占星術的思考

先日、元プレイボーイ氏の表紙を飾ったモデルで、マリリンモンローに似ているといわれていたアンナ・二コール・スミスが、夫で石油王・ハワード・マーシャル氏の遺産相続を巡って、法廷で争っていたがホテルで謎の突然死を遂げた事件があった。 

私は彼女は暗殺されたのではないかと思ったが、状況的に見てそう思うのが自然だと思われる。彼女の周辺で起きていた出来事は常に8室の象意を表している。 

配偶者の財産で潤う、遺産相続(夫を表す7室から2室目) 
謎の突然死、陰謀(8室) 
セックスアピール(8室) 

従って、彼女の周辺で起こっていた出来事や彼女の特徴など、様々な要素を占星術のハウスの象意を使って、一つに括ってまとめてしまうことが出来る。 

しかし、通常一般に普及している表面的な因果関係の解釈では彼女の身の回りに起こった個々の出来事はそれぞれが独立しており、因果関係があるとは考えないかもしれない。 

しかし、12星座やハウスの象意を用いればこれらは同一の原因の異なった現れである。 
特にインド占星術とダシャーの働きを理解した人にとっては8室の象意がダシャーの訪れによって現象化したのであり、一連の事象は全てカルマの発現であるとして同じ原因の結果であると確信するのである。 

またもう一つの例として、最近、森進一が「おふくろさん」のイントロ前に無断でせりふを足していたとして、作詞家の川内康範氏から歌詞の使用の禁止を通達された。 
彼の最近の出来事を書き出してみると、以下のように6室の象意が多いのである。 

作詞家の川内氏との争い、訴訟(6室) 
森昌子との離婚(6室) 
C型肝炎での闘病生活(6室) 

離婚も闘病生活も川内氏との争いも、唯物的な現象界の表面的な因果関係のみにその原因を求めると、これらの出来事は個々に全く関連性のない独立した出来事である。 

しかし、占星術をマスターした人にとってはこれらは相互に関係する同じ原因の派生物である。 

そして、ジョーティッシュを使いこなせる人であればダシャーの適用によってこれらの出来事がいつ発現するかも調べることが出来る。 

占星術をマスターするということは世界の事象の全く異なった理解の仕方を身に付けたことを表している。 
それは通常の唯物的な解釈の奥にもっと深いレベルの原因があるという認識である。 


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