蟹座と全体主義

「運命と時輪」にB.V.ラーマンがインドの革命的変遷、インドの民主主義における全体主義の台頭について、警告したのは、蟹座の土星と魚座の木星を根拠にしていたと書いてある。

これは何を言っているかと言えば、蟹座が全体主義と関係があるということである。

つまり、蟹座に土星がトランジットしている時期というのは蟹座が仕事をする時期である。

そして、蟹座の仕事というのは何かというと、民族主義的、全体主義的発揚なのであり、蟹座に惑星集中するインド建国図において、蟹座に土星がトランジットして、木星が魚座からアスペクトして、蟹座にダブルトランジットが形成された時に、蟹座ラグナで土星がラグナに在住するインディラ・ガンディーが国家非常事態宣言を発令して、インド国内が全体主義に傾いたのである。

1975年6月26日未明、インディラ・ガンディーは国内治安維持法、インド防衛法・同令によって、授与されていた権限に基づき、数百名以上の野党指導者を逮捕した。

この時、魚座に木星、双子座の終わりに土星、蟹座からみて10室に火星が在住していた。

土星が蟹座に入室したのは、1975年7月22日頃であり、2ヵ月前から土星は蟹座入室の効果を発揮していたことから、これは蟹座にダブルトランジットが生じていたための効果である。

インド建国図は牡牛座ラグナで、ラグナロードの金星と9、10室支配の土星、4室支配の太陽、2、5室支配の水星と3室支配の月が3室の蟹座に集中している。

ガンジーが政権を取るまでの過程は、wikipediaによれば以下のように書いてある。

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シャーストリーが1966年に心臓発作により急死すると、インディラを首相にしようとする動きが起こり、インド国民会議の全員会議で投票が行われた結果、ジャナタ党のモラルジー・デサーイー(英語版)を破って首相に就任した。組閣前、インディラはいわばお飾り大臣であり、実権は党内の有力政治家が握ると予想されたが、彼女は強力な指導力を発揮していく。

当時食糧危機に瀕していたインドは世界銀行から融資を得るため、世界銀行の条件を呑んで1966年6月にインド・ルピーの切り下げを行ったが、パキスタンとの関係悪化を理由にアメリカ合衆国からの援助が打ち切られると、世界銀行もこれに同調して融資を大幅に削減した。このためインドの世論が反米・反世界銀行的な色彩を帯びてくると、インディラはアメリカと距離を置いて社会主義的な路線を推し進め、1969年には商業銀行大手14行の国有化を行った。この政策をめぐりインド国民会議は社会主義路線を採るインディラ派とそれに反発する反インディラ派に分裂する。そして食糧危機克服のためだけでなく食糧自給による諸外国からの自立も目的として緑の革命を推進した。

1971年には東パキスタンのパキスタンからの独立運動に武力介入して第三次印パ戦争を引き起こした。アメリカがパキスタンを支援したものの、インディラはソ連と接近し、印ソ平和友好協力条約を締結して支援を受け戦争に勝利した。終戦後、パキスタンのズルフィカール・アリー・ブットー大統領と交渉し、1972年のシムラー協定(英語版)で東パキスタンをバングラデシュとして独立させることをパキスタンに認めさせた。
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国内が食糧危機に瀕していて、世界銀行などの国際機関が全く頼りにならない時に強力な指導力を発揮する蟹座の民族主義者が台頭するのである。

これはイタリアのムッソリーニ、ドイツのヒトラーの時と同じであり、蟹座が台頭する時の一つのパターンである。

国際連合や国際機関は、水瓶座が象徴するため、水瓶座からみて6室の蟹座にダブルトランジットが生じる時期というのは国際主義が全く機能不全になって、役に立たず、融資を期待していた国家からは批判の的となる。

そして、民族主義者が国内の危機を乗り越えるために台頭するというのが一つのパターンである。

つまり、蟹座に土星がトランジットしたり、蟹座に土星がアスペクトする時に民族主義的発揚や全体主義的傾向が発現するのである。

それはつまり、土星が、牡牛座、蟹座、天秤座、山羊座などをトランジットしているタイミングである。

更にそこに木星が蟹座にアスペクトすることによって蟹座にダブルトランジットが形成される場合にはその全体主義が具体的に結実するタイミングである。

インド占星塾の記事を見ると「蟹座の土星は、多くの国境を描き換える役割を果たす」というラオ先生の言及がある。

それはつまり、民族主義、全体主義が発揚することによって、諸国家の自我が肥大化して、領土を確保しようとする動きにつながるからである。

領土拡張への誘惑として、侵略戦争を起こしたり、国家が独立して領土を確定しようとするのである。

ラオ先生は記事の中で、第一次世界大戦後の1917年-18年、ヴェルサイユ条約締結後、ヨーロッパの国境は書き換えられ、それによってドイツやオスマントルコなどが不利益を被ったこと(つまり、その結果として、ナチスが台頭する)、

