スティーブジョブズについて

スティーブジョブズが死去して、著名人や一般大衆が追悼の意を盛んに表明しているが、彼の功績というのは、コンピューターを機能的にも外観的にも美しい道具として世界に普及させたことである。

あるいは、スティーブジョブズの本質はデザイナーであり、最も評価されるのは、人間がパーソナルコンピューターや音楽通信デバイスを便利にファッショナブルに使いこなす未来社会を予見し、そのライフスタイルをデザインした点である。

まだコンピューターが何の役に立つのか、一般大衆には分からなかった時代に大衆向けのパーソナルコンピューターの開発に情熱を注ぎ、最もユーザーが使いやすく、また仕組みを意識しないで、便利に使えるものにした。

その美意識とこだわりからは、本物の物づくりの精神が伺い知られる。


特にスティーブジョブズはプログラミングの優れた知識がある訳でもなく技術者としては下級に属するのであるが、経営手腕や、有能な人材を使って、自分のイメージする製品を形にすることが出来た。

人間が便利にPCを使いこなし、それをファッショナブルに美的に使うという最終イメージは豊かであった。

それらはマッキントッシュの美しいフォントであったり、ipadを使って電子書籍をスタイリッシュに読む姿だったり、ipodで音楽をカジュアルに聴いたり、都会的でアウトドアな若者たちがそれらを使っているだけで、かっこいい、それらを持っているだけで、ファッションになるような類の製品群に見られる。

アップルが初期に情熱を注いで完成させたMacintoshはデザイナーや出版業界から根強い人気を得ていたり、また、最近では孫正義がiphoneを導入したことで、契約者数を大幅に増やしていることが知られる。

今あるような大衆が便利に使うパソコンはスティーブジョブズの影響によって生み出されたようなものであり、当時、ライバルであったIBM社のパソコンよりも機能的にもデザイン的にも優れていたことがよく分かる。

スティーブジョブズは単なる計算機をまるでスポーツカーのように美的で満足感を与える芸術作品に変えてしまったと言える。その芸術性は単なる外観だけに留まらず、機能性や使いやすさなどの内容にまで及んでいる。
コンピューターを使う人間のライフスタイルをデザインしたということが出来る。

そうした彼のアイデアや創造性は、3、10室支配でヴァルゴッタマの金星が5室に在住していたり、テクニカルプラネットのラーフがその金星に接合して、さらに5、8室支配の木星が11室から5室にアスペクトバックし、高揚する7室支配の土星が3室から5室にアスペクトして5室に土星と木星のダブルトランジットを形成する、そうした強い5室がもたらしたものだと分かる。

つまり、金星と木星が5-11室の軸でヴァルゴッタマで相互アスペクトして強力であり、またその5室は射手座である。

人間のパソコンを使いこなすライフスタイルを非常に射手座の高い目標と跳躍力で目指したのである。

射手座ラグナの人は、ラグナロードが同時に4室を支配するからか、人生で成功して早期にリタイアしたら、快適な家や、スポーツカー、ヨットなど、家や乗り物の獲得に夢中になるのである。

彼が生み出したmacintosh、マウス、ipod、iphone、ipadなどは、ヨットやスポーツカーを彷彿とさせる美しい外観に包まれている。

それらは金星が射手座に在住していたからだと思えるのである。

5室の金星にテクニカルプラネットのラーフや土星がアスペクトしているので、デジタルデザインやアニメーションなどにおける才能を表していて、そこに理想主義の木星や具体化の土星がアスペクトして、彼のデザインセンスを実際に作品として完成させる能力を表している。

またこの5室は演劇的才能や教師としての教える能力も示しており、彼がプレゼンの達人であることはこの配置がもたらしている。

彼がアップルから追い出されて自分で創業したNEXT社のNEXTSTEPというOSを次世代MAC OSとして、アップル社に売り込んだ時のプレゼンが素晴らしかったそうであるが、この時にこの製品の良い面も悪い面もすべてさらけ出し、技術者の力も借りて完璧なプレゼンテーションを行なったそうである。

その辺りの誠実な姿勢は木星のアスペクトがあったからか、プレゼンが単なるセールスプロモーションであるばかりでなく、教育であったことを表すものである。

彼の教師としての側面は10室支配の金星にヴァルゴッタマの木星がアスペクトしていることによるものである。

その金星にラーフが接合しているので、デザイン、美術といっても、デジタルな分野におけるものであったと理解できる。

スティーブジョブズはその他にルーカスフィルムのコンピュータ関連部門を1000万ドルで買収し、ピクサー社として独立させ、CEOに就任しているが、そのピクサー社でコンテンツ制作を提案して、全編コンピュータ・グラフィックスのアニメ映画『トイ・ストーリー』が完成し、その公開直後にピクサー社は株式を公開して、多額の資産を手にしている。

ここで分かることは5-11室の軸で、強力なダナヨーガを形成している人は、創作物(5室)を世に出すことによって、そこから大きな収益を上げるということである。

5室は投資であり、アイデアを形にする企業活動に投資して、そのアイデアが形になった途端に莫大な利益を得ている。一番、分かりやすいのは創業して新規公開株式が値上がりするという形である。

そして、ピクサー社がディズニーに買収されたことにより、ディズニー社の個人筆頭株主になり、ディズニーの役員に就任しているが、スティーブジョブズはこのことからアニメーションの製作者でもあるということが理解できる。

5室に在住する金星が土星やラーフといったテクニカルプラネットの影響を受けることは明らかにコンピューターグラフィックスやアニメーションなどを表している。

こうして見てくると、スティーブジョブズは、デジタル分野における一流のデザイナーであり、デジタルデバイスを使いこなす人間のライフスタイルをデザインした功労者ということができる。
















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