大神源太 懲役18年

ジー・オー・グループの大神源太に懲役18年の有罪判決が確定したようだ。 

彼は当初、宝くじ事業をやろうとして各国の政府に働きかけたりなどしていたらしいが、 
各国政府で個人に収益率の高い宝くじ事業を認可するところはなかったようである。 

そして、彼は新広告宣伝システムというのを思いつき、人類救済のシステムとうたっていた。 
それは今大手の通信販売事業が銀行からお金を借りて、TVなどに宣伝広告をし莫大な収益を上げており、 
その収益は大手通信販売事業者と銀行が独占し、預金をしている一般消費者には全く還元がない。 

そこで彼は一般の人々から一口、3万とか5万で出資金を募り、そのお金で商材の広告をTVコマーシャルし、 
上がった収益の中から出資金の額に応じて、利益を還元するというシステムを考えたようである。 

彼の主張では一般の人々の銀行に預金された金銭はもともとは一般の人々のものであり、その一般の人々の預金を使って、 
広告宣伝して企業が上げた収益は全く一般市民に還元されず、企業と銀行で独占している現状を打破するものとして、 
自分のシステムが考案された理由としていた。 

この考え方は確かに資本主義のシステムの本質を捉えており、世の中で一番儲かっているのは銀行家であり、国際銀行家は 
世界にネットワークを張り巡らせて、元々自分達のお金ではない資金を流用してその利息から莫大な収益を上げている。 
実際、私が得ている情報によれば、世界の各国の中央銀行は西欧のロスチャイルド家などの国際銀行家が作り上げたもので、 
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの息子、ネイサン・ロスチャイルドがイギリスにつくったイングランド銀行がその発祥である。ロスチャイルド家とはユダヤ系の一般市民であり、一般市民が政府の中央銀行をつくり、国家の通貨を発行したり、管理する権限を握っている。そして、政府の借金(国債発行)によって儲かるのは、この中央銀行であり、この民間の国際金融家(ロスチャイルドetc.)である。政府は国民に増税をしたりして、利息を国際銀行家に支払っていくのである。 

日本でも数年前に、銀行に公的資金を導入して、金融システムを救ったのであるが、つまり国民の税金によって、銀行の経営状態を改善したのである。私たちから利息を取り、私たちの預金を流用して、手堅く利益を上げている民間の私的な会社である銀行(そしてその銀行に中央銀行は固定歩合で金を貸している)を救ったのである。 

こうした現状を考える時、大神源太の宝くじ事業をやろうとしたり、広く一般市民から資金を集めようとする発想自体は、ロスチャイルド家などの国際金融家の発想に似ており(あるいは模倣しており)、それ自体は悪くないはずである。むしろ、大きな発想で、一般市民の発想をはるかに越えている。 


大神源太の考案した事業に話を戻すと、一般の人から一口、3万から5万でいくつかの商材にエントリーさせ、その商材の売れ行きによって還元率が決まり、還元率によって払い出し金額が決まるのである。商材によっては売れ行きが悪ければ還元率が100%を切ってしまい、元本割れしてしまうのである。 

もしこうしたシステムを厳格に運用して還元率も実際に決まっていたのであれば問題はないが、どうもこの商材自体の販売自体が行われていなかったようなのである。従って、商材を広告宣伝して還元率が決まるオペレーションは全くなされておらず、適当に商材がいくつ売れたかを決めて還元率を設定し、たくさん売れて還元率がよい商品もあれば中には元本割れして7割ぐらいしか出資金が戻ってこない商材もあったりするようにいかにも、実際に商材を売って事業を行っていたように見せかけていた可能性が大きい。 
(つまり、彼が行っていた事業は限りなく宝くじ事業に近く、彼の意識の中では宝くじ事業が合法的に出来ないため、仕方なく商材を扱うビジネスとして出資金を集めていたことを見せかけていたと思われる) 

ただし、出資金に配当をつけて出資者に還元できていた時はよかったが、次第に出資者に還元できない状況が生じ、出資者の中に不満が生じて訴えられたために彼は詐欺罪で逮捕されたのである。然し、もし彼が配当に成功していたら、実際の財務状況が自転車操業だろうと何だろうと、出資者は問題にしないのである。内部でどのようなオペレーションがなされていても問題が生じない限り、人々は関心をもたないし、また知ることもできなくなっている。 

