STAP細胞・小保方晴子のチャートと研究の行方

STAP細胞の発見で一躍世界の脚光を浴びた細胞生物学者・小保方晴子が、論文の不備を指摘されて窮地に陥っている。

世界から高い評価を受けた後に短期間のうちに論文の撤回を検討するなどの急展開を見せたことは非常に劇的である。

何がこのようなドラマをもたらしているか早速、小保方晴子の出生チャートを調べてみた。

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まず、出生時間を00:00:01に設定すると、木星期は2011年12月25日以降であり、

出生時間を23:59:59に設定すると、木星期は2004年9月20日以降になるが、月の位置が水瓶座となる。

然し、水瓶座では現在の彼女の境遇が説明できない。

後で述べるが、チャンドララグナが山羊座にすると、現在の彼女の苦境はよく理解できる。

そして月が山羊座になければならないため、彼女の出生時間は22:56:56以前でなければならない。

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2014年1月28日、理化学研究所で開かれた記者会見の場でSTAP細胞が発表され、『Nature』誌2014年1月30日号に論文が掲載された(Nature 505, 641-647 ページおよび 676-680 ページ)。なお同誌の発行元は報道解禁日を日本時間の1月30日3時に設定していたが、その後「解禁日破りが日本国外であったため報道を解禁する」と発表し、日本では1月29日22時前からニュース番組で報道された。(wikipedia)
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上記のように研究の発表は1月28日に行なわれ、暫くの間は、世界から拍手喝采を浴びていたが、インターネット上で論文に不自然な画像が使われているという指摘を受けたのが2月15日、それからおよそ16日後の3月3日ぐらいから土星が天秤座で逆行を開始している。

土星が天秤座で逆行すると、一つ前の乙女座から双子座に10番目のアスペクトをするため、双子座をトランジットしている木星との間に双子座でダブルトランジットが形成される。

この双子座は、山羊座のチャンドララグナから見るとstruggle(奮闘)の6室である。

この6室では9室支配の水星と、4、11室支配の火星、8室支配の太陽、ラーフが在住し、4-9、9-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しているが、6室と8室の絡みが見られたり、その6室と8室に対するラーフの絡みも見られ、吉凶混合している。

この6室には8室の支配星である太陽も在住していることから、8室の支配星へのダブルトランジットも成立している。

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従って、論文が撤回に追い込まれようとしているのである。

そして、6室と8室が絡んでいることから、あたかも犯罪を犯したかのように論文の未熟さを指摘され、小保方晴子は謝罪に追い込まれている。

これらは皆、6室と8室の絡みが表していると思われ、そこに木星と土星がダブルトランジットしたから、このように断罪されているのである。

然し、このことは論文発表直後には全く明らかでなく、発表直後は世界的に賞賛を浴びていたのである。

トランジットの土星が徐々に減速し、研究に疑念が差し挟まれ、土星が逆行してからは、疑念が露骨に出されて関係者を巻き込んで論文の撤回勧告が生じ始めたのである。

特に太陽が8室を支配しているからか、彼女が席を置く独立行政法人理化学研究所が、政府系の研究機関であり、調査の結果、論文を撤回するのが妥当との見解を示しているようである。


これは政府との確執を表しており、8室支配の太陽にラーフが接合している象意である。
しかし、このような状況にありながらも、彼女は山羊座の月をラグナとすると、ラグナロードの土星が10室で高揚しており、木星からアスペクトを受けているために10室にダブルトランジットが生じている。従って、一躍、脚光を浴びて有名になるタイミングである。

但し、10室の土星には悪名を轟かせるという意味もあり、また10室で土星が逆行していることは、彼女の公の活動において何か後ろ向きな出来事が生じることを暗示していたことが分かる。

ちょうど土星が天秤座で逆行を開始したタイミングで、このように彼女の地位が後ろ向きに揚げ足を取られるというのは、元々彼女の出生図上に示されていた運命なのだと分かるのである。


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「心からおわびする」小保方リーダー、論文撤回の意向 成果は白紙へ
2014.3.14 13:40 産経ニュース

 理化学研究所などが発表した新型万能細胞「STAP細胞」の論文に不自然な画像などが掲載された問題で、筆頭著者の小保方晴子・理研研究ユニットリーダーが論文を撤回する意向を示したことが14日、分かった。小保方氏は論文取り下げの意向と「心からおわびする」との謝罪を記した文書を公表する。理研は同日午後、調査委員会の中間報告を発表する。

 小保方氏らは1月末、STAP細胞の論文を英科学誌ネイチャーに発表。全く新しい手法で作った万能細胞として世界的に注目されたが、信頼性が疑われる事態となり、論文は撤回される公算が大きくなった。撤回されると、研究成果は白紙に戻る。

 STAP論文は2本で構成され、共著者は日米の計14人。米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は撤回に難色を示している。小保方氏は、米留学時の指導教官だったバカンティ氏の意向に沿って、当初は撤回に反対だったが、理研内部で撤回が妥当との意見が強まり、撤回もやむなしと判断したとみられる。

 ネイチャー誌の規定によると、論文撤回は原則として共著者全員の同意が必要。全員が同意しなくても、同誌の判断で削除される場合もある。

 論文をめぐっては2月以降、不自然な画像やデータが掲載されているとの指摘がインターネット上で相次ぎ、理研が調査を開始。共著者の若山照彦山梨大教授が今月10日、小保方氏らに論文撤回を提案していた。

