小室哲哉の事故について

小室哲哉が事故に遭ったという話を聞いた。

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小室哲哉さんが交通事故で首の痛み 1日のラジオイベント中止に
2014.1.31 22:45 産経ニュース

 音楽プロデューサーの小室哲哉さん(55)が交通事故にあい、首の痛みを訴えて救急搬送されていたことが31日、警視庁渋谷署への取材で分かった。

 同署によると、事故は同日午後2時10分ごろ、東京都渋谷区東の交差点で発生。直進していた小室さんの乗っていた乗用車と、対向から来た右折の軽乗用車が衝突した。

 事故を受け、小室さんの出演が予定されていた2月1日のラジオのトークイベントは中止が決定。小室さんはホームページで「ご心配をおかけして申し訳ございません。なるべく早く皆様にお会いできるよう回復に努めます」と謝罪した。
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小室哲哉、衝突事故で頸椎捻挫 全治1週間「ご心配おかけして…」
デイリースポーツ 1月31日(金)19時43分配信

 音楽プロデューサーの小室哲哉(55)が31日午後、東京・渋谷区広尾の路上で、衝突事故に遭ったことが分かった。所属事務所によると、頸椎(けいつい)ねん挫で全治1週間のけがを負ったという。小室は2月1日に予定していた音楽イベントを延期。「ご心配をおかけして申し訳ございません」と謝罪のコメントを発表した。

 事故当時、小室は後部座席に乗っていた。小室の乗った車が直進したところ、右折してきた車と衝突。その後病院で診察を受けたところ、頸椎ねん挫で全治1週間と診断された。

 2月1日は都内で音楽イベントを予定していたが、31日夜、TOKYO FMのホームページ上で延期が発表された。HPで小室は「公演を楽しみにしていたお客様、リスナーの皆様、美雨ちゃん、ご心配をおかけしてまして申し訳ございません。このライブを大変楽しみにしていたのでとても残念です。なるべく早く皆様にお会いできるよう回復に努めさせて頂きます」と謝罪のコメントを発表した。

 延期による振り替え日程は後日HP上で発表される。
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「小室哲哉は8室支配の木星が6室に在住し、今、6室に土星がトランジットして、6室と8室にダブルトランジットしていて、アンタルダシャーは火星期ですね。・・・」

その通りです。

私も調べてみたが、確かに小室哲哉は牡牛座ラグナなので、今、6室と8室にダブルトランジットが生じており、良くない時期である。

6室は障害のハウスで、8室は突然の中断、破局とか災難のハウスである。

然し、何故、アンタル火星期に自動車の乗車中に事故に遭ったのか?暫くチャートを眺めているとその理由が閃いた。

小室哲哉はラグナロードの金星(自分自身、身体)が4室(乗り物)支配の太陽と7室で接合し、7室支配で12室で自室に在住する強い火星(6室の表示体:事故)からアスペクトされて傷つけられている。

だから乗り物の事故なのである。

起こった事象は全てチャートに記されていなければならない。

逆にチャートに記されていないことは起こらないということである。


因みにニュースを読んでいると、小室哲哉は自動車事故に遭ったと言っても、何故、頸椎を捻挫する全治一週間程度の軽い事故で済んだのか、事故と言っても命にかかわるような大事故や、軽いかすり傷まで、色々なレベルがある。

それを規定するのは何なのか?


小室哲哉の場合、ラグナロードの金星はそれ程、激しく傷ついている訳ではない。

確かにラグナロードの金星は太陽とコンバストして、生来的凶星の火星からアスペクトされているが、ケンドラの7室に在住している。

事故を表す6室や災難を表す8室そのものに在住している訳ではない。

また12室からアスペクトしている火星も7、12室支配であり機能的凶星ではあるが、6室や8室の支配星ではない。
火星は6室の表示体としての6室の象意(=事故)を金星(身体)に投げかけただけに過ぎない。

だから火星が更に6室の支配星や8室の支配星として二重の意味で、強い凶意を発揮した訳ではない。

表示体としての6室の象意のみだと凶意としては軽くなるのである。


またこのラグナロードの金星には土星は絡んでいないし、ラーフ/ケートゥ軸も絡んでいない。

従って、金星はそれ程、傷ついておらず、そのため、軽傷で済んだのである。


凶意の深度を計測するには、土星、火星、ラーフ、ケートゥといった凶星が、対象の表示体に絡む毎に1点を加算していくのである。足し算の論理である。点数が大きくなる程、凶意の度合いが大きくなる。

