カテゴリー別アーカイブ: 科学者・研究者

かつて人類は恐竜と共存していた時期があった-聖書考古学者が辿り着いた結論-

先日、私はYOUTUBEの動画を色々と見ていた所、面白い動画を見つけた。

面白いというのは役に立つ有益な動画という意味である。


それは2012年4月30日に浦添てだこ大ホールで行われた「恐竜、ノアの箱舟」(Dinosaur and Noah’s Ark)という題名のロス・パターソン氏の講演の録画である。






このロス・パターソン氏がどのような人物なのか、ネットで検索すると、キリスト教伝道センター、サンライズミニストリーのページに辿り付く。

ロス・パターソンによる説教ということで、聖書考古学の立場からキリスト教の聖書に出てくる物語が実際の史実であることを証明するために実際にノアの箱舟の残骸の遺跡を探して発掘したりしている人物のようである。


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聖書考古学

聖書考古学は、旧約聖書の基本となるような出来事を確認できる紀元前2000年紀頃から新約聖書の成立頃までを範囲とする。地理的にはパレスチナ及びその周辺となる。旧約聖書に記された都市遺跡の発掘、教会や教団の存在した地域の調査を行っている。1947年に、死海西岸の洞穴で発掘された「死海文書」は有名である。

(wikipedia 宗教考古学より引用、抜粋)


聖書考古学とは、聖書に出てくる地名や人物などが実際に存在していたことを科学的に証明しようとする人々で、それなりに理性の裏付けによって議論を進めている点で評価できる。

但し、そうした聖書の科学的な検証をキリスト教への熱心な信仰心によって行なっている印象なのである。

つまり、キリスト教への信仰から現代科学の知識を駆使して、聖書の正しさ、信憑性を証明しようとしている。


そのため、キリスト教を信じない人にもある程度の説得力を持って迫ってくる議論となっている。

例えば、この「恐竜、ノアの箱舟」の中の議論もそうした真剣な議論であり、理性的に科学的に考察している。

それはなにかというと、世界の様々な宗教には似たような「洪水伝説」があるということである。

それはどうやら人類が共通して経験したアトランティス大陸が水没する天変地異を表していたことを推測させる内容である。


現代考古学では現在の様々な堆積した地層は長い年月をかけて徐々に形成されたと考えられているが、ロス・パターソン氏によれば、地層の中には地層を縦に貫いている木の化石が見つかるケースがあることから、それらの地層は、長い年月で積み重なったものではなく、ある時に一気に短期間で積み重なったものではないかという推測をしている。

つまり、そのようなことから昔、「洪水伝説」に象徴されるような何か大きな天変地異のような環境の変化があったことが想定されるということである。


聖書に書かれているノアの箱舟の物語は、そうしたアトランティス文明の崩壊、水没時にそれを生き延びた人々の物語であるということである。

そして、そのノアの箱舟が漂着したと推測される場所を実際にトルコに見つけて、箱舟らしき形をした遺跡を実際に見つけたのである。

そして、金属探知機などを使って、その一体に金属反応があることを突き止めて、そこに箱舟があったと主張している。



更にパターソン氏は恐竜は6500万年前に絶滅したと一般に考えられているが、初期の人類は恐竜と共存していた証拠が沢山の遺跡に壁画として残されていることを指摘している。

従って、現代の考古学の年代測定法は間違っているということなのである。


「洪水」の前に人類は恐竜と共に共存しており、そして、「洪水」によって、アトランティス大陸は水没し、一旦、文明は全て失われた。

そして、現代に至るということである。


何故、恐竜が巨大化したのかということであるが、パターソン氏は酸素の濃度が現在よりも濃かったことをその理由としている。

そして、昔の人間はもっと巨大であったと主張し、実際、そのような巨人の頭蓋骨や骨が見つかっていることを証拠としている。



実際、話の内容は実に説得力に富んでいる。


パターソン氏は聖書考古学の立場から聖書の物語を信じており、キリスト教の信仰者であると考えられることから、彼は熱心に聖書が真実であることを伝えたいのである。

そして、進化論を否定し、創造説が本当であることを証明したいのである。



このパターソン氏の講演を聞いて、私はそれがロシア人の神秘家であるヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー夫人(神智学協会)の「シークレット・ドクトリン 人類発生論」の内容を裏付けるものであることが分かった。


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パターソン氏は進化論を否定して、創造説を主張するために科学的な見地から、大洪水と人類と恐竜との共存、ノアの箱舟の物語の真実性などを主張しようとして、結果として、ブラヴァツキー夫人の人類発生論を裏付ける形となった。



神智学では、人類がレムリア時代→アトランティス時代を経て、現代へと遷移してきたことを教えている。


私はキリスト教原理主義の人々が信じる今から5000年前に神が人間を創造し、恐竜も神が創造したという説は信じないが、但し、今から10万年程前までアトランティス文明という科学の進んだ文明があり、大洪水によって海底に沈んだという説は信じている。


以前、進化論と創造説の違いについて書いた記事があるが、その中で、アリスベイリーの『ホワイトマジック』の中の情報を整理して、秘教的な歴史観についてまとめた年表を作成した。


これがおそらく人類の真の歴史である。



実は進化論と創造説はどちらも不完全なのであり、その両方を取り入れた秘教的歴史観に発展させることで、これらの両者の矛盾は解消する。


そして、真の人類の歴史が分かるのである。



5000年前に神が人類を創造したと主張したり、恐竜の化石は神が人類の信仰を試すために置かれたなどという主張はばかげた主張に思える。


一方で、ダーウィンの進化論のように人間は自然淘汰によって、適者生存の法則によって、偶然の突然変異が、取捨選択されて進化してきたとする理論は非常に無理があるように思える。


やはり神というものが存在し、人間は神の設計図に従って進化してきたと考えるのが自然である。


創造説を信じるキリスト教の信者は視野をもう少し広げ、素朴に神を信じるのも良いが、理神論的な宇宙観の中で、神の概念を拡大することによって、それは秘教的歴史観に辿り付くことが出来る。


キリスト教の盲目な伝統信奉主義から離れて、ブラヴァツキーやアリスベイリーが主張した秘教哲学を学習すべきである。


しかし、ダーウィンの進化論のような唯物的な進化の概念、進化は特定の方向性がない偶然の変異による機械論的なものだとする自然観は何とも空しい自然観であり、宇宙観である。


進化論と創造説がそれぞれの良さを総合した時に進化論と創造説を超えた秘教的歴史観に辿り付くことが出来る。



それらは既にブラヴァツキーやアリスベイリーの著作という形で情報は提供されている。



ロス・パターソン氏はキリスト教の信奉者でありながら、科学の崇拝者でもあり、聖書考古学を通して、厳密に科学的に検証したからこそ、「大洪水」によって人類の文明は一度、断絶したという真実、


そして、かつて恐竜と人類が共存していた時代があったという真実にたどり着くことが出来たと考えられる。



つまり、進化論と創造説の両者を総合することに限りなく近づいたのである。



もしロス・パターソン氏にブラヴァツキーやアリスベイリーの著作でもう少し学習してもらえば、彼は明らかに秘教的歴史観に辿り付くことになる。


ブラヴァツキーの著作の中でも人類の起源は1850万年前であり、人類と恐竜が同時代に共存していた時期があったことや、かつて人間が巨人だった時代があったことが記されている。


そうしたことで、ロス・パターソン氏の講演内容は、ブラヴァツキー夫人の著作の内容を裏付けるものである。



おそらく彼自身は純粋な聖書考古学者であり、キリスト教の信奉者で、秘教とは関係ないと思うのだが、科学的な思考で真剣に探究した結果、全く秘教と同じ結論に到達したようである。

















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新世界秩序から世界共和国へ(その前に国民国家へ回帰せよ)

文藝春秋 2016年9月号に掲載されているエマニュエル・トッド 『EU崩壊で始まる「新世界秩序」』を読んだ。

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『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』 (文春新書)の中でエマニュエル・トッド は、現在、EUを実質的に支配しているのはドイツであり、実質的にそれはドイツ帝国であると書いている。

EUのことについてそれ程、身近に意識していない日本人にとっては、フランスの知識人の目から見た現在のEUの知られざる現状については大いに学ぶものがあった。

経済的に最も強いドイツが、EU内の弱小国を政治的、経済的に支配しているというのが、EUの現状なのである。

エマニュエル・トッド は、EUが崩壊することは、グローバリゼーションの終焉であると書いている。
因みにグローバリゼーションの意味するその定義について、wikipediaで確認してみたい。

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グローバリゼーション(英: Globalization, Globalisation)とは、社会的あるいは経済的な関連が、旧来の国家や地域などの境界を越えて、地球規模に拡大して様々な変化を引き起こす現象である。グローバル化ともいう。

「グローバリゼーション」という言葉は、様々な社会的、文化的、経済的活動において用いられる。使われる文脈によって、例えば世界の異なる地域での産業を構成する要素間の関係が増えている事態(産業の地球規模化)など、世界の異なる部分間の緊密な繋がり(世界の地球規模化)を意味する場合もある。

具体的に言えば、世界地図を見て国境を意識しながら国家間の問題を考えれば、「インターナショナル」な問題を考えている事になる。対して、地球儀を見ながら地球全体の問題を考えれば「グローバル」な問題を考えている事になる。即ち、「グローバリゼーション」の方が「インターナショナリゼーション」よりも範囲は広くなる。(略)

