ヒラリー・クリントンの出馬について

本日、ヒラリー・クリントンが米大統領選に出馬すると表明した。

ヒラリークリントンについてはオバマとの大統領予備選の時からずっと記事を書いてきたが、以前とはだいぶ状況が変わってきている。

まず、以前はマハダシャー太陽期だったが、今はマハダシャー月期である。
そして、大統領選への出馬を表明した今は、月/ラーフ期である。

HillaryClinton_chart 以前、私は、ヒラリークリントンが太陽/ラーフ期になったら、ラーフは12室に在住しているのでパフォーマンスがわるくなると予想した。

実際、ヒラリークリントンは太陽/ラーフ期になった途端、支持率が急激に低下して、オバマとの民主党予備選に敗北したのである。

太陽/ラーフ期の場合、太陽からみてラーフは8室に在住しているので、中断、停滞を表しており、それで、支持率を突然に失ったのである。
今回、ヒラリークリントンは出馬したが、またしてもアンタルダシャーはラーフ期である。

但し、今回は月からみてラーフは3室に在住している。ウパチャヤの凶星である。

だから8室のラーフのように中断、停滞といった象意はない。

但し、ラグナから12室であり、特別に強い配置でもないのである。
彼女はオバマ政権の一期目で国務長官になって、2013年2月2日に一期のみで退任し、二期目は務めなかった。

そして退任演説で女性が政界にいることの辛さを吐露した。

今回、それに懲りずに再度、大統領選にチャレンジしたのであるが、12室のラーフはいろいろ活動したいのに何をしていいか分からず、悶々とするような時期である。自己表現の機会を持てず悶々とする時期である。
ヒラリー・クリントンは2014年5月2日から月/ラーフ期に入っているので、この1年間、悶々として大統領選に出馬するかどうか悩み続けて来たに違いないのである。

そして、結局、ラーフは飽くなき欲望の惑星であるため、決してあきらめることが出来ない。

月からみてラーフは3室に在住しているので、ついにメディア(3室)に向けて、出馬を宣言した。
今、ちょうど、10室支配で6室に在住する木星に対して土星がトランジットし、木星も蟹座からアスペクトしているので、10室の支配星に対してダブルトランジットが生じている。

従って、普通の人の場合、再就職とか、転職の時期である。
ヒラリークリントンの場合、再び、大舞台に立って、大統領選を戦うことを意味しているのである。

大統領選は来年11月に行われるが、2015年11月1日の段階で、ダシャーは月/木星期に移行する。
木星は月からみて10室支配で9室に在住し、ケートゥとコンジャンクションしている。

9室は教育のハウスであり、通常、アポークリマハウスであり、地味で、大舞台から退いて、教育とか奉仕活動などに携わるハウスである。

そして、木星はケートゥと接合しており、ケートゥが関わるからにはもっと教育とか奉仕のようなことに携わる時期なのである。
今年の夏から木星は獅子座に移動し、3室にダブルトランジットが生じ、彼女はメディアに注目され、メディアへの出演が増えると思うが、月/ラーフ期の象意としてそれが現れるはずである。

マハダシャーの月期は2室支配で10室に在住しているため、依然として注目を浴び続けるのだが、もっと家族と過ごしたいとか、そういう気持ちになるはずなのである。

それは例えば、マハダシャー月期になったビルゲイツが、メリンダ夫人と一緒に財団を運営していることからも分かる。
月は10室に在住し、10室支配の木星がアスペクトバックしている。

従って、確かに注目は浴びるのである。

但し、月は何もラージャヨーガを形成しておらず、木星のアスペクトバックが吉祥だとは言っても、ラージャヨーガを形成している訳ではない。

大統領に就任するからにはラージャヨーガが形成されていなければならないと思われるため、やはり、ヒラリーは大統領になれないのではないかと思うのである。
月はナヴァムシャでも8室支配で9室に在住でそれ程、強くなく、月からみてラーフは6室で高揚する火星と接合している。

戦う時期なのかもしれないが、勝てるかどうかということははっきりしていない。

但し、ナヴァムシャでは木星はラグナロードで10室に在住していることには注目する必要がある。

ダシャームシャでは月もラーフもラグナからみて6室に在住しており、選挙で戦うような闘争を表している。

従って象意としては一致している。

ラーフはウパチャヤの6室に在住しているので敵を粉砕できる配置である。

然し、オバマと闘った時も太陽/ラーフ期だったのであり、D10で、太陽はラグナロードでウパチャヤの6室に在住しており、アンタルダシャーのラーフも6室に在住していた。

従って、今回よりも条件はよかったと思われる。
来年の11月というと、木星は乙女座に入室している。

従って、10室にダブルトランジットしているが、彼女は大舞台にはいるはずである。
但し、木星は出生図でラージャヨーガを形成しておらず、ナヴァムシャでは形成しているが、ダシャームシャでは月からみて9室であり、ラグナからみてもラージャヨーガを形成していない。

