西日本の記録的豪雨について 2



西日本での記録的大雨で、土砂崩れ、河川決壊による大規模な水害が発生している。


前回の記事でも書いたが、そのことは蟹座にトランジットするラーフ、水星、そして、火星のアスペクトによる蟹座の傷つきがもたらしたと考えられる。






水害となった場合、まず、水の星座である魚座、蟹座、蠍座の傷つきに注目する必要があるが、現在、惑星がトランジットして傷ついているのは蟹座だけである。


蟹座は方角で言うと、北に該当するが、日本のマンデン図(射手座)では、8室目に該当する。






アセンダントの射手座が東で、7室目が西であるため、8室もほぼ西、又は南西である。


そういう意味では日本のマンデン図で言えば、蟹座は「西日本」であると言えるのかもしれない。



今回、西日本には、例年の7月の降水量の2倍の量が3日間で降り注いだという。



気象庁の予報課長が以下のような見解を述べている。(一部抜粋)




「今回の大雨の特徴は西日本から東日本の非常に広い範囲で記録的な大雨になったことだが、その要因のひとつは、梅雨前線が長い期間同じ場所に停滞したということ。もうひとつは太平洋高気圧の縁を回るように非常に湿った空気が梅雨前線に向かって流れ込んでいだこと。
その中でも太平洋高気圧の縁を回るように非常に湿った空気が流れ込んだことが特に今回の大きな要因だと思っている。

大雨の気象監視で水蒸気量の監視は重要だが、ここ数日間の西日本の太平洋側などで見られる空気が含む水蒸気量が非常に高い値だった。なかなか見たこともないような大きな値が出ていた。」

ここで指摘された水蒸気量について気象庁のデータによりますと、地表から大気上端までに含まれる水蒸気の総量は鹿児島で7月平均の1.5倍以上だったということです。



(中略)


「理由のひとつとして、通常は台風が去っていくと大雨を降らせる能力は低下するのだが、台風7号が7月3日から4日にかけて東シナ海から対馬海峡を経て日本海を北東に進んだが、今回は台風が去った後も大雨を降らせる能力が高い状態が続いたことだ。

比較して思い出すのが去年7月5日の九州北部豪雨だが、その前日に台風3号が長崎付近に上陸して西日本から東日本へと縦断していった。当時この台風3号は5日の9時には関東の東海上で温帯低気圧になった。
通常は台風が去ると大雨を降らせる能力は低下すると判断したいところだが、7月5日の明け方に島根県西部で大雨特別警報が発表され、さらに昼過ぎから夜の豪雨によって九州北部豪雨が発生するという経緯をたどった。この時も台風が持ち込んだ非常に湿った空気が、台風が去った後も日本付近に大雨をもたらした事例だった。

さらに今回の場合、台風7号は6月29日に沖縄の南海上で発生、沖縄の南海上ではかなり大きな規模の積乱雲が群れをなすような塊があり、その中で台風7号が発生したのだが、台風はその大きな規模の積乱雲群をすべて集めきれずに、小さくまとまった形で北上して対馬海峡から日本へと抜けていった。
その結果、集めきれなかった積乱雲群が沖縄の南海上にとどまり、それがその後ゆっくりと北上していった。
これが太平洋高気圧の張り出しの縁に当たっていて、この熱を帯びて水蒸気をたっぷりと含んだ積乱雲群の塊から梅雨前線に大量の水蒸気が供給され続けたことが、これほど広範囲での豪雨となった大きな原因ではないかと考えている。」




「熱を帯びて水蒸気をたっぷりと含んだ積乱雲群の塊から梅雨前線に大量の水蒸気が供給され続けた」ことがこれほど広範囲での豪雨となった原因ではないかと述べている。



蟹座(水の星座)をトランジットするラーフは「過剰」を表しており、また山羊座で高揚の座にあって蟹座にアスペクトする火星は、蟹座にその火力で、熱を供給したと考えられる。


それで、ラーフと火星のコンビネーションが、水の星座に形成されたことで、蟹座(日本のマンデン図の西もしくは南西)で、熱を帯びた大量の水蒸気が発生したと解釈できる。




蟹座をトランジットしている水星も役割を果たしたと思われるが、水星は、ジョーティッシュでは地の惑星である。


月と金星が水の惑星だが、地の惑星である水星も蟹座をトランジットすることで、水の性質を帯びたと考えられ、ラーフ、火星との絡みで、今回の水害に役割を果たしたと考えられる。