世界史的に見れば、何らかの現象の「グローバリゼーション」は、大航海時代に起源を発する。大航海時代により、ヨーロッパ諸国が植民地を世界各地に作り始め、これによりヨーロッパの政治体制や経済体制の「グローバリゼーション」が始まり、物流の「グローバリゼーション」が起こった。これが本格化し始めた時期は19世紀で、ナポレオン戦争による国民国家の形成や、産業革命による資本主義の勃興が、近代の「グローバリゼーション」を引き起こした。

(wikipedia グローバリゼーション)
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元々グローバリゼーションとは大航海時代に起源を発し、ヨーロッパ諸国が経済的な植民地を世界各地に作って支配する過程から始まっている。

力の強いものが力の弱いものを飲み込んでいく過程がグローバリゼーションである。

それは弱肉強食、力の論理によって貫かれている。

そして、現在の国際金融資本と多国籍企業によるグローバル市場と、新自由主義経済というのも、その大航海時代の延長に過ぎない。

こうした国際金融資本と多国籍企業による経済支配、政治支配に対して反発したのが英国である。
そして、EUから離脱した。

かつては大英帝国自体もグローバリゼーションを力の論理によって推進した帝国であったが、今では衰退して、一小国になり下がった。

但し、英国にはドイツの支配に反発してEUから離脱するだけの気概が残っていた。

英国のEUからの離脱は、民族主義、国家主義の台頭を意味しており、国際金融資本と多国籍企業が進める「新世界秩序」に抵抗するものである。

ここで分かることは、国際金融資本や多国籍企業によって進められる「新世界秩序」は人々を幸せにはしないということである。

人々は、幸福を取り戻すために国民国家に回帰しているのである。

人々の福祉を実現する単位としての国民国家というものに回帰している。

現在の世界情勢を見ると、世界中でそれが起こっているように思える。

国民国家という単位が、人々の福祉や民族の運命を実現する上で、最も合理的で、基本的で、重要なものであるという認識に戻りつつある。

結局、国際金融資本と多国籍企業が進める「新世界秩序」と、それに操られる国際連合というものへの失望が始まっている。

因みに国際金融資本と多国籍企業というのは、米国のことであり、またEU内で言えば、ドイツのことである。
こうした金の力に物を言わせて、貪欲に利益を追求する人々が、政府内の政府内の政治家や官僚に多額の献金を行い、多くの人材を供給している。

多国籍企業の経営者が、政府の閣僚に入り、そして、任期を終えた後は、また多国籍企業の経営陣に迎えられたりする。

英国が「新世界秩序」にノーを突きつけて、他国内でもそのような姿勢が広がっていくというのが、エマニュエル・トッド の考えである。

因みにグローバリゼーションと国際化というのは、全く異なる概念である。

グローバリゼーションというのは、弱肉強食、力の論理によって進められてきたが、弱肉強食、力の論理が終焉すると、そこには、国際化された世界が残る。それは世界共和国である。

グローバリゼーションの終焉こそが、真の国際化であり、また正しい新世界秩序(世界共和国)である。
国際金融資本と多国籍企業によって進められている「新世界秩序」は、帝国主義である。


【エマニュエル・トッド】

それでは、この新世界秩序の崩壊を予測しているエマニュエル・トッド のチャートを検討してみたい。

日本では、最近、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』 (文春新書)で、一躍、注目を浴びている学者である。

フランス最大の知性といった評価も受けているようである。

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エマニュエル・トッド は、家族構造という下部構造が、政治・経済・文化などの上部構造を決定しているという理論を提唱している。

フランスの知識人の伝統は、無意識や言語といったものが、文化や社会制度を決定しているとする文化人類学者のクロード・レヴィストロースやジャック・ラカンに見られる構造主義的な考え方である。

エマニュエル・トッドは、家族構造の差異の原因について、言語や無意識といった根源的な分野にまでは言及していない。

そういう意味では、純粋な構造主義者ではないが、家族構造というより根源的な要素が、政治・経済・文化を決定しているという着眼点自体は、フランス知識人の伝統を受け継いでいる。

エマニュエル・トッド の使用する手法は、人口統計学的な手法であり、乳幼児死亡率を見て、ロシアの崩壊を予測したようである。

ソビエトが「識字率上昇の後に出産率が下がる」という人類の普遍的傾向に従って近代化しているとしたが、通常は、近代化と同時に下がるはずの乳幼児死亡率が、ソビエトでは1970年から上がり始めたことを指摘して、ソビエト体制の崩壊を予測したようである。

人工統計などの数値データから、ソビエト体制崩壊の必然性を読み取るなど、そのスキルはおそらく、7、10室支配で5室に在住する水星から来ていると考えられる。

水星は分析的な思考に優れており、知性の表示体である。

例えば、哲学者のニーチェは水星が高揚しているが、文献解釈学に優れていた。このように情報や資料の分析を通して、多くのことを読み取るといった知性は水星の知性である。

また水星はD9、D10、D12、D60で双子座自室に在住して強い。

水星の強さをまず伺うことができる。

そして、5室支配の火星は牡牛座に在住し、9室支配の太陽と接合している。

5室の支配星に9室支配の太陽が接合しているために政治に対する問題意識も持っており、従って、今回の『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』 (文春新書)といったEU内の力関係についての政治的な本も書ける訳である。

政治学を志す人は、権力に対して敏感なのであり、例えば、上述した本の中でもドイツのことをドイツ帝国と呼び、そのEUを実質的に支配するに至ったドイツの経済力と政治力について警鐘を鳴らしている。

こうした権力への嗅覚といったものが、政治学を行う人に必要である。

従って、エマニュエル・トッドの才能、そして、専門知識は、射手座から見て、7、10室支配で5室に在住する水星、そして、5室支配で6室に在住し、9室支配の太陽と接合する火星が示している。

但し、5室支配の火星は6室に在住している。

6室は通常、闘争心旺盛で、相手を見下し、自分の勝利を確信するハウスである。

従って、偏見や曲解といったものが生じてくるハウスでもある。

何か自分の説に対する盲信というものが起こってくるのである。

狂信的な考え方や意見というものが生み出されるのは6室においてである。

例えば、ヒトラーのイデオロギーというものは6室支配で3室で射手座に在住する木星が表している。

このヒトラーの狂信的なイデオロギーを射手座に月が在住する宣伝相ゲッペルスが推進したことは既に周知の事実である。

従って、エマニュエル・トッド の5室支配の火星が6室に在住していることは、やや自分の理論や考えに固執して、識別力に偏りが生じやすい配置である。

9室支配の太陽と5室支配の火星が接合して、5-9のダナヨーガを形成し、政治的な優れた知性を表す配置にはなっているが、多少、狂信性が生じる配置である。

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例えば、エマニュエル・トッド の『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』 (文春新書)の中では、冒頭にヨーロッパの地図が登場する。

その地図の中で、各国はドイツの支配がどの程度まで浸透しているかのレベルに関して彼の独自の視点から色分けされている。

実際、それは単純化されていて分かりやすいが、これが6室が絡んでいる知性の特徴である。

その理論の特徴は単純で分かりやすいのである。

陰謀理論などもこうした分かりやすい特徴を持っており、やはり知性の表示体に6室が絡んでいると思われる。

例えば、ユダヤ陰謀論など、ユダヤ人が世界を支配しているといった単純な発想は、知性の表示体に明らかに6室が絡んでいるはずである。

ヒトラーは、牡羊座惑星集中であるため、知性の表示体である水星が6室を支配している。

従って、知性の表示体となる木星と水星の両方が6室を支配する傾向が強く出ており、そのため、ヒトラーは自分のイデオロギーに対して狂信的であったと考えられるのである。

このようなチャートだと自らの理論に固執して、狂信しており、自分は正しいと信じている。

そして、その理論は単純で分かりやすいという特徴を持っている。

私自身、水星が3、6室を支配して3室に在住しているためか、私が主張している6-8理論というものは非常に分かりやすい理論になっている。人間関係を「支配と服従」というフレームに当てはめて考えると、単純で分かり易い。然し、その理論を文字通りに考えると危険である。

実際はもう少し複雑であり、人間関係の中には、依存と保護という関係もあり、支配と服従に全て還元することは出来ない。

読者の方は、その辺りは分かって頂いていると思うが、もちろん、支配と服従の6-8理論は隠喩として読みとるべきものである。

私は一時期、陰謀理論というものにはまったことがあったが、

陰謀理論は世界を理解するフレームワークとして、あまりにも単純すぎるのである。

例えば、少数の国際銀行家が世界を支配しているとか、そうした主張はあまりにも単純である。

単純なのは、イデオロギーや認識として偏っているからである。
それは一部の事実を取りだして拡大解釈するなど、分かりやすい構造になっている。

然し、それは完全に間違いであるということでもないのである。

従って、国際銀行家が世界を支配していないということでもないのである。

国際銀行家や多国籍企業は明らかに世界を支配していると思うのだが、陰謀理論では、それを説明する理論が非常に単純化されて偏っている。

実際のリアリティーはそう単純ではないのである。

従って、エマニュエル・トッド の『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』 (文春新書)という本は、ドイツのことを「ドイツ帝国」と呼び、ドイツが政治的、経済的に力を持って、EU内を実質的に支配しているに等しいという状況について分かり易い説明を施している。