この場合、火星だけのアスペクトであり、また火星も6室や8室の支配星のような凶意の強い機能的凶星ではなかったため、事故は軽かったと言える。


因みに事故の詳細について確認してみると、小室哲哉が後部座席に乗る自動車が交差点で直進しようとしていたが、対向車線から走ってきた車が右折しようとして、小室哲哉の車にぶつかったようである。

車の正面にぶつけられたのか、車の側部にぶつけられたのかは分からないが、火星が12室に在住していることがポイントである。

12室は後ろから来て、人の足を引っ張り、損失を与えるハウスである。

従って、直進しようとしていた小室哲哉の乗る自動車にぶつかって直進を妨げたと言える。

7室支配の火星は対向車線からくる自動車を表しているが、その自動車が小室哲哉の乗る自動車の側部にぶつかってきたのではないだろうか。

小室の乗る自動車はそれを避けようとして左にハンドルを切り、車の右側部にぶつけられた可能性が高い。そういう状況だとすると、後ろから足を引っ張られた状況に近いのである。

私はそのように状況を推測している。ラグナロードが4室支配の太陽と一緒に12室から火星によってアスペクトされているという場合に12室の象意がどこかに現れているはずである。


そして、小室哲哉は何故、頸椎を捻挫したのだろうか?

頸椎は首の骨である。

医療占星術のカーラプルシャ(Kalapurusha)によれば、星座と身体の部位の対応関係は以下のようになっている。


牡羊座:頭
牡牛座:顔
双子座:肩、首、胸上部(2つの胸の間)
蟹座:心臓
獅子座:腹部(上腹部)
乙女座:臍部(へそ)、ウエスト(ウエストとヒップの間の身体のくびれた部分)、腸
天秤座:下腹部
蠍座:性器、生殖器(陰部)
射手座:大腿部(ふともも)
山羊座:膝(ひざ)
水瓶座:脚(下肢)
魚座:足(台足)


このカーラプルシャは、ナチュラルゾーディアックについての言及であるが、牡羊座を1室としてハウスに変換して応用可能である。

すると、小室哲哉の12室に在住する火星は3室にアスペクトしている。

3室は双子座に該当するので、肩、首、胸上部である。

従って、頸椎を捻挫したと考えられる。


因みに火星は7室にも8室にもアスペクトしているので、下腹部や性器、生殖器部分も打撲のような圧迫が与えられた可能性がある。

そして、小室哲哉が出演するはずだったラジオのトークイベントは中止が決定された。

これは火星が5室(イベント)にアスペクトしていたからではないかとも考えられる。

火星は12室の支配星であるため、イベントを損失したのである。


因みにこの事故のあった1月31日の午後14時は、小室哲哉の17時05分の出生時間で作成したチャートでは、土星/火星/木星/木星/土星期である。

プラーナダシャーが土星である。

土星は仕事を表す10室の支配星で8室(中断)に在住し、2、5室支配の水星と接合している。

2室(トーク)と5室(イベント)を表す水星と、8室(中断)で接合している。

従って、イベントが中止となったと考えられる。


プラティアンタルダシャーや、スークシュマダシャーの木星は8、11室支配で6室に在住し、火星と相互アスペクトしている。

木星は11室の支配星で評価、評判を表し、事故にあったことで多少評価を落としたかもしれないが、8室の支配星は、保険金を表している。直進者優先の交通ルールでは、右折した側に責任が生じることから、保険金は比較的早く払い出されるものと思われる。


登場する惑星、ハウス、星座、全ての要素が事象において何らかの役割を演じているはずである。


因みにこのような考え方で検討してみると、カーラプルシャというのは非常によく当たっていると思われる。

私自身のチャートで言うと、私は牡羊座ラグナで3室に土星、ケートゥ、水星が在住し、12室から火星がアスペクトしている。

従って、3室はケートゥ、土星、火星から激しく傷つけられている。

私は高校時代にラグビーフットボールの試合で敵チームの選手にタックルをして、胸部の間を激しく打って、その部分の骨が幾分、陥没している。それ以降、これは古傷として、時々痛むのであるが、この胸部の損傷を慢性的に抱えることになった。

