プーナの和尚ラジニーシのアシュラムを訪ねる

1/3にヴァラナシ観光を終えて、午後の便で、プーナ(pune)へと向かった。

プーナにはバグワン・シュリ・ラジニーシのアシュラムがある。

かつて学生時代にラジニーシやクリシュナムルティの本を読んで、悟りとか、サマーディーについて興味を持った。

海老茶色の服を着たサニヤシン達がラジニーシのコミューンの中で、悟りや覚醒を促進する様々な実験的なワークを行っている写真を見て、学生時代の当時、非常に惹かれたものである。

いつかプーナに行ってみたいと思っていたが、ほとんど必要のなくなった今更、行く機会が訪れたのである。

然し、行ってみると、私がかつて写真をみて想像していたのとは違っていた。

まず、アシュラムという名称は今は使わずにメディテーション・リゾートと呼ぶのだとショップの人が教えてくれた。

リゾート内では、かつて、サニヤシンだったと思われる弟子が、ダンスとか、瞑想とか、エネルギーや気づきを得るためのワークショップなどを行っていて、入場料850ルピーを支払うと、それらがいくらでも体験できるようになっている。

時間割が決められていて時間が来ると、担当の指導者がその辺りにいる人たちを対象として、それとはなしにセッションがスタートするのであり、参加したい人が参加すればいいという自由な雰囲気である。

入場者たちは皆、海老茶色の服(ローブ?クルタ?)を着て、リゾート内で日常生活を送り、OSHO Auditriumというピラミッド型の建物内で決められた時間に瞑想をして過ごしている。

夜にイブニング・ミーティングという一日を締めくくるイベントがあり、この時だけは白いローブに着替えて、ピラミッド内で、身体を自由に動かす瞑想をした後で、ラジニーシの講話ビデオを視聴するのである。

ビデオの中で、ラジニーシがジョークを言うと、視聴している人々に爆笑が起こっていた。翻訳書を読むと分かるが、随所にラジニーシは冗談を交えて語り、その話のネタは豊富である。翻訳書を読んでいて分からなかったことは、ラジニーシはインド人であり、彼が話す英語はインドなまりが入っているということである。そのインドなまりで表情一つ変えずに冗談を交えて話すのが、西洋人には受けるらしいのである。

ラジニーシの瞑想はほとんどがダンスや身体運動を伴なうダイナミックなものであるが、必ず音楽も伴って使用される。

参加者たちは、各々自由に体を動かして踊っているが、突然、音楽がストップしたりして、動から静への転換が図られ、その時に深い静けさを体感するのである。

これは昔、本に書いてあるのを読んだが、このような演出で、参加者たちは深い静寂に入り、自動的に意識が内に向かうように導かれるという狙いがあるという。

実際、突然、音楽が止まると、ひときわ静けさが身にしみるのを感じた。

このようなリゾート内で、2日間ほど過ごして、ダンスのワークショップなどにも参加してみたが、英語が話せて、こうしたワークショップの体験をしたい人にはよい場所かもしれない。

帰る時になって、私が何故、このかつて、ラジニーシのアシュラムであったメディテーション・リゾートに訪れたかがラジニーシの出生図を検討してみてよく分かった。

ラジニーシは牡牛座ラグナで、8室に5室支配の水星、ヨーガカラカの土星、ラグナロードの金星、そして、月や火星が集中している個性的なチャートである。

今回のヴァラーティア・ヴィディア・ヴァヴァンの講習で、聖者アーナンダーメイエーマーのチャートが取り上げられた時に、ラオ先生より8室はサマーディーを表すハウスであるとの説明があった。

アーナンダーメイエーマーは、魚座ラグナで、8室支配の金星が1室で高揚し、ラグナロードの木星が5室で高揚し、11、12室支配の土星が8室で高揚している。

8室の支配星の高揚や土星の8室での高揚が彼女のサマーディー体験を表しているとのことであった。

特に11室支配の土星が8室で高揚していることは、サマーディーによって名声、高い評価(11室)を得ることを表しているとの解説だったと思われた。

これをラジニーシにあてはめてみると、8室で1室、5室、9室の支配星が同室し、8室に惑星集中して、8室が強いことが分かる。

ダルマ、人生の目的が8室に集中しているのである。

だから、ラジニーシは、コミューンを建設して、弟子達を使って、悟り=サマーディーのための様々な実験を行ない、様々な種類の瞑想、ヨーガを西洋の知的なインテリ層の人々や若者たちに教えたのである。

ラジニーシは1970年代~1980年代にかけて、当時のニューエイジムーブメントの中で、西洋のインテリや若者達に人気を誇り、彼のアシュラムに自己実現や覚醒について、野心的で強い動機づけを持つ人々をひきつけた。

リゾート内にいて気づいたことは、どの西洋人たちも、アウトドアで活動的で人生に高い目標を持って意欲的に取り組むような射手座タイプの人が多いように感じられたことである。