分かり易いので、非常に一般うけすることになる。

単純で分かり易いイデオロギーというものは、一般に受けがいいのである。

例えば、小泉純一郎が提唱した郵政民営化、賛成か反対かという議論も非常に単純であった。
単純で分かり易いし、善悪がはっきり分かれている。

賛成する人間は良い人間、反対する人間は悪い人間ということになる。

そして、白黒が判断されるのである。

こうした二項対立的な知性というものは、やはり6室の影響を受けていると考えられる。

そのように考えると、論理学自体が、二項対立的であり、西洋中心主義的なイデオロギーが生み出した道具であるとも考えられるのである。

つまり、理性によって出された結論が全てに優ると言う考え方自体が、狂信的であるということである。















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苫米地英人の近況について

苫米地英人がTPPの真実について解説してくれている動画がある。


TPPのISD条項の危険性について警鐘を鳴らしてくれていて大変ありがたいと思うのである。

TPPの条文はほぼISD条項を締結するための目的があり、関税などはほとんど関係なく、アメリカの多国籍企業に雇われた弁護士が日本政府を訴えることを目的に作られたものだといった、ありのままの真実を伝えてくれている。

最近、苫米地英人は、TOKYO MXテレビなどで、質の高い言論を展開して以前のような軽いノリではなく、社会的に意義があり、影響力をある言論を行っているである。
私は2012年8月に苫米地英人のチャートについて検証したが、その時、牡羊座ラグナに設定した。

牡羊座ラグナであるとすれば、3、6室支配の水星が5室に在住し、5室支配の太陽や2、7室支配の金星と接合している。

5室において、3室と5室、金星、水星の絡みなどが見られ、文筆活動、作家として作品を生み出していく才能を感じさせる配置である。

当時、苫米地英人は、マハダシャーが、3、6室支配の水星期で、従って、この頃、苫米地英人は平易な自己啓発書を立て続けに出版して、人気を得ていた。

3室支配の水星が5室に在住しているため、文筆(3室)で創作(5室)する配置であるが、薄くて読みやすい一般向けの軽い啓蒙書を量産していた感じがしていた。

3、6室支配の水星のため、情報を小出しにしたり、書き散らしている印象である。

元々、水星というのはジャーナリズムの惑星であり、何年も読み継がれるような重厚な本というよりも、新聞記者が毎日量産するような記事のような文章を意味している。

従って、苫米地英人も多作であり、彼のもっている知識が様々な本の中に少しずつ散らばっている風であり、あたかもブログの記事を読んでいるかのようである。

例えば、カントの「純粋理性批判」といった哲学書のように何か根本的な原理や法則について学術的に述べ、それについて何十年、何百年と読み継がれるような本といった感じではない。

皆、情報をつまみ食いしたような軽い本が多い印象である。

彼のブログによれば、累計出版数が400冊を超えたそうである。

つまり、このように多作なのは、一つ一つの作品の内容が薄まっている証拠である。

従って、私はそうしたことからそれらは、3、6室支配の水星期に生み出された作品であると判断したのである。

苫米地英人は牡羊座ラグナに設定すると、その後、おそらく2013年10月ぐらいからマハダシャーケートゥ期に移行している。

ケートゥは12室に在住しているため、一見、世間から引っ込んで隠遁生活をしている印象があるが、2015年にyoutubeにアップされた苫米地英人の動画を見ると、以前よりもエネルギッシュで、切れ味が鋭く、社会に啓蒙する力や影響力においてより力強いことが見て取れた。

明らかに以前よりもパワーアップしている。
ラーフとケートゥはアスペクトやコンジャンクションして絡む惑星の影響を受けたり、ラーフ、ケートゥのディスポジターがその結果を表す。

ケートゥは12室に在住しているが、ラグナロードの火星と9室支配の木星からアスペクトされ、またディスポジターの木星は9、12室の支配星である。

ケートゥ期になってから明らかに言論の質が向上しており、youtubeの動画などを見ても話の内容がセンセーショナルで影響力がある。

またこの以下の記事のようにかなり強い感じで、電通を批判している訳であるが、ラーフ/ケートゥ軸は6室に在住しており、ラグナロードで6室に在住する火星からアスペクトされている。

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苫米地英人氏 租税回避を否定した電通を批判「かなり意図的にやっています」
2016年5月13日 12時19分 livedoorNews

12日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、認知科学者の苫米地英人(とまべち・ひでと)氏が、脱税疑惑を否定した電通を批判する場面があった。

番組では「オトナが知るべきニュースランキング 今夜は寝れ9(ナイン)」コーナーで、パナマ文書流出が日米政府に与えた影響を取り上げた。オバマ政権が課税逃れ対策を強化する法改正案を新たに発表し、日本政府も租税回避地にある法人と関係がある日本人や企業に課税逃れがないかどうか情報収集に努める方針を打ち出した。

パナマ文書に記載のあった企業について、苫米地氏は「明らかに脱税のための方法論なんで言い逃れできないです」と断言し、「パナマ文書租税回避記載の電通、東電、JALの社名を一切出さない日本のメディアはジャーナリズム失格」「国会で取り上げない政治家たちも同罪」と指摘した。

この件について、朝日新聞はパナマ文書のせいで電通が風評被害を受けたと伝え、電通側は「徹底的に調査したが、当社の関連会社には存在しない」と主張していると報じた。

しかし苫米地氏は、パナマ文書のデータと、「国際調査報道ジャーナリスト連合」が発表した租税回避地に存在する法人などをまとめたデータベース「オフショアリークス」から新たに租税回避日本企業のリストを作成し、この報道に徹底反論した。

苫米地氏によると、電通はわざわざスイスの銀行口座を経由し、バージン諸島に「DENTSU SECURITIES INC」という会社を設立しているそうだ。苫米地氏は電通について「かなり意図的にやっています」と指摘。他にも「DENTSU INC」で調べると、電通の所在地である東京都東新橋がデータとして出てくるといい、「電通さん、これ、風評被害というのはかなり厳しいと思います」と電通側の主張に異議を唱えた。

その上で苫米地氏は、TOKYO MX以外のテレビ局や新聞社が各企業の広報室による発表をそのまま報じており、こうした事実を取り上げようとしないと訴える。そして、「パナマ文書が日本で全然問題になっていないんです!」「『適切に処理した』っていう企業の広報の垂れ流しで終わりです! トンでもない話だってことを理解してほしいということです!」と、話をしめくくっていた。
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従って、非常に歯に衣着せぬ批判を行って、社会的に非常に意義のある啓蒙を行っている。

牡羊座ラグナであれば、現在、ケートゥ/ラーフ期であり、アンタルダシャーのラーフは6室に在住し、ラグナロードの火星と接合している。
ケートゥをラグナとすると6室に惑星が集中しており、多くの人間の上に君臨していることを表している。

カリスマ的な教祖としての活動が充実してきていることを表している。
またナヴァムシャを見るとケートゥをラグナとすると10室に金星、水星、木星が集中し、木星は高揚している。そして、10室支配の月は6室に在住し、6室と10室で星座交換している。
苫米地英人は、最近、TOKYO MXテレビにコメンテーターとして登場し、啓発されたコメントを頻発しているのは、こうした質的に高い時期であると共に昨年の7月ぐらいから木星が獅子座に入室して、10室の支配星にアスペクトし、土星が10室にアスペクトして、10室にダブルトランジットが形成されているからではないかと思われる。

10室にダブルトランジットが形成されているので、影響力を高めて注目されているのである。

また現在、5室にダブルトランジットが形成されてもいるため、メディアへの出演などが、昨年の後半から今年にかけて増えて来ている印象である。















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ニーチャバンガ・ラージャヨーガ(普通でない成功法則)

最近、知人の招待で理論物理学者の保江邦夫教授(ノートルダム清心女子大学教授)を交えた学習会に参加する機会があった。

その学習会に参加するまでは、全く知らなかったが、保江教授は、ノーベル物理学賞の湯川秀樹博士が晩年に提唱していた「素領域理論」を研究し、国際的な学会においても認知されている。

「素領域理論」については湯川博士の弟子たちからは敬遠され、その弟子たちの中では、ただ一人保江邦夫氏だけが、それに注目したという。

その理論は素粒子が存在する所にはビールの泡のように素領域が存在し、その素領域を飛び移っていく形で素粒子が移動していくという。

そして素領域が変形することによって、素粒子によって構成されている物質が変形したり、消えて別の所に現れたりできる。

従って、「素領域理論」を使えば、超能力でスプーンが曲げられたり、また幽霊現象や、合気道で巨体の人物が簡単に投げ飛ばされたりするといった物理学では理解しがたい現象も説明可能であるという。

また愛とか情とかそうした目に見えない形而上の存在についても「素領域理論」によって理解可能であるという。

この保江邦夫教授が最近、出版した『ついに愛の宇宙方程式が解けました』徳間書店では、その人生の奇想天外な通常ではあり得ないような成功法則が紹介されている。

それはジョーティッシュのフレームの中で言うならば、明らかにニーチャバンガラージャヨーガやヴィーパリータラージャヨーガ、パラシャラの例外則などの二重否定の法則が何重にも張り巡らされている印象なのである。

