植松聖の出生図について

相模原の障害者殺傷事件を犯行した植松聖の出生図である。

UematsuSatoshi_chart 出生時間が何時であっても月は天秤座で確定である。

更に出生時間が何時であっても現在はマハダシャー土星期である。

以下のいくつかの理由からラグナは獅子座ラグナではないかと考えられる。

植松聖は、事件のあった津久井やまゆり園から直線距離で500m程しか離れていない実家に住んでいたが、

当初、両親も同居していたが、母親が野良猫の餌付けを巡り近所とトラブルになったことが原因で、両親共々出ていったという。

従って、植松聖は実家の一軒家に一人住んでいたことになる。
これは不動産運を表しており、4室に火星が在住して4室が強いことで示されている。

母親が出て行ったということであるが、母親の表示体である月は母親を損失するハウス(4室から見た12室)である3室に在住しており、月は損失を表す12室の支配星である。

5室には土星と水星が在住しているが、土星は6、7室支配の機能的凶星で、水星は2、11室支配の機能的凶星である。

従って、5室では土星と水星は全くラージャヨーガを形成しておらず、6室や11室の絡みが見られる。
5室に絡む6室の支配星は狂信的な思想や思い込みを表しており、自分の考えに固執する傾向を表している。

但し、射手座は火の星座であり、思い込みを抱いたが最後、行動に結びつく激しいモチベーションを喚起したと考えられる。
5、8室支配の木星が11室から5室にアスペクトしていたが、木星はアールドラーに在住しており、アールドラーの支配星はラーフである。

ラーフと木星の絡みはファナティックな宗教性を表す絡みであり、この木星から思想的なエッセンスを得た可能性が高い。

つまり、植松聖の5室には土星や水星が在住し、しかも機能的凶星であり、ラーフの影響を受けた9室支配の木星がアスペクトしている。

5室にエネルギーが集中しており、彼が思想犯であることを裏付けている。

彼は犯行に至る前に思想を練り上げており、しかも機能的凶星によって練り上げているので、ファナティックな狂信性がそれに影響をもたらしたと考えられる。

また5室には8室支配の木星が絡んでおり、この木星が絡むことによって、ある一つの考えに固執することを表している。

これは洗脳を表しており、また彼が「神からお告げがあった」ことで思想転向したことを表している。

これは明らかに8室支配の木星が表しており、木星がアールドラーに在住していることで、ファナティックな思想をもたらす何らかの霊が憑依した可能性を示唆するものである。

以下は犯行に至るまでの経緯であるが、植松聖が思想転向したのは2016年1月に入ってからのようである。
この時に地元の先輩に「障害者はいらない。障害者がいなくなれば世界が平和になる。そういうお告げがあった」などと話している。

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植松聖容疑者の経歴や事件の経緯(時系列)

詳細時期不明 帝京大学で小学校教諭免許を取得(しかし刺青を理由に教員の道は断念)
2012頃 両親が自宅を出る
2012/12/1 植松聖容疑者が津久井やまゆり園の非常勤職員になる
2013/4/1 仕事が認められ、常勤職員になる
2016/1頃 地元の先輩に「障害者はいらない。障害者がいなくなれば世界が平和になる。そういうお告げがあった」などと話す
2016/2/14 衆議院議長公邸に行き、手紙を渡そうとするも断られる
2016/2/15 再び衆議院議長公邸に行き、座り込みをするなどして無理やり手紙を渡す
2016/2/18 職場の人に「障害者を殺す」と話す
2016/2/19 津久井やまゆり園が警察署に通報
警察官と面談した後、病院での診察を受けて「躁病」と診断され、緊急措置入院となる
津久井やまゆり園を退職
2016/3/2 病院を退院
2016/6 髪の毛を金髪にする

2016/7/26 未明、施設に侵入して45人を殺傷

AM2:40頃、施設から「大変なことが起きた」と110番通報
AM2:50頃、植松聖容疑者がTwitterに自撮り写真を投稿
AM3:00頃、警察署に自ら出頭。その後殺人未遂容疑と建造物侵入の容疑で緊急逮捕

(ニュース速報Japanより引用抜粋)
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この2016年1月はトランジットのラーフが獅子座に入室したタイミングである。

UematsuSatoshi_chart 従って、彼のパーソナリティーに変化が生じたことを物語っている。

ラーフは幻想や過剰をもたらす惑星である。

2016年6月には髪の毛を金髪にしているが、これはラーフがラグナをトランジットしているからであり、

また6月付近からトランジットの木星が乙女座へ入室する効果が始まっている。

そうすると蠍座をトランジットする土星と共に6室にダブルトランジットしている。

6室にはラグナロードの太陽が在住し、ラーフと金星が接合している。

ラグナロードに対する金星とラーフの接合が、髪の毛を金髪にしたことを表している。

ラグナロードの太陽、金星、ラーフにダブルトランジットが生じたために頭を金髪に染めたのである。

身体に何か変化が生じる時は必ず、ラグナやラグナロードが関係しているというのは、ラオ先生がテキストの中で教えている重要事項である。

従って、身体に刺青を入れたり、髪を金髪にするからにはラグナやラグナロードに何らかの惑星の影響が見られることが予想される。

ニュース速報Japanの記事によれば、20代前半のいつからか不良仲間と交友関係を持つようになり、上半身に大きな和彫りの刺青を入れているほか、下半身にも刺青を入れるなど見た目がどんどん派手になっていったという。
これは同じようにラグナロードの太陽にラーフが接合しているためである。

