甦るアドルフ・ヒトラー

「ヒトラー~最後の12日間~」

公開日:7/9
製作国:ドイツ/イタリア
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル

主演:
ブルーノ・ガンツ
アレクサンドラ・マリア・ラーラ 


アカデミー外国語映画賞 ノミネート
ドイツアカデミー賞 映画賞 観客賞 最優秀制作賞
最優秀男優賞 ブルーノ・ガンツ受賞
トロント映画祭公式選定作品
ヨーロッパ映画賞 最優秀男優賞 ブルーノ・ガンツ
バンビ賞 受賞
GOLD BOOGEY賞


「ヒトラー最後の12日間」という映画を見た。
この映画はドイツ人監督とスタッフ、俳優によって、撮影されたドイツ側の視点から見たナチスドイツの敗戦までの道程を描いた作品で特にヒトラーが自殺して降伏するまでの緊迫した数日間を実際にその中で体験した秘書の証言によって詳細に描いている。

この映画を見ていて不思議だったのはドイツ側の視点で描いているためにヒトラーやその側近たちの敗戦までの境遇に共感したり、同情したりして、全くドイツ側に感情移入したことだった。

自分がナチスの本営に所属しているような感覚になり、攻め込んでくるソ連軍の方が悪であるかのような錯覚に陥ったのだ。

それは以前、オウム真理教の内側に入り込んで撮影された『A』という作品が、オウム側の視点で撮られた作品だったためにオウムに同情的な作品になり、まるで警察権力やオウムに反対する社会の方が悪で醜いかのような印象を視聴者に与えたのと似ている。

ナチスの本営での人間模様やヒトラーの人物をより人間的に描いているために外国では物議を醸し出したようであるが、世論調査ではドイツ人の69パーセントがヒトラーを人間的に描いた本作品を肯定的にとらえているそうである。一方でドイツに侵略された仏紙は本作品に不快感を示したとのことである。

私は映画を見ながら、この作品はあまりにもナチス側に共感してしまうため、ユダヤ人が見たら怒るだろうと思ったものである。

それはさておき、私は「ヒトラー最後の12日間」を見て以来、非常に激しくヒトラーを同一視しているのに気づいた。

映画を見に行ってからずっとヒトラーの映画のことばかり考えている。頭の中がヒトラーで一杯になってしまっている。


それは何故なのか?


ヒトラーは天秤座ラグナで、3室射手座にムーラトリコーナの木星が在住し、10室支配の月とケートゥが在住し、10室に4、5室支配のラージャヨーガカラカの土星、7室にラグナロードの金星と7室支配で自室の火星、太陽、水星が在住している。

その中で、今回、ふと気づいたのは彼のラグナロードの金星と7室支配の火星が両方ともナクシャトラがバラニーに在住していることである。



バラニーは異端の親分で、反体制的で、反主流で、決して正統派や主流にはなれず、常に少数派で、激しく怒り、欲望を露骨に表現し、手段を選ばないという特徴がある。

また諜報活動や探偵のような推理力があり、少ない手がかりから、本質を見極める嗅覚とか、情報収集力があり、社会の裏情報を握ったりなどの才能がある。

彼は第一次世界大戦中に、情報部に所属したことがあり、それで、共産党の集会に参加して、内部情報を探ったこともあり、諜報活動や探偵というバラニーの象意そのものである。

また、ヒトラーには自分のことを語る性質がある。
例えば、彼は「わが闘争」という書物を著したが、この本の告白形式こそ、自分を語るというバラニーの特質そのものである。彼は普段でも常に自分を部下に語る癖があったと思われる。


そして、私のラグナがバラニーであるため、何か非常にヒトラーの性格について共感するところがあるのである。

そして、今現在のトランジットを見たときに私は非常に驚いたのであるが、トランジットの土星が6月頃から蟹座に入ったのであり、これはヒトラーの10室に在住する土星にトランジットしており、サターンリターンである。

10室の土星はカリスマ的リーダーを表し、民衆の支持を得たリーダーを示しているのであるが、このタイミングでドイツ人の監督やスタッフによって作品が作られ、それが全世界的に放映され、各国のマスコミで取り上げられ物議をかもされたのは非常に興味深い事実である。

そればかりではなく、世論調査ではドイツ国民の69%が本作品に肯定的であり、まさに大衆的支持を得ているのである。


そして、トランジットの火星がヒトラーの牡羊座7室の火星をトランジットしているのであるが、火星はバラニーに在住しており、トランジットの火星も8月10日~8月13日の現在に至るまでずっとバラニーを通過している。