二重否定の法則というものが如何なるものなのか、それを理解したい方には是非、お勧めしたい一冊である。

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実際、この本の中に書かれている保江邦夫教授の普通でないエピソードについて以下に著書の中から要約して紹介してみたい。
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①【高校入学時のエピソード】

担任の教師から成績が悪く普通科高校受験は無理なので職業高校進学を勧められたが、県内でトップの進学校である岡山県立岡山朝日高等学校に志願し、通常、成績が良くなければ教師から許可されることも難しいが、叔母の担任教師との気迫の直談判で出願を許可される。

出願した年に岡山県教育委員会の方針で朝日高校への出願が集中しないように書類選考による選抜方式で本人の希望は無視して市内の普通科4校に振り分けられることになったが、保江氏は運良く朝日高校の出願が認められる。

当日の試験では、実技科目であった美術の試験科目で「美しい空間図形を構想して立体的に描いてみよ」という創造性が必要な科目で、優れた才能を示して合格する。
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②【大学進学時のエピソード】

志望して受験した東北大学では、過激派学生が拠点を築いていたキャンパスでは入試を行うことが出来なくなり、異例の措置として、宮城県内の県立高校のいくつかが入試会場となる。過激派学生がヘルメットと角材で武装して試験会場に突入すると噂されていたため、高校の周囲を機動隊が取り囲んでいた。

通常なら二日間朝から晩まで行われる入学試験は、二日間の午前中のみでやってしまうという異例の措置となり、試験時間は通常の半分、出題された問題の数は極端に少なくなる。試験問題は通常とは異なるかなり斬新、悪い意味では受験生の多くを思考停止に追い込むような問題ばかりが出題された。

そのような斬新な問題は、まっとうな受験勉強をせずに天文や宇宙などの趣味的な知識を増やしていた保江氏にとっては楽勝で理解でき、試験に合格する。
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③【東北大天文学科配属時のエピソード】

大学入学後、一年次の授業をまともに出なかったため、二年次の授業を理解してまともに単位をもらうことが難しい状況で、留年の危機にあったが、
当時、東北大学教養学部では学生運動が最盛期を迎えており、過激派のみならず、穏健派の学生も巻き込んで無期限の学生ストライキが決議された。

教養部二年生全員が単位不足で留年し、学部の三年生がゼロという日本の大学史上初めての不名誉な事態に陥る状況が逼迫している中で、機動隊が守りを固める教養部の教室棟で、期末定期試験が開催されることになり、異例の措置として定期試験の会場に出向き、答案用紙に学籍番号と氏名を記入すれば自動的に単位がもらえることとなる。

物理系学生のうち、ボイコットせずに定期試験を受けた学生の中で、天文学科を志望していたのは、保江氏含めて5人であり、ちょうど定員も5名であったため、成績が良くなかったにも関わらず、通常なら倍率が高く入ることが難しい天文学科への志望が成就する。
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④【京都大学大学院受験時のエピソード】

成績が悪かったが、京都大学大学院での理論物理学の専攻を志望する。

(保江氏曰く、無鉄砲極まりない選択であり、理論物理学に関しては、日本人として初めてノーベル賞に輝いた湯川秀樹博士や朝永振一郎博士を輩出した京都大学が日本一と目されており、全国から秀才中の秀才たちが、新しい物理理論を見つけようと、こぞって京都大学大学院を受験するような超難関の大学院であるとのこと)

一次試験では出題されたほとんどの問題は手つかずで時間切れとなる。辞書持ち込み可であったドイツ語の読解が、保江氏が興味のある自然現象のものであった為、適当な文章を捏造して回答用紙に記入する。⇒合格する。

二次試験では、「君は、うちの大学院に進めたなら、どの教授の研究室に入りたいのかね?」という質問に対して、有名な教授たちの中で一人だけ全く知られていない助教授の名前を挙げて、「誰々先生の研究室に入りたいと願っています」という意外な指名を行う。「誰々先生の研究室に行きたいので、第二希望の研究室など考えていません」と追い打ちを掛けられた助教授は「いや、こんな学生がうちの大学院に入ってくれるといいですね」と主任教授や他の教授たちに向かって言い放つ。⇒このようなやり取りの結果、合格する。
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⑤【名古屋大学大学院への編入時のエピソード】

京都大学大学院では、重箱の隅を箸で突くような枝葉末節の研究テーマに失望する。

湯川秀樹博士の「素領域理論」を国内で唯一理解しており、研究成果が世界的に高く評価されている高林武彦教授の自宅をアポイントなしで訪問し、
編入の希望を伝えるが、名古屋大学の素粒子論研究室では、共産党系の教官や院生が行き過ぎた民主主義で運営しているため、教授が誰を受け入れるかを決定できない旨を告げられる。

そのため、名古屋大学大学院の超難関編入試験を受けることを決める。

試験はセミナー発表形式で行われ、素粒子論研究室の中で一番の論客と恐れられていた市内の私立大学に勤務していた男性が、保江氏の理解力を試してボロを出させようとする厳しい質問をぶつけてきたが、その男性が不慣れた数学の抽象論についてたまたま保江氏は以前から興味を持って深く考察していたため、質問に対して理路整然と説明でき、男性は、保江氏がかなりの才能を持っていると勘違いし、その後は全く質問して来なくなった。⇒結果として合格。
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⑥【博士号取得時のエピソード】

当時、大学院には博士号を取得しても大学の助手になれないオーバードクターの人々がゴロゴロおり、海外に可能性を見出そうとして、毎日英文で何通もの手紙を書き、発表した論文を添付して、海外の著名な教授たちに航空郵便で発送していた。

保江氏は、博士号を取っていない早い段階から手紙だけを出して、活動しておこうと考え、アメリカとヨーロッパの数人の高名な教授宛てに助手にしてもらえるように依頼する手紙を送付する。

ジュネーブ大学のチャールズ・エンツ博士から電報で助手として採用する旨の返事が来る。

真相としては、既に決まっていた採用予定者が急に来れなくなったが、助手を採用しないと予算が大学側から削減されてしまうため、ちょうど机においてあった保江氏の助手としての採用を依頼する手紙を読んで、一年間だけ急遽、予算枠確保のために採用したのであった。

助手としての採用が決まったが、博士号は持っていなかったため、学歴詐称となる可能性があったが、指導教官の厚意で博士の学位を異例の措置で間に合わせてもらう。⇒結果として、最短で博士号を取得する。
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⑦【ジュネーブ大学での任期延長のエピソード】

ジュネーブ大学での助手としての任期は1年であったが、大学院生(ジャンクロード)の指導教官を引き受けた所、ジャンクロードが博士の学位を取得できるまで、任期が5年間、自動延長される。

ジャンクロードはジュネーブ大学の重鎮であったシュテュッケルベルク教授と個人的に親しかったため、研究室なども移動することができ、優遇される。

保江氏曰く、エンツ博士は、シュテュッケルベルク教授に買い物に行かされる程の上下関係があり、シュテュッケルベルク教授の意向に逆らえず、保江氏の任期延長の案件について無条件に受け入れるしかなかったという。
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以上、保江邦夫教授の学生時代から博士となるまでのエピソードを要約したが、非常に普通でない幸運が次々と重なることによって、全く普通ではあり得ないような上昇が起こっている。
保江氏は、成績が悪かったとして、謙遜しているのではないかという向きもあるが、実際、世間的な常識で考えると、成績が悪かったのではないかと思われる。
逆に通常の学習には興味が持てなかったにも関わらず、天文学や宇宙についての知識には詳しかった辺りなどは非凡な才能に恵まれていたと考えることも出来る。

但し、何を持って才能となすのかという議論を抜きにしても、保江氏の上昇は全く普通でないあり得ない幸運によって彩られている。
私がこのように保江邦夫教授の過去のエピソードを要約して紹介するのは、実際、保江邦夫教授のチャートでは、全く普通ではない上昇がもたらされる配置が形成されていることを発見したからである。
保江邦夫教授の出生データについては、wikipediaに掲載されているので、それを元にしてチャートを作成した。
YasueKunio_chart 出生時間が分からないため、12:00で作成するが、ナヴァムシャに注目すると、牡羊座で太陽が高揚し、火星が自室に在住して、土星が減衰している。

そして、その牡羊座にムーラトリコーナの木星がアスペクトしている。

非常に強力な配置である。
このように強力なナヴァムシャは、ビルクリントンのチャートでしか見たことがない。

ビルクリントン元米大統領のチャートのナヴァムシャでは、牡羊座に太陽と火星が在住し、木星が天秤座からアスペクトしている。

クリントンもスキャンダルの材料が多かったにも関わらず、有力者からの強力なサポートを受け、大統領に当選していくのであるが、保江氏は、そのような大統領に匹敵するほどの強いナヴァムシャを持っている。

