ロンドン体験記③

ロンドンの市内観光で、目玉の一つがテムズ川の岸辺で中世の城塞として、一際、目立っているロンドン塔である。

ロンドンでは入館料を取らない施設が多い中で、このロンドン塔は、きちんと入館料を取ってこの歴史的遺産の保全に努めているようであった。

このロンドン塔(Tower of London)については、以下のようにWikipediaに詳しく掲載されているので、その歴史については省略するが、当初、要塞として建設されて何度も修復を重ねられ、その後、政敵や反逆者を処刑する処刑場として使われるようになったというのが有名な話である。

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1066年にイングランドを征服したウィリアム1世が1078年にロンドンを外敵から守るために堅固な要塞の建設を命じ、本体は約20年で完成した。その後、リチャード1世が城壁の周囲の濠の建設を始め、ヘンリー3世が完成した。・・・

・・・また、身分の高い政治犯を幽閉、処刑する監獄としても使用されたはじめたのは1282年のことで、やがて14世紀以降は、政敵や反逆者を処刑する処刑場となった。・・・(Wikipediaより)
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この処刑場として使われるようになったことの中で、歴史的に最も有名な話は、ヘンリー8世の妃であったアン=ブーリンがここで処刑されたということである。

これについては、最近、制作された『ブーリン家の姉妹』という映画に詳しい。

ヘンリー8世が最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンとの結婚で、男子の子ども(王位継承者)に恵まれなかったため、キャサリンと離婚してキャサリンの侍女であったアン=ブーリンと結婚するのである。

アン=ブーリンは女子エリザベスを出産するが、男子でなかった為、ヘンリー8世は落胆し、男子を産めなかったアンは焦って、実の兄弟と近親相姦してまでも男子を出産しようとするのである。

そして、そのことが発覚して、アンは不義密通や近親相姦などの罪で、ロンドン塔で斬首刑に処せられるのである。

その後、アンが産んだ女子エリザベスは、1558年に即位してエリザベス女王(1世)となり、後に、アルマダ海戦で、スペインの無敵艦隊を破り、イングランドが海を制して、世界貿易を一手に握るのである。

このイギリスの中世から近代に移行して、大英帝国を築き上げていく前の歴史的クライマックスがこの辺りの物語である。

この時代が英国の前近代史の最も面白い味わい深い時代なのであり、それが為に最近でも多くの映画作品が生み出されている。

『ブーリン家の姉妹』
(2008年 イギリス 出演:ナタリーポートマン、スカーレットヨハンソン、エリックバナ)

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
(2007年 イギリス 主演:ケイトブランシェット)

『エリザベス』
(1998年 イギリス 主演:ケイトブランシェット)

ヘンリー8世は、自分が男子を授かるために王妃キャサリンと離婚しようとしたが、カトリック教会が反対したため、教皇庁と断絶し、イングランド国内において国王こそ、宗教的にも政治的にも最高指導者であることを宣言したのである。そして、国王至上法によってカトリックの修道院の多くが解散させられ、こうした動きがローマ教皇庁と分離した英国国教会の設立につながっていったのである。

いかにも全てにおいてNO.1になろうとする英国の歴史的出来事であり、ローマ教皇庁が上に君臨することを認めずに、宗教から政治までの完全な支配、統治を確立したと言える。

つまり、ヘンリー8世は、王様の中の王様なのであり、統治する為に生まれてきた典型的な王様である。

そして、何が言いたいかというと、このヘンリー8世が典型的な王様であることから、獅子座ラグナの典型的な神話的モチーフが存在することに気づいたのである。

それは獅子座ラグナにとっては、5室は木星がムーラトリコーナとなる配置で重要なハウスとなり、その支配星は子どもの2重の表示体であるということによって、獅子座ラグナにとっては5室(子ども)は非常に重要なのである。

実際、獅子座ラグナの人は子ども好きで、自ら子どものようでもあり、子煩悩な親となるようである。

小林よしのりの漫画『おぼっちゃま君』でも、お坊家の父親(王様)がおぼっちゃま君(息子)を溺愛している様が描かれていたが、小林よしのりは獅子座ラグナであるから、その辺りの感覚がよく分かっているのかもしれない。彼は実際、自分の事務所にスタッフを抱えて、家父長的で子分(子ども)好きな様子をよく示している。

このように獅子座は子どもが大事で、子ども好きなのであるが、然し、5室は同時に8室も支配するので、子どものことで悩むのである。子どもが生まれなかったり、王位継承者としての男子を授かることがなかなかスムーズに行かない(8室=中断、停滞)ということが多々あるのではないかと思うのである。

これはどのような時代のどのような国の封建的君主であっても、王様の宿命として、王位継承者としての息子を授かるということが、一番の希望でありながら、然し、そのことにおいて一番、頭を悩ませるということが、歴史的、人類史的にあるのではないかと思われるのである。

男子の王位継承者の誕生を望むヘンリー8世と、その子どもを出産しようとして悩んだ挙句、兄弟と近親相姦までした(と映画では描かれていた)アン=ブーリンの物語を映画で見て、そして、ロンドンで、ロンドン塔を見学して、その歴史物語の光景をありありと思い浮かべてみて、そのような王様と子どもに関する占星術的、原理的に規定されたステレオタイプがあるのではないかと思ったのである。

因みにプロレスラーで、格闘家の高田延彦(高田道場主催)も、妻でタレントの向井亜紀と共に子どもができないことで悩んでいたが、案外、彼も獅子座ラグナなのではないかとも思われる。

この話とはまた違う話であるが、前回、私が英国ロンドンは牡羊座と関係があるという話をしたが、その英国はヘンリー8世の時代にローマ教皇庁と仲たがいして、後に独自に王室の管理下にある英国国教会を設立したのである。

その一方で、ローマ教皇庁があるイタリアは、蠍座で表わされるのではないかと思うのである。

イタリアはシシリー島にマフィアがいて、北野たけしの暴力的なヤクザ映画が流行り、彼のファンが大勢いるのであるが、北野たけしは山羊座ラグナで11室蠍座に惑星集中しており、それが為に97年のイタリア・ヴェネツィア映画祭において『HANA-BI』が金獅子賞を受賞して、向こうの有名な映画監督や文化人(11室)と交流して、超一流としての扱いを受けたのである。

彼がイタリアで高く評価されるというのは11室に惑星集中しているからであり、そこが蠍座であることは、イタリアと蠍座の関係を感じさせるのである。

また、イタリアは水の都ヴェネチアがあったり、細長く周囲を海に囲まれる日本のような国土であり、何かと水の象意が付きまとう国である。ローマにはキリスト教の総本山があり、キリスト教は魚座の水の宗教であるが、おそらく、バチカンがあるからには、同じ水の星座のグループの蠍座と関係があるのではないかと思うのである。

このような、いくつかの手がかりから、イタリアは蠍座と関係があると思われる。

従って、英国は牡羊座で、イタリアは蠍座なので、英国とイタリアは6-8の関係にあるのである。

そう考えると英国国教会とローマ教皇庁が歴史的に仲たがいして反目しあっているということがよく理解できるのである。

あるいは正確に言うと、仲たがいする過程で、英国国教会が生まれたのである。
















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