私のラグナはバラニーであるから、ヒトラーの7室に在住する火星の表示体となっており、ヒトラーのラグナロードの金星と7室でコンジャンクトしているのである。

7室はビジネスパートナー、取引相手を表しており、7室自室に在住している火星がリターンしているため、その象意が活性化するのであるが、それこそが、私がヒトラーのことを最近、同一視したり、常に考えている理由かもしれない。

映画を見てから、ヒトラーのことが頭からこびりついて離れないのである。

火星はヒトラーのラグナロードの金星とコンジャンクトし、ヒトラーのラグナにアスペクトしているため、私が火星の表示体であるなら、私がヒトラーに非常にコミットメントしていると考えることも出来る。いずれにしてもこのタイミングは絶妙のタイミングであり、過去数年間、私はヒトラーのことを考えたことなど、ほとんど無かったのにここに来て、これ程、考えていること自体、非常に不思議なのであり、これは偶然とは思えないのである。


従って、私の結論は既に死んだ人間であってもホロスコープは有効に機能しているのではないかというものである。




サターンリターンというのは人生の転機であり、成熟した社会人としての責任を負う時期であると考えれば、現在は人間ヒトラーとしてのヒューマニズムに対する責任が生じてくる時期と考えられなくはないのである。ヒトラーは死んでからも尚現在も土星のリターンにより成長し続けているのかもしれない。




秀吉


——–産業経済新聞社ウェブサイトより———–


国民の7割肯定的/仏紙は不快感 

独で映画「滅亡」公開 「人間ヒトラー」に波紋 

ナチス・ドイツの指導者ヒトラーを描いた映画作品が、さきごろドイツ国内で公開された。「デア・ウンターガング(滅亡)」と題するこの映画は、独裁者ヒトラーを戦後初めて「血の通った人間」として描いたことで、公開の是非を含めた激論が国内外で巻き起こったが、世論調査では7割近くが映画を肯定的に評価する結果となった。 


映画「デア・ウンターガング」の1シーン。中央がブルーノ・ガンツふんするヒトラー 
映画は、ナチス・ドイツの首都ベルリンをソ連軍に包囲され、地下壕(ごう)で愛人のエバ・ブラウンや腹心の部下らと最後の12日間を過ごすヒトラーを追う。  

抗し難い現実に絶望しながらも、女性秘書や犬に優しい心遣いを見せるヒトラー。自殺を前にスパゲティを食べ、涙をうっすら浮かべながら最後の感謝の言葉を料理人に投げ掛けるなどの意外な一面も描かれている。 

ヒトラーの女性秘書、故トラウデル・ユンゲ氏の回顧録と、歴史家、ヨアヒム・フェスト氏の著作を元に、気鋭の映画製作者、ベルント・アイヒンガー氏が脚本を書き上げたもので、内容はほぼ、史実に基づく。監督はオリバー・ヒルシュビーゲル氏、ヒトラー役はブルーノ・ガンツが演じた。 

昨年、最大規模の約400館で9月から上映され、制作費は1350万ユーロ(約19億円)と、ドイツ映画としては最高水準。約450万人の観客が足を運んだ。 

これまでの映画やドキュメンタリーで、ヒトラーはドイツ将兵やナチス支持者を前に絶叫調で演説する姿が取り上げられるのが定番だったが、この映画はこうした過去のイメージを転換した形だ。 

「ヒトラーは実に魅力に満ちた人物で、だからこそあれだけの人々を蛮行へと導いた。われわれは今、彼が“狂人”だというこれまでの単純な人間描写を変える必要がある。機は熟した」。一般上映を前に、アイヒンガー、ヒルシュビーゲル両氏はこう力説した。 

しかし、こうした“意欲的”な作品に、国内外では大きな議論が巻き起こった。独左派系高級紙ツァイトの映画評論家、イェッセン氏は「ヒトラーはとらえどころのないモンスター(怪物)だ。このような映画が出現するとは驚きだ。タブーは破られた」と論じた。 

独紙フランクフルター・アルゲマイネは「この映画は、ヒトラーに共感を持つことが許されるかどうかの問題を提起している」と鋭く批評。フランスのリベラシオン紙は、ドイツ人はヒトラーを人間として描くほど成熟しているのか、と露骨に不快感を表した。 

ドイツでは今も、公の場でナチス式敬礼をしたり、カギ十字を掲げることは犯罪で、ヒトラーの著書「わが闘争」も出版禁止だ。 

だが、独世論調査機関のアンケートでは、69%がこの映画を肯定的に評価するという衝撃的な結果が出た。 

ヒトラー研究家のハンス・オットーマイヤー氏は「ドイツ人は今、モンスターを冷静な目で見られるようになったということ。以前は(ヒトラーの時代に)近く、痛みも強過ぎた」と語る。 
















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