但し、ビルクリントンの場合は、ダシャーヴァルガシステム(Dasa varga:D1,D2,D3,D7,D9,D10,D12,D16,D30,D60)において、D1、D3、D4、D7、D9、D10などかなり多くの分割図で、太陽は定座以上の強い配置にあるため、太陽の強さの点においては、最強であるが、ナヴァムシャの配置だけを見る限りにおいては、保江氏は、ビルクリントンの配置よりも強力ではないかと思われる。
BillClinton_chart 保江教授のナヴァムシャの牡羊座では土星が減衰しているが、ディスポジターの火星が同室しているためにニーチャバンガラージャヨーガが形成されている。

また減衰する土星は高揚する太陽とコンジャンクションしているため、この点でもニーチャバンガラージャヨーガを形成している。

二重の意味でニーチャバンガラージャヨーガを形成していることが分かる。
太陽は高揚し、そこに友好惑星の火星が自室の牡羊座で同室して強力にサポートして、ムーラトリコーナの木星が射手座からアスペクトしており、これだけでも十分強い配置であるが、減衰する土星がこれに加わって、ニーチャバンガラージャヨーガを形成することによって味わい深い体験をもたらしているのである。

例えば、土星はルールや規則、形式を表すが、上記にエピソード①~⑦にまとめた保江氏のあり得ない形での上昇は、全て通常のルールや常識が失われた中で生じている。

②や③の大学進学時や天文学科配属時のエピソードでは、過激派の学生運動のせいで、通常の試験が行えなくなった所で、逆にそれが上昇をもたらしている。

通常は、過激派の学生運動のせいで試験が行えなくなるなどといった事態は、災難であり、マイナスの出来事であるが、保江氏の場合、こうした非日常の異常な事態が、逆に「災い転じて福と為す」の効果で、試験に通過するためのチャンス(機会)に転換しているのである。

これが二重否定であり、ニーチャバンガラージャヨーガの味わい深い効果である。

牡羊座で減衰する土星などは、大学のルールを守らない過激派の学生運動を象徴しているが、そのことが、安江氏にかえって味方する訳である。

つまり、安江氏にとっては減衰する土星は全くマイナスに働いておらず、プラスとして働いていることが分かる。
他のエピソードとしては、例えば、⑥の博士号取得時のエピソードなどもそうである。

博士号をまだ取得する前に「博士号取得済み」と経歴詐称に近い形の手紙を海外の教授宛てに送る所など、まさにルールを守れない減衰した土星の働きと考えらえる。

通常は、このようなルールを守れない土星による行為は、社会に適応できない反社会的行為として、マイナスに働くはずである。

然し、保江氏の場合、そのことが却って、博士号を最短で取得することにつながっていく訳であり、本来、マイナスであるはずの減衰した土星が、プラスに働いていることが分かる。
保江邦夫教授が、「神様に溺愛される人の法則」と自ら名付けた奇想天外な普通でない成功法則は、まさにこのニーチャバンガラージャヨーガのことを示していたのである。

このように二重否定の法則というものは非常に味わい深いのであるが、二重否定には、ニーチャバンガラージャヨーガや、ヴィーパリータラージャヨーガ、そして、パラシャラの例外則など様々なものがある。

保江教授のチャートにはおそらく、ニーチャバンガラージャヨーガの他にパラシャラの例外則なども働いているのではないかと思われる。

出生時間が分からないため、ラグナが特定できていないが、3室、6室、8室の支配星が減衰したり、惑星が3室、6室、8室で減衰する場合に生じるパラシャラの例外則も、このような通常、マイナスに働く減衰がプラスに働くという逆転の作用を持っている。

個性的な人生、奇想天外な人生とは、このような二重否定の法則によってもたらされるのである。
今回の保江教授のエピソードは、ジョーティッシュにおける二重否定の概念について理解するための教科書的な事例である。

またナヴァムシャチャートがいかに重要であるかを理解するための極めて分かりやすい事例ではないかと思われる。















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青色LED発明の中村修二氏(ノーベル物理学賞)について

2014年度のノーベル物理学賞を受賞した中村修二が著した「怒りのブレイクスルー」(集英社文庫) という本を読んだ。

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中村修二氏は、高輝度青色発光ダイオードの製造方法を発明して、青色LEDの製品化に貢献したが、2001年8月当時、日亜化学工業(1999年12月退社)との間に青色LEDを発明したことへの相当の対価を求めて、200億円を請求する訴訟を起したことで当時、新聞や雑誌を賑わした。

当時のニュースを見た印象では、このこと自体が何を意味するかあまり注目してはいなかったが、最近、中村修二氏がノーベル物理学賞を受賞したので、彼が成し遂げた発明とは一体何であったのか、調べてみたい気持ちに駆られた。

そして、彼が2001年4月に刊行した「怒りのブレイクスルー」という本を読んでみたのである。

当時、赤色LED、黄色LEDは既にあり、青色LEDだけがまだ発明されておらず、これが発明されたことで、光の三原色が揃い、白色LEDが可能となった為、ほぼ劣化することなく、消費電力が半分で半永久的に使用できるLEDの照明が可能になっている。

つまり、電球より少し高めで長持ちするLED照明とか、ランプ交換の必要がないLEDタイプのプロジェクターなどもその発明の恩恵に与っている機器の一つであった。

中村修二氏は、「怒りのブレイクスルー」の中で、青色LEDについて次のように解説している。

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人工的に作られた鉱物、つまり自然界にはない「石」が光るというLEDの基本原理が発見されたのは、二十世紀の初めでした。炭化珪素(シリコン・カーバイド)という物質に電流を流したとき、発光することが観察されたのです。

以後、多くの研究者によって改良が進められ、二十世紀の半ばごろに化合物半導体(導体と絶縁体の中間の電気抵抗を持つ複数の元素をもとにしてできた物質)を使う現在のLED技術が確立します。

そして、私たちはいつの間にか、この小さな発光体に囲まれて暮らしています。ちょっと見回すだけで、その光を簡単に見つけることができるでしょう。例えば、室内では、テレビやオーディオ、様々な家電製品、コンピュータ機器の動作表示ランプが光っていますし、壁には電気スイッチの夜間位置表示灯があるはずです。これらのほとんどはLEDなのです。また、カラーコピー機やスキャナ、レーザープリンタなどにも応用され、赤外線のLEDはテレビやオーディオなどのリモコンに使われています。
点である光源が集まり面を構成すれば、LEDの用途がさらに広がります。街頭看板、駅構内の行き先表示、電車内の案内表示・・・。
私たちの身の回りは、まさにLEDの「氾濫」状態になっているのです。

しかし、これほどまで使われているLEDですが、実は長い間、致命的な「欠点」がありました。

それは、高輝度、つまり、強い光を発する青い鮮やかな光を放つLEDがなかったことです。

虹の七色を思い浮かべてみてください。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。つまり、この七色のうち、青色から以降がLEDでは再現できなかったのです。品種改良が難しいとされてきた青いバラのようなものかもしれません。

赤外や赤色、オレンジ色、黄緑色のLEDは、比較的早い時期から実用化されていました。

日ごろ、目にしているLEDのほとんどが、この赤や黄緑のはずです。

私がこの青色LEDの開発研究を始めたのは、1989年のことです。当時の私は、徳島県阿南市にある日亜化学工業株式会社(以下、日亜化学)という小さな会社の開発課に勤める研究員でした。

研究を始めてから約5年後の93年12月、ついに青色LEDの実用製品化へこぎつけました。窒化ガリウムという化合物半導体を使った、世界初のブレイクスルー(革新的飛躍)。

(中略)

赤色と緑色はすでに実現しています。そこに青色が加われば、白い光を発光させることが可能となります。

印刷などの三原色が足し算で黒に近づくのとは逆に、光の三原色は引き算。つまり、RGBの三色が同時に発光すると白色になるからです。

つまり、青色LEDを実現できれば、白色LEDも可能になる。白い光があれば、室内照明や交通機関の夜間照明などに使うことができます。
そこに広がっている、とてつもなく巨大な市場。青色が加わることで、LEDには、ほかの光源にはない大きな可能性が生まれるのです。

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まず、中村修二氏が何を発明したかさえ当時、私は分かっていなかったが、この本では、中村修二氏自らが、非常に分かりやすく解説している。
この「怒りのブレイクスルー」では、発明に至るまでの苦闘の日々について綴られているが、そこに見られるエピソードは、まさに6室の象意そのものであり、奮闘(struggle)の日々そのものである。

例えば、会社(日亜化学)の人間には理解がなく、青色LEDの発明も会社からは中止命令が出る中で一人で、発明を成し遂げ、会社からの不遇に遭いながら、戦い続けて最後に勝利を勝ち取るのである。

また米国に留学した先では、博士号を持っていないただの技術者、職人という扱いで、非常に冷遇され、常に対人関係で、苦労していることが分かる。

また実験をする機器なども自分で改造したり、組み立てたりなど何でも人に頼らず、全て自分で行っている所など、他の人間には真似の出来ないような猛烈な努力をしている。

そして、思いついたことを即座に試してみる実行力と、行動力などは非常に飛びぬけている。

従って、私は中村修二氏のラグナを検討する際にまず、6室が強調されていて、強い6室を形成しているはずだという直観があり、そうした観点から、射手座ラグナに設定した。

NakamuraShuji_chart 射手座ラグナにすると、6室と7室で星座交換しており、仕事の10室支配の水星が6室に在住して、9室支配の太陽と接合して、ダルマカルマラージャヨーガを6室で形成している。

