減衰木星と恋愛

1973年生まれが職場にいないということを教えてくれた友人が、もう一つ1973年生まれの人の特徴としてあげていたのが、1973年生まれの女性は恋愛したことがなかったり、人を好きになったことがない人が多いのだという。 

それで結婚相手などは条件面(収入、職業)などで選ぶ傾向があり、結婚してもうまくいかずに離婚してしまうケースが多いのだという。 

それは友人が1973年生まれの7人ぐらいの事例で、見出した共通点だという。 

これは条件面で選ぶというよりも人を好きにならない(つまり恋愛したことがない)から、条件面で選ぶことになってしまうということらしいのである。 

また、事例の中には1973年生まれの女性で離婚して慰謝料をもらったり、婚約破棄で金銭をもらう人が多いのだという。 

こうして経験談を語ってくれたのであるが、友人は特に占星術の知識があるわけではなく、客観的に今まで体験した1973年生まれの人の共通点を見出したのである。 


私はこれを聞いて非常に面白いと思ったのである。 

つまり、木星というのは理想主義の惑星であり、理想化の働きがあるのである。そして、恋愛というのは一人の客観的な異性を実際のその人よりも素晴らしいと考える理想化の働きがあるのである。 

つまり恋愛というものは合理主義への反発として西洋近代社会が生み出した男女関係の理想主義的な形なのである。それは実際には西洋キリスト教文明の底流に位置する基本的な風潮である。 

それは異性の存在をあたかも神に接するがごとくに賛美し、理想化するという一つの宗教的感情いわゆる信仰に近いものである。 

これは所謂、過去2000年の魚座の時代がもたらした理想主義の結果であり、神に対する献身や崇拝を異性に移したものである。 

これは私のオリジナルではなく、以前、ベンジャミンクレーム氏の著書の中で、恋愛というものは過去2000年のパイシス(魚座)の時代(つまり、春分点が魚座にあった時代で、現在もそうである)がもたらした男女関係の理想であると、記述の中に書いてあったことである。(要約するとこうしたことでした) 

そして木星が山羊座で減衰してしまう人はこの理想化の働きが全くないから、相手を実際よりも理想化する(つまり恋する)という働きが一切なく、それで相手を好きになるということもないのである。 

それで、相手の地位とかお金とか容姿(肉体)とか現実的で物質的な条件を判断材料にして極めて、現実的、実際的な要求によって相手を選択するのが、山羊座の木星の人なのである。 

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ロマンしゅぎ【ロマン主義】 
romanticism 
一八世紀末から一九世紀の初めにかけてのヨーロッパで、芸術・哲学・政治などの諸領域に展開された精神的傾向。近代個人主義を根本におき、秩序と論理に反逆する自我尊重、感性の解放の欲求を主情的に表現する。憧憬(どうけい)・想像・情熱・異国趣味と、それらの裏返しとしての幻滅・憂鬱(ゆううつ)などが特徴。文学ではルソー・ゲーテ・ワーズワースを先駆とし、スタール夫人・シャトーブリアン・ラマルチーヌ・ユゴー・ミュッセ・バイロン・シェリー・キーツ・ノバーリス・シュレーゲル兄弟、絵画ではジェリコ・ドラクロア・ゴヤ、音楽ではシューベルト・シューマン・ショパン・ベルリオーズらに代表される。日本では北村透谷・島崎藤村らに始まり、雑誌「明星」によった歌人らに代表される。ロマンチシズム。ロマンチスム。 
(大辞泉より引用抜粋) 
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辞書で、ロマン主義の説明を読むと、明らかにこれは西洋近代社会で流行った論理に逆らって、感性や情熱などを尊重する魚座の顕現した文化であることが分かる。 

つまり、恋愛という理性では制御できない感性の表現は西洋近代のキリスト教世界で発達した男女関係の文化である。 

この恋愛がなかった社会では男女関係はどうだったかというと、これは見合い結婚(つまりは家同士の結婚)とか、現実的、政治的な要求によって男女が結びつくというあり方である。そこには恋愛という文化が花開く要素はないのである。 

あるいは日本の地方の村には祭りのときとかに複数の村の若い男女が暗い部屋で、適当に交わってしまうという夜這いの文化があったというが、これは本能的な動物に近い男女の関係であり、恋愛という非常に理想化された感性的な要素はなく、性欲という本 