この損傷の理由は、双子座や3室が肩、首、胸上部(2つの胸の間)を表すからである。

この傷を負ったのは、水星/火星期である。

火星はラグナロードで8室の支配星であり、12室から3室と3室の支配星にアスペクトし、3室に在住する土星と相互アスペクトしている。

従って、火星自身も土星から傷つけられているし、土星も含めて3室も火星から激しく傷つけられている。

この時に私はタックルで、身体に損傷が与えられた。

この時期、私の火星はダシャーロードの水星からみて6室支配で10室に在住しており、6室の支配星が10室に在住することは良いことである。

火星はスポーツの表示体であり、6室もスポーツの表示体であり、格闘技系の競技における激しい闘争を表している。

この当時、私はタックルで相手を倒すことに夢中になっていた。

公式試合で観客の注目する中、私がディフェンスラインを突破して、
右隅コーナーに独走トライを決めて、ベスト16に進出できたというエピソードもあった。

ラグビーという競技を知っている人なら分かると思うが、ディフェンスラインを自分で突破して、何十メートルか独走してトライをするというのはかなり英雄的瞬間である。

私のこのアンタルダシャーの火星はそれなりに力を発揮していた。

この勝利が決まった時に皆で万歳をして喜びあったが、試合中のグラウンドというのは、その場にいるあらゆる人から注目される大舞台(10室)であり、ヴァルゴッタマの火星が6室支配で10室の象意である。

その後、ベスト8をかけた試合で敗れたが、ここまで来ると観客が多くなってきて、やはり大勢の観客に見られる(10室)ことになる。

そして、その試合とは別の時だったが、味方の仲間から私のタックルは凄いなどとおだてられて、調子に乗ってタックルをしまくっていた所で、このアクシデントが生じてしまった。

体のデカい相手(土星)にタックルした時にボキボキと胸の骨が陥没する音が聞こえたのを覚えている。

おそらくこれはラグナロードの火星が3室に在住する土星と相互アスペクトしているからである。

カーラプルシャはよく機能しているというのが実感である。


思えば、この当時、私は自分が誰かも分からず、自分が本当にそれが好きなのかどうも分からずにただスポーツをしていた。

確かにスポーツに興じていれば過剰な身体的エネルギーをスポーツに昇華でき、青少年の不良化も回避できるし、自己に過剰にリビドーを投入して神経症に陥ることも回避できるかもしれないし、社会的にも多くのメリットはある。

スポーツの表示体は3室や6室であるため、欲望を表すトリシャダハウスでもあり、そこに凶星が在住することで、身体的なトレーニングで、忍耐力や勇気を培い、欲望や怒りをコントロールするのである。

私もはじめは皆がやっているからという理由で、野球、サッカー、ラグビーといろいろやってみた。

然し、その後、自分が誰であるかを知ると同時にスポーツに全く関心のない自分に気がついた。

実際、この頃、水星/火星期であったが、水星は3、6室の支配星で、火星はダシャーロードの水星から見て6、11室の支配星であったので、スポーツに自分のエネルギーを費やしていたと言える。

然し、マハダシャーも、マハダシャーロードから見たアンタルダシャーも機能的凶星であり、この頃、心理的には全く幸せではなかった。

自分がどこからどこへ行くのかも分からず、自分が誰であるかも分からずに、訳も分からずにスポーツをやっていた。

何故、勉強しているのか、何故、この家族のもとに生まれたのか、何故、進学を志しているのかも分からず、自分とは人間とは世界とは何なのか全く分からない、そういう分からない自分にさえ気づけないでいる、分からないことだらけの真っ暗闇であった。


分からないでいる自分に分からない状態というのは、かなり重篤な無知状態である。

その後、心理学書に出会い、自分は自分のことが何も分かっていなかったことに気づいたときに、自分は何も知らないということを知っているというメタ認知が生まれた。

これが意識の拡大となり、自分自身の探究が始まったのだ。

知性とはこのメタ認知を可能にする拡大した意識状態である。

私にとって青春時代とは本当の自分であるところのものが分からず、世の中の真実や真理が分からず、ただ一人の人間が溺れてもがいてバタバタやっている運動に過ぎなかった。

私の胸の骨の陥没とは、その苦々しい時代の名残りである。

 


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