そして、土星が蟹座に入室した時にインドが独立し、パキスタンも独立し、イスラエルが誕生したと書いている。

また1975年-77年にシッキムとブータンの2つのヒマラヤの王国がインドに併合されたという。

つまり、蟹座が土星に入室しているタイミングで、国家が自分の領土を確定して独立したり、国家が独立の力を持たない弱小国を併合して、領土を拡大するのである。

9.11事件で、ニューヨーク貿易センタービルが破壊されて、アメリカで民族主義、全体主義が発揚したが、9.11の時、

土星は牡牛座から蟹座にアスペクトして、木星は双子座をトランジットしていた。

ジョージ・ブッシュは愛国者法に署名して、大統領に巨大な権限が与えられて一気に全体主義への動きが高まった。

そして、木星が蟹座に入室して、土星が牡牛座から一度、双子座に移動して、再び牡牛座に逆行して、蟹座に木星と土星がダブルトランジットしたタイミングである2003年3月20日にジョージ・ブッシュが強引に大量破壊兵器が存在するという主張により、国連の意向を無視してイラクに侵攻する。

このイラク戦争を蟹座ラグナで、蟹座に土星、水星、金星が集中するジョージ・ブッシュが起こしたことは記憶に新しい。

ジョージ・ブッシュの側近は、ネオコン・グローバリストであり、アメリカ21世紀プロジェクトなる、アメリカの力により世界を統治していくという思想を持つ全体主義的な政権であった。

ブッシュ政権の国防長官であったドナルド・ラムズフェルドなどはその発言や立ち居ふるまいが、ナチスの高官にそっくりである。

ネオコンはおそらく蟹座が表示体で、ネオコンが国連嫌いなのは、蟹座からみて水瓶座(国際主義)が8室だからである。

逆に国連から見ると、蟹座は6室である。国連はネオコンの暴走を抑えることが出来なかったのであり、結局、国連が病気(6室)に掛っていたという風に解釈可能である。

そして、そうしたジョージ・ブッシュ政権のイラク侵攻を熱心に支えたのが、蟹座ラグナで土星と火星が10室牡羊座に在住する小泉純一郎である。

小泉純一郎は、郵政民営化に賛成か反対かという国民的議論を引き起こして、郵政民営化に反対する議員に対して、刺客を送りこんで潰したが、小泉純一郎の時期に日本の政治状況は、全体主義に傾いたということができる。

小泉純一郎は無知な大衆(B層「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」)の支持を電通の協力で取り付けて、日本において全体主義的なポピュリズム政治を体現した。

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9月11日の投票結果は高い投票率を記録し、自民党だけで296議席、公明党と併せた与党で327議席を獲得した。この選挙はマスコミにより「小泉劇場」と呼ばれた。
2005年9月21日、小泉は圧倒的多数で首班指名を受け、第89代内閣総理大臣に就任する。10月14日の特別国会に再提出された郵政民営化関連法案は、衆参両院の可決を経て成立した。この採決で、かつて反対票を投じた議員の大多数が賛成に回り、小泉の長年の悲願は実現した。(wikipedia)
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2005年9月11日の投票結果は高い投票率を記録し、自民党が圧倒的な勝利を収め、9月21日、小泉純一郎は圧倒的多数で首班指名を受け、第89代内閣総理大臣に就任する。

この時、土星は蟹座をトランジットして、木星は乙女座をトランジットしていた。
蟹座にダブルトランジットは形成されてはいないが、火星が牡羊座をトランジットして、蟹座からみた10室の牡羊座を土星と火星がアスペクトしていた。

 

ヒトラーのチャートを見ると、蟹座10室に土星が在住しているが、ヒトラーは民主主義の過程により選挙で大衆から選ばれたポピュリズム政治の体現者である。

1932年7月の選挙でナチ党は37.8%の得票率を得て230議席(改選前107議席)を獲得し、社会民主党を抜いて国会の第一党に躍り出た時、土星は山羊座をトランジットし、木星は蟹座をトランジットして、蟹座にダブルトランジットが生じていた。

1933年3月24日に国家人民党と中央党の協力を得て全権委任法を可決させ、議会と大統領の権力は完全に形骸化し、7月14日にナチ党以外の政党を禁止し、12月1日にはナチ党と国家が不可分の存在であるとされた。(wikipedia)

