ビットコイン革命 Part 1 <出会い>

今年の2月、3月頃、私はyoutubeで、ビットコインに関する動画を視聴していた。

中国人たちが、人民元安に嫌気がさし、ビットコインを買っているというドキュメントである。

ミュージシャンがビットコインの歌を歌い、何かビットコインに人生の希望を見出しているようなそのような雰囲気であった。





ビットコインに関しては、マウントゴックス事件で、名前だけは知っていた。

マウントゴックス社のサーバーのウォレットに保管されていた114億円分のビットコインが消失したと2014年2月28日当時、騒がれていた。

それで名前だけは知っていたが、この事件から感じたことは、ビットコインという胡散臭いデジタル通貨で何か巨額の盗難事件が発生しているという印象だけであった。


マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失
2014/2/28 日本経済新聞

 インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」を運営するMTGOX(東京・渋谷)が28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日受理されたと発表した。債務が資産を上回る債務超過に陥っていた。顧客が保有する75万ビットコインのほか、購入用の預かり金も最大28億円程度消失していたことが判明した。

MTGOXのマルク・カルプレス社長は28日夕の記者会見で「ビットコインがなくなってしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。消失したのは顧客分75万ビットコインと自社保有分10万ビットコイン。金額にして「114億円程度」としているが、他の取引所の直近の取引価格(1ビットコイン=550ドル前後)で計算すると、470億円前後になる。

 流動負債の総額は65億円で「債務超過の状態にあると判断した」という。同社は25日昼ごろからサービスを停止していた。顧客12万7000人の大半は外国人で、日本人は0.8%、約1000人という。

 民事再生法の申請に至った理由は、「ビットコイン」と「預かり金」の消失で負債が急増したため。2月初旬、システムの不具合(バグ)を悪用した不正アクセスが発生し、売買が完了しない取引が急増。「バグの悪用により(ビットコインが)盗まれた可能性が高い」と判断した。

さらに、2月24日、利用者からの預かり金を保管する預金口座の残高が最大で28億円程度不足していることも分かった。「今後膨大な取引を調査する必要がある」。原因はおろか確かな金額も確定できていないという。会社の経費などに使われた可能性もありそうだ。

 同社は「被害届の提出と刑事告発を検討している」と説明した。


マウントゴックス社CEOのマルク・カルプレスは、その後、警視庁に逮捕され、彼自身がこのビットコインの114億円の盗難に関わっていた容疑で逮捕、起訴されている。

そして、2016年7月14日に保釈されているが、現在、公判中で、真相は今だに分からない。


ビットコイン取引所運営の社長保釈 消失事件
2016/7/15 1:45 日本経済新聞

 仮想通貨ビットコインが大量に消失したとされる事件で、業務上横領罪などに問われた取引所運営会社社長のマルク・カルプレス被告(31)が14日、保釈された。東京地裁が13日に保釈を認める決定をし、被告は保釈保証金1千万円を納付した。カルプレス被告は昨年8月に逮捕、その後起訴され、地裁で公判前整理手続きが続いている。〔共同〕


世間的にはこの事件によって、ビットコインは信用できないという通念が成立したようだが、実際は違っていたのである。


最近、何冊かのビットコインの専門書を読み、このビットコインを支えているブロックチェーンという仕組みが、インターネットを支えている基幹技術と同じ位に堅牢で強固な信頼性の高い仕組みであると分かったのである。


この仕組みについて理解しない限り、ビットコインの信用性については理解できない。


暗号やITの専門家レベルでなくても、概念的にこれらの仕組みの大まかな所は理解する必要があるのである。




【ビットコインの仕組み】



ビットコインを運営しているのは、マイナーと呼ばれるP2P(Peer to Peer)でつながれたコンピューター事業者たちである。


P2Pというのは、中央にコンピューターが存在しない対等なコンピューター同士のネットワークである。


これはコンピューターの所有者であれば誰でも参加することができる。


このマイナーと呼ばれるコンピューター事業者たちが、10分毎のビットコインの全取引を計算し、ブロックという単位で鎖のように繋げていくのである。


その時に各々のブロックの計算を最初にやり遂げた事業者にビットコインが支払われるのである。


この作業をマイニング(mining:採掘)と呼び、金鉱で、金が採掘されることに比喩されている。


つまり、ビットコインは金本位制度に似せて設計されている。


金本位制度の元では、通貨が金と交換可能であるため、金の発掘量(世界に存在する金の量)に合せた通貨しか発行できない。


マイナーに支払われるビットコインは、4年毎に半減し、上限2100万ビットコインと決まっており、そのため、際限のないインフレは抑制されている。



ビットコインの取引をブロックという単位で計算し、鎖のようにつなげていく仕組みをブロックチェーンと呼ぶが、これはお互いに顔の知らない十分には信用できない人間同士が、共同作業で、ビットコイン全取引の計算を行っていく仕組みである。


それぞれのマイナーは、ただビットコインという報酬が欲しくて、コンピュータ資源を投じて、計算をしているのである。


そして、そのような利己的な動機で参加していたとしても、ビットコインの全取引は、それぞれのマイナーがビットコイン欲しさにブロックごとの計算をしていくことで、正しい取引記録を保持したブロックチェーンが生成されていくのである。