そして、ラグナからみて5室支配の火星が1室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで、木星、金星と相互アスペクトしているが、これは5室の支配星が凶星と絡んでいるため、理系であり、技術を学ぶ配置であると共に金星などが絡むことによって、発光する鉱物の研究、青色LEDなどの色彩を扱う発明に興味を示したと解釈することができる。

仕事の10室の支配星が6室に在住し、また7室の支配星が6室と星座交換しているために対人関係で、批判や避難をされることが非常に多いことを表している。

また月からみると5室支配の金星が6室支配の水星と星座交換しており、発明(5室)は奮闘(struggle)を通して、成し遂げられたと理解できる。

とにかく、中村修二氏の自伝を読んでいると、6室が強調された人の運命というものが非常によく理解できるのである。
結婚したのは1978年2月のことで、彼が大学院1年の2月の頃である。
marriage_chart この時、木星は射手座からみて7室をトランジットし、土星は7室の支配星にアスペクトして、7室にダブルトランジットを形成している。

ダシャーは火星/月期からラーフ/ラーフ期への移行期であり、仮に火星/月期だとすると、火星はラグナに在住して7室(結婚)にアスペクトし、月は8室支配で2室に在住している。

8室も2室も結婚生活をハウスである。

中村修二氏が、学生時代に奥さんと出会ったエピソードを読むと、出会って比較的短期間のうちに同棲を初めて結婚生活を共にする様子が見られるのはその為である。

8室支配の月が2室に在住しているので、妻や子供との結婚生活を第一優先にするのである。

就職活動で京セラに受かっていたにも関わらず、徳島の日亜化学を就職先に選んだのはその為である。
そして、火星/月期が終わると、直ぐにラーフ/ラーフ期に移行している。
ラーフは1-7室の軸に在住しており、結婚のハウス(1室または7室)に絡んでいる。

従って、火星/月期→ラーフ/ラーフ期のいずれにしても結婚のタイミングをよく表している。
また中村修二氏が学生結婚した妻と最初に出会った時のチャートが以下である。

first_encounter
この時、射手座から7室に土星がトランジットしている。

そして、「怒りのブレイクスルー」によれば、以下の記述により、長女、次女、三女と3人授かっていることが分かる。
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渡米決意

私には娘ばかり三人います。UCLAからオファーが来ていた99年当時、

長女の仁美が二十一歳、年子の次女の文映が十九歳、三女の光沙が十四歳。

末娘以外は、すでに反抗期も過ぎて親の手を離れつつある頃でした。
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1999年時点で、長女21歳、次女19歳、三女14歳であることから、それぞれ、1978年生まれ、1980年生まれ、1985年生まれである。
例えば、長女が誕生した時、木星は5室の支配星、土星は5室にアスペクトしている。

first_born_child
次女が誕生した時、木星と土星は9室をトランジットして、9室にダブルトランジットしている。

2nd_born_child
三女が誕生した時、木星は2室で逆行して、5室の支配星に接合し、5室にアスペクトし、土星は11室から5室の支配星と5室にアスペクトしている。

3rd_born_child
従って、子供の誕生のタイミングは説明できている。
また中村修二氏が、日亜化学を辞めた1999年12月は、射手座からみて木星と土星が5室をトランジットして、5室にダブルトランジットが生じていた。

5室は10室(仕事)からみて8室(変化、中断)であるため、この時、会社を辞めたのである。

おそらく創造的に活動したくて、会社に居続けることに耐えられなくなったのではないかと思われる。

このように少数の重大事項から、中村修二のラグナは射手座である可能性が高いのである。
また中村修二氏は、非常に苦労人で、泥臭い所もある為、そうした特徴は山羊座に在住する月の影響によるのではないかと思われるが、
一方で、ラグナが射手座に在住しているためか、自分の生まれ育った日本を捨ててアメリカに渡米したり、ハリウッドの豪邸に住み、離婚して若い奥さんと再婚して、訴訟によって8億円を勝ち取り、ノーベル賞を取得している。

つまり、射手座の人にありがちな典型的な行動パターンである。

高い跳躍を成し遂げ、家族とか民族とか地縁血縁的絆を切って、外国に果敢に冒険し、ハリウッドの豪邸や若い妻、8億円といった物質的な成功を勝ち取り、ノーベル賞といった飛びぬけて高い評価も手にしている。まさに射手座的な人生である。

アメリカンドリームと言うべき人生なのである。
従って、私は中村修二氏からは山羊座の特徴と、射手座の特徴の二つを見出すのである。
何故、中村修二氏がノーベル賞を受賞できたかというと、土星が11室(称号、受賞)で高揚しているからである。

11室は飛びぬけて高い地位や評価を表し、そのことを示す称号や肩書きといったものを表すのである。
この11室の土星は月から見ると10室で高揚しているので、パンチャマハープルシャ・シャシャヨーガである。
当初、東京地裁は、日亜化学に中村修二氏への200億円の支払いを命じている。

天秤座で高揚する土星は、裁判において公平な審判を下されるために最高の働きをしたことが分かる。

天秤座は平等や民主主義を表す星座である。また欧米社会におけるjustice(正義)とは平等や公平のことである。

NakamuraShuji_chart
マハダシャー土星期に入ったのは、2009年8月からであるが、この土星期に入ったのでノーベル賞を受賞することが出来たのである。

因みに実際にノーベル賞を受賞した2014年は土星/水星期である。
土星はラグナロードで11室で高揚し、水星はラグナからみて10室支配で9室支配の太陽と接合し、月からみて9室支配で5室に在住し11室にアスペクトしている。

また土星からみて9室支配で11室支配の太陽と8室に在住している。
土星ばかりでなく、アンタルダシャーの水星も10室の支配星であり、強力である。

また中村修二氏のラグナロードで11室で高揚する土星にはラグナロードで7室に在住する木星が一方的にアスペクトしている。

これは非常に強力な世のため、人のために大きなことを成し遂げる配置である。
11室支配の金星は7室に在住してラグナロードの木星と接合し、5室支配の火星からアスペクトを受け、ラーフ/ケートゥ軸と交わっている。

また逆行する高揚の土星からアスペクトを受けている。

従って、11室への惑星の影響を数えると、非常に沢山の惑星が11室に絡んでいることが分かる。

11室へは土星と木星の2つ、11室の支配星へは、木星、土星、火星、ラーフ、ケートゥの5つ、計7つの惑星が11室に絡んでいる。
従って、中村修二は高い評価を受け、称号を受ける配置をしていたと言うことができる。
特にラグナロードで11室で高揚する土星には、ラグナロードで7室(海外)に在住する木星がアスペクトしているので、アメリカに渡米して、

海外の研究者たちと交流して、そこで生活していることも中村修二氏には追い風として働いたと思われる。

つまり、このラグナロードで7室(海外)に在住する木星は、アメリカに永住を決めた中村修二のカルマそのものを表している。

また4室支配の木星に金星が接合しているので、ハリウッドに住んでいるのである。

「怒りのブレイクスルー」の中では、当初、中村修二は、高級住宅地のサンタバーバラに家を購入したと書かれている。

近所にブラッド・ピットの新居やケビン・コスナーの別宅もあると書いてあるため、非常によい場所に新居を構えたようであるが、

2014年12月31日付ダイヤモンドオンラインの記事「『ノーベル賞「中村修二」に違和感がある!』週刊新潮の記事に思わず納得。謙虚さと傲岸の違い」によれば、中村修二はハリウッドに住んでいると書いてあるため、その後、ハリウッドに引っ越ししたのかもしれない。

いずれにしても、4室支配の木星が7室で金星と接合しているため、海外のハリウッドスターが住むような場所に住んでいるのである。

M.S.MEHTA著「PLANETS AND TRAVEL ABROAD」によれば、次のような記述がある。

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First House Rishi Satyacharya has said that if the lord of the first house is in the 7th house and associated with a benefic,
the native would live in a foreign country and die there.
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(訳)
リシ Satyacharyaは、言った。
もし1室の支配星が7室に在住し、吉星と接合していたら、その星に生まれた人は、外国に住み、そこで死ぬでしょう。

7室とは4室から4室目のハウスで4室の本質のハウスであり、居住を表している。

M.S.MEHTA著「PLANETS AND TRAVEL ABROAD」には、7室が外国での生活を表すというパターンが度々登場する。

この上記のケースは、中村修二氏の場合にもぴったりと当てはまっており、実際、中村修二氏は、米国市民権を取得して、アメリカに永住するつもりである。
「怒りのブレイクスルー」の第四章は、アメリカン・ドリームであり、中村修二氏が米国に新居を決めた辺りのエピソードをアメリカン・ドリームの実現であると本人は考えているようである。

アメリカン・ドリームが中村修二氏の理想なのである。

つまり、アメリカン・ドリームとは、射手座が表しているのである。このことは私は、「村上春樹はどこへ行くのか」の中で示した。
おそらくアメリカの建国図の5室が射手座であるから、アメリカン・ドリームとは射手座の理想なのである。

中村修二氏のチャートの興味深い所は、射手座とは全く相容れない山羊座の性質が彼の中に共存しているからである。
例えば、中村修二氏は、非常に苦労人で、雑草のように努力をして実力を養った研究現場での叩き上げの人である。