水星は五行思想では、水のエレメントであるとされている。



そして、トランジットの太陽が双子座(水星の星座)を通過していたことも関係していると思われる。



太陽のディスポジターが水星で、水星は蟹座に在住している為、上述した蟹座の絡みに太陽もディスポジターを通じて参加しているのである。



日本のマンデン図(射手座ラグナ)から見ると、ちょうど7室目をトランジットしていたことになり、それは、方角で言えば、西を意味している。




私は以前、自分自身のダシャーを検討する中で、ケートゥのプラーナダシャーの時に雨が降ることを何度も経験したため、ケートゥは雨と関係があると考えていた。



天気や気象について予測する気象占星術において、ラーフ/ケートゥ軸がどこにあるかということは重要になって来るのではないかと考えられる。



特にラーフ/ケートゥ軸が、今回のように水の星座に入った場合、気圧や水蒸気が関係する気象に大きな影響を与え、更にそこに火の惑星などが関係した場合、熱により大量の水蒸気を発生させたり、気圧を上げたりして普段とは違う異常気象をもたらすのではないかと考えられる。


基本的に加熱すると気圧が上がるのである。



従って、水のエレメント(水分) + ラーフ/ケートゥ軸 + 火のエレメント(加熱)で、水蒸気の発生や気圧の上昇を引き起こし、積乱雲などを発生させて、台風や豪雨などの異常気象となるのではないかと思うのである。




私は、地震や台風、火山の爆発などの大規模なマンデンイベントについて、それ程、多くの事例を調べていないが、上記のように鮮やかに説明できるところを見ると、異常気象や災害、戦争などの人為的なものに至るまで、ある程度、危険というものは、事前に予知できるのではないかと考えられる。



今回の西日本の災害に関して言えば、ラーフ/ケートゥ軸が、蟹座/山羊座軸に入った時点で、そして火星が山羊座に入室して蟹座にアスペクトした時点で、異常気象をもたらす可能性があると警戒することが出来たのである。








(参考資料)



「平成30年7月豪雨」はなぜ広域に豪雨をもたらしたのか …「特別警報」での避難ではもう遅い
長坂哲夫
2018年7月9日 月曜 午後8:00 FNN PRIME

平成で最悪の死者・行方不明者数

6月28日以降、梅雨前線が日本付近に停滞するなか29日には台風7号が南海上に発生、北上して日本付近に暖かく湿った空気が供給され続け、梅雨前線の影響によって7月6日から8日にかけて西日本を中心に全 国的に広い範囲で記録的な大雨となり、各地で甚大な被害が発生しました。

気象庁によりますと、前線や湿った空気の影響で、6月28日から7月8日午前9時までの総降水量が四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリ、九州北部地方で900ミリ、近畿地方で600ミリ、中国地方で500ミリ を超えるところがあるなど、7月の月降水量の平均の2~4倍の大雨を各地で記録しました。

また多くの場所で24、48、72時間降水量の値が観測史上1位を更新するような大雨となりました。

大雨によって100人以上の死者行方不明者が出たのは、1983年に島根県を中心にがけ崩れ、土石流、洪水が相次いで発生した「昭和58年7月豪雨」以来で、今回は平成に入って最悪の死者行方不明者数となりま した。

なぜ記録的大雨に?

西日本から東日本でこれほど多くの犠牲者を出す広域での豪雨となった理由について、気象庁予報部の梶原靖司予報課長は会見で見解を述べました。

「今回の大雨の特徴は西日本から東日本の非常に広い範囲で記録的な大雨になったことだが、その要因のひとつは、梅雨前線が長い期間同じ場所に停滞したということ。もうひとつは太平洋高気圧の縁を回る ように非常に湿った空気が梅雨前線に向かって流れ込んでいだこと。

その中でも太平洋高気圧の縁を回るように非常に湿った空気が流れ込んだことが特に今回の大きな要因だと思っている。

大雨の気象監視で水蒸気量の監視は重要だが、ここ数日間の西日本の太平洋側などで見られる空気が含む水蒸気量が非常に高い値だった。なかなか見たこともないような大きな値が出ていた。」

ここで指摘された水蒸気量について気象庁のデータによりますと、地表から大気上端までに含まれる水蒸気の総量は鹿児島で7月平均の1.5倍以上だったということです。

なぜ湿った空気が流れ込んだ?

さらに、なぜあまり見られないような非常に湿った空気が流れ込んだのかについては、梶原予報課長は現時点での想像ではと前置きしたうえで、

「理由のひとつとして、通常は台風が去っていくと大雨を降らせる能力は低下するのだが、台風7号が7月3日から4日にかけて東シナ海から対馬海峡を経て日本海を北東に進んだが、今回は台風が去った後も大 雨を降らせる能力が高い状態が続いたことだ。

比較して思い出すのが去年7月5日の九州北部豪雨だが、その前日に台風3号が長崎付近に上陸して西日本から東日本へと縦断していった。当時この台風3号は5日の9時には関東の東海上で温帯低気圧になった。 通常は台風が去ると大雨を降らせる能力は低下すると判断したいところだが、7月5日の明け方に島根県西部で大雨特別警報が発表され、さらに昼過ぎから夜の豪雨によって九州北部豪雨が発生するという経緯 をたどった。