能と、その実現を目的としたストレートな関係の仕方である。 

これら西洋キリスト教社会の影響を受けない社会では、過度の異性を理想化し、神のように賛美したり、崇拝するような風潮は西洋社会よりも弱いのであって、やはり、これは魚座の時代にもたらされた文化であると分かる。 

魚座の支配星は木星であり、木星は魚座のこの理想化という作用を持つのである。 

従って、もし木星が魚座に入っている1975年生まれの人は非常に恋愛したり、人を好きになりやすい人ではないかと思うのである。実際よりも相手のことを理想化して、よく見てしまうところがあり、冷徹な現実を見る視力を持たないのである。 


従って、木星が魚座に在住している人は、ひとめぼれをしやすく、人を好きになりやすい恋愛体質な女性ということが言える。 


そこで私は魚座に木星が在住している女性に以下の質問をぶつけてみたのである。以下のような回答であった。 

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Q.あなたは人を実際よりも理想化してよく見る傾向がある恋愛体質な女性であり、それでその理想化した夢想が破れて、現実を思い知った時に相手から去ることになるのではないか。相手を理想化し、ひとめぼれをしやすいのではないか。 

A.当たってます 
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この一例として、TBS系の朝のニュース番組「JNNニュースバード」の中澤有美子アナがいる。 

彼女は1975年生まれで魚座で木星が定座に在住している。 


私は魚座の木星の事例について、いろいろ探していたところ、以前、魚座の木星であることを知っていた、中澤アナの記事を見つけたのである。 

ネット上のブログに以下のような中澤アナの記事が載っていたので引用するが、以前、「FLASH」に掲載された記事のようである。 

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今日発売の写真誌「FLASH」によると、不倫相手のAさんとは仕事で知り合い、関係がスタートしたのは中澤キャスターの積極的なアプローチによるもの。Aさんに送信したメールは800通に達するというから、事実なら異常行為だ。 

離婚まで約束しながら数ヶ月後、一方的にメールで別れを告げてきたのも中澤キャスターの方だった。ここまでなら不倫のテン末としては、それほど変わった話ではないが、2人の関係はさらに泥沼化する。 

昨年末、納得できないAさんが何度もメールで説明を求めると、中澤キャスターはストーカー行為を受けたと警察に被害届を提出。2人は警察立会いのもと、一度は和解したが、今年五月、再び被害届が提出された。 
(引用東スポ) 
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つまり、中澤アナが最初にAさんを好きになって猛烈にアプローチして、800通もメールを送ったのだそうである。しかし、その後、一方的にメールで別れを告げたのだそうである。 

これは、おそらく理想化が過度に働いて、最初はひとめぼれの興奮状態で、メールを800通も送ったのであるが、いざ、熱が冷めてみると、相手の現実に幻滅し、それで早速、別れ話をくりだしたのだろうと思われる。 

つまり、過度の理想化の後には、激しい幻滅と(相手の)価値引き下げがあるのである。 

これは精神分析でもこの過程は知られており、ナルシズムの研究者であったハインツ・コフートが、自己愛人格障害の人は、最初に過度の理想化をし、その後に価値引き下げをするというこの分裂した動きについて、記述している。

もう一度、ロマン主義についての説明を調べてみると、 

『憧憬(どうけい)・想像・情熱・異国趣味と、それらの裏返しとしての幻滅・憂鬱(ゆううつ)などが特徴』と書いてある。 

つまり、相手を賛美し理想化した後、その相手の現実に気づいた時に、幻滅し、憂鬱になり、過度に相手の価値を引き下げるのである。 

つまり、これが魚座の人の恋愛パターンなのである。 
相手にひとめぼれし、相手に猛烈にアプローチし、相手の現実に気付いて、幻滅し、相手をこき下ろすというものである。そうして、多くの人を好きになりながらも、一人の相手ともうまく行かないのである。最初に理想化しすぎた分、相手の現実を受け入れて、現実と折り合いをつけて、うまくやっていくことが出来ないのである。 

つまり、夢追い人である。 

現在は魚座の時代であり、また過去2000年で、人間の感性や感情が発達したためにこうした理想化と価値引き下げは、人々に一般的な特徴かもしれない。然し、本来は魚座や木星が持つ特徴のはずである。
















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