まず、徳島の小さな中小企業であった日亜化学からスタートした彼のキャリアはどう考えてもどぶ板を踏むような歩みである。

そして、会社の上司から非難され、アメリカに渡米しても博士号を持たないため、バカにされて、見下されたりして、そんな逆境の中で格闘して、地位を築いた人物である。

そういう姿は、典型的な山羊座の特徴である。

彼は青色LEDの開発に成功した後も、あまりにもその報酬が少ないので、米国人の同僚たちからは、スレイブ中村とあだ名されたそうである。
スレイブ=奴隷とは、山羊座のパーソナリティーの全体的雰囲気である。

何故なら、獅子座(王様)からみて6室目で土星が支配星となる山羊座は、奴隷の雰囲気そのものだからである。忙しく仕事をして、奉仕するのが山羊座の特徴である。

従って、明らかに中村修二氏には奴隷のような目に合うカルマがあるようである。
然し、一方で、青色LEDの開発に成功し、国際会議に呼ばれて、講演をし、米国の市民権を取得して、ハリウッドに住み、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教授をして、米国企業のコンサルタントを務めたりして、独自の契約をして複数の収入源を持ち、勝訴して8億を勝ち取り、ノーベル賞を受賞して、数々の受賞や称号を受ける辺りは、明らかに射手座の特徴を示している。
本来、木星は射手座でムーラトリコーナになるが、次の山羊座では減衰するなど、その落差が激しい星座の連続である。

従って、この隣り合う2つの星座の特徴を併せ持つ、中村修二氏は、非常に相容れないような性質の二つを同時に自分の中に抱えている興味深い人物なのである。
週刊新潮が、中村修二氏に対して、『ノーベル賞「中村修二」に違和感がある!』と述べたのは、この日本人離れしたアメリカ人のような中村修二氏の考え方や振る舞い方に対して言ったものである。
日本は水の国であると、以前、書いたが、日本の恥の文化や奥ゆかしさなどは、典型的に水の星座の特徴である。

週刊新潮が主張するのは、こうした日本人のスタンダードからかなり逸脱した中村修二の激しい射手座的なキャラクターに対して感じる違和感なのである。

中村修二のラグナには、火星が在住しており、ラーフと接合し、更に木星や金星、土星もアスペクトしていることから、射手座に惑星のエネルギーが集中している。

従って、射手座としての性格が極限的にまで強調された人物が、中村修二と言ってもいいかもしれない。

つまり、ミスター・アメリカン・ドリームと言ってもいいかもしれない。

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『ノーベル賞「中村修二」に違和感がある!』週刊新潮の記事に思わず納得。謙虚さと傲岸の違い
2014年12月31日 ダイヤモンドオンライン

「中一ギャップ」という言葉を初めて知った。皆さんはご存じでしたか?

さきごろ、文科省は「小中一貫校」を新しい学校制度とすることに決めたが、この新制度により、新しい環境に馴染めず不登校を起こすような子どもたちを拾い上げることもできるという。

私は知らなかった。中学生になり、算数を数学と呼ぶようになったり勉強そのもが難しくなったり、体格が大きく異なる先輩がいたり、あちこちの小学校から生徒が集まり、その輪に溶け込めず悩む子どもたちがいるなんて。

と思っていたら、さらに「小一ショック」なんてのもあるらしくて、他人様のご子息ご息女とはいえ、そーいう子たちの将来をちょっと心配してみたりする。中一ギャップも小一ショックも、恥ずかしがり屋さんの尻込みとは意味が違うのだ。

学校でギャップに苦しむ子が社会人になれるのだろうか? そのうち「フレッシュマンギャップ」とか出てきそうだ。あ、それは五月病だから昔からあるのか。ということは、かつては社会人や大学生のあいだで発症していた五月病がどんどん若年齢化してきたということだ。残念ながら、あまり褒められた話ではない。

これと似た話で、ショウワノートが発売している「ジャポニカ学習帳」の表紙から、昆虫の写真が消えた(ただしこれは二〇一二年のこと)。その理由というのがまた何ともばからしいのだが、保護者からの問い合わせ、クレームが相次いだのだという。

「気持ち悪いから、やめてほしい」
「娘が昆虫写真が嫌でノートを持てないと言っている」
「授業で使うとき、表紙だと閉じることもできないので困る」

驚いたことに、クレームは保護者からだけではなく、教師からも届いたそうだ。大丈夫なのか、ムシの表紙が嫌だよぉとか言ってる教師。

「学校の授業や、家に帰ってからの宿題。お子さんがノートを使う機会は多いです。もしかしたら友だちと一緒にいる時間より長いかもしれません。学校の先生もノートを集めたり、添削したりと、目に触れる機会は多いと思います。そんな商品だからこそ、一人でも嫌だと感じる人がいるのであればやめよう、ということになりました」

ショウワノートはこう言っているが、どうなんだろう。ジャポニカ殺すにゃ刃物は要らぬ、ムシがキモイと言えばいい、ってことだったのか?

過保護に子どもを育てる親がいる。親ばかとバカ親の違いだ。最近はツイッターやフェイスブックで子育ての大変さや愚痴をこぼす親も多いが、そういう人たちにかぎって、ワタシは誰よりも子どもを愛してるわ、ワタシっていいママ、と思いたがっているようにしか見えなかったりする。

子どもを大事に育てているつもりになっていながら、実は過干渉だということに気づかない親がいる。そういう親に育てられると中一ギャップを引き起こすのかどうかは知らないが、小一ショックや中一ギャップの背景には、乳母日傘と過干渉があるような気がする。進級ってのはワクワク感に満ちているはずなのに、そうか、いまの子はカルチャーショックのような違和感を感じるのだな。

違和感と言えば……、違和感が今回のテーマなのだけど、過日、九時台の特番に安藤美姫選手が出演したときのことだ。ご存じのとおり、彼女は一児の母なのだけど、テレビに映るミキティは娘のように屈託なく笑っていた。

番組のホストたちも一緒に笑っている。はて、この違和感は何だろうと思っていたのだが、あることに気づいた。安藤選手は、私生児を産んでいる。最近は使われなくなった言葉だが、父親を公表していないのだから私生児だ。

本来は後ろめたいことなのだが、そんなことはお構いなしといった感じで安藤選手は笑っている。二〇年前なら――、女優であれアスリートであれ、私生児を産んだ女性がゴールデンタイムのテレビに出演するなんてことは考えられなかった。こんなことを言う私は、おそらく、古いと言われる。

時代が変わったのだろうと思う。テレビ業界とお茶の間が、それを受け入れる時代になった。そーいえば『ミヤネ屋』の宮根誠司さんだって隠し子がいることが報じられたけど、ワイドショーはおろか、報道番組や選挙特番の司会を務めている。長男の不祥事で冠番組を降板したみのもんたさんとは大違いだが、不倫と隠し子の事実を認めても、宮根さんはテレビに出ずっぱりだ。世の中の倫理観が変わったんだね。

来年の皆さまのNHKの大河ドラマは、吉田松陰の妹を主人公に据えた『花燃ゆ』だが、物語は、理想に燃える志士たちの『男たちのドラマ』があり、毛利家の「大奥」の様子を描く『女たちのドラマ』という要素があり、さらに『学園ドラマ』や『ホームドラマ』としてのエキスもあるのだそうだ。無茶苦茶。

「『学園ドラマ』は、松下村塾の若者たちの青春群像劇を描く。その一方で、先生の寅次郎が、黒船密航の試みなど、いろいろなことをやらかしちゃう。その度ごとに家族が右往左往しながら、それでも寅次郎のことを愛して支える、という『ホームドラマ』でもある。幕末版『男はつらいよ』と思っていただければ」

制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーはこう言っている。

再三再四、近ごろの皆さまのNHK大河ドラマはトレンディードラマみたいに抱擁ばっかりだ。出陣の前に夫婦が抱擁、戦を終え無事帰還すればまた抱擁、悲しい出来事があって夫が妻を慰める場面ではやっぱり抱擁……、戦国武将ってのはこんなにいつも女房を抱きしめていたのか、と書いてきた。

違和感があったからだ。

皆さまのNHKは大河の枠でホームドラマでもやってんのかいな、と思ったら、チーフプロデューサーが「そうだ」と認めた。実にあほくさい。ホームドラマやってる志士が命を賭けて日本を変えられるかっつーの。それとも、学園ドラマだから、松下村塾で吉田寅次郎(後の松陰)は「はい、いいですかぁ。人という字は……」と門弟たちに説き、捕縛され斬首されるときも「ぼくは死にましぇ~ん」と涙ながらに訴えるのか。

長州を舞台にしたのは、安倍総理におもねったからだったりして。

という話はさておき、先々週発売の週刊新潮(12月18日号)が、今年、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の発言その他に「違和感がある」と題した特集を組んだ。これが面白い。

ノーベル賞を受賞した際、中村教授は研究の原動力を「怒り」と表現した。

怒りは、かつて在職した日亜化学工業に向けられている。二〇〇一年、中村教授は青色発光ダイオードの発明対価として二〇〇億円を求め、日亜化学工業を提訴した。最終的に両者は和解し、中村教授は八億四三九一万円を手にしている。