ジー・コスモスはおそらく200億円程の出資金を集めており、その中で訴訟を起こしたのはわずか会員135人で計約13億4000万円分の訴訟額である。実際にはもっと数が多いが何故、全ての人が訴訟を起こさなかったのかというと、払い出しを受けて儲かった人もいるからである。実際、国税局の調査が入る直前に出資して、何の配当も受けられなかった大口出資者が訴訟を起こしたものと思われる。13億4000万円を135人で割ると、一人頭1千万円ぐらいである。実際は会員がもっといて、この何倍もの額の出資金を収集しているのだが、何故か200億ともいうこれらの出資金はどこかに消えてしまったようである。 
大神源太自体が世界市場での資金の運用に失敗したか、ギャンブルで使ってしまったか、あるいは自分のCM(ユニバG)で使ってしまったのだろうと思われる。 

彼の失敗は直接的には払い出しができなくなったことであり、根本的にはモラルが欠けていたことだろうと思われる。 
実際、彼は借りた金は返さなくてもいいという感覚で、アントニオ猪木のような感覚に近かったのかもしれない。 

彼の思想は中村天風の丸写しであり、彼の著作「救世十精神」も中村天風の著作のコピーである。 
然し、中村天風と自分を同一視するということは、彼は中村天風の出来のわるい弟子だといえるのかもしれない。 
彼がアジアを救うといったり、会報の中で右翼思想を展開しているところを見ると、彼は詐欺師というよりも 
むしろ、カルト教団の教祖のような人物である。自分が世界を救うと本気で信じているカルト教団の教祖にありがちな思い込みが 
彼を言い表す大きな特徴である。多くの出資を募り、それを自転車操業でまわしていたり、小さなことにはこだわらない大胆不敵な 
狂信性が彼の特徴である。彼は自作主演の映画『太陽の刀』の収益で会員に払い出しを行うと逮捕後に主張しており、彼の計画は大胆で幼稚なのがその特徴である。然し、会員の中には彼がそれで借金を返すことを期待している信者のような人々もいるようである。 

こうした彼の所業は国家により犯罪と認定されたようであるが、彼にはモラルが欠けており反省の余地がある。 

然し、懲役18年というのは裁判官(人間)によって見積もられた懲罰であり、カルマ的に厳密な測定による評価と一致しているのかどうかは分からない。裁判官(人間)によって行われる評価は、時代や時と場所などによってその見積もりは変わるようである。本当の意味での懲罰はカルマの法則によって厳密に決められるはずであるが、それを知ることはできない。 
懲役18年ということは現在44歳のため、62歳まで刑務所で反省しなければならない。然し、彼が本当に18年間刑務所生活を務めるのかどうかは今の時点で全く分からず、彼が実際どのような罰を受けるのかも分からない。実際、恩赦でもっと早く出てくるかもしれず、現実はこの通りに行かないのである。本当に体験することの期間や内容は全てカルマで決まっており、ジョーティッシュでだいたいの内容を解読可能である。その懲罰は裁判所で受けるとは限らず、人生の中に組み込まれている。刑務所生活というのはその一部である。 

大神源太を正当に評価するとして、彼の本質は、自伝映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の主人公である詐欺師フランク・W・アバグネイルや、「奇跡体験アンビリバボー」で紹介された天才詐欺師クリストファー・ロカンコートのような、詐欺師に並べることもできるような、また少し自意識過剰で幼稚で自己欺瞞がある、カリスマ的でかつ滑稽で奇想天外な人物である。 




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<ジー・オー詐欺>元名誉会長に懲役18年 東京地裁 
7月2日20時13分配信 毎日新聞 


 「ジー・オーグループ」の巨額詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反と詐欺の罪に問われた元グループ名誉会長、大神源太被告(44)に対し、東京地裁は2日、求刑通り懲役18年を言い渡した。青柳勤裁判長は「長引く不況で預金が低金利に抑えられ、わずかでも収入を得たい心理につけ込み多額の金を詐取した。極めて卑劣かつ悪質だ」と非難した。 
 大神被告は「詐欺には当たらない」と無罪を主張したが、判決は「絶対的な指揮命令者の被告を頂点に、構成員が任務分担に従って自転車操業的に一連の詐欺を反復した」と断じた。また、アジア救済に立ち上がったという内容の主演映画を製作した点などにも触れ、「自らの権力欲を充足させるため、稚拙な思いつきのまま犯行を敢行した。動機に酌量の余地はない」と非難した。 
 判決によると、大神被告は97年3月~02年1月、配当の見込みがないのに、広告宣伝費を出資すれば高配当が得られるなどと欺き、会員135人から計約13億4000万円をだまし取った。【銭場裕司】 

最終更新:7月2日20時13分 
















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