彼女は大統領になれないのではないかと思われる。

然し、選挙期間中、彼女はマハダシャー木星期であり、何かアメリカの大衆に向かって、教育的な働きかけをするかもしれない。

結局、大統領になれなかったとしても大統領に立候補できること自体が凄いことであり、大統領に立候補できるだけの配置は備えているのである。

然し、ヒラリークリントンは大統領になるというよりも、大統領の選挙期間中に何か、アメリカの大衆に向けて教育的な仕事を為すことができるのではないかと思われる。

ファーストレディの時には、国民皆保険制度に取り組んだヒラリークリントンである。

公共の福祉についての思いは持っていると思われる。

それがナヴァムシャでラグナから木星が10室の意味ではないかと思われる。

もしこの配置で、アメリカの大統領になれるとしたら、何か社会自体が大きく変化しているはずなのである。
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ヒラリー・クリントン氏 米大統領選に立候補表明
4月13日 4時14分 NHKニュース


【ヒラリー・クリントン氏 米大統領選に立候補表明】

来年行われるアメリカの大統領選挙に、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が正式に立候補を表明し、アメリカ初の女性大統領を目指す決意を明らかにしました。

クリントン前国務長官は12日、インターネット上の動画で来年11月に行われるアメリカ大統領選挙に立候補すると表明しました。そのうえで「アメリカ国民は深刻な不況から立ち直るため闘っている。闘いを導いてくれる人を日々、必要としており、私がそうなりたい」と述べ、中間所得層を支援する考えを打ち出し支持を訴えました。
クリントン氏は67歳。2008年の大統領選挙の予備選挙でオバマ大統領に敗れましたが、今回再び立候補することでアメリカ初の女性大統領を目指します。

民主党では来年の大統領選挙の候補者としてバイデン副大統領らの名前も取沙汰されていますが、世論調査でクリントン氏は民主党支持者のおよそ60%の支持を集め、最有力候補となっています。
ただ、国務長官在任中、私用のメールアドレスを使って公務に関するやり取りを行っていたことが明らかになり、批判にもさらされています。

一方、8年ぶりの政権奪還を目指す共和党はすでに上院議員2人が立候補を表明したほか、ブッシュ前大統領の弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が立候補の検討を進めるなど候補者が乱立していて今後、大統領選挙に向けた動きが本格化する見通しです。


【ヒラリー・クリントン氏の経歴】

ヒラリー・クリントン前国務長官は67歳。クリントン元大統領の妻で、ファーストレディーのときには、みずから医療保険制度の改革にも取り組みました。

また、夫がホワイトハウスの研修生との不倫を巡る偽証疑惑で苦境に立たされたときは、夫を支え危機を乗り切りました。

2001年からニューヨーク州選出の上院議員を務め政治家としての経験を積み重ねてきました。そして、2007年1月に大統領選挙の民主党の指名争いに名乗りを上げ、オバマ大統領と激しく競り合いましたが、2008年6月に選挙戦から撤退しました。

しかし、本選挙では民主党の結束を訴え、オバマ大統領の当選に力を尽くした結果、2009年1月にはオバマ政権一期目の外交の顔として国務長官に就任し、最初に日本を訪問するなど、アジア重視政策を進めました。

一方で、2012年9月にリビア東部ベンガジのアメリカ領事館が襲撃され、大使ら4人が殺害された事件では野党・共和党から対応に不備があったと批判されました。

さらに先月には国務長官在任中、私用のメールアドレスを使って公務に関するやり取りを行っていたことが明らかになり、クリントン氏は情報管理に問題はなかったと釈明しましたが、共和党は議会で説明するよう求めるなど追及を強めています。


【民主党支持者から60%の支持】

来年11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けて民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官が大統領候補の大本命と目されています。
クリントン氏は国務長官在任中、私用のメールアドレスを使って公務に関するやり取りを行っていたことが批判され、好感度が下がりましたが、それでも世論調査で民主党支持者のおよそ60%の支持を集め、最も人気の高い政治家です。

民主党ではクリントン氏のほか、バイデン副大統領やリベラル系のウォーレン上院議員の名前が取り沙汰されているほか、オマリー前メリーランド州知事やアジア政策に影響力を発揮したウェッブ元上院議員が立候補に意欲を示しています。

ただ、支持率はバイデン副大統領らが10%余り、オマリー前知事らは1%程度の支持にとどまっています。
クリントン氏は共和党の候補者らに比べても優位を保っていて、大統領選挙の最有力候補とみられています。

【専門家「難しい選挙」】

アメリカのジョージ・ワシントン大学のマシュー・ダレック准教授はNHKの取材に対し、ヒラリー・クリントン前国務長官が私用のメールアドレスを公務に使っていた問題について「今、クリントン氏は公用のメールアドレスを使わなかったことを後悔しているだろう」と指摘しました。

ただ、「多少の影響はあるが、今のところ取るに足らないものだ」と述べ現時点ではクリントン氏が優位なことに変わりはないという認識を示しました。

一方で、「共和党は今後も攻撃を続け、クリントン氏の支持率を低下させるだろう」と述べました。
そのうえで「まだ大統領選挙は2年近く先であり、何が起こるか分からない。

オバマ大統領の不人気が影響する可能性もあり、クリントン氏にとっては難しい選挙だ。楽勝だとは思わない」と指摘しました。
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