女性も男性も皆、射手座らしい特徴を有していた。

サーフィンやヨットを楽しんだり、人生で経済的に成功して早めにリタイアして好きなことをしたいといった、そんな印象の人々である。

ラジニーシの射手座8室に月、火星、金星、土星、水星が在住しているので、若い女性から結婚した女性、お年寄りや、実業家、知識人階級まで、様々な人々を惹きつけたようである。

そして、今もリゾートに来ている人たちは、そのラジニーシの射手座8室で表わされるような人々であった。

実社会で成功する実力を元々持っており、その上で、自己実現セミナーや自己啓発セミナーなどに積極的に参加して、高い目標を目指す人々がつくる、活発な雰囲気が感じられた。

ラジニーシの瞑想法は、踊り、ダンス、音楽が一体となったダイナミックなものであるが、それは8室支配の木星が3室で高揚し、3室支配の月が8室に在住して、3室(踊り、身体パフォーマンス)と8室(瞑想、サマーディー)で星座交換しているからである。

そして、何故、今回、私がこのリゾートを訪れたかと言うと、現在、射手座9室にトランジットのラーフがリターンして、タ太陽と、ラグナロードの火星も射手座をトランジットしていたからである。

従って、射手座のラーフに対して、3つの惑星がトランジットしており、ラーフは9室の支配星のように振る舞い、そのラーフにラーフがリターンしたということは、外国人のグルと関わることを表している。

そして、私が訪れたリゾートには、射手座が強そうな人々が大勢いたのである。

ラジニーシのチャートから分かることは、当時、彼のもとには、社会的に成功し、内的な自己実現においても成功しようとする野心的な人々が悟り(エンライトメント)を求めて、彼のもとに集まったということである。

彼らの中には、金持ち(富豪)や社会的成功者がたくさんいたので、ラジニーシはそうした弟子たちの寄付(8室)によって、コミューンを建設し、経済的に何ら困ることはなかったようである。

一時期、彼はロールスロイスを何百台と所有していたということから、彼が弟子たちから得た金額は相当なものである。

これは射手座の高みに上昇する、跳躍力、爆発力から来るものであり、桁違いの成功をもたらすのは、この射手座の力である。

然し、この桁違いの成功は同時に転落の危険も表わしているのであり、それは彼がアメリカのオレゴン州に拠点を移して、活動を開始し、フリーセックスを説いたので、アメリカの政府当局に目を付けられ、大統領の昼食に招かれた際に、CIAに致死量に満たない毒を盛られて、体調を崩し、国外追放処分を受けて、あらゆる国から国外追放されたことに表れている。

彼の転落期の出来事である。

射手座に惑星集中しており、Amk、GK、PKなどが同室している。

ジャイミニのラージャヨーガを形成する一方、GKが同室しているので、困難も伴う配置であると解釈できる。

AKとAmkの位置関係が6-8の関係であることも、活動には困難が伴うことを表している。

彼がアメリカ政府当局に逮捕されて、国外追放されたのが1985年でその頃から、
チャラダシャーが蟹座に移行して、AmkやGK、PKなどが6室に位置しているため、
大体、彼の人生が困難になった時期と一致している。

その前は、獅子座の時期であったが、獅子座からみるとAmkやPKは5室である。
従って、彼のコミューンでの活動は発展したが、GKが同室しているので問題も伴ったと思われる。

またAmk、PK、GKが8室にアスペクトしていることも問題である。

Amkがラグナから8室に在住して、GKと同室していることが彼の人生の上昇と転落をよく表している。

ラジニーシは射手座に惑星集中して、そのすべての惑星が双子座にアスペクトしており、彼の講話におけるユーモアやジョーク、心理学や禅に関して引用する豊富な知識は、この双子座の強さから来るものである。

彼は読書家であり、当時のエサレン研究所などとも交流があり、精神分析や行動科学などの西洋のアカデミックな最新の研究成果にも詳しかったようである。

こうした双子座の強さが、悟り(エンライトメント)に対する知識人たちをも満足させるような知的なアプローチをもたらしたと思われる。

このラジニーシのメディテーション・リゾートに来て、思ったことは、

ここにはラジニーシが生きていた時の強烈さはもう存在しないということである。

昔、サニヤシンだった人々と交流するための社交場のようになっているようであった。

悟りを得たり、高度な理解に到達したり、何らかの業績を達成しつつある非凡な人物の元に、人々が集って来て、新しいものを創造し始め、やがて組織化され、どんどん活動の規模が大きくなっていくという宗教や大学などの研究機関、実業界など、あらゆる領域で見られる成長する生きたプロセスは、このリゾートにはもう存在していないようだった。

それらは、ラジニーシがまだ生きている時に身近で活動した人間たちが経験したことであり、当時の彼らにとって毎日が新鮮で冒険や危険に満ちたものだったに違いないと思われる。

特に射手座で表わされる人々の集団であるため、毎日が非常にダイナミックで変化に富んでいたと思われる。

今はそうしたなつかしい時代をしのぶサニヤシン達の社交場になっているようであり、

リゾートと名がつくとおり、プールサイドで水着を着て寝そべってくつろいでいる姿がよく見られた。
















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