身体に刺青を入れる人は、ラグナやラグナロードにラーフ/ケートゥ軸が絡んでいる場合がほとんどである。

そして、何故、今のタイミングで、犯行に及んだかと言えば、おそらく現在、植松聖は土星/ラーフ期なのである。

6室は暴力のハウスであり、太陽、ラーフ、金星が在住している。

例えば、スターリンとか、金正恩など、暴力を行う人間のチャートは必ずと言ってよいほど6室に惑星が集中しているのである。

マハダシャーの土星は6室の支配星で暴力を表し、アンタルダシャーのラーフは6室に在住している。

通常、6室の凶星は敵を粉砕するという象意であり、格闘家やスポーツ選手にとっては勝負に勝つための重要な配置であるが、犯罪者にとってはそれは徹底的な暴力を行う配置であると考えられる。

トランジットの木星が乙女座に入室し、このアンタルダシャーロードのラーフと6室にダブルトランジットが生じた時、植松聖は今回の犯行に及んだのである。

ナクシャトラレベルで見ていくと、4室に在住する火星はジェーシュタの29度44’に在住しており、ガンダーンタである。

10室支配の金星が6室で太陽と接合しているが、これは相模原市が運営する「津久井やまゆり園」で市から雇われた公務員として働いたことを示している。

植松聖は明るい性格であったということから、おそらくラグナは獅子座のプールヴァパールグニーではないかと考えられる。

チャートの特徴としては、金星、木星などの吉星が逆行していること、また惑星が在住しているナクシャトラにかなり癖があることである。

例えば、木星が月から見ると3、6室支配で9室でアールドラーに在住しているが、3、6室支配の木星というのはヒトラーと同じである。

ヒトラーのファナティック(狂信的)な思想は、この木星がもたらし、3、6室支配で3室の射手座に在住する木星の表示体であるゲッペルスによって、宣伝されたのである。

ゲッペルスのチャートでは月が射手座に在住しており、この木星はヒトラーの思想を表すと同時にゲッペルスの表示体にもなっている。

従って、植松聖の木星はかなり傷ついている。

月から見て3、6室支配で9室でラーフを支配星とするアールドラーに在住している。

ディスポジターの水星は9、12室支配で3室に在住し、4、5室支配の土星と3室に在住している。

この配置があるために衆議院議長あてに手紙を書いて送ったり、その手紙の中で崇高な自らの使命のようなものを語っているのである。

それは非常に射手座的である。しかも傷ついた射手座の象意を物語っている。

然し、それらの水星と土星は狂信的な木星からアスペクトされているためにバランスを欠いた、極限まで突き詰めた思想となっている。

通常、6室が絡む場合はそこに狂信性や盲目性、思い込み、他の誰の意見も聞き入れない視野の狭さなどが生じるのである。

思想における一点集中が行なわれる。

ある観念に対して極端に集中し、狂信化する訳である。

彼は犯罪者ではあるが、非常に間違った思想に凝り固まった思想家であり、政治犯としても考えることができる。

その思想がほっておけないほど危険な思想であるため、各国の首脳が一斉に声明を発表したのである。

木星と土星が10室と10室の支配星にダブルトランジットしているために植松聖は、日本中、また世界中にその名を知られる存在となった。

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コメント

コメント一覧 (3件)

    • 蟹座ラグナでも刺青を入れていることは説明できますが、
      何故、今のタイミングでああした暴力をふるうことが出来たのかジョーティッシュでは説明できていません。
      また何故、障害者福祉の仕事で市の職員として働いていたのかも説明できていません。

      四柱推命でレクティファイして、蟹座付近に設定できたということは近い所まで行っているので、
      後はその前後辺りまで検討したらいいのではないでしょうか。

      私は獅子座ラグナだと思っています。

      暴力に関して蠍座の火星が役割を果たしていると考え、火星が6室となる双子座ラグナも検討しましたが、
      ダシャーとダブルトランジットで考えて、これからダブルトランジットが形成する(今既に効果を発揮している)山羊座と牡牛座が、
      6室と絡まなければならないという観点が必要です。
  • 水星と木星は星座交換していますが

    植松聖のチャートでは吉意があんまり働かなかったのでしょうか?
    確かに5室には6室、8室、11室と
    アリシュタ・ヨーガが多く組まれていますが。

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