ナチ党が第一党に躍り上がって、権力を掌握し、全体主義的な過程が進むのが確認できるが、この過程において依然として、土星は山羊座、木星は獅子座を逆行し、蟹座にダブルトランジットが生じている。

更にwikipediaにはヒトラーが「総統」と呼ばれるまでの過程について以下のように記されている。
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1934年8月2日、ヒンデンブルク大統領が在任のまま死去した。ヒトラーは直ちに「ドイツ国および国民の国家元首に関する法律」を発効させ国家元首である大統領の職務を首相の職務と合体させ、さらに「指導者兼首相(Führer und Reichskanzler)であるアドルフ・ヒトラー」個人に大統領の職能を移した。この措置は8月19日に国民投票を行い、89.93%という支持率を得て国民にも承認された。ただし「故大統領に敬意を表して」、大統領(Reichspräsident)という称号は使用せず、自身のことは従来通り「Führer(指導者)」と呼ぶよう国民に求めた。これ以降、日本の報道でヒトラーの地位を「総統」と呼ぶことが始まった。指導者は国家や法の上に立つ存在であり、その意思が最高法規となる存在であるとされた。
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ここで独裁者が誕生するのだが、1934年8月19日は土星は水瓶座で逆行しており、2ヵ月後には再び山羊座に逆行するのだが、依然として蟹座にアスペクトを続けている。

そして、木星は乙女座の終わりにあって、2ヵ月後には天秤座に入室するので、天秤座から牡羊座にアスペクトしていた。

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権力掌握以降、ヒトラー崇拝は国民的なものとなった。1935年1月22日には公務員・一般労働者が右手を挙げて「ハイル・ヒトラー」と挨拶することや、公文書・私文書の末尾に「ハイル・ヒトラー」と記載することが義務付けられた。(wikipedia)
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そして、右手を挙げる「ハイル・ヒトラー」という敬礼が義務化され、ここにおいて全体主義が完成の域に達している。

1935年1月22日には土星は水瓶座に入室し、木星は天秤座をトランジットして、牡羊座にダブルトランジットが生じていたが、牡羊座は蟹座からみた10室のハウスなので蟹座にとって重要なハウスである。

この段階に至るまでの全体主義の発揚の過程において常に蟹座に土星のアスペクトやダブルトランジットがあることが確認できる。

ラオ先生の研究で、「土星がローヒニーを通過する時に全世界で戦争の緊張が高まる」というものがあるが、これもまず土星が牡牛座を通過することで、まず蟹座にアスペクトすると同時にローヒニーのナクシャトラの支配星は月であるため、やはり蟹座に関係があると考えることもできる。

このように考えてくると、民族主義や全体主義的発揚というのは蟹座と関係があるということがよく分かる。

そして、今現在、土星が天秤座をトランジットして蟹座にアスペクトしているため、やはり、蟹座の民族主義、全体主義的な兆候が伺えるのである。

特に大阪府知事の橋下徹の台頭や、尖閣問題購入の手続きを進める石原慎太郎の動きなどである。

また韓国の李大統領の「竹島訪問」や香港活動家の尖閣不法上陸などもそうである。

中国のチャートの分析から2013年~2014年ぐらいにかけて中国と日本の間に軍事的な衝突があるのではないかと予測されているようであるが、

マンデン占星術では7室が戦争のハウスであるため、中国の建国図でアンタルダシャーに7室の支配星や7室の在住星が来る時期に戦争の危険があるのではないかということである。

中国建国図を見ると、2011年8月27日から土星/月期である。

尖閣諸島問題 wikipediaを見ると、

確かに2011年8月27日以降のアンタル月期からこれまでとはレベルの違う領海侵犯や、海上保安庁の巡視船との接触事故などが起こっており、日中間の緊張が高まっている。

2011年の夏頃から領海侵犯が激しくなって来ているのが分かる。

次の2013年3月28日から土星/火星期に移行するが、中国建国図において火星は領土や鉱物資源を表す4室と外国からの獲得を表す11室を支配して、戦争を表す7室で減衰し、7室支配の月と相互アスペクトしている。

またインド占星術では使用しないが7室には冥王星も同室している。
これは強制力やパワーを表わす非常に盲目的で力強い意志という象意を持っている。

また火星は戦いの表示体である。

そして、マハダシャーの土星をラグナとすると、火星は2室から6室と7室にアスペクトしている。

この6室も7室と同様に軍事的行使や領土的侵攻という象意を持っている。

アンタルダシャーの火星は減衰しているのだが、中国建国図のナヴァムシャを見ると、
ラグナと月からみて10室で高揚して、領土、鉱物資源の4室にアスペクトして、3、6室支配の水星と相互アスペクトしている。