この正しいブロックチェーンの生成が確実に行われていくことで、ビットコインの二重使用が防がれている。


つまり、ブロックチェーンというものは、それぞれのマイナーの協力によって、生み出されるというよりも競争によって生み出されるのである。


ピアツーピア(P2P)でつながれたマイナーの作業によってビットコインの全取引記録の台帳が作成され、全マイナーによって共有されて保持されることになる。


どこか一か所で、マイナーのサーバーがダウンなどしても他のマイナーたちが同じ台帳を保持しているので、滞りなく台帳の管理、維持は継続されていくのである。


もし電子通貨の仕組みを一企業が、保持しようとしたら、中央に巨大なコンピュータシステムを保持し、そこにあるデータベースに対して、各利用者が、アクセス(トランザクション)して、お金の出し入れをする仕組みとなるが、このような中央集中型の台帳管理だと、このコンピューターシステムを維持管理するのに莫大なコストがかかるのである。


然し、こうしたマイナー同士のP2Pネットワークによる作業であれば、コストは非常に安く抑えられるのである。


そのブロックで生成されたデータをハッシュ関数に通して得られたハッシュ値を次のブロックの計算に組み込むため、データを改竄などする場合、鎖のようにつなげられた全ブロックを遡って改竄し、更に後に続くブロックの計算をやり遂げて、既にブロックを計算している善意の事業者の計算スピードを越えなければならないので、実質的に改竄は不可能であると言われている。


従って、ビットコインの二重使用などは事実上不可能なのである。



つまり、人間が利己的に利益を追求し、合理的な行動を取るという人間の性質を利用し、非常に正確で、正しい取引記録を生成する仕組みなのである。



性悪説により、合理的な人間の行動を上手く利用する仕組みである。



中央で管理する管理者がいないことから、この設計思想は、リバータリアニズム(自由至上主義)であり、参加しているプログラム開発者には無政府主義者もいると言われている。



本来、お金というものは、中央銀行が発行、管理してきたのであるが、それを民間の個人が勝手に始めたビットコインというピア2ピア型・決済システムが、強固な信用力を得てしまったというのは驚きである。


こうした暗号通貨の使用が広まってくれば、中央銀行が貨幣供給量をコントロールして経済の舵取りを行なうことが出来なくなる。



本来、通貨というものは、中央銀行(ほぼ政府に近い)が発行して管理してきたものだが、それを一般の市民が勝手に通貨を発行し、市民同士のピアツーピアによる接続で、決済システムを勝手に運用しているのである。


そして、それを利用する人がどんどん増えており、ATMでお金を両替したり、お店で物品やサービスを購入できたり、航空券を買えたりし始めた訳である。



そのシステムはインターネットの存在と同じぐらい堅牢であり、その運営を政府は禁止することが出来ない。


インターネットの仕組みは、どこの国の政府も停止することが出来ない分散自立型のシステムである。


そして、そのインターネットの仕組みの上で、市民同士がピアツーピアで勝手に運営している暗号通貨とその決済システムを政府は止めることが出来ないのである。


出来たとしてもその使用を法律で禁止することぐらいである。


現在、中国政府は、銀行で暗号通貨を取り扱うことを禁じているが、その運営自体を止めることは困難である。


それはインターネットを停止するのと同じくらい困難である。



話を元に戻すが、今年の2月、3月頃、私はyoutubeで、ビットコインに関する動画を視聴し、中国人たちが、人民元安に嫌気がさし、ビットコインを買っているというドキュメントを見たことを記したが、マウントゴックスの事件で、暴落したビットコインが、再び、上昇し、値段を上げていることを知った。

中国人のミュージシャンがビットコインの歌を歌い、何かビットコインに人生の希望を見出しているようなそのような雰囲気に興味を持った。


そして、いろいろ専門書を読んで、ビットコインを調べているうちにこれは革命的な技術であることが分かってきた。


世界を仕組みや、マネーシステムを変えてしまうかもしれない革命なのである。


中国の貧しい若者たちが、ビットコインに希望を見出している姿を見て、私はこれが革命なのだと分かったのである。



つまり、ビットコインを買うことは中央銀行の支配に逆らうことであり、中央銀行に支配されない新しい経済の仕組みを作りを手伝い、それを支援することに等しい革命運動なのだと分かったのである。



今、世界は大きな地殻変動を迎えており、マネーシステムが大きく変化しようとしているのである。



この大変動の時に今までの価値観で生きている人は、これまで通り、お金を銀行に預け続けると思われる。


しかし、このマネーシステムの変化は既に後戻りできない大きな流れであり、既に起こりつつある未来である。



このビットコインと、それを支えるブロックチェーンというピアツーピア型の分散型台帳技術の価値を見極め、それに先行投資していく人は、時代のリーダーとして、大きな経済的自由を約束されるのである。

それは革命を理解し、支えたことの報酬である。



私自身もこうしてyoutubeの動画を見て、いろいろ調べた上で、ビットコインの可能性というものが分かってきた。


ビットコインを自分でも購入してみようと考え、試しに口座を開こうと考えたのである。


そして、遂に2017/3/14に私はビットコインの両替所であるビットフライヤーに口座を開いたのである。(続く)



















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