この時も台風が持ち込んだ非常に湿った空気が、台風が去った後も日本付近に大雨をもたらした事例だった。

さらに今回の場合、台風7号は6月29日に沖縄の南海上で発生、沖縄の南海上ではかなり大きな規模の積乱雲が群れをなすような塊があり、その中で台風7号が発生したのだが、台風はその大きな規模の積乱雲 群をすべて集めきれずに、小さくまとまった形で北上して対馬海峡から日本へと抜けていった。

その結果、集めきれなかった積乱雲群が沖縄の南海上にとどまり、それがその後ゆっくりと北上していった。

これが太平洋高気圧の張り出しの縁に当たっていて、この熱を帯びて水蒸気をたっぷりと含んだ積乱雲群の塊から梅雨前線に大量の水蒸気が供給され続けたことが、これほど広範囲での豪雨となった大きな原 因ではないかと考えている。」

詳細な解析は今後ということですが、梶原課長は長い経験からそう見解を述べました。

異例の「特別警報を出すかも知れない」会見

毎年のように起きる「数十年に一度」の記録的な豪雨災害で、これまで多くの方が犠牲になっています。

今回気象庁は過去に例のない広域での豪雨への警戒を呼びかけるために、7月6日午前10時半から異例ともいえる緊急会見を開いています。「特別警報」を発表する時ではなく、これから「特別警報を出すかも しれない」という今までにない会見でした。

その中で気象庁は、「西日本と東日本で7月8日にかけて猛烈な雨が降り続く見込みで、今後重大な災害の発生するおそれが著しく高いことを示す大雨特別警報を今後発表する可能性がある」と伝えました。

この時、数十年に一度の重大な危険を知らせる「特別警報」を出すかもしれないと事前に知らせなければならないほど切迫した状況なのだと、どれほどの人に伝わったでしょうか。

「特別警報」の発表に至るまでには、大雨に関する「注意報」、「警報」の発表地域が広がり、さらに「土砂災害警戒情報」と「記録的短時間大雨情報」が複数にわたって発表されます。今回もそうして危 険度の高まりによって防災情報が発信されていきました。

「大雨警報」のあと「記録的短時間大雨情報」が複数回出るというのは、その時点ですでに重大な災害がいつ発生してもおかしくない非常な危険な状況となっていて、自治体からは「避難勧告」より強い「避 難指示」が出されている段階ということになります。

つまり、命を守るための避難行動という見地からは、気象庁から最後の「特別警報」が出る段階では自治体からの避難指示に従い「すべての人が避難を完了している」ことが不可欠とも考えられるのです。 「特別警報」が出た時には、家の外はすでに土砂災害や河川の氾濫などで避難することが困難な状態となっていることが多いからです。

命を守るための防災情報の段階があまりに細かく、たくさんのアラートがあることがむしろ「まだ自分のところは大丈夫」というような、国民に間違った理解と混乱をもたらしているのかもしれません。こ れに関しては、整理を含めた今後の検証が必要と考えます。

「自分のところは大丈夫」という正常化バイアスがかかることを振り切るためにも、自分のいる場所に迫る危険度の高まりを確かめながら避難行動をとることが大切なことを痛感します。

気象庁HPの「危険度分布」で早めの避難を

そのためにかなり有効と考える情報を改めて紹介します。

気象庁は去年の7月からホームページ上で、「危険度分布」という防災情報を公開しています。これまで降った雨によって、自分が住んでいる地域に土砂災害や浸水害、また洪水害が出る恐れがどれくらい高 まっているかを5段階の色分けでわかりやすく示したものです。パソコンやスマートフォンで気象庁のホームページから見ることが出来ます。

「危険度分布」は、どこでどのくらい災害危険度が高まっているのかを具体的に把握することが出来る防災情報なので、気象庁は、自治体からの情報に加えて「危険度分布」を見ながら身に迫る危険度を確 認し早め早めの避難行動をとるよう、大雨災害から個々の住民の安全確保の行動に役立ててほしいと繰り返し訴えています。

政府の防災基本計画にも、防災上参考にすべき情報として新たに「危険度分布」が盛り込まれたように、土砂災害が起こりやすい地域や、水位計が設置されていない中小河川の災害危険度の高まりを知るう えで最も有効な情報のひとつといえます。

こうした役に立つ防災情報が周知され、広く活用されることで、ひとりでも多くの方の命が助かることを心よりお祈りします。

(フジテレビ 社会部気象庁担当 長坂哲夫)
参照元:「平成30年7月豪雨」はなぜ広域に豪雨をもたらしたのか …「特別警報」での避難ではもう遅い
長坂哲夫
2018年7月9日 月曜 午後8:00 FNN PRIME











スポンサーリンク


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です