毎年この日に宮殿を訪れていた正恩氏は、体制発足以降初めて今年は参拝せず、健康不安を指摘する観測も浮上していた。

 平壌では11日、党中央委員会政治局会議が開かれ、正恩氏が出席。正恩氏の姿が確認できるのはこの日が最後で、その後は動静は伝えられるものの、北朝鮮国営メディアが正恩氏の姿を報じたことはない。
 一方、トランプ米大統領は18日の記者会見で、正恩氏から「素晴らしい書簡を最近受け取った」と述べ、正恩氏や北朝鮮との関係はうまくいっていると強調した。トランプ氏は書簡の詳細な時期や内容については触れていない。北朝鮮側は「書簡を送っていない」と否定している。



チャラダシャー

金正恩のチャートについては以前、獅子座ラグナに修正して、今後の動向なども予測したが、以前、 2018年6月12日付の『米朝首脳会談が開催される』の中で、2018年1月からチャラダシャーが水瓶座に移行するが、水瓶座から見ると、AK(アートマカラカ)が12室に在住し、マラカに相当するDK(ダラカラカ)とコンジャンクトし、GK(グナティカラカ)がアスペクトしている為、健康問題が懸念されると書いた。


これはジャイミニのロジックとしては比較的分かりやすい明白なものである。





その後、北朝鮮の占い師たちが、2019年金正恩終末説を唱えていたことが分かった。


2019年3月13日付『2019年金正恩終末説について ー 金正恩の失脚の可能性を予測する -




これは上記のチャラダシャーが水瓶座の時期には、健康問題が懸念されるというロジックによって信憑性が高いと思われた。



現在、水瓶座/乙女座(2020/1/8~2020/5/9)であり、サブダシャーの乙女座から見ると、AKは5室に在住している為、そんなに悪くはないが、乙女座はマラカの2室で、ラーフ、ケートゥ、太陽がアスペクトしている。



乙女座をラグナとした場合に身体を表わすラグナロードの水星は3、8室支配の火星と絡んでおり、やはり傷ついている。



サブサブダシャー(第3レベル)を見ると、つい最近まで、双子座のサブサブダシャーであったことが分かる。




水瓶座/乙女座/双子座 2020/3/29~2020/4/9
水瓶座/乙女座/蟹座 2020/4/9 ~2020/4/19
水瓶座/乙女座/獅子座 2020/4/19~2020/4/29


(中略)


水瓶座/天秤座/水瓶座 2020/6/8~2020/6/19




双子座から見ると、AKが8室(致命的な病、慢性病)に在住し、マラカに相当するDKとコンジャンクトして、GKにアスペクトされ、また双子座自身もラーフ/ケートゥ軸と絡み、太陽からアスペクトされている。


また双子座から見ると、ラグナロードの水星が8室に在住し、6、11室支配の火星と8室でコンジャンクトして、GKからアスペクトを受けてもいる。



従って、双子座の時期は大変、健康状態が厳しい時期である。



つまり、金正恩がそれを最後に公に姿を見せなくなった4月11日の直前である。



※4月11日、北朝鮮・平壌で行われた朝鮮労働党政治局会議に出席した金正恩




韓国メディア「デーリーNK」は、内部消息筋の話として、金正恩が4月12日に平安北道妙香山にある専用病院で心血管の手術を受けたと伝えている。



従って、蟹座のサブサブダシャーになった時に手術を受けたことになる。



蟹座は12室(入院)であり、蟹座から見ると、AKの火星がマラカの7室に在住し、マラカに相当するDKの水星とコンジャンクトしている。



ラグナロードの月は、7、8室支配の土星とコンジャンクトし、ラグナの蟹座にはGKがアスペクトし、また蟹座から見て、身体の表示体である太陽が6室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡んでいる。



蟹座のサブサブダシャーの時期は、非常に危険な時期である。



その後、獅子座のサブサブダシャーが続くが、獅子座から見ると、やはり、AKが6室に在住し、DKとコンジャンクトして、GKからアスペクトされている。



従って、今はサブサブダシャーの観点からすると、非常に危険な時期である。




そして、水瓶座から見た12室でDKやGKから傷つけられたAKの火星には、現在、木星、土星、火星、冥王星などがトランジットしている。



水瓶座から見た12室(入院)にダブルトランジットしており、また獅子座から見た6室(病気)と12室にもダブルトランジットしている。



従って、こうした健康問題のカルマが噴き出すタイミングである。







ヴィムショッタリダシャー


ヴィムショッタリダシャーでは、金正恩は、2020/1~水星/金星/金星期である。



まず、水星は2、11室支配のマラカで病気の6室に在住して、火星とコンジャンクトして傷ついている。



アンタルダシャー、プラティアンタルダシャーの金星は、3室(寿命の本質:8室から見た8室の支配星)の支配星で、病気の6室に在住し、火星とマラカの2、11室支配の水星とコンジャンクトして、激しく傷ついている。



そして、金星は6、7室支配のマラカの土星と星座交換しており、3室と6室の星座交換が成立している。



金星がマラカと絡んでいることも悪いが、金星自身が、寿命を表わす3室の支配星で、しかもマラカの土星から激しく傷つけられていることが問題である。



傷ついた寿命のハウスは、それもまた健康問題を表わす時期である。




ヨーギニダシャー


ヨーギニダシャーでは、金正恩は、2020/4~木星/金星/金星期に入っている。



マハダシャーの木星は8室の支配星で、太陽、ケートゥ、土星に挟まれて、パーパカルタリヨーガを形成して、傷ついており、木星をラグナとした場合の配置も非常に悪い。



木星から見て、2-8軸に身体の表示体である太陽と、ラーフ/ケートゥ軸が在住し、ラグナロードの火星と7室支配の金星、マラカの8、11室支配の水星とコンジャンクトしている。


また金星は、マラカの3、4室支配の土星と3-12のい星座交換をしている。



従って、木星期自体が、非常に悪いことが分かる。



そして、アンタル、プラティアンタルダシャーの金星は、6、7室支配のマラカの土星と星座交換して、非常に傷ついている。






金正恩死亡の可能性



以上のようにヴィムショッタリダシャー、ヨーギニダシャー、チャラダシャー、トランジットの観点から見て、今は、金正恩が危険な時期あることを物語っている。




おそらく瀕死の重体か、あるいは、死亡に近い状態にいると考えておかしくない時期である。




またもし仮に生き延びたとしてもチャラダシャーにおいて、水瓶座/蠍座(2020/9/8~2021/1/8)、水瓶座/射手座(~2021/5/9)、水瓶座/山羊座(~2021/9/8)、水瓶座/水瓶座(2022/1/8)は、サブダシャーにおいて健康状態が危険な時期が続いていくため、これらのどこかの時期で死亡する可能性は高いと考えられる。




様々なニュースを見ると、金正恩の重体説について慎重な見方や、地方に身を潜めている可能性などを指摘する声もあるが、金正恩は、獅子座ラグナで、単純明快な分かりやすい男である。



獅子座ラグナであれば、策を弄して世間を欺いて身を潜めるといったことは好まず、メディアに堂々と登場して、自己主張し、自己の健在をアピールする方を好むはずである。



従って、10日以上メディアに登場出来ないというのは、本当に重篤な状態なのである。






北朝鮮、韓国の未来 - 統一朝鮮の可能性 -



私は以前の2019年9月17日付の記事、『北朝鮮の未来』において、韓国と北朝鮮のマンデン図を調べると、北朝鮮においては、2026年頃、韓国においては、2028年頃にマハダシャーが変化する時期を迎えることから、この辺りで、統一朝鮮が出来る可能性について論じた。











特に北朝鮮に関しては、6室に在住するラーフ期から、ラグナに在住する2、5室支配の木星期に移行するため、独裁国家としての悪い印象から大きく変化すると考えている。



特に牡羊座は、全体主義や独裁者を表わす星座であり、この牡羊座に在住するラーフ期から蠍座に在住する木星期への変化は大きな変化である。



国家のアイデンティティや国民の一般的な状況が変化する大きな時期であると考えられる。




金正恩が今の時期、死亡したと考えると、今後、そのような方向性に向かうことは考えられ、5年で統一朝鮮が実現しても全くおかしくはない。




その頃は、既に冥王星は牡羊座から牡牛座に移動して、2024年ぐらいから世界の独裁者たちが、公の舞台から退いて、リベラルな状況が生まれていると考えられるからである。








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