つまり、8室支配の火星が6室支配の水星と相互アスペクトして、4室に絡んでいるため、これは犯罪行為であることを示している。6室と8室が絡む時、犯罪を免れえ得ないとラオ先生は書いている。

更にダシャームシャ(D10)では同様に4室、11室支配の火星が10室から4室にアスペクトバックしている。

マハダシャーの土星は2室から4室にアスペクトし、アンタルダシャーの火星は10室から4室にアスペクトして、やはり領土、鉱物資源の4室にアスペクトしている。

2014年6月20日頃からトランジットの木星が双子座から蟹座に入室する為、ダブルトランジットが、天秤座の土星のアスペクトと共に蟹座にダブルトランジットが形成される。

 

6月20日の2ヶ月半ぐらい前の4月の頭ぐらいからこの蟹座へのダブルトランジットの効果が生じ始めるため、おそらく、この頃に民族主義的、全体主義的発揚が異常に高まることが考えられる。

国民からの激しい突き上げにより、マンデンでは4室には国会という象意もあるが、国民や国会議員の意見が民族主義的指導者の下に集約されて、何か一つの明確な国家的意志を示す可能性が高い。

それで本来、国家というものは多様な国民の意見によって中々一方向には向かないものなのであるが、この蟹座が強くなる時期に限っては、独裁者が軍事行動を取りやすくなるのである。

土星/火星期の象意から考えると先に中国側が実行支配を目的とした軍事行動に出る可能性が高いといえる。

特に2013年9月から10月に掛けて、土星/火星/土星→土星/火星/水星と続くが、

この時、火星が7室の蟹座にリターンして、土星と火星のダブルトランジットが7室に形成される。

この辺りが危ないのではないかと思われる。

木星が7室に入室するのはその後であり、木星は問題解決を表すため、領土における調停や協定が引き出される可能性が高いが、その時には実際の軍事侵攻による結果が生じてしまっている可能性が高い。

その非常事態、民族的、国家的危機に対して民族的国家指導者がその危機を解決するために立ち上がり、国民もそれに賛同して一つにまとまり、民族主義的、全体主義的高揚が生じることが考えられる。

 

この時、日本の建国図では、2014年1月19日から6月7日まで水星/水星/土星期である。

水星は7、10室の支配星で4室で減衰し、土星は2、3室支配で10室に在住して、
水星と土星が相互アスペクトしている。

土星は所有、財産を表わす2室と、領土の損失を表わす3室を支配している。

3室の支配星である土星は領土の損失(4室から12室目)を表わしており、また水星から見ると、土星は11、12室支配で7室に在住している。

つまり、外交による獲得と損失という象意を示している。

この時、木星は日本の建国図の8室をトランジットして、土星が11室から8室にアスペクトして、8室にダブルトランジットが生じている。

他国からの侵略という災難にあう時期であると考えられる。

中国は建国以来、チベットに軍事侵略し、ソ連とも国境紛争を起こし、大きな譲歩を引き出してきた。

露骨な領土的野心を示してきたのは7室に減衰する火星が在住し、7室支配の月がその火星にアスペクトして、冥王星などもそこに在住していることが大きいと思われる。

とにかくこれだけ7室の象意が繰り返され、7室にダブルトランジットも形成されるということになると、中国は尖閣の実効支配を目的とした軍事行動を起こし、実際に尖閣を占領する可能性が高い。

そうすると、その後、どうなるかということである。

 

中国建国図では2014年5月7日から土星/ラーフ期に移行する。

アンタルダシャーのラーフはラグナ、月からみて3室に在住しており、3室は近隣諸国や、戦争による土地の損失や獲得、国境の衝突という象意があり、マハダシャーの土星からみてラーフは6室に在住している。

どちらの場合もウパチャヤに在住する凶星のため、国際的に批判を受けるもののそれに対して、貪欲に敵対してその批判を打ち負かす、厚かましい態度を示すことが予想される。
ナヴァムシャではラーフは獲得の11室に在住し、土星から見てラーフは6室に在住している。