 若山氏は撤回を提案した大きな理由として、STAP細胞の万能性を示す重要な画像4枚が、小保方氏が早稲田大に提出した平成23年の博士論文の画像を流用した疑いが指摘されていることを挙げていた。

 理研は14日午後、東京都内で野依良治理事長ら幹部が記者会見し、調査委員会の中間報告を発表。調査の途中経過などについて説明するとみられる。小保方氏は調査対象のため出席する予定はない。
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それではこのSTAP細胞の件は今後、どのような展開を見せるのだろうか。

小保方晴子は、彼女が持っているカルマによって論文の未熟な点を指摘されてバッシングを公に受けたとは言え、小保方晴子の研究チームは、現在もSTAP細胞を作成できたと判断しており、小保方晴子は論文発表後の2月にもSTAP細胞の再現実験に成功していたことを明らかにしている。

批判を受けたことは彼女は6室に惑星集中しているからである。
元々人生が障害に満ちており、障害を乗り越えることで物事を達成するという、そういうチャートなのである。

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従って、彼女がSTAP細胞に辿りつくまでは、誰も出来ると思っていなかったのに彼女だけは粘りに粘って研究を続けたのだという。

これについては、私は以前、ラグナ検証を行った数学者のグレゴリー・ペレルマンのチャートを思い出した。

彼はマハダシャー太陽期に異常な集中力によって、”ポアンカレ予想”という数学界の難問を解決した。然し、その過程で彼は非常に人間性を損なうような過度な負荷がかかったようである。研究に集中するあまり、全く人づきあいがわるい偏屈な人間となってしまった。そのように障害とか病気というマイナス面はあるが、最終的に物事を成し遂げたという点が大事である。

だから6室に惑星が集中している人生というものが悪い訳ではなく、6室に惑星が集中している人の人生は戦いの人生であり、障害との格闘の末に勝利を勝ち取ることが、その人のカルマなのだと考える必要がある。

従って、私はトランジットの土星が再び、天秤座で順行に転じて、7月頃に木星が蟹座に入室して、蟹座に木星と土星のダブルトランジットが生じた時に彼女の名誉が回復され、論文の瑕疵が修正されて、再び、彼女は脚光を浴びることになるのではないかと思うのである。

蟹座には山羊座の月をラグナとすると、5、10室支配の金星が在住しており、その金星に木星と土星がダブルトランジットする。

また11月頃に土星が11室に入室すると、蟹座の木星との間で11室蠍座にダブルトランジットが生じる。

彼女は現在、マハダシャー木星期であると考えられることから、今年の11月以降に彼女は、高い評価を受けることが考えられる。

3、12室支配の木星が11室に在住して、その木星にダブルトランジットが生じるのである。

然し、興味深いことは彼女のこの木星もまた出生図上で逆行しているのである。

またその時にトランジットするのは土星である。

12室支配の木星が11室に在住することは彼女の評価は海外からやってくることを示していると解釈できる。

彼女の6室には9室支配の強い水星が定座に在住し、そこに同じく強いラーフが在住し、火星との間で、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

水星と火星のコンビネーションは知的情熱を表している。

またラーフが接合しているため、研究意欲が激しいのである。

この配置自体は障害があってもそれを乗り越えて正しい答えを導き出せる配置に思える。
8室支配の太陽が絡んでいるが、8室支配の太陽が6室に在住しているため、ヴィーパリータ・ラージャヨーガである。

何か8室の凶意を打ち消す力があると思われる。

例えば、理研という政府系の研究機関を困惑させはしても結局、最終的には理研の関係者を抑え込んで、その障害を何とか乗り越えてしまうという強さが発揮されるのではないかとも考えられる。

彼女のチャートは2つの逆行があり、土星は、パンチャマハープルシャ・シャシャヨーガを形成して強力で、また6室に惑星が集中して6室が強い状態である。

6室が強い場合には障害を乗り越えた後の勝利をもたらすという観点は忘れてはならない重要なポイントである。


まだラグナが分からないため、納得のいく分析が出来ていないが、6室が強い場合、障害を乗り越えて最終的に勝利するという、そういう意味が生じるはずである。

このSTAP細胞騒動の行方で、この小保方晴子のチャートの特徴が作り出す運命パターンというものが見えてくるので、この騒動の行方を見守っている。

因みに私は今まで何例かで山羊座ラグナの女性が着物を好んで着ることを見てきた。

着物教室に行ったり、お茶の教室に行ったり、山羊座ラグナの女性は古風な趣味を持っているのである。

それで、この小保方晴子の研究中の割烹着姿を見て、思うことは彼女は山羊座ラグナではないかということである。

そうすると、彼女のラグナロードの土星は10室でシャシャヨーガを形成しているが、チャンドらラグナから見ても二重の意味で強力なシャシャヨーガを形成していることになる。

但し、土星が逆行しているので癖があり一筋縄ではいかないことを示していると考えられる。

しかし、そうであったとしても、土星はシャシャヨーガであることは間違いなく、それは強力な配置である。

上記の特徴は山羊座の月がもたらしているとも考えられるため、山羊座ラグナである確証はないが、可能性はあると考えている。

 

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