が、八億では物足りなかったのか、それとも社員として過ごした日々への憤懣をぶつけたのか、中村教授は「怒り」が自分を駆り立てたとコメントした。悔しさをバネにするとはよく言うが、怒りを原動力にするというのは、もしかしたら中村教授は執念深いのかもしれない。執念深いから研究に集中できたとも言えるが。

「中央の恵まれた環境と違って、私には先生がいない。私の場合は自分だけ。(会社では)青色LEDは自分一人でやっていました」

「新聞、テレビは、『青色LEDは赤崎(勇)名城大教授・天野(浩)名古屋大教授が発明し、中村氏は量産化する技術を確立した』と紹介する。こんな認識は日本だけです。世界では、『青色LEDは中村が発明した』というのが共通の認識です」

受賞後の中村教授の発言だ。すでにこれだけで違和感を抱かせるに足るが、教授は続けてこうも言った。

「日本の研究者はサラリーマンで、研究の自由も、十分な対価も得られない不当な扱いを受けている」

「米国の研究者はアメリカンドリームを追いかけるチャンスがある。能力とやる気のある人はきちんと評価され、天井知らずの夢が見られる。米国では優秀な研究者はみなベンチャーに移り、ストックオプションで莫大なお金を稼いでいる」

週刊新潮は、これら発言に異を唱えているのだ。

研究者の処遇と報酬について、志村史夫静岡理工科大教授・ノースカロライナ州立大併任教授はこう指摘する。

「中村教授のように企業に属しながら、巨額の追加報酬をもらった研究者は、日本どころか、アメリカでも見たことがありません」

発明対価を要求した件に関してだ。

「(前略)日本では研究成果が出なかったからといって、給料を返せとは責められない。その間に使用した設備も研究費用も会社が負担したものです。成果を自分のものにしたいなら、最初からリスクを取って、独立して研究すればいい。一方でアメリカほど実力主義の国はない。民間の研究所であれば、成果を出さないと、容赦なくクビにされます」

だから、むしろ日本のほうが天国だと志村教授は言う。

アメリカでは入社時に、研究の成果、特許の取得等で利益が発生しても、その権利は「会社に帰属する」という契約書にサインさせられるからだ、と米国特許弁護士で法務博士の服部健一氏も解説する。

「アメリカでは入社時の契約で縛られるから、たとえ億単位の巨万の富を会社にもたらしても、発明者である社員には一銭も入ってこない」

カリフォルニア州弁護士の田中朋之氏もこう言う。マイクロソフト社も、社員が特許を出願したときに一〇〇〇ドル、それが成立したときに一〇〇〇ドル程度の報奨金しか出さなかったのだそうだ。

もし、中村教授が日亜化学工業を相手取ったような裁判をアメリカで行なったら、追加報酬はゼロだっただろうと言う。だから、中村教授は日本の司法制度に感謝すべきだとも。

日本の研究者は冷遇され、アメリカと違い高額報酬も当てられないと言う中村教授の発言とは正反対のコメントが紹介されているが、私が思うのは、中村修二という研究者は真っ正直な人なのだろうということだ。
日本人には恥の文化があり、奥ゆかしさがある。だから、なかなか本音を口にしない。中村教授は、そこで本音を言えるのだ。受賞を伝えられたとき、天野浩教授のように「自分が受賞してもいいのか」と当惑したり、赤崎勇教授のように、研究を支えてくれた仲間たちに感謝の気持ちを述べるのが「礼儀」であり、日本人としての「品格」でもある。

そんなときに、感謝や当惑をよそに、怒りが自分をここまで駆り立てたと言ってしまう中村教授は、だから一部から「品がない」と言われ、俺が俺がの夜郎自大に映り、尊大に見え、傲岸に思われる。青色LEDは「自分」が発明した、他の二人ではない、なんてことも口にしたものだからなおさらだ。

中村教授は、真っ正直に本音を語れる人なのだろう。品性を疑われることに無頓着なのかもしれない。

ご本人は不本意のようだが八億もの和解金を手にし、カリフォルニア大学に招かれてアメリカに移り住み、ハリウッドの豪邸に住み、若い奥さんと再婚もした。そしてノーベル物理学賞の受賞――、研究者の多くは、高収入を得た中村教授を羨ましいと思うだろう。何かを発明したら、その発明で企業に利益をもたらしたら、それに見合う報酬を得たいと思うだろう。思うよね、八億だもの。

その一方で、歯に衣着せぬような物言いとこれまでの経緯から、教授を金の亡者のように思う人だっている。彼の成功を快く思わない狭量な人だってきっといる。特に、収入の少ない人は中村教授の成功は面白くないんじゃないだろうか。

すると、だ。中村教授につきまとう違和感は、羨望と嫉視とが生み出しているのではないか、と思えてくる。中村教授のようになりたい人、あんなふうにはなりたくない人、それによって、教授を見る目も変わってくる。

さきの志村教授が言う。

「そもそもLEDは、最初に赤色の革命的な光源を発明したニック・ホロニアック・イリノイ大名誉教授の研究から全てが始まっている」

この事実を見逃してはならない。ノーベル物理学賞を受賞した教授に「もう少し謙虚に」とは言いにくいが、稲穂も実るほどに頭を垂れるのです。すごいことをやった人が傲岸不遜だと、なんだか天狗になっているように見えてしまう(マスコミはそういう人を叩くのが大好き)。

違和感は胡散臭さにも通じる。世紀の大発明を胡散臭くしちゃいけない。

今年は胡散臭い事件ばかりだった。号泣して記者の質問を逃れようとした県議がいたり、ゴーストライターを使った全聾の作曲家がいたり、奇跡の万能細胞を発見したとネイチャーに発表して世界を騙したり――、二〇一五年は曇りのない年にしたいものです。どうぞ、よいお年を。
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STAP細胞・小保方晴子のチャートと研究の行方 その3

小保方晴子が7日大阪府内の病院に入院したとニュースが報道していたが、9日午後、大阪市内のホテルで記者会見し、STAP細胞が間違いなく存在していることを訴えた。

ObokataHaruko_photo4

8日に提出された不服申し立てを受け、理研は再調査をするか否かについて、再調査が必要と判断した場合には50日以内に結論を出すという。

50日以内というと4月8日から数えると6月頭には結論を出すということである。

この6月頭というのが非常に興味深いタイミングである。

何故なら6月19日にはトランジットの木星が高揚の座である蟹座に入室して、小保方晴子の出生の月にアスペクトするからである。

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もし小保方晴子が山羊座ラグナであれば、ラグナに木星がアスペクトする。

蟹座には5、10室支配のラージャヨーガカラカの金星が在住しており、木星が双子座から蟹座に移動するというのは、非常に大きな変化がもたらされることが予想されるのである。

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STAP細胞・小保方晴子のチャートと研究の行方 その2

小保方晴子がマスコミや有識者、世間からバッシング(批判)を受けたことで、博士論文の取り下げを早大教員に申し出をしたというが、4月1日付のニュースで、理研の調査委員会が「改竄と捏造があった」と最終報告を出したことに対して、「とても承服できません」と徹底抗戦の構えを見せている。

現在、小保方晴子の6室にダブルトランジットが形成されている為に批判やバッシングを受けるのだが、批判やバッシングを受けてそれで負けてしまうのではなく、戦うのが6室に惑星集中している人の運命であると前回の記事で書いたが、現在、そのような状況である。

擁護派の意見として医学博士の丸山篤史氏が週刊新潮3月20日号で以下のように述べているそうである。

「STAP細胞は存在していると思います。でなければ、若山さんが小保方さんからもらったSTAP細胞をマウスの胚盤胞に移植、様々な組織の細胞を形成し、今までES細胞やiPS細胞ではできなかった胎盤までも作った実験結果が説明できません。また、小保方さんが若山さんを騙したとしても、動物実験まで成功させるのは至難の業です。若山さんを騙すことができるくらいなら、小保方さん自身が動物実験をしているでしょう」。

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STAP細胞・小保方晴子のチャートと研究の行方

STAP細胞の発見で一躍世界の脚光を浴びた細胞生物学者・小保方晴子が、論文の不備を指摘されて窮地に陥っている。

世界から高い評価を受けた後に短期間のうちに論文の撤回を検討するなどの急展開を見せたことは非常に劇的である。

何がこのようなドラマをもたらしているか早速、小保方晴子の出生チャートを調べてみた。

ObokataHaruko_chart

まず、出生時間を00:00:01に設定すると、木星期は2011年12月25日以降であり、

出生時間を23:59:59に設定すると、木星期は2004年9月20日以降になるが、月の位置が水瓶座となる。

然し、水瓶座では現在の彼女の境遇が説明できない。

後で述べるが、チャンドララグナが山羊座にすると、現在の彼女の苦境はよく理解できる。

そして月が山羊座になければならないため、彼女の出生時間は22:56:56以前でなければならない。

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2014年1月28日、理化学研究所で開かれた記者会見の場でSTAP細胞が発表され、『Nature』誌2014年1月30日号に論文が掲載された(Nature 505, 641-647 ページおよび 676-680 ページ)。なお同誌の発行元は報道解禁日を日本時間の1月30日3時に設定していたが、その後「解禁日破りが日本国外であったため報道を解禁する」と発表し、日本では1月29日22時前からニュース番組で報道された。(wikipedia)
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