ダシャームシャでもラーフはラグナからみて6室に在住して土星から5室に在住している。

中国は貪欲なラーフが示すように厚かましく実効支配を続けることが考えられる。

然し、ナヴァムシャ(D9)チャートが示すように中国の軍事侵攻は犯罪であることには間違いない。

その次に日本の建国図では水星/ケートゥ期となり、ケートゥは9室に在住し、水星からみて6室に在住している。

9室は法律や法廷を表し、6室は訴訟を表している。

そして、木星は獅子座9室に移動して、土星が蠍座から9室にアスペクトするため、やはり、国際法廷の場で戦うことになると言えるかもしれない。

ケートゥには1、4室支配の木星が5室からアスペクトしており、ディスポジターの太陽も木星と接合して、5室支配の火星からアスペクトされている。

ケートゥはラージャヨーガを形成しており、この時に国際法廷の場で正義が回復されるかもしれないが、アメリカ合衆国のラグナが獅子座であることから、このケートゥの表示体が米国であると考えることもできる。

中国建国図では土星/ラーフが2014年5月から2017年3月まで続き、その後、土星/木星期に移行する。

アンタルダシャーの木星は3、12室支配で12室に在住しており、ナヴァムシャではラグナ、月からみて9、12室支配で9室に在住している。

従って、この位から中国の態度も変わってくることが考えられる。

尖閣諸島問題は、1968年の海底調査の結果、東シナ海の大陸棚に石油資源が埋蔵されている可能性があることが指摘され、1971年に中国、台湾が領有権を主張し始めたことが契機であり、それ以前には両国とも領有権は主張していなかった。

wikipediaには以下のように記されている。

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1971年2月にはアメリカ合衆国在住の中国人留学生らによる尖閣諸島は中国固有の領土だと主張する反日デモが発生し、6月に台湾、12月に中国が相次いで領有権を主張した。

1972年(昭和47年)5月15日に沖縄は日本へ返還されており、沖縄返還の直前に主張し始めた。その根拠は、尖閣諸島が中国側の大陸棚に接続しているとの主張にくわえ、古文書に尖閣諸島を目印として航海に役立てていたという記述が見られることで、最も古くから同諸島の存在を認識していたという解釈による。中国人が先に発見したから領有権を主張できるというものである。

ただし、1970年以前に用いていた地図や公文書などによれば両国とも日本領であると認識していたようで、米国の施政時代にも米国統治へ抗議したことはないため、日本国内では中国と台湾が尖閣諸島の領有権を主張し始めた動機として 海底油田の可能性が高い と唱えられている。そのため、国際判例上、以前に黙認によって許容した関係に反する主張は、後になって許されないとする禁反言が成立する可能性も指摘されている。(wikipedia)
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1971年2月は、トランジットの土星や牡羊座の終わりにあり、木星は蠍座にあって、蟹座にアスペクトしていたが、4月30日から土星は牡牛座に入室するため、およそ2ヶ月前の2月中には土星は牡牛座入室の効果を発揮していたと考えられる。

つまり、1971年2月にアメリカ合衆国在住の中国人留学生らによる尖閣の領有権を主張した反日デモが発生したのは、蟹座にダブルトランジットが生じたからである。

そして、4月30日から土星が牡牛座に入室して、本格的に蟹座にダブルトランジットが形成された後、6月に台湾、12月に中国が領有権を主張することとなった。

つまり、こうした領土、領有権の主張などは蟹座が引き起こしていると言える。

個人でも一家の長たる父親が近隣の住民と、土地の境界線について確定したりするが、時々、確定した境界に共同でつくると決めた塀がどちらかの土地に大きく越境していたり、どちら側かの不正により何らかのトラブルが発生することが時々ある。その時、気の弱い一家の長は、相手の不正を批判することができず、批判を先延ばしにしているうちに時効となってしまい、泣き寝入りとなってしまい、厚かましく実効支配した側の利得となることが時々ある。

こうしたことは個人間の土地問題などでもよく起こっていることである。

こうした時に主張をしないことは誉められたことではなく、むしろ、正義の行使についての義務を怠ったのであり、正義を行使する裁判官としての資質を自ら放棄したことを意味する。

天秤座の土星が蟹座にアスペクトして、蟹座に緊張を与えている今、そして、これからの2年半は領土問題という形で民族主義、全体主義の傾向が生じることが予想される。

そして、木星が蟹座にトランジットした時には特にそのような動きが生じやすい。

但し、蟹座に土星がトランジットした時とはまた違うのであり、ブッシュ政権の時のような戦争による世界の全体主義的な逆行は生じないものと考えられる。

このような悪夢は土星が蟹座を通過する30年周期でやってくるのであり、当分はやって来ない。

蟹座が体現する民族主義、全体主義は、水瓶座が体現する国際主義、国際連合にとっては敵なのであり、世界をまとめて運営していく為の病気である。

蟹座を土星が通過する時、そして、更に木星がアスペクトして、蟹座にダブルトランジットが生じる時は、常に全体主義の危険が生じる時である。

このことはマンデン占星術上での重要な概念であると思われる。
















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